JP3072794U - シェーバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除毛用シェーバーであり、特にムダ毛処理時
の剃り残しを防止するシェーバーを提供する。 【解決手段】 握持部（１０）と、握持部（１０）の上
部に設けられ、左右両側に夫々若干のスリット（２１）
が形成されると共に、中央部に貫通孔（２２）が形成さ
れ、上下内壁に溝部（２３）が形成される刃台（２０）
と、底面の中央に二つの支柱（３１）が設けられる滑動
板（３０）と、両側に夫々歯形刃部（４１）が形成され
る滑動刃（４０）と、全体がＶ字形に形成されると共
に、両側に夫々歯形刃部（５１）が形成される、弾性及
び可撓性を具備する固定刃（５０）と、両側に凸部（６
１）が形成される固定板（６０）と、を有し、貫通孔
（２２）内に滑動板（３０）における二つの支柱（３
１）が挿入され、その支柱（３１）がモータによって上
下運動する駆動柱（３２）に連結されることによって、
駆動柱（３２）と連動し、各凸部（６１）が夫々刃台
（２０）における溝部（２３）に嵌合されることによっ
て、固定刃（５０）が滑動刃（４０）上に重置される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、除毛用シェーバーであり、特にムダ毛処理時の剃り残しを防止する シェーバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

美しくなることは女性の願望であるため、女性は自身の肌をより美しくするた めにシェーバーを利用し、身体における各部のムダ毛を処理している。

【０００３】 従来のシェーバーは、全体の体積が小さいと共に、操作も簡単であるため、使 用者が自身の或いは他人のムダ毛などを剃る際、簡単に且つスムーズに作業を進 行させることができるので、広く使用されている。

【０００４】 また、従来のシェーバーにおける除毛方法は、二枚の歯形刃部が快速に往復運 動することによって、確実にムダ毛などをカットするものである。しかし、この 様な方法は下記に示す欠点を有する。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

１． 従来のシェーバーにおける刃部は、二枚の厚鋼片から成るので、除毛の 際、毛根まで剃ることはできず、ムダ毛を完全に処理することはできない。 ２． 刃部に対し高い精密度が要求されるので、製造コストが非常に高くなる 。

【０００６】 本考案は、上記の課題を解決するものであり、前端における固定刃及び後端に おける滑動刃とが組合わされると共に、それらは極薄状に且つ湾曲可能な材質（ 例えば、ステンレス）によって形成され、更に、両者の両側に夫々歯形刃部が設 けられると共に、固定刃の全体が適当な角度を有するＶ字形に形成される。また 、固定刃は弾性及び可撓性を有すると共に、固定板が押圧されることによって、 固定刃が滑動刃上に重置されるので、滑動刃が快速に往復運動している時、固定 刃と滑動刃とが一定の間隔に保持されると同時に、両者の歯形刃部も同一の間隔 に保持される。従って、除毛作業を容易に且つスムーズに進行させることができ る。更に、固定刃と滑動刃とは極薄状に形成されるので、除毛の際、毛根を残さ ず除去することができ、優れた美容効果を提供することができる。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、 握持部（１０）と、握持部（１０）の上部に設けられ、左右両側に夫々若干の スリット（２１）が形成されると共に、中央部に貫通孔（２２）が形成され、上 下内壁に溝部（２３）が形成される刃台（２０）と、底面の中央に二つの支柱（ ３１）が設けられる滑動板（３０）と、両側に夫々歯形刃部（４１）が形成され る滑動刃（４０）と、全体がＶ字形に形成されると共に、両側に夫々歯形刃部（ ５１）が形成される、弾性及び可撓性を具備する固定刃（５０）と、両側に凸部 （６１）が形成される固定板（６０）と、を有し、 貫通孔（２２）内に滑動板（３０）における二つの支柱（３１）が挿入され、 その支柱（３１）がモータによって上下運動する駆動柱（３２）に連結されるこ とによって、駆動柱（３２）と連動し、 各凸部（６１）が夫々刃台（２０）における溝部（２３）に嵌合されることに よって、固定刃（５０）が滑動刃（４０）上に重置されることを特徴とする。

【０００８】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００９】

【考案の好適な実施の形態】

図１は本考案に係わるシェーバーの実施例を示す斜視図であり、図２は本考案 に係わるシェーバーの一部分解斜視図であり、図３は本考案に係わるシェーバー の背面透視図であり、図４は本考案に係わるシェーバーの一部背面透視図であり 、図５は本考案に係わるシェーバーの一部平面透視図であり、図６は本考案に係 わるシェーバーの他の実施例を示す斜視図である。

【００１０】 図１、図２及び図５に示すように、本考案のシェーバーは、ロングタイプの握 持部（１０）と、 握持部（１０）の上部に設けられるスイッチ（１１）と、 握持部（１０）と、握持部（１０）の上部に設けられ、左右両側に夫々若干の スリット（２１）が形成されると共に、中央部に貫通孔（２２）が形成され、上 下内壁に溝部（２３）が形成される刃台（２０）と、 底面の中央に二つの支柱（３１）が設けられると共に、両端に夫々嵌合凸部（ ３３）が形成される滑動板（３０）と、 両側に夫々歯形刃部（４１）が形成されると共に、両端における嵌合凸部（３ ３）と対応する位置に夫々嵌合孔（４２）が形成される滑動刃（４０）と、 全体がＶ字形に形成されると共に、両側に夫々歯形刃部（５１）が形成される 、弾性及び可撓性を具備する固定刃（５０）と、 両端に凸部（６１）が形成される固定板（６０）と、を有する。

【００１１】 前記各部材を組立てる際は、先ず貫通孔（２２）内に滑動板（３０）における 二つの支柱（３１）を挿入し、その支柱（３１）をモータによって上下運動する 駆動柱（３２）に連結させることによって、駆動柱（３２）と連動させ、その後 、各嵌合孔（４２）に嵌合凸部（３３）を嵌合させると共に、各凸部（６１）を 夫々刃台（２０）における溝部（２３）に位置決めさせ、固定板（６０）を押圧 することによって、固定刃（５０）を滑動刃（４０）上に重置させる。

【００１２】 図３及び図４に示すように、本考案の使用中、滑動板（３０）が往復運動して いる際、滑動刃（４０）もそれに連動して往復運動すると共に、固定刃（５０） と滑動刃（４０）との間隔が一定に保持され、それに伴って、両者の歯形刃部（ ４１，５１）も同一の間隔に保持されるので、容易に且つスムーズに除毛作業を 進行させることができる。また、使用者は、除毛する際に右手でも左手でも簡単 に操作できるので、作業時間を大幅に短縮させることができると共に、毛根（腕 部、脚部、脇部などのムダ毛）も残さず処理できるので、優れた美容効果を提供 することができる。

【００１３】 また、図６に示すように、ショートタイプの本体（７０）に前記刃台（２０） 、滑動板（３０）、滑動刃（４０）、固定刃（５０）、固定板（６０）などの部 材を設置することによって、前記と同様な効果を得ることができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、上記の構成を有するので、下記に示すような効果を有する。 １． 固定板（６０）を押圧することによって、固定刃（５０）が滑動刃（４ ０）上に重置され、滑動刃（４０）が快速に往復運動している際、固定刃（５０ ）と滑動刃（４０）とが一定の間隔に保持されると同時に、両者の歯形刃部（４ １，５１）も同一の間隔に保持されるので、除毛作業を容易に且つスムーズに進 行させることができる。また、固定刃（５０）と滑動刃（４０）の厚みが極薄状 に形成されることによって、除毛の際、毛根を確実に処理することができるので 、優れた美容効果を提供することができる。 ２． 刃部を製造する際、高い精密度は必要としないので、製造コストを大幅 に縮減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるシェーバーの実施例を示す斜視
図である。

【図２】本考案に係わるシェーバーの一部分解斜視図で
ある。

【図３】本考案に係わるシェーバーの背面透視図であ
る。

【図４】本考案に係わるシェーバーの一部背面透視図で
ある。

【図５】本考案に係わるシェーバーの一部平面透視図で
ある。

【図６】本考案に係わるシェーバーの他の実施例を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１０ 握持部 １１ スイッチ ２０ 刃台 ２１ スリット ２２ 貫通孔 ２３ 溝部 ３０ 滑動板 ３１ 支柱 ３２ 駆動板 ３３ 嵌合凸部 ４０ 滑動刃 ４１ 歯形刃部 ４２ 嵌合孔 ５０ 固定刃 ５１ 歯形刃部 ６０ 固定板 ６１ 凸部 ７０ 本体

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 握持部（１０）と、握持部（１０）の上
   部に設けられ、左右両側に夫々若干のスリット（２１）
   が形成されると共に、中央部に貫通孔（２２）が形成さ
   れ、上下内壁に溝部（２３）が形成される刃台（２０）
   と、底面の中央に二つの支柱（３１）が設けられる滑動
   板（３０）と、両側に夫々歯形刃部（４１）が形成され
   る滑動刃（４０）と、全体がＶ字形に形成されると共
   に、両側に夫々歯形刃部（５１）が形成される、弾性及
   び可撓性を具備する固定刃（５０）と、両側に凸部（６
   １）が形成される固定板（６０）と、を有し、 貫通孔（２２）内に滑動板（３０）における二つの支柱
   （３１）が挿入され、その支柱（３１）がモータによっ
   て上下運動する駆動柱（３２）に連結されることによっ
   て、駆動柱（３２）と連動し、 各凸部（６１）が夫々刃台（２０）における溝部（２
   ３）に嵌合されることによって、固定刃（５０）が滑動
   刃（４０）上に重置されることを特徴とするシェーバ
   ー。
2. 【請求項２】 滑動板（３０）の両端に夫々嵌合凸部
   （３３）が形成されると共に、滑動刃（４０）の上下両
   端に夫々嵌合孔（４２）が形成されることによって、嵌
   合孔（４２）と嵌合凸部（３３）とが嵌合されることを
   特徴とする請求項１に記載のシェーバー。
3. 【請求項３】 握持部（１０）はロングサタイプ又はシ
   ョートタイプであることを特徴とする請求項１に記載の
   シェーバー。