JP3073869U - 車両搭乗者拘束装置のためのガス発生器 - Google Patents

車両搭乗者拘束装置のためのガス発生器

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JP3073869U JP2000002780U JP2000002780U JP3073869U JP 3073869 U JP3073869 U JP 3073869U JP 2000002780 U JP2000002780 U JP 2000002780U JP 2000002780 U JP2000002780 U JP 2000002780U JP 3073869 U JP3073869 U JP 3073869U
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ボームラー クラウス
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ティーアールダブリュ レパ ゲゼルシャフト ミットベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全ベルト装置の駆動ユニットの機械的部品
が受ける応力が減じられ、ガス発生器の動力がより効果
的に利用できる車両搭乗者拘束装置の予緊張装置のため
のガス発生器を提供する。 【解決手段】 車両搭乗者拘束装置のためのガス発生器
210は、ハウジング212、ハウジング212内に収
容された容器226、容器226内に収容された火工装
薬216、および容器226と連通していてハウジング
212内の一室に収容された点火装置218を有してい
る。ハウジング212は、ハウジング内の一室の反対側
にあって且つ破裂ダイヤフラム230,238によって
閉鎖されている開口256を備えた底を有している。破
裂ダイヤフラムは、第1の比較的薄い壁部分230およ
び第1の比較的薄い壁部分230より実質的に大きい壁
厚の第2の壁部分238を有している。また、第1およ
び第2の壁部分230,238は、壁厚が半径方向外方
に向かって徐々に増加している中間壁部分によって互い
に連結されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は点火装置および火工推進装薬(pyrotechnical pro pellant charge:点火されると比較的急激に燃焼して、多量のガ スを発生するもの)を有する車両搭乗者拘束装置用ガス発生器に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
そのようなガス発生器は安全ベルト装置の予緊張装置において使用されるよう に意図されている。火工装薬が車両の衝撃によって点火されるとき、駆動ユニッ トは燃焼ガスによる圧力を受けさせられる。推進装薬の爆発と同様の燃焼によっ て、駆動ユニットの可動部分は最大加速力を受けさせられる。
【0003】 本考案の目的は、駆動ユニットの機械的部品が受けさせられる応力が減じられ 、かつ、ガス発生器の動力がより効果的に利用されるガス発生器を提供すること である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
後に説明する参考例及び本考案実施例の対応を明瞭にするために、参考例及び 実施例の説明に使用されている符号を付記して参考例及び本考案について以下に その概略を説明する。 まず、後述の参考例による車両搭乗者拘束装置のためのガス発生器10,11 0は、ハウジング12,112、前記ハウジング12,112の内部に画定され た第1の室42,142に収容された第1の火工装薬16′,116′、前記ハ ウジング12,112の内部に画定された第2の室44,144に収容された第 2の火工装薬16″,116″、および前記ハウジング12,112の内部に画 定されていて、前記第1の室42,142と連通している第3の室に収容された 点火装置18,118を有し、前記第1の火工装薬16′,116′が前記第2 の火工装薬16″,116″の燃焼速度より低い燃焼速度を有し、かつ、前記第 1の室42,142と前記第2の室44,144とが前記第1の火工装薬16′ ,116′の燃焼の際に破壊される消耗可能の隔壁28,128によって相互に 分離されており、前記ハウジング12,112は前記第1の火工装薬16′,1 16′及び前記第2の火工装薬16″,116″によって発生されるガスのため の単一の開口56,156を備えている。
【0005】 このような構成によって、圧力は初め僅かに増し、したがって、圧力を及ぼさ れた駆動ユニットの可動部品は初め僅かな程度まで加速されるにすぎない。比較 的緩慢に圧力が増すこの初段階に、圧力が比較的急勾配で増す段階が続き、した がって、拘束装置の急速かつ信頼できる駆動が確実に生じる。この比較的緩慢な 初期圧力増加は低燃焼速度を有する火工装薬の燃焼間に初めに生じる燃焼ガスに よって決定される。ハウジング11,112の底に設けた比較的薄い破裂ダイヤ フラム30,130は、実際上、低燃焼速度を有する火工装薬16′,116′ の点火直後に破裂する。前記ダイヤフラム30,130の破裂後、駆動ユニット は露出された開口を通じて、最初に、比較的緩慢に増す圧力にさらされる。圧力 を比較的緩慢に増加させるのに役立つ火工装薬16′,116′の燃焼が進行す るにつれて、破裂される隔壁28,128は圧力の高まり(build up) に続いて破裂し、したがって高燃焼速度を有する火工装薬16″,116″が、 第1の火工装薬16′,116′によって点火され、それにより、好適により急 速に増す圧力をもって第2の段階において駆動ユニットに作用し得る。それぞれ 、低および高燃焼速度を有する2つの火工装薬を適切に選択することによって、 それぞれの要求に従って、それぞれ、緩慢なおよび急速な圧力増加の勾配を設定 し、かつ、最大圧力到達時点を設定することが可能である。したがって、例えば 、比較的緩慢な圧力増加による初段階にもかかわらず、最大圧力が比較的早い時 点に到達されることが可能である。
【0006】 破裂される隔壁は点火装置18,118と破裂ダイヤフラム30,130との 間に延びている内管28,128によって構成されることが好ましく、かつ、そ れは一端部34,134において点火装置18,118に対して露出され他端部 32,132において破裂ダイヤフラム30,130によって閉鎖されるように 配置されることが好ましい。したがって最初、点火装置18,118は単に低燃 焼速度を有する火工装薬16′,116′を初めに点火する。いったん、破裂ダ イヤフラム30,130が圧力の高まりに続いて破裂したならば、駆動ユニット との連係が生じる。駆動ユニットは初め比較的緩慢な圧力増加を受けさせられる 。高燃焼速度を有する火工装薬16″,116″の点火は、低燃焼速度を有する 火工装薬16′,116′の燃焼過程において内管28,128も破壊されると きにのみ生じる。
【0007】 低燃焼速度を有する火工装薬16′は内管28の内部に配置され得る。この場 合、そのような内管28は第2の室44を包囲している容器26と一体であるよ うに構成されるのが好ましい。
【0008】 低燃焼速度を有する火工装薬116′は内管128それ自体によって構成され 、該内管128はこの目的のためむくの火工装薬(すなわち固形の火工装薬自体 )から構成され得る。
【0009】 内管128をガス発生器内に保持して整合させる信頼できる方法は、容器12 6の環状ベース140内に、容器126の破裂ダイヤフラム130と隣接する管 端部を挿入することによって達成されるのが好ましく、一方、点火装置118に 隣接するその端部134は点火装置118の点火通路136内に挿入されるのが 好ましい。この場合、同様に、低燃焼速度を有する火工装薬116′は最初に点 火装置118によって点火される。さらなる火工装薬116″の点火は内管12 8が完全に燃え尽きた後にのみ生じる。環状ベース140はそれ自体としては容 器126と一体的に形成され得る。
【0010】 本考案によれば、車両搭乗者拘束装置のためのガス発生器210は、ハウジン グ212、前記ハウジング212内に収容された容器226、前記容器226内 に収容された火工装薬216、および前記容器226と連通していて前記ハウジ ング212内の一室に収容された点火装置218を有し、前記ハウジング212 は、前記一室の反対側にあって破裂ダイヤフラム230,238によって閉鎖さ れている開口256を備えた底を有し、前記破裂ダイヤフラムが、第1の比較的 薄い壁部分230および前記第1の比較的薄い壁部分230より実質的に大きい 壁厚さの第2の壁部分238を有し、前記第1および第2の壁部分230,23 8が壁厚が半径方向外方に向かって徐々に増加している中間壁部分によって互い に連結されていることを特徴とする。
【0011】 本考案においては、同様に、破裂ダイヤフラム230,238の前記比較的薄 い壁部分230の破裂後に、単に圧力が比較的緩慢に増加する初期段階が生じる 。これはダイヤフラムの破裂とともに、最初、比較的小さい噴口が完全に開くに すぎない事実に帰せられる。この初め比較的小さい噴口が燃焼の進行によって拡 大されるにつれて、圧力の増大は急勾配になる。噴口の寸法は時間の関数として 拡大する。初め破裂ダイヤフラム230によって密閉されている開口232は、 とりわけ、火工装薬の容器226のいわば変化する厚さ底壁によって構成され得 、前記噴口の横断面の寸法の拡大の時間関数は、その勾配が一定でない開口23 2の内壁面の推移によって与えられることが好ましい。
【0012】 本考案の実施例のさらなる有利な修正形式は従属請求項に記載されている。
【0013】 本考案のさらなる特徴および利点は以下述べる説明から、および参照さるべき 図面から、判明するであろう。
【0014】
【実施例】
図1に示されている火工方式の参考例のガス発生器10は、鎖錠ピン(図示さ れていない)などのための外受け手段14を備えた円筒形のハウジング12を有 し、該鎖錠ピンによってガス発生器10は例えば車両搭乗者安全ベルト装置のた めの予緊張装置である1個の装置の孔に便利に固定され得る。
【0015】 ガス発生器10は燃焼速度が互いに異なっている推進装薬16' および16'' 、および図示の例においては機械的衝撃式点火装置である点火装置18を備えて いる。
【0016】 ガス発生器10のハウジング12は点火装置18の衝撃面46の中心部分に対 向して位置する段付き案内穴20を有し、かつ、ピン状の衝撃伝達素子22がそ のような案内穴20のなかに受容されている。前記衝撃伝達素子22は衝撃手段 (図示されていない)によって打撃されるように案内穴20から突出している。 前記衝撃手段は例えば機械的な釈放手段の一部分である。衝撃伝達素子22はヘ ッド24を有し、該ヘッドは点火装置18に指向されていて比較的幅広であるが 先端を点火装置18に対して指向されており、衝撃伝達素子22を内部に固定す るため段付き案内穴20の広化部分20' 内に受容されている。もし今衝撃部( 図示されていない)が衝撃伝達素子22の、ハウジング12から突出している端 部に対して打ち当てられるならば、ヘッド24の先端は点火装置18の衝撃面4 6をその中心において貫通し、したがってガス発生器10は点火される。
【0017】 点火装置18はブースタ48を有する点火通路36を介して推進装薬容器26 と接続されており、該容器はガス発生器10の円筒形のハウジング12内に配置 されており、主たる推進装薬16' および16''を収容している。
【0018】 塑性材料から構成されていることが好ましいボウル状の推進装薬容器26は、 底壁38と接続しているかなり長い円筒形部分26' と、点火装置18に向かっ て円錐状にテーパになっているより短い部分26''とを有する。推進装薬容器2 6の円筒形部分26' と底壁38との間の遷移部分は丸くされている。推進装薬 容器26は円筒形のハウジング12を通って延びている段付き穴の好適に設計さ れた部分20''のなかにプレス嵌めにされている。これに関して、推進装薬容器 26の円錐状テーパ部分26''は、ハウジング12を通って延びている段付き穴 の内部において大横断面の部分20''と小横断面の部分20''' との間の段50 から小さい距離dをもって離されており、前記部分20''' 内には点火装置18 およびブースタ48を収容する挿入体52が受容されている。点火装置18から 遠くかつ推進装薬容器26に隣接している挿入体52の端54も段50から引込 められている。
【0019】 推進装薬容器26は円筒形のハウジング12と推進装薬容器26とに共通の長 手方向軸線Lと同軸である中心内管28を備えており、該内管28は容器26の 底壁38と結合しており、一方、反対端において挿入体52に接している。内管 28の内径は同軸の点火通路36の内径より僅かに小さく、一方、これとは反対 に内管28の外径は点火通路36の外径より僅かに大きく、したがって内管28 の各端部はその縁の一部分を、点火通路36のオリフィスを有する挿入体52の 前端壁54に対し緊密に係合させられている。好ましくは推進装薬容器26と一 体的に作られた内管28は、その他端部において、推進装薬容器26の底壁38 すなわち床に対しそれに垂直に結合されている。内管28のこの端部に設けられ た開口32は破裂壁30によって常態では密閉されており、該破裂壁30は底壁 38および内管28と一体的に作られており、かつ、底壁38の内管28および 開口32を包囲している部分より薄い。内管28と底壁38の半径方向外方部分 との間の遷移部分はより大きい厚さをもって作られている。
【0020】 破裂壁30すなわち破裂ダイヤフラムに隣接するその端部において、円筒形の ハウジング12は、開口32に対して、かつ破裂壁30に対して、それぞれ、同 軸である外開口56を有し、該外開口は内管28の破裂壁30によって閉鎖され た開口32より大きい直径を有する。この外開口56を通じて、ガス発生器10 は、例えばベルト引込器にかつまたベルトバックルに配置され得る安全ベルト装 置の予緊張装置であり得る車両搭乗者拘束装置の駆動ユニットと結合されること が可能である。
【0021】 低燃焼速度を有する推進装薬16' は内管28の内部に、したがって、推進装 薬容器26の中心受容部42に配置されており、一方、これに反して高燃焼速度 を有する推進装薬16''は推進装薬容器26の内管28を包囲している受容部4 4に収容されている。したがって、高燃焼速度を有する推進装薬を収容している 受容部44は、破裂壁30によって外側から遮断された受容部42から中心内管 28(その端部は推進装薬容器26から突出して点火装置に隣接している)によ って隔離されている。
【0022】 点火装置18が衝撃伝達素子22によって打撃されるとき、ブースタ48を通 じて最初に、内管28内に収容されている低燃焼速度を有する推進装薬16' が 点火される。内管28の内部の圧力が十分に増大した後、破裂壁30が破裂し、 従って開口32が開かれ、それを通じて拘束装置、例えば安全ベルト装置の予緊 張装置、の駆動ユニットが作動される。この段階の間、圧力は比較的ゆっくりと 増加するに過ぎず、したがって、拘束装置の機械的構成要素に及ぼされる荷重は 減じられる。破裂ダイヤフラムとして働く内管28は低燃焼速度を有する推進装 薬16' の燃焼の進行間に破裂し、したがって高燃焼速度を有する推進装薬16 ''は低燃焼速度を有する既に燃焼中の推進装薬16' によって点火される。高燃 焼速度を有する推進装薬16''の燃焼によって、拘束装置を即時駆動する責任の ある圧力は急勾配で上昇する。初期における圧力の上昇は比較的小さいから、拘 束装置の破損および、または、損傷のおそれは最小限に減じられる。
【0023】 異なる推進装薬の適切な選択によって、圧力上昇速度および最大圧力到達時点 が規定され得る。異なる段階間の遷移時点は、とりわけ、内管の厚さおよび材料 によって規定されることが可能であり、内管は推進装薬容器と一体に形成される ことが好ましく、同様に塑性材料から構成されることが好ましい。
【0024】 図2は2つの異なる主たる推進装薬を装薬容器内に収容されている火工方式の ガス発生器の別の参考例を示している。図1に例示された諸部品と同じである諸 部品は、100を加えた符号(参照数字)によって示されている。以下、図2の 参考例と図1のそれとの相違点のみについて説明する。
【0025】 図2に示された火工方式のガス発生器110の場合、低燃焼速度を有する推進 装薬116' は内管128それ自体によって構成されている。この場合において は、前記内管128はむく推進装薬から成っている。
【0026】 さらに、推進装薬容器126は塑性材料から構成されていることが好ましい。 それは底壁138から内方へ延びて底壁138の中心開口132を包囲している 環状ベース140と一体的に製作され、前記中心開口が常態において破裂ダイヤ フラム130によって密閉されていることが好ましい。環状ベース140は円筒 形のハウジング112と同軸であり、点火通路136と整合されている。点火通 路136は推進装薬容器126の他端と対向している。低燃焼速度を有する推進 装薬116' を構成している内管128は、その2つの端部を、それぞれ、環状 ベース140と点火通路136とに挿入されており、したがって、それは円筒形 のハウジング112、推進装薬容器126および点火装置114の点火通路13 6に対して同軸に整合固定されている。内管128の、環状ベース140内に固 定された端部は破裂ダイヤフラム130と確実に連結してそれによって密閉され ているが、点火通路136内に挿入された端部134はブースタ148から距離 eに位置しており、ブースタ148は図1に示した参考例と全く同様に低燃焼速 度を有する推進装薬116' の爆発的点火を生じさせる。
【0027】 図2に示された参考例の場合において、点火装置118は本場合には内管12 8そのものによって構成されている低燃焼速度を有する推進装薬116' を点火 するのに最初使用されるにすぎない。むく装薬から成るこの内管128は比較的 低速で燃え尽き、したがって、第1段階の間、発生される圧力も比較的低速で増 大する。内管128が燃え尽きた後、高燃焼速度を有する装薬116''が点火さ れ、それにより次段階において、拘束装置のより急速な駆動が生じる。この拘束 装置はやはりとりわけ安全ベルト装置のための予緊張装置である。そのような予 緊張装置は例えばベルト引込器におよびベルトバックルにも配置され得る。
【0028】 図3は本考案による火工方式のガス発生器210の一実施例であってそのボウ ル状の好ましくは塑性材料から成る推進装薬容器226が漸変底(傾斜して厚さ の変動している底部)を設けられていて、単に1つの主たる推進装薬216を有 するものを示している。図1に示した参考例の諸部品に相当する諸部品には20 0を付加された符号が付されている。やはり、図2の参考例と図3の実施例との 間の相違点についてのみ説明する。
【0029】 図3に示された構成の火工方式のガス発生器210の場合においては、既述の 2つの参考例に使用されたごとき内管は存在しない。推進装薬容器226内に1 つの推進装薬216が配置されているだけである。
【0030】 底壁238に設けられていて常態においては破裂ダイヤフラム230によって 密閉されている開口232は、外側へ向かって漸減する横断面を有する。薄い破 裂ダイヤフラム230は最小直径を有する外側部分において開口232を閉鎖し ている。推進装薬容器226の、破裂ダイヤフラム230を包含している底壁2 38は、点火装置に隣接している推進装薬容器226の端部に対向して配置され ている。開口232は底壁238の中心に配置されており、したがって円筒形の ハウジング212に対してかつ推進装薬容器226に対して同軸である。ガス発 生器210の円筒形のハウジング212内には、直列に点火装置218および推 進装薬容器226がハウジング212の長手方向軸線Lに対してやはり同軸に配 置されている。
【0031】 変化する厚さの底壁238を備えた推進装薬容器226を有する火工方式のガ ス発生器210の、図3に示された実施例において、車両の衝突は推進装薬21 6が点火装置218およびブースタ248によって点火されることを意味する。 この直後に、推進装薬容器226内における対応する圧力増大は薄い破裂ダイヤ フラム230を破裂させ、その結果、比較的小さい穴があけられる。したがって 、最初、圧力は比較的ゆっくりと増大する。圧力の増大がより急勾配になるのは 燃焼作用によって前記小さい穴の寸法が増したときだけであり、そのような穴は 開口232の内壁面の形状に従って時間の経過とともにより幅広になる。好適な 設計の変化する厚さの底壁を有することによって、所望の増圧機能を決定するこ とが可能である。
【0032】 図4の曲線aは在来の火工方式のガス発生器の対時間圧力関数を示す。これに よれば、点火時点tzの直後に圧力は比較的急勾配で増し、そのあと、その勾配 が、ピーク値に達するまで、連続的に減じる期間が続く。このあと、圧力pは時 間tとともに次第に小さくなる。
【0033】 図4の曲線bは本考案による火工方式のガス発生器の対時間圧力関数を示す。 これから認められるように、点火時点tzに続いて、最初、圧力は比較的緩慢に 増す。圧力が比較的平らに増すこの初期段階に、圧力が比較的急勾配で増す段階 が続き、その間に拘束装置の急速駆動が生じる。ピーク値に達すると同時に、圧 力値は時間とともに減じる。
【0034】 ガス発生器の適切な設計を採用することによって、図4において曲線cによっ て示されるごとき圧力関数を得ることが可能である。この場合において、圧力の 連続増加はピーク値に達するまで達成される。そのような圧力増加は在来形ガス 発生器の場合における圧力(曲線aを見よ)の初期増加より小さく、かつ、曲線 bによる圧力の初期増加より大きい。ピーク値は上記2つの場合の曲線aおよび bにおけるそれらより大きい。
【0035】 初期圧力の減少によって拘束装置の機械的構成要素における応力は実質的に減 じられ、したがって、圧力によって影響される構成要素の破損および、または、 損傷の危険は低く保たれる。本考案による火工方式のガス発生器は安全ベルト装 置の予緊張装置との関連においてとりわけ有利であり、そのような予緊張装置は ベルト引込器に、かつまた、ベルトバックルに配置されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を理解する上での参考となる参考例とし
ての、2つの異なる推進装薬を有する火工方式のガス発
生器を縦断面図で示す参考図。
【図2】2つの異なる推進装薬を有する火工方式のガス
発生器の別の参考例を縦断面図で示す参考図。
【図3】漸変床(傾斜して厚さの変動している床)を有
する火工方式のガス発生器の、本考案実施例の縦断面
図。
【図4】在来形ガス発生器と比較して図1から図3に描
かれたガス発生器に関する対時間圧力を示しているグラ
フ。
【符号の説明】
210 ガス発生器 212 ハウジング 216 推進装薬(火工製薬) 218 点火装置 226 推進装薬容器 230 破裂ダイヤフラム 232 開口 238 底壁(破裂ダイヤフラム) 248 ブースタ 256 開口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両搭乗者拘束装置のためのガス発生器
    (210)であって、ハウジング(212)、前記ハウ
    ジング(212)内に収容された容器(226)、前記
    容器(226)内に収容された火工装薬(216)、お
    よび前記容器(226)と連通していて前記ハウジング
    (212)内の一室に収容された点火装置(218)を
    有し、前記ハウジング(212)は、前記一室の反対側
    にあって破裂ダイヤフラム(230,238)によって
    閉鎖されている開口(256)を備えた底を有し、前記
    破裂ダイヤフラムが、第1の比較的薄い壁部分(23
    0)および前記第1の比較的薄い壁部分(230)より
    実質的に大きい壁厚さの第2の壁部分(238)を有
    し、該第1および第2の壁部分(230,238)が、
    壁厚が半径方向外方に向かって徐々に増加している中間
    壁部分によって互いに連結されていることを特徴とする
    ガス発生器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガス発生器において、
    前記破裂ダイヤフラム(230,238)が前記容器
    (226)と一体的に形成されているガス発生器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のガス発生器において、
    前記第1の壁部分(230)が前記第2の壁部分(23
    8)によって包囲されているガス発生器。
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