JP3072702B2 - アウトラインフォントデータのデータ構造及びアウトラインフォントデータのデータ記憶方法 - Google Patents

アウトラインフォントデータのデータ構造及びアウトラインフォントデータのデータ記憶方法

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JP3072702B2
JP3072702B2 JP07067133A JP6713395A JP3072702B2 JP 3072702 B2 JP3072702 B2 JP 3072702B2 JP 07067133 A JP07067133 A JP 07067133A JP 6713395 A JP6713395 A JP 6713395A JP 3072702 B2 JP3072702 B2 JP 3072702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アウトラインフォント
データのデータ構造及びアウトラインフォントデータの
データ記憶方法に関し、特に文字や記号の輪郭線のう
ち、直線要素のアウトラインフォントデータの記憶容量
を極力削減するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字や記号等のキャラクタを印字
媒体に印字したり、ディスプレイに表示する為に、それ
らキャラクタを表すデータとして、最小単位の画素に対
応するドットパターンデータで記憶する場合には、その
ドットパターンデータを記憶するメモリのメモリ容量が
大型化することから、例えば、特公昭53─41017
号公報には、文字・記号等の複数のキャラクタの各々に
ついて、キャラクタの輪郭線を表すアウトラインフォン
トデータを作成して記憶しておき、印字処理や表示処理
に際して、アウトラインフォントデータに基づいて印字
用のドットパターンデータに変換するようにしたデータ
変換技術が提案されている。
【0003】ところで、そのアウトラインフォントデー
タについて、一般的には、キャラクタの輪郭線を複数の
直線要素や曲線要素で規定する複数の輪郭線規定点の座
標値を、グローバル座標系の絶対座標値で記憶するよう
にしているが、最近では、そのアウトラインフォントデ
ータの記憶容量をより削減する為に、輪郭線の開始点の
座標についてのみ所定の原点からの絶対座標値で記憶す
る一方、その開始点に続く各輪郭線規定点については、
X座標の増分dxとY座標の増分dyを加味したベクト
ルとして相対座標値で記憶するようにしている。
【0004】更に、特開昭52─12053号公報に
は、輪郭線を構成する直線要素が垂直方向或いは水平方
向のときには垂直の直線要素或いは水平の直線要素を指
示する識別情報に加えて、X座標の増分とY座標の増分
との何れか一方の座標増分値だけを記憶するとともに、
その直線要素の傾きが45°のときにも同様に、X座標
の増分値とY座標の増分値との何れか一方だけを記憶す
るようにして、アウトラインフォントデータの記憶容量
を削減するようにした文字パターン記憶装置が提案され
ている。更に、各輪郭線規定点のX座標値とY座標値に
ついて、その座標値の絶対値の大きさに応じて、1バイ
トデータ、2バイトデータ或いは3バイトデータのよう
に、絶対値の数値データを可変長で記憶するようにした
データ記憶技術も実用に供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特開
昭52─12053号公報に記載の文字パターン記憶装
置においては、輪郭線を構成する複数の直線要素のう
ち、垂直方向或いは水平方向の直線要素、また傾きが4
5°の直線要素に限って、X座標の増分値とY座標の増
分値との何れか一方を省略できるが、輪郭線を構成する
直線要素としては、これらの特殊な場合の直線要素より
も、これら特殊な直線要素以外の一般的な斜めの直線要
素の方が多く、これら一般的な斜めの直線要素について
は、X座標の増分とY座標の増分とを夫々記憶すること
になり、アウトラインフォントデータの記憶容量を削減
するようにはなっていない。
【0006】更に、輪郭線規定点の各座標値を、可変長
の数値データで記憶する場合には、座標値の絶対値その
ものを小さくするようにしないと、アウトラインフォン
トデータの記憶容量を効果的に削減することにはならな
いという問題がある。本発明の目的は、文字や記号の輪
郭線の直線要素の輪郭線規定点の座標値の絶対値を極力
小さくして、輪郭線のアウトラインフォントデータの記
憶容量を極力削減し得るようなアウトラインフォントデ
ータのデータ構造及びアウトラインフォントデータのデ
ータ記憶方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のアウトライン
フォントデータのデータ構造は、文字や記号の輪郭線を
表すアウトラインフォントデータであって、直線要素に
ついて、所定のXY座標系において複数の輪郭線規定点
の各々に対して次の輪郭線規定点をX座標の増分とY座
標の増分とに基づいて定義するようにしたアウトライン
フォントデータのデータ構造において、各輪郭線規定点
から次の輪郭線規定点までのX座標の増分をdx、Y座
標の増分をdyとした場合に、(dx,dy)の座標増
分値の代わりに、|dx|≦|dy|かつdx・dy>
0の第1ケースと、|dx|>|dy|かつdx・dy
>0の第2ケースと、|dx|≦|dy|かつdx・d
y<0の第3ケースと、|dx|>|dy|かつdx・
dy<0の第4ケースとを夫々識別する識別フラグと、
dxとdyのうちの絶対値の小さい方の座標軸について
その座標増分値と、第1及び第2ケースの場合には、|
|dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの絶対値
の大きい方の符号を付した値、また、第3及び第4ケー
スの場合には、||dx|−|dy||の値にdxとd
yのうちの絶対値の小さい方の符号を付した値とを格納
したものである。
【0008】請求項2のアウトラインフォントデータの
データ構造は、文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
フォントデータであって、直線要素について、所定のX
Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
いて定義するようにしたアウトラインフォントデータの
データ構造において、各輪郭線規定点から次の輪郭線規
定点までのX座標の増分をdx、Y座標の増分をdyと
した場合に、(dx,dy)の座標増分値の代わりに、
|dx|<|dy|かつdx・dy>0の第1ケース
と、|dx|≧|dy|かつdx・dy>0の第2ケー
スと、|dx|<|dy|かつdx・dy<0の第3ケ
ースと、|dx|≧|dy|かつdx・dy<0の第4
ケースとを夫々識別する識別フラグと、dxとdyのう
ちの絶対値の小さい方の座標軸についてその座標増分値
と、第1及び第2ケースの場合には、||dx|−|d
y||の値にdxとdyのうちの絶対値の大きい方の符
号を付した値、また、第3及び第4ケースの場合には、
||dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの絶対
値の小さい方の符号を付した値とを格納したものであ
る。
【0009】請求項3のアウトラインフォントデータの
データ構造は、文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
フォントデータであって、直線要素について、所定のX
Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
いて定義するようにしたアウトラインフォントデータの
データ構造において、各輪郭線規定点から次の輪郭線規
定点までのX座標の増分をdx、Y座標の増分をdyと
した場合に、(dx,dy)の座標増分値の代わりに、
|dx|≦|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
1識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
標増分値dxと、値(dy−dx)とを格納し、|dx
|>|dy|かつdx・dy>0の場合には、第2識別
フラグと、値(dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸
についてその座標増分値dyとを格納し、|dx|≦|
dy|かつdx・dy<0の場合には、第3識別フラグ
と、絶対値の小さい座標軸についてその座標増分値dx
と、値(−dy−dx)とを格納し、|dx|>|dy
|かつdx・dy<0の場合には、第4識別フラグと、
値(−dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸について
その座標増分値dyとを格納したものである。
【0010】請求項4のアウトラインフォントデータの
データ構造は、文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
フォントデータであって、直線要素について、所定のX
Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
いて定義するようにしたアウトラインフォントデータの
データ構造において、各輪郭線規定点から次の輪郭線規
定点までのX座標の増分をdx、Y座標の増分をdyと
した場合に、(dx,dy)の座標増分値の代わりに、
|dx|<|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
1識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
標増分値dxと、値(dy−dx)とを格納し、|dx
|≧|dy|かつdx・dy>0の場合には、第2識別
フラグと、値(dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸
についてその座標増分値dyとを格納し、|dx|<|
dy|かつdx・dy<0の場合には、第3識別フラグ
と、絶対値の小さい座標軸についてその座標増分値dx
と、値(−dy−dx)とを格納し、|dx|≧|dy
|かつdx・dy<0の場合には、第4識別フラグと、
値(−dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸について
その座標増分値dyとを格納したものである。
【0011】請求項5のアウトラインフォントデータの
データ記憶方法は、文字や記号の輪郭線を表すアウトラ
インフォントデータであって、直線要素について、所定
のXY座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対し
て次の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに
基づいて定義して記憶するアウトラインフォントデータ
のデータ記憶方法において、各輪郭線規定点から次の輪
郭線規定点までのX座標の増分をdx、Y座標の増分を
dyとした場合に、|dx|≦|dy|かつdx・dy
>0の場合には、第1識別フラグと、絶対値の小さい座
標軸についてその座標増分値dxと、値(dy−dx)
とを記憶しておき、また、|dx|>|dy|かつdx
・dy>0の場合には、第2識別フラグと、値(dx−
dy)と、絶対値の小さい座標軸についてその座標増分
値dyとを記憶しておき、また、|dx|≦|dy|か
つdx・dy<0の場合には、第3識別フラグと、絶対
値の小さい座標軸についてその座標増分値dxと、値
(−dy−dx)とを記憶しておき、また、|dx|>
|dy|かつdx・dy<0の場合には、第4識別フラ
グと、値(−dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸に
ついてその座標増分値dyとを記憶しておき、各輪郭線
規定点の座標を求める際には、各輪郭線規定点に該当す
る識別フラグ及び1対の値とに基づいて、(dx,d
y)の座標増分値を求めるものである。
【0012】請求項6のアウトラインフォントデータの
データ記憶方法は、文字や記号の輪郭線を表すアウトラ
インフォントデータであって、直線装置について、所定
のXY座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対し
て次の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに
基づいて定義して記憶するアウトラインフォントデータ
のデータ記憶方法において、各輪郭線規定点から次の輪
郭線規定点までのX座標の増分をdx、Y座標の増分を
dyとした場合に、|dx|<|dy|かつdx・dy
>0の場合には、第1識別フラグと、絶対値の小さい座
標軸についてその座標増分値dxと、値(dy−dx)
とを記憶しておき、また、|dx|≧|dy|かつdx
・dy>0の場合には、第2識別フラグと、値(dx−
dy)と、絶対値の小さい座標軸についてその座標増分
値dyとを記憶しておき、また、|dx|<|dy|か
つdx・dy<0の場合には、第3識別フラグと、絶対
値の小さい座標軸についてその座標増分値dxと、値
(−dy−dx)とを記憶しておき、また、|dx|≧
|dy|かつdx・dy<0の場合には、第4識別フラ
グと、値(−dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸に
ついてその座標増分値dyとを記憶しておき、各輪郭線
規定点の座標を求める際には、各輪郭線規定点に該当す
る識別フラグ及び1対の値とに基づいて、(dx,d
y)の座標増分値を求めるものである。
【0013】
【作用】請求項1のアウトラインフォントデータのデー
タ構造においては、所定のXY座標系において複数の輪
郭線規定点の各々に対して、次の輪郭線規定点をX座標
の増分dxとY座標の増分dyとに基づいて定義する場
合に、(dx,dy)の座標増分値の代わりに、|dx
|≦|dy|かつdx・dy>0の第1ケースと、|d
x|>|dy|かつdx・dy>0の第2ケースと、|
dx|≦|dy|かつdx・dy<0の第3ケースと、
|dx|>|dy|かつdx・dy<0の第4ケースと
を夫々識別する識別フラグと、dxとdyのうちの絶対
値の小さい方の座標軸についてその座標増分値と、第1
及び第2ケースの場合には、||dx|−|dy||の
値にdxとdyのうちの絶対値の大きい方の符号を付し
た値、また、第3及び第4ケースの場合には、||dx
|−|dy||の値にdxとdyのうちの絶対値の小さ
い方の符号を付した値とを格納する。
【0014】即ち、識別フラグに加えて、2つの座標増
分値dx,dyのうち、座標増分値の絶対値の小さい方
の座標軸についてその座標増分値と、小さい方の座標増
分値の絶対値と大きい方の座標増分値の絶対値との差分
の絶対値に符号を付した値とを格納するので、(dx,
dy)の座標増分値の代わりに、絶対値を極力小さくし
た2つの値で記憶できることから、アウトラインフォン
トデータのデータ量を大幅に削減することができる。更
に、第1〜第4ケースに識別した識別フラグを有してい
るので、各輪郭線規定点の座標を求める際には、これら
の識別フラグと1対の値とに基づいて夫々演算すること
で、4つのケースの各々について、元の(dx,dy)
の座標増分値を簡単に求めることができる。
【0015】請求項2のアウトラインフォントデータの
データ構造においては、X座標の増分dxとY座標の増
分dyとが、|dx|=|dy|かつdx・dy>0の
ときには第2ケースに識別され、また|dx|=|dy
|かつdx・dy<0のときには第4ケースに識別さ
れ、請求項1と同様の作用を奏する。
【0016】請求項3のアウトラインフォントデータの
データ構造においては、第1識別フラグを伴う値(dy
−dx)と第2識別フラグを伴う値(dx−dy)と
は、請求項1の第1ケースと第2ケースとに夫々対応
し、||dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの
絶対値の大きい方の符号を付した値となり、また、第3
識別フラグを伴う値(−dy−dx)と第4識別フラグ
を伴う値(−dx−dy)とは、||dx|−|dy|
|の値にdxとdyのうちの絶対値の小さい方の符号を
付した値となり、(dx,dy)の座標増分値の代わり
に、絶対値を極力小さくした2つの値で記憶できること
から、アウトラインフォントデータのデータ量を大幅に
削減することができる。更に、各輪郭線規定点の座標を
求める際には、これら第1〜第4識別フラグと1対の値
とに基づいて夫々演算することで、夫々元の(dx,d
y)の座標増分値を簡単に求めることができる。
【0017】請求項4のアウトラインフォントデータの
データ構造においては、X座標の増分dxとY座標の増
分dyとが、|dx|=|dy|かつdx・dy>0の
ときには第2識別フラグが格納され、また|dx|=|
dy|かつdx・dy<0のときには第4識別フラグが
格納され、請求項3と同様の作用を奏する。
【0018】請求項5のアウトラインフォントデータの
データ記憶方法においては、所定のXY座標系において
複数の輪郭線規定点の各々に対して次の輪郭線規定点を
X座標の増分とY座標の増分とで定義して記憶する際
に、各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点までのX座標
の増分をdx、Y座標の増分をdyとした場合に、|d
x|≦|dy|かつdx・dy>0の場合には、第1識
別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座標増
分値dxと、値(dy−dx)とを記憶しておき、ま
た、|dx|>|dy|かつdx・dy>0の場合に
は、第2識別フラグと、値(dx−dy)と、絶対値の
小さい座標軸についてその座標増分値dyとを記憶して
おき、また、|dx|≦|dy|かつdx・dy<0の
場合には、第3識別フラグと、絶対値の小さい座標軸に
ついてその座標増分値dxと、値(−dy−dx)とを
記憶しておき、また、|dx|>|dy|かつdx・d
y<0の場合には、第4識別フラグと、値(−dx−d
y)と、絶対値の小さい座標軸についてその座標増分値
dyとを記憶してき、各輪郭線規定点の座標を求める際
には、各輪郭線規定点に該当する識別フラグ及び1対の
値とに基づいて、(dx,dy)の座標増分値を求める
ので、請求項3と同様に、アウトラインフォントデータ
のデータ量を大幅に削減することができる。更に、各輪
郭線規定点の座標を求める際には、該当する第1〜第4
識別フラグと1対の値とに基づいて夫々演算すること
で、夫々元の(dx,dy)の座標増分値を簡単に求め
ることができる。
【0019】請求項6のアウトラインフォントデータの
データ記憶方法においては、X座標の増分dxとY座標
の増分dyとが、|dx|=|dy|かつdx・dy>
0のときには第2識別フラグが格納され、また|dx|
=|dy|かつdx・dy<0のときには第4識別フラ
グが格納され、請求項5と同様の作用を奏する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、レーザプリンタなどの印字装置
に設けられた制御装置内のアウトラインフォントメモリ
に格納されるアウトラインフォントデータであって、文
字や記号の輪郭線の直線要素のアウトラインフォントデ
ータのデータ構造に本発明を適用した場合のものであ
る。先ず、文字や記号の輪郭線は、輪郭線の開始の為の
輪郭開始規定点に続く複数の輪郭線規定点で規定され、
各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点まで、直線要素又
は曲線要素で構成されるものであり、ここでは直線要素
のアウトラインフォントデータのデータ構造及びアウト
ラインフォントデータの記憶方法について説明する。
【0021】図1に示すように、所定のXY座標におい
て、直線要素Lは2つの輪郭線規定点P,Qで規定さ
れ、輪郭線規定点Pの次の輪郭線規定点Qは、輪郭線規
定点Pに対するX座標の増分dxとY座標の増分dyと
で定義される。ところで、一般に、直線要素Lは、その
傾きや直線要素LのXY座標における配置位置の識別条
件により、図2に示すように、第1〜第4ケースの4つ
のケースに分類することができる。
【0022】即ち、前記X座標の増分dxの絶対値とY
座標の増分dyの絶対値との大小関係と、これら増分d
x,dyの符号の組み合わせとからなる識別条件に応じ
て、4つのケースに分類でき、第1ケースには識別フラ
グとして「LA」を用い、第2ケースには識別フラグと
して「LB」を用い、第3ケースには識別フラグとして
「LC」を用い、第4ケースには識別フラグとして「L
D」を用いることにする。その結果、図3に示すよう
に、所定のdxdy座標において、これら4つのケース
の各々は、図示のような増分値範囲に定義される。
【0023】そして、直線要素Lが第1ケースの場合に
は、識別フラグLA(第1識別フラグに相当する)と、
絶対値の小さい方の座標軸についてその座標増分値dx
である第1の値と、(dy−dx)である第2の値とが
格納される。また、直線要素Lが第2ケースの場合に
は、識別フラグLB(第2識別フラグに相当する)と、
(dx−dy)である第1の値と、絶対値の小さい方の
座標軸についてその座標増分値dyである第2の値とが
格納される。また、直線要素Lが第3ケースの場合に
は、識別フラグLC(第3識別フラグに相当する)と、
絶対値の小さい方の座標軸についてその座標増分値dx
である第1の値と、(−dy−dx)である第2の値と
が格納される。更に、直線要素Lが第4ケースの場合に
は、識別フラグLD(第4識別フラグに相当する)と、
(−dx−dy)である第1の値と、絶対値の小さい方
の座標軸についてその座標増分値dyである第2の値と
が格納される。
【0024】即ち、第1ケースの第2の値(dy−d
x)と、第2ケースの第1の値(dx−dy)とについ
ては、||dx|−|dy||の値に、dxとdyのう
ちの絶対値の大きい方の符号を付した値と同様である。
また、第3ケースの第2の値(−dy−dx)と、第4
ケースの第1の値(−dx−dy)とについては、||
dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの絶対値の
小さい方の符号を付した値と同様である。
【0025】次に、図4〜図5に基づいて、ゴシック書
体のアルファベット文字「V」の直線要素L1〜L7の
アウトラインフォントデータのデータ構造及びアウトラ
インフォントデータの記憶方法について説明する。文字
「V」の輪郭線は、所定のXY座標において、7つの輪
郭線規定点A〜Gにより規定され、7つの直線要素L1
〜L7で構成される。ここで、輪郭線規定点Aは輪郭線
の開始点である。そして、先ず開始フラグMに対応づけ
て、その開始点である輪郭線規定点AのX座標値「10
0」を第1の値として記憶し、更にそのY座標値「3
6」を第2の値として記憶しておく。
【0026】次に、直線要素L1について、Y座標の増
分dyが無いことから、水平フラグLHに対応づけて、
第1の値としてX座標の増分dxの「36」を記憶して
おき、第2の値を記憶しない。次に、直線要素L2につ
いて、dx=104、dy=200であり且つdx・d
y>0なので、第1ケースに識別され、識別フラグLA
に対応づけて、第1の値としてX座標の増分dx「10
4」を記憶し、第2の値としてY座標の増分dy「9
6」を記憶しておく。また、直線要素L3について、Y
座標の増分dyが無いことから、水平フラグLHに対応
づけて、第1の値としてX座標増加分dx「−64」を
記憶しておき、第2の値を記憶しない。
【0027】以下同様にして、直線要素L4について、
dx=−56、dy=−160であり且つdx・dy>
0なので、第1ケースに識別され、識別フラグLAと第
1の値と第2の値とを夫々記憶しておく。直線要素L5
について、dx=−56、dy=160であり且つdx
・dy<0なので、第3ケースに識別され、識別フラグ
LCと第1の値と第2の値とを夫々記憶しておく。直線
要素L6について、水平フラグLHと第1の値とを夫々
記憶しておく。更に、直線要素L7について、dx=8
8、dy=−200であり且つdx・dy<0なので、
第3ケースに識別され、識別フラグLCと第1の値と第
2の値とを夫々記憶しておく。そして、終了フラグEを
記憶する。
【0028】ここで、2つの輪郭線規定点B(136,36),
C(240,236) で規定される線分要素L2について、従来
のように、相対座標値でベクトルとして記憶する場合に
は、輪郭線規定点Bに対して次の輪郭線規定点CをX座
標の増分dxとして「104」、またY座標の増分dy
として「200」で記憶するのに対して、識別フラグL
Aと、第1の値「104」と、第2の値「96」とで記
憶しておくことになる。即ち、この場合、第2の値を
「96」にでき、その絶対値を小さくできる。
【0029】ところで、図6に示すように、数値レンジ
を「最小値」と「最大値」とで3段階に設定する一方、
その数値レンジに該当するデータ長を「1バイト長」、
「2バイト長」、「3バイト長」に夫々分類して記憶す
るようにした可変データ長の記憶技術は知られており、
その可変データ長記憶技術を適用する場合、従来のよう
に、相対座標値でベクトルとして記憶するときには、X
座標の増分dx「104」を1バイトで記憶し、またY
座標の増分dy「200」を2バイトで記憶しておくの
に対して、第1の値「104」を1バイトで記憶でき且
つ第2の値「96」を1バイトで記憶でき、直線要素の
アウトラインフォントデータのデータ量を極力削減して
記憶することができる。
【0030】更に、図5に示すように、直線要素L1〜
L7からなるゴシック書体のアルファベット文字「V」
のアウトラインフォントデータを記憶しておき、各輪郭
線規定点A〜Gの座標を求める際には、各輪郭線規定点
A〜Gに該当する識別フラグと、第1及び第2座標増分
値からなる1対の値とに基づいて、(dx,dy)の座
標増分値を求めることができる。即ち、例えば、直線要
素L2については、識別フラグは「LA」であり、第1
の値つまりX座標の増分dxが「104」であり、第2
の値(dy−dx)が「96」なので、Y座標の増分d
y=96+104=200となり、輪郭線規定点Cのの
座標増分値(104,200)を簡単に求めることができる。
【0031】ここで、図2に示す識別条件を部分的に変
更し、図7に示す識別条件を用いて、各直線要素につい
て、|dx|=|dy|かつdx・dy>0のときには
第2ケースに識別し、また|dx|=|dy|かつdx
・dy<0のときには第4ケースに識別するようにして
もよい。この場合にも、前記実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0032】尚、識別条件で識別された第1及び第2の
値が全て正数となるように分割するとともに、演算で求
めるように構成する等、本発明の技術的思想の範囲内に
おいて、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々
の変更を加えることもあり得る。
【0033】
【発明の効果】請求項1のアウトラインフォントデータ
のデータ構造によれば、第1〜第4ケースを夫々識別す
る識別フラグに加えて、2つの座標増分値dx,dyの
うち、座標増分値の絶対値の小さい方の座標軸について
その座標増分値と、小さい方の座標増分値の絶対値と大
きい方の座標増分値の絶対値との差分の絶対値に符号を
付した値とを格納するので、(dx,dy)の座標増分
値の代わりに、絶対値を極力小さくした2つの値で記憶
できることから、アウトラインフォントデータのデータ
量を大幅に削減することができる。更に、第1〜第4ケ
ースに識別した識別フラグを有しているので、各輪郭線
規定点の座標を求める際には、これらの識別フラグと1
対の値とに基づいて演算することで、4つのケースの各
々について、夫々元の(dx,dy)の座標増分値を簡
単に求めることができる。
【0034】請求項2のアウトラインフォントデータの
データ構造によれば、X座標の増分dxとY座標の増分
dyとが、|dx|=|dy|かつdx・dy>0のと
きには第2ケースに識別され、また|dx|=|dy|
かつdx・dy<0のときには第4ケースに識別され、
請求項1と同様の効果を奏する。
【0035】請求項3のアウトラインフォントデータの
データ構造によれば、第1識別フラグを伴う値(dy−
dx)と第2識別フラグを伴う値(dx−dy)とは、
請求項1の第1ケースと第2ケースとに夫々対応し、|
|dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの絶対値
の大きい方の符号を付した座標増分値となり、また、第
3識別フラグを伴う値(−dy−dx)と第4識別フラ
グを伴う値(−dx−dy)とは、||dx|−|dy
||の値にdxとdyのうちの絶対値の小さい方の符号
を付した座標増分値となり、(dx,dy)の座標増分
値の代わりに、絶対値を極力小さくした2つの値で記憶
できることから、アウトラインフォントデータのデータ
量を大幅に削減することができる。更に、各輪郭線規定
点の座標を求める際には、これら第1〜第4識別フラグ
と1対の値とに基づいて演算することで、夫々元の(d
x,dy)の座標増分値を簡単に求めることができる。
【0036】請求項4のアウトラインフォントデータの
データ構造によれば、X座標の増分dxとY座標の増分
dyとが、|dx|=|dy|かつdx・dy>0のと
きには第2ケースに識別され、また|dx|=|dy|
かつdx・dy<0のときには第4ケースに識別され、
請求項3と同様の効果を奏する。
【0037】請求項5のアウトラインフォントデータの
データ記憶方法によれば、第1識別フラグを伴う値(d
y−dx)と第2識別フラグを伴う値(dx−dy)と
は、請求項1の第1ケースと第2ケースとに夫々対応
し、||dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの
絶対値の大きい方の符号を付した座標増分値となり、ま
た、第3識別フラグを伴う値(−dy−dx)と第4識
別フラグを伴う値(−dx−dy)とは、||dx|−
|dy||の値にdxとdyのうちの絶対値の小さい方
の符号を付した値となり、(dx,dy)の座標増分値
の代わりに、絶対値を極力小さくした2つの値で記憶し
ておくことから、アウトラインフォントデータのデータ
量を大幅に削減することができる。更に、各輪郭線規定
点の座標を求める際には、各輪郭線規定点に該当する識
別フラグ及び1対の値とに基づいて演算して、夫々元の
(dx,dy)の座標増分値を簡単に求めることができ
る。
【0038】請求項6のアウトラインフォントデータの
データ記憶方法によれば、X座標の増分dxとY座標の
増分dyとが、|dx|=|dy|かつdx・dy>0
のときには第2ケースに識別され、また|dx|=|d
y|かつdx・dy<0のときには第4ケースに識別さ
れ、請求項5と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】輪郭線を構成する直線要素のXY座標における
増分を説明する説明図である。
【図2】直線要素を識別したケース毎の2つの値を説明
する図表である。
【図3】識別した各ケースの配置位置を説明する説明図
である。
【図4】文字「V」の輪郭線の直線要素を説明する図で
ある。
【図5】文字「V」の輪郭線のアウトラインフォントデ
ータを説明する図表である。
【図6】可変データ長で数値を記憶するときのデータ長
設定テーブルを示す図である。
【図7】変更態様に係る図2相当図である。
【符号の説明】
A〜G 輪郭線規定点 L1〜L7 直線要素 LA〜LD 識別フラグ dx X座標の増分 dy Y座標の増分

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
    フォントデータであって、直線要素について、所定のX
    Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
    の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
    いて定義するようにしたアウトラインフォントデータの
    データ構造において、 各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点までのX座標の増
    分をdx、Y座標の増分をdyとした場合に、(dx,
    dy)の座標増分値の代わりに、 |dx|≦|dy|かつdx・dy>0の第1ケース
    と、|dx|>|dy|かつdx・dy>0の第2ケー
    スと、|dx|≦|dy|かつdx・dy<0の第3ケ
    ースと、|dx|>|dy|かつdx・dy<0の第4
    ケースとを夫々識別する識別フラグと、 dxとdyのうちの絶対値の小さい方の座標軸について
    その座標増分値と、 第1及び第2ケースの場合には、||dx|−|dy|
    |の値にdxとdyのうちの絶対値の大きい方の符号を
    付した値、また、第3及び第4ケースの場合には、||
    dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの絶対値の
    小さい方の符号を付した値と、 を格納したことを特徴とするアウトラインフォントデー
    タのデータ構造。
  2. 【請求項2】 文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
    フォントデータであって、直線要素について、所定のX
    Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
    の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
    いて定義するようにしたアウトラインフォントデータの
    データ構造において、 各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点までのX座標の増
    分をdx、Y座標の増分をdyとした場合に、(dx,
    dy)の座標増分値の代わりに、 |dx|<|dy|かつdx・dy>0の第1ケース
    と、|dx|≧|dy|かつdx・dy>0の第2ケー
    スと、|dx|<|dy|かつdx・dy<0の第3ケ
    ースと、|dx|≧|dy|かつdx・dy<0の第4
    ケースとを夫々識別する識別フラグと、 dxとdyのうちの絶対値の小さい方の座標軸について
    その座標増分値と、 第1及び第2ケースの場合には、||dx|−|dy|
    |の値にdxとdyのうちの絶対値の大きい方の符号を
    付した値、また、第3及び第4ケースの場合には、||
    dx|−|dy||の値にdxとdyのうちの絶対値の
    小さい方の符号を付した値と、 を格納したことを特徴とするアウトラインフォントデー
    タのデータ構造。
  3. 【請求項3】 文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
    フォントデータであって、直線要素について、所定のX
    Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
    の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
    いて定義するようにしたアウトラインフォントデータの
    データ構造において、 各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点までのX座標の増
    分をdx、Y座標の増分をdyとした場合に、(dx,
    dy)の座標増分値の代わりに、 |dx|≦|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
    1識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
    標増分値dxと、値(dy−dx)とを格納し、|dx
    |>|dy|かつdx・dy>0の場合には、第2識別
    フラグと、値(dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸
    についてその座標増分値dyとを格納し、|dx|≦|
    dy|かつdx・dy<0の場合には、第3識別フラグ
    と、絶対値の小さい座標軸についてその座標増分値dx
    と、値(−dy−dx)とを格納し、|dx|>|dy
    |かつdx・dy<0の場合には、第4識別フラグと、
    値(−dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸について
    その座標増分値dyとを格納したことを特徴とするアウ
    トラインフォントデータのデータ構造。
  4. 【請求項4】 文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
    フォントデータであって、直線要素について、所定のX
    Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
    の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
    いて定義するようにしたアウトラインフォントデータの
    データ構造において、 各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点までのX座標の増
    分をdx、Y座標の増分をdyとした場合に、(dx,
    dy)の座標増分値の代わりに、 |dx|<|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
    1識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
    標増分値dxと、値(dy−dx)とを格納し、|dx
    |≧|dy|かつdx・dy>0の場合には、第2識別
    フラグと、値(dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸
    についてその座標増分値dyとを格納し、|dx|<|
    dy|かつdx・dy<0の場合には、第3識別フラグ
    と、絶対値の小さい座標軸についてその座標増分値dx
    と、値(−dy−dx)とを格納し、|dx|≧|dy
    |かつdx・dy<0の場合には、第4識別フラグと、
    値(−dx−dy)と、絶対値の小さい座標軸について
    その座標増分値dyとを格納したことを特徴とするアウ
    トラインフォントデータのデータ構造。
  5. 【請求項5】 文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
    フォントデータであって、直線要素について、所定のX
    Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
    の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
    いて定義して記憶するアウトラインフォントデータのデ
    ータ記憶方法において、 各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点までのX座標の増
    分をdx、Y座標の増分をdyとした場合に、 |dx|≦|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
    1識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
    標増分値dxと、値(dy−dx)とを記憶しておき、
    また、 |dx|>|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
    2識別フラグと、値(dx−dy)と、絶対値の小さい
    座標軸についてその座標増分値dyとを記憶しておき、
    また、 |dx|≦|dy|かつdx・dy<0の場合には、第
    3識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
    標増分値dxと、値(−dy−dx)とを記憶してお
    き、また、 |dx|>|dy|かつdx・dy<0の場合には、第
    4識別フラグと、値(−dx−dy)と、絶対値の小さ
    い座標軸についてその座標増分値dyとを記憶してお
    き、 各輪郭線規定点の座標を求める際には、各輪郭線規定点
    に該当する識別フラグ及び1対の値とに基づいて、(d
    x,dy)の座標増分値を求めることを特徴とするアウ
    トラインフォントデータのデータ記憶方法。
  6. 【請求項6】 文字や記号の輪郭線を表すアウトライン
    フォントデータであって、直線要素について、所定のX
    Y座標系において複数の輪郭線規定点の各々に対して次
    の輪郭線規定点をX座標の増分とY座標の増分とに基づ
    いて定義して記憶するアウトラインフォントデータのデ
    ータ記憶方法において、 各輪郭線規定点から次の輪郭線規定点までのX座標の増
    分をdx、Y座標の増分をdyとした場合に、 |dx|<|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
    1識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
    標増分値dxと、値(dy−dx)とを記憶しておき、
    また、 |dx|≧|dy|かつdx・dy>0の場合には、第
    2識別フラグと、値(dx−dy)と、絶対値の小さい
    座標軸についてその座標増分値dyとを記憶しておき、
    また、 |dx|<|dy|かつdx・dy<0の場合には、第
    3識別フラグと、絶対値の小さい座標軸についてその座
    標増分値dxと、値(−dy−dx)とを記憶してお
    き、また、 |dx|≧|dy|かつdx・dy<0の場合には、第
    4識別フラグと、値(−dx−dy)と、絶対値の小さ
    い座標軸についてその座標増分値dyとを記憶してお
    き、 各輪郭線規定点の座標を求める際には、各輪郭線規定点
    に該当する識別フラグ及び1対の値とに基づいて、(d
    x,dy)の座標増分値を求めることを特徴とするアウ
    トラインフォントデータのデータ記憶方法。
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