JP3074311U - ワイヤソー加工機 - Google Patents

ワイヤソー加工機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置面積を低減することができるワイヤソー
加工機を提供する。 【解決手段】 X−Yテーブルを使用する場合、同図
(A)→(B)のようにダイヤモンドワイヤ12に対し
て矢印F8a方向に加工対象Wを移動して、その切断加
工が行なわれる。このため、移動方向の幅としては加工
対象Wの横幅の略2倍のWAが必要となる。しかし、移
動と回転が行われる極座標テーブルを使用する場合、同
図(C)→(D)に示すように、矢印F8b方向に加工
対象Wを移動しつつ、矢印F8c方向に加工対象Wを回
転することで加工が行われる。このため、移動の幅とし
ては図示のWBとなる。このように、極座標方式とする
ことで、設置面積を狭くすることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、石材の切断などを行うワイヤソー加工機に関し、更に具体的には、 曲線加工に好適な縦挽きのワイヤソー加工機の改良に関するものである。
【0002】
【背景技術】
石材などを曲線切断する縦挽きのワイヤソー加工機としては、X−Yテーブル 上に加工対象の石材を置き、縦挽きのワイヤソーに対して前記石材をX,Y方向 に移動することで曲線加工を行うものがある。この方法では、X−Yテーブルを 石材といっしょに切断しないために、X−Yテーブルのワイヤソーが移動する領 域が空いていなければならない。このため、石材の中央部分しか加工できず、X −Yテーブルで支えられている石材の端部に対する加工ができないという不都合 がある。
【0003】 このような不都合を解消するものとして、特開平9−66516号公報に開示 されたものがある。これによれば、一方の軸X方向に加工対象である石材を送る とともに、縦挽きのワイヤソーを前記軸Xに直交する軸Y方向に送ることで、加 工対象の切断が行われる。この方法では、石材がX方向に移動し、ワイヤソーが Y方向に移動するため、石材を載せるテーブルには、ワイヤソーが移動する直線 状の領域が空いていればよく、テーブルは多数のY方向を回転軸とするローラー によって構成可能となる。従って、石材の端部の切断加工も行うことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
後者の方法によれば、X方向にのみ石材を送ればよいので、Y方向のテーブル 幅を狭くすることができる。しかしながら、ワイヤソー自体がY方向に移動する ため、加工機全体としてみると、必ずしも設置面積を狭くすることができるとい うことではない。
【0005】 本考案は、以上の点に着目したもので、設置面積を狭くすることができるワイ ヤソー加工機を提供することを、その目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、倣い装置により型の形状を倣うとともに 、その倣い結果に対応して、加工テーブルの加工対象をワイヤソーが倣うことで 、前記型の形状に前記加工対象を加工するワイヤソー加工機であって、前記型及 び加工対象を、同時に所定方向に移動する移動手段;前記型及び加工対象を、同 時に所定方向に回転する回転手段;を備えており、極座標系で前記型及び加工対 象を同時駆動することを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は 、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態について詳細に説明する。最初に、図1及び図2を 参照しながら、本実施形態の全体の構成を説明する。図1には本加工機の正面が 示されており、図2には本加工機の平面が示されている。これらの図において、 本加工機の左方には、縦引きワイヤソー10が設けられている。この縦引きワイ ヤソー10は、ダイヤモンドワイヤ12が装架された上シーブ14及び下シーブ 16を備えており、上下方向に所定の間隔で設けられている。上シーブ14は、 その回転軸14Aが軸受け14Bに軸止めされている。軸受け14Bは、支持枠 18の上部に固定されている。
【0008】 一方、下シーブ16は、その回転軸16Aが軸受け16Bによって軸止めされ ている。軸受け16Bは、支持枠18の下部に固定されている。また、支持枠1 8の下部には、シーブ駆動用の主軸モータ20が設けられており、ベルト機構2 2によって下シーブ16の回転軸16Aに伝達されている。なお、下シーブ16 の軸受け16Bは、調整軸24によって上下方向に変位可能となっており、これ による下シーブ16の上下方向の変位によって、ダイヤモンドワイヤ12に所望 のテンションを付与することができるようになっている。
【0009】 このような構成の縦引きワイヤソー10の動作を説明すると、まず、上下のシ ーブ14,16にダイヤモンドワイヤ12を装架するとともに、下シーブ16の 位置を調整軸24によって調整して、ダイヤモンドワイヤ12に所望のテンショ ンを付与する。そして、主軸モータ20を駆動すると下シーブ16が回転し、ダ イヤモンドワイヤ12が上下のシーブ14,16間を回転移動する。上下シーブ 14,16間を移動するダイヤモンドワイヤ12の往路もしくは復路のいずれか 適当な部位で、加工対象である石材などの切断加工を行うことができる。なお、 加工部位には、切削用の水が供給される(図示せず)。
【0010】 次に、上述した縦引きワイヤソー10の上下シーブ14,16側には、それら の回転軸方向に沿って固定台30が設けられている。この固定台30の上面には 、その長手方向に沿って1組のレール32が設けられている。そして、台車34 ,36が前記レール32上に移動可能に設けられている。これら台車34,36 は連結されており、両者が一体となってレール32上を移動する。
【0011】 前記台車34上には、加工対象を保持する加工テーブル40が設けられている 。加工テーブル40は、上側の押え台42と下側の受け台44によって構成され ている。上側の押え台42は、回転可能に水平アーム46に支持されており、圧 縮機構48によって加工対象を押さえることが可能となっている。水平アーム4 6は、L字アーム50に回転可能に支持されており、このL字アーム50は、前 記台車34に固定されている。すなわち、台車34に、L字アーム50及び水平 アーム46が、全体として略U字状となるように設けられており、水平アーム4 6が水平面内で回転可能となっている。受け台44は、台車34に回転可能に設 けられている。詳細は後述する。
【0012】 加工テーブル40に対する加工対象Wの設置は、次のようにして行う。まず、 水平アーム46を図2に示す位置に移動して、加工対象Wを受け台44上にセッ トする。次に、水平アーム46を図1に示す位置に移動する。そして、圧縮機構 48で押え台42を加工対象Wに押さえ付けることで、加工テーブル40に加工 対象Wが固定される。加工テーブル40は台車34に設けられているので、台車 34がレール32上を移動すると、加工テーブル40もレール32上を移動し、 加工テーブル40に固定された加工対象Wもレール32上を移動する。
【0013】 次に、前記台車36上には、光学式の倣い装置60が設けられている。図3に は、この倣い装置60が拡大して示されている。同図において、台車36上には 、型紙Pがセットされる型紙テーブル62が回転可能に設けられている。また、 台車36の端部には、垂直腕64が設けられており、この垂直腕64には、レー ル32に沿った方向に水平ガイド66が設けられている。この水平ガイド66に は、光学素子による倣いセンサ68が摺動可能に設けられている。この倣いセン サ68には、滑車群70が設けられている。一方、固定台30の前記台車36付 近適宜位置には、滑車群72が設けられており、固定台30端部の固定腕31に は、滑車群74が設けられている。
【0014】 紐76は、一端76Aが台車36の固定腕31に固定されており、滑車80A から順に80Iを通って、台車36に他端76Bが固定されている。これらの滑 車80A〜80Iの作用により、倣いセンサ68が、台車36の移動量ひいては 加工対象Wの移動量の1/4の移動量となるように調整されている。もちろん、 滑車の数を増減し、倣いセンサ68と加工対象Wとの移動量の関係を1/1,1 /2,1/6,……など、適宜変更してよい。なお、倣いセンサ68は、そのま までは滑車方向に移動してしまうので、反対方向に引っ張ってバランスをとるた めに錘69が設けられている。倣いセンサ68は、例えば3つの光センサを備え ており、それらが型紙Pで遮蔽されるか否かによって微動し、型紙Pの輪郭を倣 うようになっている。もちろん、紙以外の材料で型を得るようにしてもよい。な お、この倣い装置60は、例えば、特許第2587795号として知られている 。
【0015】 上述した型紙テーブル62の回転軸62Aは、図4に示すように、タイミング ベルト機構82によって前記加工テーブル40の受け台44の回転軸44Aに繋 がれている。この回転軸44Aには、回転モータ84の駆動力が、減速機85, タイミングベルト機構87を介して伝達されている。すなわち、回転モータ84 を回転駆動すると、その駆動力が減速機85で適宜減速された後、タイミングベ ルト機構87によって回転軸44A及びタイミングベルト機構82に伝達される 。これにより、加工テーブル40の受け台44と、型紙テーブル62が同一方向 に同一回転数(同一回転速度)で倣って回転するようになる。
【0016】 一方、図5に示すように、固定台30のレール32に沿って送りねじ90が設 けられており、その一端は移動モータ92に接合されており、他端は軸受け94 に軸止めされている。軸受け94は、固定台30の縦挽きワイヤソー10側に固 定されている。上述した台車36には、前記送りねじ90に噛み合うスライダ9 6が設けられている。移動モータ92が回転すると、送りねじ90が回転し、ス ライダ96が送りねじ90方向に移動する。すなわち、台車34,36が図中に 矢印F6で示すレール32方向に移動する。
【0017】 ところで、加工対象Wを回転して切断加工を行う場合、回転数が一定であると すると、ダイヤモンドワイヤ12が加工対象Wの内周側に位置する場合と、外周 側に位置する場合とで、周速度が異なるようになる。均一な切断加工を行うため には、周速度が内周側と外周側で一致する必要はないが、差は小さいほうが好ま しい。そこで、ダイヤモンドワイヤ12の径方向の位置(テーブル回転中心に対 する位置ないし距離)を検出し、検出結果に応じて加工対象Wの回転数ないし回 転速度を制御するようにする。
【0018】 上述したように、ダイヤモンドワイヤ12の径方向位置は、台車34もしくは 連動する台車36のレール32上における位置である。そこで、図6(A)に示 すように、径方向に段差が形成されたエンコード板100を台車34もしくは台 車36に設ける。一方、固定台30であって、前記エンコード板100が通過す る適宜位置には、径方向に直交する方向に複数の光センサ102を設ける。図示 の例では、3つの光センサ102A〜102Cが設けられている。
【0019】 例えば、最初同図(B)に示すように、エンコード板100によって光センサ 102A〜102Cがいずれも覆われていないものとする。この状態で、台車3 4,36が矢印方向に移動すると、同図(C)に示すように光センサ102Aが エンコード板100に覆われる。更に台車34,36が矢印方向に移動すると、 同図(D)に示すように光センサ102A,102Bがエンコード板100に覆 われる。更に台車34,36が矢印方向に移動すると、同図(E)に示すように 光センサ102Bがエンコード板100に覆われる。更に台車34,36が矢印 方向に移動すると、同図(F)に示すように光センサ102B,102Cがエン コード板100に覆われる。更に台車34,36が矢印方向に移動すると、同図 (G)に示すように光センサ102Cがエンコード板100に覆われる。
【0020】 従って、光センサ102A〜102Cの出力から、台車34,36の位置を6 段階で知ることができる。台車34,36は、レール32上を移動するが、これ によって加工対象Wに対するダイヤモンドワイヤ12の径方向が変化するため、 結果的に光センサ102A〜102Cの出力から、ダイヤモンドワイヤ12の径 方向位置を6段階で知ることができる。このようなエンコード板100と光セン サ102によって、半径位置センサ104が構成されている。
【0021】 図7には、電気系統の構成が示されている。上述した倣いセンサ68,半径位 置センサ104が制御回路110の入力側に接続されている。また、制御回路1 10の出力側は、回転モータ84及び移動モータ92に接続されている。制御回 路110は、倣いセンサ68によって検知される型紙Pの形状に基づいて、回転 モータ84,移動モータ92を制御し、ダイヤモンドワイヤ12が型紙Pの形状 に倣って加工対象Wを切断するように制御する。また、制御回路110は、半径 位置センサ104によって検知される半径方向の位置に基づいて、回転モータ8 4の回転数を外周側ほど回転数が低くなるように制御する。すなわち、内周側と 外周側の周速度の差が小さくなるように、回転モータ84が制御される。
【0022】 次に、上記実施形態の全体の動作を説明する。加工対象Wを加工テーブル40 にセットするとともに、所望の加工形状を有する型紙Pを型紙テーブル62上に セットする。そして、縦挽きワイヤソー10を駆動するとともに、制御回路11 0によって回転モータ84及び移動モータ92を駆動する。倣いセンサ68は、 型紙Pの輪郭を倣うための検知信号を出力する。この信号が制御回路110に入 力されると、制御回路110では、検知信号に基づいて回転モータ84及び移動 モータ92を駆動制御する。ここで、倣いセンサ68の出力が右回転を示してい るときは、制御回路110によって回転モータ84に右回転が指示される。する と、型紙テーブル62が右回転するとともに、加工テーブル40もタイミングベ ルト機構82によって同じ角度回転する。また、半径位置センサ104の検知信 号に基づいて、制御回路110により回転モータ84の回転数が制御される。す なわち、内周側であれば、加工テーブル40及び型紙テーブル62は比較的早く 回転し、外周側であれば、加工テーブル40及び型紙テーブル62は比較的遅く 回転する。
【0023】 また、倣いセンサ68の出力が左方移動を示しているときは、制御回路110 によって移動モータ92に左方移動が指示される。上述したように、倣いセンサ 68は、滑車機構により移動が台車36の1/4となっているので、倣いセンサ 68の4倍の移動を行うように移動モータ92に指示される。これにより、型紙 テーブル62が左方移動するとともに、台車34,36が一体に構成されている ため、加工テーブル40も同じ距離だけ左方移動する。しかし、滑車機構がある ので、倣いセンサ68は1/4の左方移動となる。このような動作を繰り返し行 うことで、ダイヤモンドワイヤ12は、型紙Pの輪郭に倣って相対的に移動し、 加工対象Wを切断加工する。
【0024】 このように、本実施形態では、移動と回転という極座標で加工テーブル40が 移動する。従って、上述した直交座標による加工テーブルの移動と比較して、加 工対象Wの移動範囲が狭くなる。例えば図8に示すように、加工対象Wを単純に 切断するような場合、従来技術であれば、同図(A)→(B)のようにダイヤモ ンドワイヤ12に対して矢印F8a方向に加工対象Wを移動して、その切断加工 が行なわれる。このため、移動方向の幅としては加工対象Wの幅の略2倍のWA が必要となる。
【0025】 これに対し、本実施形態では、同図(C)→(D)に示すように、矢印F8b 方向に加工対象Wを移動しつつ、矢印F8c方向に加工対象Wを回転することで 加工が行われる。このため、移動の幅としては図示のWBとなる。このように、 極座標方式とすることで、設置面積を狭くすることが可能となる。なお、このよ うな単純な切断加工も可能であるが、型紙に沿った複雑な曲線切断が可能である 。
【0026】 本考案には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変するこ とが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)上述した実施形態では、2つのシーブを有するワイヤソーを示したが、縦 挽きのワイヤソーとしては各種のものが知られており、いずれを用いてもよい。 (2)回転や移動の機構としては、ギア機構,チェーン機構,ベルト機構など、 各種のものが知られており、いずれを用いてもよい。また、必要に応じて減速機 構などを追加してよい。半径位置センサや倣いセンサなども同様であり、各種の センサ素子,センサ装置を用いてよい。 (3)加工対象Wとしては、石材がもっとも好適な例であるが、それに限定され るものではない。コンクリートや人造石材など、各種のものに適用可能である。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、倣い装置を利用した縦挽きのワイヤソ ーによる加工において、加工対象の移動のみならず回転を行うこととしたので、 加工機の設置面積の低減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかるワイヤソー加工機
の正面を示す図である。
【図2】前記ワイヤソー加工機の平面を示す図である。
【図3】倣い装置を拡大して示す図である。
【図4】テーブルの回転機構を示す図である。
【図5】テーブルの移動機構を示す図である。
【図6】半径位置センサを示す図である。
【図7】電気系統を示す図である。
【図8】切断時の加工対象の動きを示す図である。
【符号の説明】
10…ワイヤソー 12…ダイヤモンドワイヤ 14…上シーブ 14A…回転軸 14B…軸受け 16…下シーブ 16A…回転軸 16B…軸受け 18…支持枠 20…主軸モータ 22…ベルト機構 24…調整軸 30…固定台 31…固定腕 32…レール 34,36…台車 40…加工テーブル 42…押え台 44…受け台 44A…回転軸 46…水平アーム 48…圧縮機構 50…L字アーム 60…倣い装置 62…型紙テーブル 62A…回転軸 64…垂直腕 66…水平ガイド 68…倣いセンサ 69…錘 70,72,74…滑車群 76…紐 80A〜80I…滑車 82,87…タイミングベルト機構 84…回転モータ 85…減速機 92…移動モータ 94…軸受け 96…スライダ 100…エンコード板 102,102A〜102C…光センサ 104…半径位置センサ 110…制御回路 P…型紙 W…加工対象

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倣い装置により型の形状を倣うととも
    に、その倣い結果に対応して、加工テーブルの加工対象
    をワイヤソーが倣うことで、前記型の形状に前記加工対
    象を加工するワイヤソー加工機であって、 前記型及び加工対象を、同時に所定方向に移動する移動
    手段;前記型及び加工対象を、同時に所定方向に回転す
    る回転手段;を備えており、極座標系で前記型及び加工
    対象を同時駆動することを特徴とするワイヤソー加工
    機。
  2. 【請求項2】 前記回転手段の回転中心に対する前記ワ
    イヤソーの位置を検知する位置センサ手段;これによる
    検知結果に基づいて、内周側と外周側の周速度の差が小
    さくなるように前記回転手段を制御する回転制御手段;
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のワイヤソー加
    工機。
  3. 【請求項3】 前記倣い装置が、 前記型をセットするための型テーブル;前記型の形状を
    倣う倣いセンサ;該倣いセンサの検知結果に基づいて、
    前記加工対象をワイヤソーが倣うように前記移動手段及
    び前記回転手段を制御する倣い制御手段;を備えてお
    り、 前記加工テーブルが、 前記加工対象をセットするための回転可能な受け台;該
    受け台上の加工対象を押さえるための押え台;を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のワイヤソー加工機。
  4. 【請求項4】 前記倣い装置が、 前記移動手段による前記倣いセンサの移動量を、前記移
    動手段による前記加工対象の移動量に対して低減する滑
    車手段;を備えたことを特徴とする請求項3記載のワイ
    ヤソー加工機。
  5. 【請求項5】 前記移動手段が、 固定台上に1方向に設けられたレール手段;該レール手
    段上を移動可能であって、前記倣い装置及び前記加工テ
    ーブルが固定された台車手段;該台車手段を前記レール
    手段に沿って移動するための送り駆動手段;を備えたこ
    とを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のワイヤ
    ソー加工機。
  6. 【請求項6】 前記回転手段が、 前記加工テーブルの回転軸と前記型テーブルの回転軸に
    設けられており、前記加工テーブルと前記型テーブルを
    同時に倣って回転駆動するための回転駆動手段;を備え
    たことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のワ
    イヤソー加工機。
  7. 【請求項7】 倣い装置により型の形状を倣うととも
    に、その倣い結果に対応して、加工テーブルの加工対象
    をワイヤソーが倣うことで、前記型の形状に前記加工対
    象を加工するワイヤソー加工機であって、 前記型及び加工対象を、同時に所定方向に移動する移動
    手段;前記型及び加工対象を、同時に所定方向に回転す
    る回転手段;前記回転手段の回転中心に対する前記ワイ
    ヤソーの位置を検知して、内周側と外周側の周速度の差
    が小さくなるように前記回転手段を制御する回転制御手
    段;を備えており、 前記倣い装置が、 前記型をセットするためのの型テーブル;前記型の形状
    を倣う倣いセンサ;該倣いセンサの検知結果に基づい
    て、前記加工対象をワイヤソーが倣うように前記移動手
    段及び前記回転手段を制御する倣い制御手段;を備えて
    おり、 前記加工テーブルが、 前記加工対象をセットするための回転可能な受け台;該
    受け台上の加工対象を押さえるための押え台;を備えて
    おり、 前記移動手段が、 固定台上に1方向に設けられたレール手段;該レール手
    段上を移動可能であって、前記倣い装置及び前記加工テ
    ーブルが固定された台車手段;該台車手段を前記レール
    手段に沿って移動するための送り駆動手段;を備えてお
    り、 前記回転手段が、 前記加工テーブルの回転軸と前記型テーブルの回転軸に
    設けられており、前記加工テーブルと前記型テーブルを
    同時に倣って回転駆動するための回転駆動手段;を備え
    たことを特徴とするワイヤソー加工機。
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