JP3074928U - 家 具 - Google Patents

家 具

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JP3074928U
JP3074928U JP2000005054U JP2000005054U JP3074928U JP 3074928 U JP3074928 U JP 3074928U JP 2000005054 U JP2000005054 U JP 2000005054U JP 2000005054 U JP2000005054 U JP 2000005054U JP 3074928 U JP3074928 U JP 3074928U
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lid
furniture
moving body
mounting shaft
opening
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JP2000005054U
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Inventor
伸和 矢入
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ヤイリ家具株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】化粧品類の小物の収納にあって、ワンタッチ操
作により家具本体の外部へ引き出して使用できると共
に、簡便に収納して小物などが家具本体から露出するこ
とがない家具を提供する。 【解決手段】家具本体1の適所に上部に開口部9を有す
る収容空間部2を設け、この収容空間部2内へ昇降ガイ
ド10に沿って上下自在となるように移動体3を設け
て、収容空間部2における開口部9へ回動手段15によ
り回動自在に蓋体4を設けると共に、この蓋体4と移動
体3とへ蓋取付軸16と移動体取付軸17とによりそれ
ぞれ連結リンク5を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小物類を簡単に出し入れすることができ、非使用時は家具本体内に 簡便に収納しておくことができる家具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鏡台において、化粧品類の収納にあっては、引き出しや扉内などの引き 出しに仕舞っておくものであるが、毎日使用するものは、その出し入れが面倒と なるため、得てして天板上に出しっぱなしにしておくことが多く、その上部が片 付かないと共に、散らかって外観上の体裁が甚だ悪いものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記した問題点を解決するためになされたもので、家具本体の適所 に上部に開口部を有する収容空間部を設け、この収容空間部内へ昇降ガイドに沿 って上下自在となるように移動体を設けて、前記収容空間部における開口部へ回 動手段により回動自在に蓋体を設けると共に、この蓋体と前記移動体とへ蓋取付 軸と移動体取付軸とによりそれぞれ連結リンクを取り付けることにより、化粧品 類の小物の収納にあって、ワンタッチ操作により家具本体の外部へ引き出して使 用できると共に、簡便に家具本体内へ収納して小物を露出させることがない家具 を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本考案の手段は、 家具本体と、該家具本体の適所に設けた上部に開口部を有する収容空間部と、 この収容空間部内へ昇降ガイドに沿って上下自在となるように設けた移動体と、 前記収容空間部における開口部へ回動手段により回動自在に設けた蓋体と、この 蓋体と前記移動体とへ蓋取付軸と移動体取付軸とによりそれぞれ取り付けた連結 リンクとを備えさせた家具の構成にある。
【0005】 家具本体と、該家具本体の適所に設けた上部に開口部を有する収容空間部と、 この収容空間部内へ昇降ガイドに沿って上下自在となるように設けた移動体と、 前記収容空間部における開口部へ回動手段により回動自在に設けた蓋体と、この 蓋体と前記移動体とへ蓋取付軸と移動体取付軸とによりそれぞれ取り付けた連結 リンクとを備えさせ、 前記移動体は、前記蓋体の開閉に伴って前記連結リンクを介して上下自在とな り、 前記連結リンクは、蓋取付軸側から直線状に形成され、移動体取付軸側におい てその取付部を内方へ屈曲させた家具の構成にある。
【0006】 家具本体と、該家具本体の適所に設けた上部に開口部を有する収容空間部と、 この収容空間部内へ昇降ガイドに沿って上下自在となるように設けた移動体と、 前記収容空間部における開口部へ回動手段により回動自在に設けた蓋体と、この 蓋体と前記移動体とへ蓋取付軸と移動体取付軸とによりそれぞれ取り付けた連結 リンクとを備えさせ、 前記移動体は、前記蓋体の開閉に伴って前記連結リンクを介して上下自在とな り、 連結リンクは、蓋取付軸側から直線状に形成され、移動体取付軸側においてそ の取付部を内方へ屈曲させ、 蓋体の全開時に、前記連結リンクに当接して該連結リンクを支承する受体を前 記蓋体に設けた家具の構成にある。
【0007】
【実施例】
次に、本考案に関する家具の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図10においてAは、本発明実施例における家具であって、例えば、鏡 台やタンス,机,収納棚等であり、図1〜図5に示す例の家具は鏡台であって、 家具本体1と、収容空間部2と、移動体3と、蓋体4と、連結リンク5とにより 基本的に構成される。
【0008】 そして、前記した家具本体1は、鏡台全体部を構成しているもので、一側に引 き出しや引き戸あるいは開き戸等の箱状の収納体6を設け、この収納体6に連接 した鏡体7を設けてあるものであって、この鏡体7の縦方向の鏡長さを長く形成 させれば、姿見にもなる。 なお、収納体6の側部には椅子8が納まり得るスペースが設けられている。
【0009】 前記した収容空間部2は、家具本体1の適所、例えば、上段部に設けてあり、 その上部に開口部9を有するもので、この収容空間部2には、前記した引き出し や引き戸等の収納体6は設けられない。
【0010】 前記した移動体3は、収容空間部2内へ昇降ガイド10に沿って上下自在とな るように設けてあって、上部の張り出し部材11へ化粧品等のいくつかの小物1 2を載置する受け台13を支承する。 なお、この移動体3は、断面略蟻溝状に形成されて家具本体1に固着した昇降 ガイド10へ、移動体3へ固着して略T字状に形成された係合体14を挿嵌する ことによって、前後左右への妄動を防止しつつ任意に昇降するもので、該昇降ガ イド10には、円滑な昇降を与えるため適宜な潤滑剤を塗布することもある。
【0011】 前記した蓋体4は、収容空間部2における開口部9へ蝶番や支軸などからなる 回動手段15により回動自在に設けてあって、該蓋体4は、図2に示すように、 開口部9の閉塞位置から、図5に示すように、開口部9の全開位置までの略18 0°の範囲を展開運動される。 なお、この蓋体4の開口部9の全開位置にあっては、図1に示すように、テー ブル状となるため、家具Aの使用時にあって、適当な小物などを一時的に載置し ておくことができる。
【0012】 前記した連結リンク5は、蓋体4と移動体3とへ蓋体4に設けた蓋取付軸16 と移動体3に設けた移動体取付軸17とによりそれぞれ取り付けて、これら蓋体 4および移動体3を接続してあるもので、回動手段15による蓋体4の展開運動 によって、この連結リンク5を介して移動体3に上下運動を与える。 すなわち、移動体3の受け台13を、収容空間部2における開口部9位置と、 該収容空間部2内とに選択的に位置付けられるもので、この連結リンク5の長さ は移動体3の昇降高さと一致するものである。
【0013】 また、この連結リンク5は、蓋取付軸16側から直線状に形成され、移動体取 付軸17側において、その取付部を内方へ屈曲させてあるもので、この屈曲角度 θは、図8に示すように、略水平線Lに対して45°±10°程度に設定するこ とが好ましく、蓋体4を矢印pの方向へ転回したとき、移動体取付軸17に掛か る力pは、分力xとyとにより直ちにかつ円滑に移動体3へ下向きの力として伝 達される。 更に、連結リンク5における移動体取付軸17の取付位置は、移動体3の幅方 向中心位置rに設けることが好ましく、屈曲部から該移動体取付軸17の長さm が長いほど(移動体取付軸17の位置が下へ行くほど)円滑な移動体3の降下運 動を行うものであるが、連結リンク5の逃がしのために、受け台13に設けた切 り欠き部21を大きく形成しなければならないので、該受け台13の体裁を低下 させる。
【0014】 なお、図8に示すように、蓋体4の全開時に、連結リンク5の下縁に当接して 該連結リンク5を支承する受体20を蓋体4に設けてあるもので、該受体20が 連結リンク5の下縁に当接することで、この受体20が支点となり、連結リンク 5の屈曲部が受け台13に当たることなく、しかも、連結リンク5の直線部が略 水平状態において蓋取付軸16を中心に上方にこじ上げられるため、移動体3の 上昇上限が可及的に上方に位置させて、蓋体4が開ききったとき、この蓋体4の 上面と受け台13面とを面一とすることができる。
【0015】 また、図1において22は、蓋体4が180°に全開した際の該蓋体4のスト ッパーで、家具本体1や鏡体7の適所に設ける。
【0016】 したがって、前記のように構成される本考案に係る一実施例の家具Aは、鏡台 に利用されるもので、まず、使用にあっては、図2に示すように、家具本体1に 設けた収納体6の収容空間部2を閉塞している蓋体4を持ち上げて、図3および 図4に示すように、回動手段15を中心として回動させると、蓋体4と移動体3 とに接続した連結リンク5によって、該移動体3は蓋体4が回動した分だけ上昇 する。
【0017】 更に、蓋体4を回動すると、図1および図2,図8に示すように、該蓋体4は 180°に全開するので、収容空間部2の開口部9が開放されると共に、この開 口部9における上部に移動体3の受け台13が対応する。 また、この蓋体4の裏面は、該蓋体4の180°反転に伴って上面に位置し、 かつ、前記受け台13面と略同一の面一となって、この蓋体4がテーブル状とな る。
【0018】 そのため、該受け台13上に日常頻繁に使用する化粧品等の小物12を載置し ておけば、蓋体4が全開したとき、この蓋体4の隣傍にこの小物12が位置する ので、直ぐに手が届いて、あるいは使用後に元へ戻せて、使用にあって甚だ便利 である。
【0019】 この鏡台である家具Aを使用しないときは、図1および図2,図8に示す状態 から、蓋体4を回動手段15を中心に回動させれば、該蓋体4は、図4,図3の 工程を経て、図2に示すように、この蓋体4の回動に伴って、連結リンク5を介 して移動体3を降下させると共に、収容空間部2の開口部9を全閉するので、受 け台13上に載置した背丈の高い小物12であっても、その全体が、収容空間部 2内に納まり、家具本体1の外部には全く露出しない。
【0020】 そのため、蓋体4上には何も載置物がないので、すっきりとして、外観上の体 裁がすこぶる良好となるものである。 また、この小物12の出し入れに際しては、蓋体4を回動するだけの簡単な操 作で行われ、しかもワンタッチ作動により瞬時に行うことができて忙しい時間で の鏡台Aが利用できる。
【0021】 なお、蓋体4を全閉状態とすることにより、鏡体7の前部を遮るものがなくな るため、該鏡体7の背丈を、例えば1800mm等の高い寸法に設ければ、その まま姿見としても使用できる。
【0022】 図9および図10においてAは家具にタンスを採用した例を示すもので、該タ ンスAにおける家具本体1の天部において、収容空間部2と、移動体3と、蓋体 4と、連結リンク5とを備える。 この例にあっては、移動体3の上下運動を支持する昇降ガイド10が、前記し た例に対して90°位置を変えて家具本体1へ取り付けた以外、基本的な構成は 前記した例と同様の構成であり、また、同様の作用効果を奏する。
【0023】 なお、蓋体4はその回動角度が90°余であるため、該蓋体4の開放維持中に 誤って閉塞方向へ回動しないように、規制手段23を設けることが好ましいもの で、手動により蓋体4へ繰り出される方式や、蓋体4の回動に伴ってその適所に 繰り出されて対応する方式など任意の手段が選定し得る。
【0024】 また、鏡体7は蓋体4の裏面に設けることで、簡易な鏡台様となる。
【0025】 なお、本実施例にあって、図10において転結リンク5の移動体取付軸17側 の取付部を直線状に設けたが、内方へ屈曲させることもできることはもちろんの ことである。
【0026】
【考案の効果】
前述のように構成される本考案の家具は、収容空間部の蓋体を開け閉めする簡 単な操作により前記収容空間部内の移動体が昇降するので、この移動体に小物を 載置しておけば、該小物の取り出しや収納がワンタッチ操作により行うことがで きて、毎日使用する小物であっても、非使用時には外観上露出しないところに収 納しておくことができるため、容易に整理・整頓を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関する家具の一実施例を示すもので、
鏡台に採用した例を示す斜視図である。
【図2】図1における家具において蓋体を締めた状態を
示す要部の断面図である。
【図3】図1における家具において蓋体を少し開けた状
態を示す要部の断面図である。
【図4】図1における家具において蓋体をほとんど開け
た状態を示す要部の断面図である。
【図5】図1における家具において蓋体を全開した状態
を示す要部の断面図である。
【図6】図1における家具において蓋体を開けた状態を
示す要部の縦断側面図である。
【図7】図1における家具において蓋体を開けた状態を
示す受け台を外した状態の要部の平面図である。
【図8】図1における家具において蓋体の全開状態を示
す要部の拡大断面図である。
【図9】本考案に関する家具の一実施例を示すもので、
タンスに採用した例を示す蓋体を締めた状態の斜視図で
ある。
【図10】図9における家具において蓋体を開けた状態
を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
A 家具 1 家具本体 2 収容空間部 3 移動体 4 蓋体 5 連結リンク 9 開口部 10 昇降ガイド 15 回動手段 16 蓋取付軸 17 移動体取付軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具本体と、該家具本体の適所に設けた
    上部に開口部を有する収容空間部と、この収容空間部内
    へ昇降ガイドに沿って上下自在となるように設けた移動
    体と、前記収容空間部における開口部へ回動手段により
    回動自在に設けた蓋体と、この蓋体と前記移動体とへ蓋
    取付軸と移動体取付軸とによりそれぞれ取り付けた連結
    リンクとを備えさせたことを特徴とする家具。
  2. 【請求項2】 家具本体と、該家具本体の適所に設けた
    上部に開口部を有する収容空間部と、この収容空間部内
    へ昇降ガイドに沿って上下自在となるように設けた移動
    体と、前記収容空間部における開口部へ回動手段により
    回動自在に設けた蓋体と、この蓋体と前記移動体とへ蓋
    取付軸と移動体取付軸とによりそれぞれ取り付けた連結
    リンクとを備えさせ、 前記移動体は、前記蓋体の開閉に伴って前記連結リンク
    を介して上下自在となり、 前記連結リンクは、蓋取付軸側から直線状に形成され、
    移動体取付軸側においてその取付部を内方へ屈曲させた
    ことを特徴とする家具。
  3. 【請求項3】 家具本体と、該家具本体の適所に設けた
    上部に開口部を有する収容空間部と、この収容空間部内
    へ昇降ガイドに沿って上下自在となるように設けた移動
    体と、前記収容空間部における開口部へ回動手段により
    回動自在に設けた蓋体と、この蓋体と前記移動体とへ蓋
    取付軸と移動体取付軸とによりそれぞれ取り付けた連結
    リンクとを備えさせ、 前記移動体は、前記蓋体の開閉に伴って前記連結リンク
    を介して上下自在となり、 連結リンクは、蓋取付軸側から直線状に形成され、移動
    体取付軸側においてその取付部を内方へ屈曲させ、 蓋体の全開時に、前記連結リンクに当接して該連結リン
    クを支承する受体を前記蓋体に設けたことを特徴とする
    家具。
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