JP3073004U - 塩害防止樹脂被覆金属製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】海岸地帯で使用する手摺などの、金属製品の塩
害防止。 【構成】製品の表面を数ミリメートルの厚さにウレタン
樹脂で被覆してある、樹脂被覆金属製品。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

金属製品の表面保護の為の、表面被覆に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より野外で使用する金属製品、特に鉄製品の錆による劣化を防ぐためにメッ キをしたり、錆止防止塗装、ペンキ塗装等が行われて来た。

【０００３】 メッキの場合は大がかりな装置が必要であり、特に大きな製品の場合は困難で あったし、亜鉛メッキは塩害に弱く塩害防止にはクロームメッキ等の高価なメッ キをする必要があった。

【０００４】 また錆止塗装、ペンキ塗装は比較的安価であるが、塗装厚が薄い為か塗装のわ ずかなキズや亀裂から塩分が侵入して、塗装の内側で錆が進行する事が応々にし てあった。

【０００５】 本考案は上記問題に鑑みてなされたのもであり、大きな製品であっても簡単に 施せ塩害防止に効果のある、樹脂被覆による製品を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

金属製品の表面に樹脂の接着を良くするための前処理としてプライマーを塗布 し、その上に衝突混合速硬化形のウレタン樹脂をまんべんなく吹き付け、１〜３ ミリメートルの厚さに被覆層を形成して製品は完成する。

【０００７】

【作用】

本考案の樹脂被覆金属製品は、被覆しているウレタン樹脂が耐薬品性が良好 なことと、１〜３ミリメートルという厚みがある為、金属に達する迄の傷がつき にくく、塩害に対しては強い製品となる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案を図面に基づいて説明すると、図１は歩道の柵の例で、１は芯になる金 属部分で、２は１〜３ミリメートルの厚さに吹き付け成形されたウレタン樹脂層 で、一部切り欠いて示してある。

【０００９】

【考案の効果】

以上述べてきたように、本考案の樹脂被覆製品は樹脂吹付装置があれば型など は必要とせず、どのような形のものにも表面の被覆を施す事ができ、塩害を防ぐ 製品を提供できる。また別の利点としては、金属の表面が数ミリメートルの樹脂 で覆われているめ危険防止の効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実例の歩道柵の概念図。 一部樹脂を
切り欠いて示してある。

【符号の説明】

１.金属部分 ２.樹脂被覆部分

【整理番号】 ＴＥＳ−００−００８

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 野外で使用する金属製品を、吹き付けに
   よって成形できる衝突混合速硬化形のウレタン樹脂で、
   １〜３ミリメートル程の厚さに被覆した、塩害を防止す
   る樹脂被覆金属製品。