JP3075106U - イヤホン類用装耳具およびハンズフリーイヤホン類セット - Google Patents

イヤホン類用装耳具およびハンズフリーイヤホン類セット

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JP3075106U JP2000005250U JP2000005250U JP3075106U JP 3075106 U JP3075106 U JP 3075106U JP 2000005250 U JP2000005250 U JP 2000005250U JP 2000005250 U JP2000005250 U JP 2000005250U JP 3075106 U JP3075106 U JP 3075106U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】しっかりとイヤホーン類を脱落させることなく
耳介に保持することができ、装着状態の不快感もなく外
部からの体裁もよく、携帯電話機での通話や録音情報の
聴取に好適な、軽量かつ小型なイヤホン類用装耳具およ
びハンズフリーイヤホン類セットを提供する。 【解決手段】耳介縁部70に装着するに適した形状を有
する第1片3と前記耳介縁部70の裏側に位置され前記
第1片3と協働して耳介縁部70を挟持する第2片4を
有し、前記第1片3がイヤホン近傍のコード1aに対す
る係止部5を有しており、係止部5をもってコード1a
に留め、第1片3と第2片4により耳介縁部70に交差
状に装着するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は携帯電話機や音響機器などに好適なイヤホーン類の装耳具およびハン ズフリーイヤホン類セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機で代表される携帯形移動通信機器(以下携帯電話機という)が広く 普及しているが、通話に際しては移動通信機器を片手に持つ必要がある。しかし 、自動車の運転中など両手を使って種々の動作を行なっている場合に不都合であ る。
【0003】 このため、携帯電話機のコネクタに接続されるプラグを有するコードにイヤホ ンとマイクロホンを装備した双方向通信用のハンズフリー型セットが知られてい る。 しかし、このものでは、イヤホンの耳腔内への挿込み具合のいかんによっては コードの自重や引張り力が加わったときにイヤホンが耳介から外れて、円滑な通 話を行なえなくなるという問題があった。
【0004】 この対策として、頭部を横切り得るアーチ状の支持部材の一端にイヤホンを取 り付け、他部にマイクロホンユニットを装備した「ヘッドバンド」と、適度に軟 質のフレームに耳介の裏側(耳介結節)に引っ掛け得るループないしフックを形 成したハンガーにイヤホンとマイクロホンを配した「耳掛け」がそれぞれ知られ ている。
【0005】 しかし、前者の「ヘッドバンド」は、ヘッドバンドで頭部が押圧されるので煩 わしく、また、髪の毛を乱したりする。しかも、全体が大型となるため取り扱い も面倒で、携行に不便であり、価格も高くなるという問題があった。
【0006】 後者の「耳掛け」は、耳介結節の形状や大きさに個人差があるためハンガーを ぴったりフイットさせることは相当に困難が伴い、使用中に外れてやすいという 問題がある。ことに、使用者が眼鏡を掛けている場合、眼鏡の蔓と2重なものが 耳介に掛けられることになる。このため、引掛かりが浅くなって脱落しやすくな ったり、眼鏡を外すと一緒に外れてしまうという問題があった。 また、耳介結節に沿ってハンガー部分が接触するため、不快感を生じさせやす いという問題があった。さらに、ハンガーはヘッドバンドよりは小型であるもの のいまだかなり嵩張るので、ポケットなどに収容しての携行に不便であるという 問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とす るところは、軽量かつ小型で、しっかりとイヤホーン類を脱落させることなく耳 介に保持することができ、装着状態の不快感もなく外部からの体裁もよく、携帯 電話機での通話や録音情報の聴取に好適なイヤホン類用装耳具およびハンズフリ ーイヤホン類セットを提供することにある。 本考案において、「イヤホン類」とは、少なくともイヤホンを具備し、マイク ロホンを有している場合と有していない場合の双方を含む概念である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案によるイヤホーン類用装耳具は、耳介縁部に装 着するに適した形状を有する第1片と前記耳介縁部の裏側に位置され前記第1片 と協働して耳介縁部を挟持する第2片を有し、前記第1片がイヤホン近傍のコー ドに対する係止部を有していることを特徴としている。
【0009】 また、本考案のハンズフリーイヤホン類セットは、耳介縁部に装着するに適し た形状を有する第1片と前記耳介縁部の裏側に位置され前記第1片と協働して耳 介縁部を挟持する第2片を有し、前記第1片が音声入力線の係止部を有する装耳 具と、一端に接続プラグを有し他端にはイヤホンを有するコードとを備え、前記 装耳具が係止部をもって前記コードのイヤホン近傍部位に留められていることを 特徴としている。
【0010】 係止部は閉鎖断面ではなく、一側にコードを挿脱可能な開口を有していること が好ましい。 前記イヤホーン類用装耳具とハンズフリーイヤホン類セットは、第2片が軟質 材料からなる被覆部を有しており、第1片に対し起伏可能に連結されていること が好適である。 装耳具の耳介に対する取付け部位は任意であるが、好ましくは、軟骨を内包し ている耳介縁部であり、このため、第1片3が軟骨付き耳介縁部の断面に略対応 するわん曲部を基端側に有し、第2片がわん曲部の先の延長部分内側に対応する 位置まで延びていることが好ましい。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。 図1ないし図4は本考案のイヤホン類用装耳具を携帯電話機のハンズフリーセ ットに適用した一例を示している。 1はコードであり、携帯電話機Aからの音声信号をイヤホンに伝達する入力線 1aとマイクロホンからの音声信号を携帯電話機Aに伝達する出力線1bを並列 化したものからなり、一端に携帯電話機Aのコネクタに対する接続プラグ10を 有している。
【0012】 前記コード1の入力線1aは終端まで延び、ここに軽量なイヤホン11が接続 されている。イヤホン11は耳腔内に挿入される形式を基本とするが、耳腔近傍 に配置されるミニチュア型のスピーカも含んでいる。 前記出力線1bはイヤホン11から所要距離離れた部位において軽量なミニチ ュア型のマイクロホン12が接続されている。マイクロホン12よりも接続プラ グ10側の部位には軽量な声量調整器13が接続されている。
【0013】 2は本考案によるイヤホン類用装耳具であり、前記イヤホン11の近傍の入力 線1aに取り付けられており、イヤホン類用装耳具2からイヤホン11までの距 離L1はイヤホン類用装耳具2からマイクロホン12までの距離L2よりも短く なっている。
【0014】 前記イヤホン類用装耳具2は、使用者の耳介7の縁部70の外方から内方に向 けて装着するに適した形状を有する第1片3と、前記耳介縁部70の裏面側に位 置されて前記第1片3と協働して耳介縁部70を表裏から挟むための第2片4と を有している。しかも、前記第1片3の基端部側には前記入力線1aの係止部5 が設けられている。
【0015】 本考案のイヤホン類用装耳具2は耳介7の下部に存する耳たぶ71に取り付け ることも可能であるが、もっとも好適な取付け部位は、耳たぶ71よりも上方の 軟骨72を有している部分である。それ故、この実施態様では、前記第1片3は 、基部領域に軟骨72とこれを覆う皮膚により形成されるやや内向きカール形状 の頂部輪郭に適合する曲率のわん曲部分30を有し、そのわん曲部分30は、耳 介内方の山脈状をなす隆起部分に衝突しないように直線状かまたはやや外方にカ ーブを描いた延出部31に続いている。
【0016】 前記第1片3は、比較的軽量でかつ装着時に皮膚にフイットしやすい材料と厚 さが選ばれる。その材料としては、たとえば、合成樹脂、アルミニウムやその合 金、チタンやその合金、金、銀、白金などのメタル類、あるいはセラミック類な どがあげられる。さらに、第1片3は装飾性を高めるため、表面に種々の模様を 施していたり、天然または人造の宝玉類を取り付けていてもよい。 第1片3の正面からの輪郭形状は任意であり、この実施例では矩形状をなして いるが、これに限定されるものではなく、動物、植物、天体、アニメやキャラク ターの形状をかたどったものなど種々さまざまの形状を選択しうる。
【0017】 第2片4は、前記第1片3と独立しねじなどによって第1片3に接近または後 退するものであってもよいが、操作が面倒である。そこで、この実施態様では、 第2片4を第1片3のわん曲部分30の基端に起伏可能に連結している。 すなわち、第1片3のわん曲部分30の基端に軸受部32が設けられ、これに 第2片4の基端軸部40がはめこまれることにより支持され、これにより、第2 片4は、図2で外転時においては第1片3のわん曲部分30を全開するように起 立し、内転時には先端が延出部31の内面所要部位に近接するように構成されて いる。
【0018】 第2片4は、この例では軽量化も考慮してU字状類似に加工された線条材が使 用され、これの表面に、耳介縁部裏側の皮膚との接触が強くなりすぎずしかも滑 りが抑制されるように、軟質材料からなる被覆部42が設けられている。軟質材 料は軟質合成樹脂やスポンジやゴムなどが選択適用される。軟質合成樹脂として は、たとえばシリコン樹脂などで代表される適度に粘着性を帯びた樹脂があげら れる。
【0019】 前記係止部5は入力線1aを側方から挿脱可能な開口50を一側に沿って有し ている。すなわち、係止部5は、前記第2片4の外転を阻害しない位置の第1片 3の端部に、断面U字状に類する曲成小片を一体形成するかまたは接合により一 体化されることによって構成されている。
【0020】 前記開口50の奥側は不用意な脱出を抑制するくびれ部51を介して入力線保 持に適した空間52が形成されている。この空間52は、入力線1aと適度に摩 擦的に接触し、加力しない限りは入力線1aとの相対位置が変化せず、加力すれ ば入力線1aに沿って移動することができる大きさと形状になっている。 したがって、本考案の装耳具は、保持用部5の開口50を入力線1aに対向さ せ、入力線1aがくびれ部51を通過するように押し込むことで入力線1aに取 り付けられる。
【0021】 図5は本考案の他の実施態様を示しており、耳介7の皮膚との接触がソフトで よく密着するとともに、外力が加わったときに摩擦抵抗が働くように、第1片3 の内面の全体または一部に、第2片4と同様な軟質材料からなる被覆部33が設 けられている。
【0022】 図6は本考案のハンズフリーイヤホン類セットの他の例を示しており、(a) はマイクロホン12が支持部120から分岐したやや硬質のロッド121に設け られた張り出しマイクロホンからなっている。(b)はマイクロホン12を有さ ずイヤホン11だけのコード1からなっている。いずれの場合も、装耳具2はイ ヤホン11の近傍に取り付けられる。 なお、本考案による装耳具2は図示するものでは入力線1aに1つ取り付けら れているが、複数取り付けてもよいことはいうまでもない。
【0023】
【実施例の作用】
本考案の使用法と作用を説明する。 本考案の装耳具2は、対象とするコード1のイヤホン12の近傍位置に取り付 ける。その取付けは、第1片3に設けられている係止部5の開口50を入力線1 aに対向させ、入力線1aを開口50からくびれ部51を通過するように押し込 むだけでよいため極めて簡単であり、第1片3として種々の形状やデザインのも のを用意しておくことにより、使用する状況、環境等に応じて付替ることにより 変化を楽しむことができる。
【0024】 使用にあったっては、接続プラグ10を携帯電話機Aのコネクタに挿込み、第 2片4を図2のような外転状態に起立させて第1片3のわん曲部30を全開させ る。そして、第1片3を耳介7縁部70の表面側に位置させ、わん曲部30を耳 介縁部70に当て、この状態で第2片4を倒して内転させる。 こうすれば、第2片4が耳介縁部70の裏側に押し当てられ、表側の第1片3 とで耳介縁部70を肉厚方向から挟持するため、装耳具2は耳介7に保持固定さ れる。こうした操作はほぼワンタッチで行なえる。
【0025】 上記のように装耳具2を固定したならば、あとは、イヤホン11を耳腔に押込 みあるいは耳腔近傍に位置させ、マイクロホン12が頬に沿うように延出すれば よい。 こうすれば、携帯電話機Aが受信したときに、両手がふさがっていても、イヤ ホン11により音声入力を聴取し、マイクロホン12により応答することができ る。
【0026】 図4は装耳具2の取付け位置を耳介縁部70の上部域700とした例であり、 図7は耳介縁部70の中間部位701とした例である。 上部域700と中間部位701は、いずれも図4(c)で模式的に示すように 外郭軟骨72を有しており、この外郭軟骨72の内端部分(薄くなった部分)に 第2片4が当接し、かつまた外郭軟骨72によって縁部700,701は外端ほ ど断面の肉厚が増して抜け止め部として作用することにより、さほど強く挟持力 を掛けなくても、安定的にしっかりと保持される。 したがって、イヤホン11およびマイクロホン12とそれ以降のコード部分の 重力がよくさえられ、引張り力が作用しても装耳具2が外れることがない。また 、外郭軟骨72は音響伝達効果がよいので聴覚上も有利である。
【0027】 また、装耳具2が耳腔の直近位置にあり、したがって、装耳具2からイヤホン 11までの距離が非常に短い。それゆえイヤホン11を耳腔に押込まずに外した 中ぶらりんの状態にしておいても、イヤホン11とそれに到る入力線1aの重力 を確実に受けとめることができ、顔を激しく振ったりしても装耳具は耳介から外 れることがない。したがって、通話時だけイヤホン11を耳腔に押込むめばよく なり、長時間イヤホン11を耳腔に挿入しておくことによる不快感を解消するこ とができるとともに、耳腔による通常の会話を楽に行なうことができる。
【0028】 第2片4は軟質材料からなる被覆部42を有しているため、耳介縁部70の裏 側にソフトにピッタリとフイットする。耳介縁部70接触面積が非常に小さく、 しかも中間のバネによって閉じ側に付勢されたいわゆる挟み具と違って、表側の 第1片3のわん曲部30は耳介縁部70に接するものの延長部分31は耳介に強 く接触しないので、長時間装着しても不快感や違和感を生じさせることがない。
【0029】 図5のように、第1片3の内面に軟質材利用からなる被覆部33を設けた場合 には、耳介縁部70によりソフトにピッタリとフイットするため、不快感や違和 感の発生をより的確に抑制することができ、また、摩擦による外れ止め作用が得 られるので、保持固定の確実性を増すことができる。
【0030】 本考案による装耳具2は、たとえば長さが20mm程度、幅が10mm程度、 第2片4を含む厚さが10mm程度と非常に小型でコンパクトであり、それが耳 介縁部70に交差状に取り付けられるだけであるから、耳介背後の結節部分はフ リーであり、眼鏡などを掛ける場合も全く影響がない。
【0031】 さらに装耳具2は、非常にコンパクトで図4や図7のように耳介縁部70に交 差状に取り付けられるため、固定具ではなくあたかも装飾品を付けているかのよ うな外観を呈し、体裁がよい。第1片3の形状や材料等を選択することにより装 飾品として美観を高いものにすることができる。 そして、コンパクトかつ軽量であるから、使用しないときには、くるくるとコ ードを丸めてポケットなどに収容して携行することができる。
【0032】 また、係止部5がコードを挿脱可能な開口50を一側に沿って有し、開口50 によって入力線1aから着脱できるから、イヤホン11を右の耳で使用する場合 と左耳で使用する場合とで第1片3の向きを簡単に変えることができる。したが って、1種類で対応でき、経済的である。
【0033】 本考案はまた場合によっては図8のように、耳たぶ71に装着することもでき る。この場合、耳たぶ71は軟骨がなく肉片のみで縁部に近づくほど薄肉になっ ているため、前記した軟骨部分に装着する場合に比べて支持固定力は弱くなるが 、コードの重力により外れる懸念はない。
【0034】
【考案の効果】
以上説明した本考案の請求項1によるときには、耳介縁部70に装着するに適 した形状を有する第1片3と前記耳介縁部70の裏側に位置され前記第1片3と 協働して耳介縁部70を挟持する第2片4を有し、前記第1片3がイヤホン近傍 のコード1aに対する係止部5を有しているので、係止部5により携帯電話機な どのハンズフリー用イヤホンセットのコードに取付けることができ、耳介7の縁 部70に交差状に第1片3を位置して第2片4とで保持固定させることができる 。このため、小型でありながらイヤホーン類を脱落させることなくしっかり保持 することができ、装着状態の不快感もなく体裁もよく、非常に小型であるため携 行に便利であるというすぐれた効果が得られる。
【0035】 請求項2及び請求項5によれば、第2片4が軟質材料の被覆部42を有してお り、第1片3に対し起伏可能に連結されているので、第2片4を倒すだけで耳介 7への装着をワンタッチで行なうことができ、また、耳介縁部裏側の皮膚の接触 が強くなり過ぎずしかも滑りにくいように耳介縁部70の裏側にソフトで密着す るので装着感がよいとともに、外れを確実に防止することができるというすぐれ た効果が得られる。
【0036】 請求項3及び請求項6によれば、係止部5がコードを挿脱可能な開口50を一 側に沿って有しているので、コード1に対する取付け取外しを簡単に行なうこと ができ、かつ1種類で右耳と左耳への適用することができるというすぐれた効果 が得られる。
【0037】 請求項4によれば、耳介縁部70に装着するに適した形状を有する第1片3と 前記耳介縁部70の裏側に位置され前記第1片3と協働して耳介縁部70を挟持 する第2片4を有し、前記第1片3が音声入力線1aの係止部5を有する装耳具 2と、一端に接続プラグ10を有し他端にはイヤホン11を有するコード1とを 備え、前記装耳具2が係止部5をもって前記コード1のイヤホン近傍部位に留め られているので、次のようなすぐれた効果が得られる。
【0038】 小型な構造でイヤホン11を耳介7に確実に保持しておくことができ、イヤホ ン11とそれに到るコード部分は耳腔に近い位置にて安定して吊られるから、イ ヤホン11を耳から外しても落下してしまうことがなく、イヤホン11を通話の ときにのみ簡単迅速に耳腔に位置させることができる。 第1片3と第2片4は耳介縁部70と交差状に取り付けられる小型なものであ るから、眼鏡を使用しても全く支障を来さない。 第1片3と第2片4は耳介縁部70と交差状に取り付けられる小型なものであ るから、体裁がよくあたかも耳の装飾品のような印象を与えることができ、使用 しないときには全く嵩張らず、ポケットなどにコンパクトに収納して携行するこ とができる。
【0039】 請求項7によれば、第1片3が軟骨付き耳介縁部700,701の断面に略対 応するわん曲部30を基端側に有し、第2片2がわん曲部の先の延長部分31内 側に対応する位置まで延びているので、軟骨を有する耳介縁部部分700,70 1の外郭軟骨の内端部分に第2片4がしっかりと当たり、さほど強く挟持力を掛 けなくても安定的にしっかりと固定することができるというすぐれた効果が得ら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による装耳具とこれを適用したハンズフ
リーイヤホン類セットの一例を示す斜視図である。
【図2】本考案による装耳具の拡大側面図である。
【図3】本考案による装耳具の拡大背面図である。
【図4】ハンズフリーイヤホン類セットの使用例を示し
ており、(a)はその側面図、(b)は部分的拡大図、
(c)は要部断面図である。
【図5】本考案による装耳具の他の例を示す縦断側面図
である。
【図6】(a)は本考案を張り出しイヤホンタイプのハ
ンズフリーイヤホン類セットに適用した例を示す斜視
図、(b)は音響機器用のハンズフリーイヤホン類セッ
トに適用した例を示す斜視図である。
【図7】本考案による装耳具の取付け位置の他の例を示
す側面図である。
【図8】本考案による装耳具の取付け位置の他の例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 コード 1a 入力線 2 装耳具 3 第1片 4 第2片 5 係止部 7 耳介 10 接続プラグ 11 イヤホン 12 マイクロホン 30 わん曲部 33,42 被覆部 50 開口 70 耳介の縁部 700,701 軟骨付き耳介縁部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】耳介縁部70に装着するに適した形状を有
    する第1片3と前記耳介縁部70の裏側に位置され前記
    第1片3と協働して耳介縁部70を挟持する第2片4を
    有し、前記第1片3がイヤホン近傍のコード1aに対す
    る係止部5を有していることを特徴とするイヤホン類用
    装耳具。
  2. 【請求項2】第2片4が軟質材料からなる被覆部42を
    有しており、第1片3に対し起伏可能に連結されている
    請求項1に記載のイヤホン類用装耳具。
  3. 【請求項3】係止部5が一側にコードを挿脱可能な開口
    50を有している請求項1または請求項2に記載のイヤ
    ホン類用装耳具。
  4. 【請求項4】耳介縁部70に装着するに適した形状を有
    する第1片3と前記耳介縁部70の裏側に位置され前記
    第1片3と協働して耳介縁部70を挟持する第2片4を
    有し、前記第1片3が音声入力線1aの係止部5を有す
    る装耳具2と、一端に接続プラグ10を有し他端にはイ
    ヤホン11を有するコード1とを備え、前記装耳具2が
    係止部5をもって前記コード1のイヤホン近傍部位に留
    められていることを特徴とするハンズフリーイヤホン類
    セット。
  5. 【請求項5】第2片4が軟質材料の被覆部42を有して
    おり、第1片3に対し起伏可能に連結されている請求項
    4に記載のハンズフリーイヤホン類セット。
  6. 【請求項6】係止部5が一側にコードを挿脱可能な開口
    50を有している請求項4または5に記載のハンズフリ
    ーイヤホン類セット。
  7. 【請求項7】第1片3が軟骨付き耳介縁部700,70
    1の断面に略対応するわん曲部30を基端側に有し、第
    2片2がわん曲部の先の延長部分31内側に対応する位
    置まで延びている請求項4ないし請求項6のいずれかに
    記載のハンズフリーイヤホン類セット。
  8. 【請求項8】コード1が中間にマイクロホン12を有し
    ている請求項4ないし請求項7のいずれかに記載のハン
    ズフリーイヤホン類セット。
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