JP3075510B2 - 基板の研磨方法および装置 - Google Patents

基板の研磨方法および装置

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JP3075510B2
JP3075510B2 JP1052396A JP1052396A JP3075510B2 JP 3075510 B2 JP3075510 B2 JP 3075510B2 JP 1052396 A JP1052396 A JP 1052396A JP 1052396 A JP1052396 A JP 1052396A JP 3075510 B2 JP3075510 B2 JP 3075510B2
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    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/11Lapping tools
    • B24B37/20Lapping pads for working plane surfaces
    • B24B37/26Lapping pads for working plane surfaces characterised by the shape of the lapping pad surface, e.g. grooved
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/04Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces
    • B24B37/042Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces operating processes therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には、集
積回路の製造中に行われる化学機械研磨作業に関し、特
に、集積回路を有する半導体ウェハおよびチップの研磨
に関するものである。この発明は、特に、改善された研
磨制御を可能にする研磨パッド構造および研磨作業に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】化学機械研磨(chemical−me
chanical polishing;CMP)は、
Westech372/372M polishers
のような市販の研磨機で、半導体ウェハおよび/または
チップの処理工程において行われる。標準的なCMPツ
ールは、円形研磨テーブルと、基板を保持する回転キャ
リアとを有している。
【0003】一般に、CMPは基板表面を均一に研磨せ
ず、材料除去は不均一に行われる。たとえば、酸化物研
磨の際には、ウェハの端部が、ウェハの中心部よりも速
く研磨されるのが普通である。この現象に対する理由
は、明らかではないが、研磨パッドの不十分なスラリ・
カバレジ、および/または研磨パッドの弾性不良、およ
び/またはウェハ・キャリアの形状が原因と考えられ
る。
【0004】成功した例は少ないが、CMPにより基板
から材料を均一に除去する種々の方法が試みられた。た
とえば、パッド調整を用いて、スラリ・カバレジが改善
された。しかし、調整装置は、パッド上に大きな粒子を
残留させ、この粒子が基板上にスクラッチを生じさせ
る。ウェハ・キャリアの形状を変えることもできるが、
或る研磨パッドで良好に働く形状は、他のパッドでは良
好に働かないかもしれない。さらに、ウェハ・キャリア
の形状の変更は、異なる研磨パッドおよびまたはプロセ
スが用いられる2テーブル・プロセスの使用を排除する
ことがある。
【0005】さらに、研磨パッドが、パッドにわたって
一様なパターンの穴またはエンボス領域を有し、スラリ
がパッドの表面に分散するようにすることは、一般的で
ある。パッドにわたる連続パターンは、研磨作用に何ら
かの改善を与えるが、基板にわたって中心部から端部へ
の研磨の変動を修正するものではない。
【0006】また、基板の所望部分を、他の部分よりも
速い速度で研磨するように、CMP除去プロファイルを
制御するのは難しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したところから明
らかなように、半導体ウェハおよび/またはチップのよ
うな基板からの材料の除去を制御して、基板にわたって
一様な表面を実現し、あるいは基板の異なる部分から材
料を異なる速度で除去できるようにする方法および装置
が必要とされる。
【0008】この発明の目的は、半導体ウェハまたはチ
ップのような基板を均一に研磨して、材料を除去するた
めの、研磨パッドおよび方法を提供することにある。
【0009】この発明の他の目的は、基板から材料を除
去する速度を制御する方法および装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、化学
機械研磨に用いる研磨パッドを変形して、研磨に際しパ
ッド表面の異なる位置に異なる圧力を加えることを可能
なようにする。特定の実施例では、研磨パッドは、研磨
面に隆起領域と非隆起領域とを有するように構成され
る。研磨の均一性および研磨速度を、研磨パッドの構造
およびその選択によって、調整および制御することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、隆起部分である全周リ
ングを有する研磨パッド10の側断面図を示す。このパ
ッドの側断面図において、全周リングは、2つの隆起領
域12,14を形成している。この明細書を通じて、他
に特に説明がなければ、側断面図において、同一の番号
が付与された2つの隆起領域が、全周リングの隆起領域
を示すものとする。隆起領域12,14は、種々の装置
によって作成することができる。図1は、特に、研磨面
13とは反対側でパッド10内に埋込まれたシム11の
使用を示している。
【0012】図2は、図1の研磨パッド10および半導
体ウェハ16の概略平面図である。図示のように、研磨
パッド10は、100mm〜180mmのパッド半径内
にある全周リングの隆起部18(図1に隆起領域12,
14として示される)を有している。図2からわかるよ
うに、ウェハが研磨パッドの中心と決して交差しないよ
うに、ウェハ16の中心は、大体において、研磨パッド
の中心から離れて配置されている。さらに、CMPにお
いては、ウェハが研磨パッドに対して振動するのが普通
である。図2に示されるように、ウェハ16は、端20
での第1位置と端22での第2位置との間で振動する。
たとえば、振動は約±15mmであるが、振動量は大き
く変動し、以下に説明するように或る例では0mmとな
る。
【0013】異なる研磨速度を与え、所望の厚さプロフ
ァイルを与えるために用いることのできるパターンの例
を、図3および図4に示す。特に、図3は、ウェハの中
心部での研磨速度を増大させ、および/またはウェハの
端部での研磨速度を減少させるのに用いることのできる
可能な構造の側断面図を示す。図3は、研磨パッド32
の隆起領域30と、ウェハ40のおよその相対位置とを
示している。図からわかるように、ウェハ40の中心部
で高速の研磨を行うためには、ウェハ40の中心部が研
磨パッド32とより接触するように、隆起領域30が研
磨パッド32に設けられている。
【0014】図4は、ウェハ40の中心部が研磨される
約70mm〜200mmの半径内で、隆起領域30が研
磨パッド32に設けられている状態の平面図である。研
磨パッドは、ウェハ40の端部方向への領域36,38
では、隆起していない。ウェハ40は、位置42と44
との間で振動するように、示されている。
【0015】図5は、テーブルの半径に対する、ウェハ
40の正確な位置を示すために用いられるウェハ位置グ
ラフの例である。このグラフを用いて、所望の方向のウ
ェハ40の研磨速度を増大および/または減少させるの
に必要な隆起領域30のサイズと位置を決定することが
できる。グラフに示すように、ウェハ40の中心部は、
41の点で示されるように約135mmのテーブル半径
に、配置される。振動すると、ウェハの中心部は、それ
ぞれ43,45の点で示されるように、125mm〜1
50mmの間を変化する。
【0016】図6および図7は、研磨パッド52の異な
る隆起構造を示す。図6および図7の構造を用いて、基
板の中心部での速い研磨を修正する、換言すれば、基板
の端部での研磨速度を増大させることができる。図6に
示すように、シム55または他の機構を用いて、研磨パ
ッド52の中心部または端部にある隆起領域50,56
を形成することができる。基板54は、その中心が非隆
起領域57に配置される。
【0017】図7は、図6に示す構造の平面図である。
【0018】研磨パッドに隆起領域を設けるのにいくつ
かの可能な方法があることを理解すべきである。特に、
図6に示すように、シムを研磨テーブルに付加して、あ
るいは研磨テーブルを機械で仕上げて、研磨テーブルが
隆起領域を有するようにすることができる。研磨パッド
内に隆起領域を形成することもできる。図8に示す特に
柔軟性のある方法は、化学機械研磨テーブル62に、研
磨パッド60の下側のテーブル内を上下に動くことので
きるピストン・アレイ64を設けている。この方法は、
隆起領域パターンを、容易かつ迅速に変更することを可
能にする。さらに、図8に示す構造を用いて、基板表面
にわたる研磨の速度を動的に制御および調整することが
できる。
【0019】この発明の特定の応用においては、研磨パ
ッド構造を選択して、中心部と端部との除去速度の差を
排除することができる。この例では、260mmの半径
を有する円形テーブル上で、研磨が行われる。用いる研
磨パッド(Rodel Politex Suprem
e)およびスラリ(Cabot SC−1;水で2:1
に希釈されている)は、市販されている。PECVDを
用いて二酸化シリコン(SiO2 )が被覆された200
mmのシリコン(Si)ウェハを用いた。以下研磨パラ
メータを採用した。すなわち、それぞれ25および20
RPMのテーブル回転速度およびウェハ・キャリア回転
速度、0.42kg/cm2 (6lb/in.2 )、1
50sccmの流量である。ウェハの中心部は、テーブ
ルの中心から135±15mmの位置で、6mm/秒の
振動速度で研磨された。研磨の前後で、酸化物の厚さを
測定した。
【0020】図9は、研磨パッドが隆起領域を持たない
従来の標準的な方法を用いて、上述の条件下で基板を研
磨した場合の、ウェハ表面にわたる材料除去の速度を示
す。3つの異なるウェハに対する結果が与えられ、同様
の効果を示している。グラフに示されるように、すべて
の3つのウェハに対する、酸化物の最大除去速度が、ウ
ェハの中心から80mmのところで観測された。この位
置で、除去速度は、ウェハの中心部での除去速度よりも
20%大きかった。
【0021】この発明にしたがって研磨パッドに変更を
加えたことを除いて、上述した同一の条件を用いて、第
2の実験を行った。この特定の例では、図10に示すよ
うに、0.48mmの厚さを有するシム70を、平坦研
磨テーブル上に、パターン状に設けた。次に、研磨パッ
ド72を、シムの上部に設けて、シム・パターンに対応
する隆起領域74,76をパッドに形成する。図12の
グラフは、テーブル半径に対する隆起領域の位置を示し
ている。このグラフからわかるように、テーブル半径0
mm〜65mmおよび95mm〜230mmに、隆起領
域が設けられている。
【0022】図11は、95mm〜230mmのテーブ
ル半径に設けられた、大きなリング隆起領域74を示す
略平面図である。この隆起領域は、ウェハの中心部すな
わちウェハ半径の0mm〜25mmでの研磨速度を増大
させ、ウェハの端部すなわちウェハ半径の80mm〜1
00mmでの研磨速度を減少させるように設けられる。
テーブル76の中心部にサークル(テーブル半径65m
m)が設けられて、ウェハの端部、すなわちウェハ半径
90mm〜100mmでの研磨速度を増大させる。
【0023】テーブルの端部、たとえば245mm〜2
50mmに隆起リングを付加することによって、ウェハ
半径90mm〜100mmでの研磨速度を増大させるこ
とができる。しかし、テーブルの線速度は、テーブル半
径に比例するので、研磨速度への大きな影響は、テーブ
ルの中心部での隆起領域に比べて、テーブルの端部に隆
起領域を設けることによって、得られる。この例では、
研磨速度のわずかな増大が必要とされたので、中心部の
隆起領域が、用いられた。特に、図9に示したように、
ウェハ半径94mmでの研磨速度は、ウェハ中心部に対
しかなり高い。
【0024】次に、酸化物ウェハを、図10および図1
1に示された研磨パッドを用いて研磨する。テストされ
た3つのウェハにわたる除去速度の差は、図13のグラ
フからわかるように、10%より小さい。したがって、
パッドの隆起領域は、ウェハの約80mm半径での高い
研磨速度を修正することができた。
【0025】図10および図11に示された構造を用い
て得られた厚さプロファイルをさらに改善することがで
きる。図13に示すように、最小の厚さは、ウェハ半径
で約40mmのところにある。より均一な除去プロファ
イルを得るためには、図14および図15に示される研
磨パッド構造を用いることができる。この方法では、第
1のシム70の上に追加のシム71を設け、2層の隆起
領域を形成することによって、第2の隆起領域75を作
製することができる。
【0026】研磨速度は、所望の結果を得るために異な
る組合せで用いることのできる種々のファクタに依存し
て、増大および/または減少する。第1のファクタは、
隆起領域の高さである。相対研磨速度は、隆起領域のス
テップ高さが増大するにつれて、増大する。図16およ
び図17は、2種類の研磨パッドに対するPSG除去の
相対研磨速度への、リング厚さの影響を示すグラフであ
る。図16においては、0mm,0.16mm,0.4
8mmというようにステップ高さが変わる隆起領域に対
して、ウェハの半径にわたって研磨速度を比較するの
に、Suba500研磨パッドを用いている。研磨パッ
ドの中心から100mm〜180mmに隆起領域が設け
られており、ウェハ振動は約±15mmである。図17
は、厚さが0.16mmおよび0.48mmの隆起領域
を有するPolitex研磨パッドを用いた、同様の実
験を示す。グラフに示すように、隆起領域の高さが増大
するにつれて、研磨速度は増大する。さらに、隆起領域
の高さの影響は、Suba研磨パッドを用いる場合より
もPolitex研磨パッドを用いる場合の方が大き
い。したがって、研磨パッドの種類を変えて、研磨パッ
ド速度への隆起領域の影響を変更することができる。
【0027】第2のファクタは、隆起領域の相対幅であ
る。一般に、隆起部の幅が減少するにつれて、相対研磨
速度は、圧力の増大とともに増大する。したがって、小
さい領域にはより大きい圧力が加えられるので、細い全
周リングは、太い全周リングよりも速く研磨するであろ
う。
【0028】第3のファクタは、隆起領域が、全周リン
グまたはサークル(弧は360°に等しい)、または部
分リングまたはサークル(弧は360°より小さい)の
いずれであるかである。部分リングまたはサークルを用
いて、全周リングまたはサークルに比べて、研磨速度の
増大を減衰させることができる。この影響を、デューテ
ィ・サイクルとして説明することができる。というの
は、リングのサイズは、研磨サイクルの増大割合いに相
当するからである。たとえば、全周リングの使用は、研
磨サイクルの100%にわたって研磨速度を増大させ
る。これとは対照的に、1/2リングは、研磨サイクル
の50%にわたって研磨速度を増大させ、研磨サイクル
の他の50%において研磨速度を増大させない。
【0029】図18は、1/2リング,1/4リング,
1/8リングを含む部分リングの使用の影響に対する、
全周リングの使用の影響の比較を示すグラフである。こ
れらの例では、研磨パッドの隆起リングは、100mm
〜180mmの半径内に設けられており、PSGは除去
される。グラフは、ウェハの半径にわたって、部分リン
グがより均一な除去速度を実現できたことを示してい
る。全周リングの使用により、中心部では高速の研磨が
行われ、端部では低速研磨が行われた。図19は、1/
8リングに対する除去速度を示している。
【0030】リングと隆起領域との他の組合せを用い
て、種々の所望の結果を実現することができる。図20
に示すように、1/4リングの隆起領域82が、研磨パ
ッド80の80mm〜200mmの半径内に設けられて
いる。図20に示される構造を用いて、ウェハが研磨さ
れると、図21のグラフに示すように、80mm〜90
mmの領域内を除いて、ウェハにわたる厚さの均一性は
5%内にある。ウェハの端部(80mm〜90mm)で
の低速除去速度を改善するために、図22に示すよう
に、230mm〜285mm内の研磨パッドの端部に、
隆起領域86を設けた。しかし、図23のグラフからわ
かるように、230mm〜285mm間の隆起領域は過
補償であり、ウェハの端部を多量に研磨した。ウェハに
わたっての均一性を改善する他の方法は、テーブルの端
部に部分リングの隆起領域を用いることであり、あるい
は、テーブルの中心部に全周または部分リングの隆起領
域を用いることである。テーブルの端部では、隆起領域
の高さを低くすることができる。
【0031】また、テーブルに振動の影響を与えるよう
に、研磨パッドに隆起領域を設けることができる。比較
的大きい振動速度は、ウェハにわたる除去速度の急峻な
変動を防止するのに特に有用であることがわかった。図
24は、研磨パッド90の可能な構造の隆起領域92の
側断面図であり、隆起サークルまたはリングが、テーブ
ルの中心に対してオフセットされるように、配置されて
いる。図25に示すように、研磨パッド90の隆起領域
92は、パッドの一端部に接近して、ウェハ94の外側
端部は、研磨パッドの全表面の一部にわたって研磨パッ
ドの隆起部分と接触する。この例では、研磨パッドは、
260mmの半径を有し、サークルは225mmの半径
を有し、オフセットは20mmである。オフセット隆起
サークルの使用は、テーブルの振動のオフセットを形成
することがわかった。3つの異なるウェハにわたる除去
速度のグラフを、図26に示す。ここでは、オフセット
・サークル隆起領域が研磨パッドに設けられている。隆
起領域を有さないパッドを用いた、3つの異なるウェハ
についての同一条件での比較を、図27に示す。図から
わかるように、オフセット・サークルの使用は、端部除
去プロファイルに、より均一の中心部を形成する。
【0032】構造,サイズ,隆起領域の配置の変更に加
えて、研磨パッドおよびスラリの種類は、研磨速度に影
響を与える。前述した例では、研磨パッドと用いられる
スラリとの組合せは、端部研磨速度が中心部研磨速度よ
りも速い研磨プロファイルを形成した。これらの各状況
は、隆起領域と圧力との種々の組合せを用いることによ
って、与えることができる。
【0033】他の例では、半導体ウェハは、研磨前は不
均一な厚さプロファイルを有しており、研磨後に均一な
厚さプロファイルを形成することが望まれる。この場
合、中心部から端部への研磨速度プロファイルが一様で
あっても、ウェハの特定部分で研磨速度を制御すること
が望まれる。たとえば、ウェハの中心部よりも端部での
膜が厚ければ、図3および図4に示す隆起領域パターン
を用いて、研磨後の正しいプロファイルを形成すること
ができる。
【0034】前述した例は、説明のために用いられたも
のであり、研磨パッド,スラリ,研磨キャリア,テーブ
ル・サイズの異なる組合せを、除去される膜,研磨前の
厚さプロファイル,所望の最終プロファイルに応じて、
用いることができることを理解すべきである。さらに、
これらファクタは、所望の最終プロファイルを形成する
のに用いられる隆起領域のパターンとステップ高さとの
組合せを決定する。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの隆起領域を有する研磨パッドの側面図で
ある。
【図2】この発明による化学機械研磨装置の平面図であ
る。
【図3】基板の中心部で高速の研磨を実現するために用
いられる、可能な隆起領域パターンの側断面図である。
【図4】図3に示す隆起領域パターンの略平面図であ
る。
【図5】テーブル上の基板の相対位置に対する、隆起領
域の位置を示すグラフである。
【図6】基板の端部での研磨速度を増大させるために用
いることのできる、端部および中心部に隆起領域を有す
る研磨パッドの側断面図である。
【図7】図6に示す隆起領域パターンの略平面図であ
る。
【図8】研磨パッドに隆起領域を形成するために、上下
動できるピストンを有する研磨テーブルを示す図であ
る。
【図9】従来技術を用いて基板表面から材料を除去する
速度を示すグラフである。
【図10】中心部から端部への異なる除去速度を排除す
るように設けられた隆起領域を示す研磨パッドの側面図
である。
【図11】図10に示す研磨パッドの平面図である。
【図12】基板およびテーブルの半径より決定された、
図10に示す相対リング位置を示すグラフである。
【図13】図10,図11,図12に示した研磨パッド
構造を用いた、ウェハ表面にわたる材料の除去速度を示
すグラフである。
【図14】図10,図11,図12に示した構造を用い
て得られた除去プロファイルをさらに改善するために用
いることのできる2層研磨パッドの側面図である。
【図15】図10,図11,図12に示した構造を用い
て得られた除去プロファイルをさらに改善するために用
いることのできる2層研磨パッドの平面図である。
【図16】2つの異なった種類の研磨パッドに対する、
相対研磨速度への隆起領域リング厚さの影響を示すグラ
フである。
【図17】2つの異なった種類の研磨パッドに対する、
相対研磨速度への隆起領域リング厚さの影響を示すグラ
フである。
【図18】研磨速度への、全周隆起領域リングおよび部
分隆起領域リングの使用の影響を比較するグラフであ
る。
【図19】研磨速度への、1/8隆起領域リングの使用
の影響を示すグラフである。
【図20】研磨パッドの1/4リング隆起領域を示す図
である。
【図21】図20の構造を用いた、基板にわたる相対研
磨速度を示すグラフである。
【図22】1/4リング隆起領域および全周リング隆起
領域を有する研磨パッドを示す図である。
【図23】図22の構造を用いた、基板にわたる相対研
磨速度を示すグラフである。
【図24】オフセット・リングを有して、振動の影響を
与える研磨パッドの隆起領域の可能な構造の側面図であ
る。
【図25】図24に示す隆起領域パターンの略平面図で
ある。
【図26】図24に示すオフセット・リングおよびオフ
セット無しリングで実現した除去プロファイルを比較す
るグラフである。
【図27】図24に示すオフセット・リングおよびオフ
セット無しリングで実現した除去プロファイルを比較す
るグラフである。
【符号の説明】
10,52,60,72,80,90 研磨パッド 11,55,70,71 シム 12,14,30,50,56,74,76,82,8
6,92 隆起領域 13 研磨面 16,20,40,54,94 半導体ウェハ 18 全周リング隆起部 57 非隆起領域 62 研磨テーブル 64 ピストン・アレイ 75 第2の隆起領域
フロントページの続き (72)発明者 マイケル・フランシス・ロファーロ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ミル トン ウィロウツリー ロード 435 (56)参考文献 特開 昭63−295175(JP,A) 特開 平7−211676(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 37/00 H01L 21/304 622

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を研磨する方法であって、 基板の表面を研磨パッドに接触させ、前記基板および前
    記研磨パッドの少なくとも一方を動かして、前記研磨パ
    ッドで前記基板の表面を研磨するステップと、 前記研磨ステップの際に、前記研磨パッドで、前記基板
    の表面の第1部分に、第1の値の圧力と、前記研磨ステ
    ップの際に、前記研磨パッドで、前記基板の表面の第2
    部分に、前記第1の値の圧力と異なる第2の値の圧力と
    を加えるステップと、 を含み、 前記圧力を加えるステップは、前記研磨パッドの研磨面
    に、少なくとも1つの比較的隆起した第1部分と、少な
    くとも1つの隆起していない第2部分とを有する研磨パ
    ッドを用いて行い、 前記第1部分は、前記研磨パッドの回転軸を中心にした
    360°より小さい弧として延びることを特徴とする基
    板の研磨方法。
  2. 【請求項2】前記少なくとも1つの隆起した第1部分
    を、前記研磨パッドの下側に複数のピストンを設けるこ
    とによって形成し、前記複数のピストンは、上方位置ま
    たは下方位置に配置できる、請求項1記載の基板の研磨
    方法。
  3. 【請求項3】基板を研磨する装置であって、 基板を保持するキャリアと、 前記キャリアに近接して配置された研磨パッドとを備
    え、前記キャリアおよび前記パッドの少なくとも一方を
    動かして、前記研磨パッドで前記基板の表面を研磨し、
    前記研磨パッドは、前記基板と接触する前記研磨パッド
    の研磨面に、少なくとも1つの比較的隆起した第1部分
    と、少なくとも1つの隆起していない第2部分とを有
    し、 前記研磨パッドの研磨面の前記少なくとも1つの隆起し
    た第1部分は、前記研磨パッドの回転軸を中心にした3
    60°より小さい弧として延びることを特徴とする基板
    の研磨装置。
  4. 【請求項4】前記少なくとも1つの隆起した第1部分
    を、前記研磨パッドの下側に複数のピストンを設けるこ
    とによって形成し、前記複数のピストンは、上方位置ま
    たは下方位置に配置できる、請求項3記載の基板の研磨
    装置。
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