JP3073896U - 積載車両の荷台構造 - Google Patents

積載車両の荷台構造

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JP3073896U JP2000003904U JP2000003904U JP3073896U JP 3073896 U JP3073896 U JP 3073896U JP 2000003904 U JP2000003904 U JP 2000003904U JP 2000003904 U JP2000003904 U JP 2000003904U JP 3073896 U JP3073896 U JP 3073896U
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文夫 澤田
幸雄 瀬戸
康和 寺島
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 荷物の積み込み・積み下ろし作業の効率をあ
げること。 【解決手段】 前壁体4の下端部から後方に形成された
底壁体5からなる荷台本体2と、前壁体を前面とし、底
壁体を底面とする直方体形状の閉塞空間Sを形成する閉
塞形態をとるカバー3とからなる積載車両の荷台構造D
であって、カバーが、閉塞空間の左半分および右半分を
覆う左カバー体Lおよび右カバー体Rからなり、左右の
カバー体が、その下端部が底壁体の左端部または右端部
のいずれかに対して回動可能に連結されている側壁体6
L,6Rと、一端部が側壁体の上端部に回動可能に連結
されており、他端部が他の上壁体の他端部に当接可能な
上壁体7L,7Rと、上壁体の後端部から下方に向けて
形成された後壁体8L,8Rとからなり、側壁体および
上壁体を、荷台部の側面に沿わせた状態で、かつ荷台部
よりも上方に突出しない状態に折り畳んで収納すること
ができる収納形態に変形可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、たとえばトラックなどの積載車両の荷台構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
積載車両に設けられる従来の荷台構造として、図6に示すように、荷台31の 上面に枠組みをし、その外面をほろ32で覆うタイプのものがある。このほろか けタイプの荷台構造では、ほろ32の側面がカーテン式に開閉可能となっており 、荷物の積み込み・積み下ろし作業は、前記荷台31の周縁に連設されているあ おり33を倒し、前記ほろ33を開いた状態にすることで行われていた。
【0003】 しかし、上記ほろかけタイプの荷台構造では、荷台31の上面がほろ32によ って覆われていることから、荷物の積み込み・積み下ろし作業を側面からしか行 えないという問題があった。
【0004】 また、従来の他の荷台構造として、図7に示すように、荷台34のそれぞれ前 後に立設された前壁体35および後壁体36と、前記前壁体35の上端部から後 壁体36の上端部にかけて設けられた天井部37と、この天井部37に対して一 端部が回動自在に設けられた側壁部(ウイング)38,38とからなるウイング タイプのものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記ウイングタイプの荷台構造では、その上面が前記天井部37によ って覆われているとともに、前記左右のウイング38,38を択一的にしか開く ことができない構成であったことから、荷物の積み込み・積み下ろし作業を車両 の左右のいずれかの側からしか行うことができず、その作業効率が悪かった。ま た、前記ウイング38を閉めるときに、あおり39とのかみ合わせが悪いと、走 行中にウイング38が開く可能性があり、非常に危険であった。
【0006】 本考案は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、荷物の積み込み ・積み下ろし作業の効率をあげることができる積載車両の荷台構造を提供するこ とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の積載車両の荷台構造は、前壁体およびこ の前壁体の下端部から後方に向けて形成された底壁体からなる荷台本体と、前記 前壁体を前面とし、前記底壁体を底面とするほぼ直方体形状の閉塞空間を形成す る閉塞形態をとるカバーとからなる積載車両の荷台構造であって、前記カバーが 、前記閉塞空間のほぼ左半分およびほぼ右半分を覆う左カバー体および右カバー 体からなり、前記左右のカバー体がそれぞれ、その下端部が前記底壁体の左端部 または右端部のいずれかに対して回動可能に連結されている側壁体と、一端部が 前記側壁体の上端部に回動可能に連結されており、他端部が他の上壁体の他端部 に当接可能な上壁体と、この上壁体の後端部から下方に向けて形成された後壁体 とからなり、前記側壁体および上壁体を、前記荷台部の側面に沿わせた状態で、 かつ荷台部よりも上方に突出しない状態に折り畳んで収納することができる収納 形態に変形可能とした(請求項1)。
【0008】 上記の構成により、荷物の積み込み・積み下ろし作業の効率をあげることがで きる積載車両の荷台構造を提供することができる。
【0009】 また、前記カバーが収納形態をとるときに、前記左後壁体および右後壁体が、 前記荷台部の背面に沿った状態となり、かつ荷台部よりも上方に突出しない状態 となるとした場合には(請求項2)、荷台部の後部において、荷物の積み込み・ 積み下ろし作業を行うことが容易となる。
【0010】 さらに、前記上壁体の前部および後部を回動可能に保持する前保持部および後 保持部が設けられているとした場合には(請求項3)、カバーを閉塞形態と収納 形態とに変形させる開閉操作を安定性良く行うことが可能となる。
【0011】 また、前記カバーを閉塞形態と収納形態とに変形させる開閉操作を補助する開 閉補助装置が設けられているとした場合には(請求項4)、前記開閉操作を、よ り小さな力で行うことが可能となる。
【0012】 また、前記カバーの後部に、ロック機構が設けられているとした場合には(請 求項5)、カバーの閉塞形態を確実に保持することができ、不意にカバーが開く ことを防止することが可能となる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施例を、図を参照しながら説明する。 図1は、本考案の第一実施例に係る積載車両の荷台構造(以下、荷台構造とい う)Dを有した積載車両1の構成を概略的に示す側面図であり、図2は、荷台構 造Dの構成を概略的に示す斜視図である。 荷台構造Dは、たとえばトラックなどの積載車両1に設けられるものであり、 荷台本体2と、カバー3とからなる。
【0014】 前記荷台本体2は、前壁体4と、この前壁体4の下端部から後方に向けて形成 された底壁体5とからなる。
【0015】 前記底壁体5は、平面視がほぼ長方形状であり、その左端部、右端部および後 端部にはそれぞれ、上方に向けて突設された左突設部5a、右突設部5bおよび 後突設部5cを有している。
【0016】 前記カバー3は、前記前壁体4を前面とし、前記底壁体5を底面とするほぼ直 方体形状の閉塞空間Sを形成する閉塞形態と、後述する収納形態とに変形させる ことができる部材であり、左カバー体Lと、右カバー体Rとからなる。なお、前 記閉塞空間Sの形状は、厳密な直方体形状に限るものではなく、直方体形状に近 い形状のもの、ほぼ直方体形状とみなせるものなどでもよく、たとえば、その上 面の縦断面がへの字形状となっていてもよく、また、その上面が中央側ほど高く なる曲面となっていてもよい。
【0017】 前記左カバー体Lは、下端部が前記左突設部5aに回動可能に連結された左側 壁体6Lと、この左側壁体6Lの上端部に一端部が回動可能に連結され、かつ他 端部が後述する右上壁体7Rの他端部と当接可能な左上壁体7Lと、この左上壁 体7Lの後端部から下方に向けて形成された左後壁体8Lとからなる。なお、前 記左側壁体6Lの下端部と左突設部5aとの連結、および前記左側壁体6Lの上 端部と左上壁体7Lの一端部との連結は、それぞれ複数の蝶番9,9…を介して 行われている。
【0018】 前記右カバー体Rは、下端部が前記右突設部5bに回動可能に連結された右側 壁体6Rと、この右側壁体6Rの上端部に一端部が回動可能に連結され、かつ他 端部が前記左上壁体7Lの他端部と当接可能な右上壁体7Rと、この右上壁体7 Rの後端部から下方に向けて形成された右後壁体8Rとからなる。なお、前記右 側壁体6Rの下端部と右突設部5bとの連結、および前記右側壁体6Rの上端部 と右上壁体7Rの一端部との連結は、それぞれ複数の蝶番9,9…を介して行わ れている。
【0019】 前記左側壁体6Lは、カバー3が閉塞形態にあるとき、前記荷台部2の前壁体 4および底壁体5に対して垂直をなす状態にあり、かつ下端部が前記左突設部5 aに当接し、前端部が前壁体4の左側端部に当接している。
【0020】 前記左上壁体7Lは、カバー3が閉塞形態にあるとき、前記右上壁体7Rと当 接し、かつその前端部が前記前壁体4の上端部に当接している。
【0021】 前記左後壁体8Lは、カバー3が閉塞形態にあるとき、前記右後壁体8Rと当 接し、かつ下端部が前記後突設部5cの上面に当接している。なお、左後壁体8 Lは、その上部の横幅とその下部の横幅とがほぼ同じであってもよいが、その下 部の横幅を上部の横幅よりも若干狭めるように構成してもよい。この場合、左後 壁体8Lと左側壁体6Lとの間に形成される隙間を防げるようなシート体(図示 せず)などを設けることが望ましい。
【0022】 前記右側壁体6Rは、カバー3が閉塞形態にあるとき、前記荷台部2の前壁体 4および底壁体5に対して垂直をなす状態にあり、かつ下端部が前記右突設部5 bに当接し、前端部が前壁体4の右側端部に当接している。
【0023】 前記右上壁体7Rは、カバー3が閉塞形態にあるとき、前記左上壁体7Lと当 接し、かつその前端部が前記前壁体4の上端部に当接している。
【0024】 前記右後壁体8Rは、カバー3が閉塞形態にあるとき、前記左後壁体8Lと当 接し、かつ下端部が前記後突設部5cの上面に当接している。なお、右後壁体8 Rは、その上部の横幅とその下部の横幅とがほぼ同じであってもよいが、その下 部の横幅を上部の横幅よりも若干狭めるように構成してもよい。この場合、右後 壁体8Rと右側壁体6Rとの間に形成される隙間を防げるようなシート体(図示 せず)などを設けることが望ましい。
【0025】 そして、このような構成からなるカバー3は、その前部および後部がそれぞれ 前保持部材10,11および後保持部材12,13によって保持されている。す なわち、前記左上壁体7Lの前部には、前保持体10の一端が回動可能に連結さ れており、前記右上壁体7Rの前部には、前保持体11の一端が回動可能に連結 されている。また、前記左上壁体7Lの後部には、後保持体12の一端が回動可 能に連結されており、前記右上壁体7Rの後部には、後保持体13の一端が回動 可能に連結されている。
【0026】 前記前保持部材10,11はそれぞれ、長板形状の部材である。前記前保持部 材10は、一端が、前記左上壁体7Lの前部内面に回動可能に連結され、他端が 、前記前壁体4の中央付近の適宜の箇所に回動可能に軸支されている。また、前 記前保持部材11は、一端が、前記右上壁体7Rの前部内面に回動可能に連結さ れ、他端が、前記前壁体4の中央付近の適宜の箇所に回動可能に軸支されている 。
【0027】 前記後保持部材12,13はそれぞれ、三つの屈曲部を有する長板形状の部材 である。前記後保持部材12は、一端が、前記左上壁体7Lの後部に回動可能に 連結されており、他端が、前記後突設部5cの適宜の箇所に回動可能に軸支され ている。また、前記後保持部材13は、一端が、前記右上壁体7Rの後部に回動 可能に連結されており、他端が、前記後突設部5cの適宜の箇所に回動可能に軸 支されている。なお、前記三つの屈曲部は、カバー3を収納形態としたときに、 後保持部材12,13が、後突設部5cよりも大きく上方に突出した状態となら ないようにするためのものであり、本実施例においては、その上辺が後突設部5 cの上辺とほぼ平行となるように構成されている(図3参照)。
【0028】 なお、前記後保持部材12,13の形状を、前記前保持部材10,11と同じ 形状としてもよい。
【0029】 図3は、前記カバー3の閉塞形態および収納形態を概略的に示す説明図であり 、図4は、前記カバー3を閉塞形態から収納形態に変形させる際の動作を概略的 に示す説明図である。 上記の構成からなるカバー3は、前記左側壁体6L,右側壁体6Rおよび左上 壁体7L,右上壁体7Rを、前記荷台部2の側面に沿わせた状態で、かつ荷台部 2の左突設部5aおよび右突設部5bよりも上方に突出しない状態に折り畳んで 収納することができる収納形態に変形させることができる。また、カバー3がこ の収納形態をとるとき、前記左後壁体8Lおよび右後壁体8Rは、前記荷台部2 の背面に沿わせた状態で、かつ荷台部2の後突設部5cよりも上方に突出しない 状態で収納される。
【0030】 すなわち、カバー3が収納形態にあるとき、左側壁体6Lおよび左上壁体7L は、互いの閉塞空間Sを形成していた方の面(以下、内面という)が当接し、ま た、左側壁体6Lの前記内面の裏側の面(以下、外面という)が、左突設部5a に沿うとともに、前記左突設部5aよりも上方に突出しない状態で、底壁体5の 左側面の下部から下方に向けて収納される。
【0031】 また、カバー3が収納形態にあるとき、右側壁体6Rおよび右上壁体7Rは、 互いの閉塞空間Sを形成していた方の面(以下、内面という)が当接し、また、 右側壁体6Rの前記内面の裏側の面(以下、外面という)が、右突設部5bに沿 うとともに、前記右突設部5bよりも上方に突出しない状態で、底壁体5の右側 面の下部から下方に向けて収納される。
【0032】 このように、カバー3を閉塞形態と収納形態とに変形させても、前記前保持部 材10,11および後保持部材12,13は、常にカバー3を保持するように構 成されており、カバー3の変形に伴って前保持部材10,11および後保持部材 12,13は適宜に回動するように構成されている。そして、これら前保持部材 10,11および後保持部材12,13の存在によって、カバーを閉塞形態と収 納形態とに変形させる開閉操作を安定性良く行うことが可能となる。
【0033】 なお、カバー3を収納形態から閉塞形態に変形させる閉操作を行うときに、閉 操作によってカバー体Lおよびカバー体Rが互いにぶつかることで衝撃が生じ、 その衝撃で荷台構造Dが破損することを防止するために、前記前保持部材10, 11に対して、衝撃吸収部材10a,11aが設けられており、また、前記左側 壁体6Lおよび右側壁体6Rに対して、衝撃吸収部材12aおよび衝撃吸収部材 13aが設けられている。
【0034】 前記左側壁体6Lおよび右側壁体6Rの下部には、カバー3を閉塞形態と収納 形態とに変形させる開閉操作を、より小さい力で行えるようにするために、それ ぞれ開閉補助装置14が取り付けられている。
【0035】 前記開閉補助装置14は、前記左側壁体6Lまたは右側壁体6Rに付勢を加え るためのアーム15と、このアーム15を内部に組み込まれたバネなどによって 上下方向に動かすための装置本体16とからなり、装置本体16は前記荷台部2 の底壁体5の下方に設置されている。そして、このような構成からなる開閉補助 装置14は、適宜の力で前記アーム15を常に上方に付勢している。
【0036】 なお、前記開閉補助装置14を、カバー3の開閉操作を補助するために設ける のではなく、カバー3の開閉操作を自動的に行えるようにするために設けてもよ い。この場合には、たとえば、前記装置本体16の内部に、前記アーム15を動 かすための油圧シリンダや空圧シリンダを設けるようにすればよい。
【0037】 また、前記開閉補助装置14の数は、適宜に決定すればよく、図2には、左側 壁体6Lおよび右側壁体6Rのそれぞれに対して、前部と後部とに一つずつ設け るようにしているが、このような構成に限るものではない。
【0038】 上記の構成からなるカバー3では、カバー3を閉塞形態と収納形態とに変形さ せる開閉操作を行いやすくするために、前記左後壁体8Lおよび右後壁体8Rの 適宜の箇所に、把手部17が複数設けられている。
【0039】 さらに、カバー3を閉塞形態としたときに、カバー3が意図せずに開くことを 確実に防止するために、前記左側壁体6Lと前壁体4とのロック、および前記右 側壁体6Rと前壁体4とのロックにそれぞれ用いられる第一ロック機構18,1 8と、前記左後壁体8Lと右後壁体8Rとのロックに用いられる第二ロック機構 19とが設けられている。
【0040】 図5(A)は、前記第一ロック機構18の構成を概略的に示す斜視図である。 以下に、前記右側壁体6Rと前壁体4とをロックするために設けられた第一ロ ック機構18の構成について説明する。なお、前記左側壁体6Lと前壁体4とを ロックするための第一ロック機構18については、構成が同じであることから、 その説明を省略する。 前記右側壁体6Rと前壁体4とのロックに用いられる第一ロック機構18は、 前記前壁体4の右端部に設けられた突起体20およびこの突起体20の下方に設 けられたレバー体21と、前記右側壁体6Rの前端部に設けられた切り欠き部分 22aを有する切り欠き体22とからなる。
【0041】 前記レバー体21は、前記突起体20に係止させることが可能な係止部21a を有している。
【0042】 上記の構成からなる第一ロック機構18をロック状態とするには、カバー3を 閉塞形態とした後、前記切り欠き部分22aを挿通した状態の突起体20に、前 記係止部21aを係止させ、続いて上方に向いた状態の前記レバー体21を下方 に動かすだけでよい。
【0043】 また、前記第一ロック機構18のロックを解除するには、下方に向いた状態の 前記レバー体21を上方に動かしたあと、前記係止部21aの突起体20への係 止を解除するだけでよい。
【0044】 図5(B)は、前記第二ロック機構19の構成を概略的に示す斜視図である。 前記第二ロック機構19は、前記左後壁体8Lの一端に設けられた係止受け部 23と、前記右後壁体8Rの一端に設けられた係止受け部24と、前記後突設部 5cのほぼ中央部に設けられ、前記係止受け部23および係止受け部24に係止 させることができる係止部25aを有するレバー体25とからなる。
【0045】 上記の構成からなる第二ロック機構19をロック状態とするには、カバー3を 閉塞形態とした後、前記係止受け部23および係止受け部24に、前記係止部2 5aを係止させ、続いて上方に向いた状態の前記レバー体25を下方に動かすだ けでよい。
【0046】 また、前記第二ロック機構19のロックを解除するには、下方に向いた状態の 前記レバー体25を上方に動かしたあと、前記係止部25aの係止受け部23お よび係止受け部24への係止を解除するだけでよい。
【0047】 そして、本発明の荷台構造Dには、上述した第一ロック機構18,18および 第二ロック機構19に加えて、図5(B)に示すように、第三ロック機構26が 設けられている。
【0048】 前記第三ロック機構26は、前記後突設部5c上面のほぼ中央部に設けられた 二つの被係止体27,27と、前記左後壁体8Lの一端部および前記右後壁体8 Rの一端部にそれぞれ設けられ、前記被係止体27を係止する係止部28aを有 する係止体28,28と、前記左後壁体8Lの他端部および前記右後壁体8Rの 他端部にそれぞれ設けられ、連動部材29,29を介して前記係止体28,28 に連動するレバー付把手部30,30(図2参照)とからなる。
【0049】 上記の構成からなる第三ロック機構26では、カバー3を閉塞形態とする閉操 作を行ったときに、前記被係止体27,27が係止体28,28の係止部28a ,28a内に嵌め込まれた状態で係止されることにより、左後壁体8Lおよび右 後壁体8Rを後突設体5cに固定するロックが自動的にかかる。そして、このロ ックを解除するには、前記レバー付把手部30,30のレバーを引くだけでよく 、このレバーを引いた動作が連動部材29,29を介して前記係止体28,28 に伝達されることで、係止体28,28による被係止体27,27の係止が解除 され、前記ロックが解除されるという構成となっている。
【0050】 上記のように複数のロック機構18,19,26を設けたことによって、より 確実に閉塞形態にあるカバー3のロックを行うことができ、車両1の走行中にカ バー3が開くなどの恐れがなくなり、安全性を向上させることが可能となる。
【0051】 上記の構成からなる荷台構造Dでは、カバー3を収納形態としたときに、荷台 部2の底壁体5の上方においてクレーンなどを用いて荷物の積み込み・積み下ろ し作業ができることはもちろん、底壁体5の左右の側方および後方においても遮 蔽物が無くなり、さらに、カバー3を構成する部材がそれぞれ、底壁体5の側面 に沿い、側方へほとんど突出しない状態となることから、荷台Dに荷物等を積み 込む作業および荷台Dから荷物等を積み下ろす作業を、たとえばホークリフトな どを使用して、容易に、かつ効率良く行うことが可能となる。
【0052】 なお、上記の構成からなる荷台Dでは、前記底壁体5が、その左端部および右 端部にそれぞれ、左突設部5aおよび右突設部5bを有しているとしているが、 このような構成に限るものではなく、前記左突設部5aおよび右突設部5bが設 けられていなくてもよい。この場合には、前記左側壁体6Lは、底壁体5の左側 端部に回動可能に直接連結されることになり、前記右側壁体6Rは、底壁体5の 右側端部に回動可能に直接連結されることになる。
【0053】 また、上記の構成からなる荷台Dでは、前記底壁体5が、その後端部に後突設 部5cを有しているとしているが、このような構成に限るものではなく、前記後 突設部5cが設けられていなくてもよい。この場合には、前記後突設部5cは、 底壁体5の後側端部に回動可能に直接連結されることになる。
【0054】
【考案の効果】
上記の構成からなる本考案によれば、荷物の積み込み・積み下ろし作業の効率 をあげることができる積載車両の荷台構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例である積載車両の荷台構造
を有した積載車両の構成を概略的に示す側面図である。
【図2】上記実施例の構成を概略的に示す斜視図であ
る。
【図3】上記実施例の構成を概略的に示す説明図であ
る。
【図4】(A)は、閉塞形態をとるカバーの構成を概略
的に示す説明図であり、(B)は、閉塞形態から収納形
態へと変形する過程にあるカバーの構成を概略的に示す
説明図であり、(C)は、収納形態をとるカバーの構成
を概略的に示す説明図である。
【図5】(A)は、上記実施例における第一ロック機構
の構成を概略的に示す斜視図であり、(B)は、第二ロ
ック機構および第三ロック機構の構成を概略的に示す斜
視図である。
【図6】従来例であるほろかけタイプの荷台構造の構成
を概略的に示す斜視図である。
【図7】他の従来例であるウイングタイプの荷台構造の
構成を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
2…荷台本体、3…カバー、4…前壁体、5…底壁体、
6L…左側壁体、6R…右側壁体、7L…左上壁体、7
R…右上壁体、8L…左後壁体、8R…右後壁体、D…
積載車両の荷台構造、L…左カバー体、R…右カバー
体、S…閉塞空間。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前壁体およびこの前壁体の下端部から後
    方に向けて形成された底壁体からなる荷台本体と、前記
    前壁体を前面とし、前記底壁体を底面とするほぼ直方体
    形状の閉塞空間を形成する閉塞形態をとるカバーとから
    なる積載車両の荷台構造であって、前記カバーが、前記
    閉塞空間のほぼ左半分およびほぼ右半分を覆う左カバー
    体および右カバー体からなり、前記左右のカバー体がそ
    れぞれ、その下端部が前記底壁体の左端部または右端部
    のいずれかに対して回動可能に連結されている側壁体
    と、一端部が前記側壁体の上端部に回動可能に連結され
    ており、他端部が他の上壁体の他端部に当接可能な上壁
    体と、この上壁体の後端部から下方に向けて形成された
    後壁体とからなり、前記側壁体および上壁体を、前記荷
    台部の側面に沿わせた状態で、かつ荷台部よりも上方に
    突出しない状態に折り畳んで収納することができる収納
    形態に変形可能としたことを特徴とする積載車両の荷台
    構造。
  2. 【請求項2】 前記カバーが収納形態をとるときに、前
    記左後壁体および右後壁体が、前記荷台部の背面に沿っ
    た状態となり、かつ荷台部よりも上方に突出しない状態
    となる請求項1に記載の積載車両の荷台構造。
  3. 【請求項3】 前記上壁体の前部および後部を回動可能
    に保持する前保持部および後保持部が設けられている請
    求項1に記載の積載車両の荷台構造。
  4. 【請求項4】 前記カバーを閉塞形態と収納形態とに変
    形させる開閉操作を補助する開閉補助装置が設けられて
    いる請求項1に記載の積載車両の荷台構造。
  5. 【請求項5】 前記カバーの後部に、ロック機構が設け
    られている請求項1に記載の積載車両の荷台構造。
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