JP3072826U - スカート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来は、スカートを数枚の布片（分割片とする）に
分割し、この分割片を結合手段で一体化する構成であ
り、各人の趣味及び喜びを表現する。ハ゜ンツは数枚の分割
片となるが、この分割片が一体化されると通常のハ゜ンツと
なり、在来のものと変化がない。災害時、避難時等にお
いて、迅速かつ的確に行動するには少し問題がある。分
割片を結合手段で一体化する構成であり、美感の面で少
し問題がある。従って、正規の外出又はおしゃれ着とし
ての利用には、少し躊躇することが考えられる。 【構成】 本考案は、スカート1の前後身頃2、3の略中心
と、スカートの左右側面6、7とに切条4、5、8、9を設け、こ
のスカートの着用時において、足の動きを十分確保する構成
としたスカートである。スカートを数枚の分割片で構成して、分
割片を縫着する際、スカートの四方向に切条を形成し、スカート
の着用時において足の動きが確保できる。災害時又は避
難時等から人を保護するに役立つスカートを提供できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、主として、タイトスカート等の如く、着用者（人）の足の動きが制約され るスカート、衣服類（以下スカートとする）の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、スカートは、体にフィットすることを主眼とすることから、大またの動作時に難 儀することが知られている。従って、災難、危険等の回避の如く、緊急を要する 際に不都合を感じ、場合により人命に影響を与えることもあり得る。この際、足 の動きに制約がなく、しかも着用時に違和感のないスカートが要求される処である。 殊に火災、地震等の災害時には、迅速かつ的確な対応が必要となることは知られ ている。

【０００３】 以上の観点から先行文献を検索した処では、実開昭62-44011号の分割式ハ゜ンツ（ 分割式スカート）がヒットされたので、その概要を説明する。この考案の内容は、ハ゜ンツ 本体を数枚の布片に分割し、この布片をファスナー、ホ゛タン等の結合手段で一体とする 構成であり、布片を適宜取替えることにより、柄違いのハ゜ンツ又は材質違いのハ゜ンツ の如くその特性を発揮しようとする。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前記文献は、分割された数枚の布片（分割片とする）を結合手段で一体化する 構成であり、各人の趣味及び喜びを表現することにある。即ち、ハ゜ンツは数枚の分 割片となるが、この分割片が一体化されると通常のハ゜ンツとなり、在来のものと変 化がない。従って、災害時、避難時等において、迅速かつ的確に行動するには少 し問題がある。

【０００５】 尚、分割片を結合手段で一体化する構成であるので、美感の面で少し問題があ ると考えられる。従って、正規の外出又はおしゃれ着としての利用には、少し躊 躇することが考えられる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項1の考案は、スカートを数枚の分割片で構成し、この分割片を縫着する際、スカート の四方向に切条を形成し、スカートの着用時の足の動きを十分確保すること、及 び災害時又は避難時等から人を保護すること、等を目的とする。

【０００７】 請求項1は、スカートの前後身頃の略中心と、当該スカートの左右側面とに切条を設け 、このスカートの着用時において、足の動きを十分確保する構成としたスカートである。

【０００８】 請求項2の考案は、スカートを着用した場合、違和感なく着用でき、かつ風紀上好 ましいスカートを提供する。

【０００９】 請求項2は、切条が、着用者の略膝上10cmとする構成のスカートである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案のスカートは、四方向に切条が設けられており、足を前後、左右に自由に動 かすことができる特徴がある。従って、何人も災害時等の場合は、直早く行動が できるので、災害等から保護に役立つ実益がある。又は足の不自由な方、障害者 、老人等の方でも足の動きが確保される利点と、災害時でもスムース゛な行動が行え ることから安心して着用できること等の特徴がある。殊に、タイトスカートでの着用に 有益である。

【００１１】 また切条の長さも膝上10cmであり、体裁もよく、風紀上においても問題が少な く、安心して着用でき、かつ公的な場所での着用も問題がない。従って、何人も 自由に、かつ他人に気兼ねすることなく着用できる。

【００１２】 尚、切条があるので、折畳み収容、又はアイロン掛け、修理等の各種所作も容易か つ直早く行える実益がある。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を説明する。

【００１４】 1はスカートで、このスカート1は前後身頃2、3で構成されており、前後身頃2、3の略中 心に切条4、5が設けられており、かつスカート1の左右側面6、7の略中心に切条8、9 が設けられている。この切条4、5、8、9は、各人Hの膝H1上10cm程度とする。ま た切条4、5、8、9は、フック、釦等の結合手段で、閉めることも可能である。

【００１５】 尚、前記切条4、5、8、9は、四本であるが、場合により、他の設けることも可 能である。

【００１６】

【考案の効果】

請求項1の考案は、スカートの前後身頃の略中心と、当該スカートの左右側面とに切条 を設け、このスカートの着用時において、足の動きを十分確保する構成としたスカートで ある。従って、スカートを数枚の分割片で構成し、この分割片を縫着する際、スカートの 四方向に切条を形成し、スカートの着用時において足の動きが確保できること、及び 災害時又は避難時等から人を保護するに役立つスカートを提供できること、等の特徴 がある。

【００１７】 請求項2の考案は、切条が、着用者の略膝上10cmとする構成のスカートである。従 って、スカートを着用した場合、違和感なく着用でき、かつ風紀上好ましいスカートを提 供できる実益がある。

【図面の簡単な説明】

【図1】スカートの模式図である。

【図2】スカートを下より俯瞰した図である。

【図3】スカートの正面図である。

【図４】スカートの側面図である。

【符号の説明】 1 スカート 2 前身頃 3 後身頃 4 切条 5 切条 6 左側面 7 右側面 8 切条 9 切条 H 人 H1 膝

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スカートの前後身頃の略中心と、当該スカートの
   左右側面とに切条を設け、このスカートの着用時において、
   足の動きを十分確保する構成としたスカート。
2. 【請求項２】 上記の切条が、着用者の略膝上10cmとす
   る構成の請求項1に記載のスカート。