JP3074616U - 延伸ブロー成形金型装置 - Google Patents

延伸ブロー成形金型装置

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JP3074616U
JP3074616U JP2000004704U JP2000004704U JP3074616U JP 3074616 U JP3074616 U JP 3074616U JP 2000004704 U JP2000004704 U JP 2000004704U JP 2000004704 U JP2000004704 U JP 2000004704U JP 3074616 U JP3074616 U JP 3074616U
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stretch blow
concave
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学史 伊藤
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Nissei ASB Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴部に凹部を有する容器を全体に均等な肉厚
分布でブロー成形を行うことができる延伸ブロー成形金
型装置を提供する。 【解決手段】 ブローキャビティ型10内で胴部に凹部
を有するラムネびん1を延伸ブロー成形する延伸ブロー
成形金型装置に関する。この金型装置は、ブローキャビ
ティ型10に組み込まれた凹部6を成形するための凸状
の凹部成形型13と、凹部成形型13を進退駆動するた
めの油圧シリンダ14とを有し、凹部成形型13は、延
伸ブロー成形前に、油圧シリンダ14によってプリフォ
ーム12と反対方向に後退した状態で停止され、延伸ブ
ロー成形途中に、油圧シリンダ14によって、プリフォ
ーム12方向に前進される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、PET(ポリエチレンテレフタレート)製の容器等の延伸ブロー成 形を行う延伸ブロー成形金型装置に関し、特に、胴部にくびれもしくは凹部を有 する容器を成形するための延伸ブロー成形金型装置に関する。
【0002】
【背景技術及び考案が解決しようとする課題】
清涼飲料水の容器として有名なものに、ラムネびんがある。
【0003】 ラムネびんは、その胴部の大きなくびれで、びん内にあるビー玉が底部まで落 ちないようにしている。
【0004】 そのため、この胴部のくびれは、びんの内側に非常に狭い空間を形成している 。
【0005】 PET製容器などの成形に用いられる延伸ブロー成形方法においては、通常、 有底筒状のプリフォームを、型締めされた割型のブローキャビティ型内で延伸ロ ッドにより縦軸方向に延伸するとともに、高圧エアによりブローキャビティ型内 で横方向に延伸させて成形する。
【0006】 この成形方法によれば、プリフォームをブローキャビティ内に収容するように ブローキャビティ型を型閉じした後に、延伸ブロー成形されるので、ラムネびん のように大きなくびれを有する容器を成形すると、そのくびれの部分で延伸がと まり、全体に均等な肉厚分布を得ることは困難だった。
【0007】 特に、くびれ部分がプリフォームの胴径よりも細いような容器は、延伸ブロー 成形品としては存在しなかった。
【0008】 本考案の目的は、胴部に凹部を有する容器を全体に均等な肉厚分布で延伸ブロ ー成形を行うことができる延伸ブロー成形金型装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の延伸ブロー成形金型装置は、ブローキャビ ティ型内で胴部に凹部を有する容器を延伸ブロー成形する延伸ブロー成形金型装 置であって、 前記ブローキャビティ型に組み込まれた前記凹部を成形するための凸状の凹部 成形型と、 前記凹部成形型を進退駆動するための駆動機構とを有し、 前記凹部成形型は、延伸ブロー成形前に、前記駆動機構によってプリフォーム と反対方向に後退した状態で停止され、 延伸ブロー成形途中に、前記駆動機構によって、プリフォーム方向に前進され ることを特徴とする。
【0010】 本考案によれば、延伸ブロー成形開始時点で凹部成形型が後退した状態にある ため、プリフォームと凹部成形型の間に、充分なブロー成形空間が存在すること になり、凹部成形型によってプリフォームの延伸が阻害されることがなく、全体 にバランスの良い肉厚分布の容器を得ることができる。
【0011】 また、延伸ブロー成形途中に凹部成形型をプリフォーム方向に前進させること で、確実に容器の胴部に凹部を形成することができる。
【0012】 本考案においては、前記凹部成形型の先端が、プリフォームと接触する前進位 置と、 プリフォームと接触しない後退位置に進退するようにするとよい。
【0013】 このような構成とすることにより、延伸ブロー成形開始時点でプリフォームが 延伸されることを阻害することがなく、確実かつ充分に延伸ブロー成形を行うこ とができる。
【0014】 この場合、前記駆動機構は、ブローキャビティ型内に収容された油圧シリンダ とすることが好ましい。
【0015】 このような構成とすることにより、少ないスペースで、凹部成形型の充分な型 締め力を得ることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】 図1は、本考案の延伸ブロー成形金型装置によって成形されたPET製ラムネ びんを示す図である。
【0018】 このラムネびん1は、図1(a)、(b)に示すように、開口するネック部2 と、胴部3と、シャンペン底状の底部4を有する。
【0019】 なお、この底部4の形状は、図示せぬが、複数の脚部を有する一般的な自立形 状としても良い。
【0020】 胴部3は、図1(a)に示すように、ラムネびん1内に収容されるビー玉5が 底部4に落ちないようにするためのくびれ状の凹部6を有する。
【0021】 図2は、本実施の形態に係る延伸ブロー成形金型装置を示す図である。
【0022】 図2においては、型締めされたブローキャビティ型10,10を示しており、 割型のブローキャビティ型10,10は、図中の矢印の方向にそれぞれ開閉する ようになっている。
【0023】 この図2においては、右側に延伸ブロー成形前、左側に延伸ブロー成形後の状 態を示している。
【0024】 搬送部材11に保持されたプリフォーム12は、ブローキャビティ型10,1 0の型閉じによって、図2の右側のように、ブローキャビティ型10内に配置さ れる。
【0025】 ラムネびん1の胴部3に形成されるくびれ状の凹部6を成形するための凸状の 凹部成形型13は、ブローキャビティ型10に収容されており、凹部成形型13 の背面は、ブローキャビティ型10内に収容された駆動機構としての油圧シリン ダ14のピストン15に固定されている。
【0026】 このように、油圧シリンダ14をブローキャビティ型10内に収容することで 、少ないスペースで凹部成形型13の充分な型締め力が得られることとなる。
【0027】 凹部成形型13は、ブローキャビティ型10の型閉じ時及び延伸ブロー成形前 は、図2右側に示されるように、プリフォーム12と反対方向に後退した位置に あって、凹部成形型13の先端と、プリフォーム12の間には、充分なブロー成 形空間が設定されている。
【0028】 また、図2の左側に示されるように、凹部成形型13は、延伸ブロー成形開始 後、任意のタイミングで油圧シリンダ14によってプリフォーム12方向に前進 し、仮想線(二重鎖線)で示されたプリフォーム12よりも内側でかつ延伸ロッ ド16に容器内側が接触しない位置まで前進するようになっている。
【0029】 凹部成形型13が前進するタイミングは、延伸ロッド16の下降直後、低圧エ ア導入直後、あるいは高圧エア導入直後など、成形担当者によって、容器の肉厚 分布を確認しながら任意に設定でき、高圧エアの導入後、凹部成形型13が前進 した状態を維持することで、容器を冷却固化し、所望の最終形状に賦形した後に ブローキャビティ型10を開いて容器を取り出す。
【0030】 凹部成形型13は、ブローキャビティ型10内にある収容空間17に組み込み 配設され、収容空間17の壁部が、凹部成形型13の前進・後退の位置を設定し ている。
【0031】 また、収容空間17と凹部成形型13の摺動部分には、摩耗防止用のプッシュ を設けても良いし、凹部成形型13の移動方向にガイドロッドを設けても良い。
【0032】 ラムネびん1の底部4側には、底型18が配設され、この底型18は、延伸ブ ロー成形終盤に後退位置からプリフォーム12側に前進し、接地部に充分な肉厚 を確保することができるようになっている。
【0033】 このように、延伸ブロー成形開始時点で凹部成形型13を後退させた状態とし 、プリフォーム12と凹部成形型13との間に充分なブロー成形空間を有する状 態とすることで、凹部成形型13によってプリフォーム12の延伸が阻害される ことがなく、充分に延伸させて全体にバランスの良い肉厚分布の容器が得られる こととなる。
【0034】 なお、図1(b)の胴部3に示される四角の破線部分は、凹部成形型13の接 触外周縁を示している。
【0035】 本考案は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内 において種々の形態に変形可能である。
【0036】 例えば、前記実施の形態では、凹部成形型13の駆動機構として、油圧シリン ダを使用したが、高圧のブローエアを利用した空圧シリンダを使用しても良いし 、カムなどを利用しても良い.。
【0037】 また、本実施の形態では、ラムネびんを例に説明したが、これに限らず、胴部 に大きなくびれ部を有する容器であれば、同様に成形可能であるし、片側にのみ 凹部を有する様な容器であっても可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本考案の延伸ブロー成形金型装置に
よって成形されたラムネびんの正面図で、(b)は、
(a)の側面図である。
【図2】本実施の形態に係る延伸ブロー成形金型装置を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラムネびん 3 胴部 6 凹部 10 ブローキャビティ型 12 プリフォーム 13 凹部成形型 14 油圧シリンダ 16 延伸ロッド 17 収容空間

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブローキャビティ型内で胴部に凹部を有
    する容器を延伸ブロー成形する延伸ブロー成形金型装置
    であって、 前記ブローキャビティ型に組み込まれた前記凹部を成形
    するための凸状の凹部成形型と、 前記凹部成形型を進退駆動するための駆動機構とを有
    し、 前記凹部成形型は、延伸ブロー成形前に、前記駆動機構
    によってプリフォームと反対方向に後退した状態で停止
    され、 延伸ブロー成形途中に、前記駆動機構によって、プリフ
    ォーム方向に前進されることを特徴とする延伸ブロー成
    形金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記凹部成形型の先端が、プリフォームと接触する前進
    位置と、 プリフォームと接触しない後退位置に進退することを特
    徴とする延伸ブロー成形金型装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記駆動機構は、前記ブローキャビティ型内に収容され
    た油圧シリンダであることを特徴とする延伸ブロー成形
    金型装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103612A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Toyo Seikan Kaisha Ltd ハンディボトルの製造方法及び得られたハンディボトル
JP2004188703A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Nissei Asb Mach Co Ltd 延伸ブロー成形方法
CN107639811A (zh) * 2016-07-21 2018-01-30 西德尔合作公司 配有通到上表面上的流体和气动回路的容器模制单元
US11534952B2 (en) * 2018-11-20 2022-12-27 Sidel Participations Method for manufacturing a plastic container equipped with a handle obtained using boxing technique

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