JP3073250U - 敷物被着具 - Google Patents

敷物被着具

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成治 太田
幸彦 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布団や絨毯等の敷物に装着して使用する敷物
被着具において、両面いずれでも敷物に向けて装着でき
るようにする。 【解決手段】 汗取りパッド2は、寝具本体10と、布
団の四隅にそれぞれ引っ掛けることにより、汗取りバッ
ド2を布団に装着するための帯状の引掛部20とを備え
る。引掛部20は、帯状のゴム紐22と、ゴム紐22の
両端に設けられた取付部24とからなり、更に、取付部
24は、寝具本体10の端縁から突出するように設けら
れている。このように構成された汗取りパッド2では、
取付部24を寝具本体10の両面いずれにも折り曲げ自
在であるため、寝具本体10の両面いずれでも布団に向
けて装着することが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、布団や絨毯等の敷物に装着して使用する敷物被着具に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来より、敷き布団や掛け布団等の布団に装着して使用する汗取りパッド等の 寝具や、ホットカーペットに装着して使用するカーペットカバー等、敷物に装着 して使用する敷物被着具が知られている。この内、布団に装着して使用する寝具 としては、図3に示すように、例えば、略長方形状で薄い布団状を呈する寝具本 体110と、寝具本体110の四隅付近にそれぞれ設けられた帯状の引掛部12 0とを備え、布団に装着して使用するものが知られている。
【0003】 この寝具100では、寝具本体110は、更に、例えば、シート状のスポンジ 体の両面を覆うように布地が配置されて形成された布団部112と、布団部11 2の端部側を覆うように配置される縁取り布114とからなる。 また、引掛部120は、図3(a)中に示した領域Bを拡大した図3(b)に 示すように、寝具本体110の一方の面において、布団部112と縁取り布11 4との間にその一端側が配置された状態で縫着されている。即ち、寝具100で は、図3(b)中に示したY−Y断面を表す図3(c)に示すように、引掛部1 20の長手方向側の一端側が内側に折り曲げられた状態で、布団部112の端部 側の一方の面(以下、表面)上に引掛部120が配置されている。また、帯状の 縁取り布114は、その長手方向に沿った両側が内側に折り曲げられた状態で、 この状態の布団部112の端部側を覆うようにして配置されている。
【0004】 このように構成された寝具100では、引掛部を布団の四隅に引っ掛けること により、寝具100を布団に装着して使用することができる。そして、装着され た寝具100は、例えば、就寝者が寝返りをうったとしても、引掛部120によ り布団に固定されているため、寝具100が布団に対してずれてしまうのを防止 することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の寝具100では、布団に装着する際には、寝具本体11 0の引掛部120を設けた側の面(即ち、表面)が必ず布団側を向くように配置 されるため、布団に対する寝具100の装着面が一方の面(即ち、引掛部120 が設けられた側の面)に制限されていた。このため、寝具100を使用する際に は、使用者は、まず、引掛部120が寝具本体110(寝具100)のどちらの 面に位置しているかを確認する必要があった。
【0006】 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、布団や絨毯等 の敷物に装着して使用する敷物被着具において、表裏面いずれを敷物に向けても 装着できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の考案は、布団や絨毯等の 敷物に対応した大きさに形成される被着具本体と、前記敷物の隅に引っ掛けるこ とにより該被着具本体を該敷物に固定できるように、該被着具本体の隅を横断す るようにして該被着具本体に設けられた帯状の引掛部とを備えた敷物被着具であ って、 該引掛部を該被着具本体の端縁から延設することによって、当該引掛部を該被 着具本体の表裏面側に折り曲げ自在としたことを特徴とする。
【0008】 即ち、本考案(請求項1)では、敷物被着具を敷物に固定するための引掛部は 、被着具本体の端縁から延設されているため、引掛部を被着具本体の両面側に容 易に折り曲げることが可能となる。このようにすることで、引掛部を被着具本体 の両面いずれ側にも自由に配置させることが可能となり、敷物被着具を敷物に装 着する際には、引掛部が表裏面のいずれ側に配置しているかどうかをいちいち確 認する必要がない。つまり、敷物被着具を敷物に装着する際には、被着具本体の 表裏面のいずれか一方の面を敷物に対向するように配置させ、次いで、引掛部そ れぞれを折り曲げる等して敷物の隅に引っ掛けて固定すればよいので、被着具本 体の表裏面いずれでも敷物に対向するように装着できる。
【0009】 また、引掛部を被着具本体の端縁から延設しているため、引掛部(或いは、被 着具本体)の面の裏表の区別がつきにくくなり、いずれの面を使用しても使用者 は違和感を感じにくい。 ところで、敷物被着具の両面それぞれを、面の裏表の区別がつかないような同 様の構成にしてもよいが、使用目的に応じて両面それぞれを互いに異なる構成に してもよい。例えば、敷物被着具の一方の面に春夏向けの装飾(例えば、青色を 主体とした色彩で涼しさを感じさせる装飾)を施し、他方の面に秋冬向けの装飾 (例えば、茶色を主体とした色彩で暖かみを感じさせる装飾)を施しておけば、 一年を通し、季節に応じて両面それぞれを使い分けることも可能である。更に、 例えば、敷物被着具を寝具として構成する場合には、一方の面にタオル地等の吸 水性のよい布地を用い、他方の面に毛布地等の保温性のよい布地を用いて形成し ておいてもよい。このようにすれば、風邪をひいて発汗する場合には、タオル地 側を身体に向けて汗を吸い取らせて、寒気がする場合には毛布地側を身体にむけ て保温させることが可能となり、いずれの場合でも快適な睡眠が確保できる。
【0010】 そして、引掛部としては、請求項2に記載のように、両端側には、被着具本体 の両面を被覆可能な布部を有するように構成し、この布部にて被着具本体の両面 を被覆した上で布部を被着具本体に縫着すればよい。このようにしても、引掛部 を被着具本体の端縁から延設することが可能となる。
【0011】 また、引掛部としては、全体を布地にて形成するようにしてもよいが、請求項 3に記載のように、少なくとも一部が伸縮可能な弾性部材からなるようにしても よい。つまり、このようにすることで、弾性部材の部分を伸び縮みさせることに より、敷物の厚みに関係なく、敷物被着具を敷物に密着するようにしっかりと装 着することが可能となる。
【0012】 ところで、被着具本体としては、全体をタオル地、毛布地等の布地にて形成し てもよいが、表布及び裏布からなる布部を有し、これら表布と裏布との間に綿( わた)等の芯材を配置させた上で、表面に模様が浮き立つように表布と裏布とを 縫着する周知のキルティング加工が施されたものとして構成するようにしてもよ い。
【0013】 そして、このようにキルティング加工することで、表布と裏布との縫着部分に よって、表布及び裏布に囲まれた複数の空間が生じることになる。そこで、請求 項4に記載のように、これら複数の空間に、それぞれ吸湿材を分散して収納して おけば、空気中に含まれる水分や、人体から発生する汗等の水分をこの吸湿材が 吸収するようになるため、被着具(ひいては敷物)を快適に使用することができ る。特に、敷物が布団である場合には、就寝中に発汗した際の不快感を少しでも 和らげることができ、使用者は快適に睡眠をとることができる。
【0014】 このような吸湿材としては、請求項5に記載のように、シリカゲルを用いるよ うにしてもよい。シリカゲルは、高い吸湿効果を有すると共に、長期間に亘って その効果を持続させることができる。しかも、比較的安価であるため、吸湿材を 備えた敷物被着具を安価に提供することが可能となる。
【0015】 以上説明したように、請求項1〜5に記載の考案により、表裏面いずれでも布 団に対向するように装着できるだけでなく、装着する際には簡単にしかもしっか りと装着でき、装着後には、使用者は快適に敷物を使用することができるが、請 求項6に記載のように敷物被着具を構成しても同様の効果を得ることが可能とな る。
【0016】 即ち、本考案(請求項6)の敷物被着具は、布団に対応した大きさに形成され 、布製の袋体と、この袋体の内部に収納された芯材とを有し、しかも、芯材を収 納した袋体の両面を互いに縫着することによりキルティング加工された被着具本 体と、布団の四隅に引っ掛けることにより被着具本体を布団に固定できるように 、被着具本体の四隅を横断するようにして被着具本体に設けられ、少なくとも一 部は伸縮可能な弾性部材からなる引掛部と、通気用の孔部を複数有する小袋内に 収納された状態で、キルティング加工により形成された袋体の表布及び裏布から なる複数の空間にそれぞれ収納される吸湿材としてのシリカゲルとを備え。
【0017】 しかも、引掛部の両端側には、被着具本体の両面を被覆可能な布部を有し、引 掛部は、布部にて被着具本体の両面を被覆した上で、この布部が被着具本体に縫 着されている。 このように構成された本考案(請求項6)の敷物被着具では、引掛部が被着具 本体の端縁から延設されているため、引掛部を被着具本体の両面側に容易に折り 曲げることが可能となり、請求項1の場合と同様に、敷物被着具を布団に装着す る際には、被着具本体の表裏面のいずれか一方の面を布団に対向するように配置 させ、次いで、引掛部それぞれを折り曲げる等して布団の四隅に引っ掛けて固定 すればよいので、被着具本体の表裏面いずれでも布団に対向するように装着でき る。
【0018】 更に、引掛部が有する弾性部材を伸び縮みさせることにより、布団の厚みに関 係なく、敷物被着具を布団に密着するようにしっかりと装着させることが可能と なり、請求項3と同様の効果を得ることができる。 そして、被着具本体をキルティング加工することによって生じた複数の空間に は、吸湿材としてのシリカゲルが収納されているため、請求項4または請求項5 と同様の効果を得ることができる。
【0019】 尚、本考案の敷物被着具は、例えば、上記したように発汗時の吸湿の他、就寝 者の保温、就寝者による布団の汚染防止、或いは、人体等から発する臭気の吸収 等を目的として使用できるように構成してもよい。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した一実施形態を図面と共に説明する。 図1は、本実施形態の敷物被着具の概略構成を示し、(a)は敷物被着具正面 を示す外観図、(b)は、(a)中に示した領域Aの拡大図、(c)は、(b) におけるX−X線断面図、(d)は、敷物被着具が備える引掛部の構造を表す縦 断面図である。
【0021】 本実施形態の敷物被着具は、就寝時に人体が発汗することによって生じる水分 等を吸着させるための汗取り用の寝具(以下、汗取りパッド2という)として構 成したものである。 汗取りパッド2は、寝具本体10と、寝具本体10の四隅を横断してそれぞれ 設けられる帯状の引掛部20とを備える。寝具本体10は、二枚のシート状に切 断された綿(わた)12a,12bが積層されて形成された芯材12を備え、更 に、この芯材12の両面にそれぞれ一枚の布地(例えば、綿素材等の吸水性を有 する布地)からなる表地14及び裏地16が配置されることにより形成されてい る。また更に、寝具本体10では各端部を一括して覆うための縁取り布18が設 けられている。
【0022】 また、寝具本体10では、図1(a)に示すように、正面外観がクロス柄を呈 するように公知のキルティング加工が施され、これにより芯材12を挟んだ状態 の表地14と裏地16とが互いに縫着されている。そして、キルティング加工に より表地14と裏地16との間に形成された一部の空間(詳細には、芯材12を 構成する綿12a,12bの間の空間)には、後述する吸湿材が収納されている 。
【0023】 一方、引掛部20は、弾性部材である帯状のゴム紐22と、ゴム紐22の両端 に設けられ、寝具本体10に固定される取付部24とからなる。この内、取付部 24は、それぞれ一枚の布地からなる表地26及び裏地28が互いに縫着される ことにより形成されている。
【0024】 さて、このように構成された汗取りバッド2を形成するための手順について以 下に説明する。 まず、裏地16となる略長方形状の布地上に、綿12aを敷き、この綿12a 上に所定の間隔を空けて複数の吸湿材を配置する。吸湿材は、図2(a)に示す ように、正面外観が長方形状を呈し、複数の通気孔32aが穿設された袋32内 に、複数の球状の吸湿体34が収納されて形成されて形成されたもの(吸湿材3 0)である。吸湿体34としては、例えば、シリカゲルを用いることができる。 シリカゲルは高い吸湿性を有し、しかも水分の吸着及び脱着を繰り返す性質をも 有しているので、長期間に亘って吸湿力を持続することが可能となる。そして、 綿12a上に吸湿材30を配置する際には、それぞれ長手方向が同じ方向を向く ように、一定間隔を空けて整然と配置する。
【0025】 そして、吸湿材30が配置された綿12a上を覆うようにして綿12bを敷き 、更に表地14となる布地をこの綿12b上に敷く。次に、配置された吸湿材3 0を、図2(b)に示すように、個々に表地14と裏地16との間(詳細には、 綿12a,12bとの間)に収納するようにして、図2(c)に示すように、縫 着後の正面(表地14側)外観がクロス柄を呈するように表地14と裏地16と を互いに縫着する。尚、図示しないが、縫着後の裏面(裏地16側)外観につい ても、同時にクロス柄を呈するようになる。
【0026】 このようにして、表地14,裏地16,芯材12等からなり、寝具本体10を 形成するための積層体10aが形成される。 次に、長尺状の布地二枚を二組用意し、各布地の長手方向側の一端側を二つ折 りにした上で、他端側を積層体10aの内側方向に向け、各組にて積層体10a の隅を挟むような位置付近の端部両面にそれぞれ配置する。尚、これら長尺状の 布地二枚の内、積層体10aの表地14側に配置されるものが、引掛部20にお ける取付部24の表地26に相当し、裏地16側に配置されるものが、裏地28 に相当する。また、後述するように、積層体10aの一つの隅を挟むように配置 される取付部24が対となって、一つの引掛部20が形成される。
【0027】 そして、同様にして積層体10aの各隅付近にこれら表地26及び裏地28を 配置する。これにより、計8カ所に取付部24となる表地26及び裏地28の組 が配置されることになる。 次いで、縁取り布18となる帯状の布地を、その長手方向に沿った両端側を内 側に折り曲げた状態で、取付部24となる表地26及び裏地28を配置した状態 の積層体10aの端部側を覆うように配置する。尚、このとき、表地26及び裏 地28は、一端側が積層体10aの内側方向を向いた状態で、縁取り布18から 突出した状態となっている。
【0028】 そして、縁取り布18が配置された積層体10aの端部側を、この縁取り布1 8の縁側の部分上から一括して縫着する(図1(c)中に示した縫着部S1の部 分)。これにより、積層体10aの端部側が図1(a)に示すように縁取り布1 8にて覆われて寝具本体10が形成されると共に、取付部24となる表地26及 び裏地28がこの寝具本体10(或いは積層体10a)に固定される。
【0029】 次に、縁取り布18から突出した表地26及び裏地28の部分を、この縁取り 布18の縁を支点として寝具本体10の端部側に折り曲げて、寝具本体10の端 部から外側方向に突出させ後に、これら表地26及び裏地28の上から一括して 縫着する(図1(c)中に示した縫着部S2の部分)。これにより、表地26及 び裏地28が寝具本体10の端縁から突出した状態でこの積層体10aに固定さ れる。
【0030】 そして、寝具本体10の端縁から突出した表地26及び裏地28を、寝具本体 10の一方の面(例えば、表地14側の面)側に折り曲げ、対となる表地26と 裏地28との各端部側で、帯状のゴム紐22の長手方向側の端部を挟持するよう に固定する。その際、図1(d)に示すように、表地26及び裏地28の端部側 を内側に折り曲げておき、この状態の表地26と裏地28との間にゴム紐22の 端部側を配置させた後に、これら表地26及び裏地28の上から一括して縫着す る(図1(d)中に示した縫着部S3の部分)。
【0031】 その後、寝具本体10から突出した表地26及び裏地28を互いに当接させた 後に、長手方向に沿った両端側を互いに縫着すると共に、ゴム紐22寄りの部分 を長手方向に直交するように縫着する(図1(d)中に示した縫着部S4の部分 )。これにより、取付部24が形成されると共に、引掛部20が形成される。
【0032】 以上説明した手順にて、汗取りパッド2が完成する。 そして、このように形成された汗取りパッド2を使用するには、敷き布団や掛 け布団等の布団(図示略)の一方の面(就寝者側を向く面)に寝具本体10の一 方の面を密着させ、引掛部20を布団の四隅に引っ掛けることにより汗取りパッ ド2を布団に装着すればよい。
【0033】 ここで、本実施形態の汗取りパッド2では、図1(c)中に示すように、引掛 部20の取付部24が寝具本体10の端縁から突出している。このため、取付部 24は寝具本体10の両面側にそれぞれ折り曲げ自在となり、引掛部20自体を 寝具本体10の両面のいずれにも、取付部24を介して折り曲げることにより容 易に配置させることができる。従って、寝具本体10の両面いずれでも布団面に 当接させて装着することが可能となり、表裏いずれであるかを事前に確認する必 要がなく、だれでも速やかに装着することが可能となる。
【0034】 また、この引掛部20にはゴム紐22が設けられているため、厚みを有する布 団や薄目の布団に対してもしっかりと密着させた状態となるように汗取りパッド 2を装着することが可能である。 そして、汗取りパッド2を布団に装着した際には、布団の端部側に引掛部20 の布製の取付部24が現れるため、見栄えがよく、適度な美観を有するようにな る。
【0035】 更に、キルティング加工によって形成された表地14及び裏地16からなる空 間には、シリカゲルを吸湿体34とした吸湿材30が収納されている。このため 、就寝時に発汗しても、その水分をこの吸湿材30により吸着させることが可能 となる。従って、就寝者は汗をかいたとしても不快に感じにくく、快適な就寝状 態を持続することが可能となる。
【0036】 尚、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更して もよく、その場合でも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。 例えば、引掛部20を構成する取付部24は、表地26及び裏地28を縁取り 布18の下部から一旦積層体10aの内側方向に取り出すように突出させた後、 積層体10aの端部方向に折り曲げることにより、取付部24を積層体10a( もしくは、寝具本体10)の端縁から突出させるようにした。
【0037】 これに限定されず、縁取り布において、積層体10aの端部に相当する部分一 部に、取付部が丁度突出可能な程度にスリット状の孔を穿設しておき、積層体1 0aの端部側に配置された表地26及び裏地28をこの孔を介して外部に引き出 すようにしてもよい。このようにしても、積層体10a(もしくは、寝具本体1 0)の端縁から取付部(ひいては引掛部)を突出させることが可能となる。
【0038】 また、寝具本体10を構成する芯材12としてシート状に切断した綿を用いる ようにしたが、発砲ウレタン等のスポンジ材を用いるようにしてもよい。 更に、吸湿体としては、シリカゲル以外に、五酸化リンや無水塩化カルシウム 等を用いるようにしてもよい。
【0039】 そして、引掛部20の取付部24と、寝具本体10の縁取り布18とを同じ布 地を用いて形成してもよく、このようにすれば、使用者にとっては、寝具本体1 0の両面のいずれが裏表であるかを意識しにくくなる。この結果、使用者はいず れの面でも違和感なく使用することが可能となる。
【0040】 また、上記実施形態では、本考案を布団に装着する寝具として具体化したが、 ホットカーペットを含む絨毯(カーペット)のカバーの他、座布団カバー等とし て具体化してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の汗取りパッド2の概略構成を示
す説明図である。
【図2】 汗取りパッド2が備える吸湿材30の概略構
成を示す説明図である。
【図3】 従来の寝具100の概略構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2…汗取りパッド(敷物被着具)、10…寝具本体(被
着具本体)、12…芯材、14…表地(布部)、16…
裏地(布部)、20…引掛部、22…ゴム紐(弾性部
材)、30…吸湿材、34…吸湿体(シリカゲル)。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布団や絨毯等の敷物に対応した大きさに
    形成される被着具本体と、 前記敷物の隅に引っ掛けることにより該被着具本体を該
    敷物に固定できるように、該被着具本体の隅を横断する
    ようにして該被着具本体に設けられた帯状の引掛部とを
    備えた敷物被着具であって、 該引掛部を該被着具本体の端縁から延設することによっ
    て、当該引掛部を該被着具本体の表裏面側に折り曲げ自
    在としたことを特徴とする敷物被着具。
  2. 【請求項2】 前記引掛部の両端側には、前記被着具本
    体の両面を被覆可能な布部を有し、当該引掛部は、該布
    部にて該被着具本体の両面を被覆した上で該布部を該被
    着具本体に縫着することにより、該被着具本体の端縁か
    ら延設されていることを特徴とする請求項1に記載の敷
    物被着具。
  3. 【請求項3】 前記引掛部の少なくとも一部は、伸縮可
    能な弾性部材からなることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の敷物被着具。
  4. 【請求項4】 前記被着具本体は、キルティング加工さ
    れることにより互いに縫着された表布及び裏布を備え、
    しかも、該キルティング加工により形成された該表布及
    び裏布からなる複数の空間には、それぞれ吸湿材が分散
    して収納されていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の敷物被着具。
  5. 【請求項5】 前記吸湿材は、シリカゲルであることを
    特徴とする請求項4に記載の敷物被着具。
  6. 【請求項6】 布団や絨毯等の敷物に対応した大きさに
    形成され、布製の袋体と、該袋体の内部に収納された芯
    材とを有し、しかも、該芯材を収納した該袋体の両面を
    互いに縫着することによりキルティング加工された被着
    具本体と、 前記敷物の隅に引っ掛けることにより該被着具本体を該
    敷物に固定できるように、該被着具本体の隅を横断する
    ようにして該被着具本体に設けられ、少なくとも一部は
    伸縮可能な弾性部材からなる引掛部と、 通気用の孔部を複数有する小袋内に収納された状態で、
    該キルティング加工により形成された袋体の表布及び裏
    布からなる複数の空間にそれぞれ収納される吸湿材とし
    てのシリカゲルとを備え、 しかも、前記引掛部の両端側には、前記被着具本体の両
    面を被覆可能な布部を有し、当該引掛部は、該布部にて
    該被着具本体の両面を被覆した上で該布部を該被着具本
    体に縫着することにより、該被着具本体の端縁から延設
    され、該引掛部を該被着具本体の表裏面側に折り曲げ自
    在としたことを特徴とする敷物被着具。
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