JP3260733B2 - ベクトルフォント辞書 - Google Patents

ベクトルフォント辞書

Info

Publication number
JP3260733B2
JP3260733B2 JP2000002324A JP2000002324A JP3260733B2 JP 3260733 B2 JP3260733 B2 JP 3260733B2 JP 2000002324 A JP2000002324 A JP 2000002324A JP 2000002324 A JP2000002324 A JP 2000002324A JP 3260733 B2 JP3260733 B2 JP 3260733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
vector font
line
font
vector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000002324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000163038A (ja
Inventor
龍夫 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000002324A priority Critical patent/JP3260733B2/ja
Publication of JP2000163038A publication Critical patent/JP2000163038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3260733B2 publication Critical patent/JP3260733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッサ
やDTP(デスク・トップ・パブリッシング)などにお
いて、ベクトルフォントを任意の変倍率でビットマップ
に展開するためのベクトルフォントデータを記録したベ
クトルフォント辞書に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサやDTPの場合、文字
の印字はラスタスキャン形式で行うのが普通である。し
たがって、文字をベクトルフォントで持っている場合、
印字に際してベクトルフォントをビットマップに展開す
る必要がある。また、この展開に際しては、印字の要求
に応じて任意の変倍率で拡大・縮小して展開する必要も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベクトルフ
ォントは、n×nのマトリックスを1文字単位とし、こ
のマトリックス内において統一された幅のストロークで
所定の文字を形成している。このようなベクトルフォン
トを任意の変倍率でビットマップに展開した場合、変倍
した位置座標はその小数点以下を四捨五入されるため、
展開後の文字はその線の位置によってストローク幅(線
幅)がまちまちになってしまう。
【0004】そこで、展開後の文字のストローク幅が文
字全体で一定になるように位置座標を補正しながら変倍
する必要があるが、フォント中に曲線部がある場合、曲
線部のベクトルフォントデータは曲線の制御点(コント
ロールポイント)を用いて記述されているため、曲線部
と直線部とでは補正の影響が異なり、変倍後の曲線部と
直線部のストローク幅が異なったものとなってしまい、
文字の品質低下をきたすという問題があった。
【0005】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、ベクトルフォントを任意
の変倍率でビットマップに展開した場合においても、容
易に直線部と曲線部のストローク幅を同じにし、直線部
と曲線部を滑らかにつなぐようにするベクトルフォント
辞書を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ベクトルフォントデータを記録したベク
トルフォント辞書において、ベクトルフォントを構成す
節点座標に加えて、該節点がベジェ曲線と直線との接
続点であるか否かを示す接続情報とベジェ曲線の制御点
座標と制御点を示す情報も付加して記録する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例につき説明する。まず、図2は本発明に係るベクト
ルフォントの例を示す。図2(a)はベクトルフォント
辞書に格納されたベクトルフォントデータ、図2(b)
は図2(a)のベクトルフォントデータによって表され
る文字フォントの字形を示す。なお、図2(b)中の左
右端の半円曲線はベジェ(Bezier)曲線により描かれて
いるものとする。
【0008】図2(a)のベクトルフォント辞書中のベ
クトルフォントデータは、各節点P 1 〜P8 について、
識別子iD、xy座標値Pxi,Pyi、接続情報SMT
を、図2(a)中に矢印で示す順に次々と並べて記述す
ることにより格納されている。識別子iDは、各節点が
どのような点であるかを表すもので、その値によって次
の意味を有する。
【0009】 iD 1:line(直線) 4:pset(始点) 5:該当するインデクスの点の座標値を参照する 6:end(終点) 7:ベジェ曲線の制御点
【0010】また、接続情報SMT(:SMOOTHの
略)は、その節点がベジェ曲線と直線との接続点である
か否かを表すもので、その値によって次の意味を有す
る。 SMT 1:接続点である 0:接続点でない
【0011】進んで、図1により本発明のベクトルフォ
ント辞書を使用しベクトルフォントの展開方式の処理動
作の一例につき説明する。図1において、まず最初に、
ベクトルフォントの輪郭線中の「水平な直線」を抽出
し、これを横線YLi とする。 YL0 :P0 −P7 YL1 :P3 −P4
【0012】次いで、この抽出した横線YLi中から、
「y座標距離が一番近く、かつ、x座標が少なくとも一
部重複しているYLi とYLj (i≠j)」を選択し、
これを横黒線対YBi とする。図1の場合、 YB0 (YL1 ,YL0 ) となる。
【0013】なお、前記YB0 の( )内は、y座標の
小のものが右側とし、この右側に位置する横線YL0
横黒線対YB0 における基準線(図1中の黒太線)と呼
び、左側に位置する横線YL1 を横黒線対YB0 におけ
る補正線と呼ぶものとする。
【0014】なお、図1では説明を簡単とするために水
平な直線(横線)しか存在しないフォントを例示した
が、フォント中に垂直な直線(縦線)が存在するときに
は、縦線についても、前記と同様にして縦黒線対TBを
抽出する。
【0015】上記のようにして、図1のベクトルフォン
ト中から横黒線対YB0 を抽出したら、この抽出結果に
基づいて、補正線YL1 上の点P3 ,P4 に対応する基
準線上の点を「対となる座標」として、また、各制御点
(図1中の×印の点)に対応する接続点の座標値を「S
MT対象の座標インデクス」としてそれぞれ書き加える
ことにより、図2(a)のベクトルフォントデータを図
3に示す記述形式のベクトルフォントデータに書き換え
る。
【0016】前記「対となる座標」Mxi,Myiは、具体
的には次のようにして求める。すなわち、いま注目して
いる点をPi とすると、この点Pi のMxiは、その点P
i が縦黒線対を構成する一対の縦線のうちの補正線上の
点である場合に、その対となる基準線上の点のx座標値
をMxiとして選ぶ。
【0017】点Pi が縦黒線対の補正線上の点でない場
合、Mxiは0と置く。また、注目している点Pi のMyi
は、その点Pi が横黒線対YBを構成する一対の横線の
うちの補正線上の点である場合に、その対となる基準線
上の点のy座標値をMyiとして選ぶ。点Pi が横黒線対
の補正線上の点でない場合、Myiは0と置く。
【0018】例えば、点P3 についてのMxi,Myiの求
め方を例示すると、図1のフォントでは縦黒線対は存在
しない。したがって、点P3 についてのMxiは0であ
る。一方、点P3 は横黒線対YB0 の補正線YL1 上の
点である。したがって、点P3についてのMyiは、この
補助線YL1 と対となる基準線YL0 上の点P0 のy座
標値Py0(=P7 のy座標値Py7)となる。したがっ
て、P3 の「対となる座標」Mxi,Myiは、図3に示す
ように(0,Py0)となる。点P4 についても、同様に
して(0,Py0)となる。
【0019】また、各制御点P1 ,P2 ,P5 ,P6
ついての「SMT対象の座標インデクス」としては、そ
の制御点で表される曲線が接続されるべき節点(接続
点)P 0 ,P3 ,P4 ,P7 のy座標値Py0,Py3,P
y4,Py7がそれぞれ選ばれる。なお、図3において、終
点P8 は始点P0 に一致する。したがって、この終点P
8 についてはiD=5と置き、該当する始点P0 をイン
デクスとして始点P0の座標値を転用するように指示す
る。
【0020】このようにして得られた図3のベクトルフ
ォントデータに従い、各点の座標値の変倍を行う。すな
わち、いま変倍率をNとすると、変倍後の各点のxy座
標値(NPxi,NPyi)は、下記の算出式から求め
られる。
【0021】 変倍後のx座標値(NPxi)の算出式 IF Mxi=0 THEN NPxi=INT(Pxi*N) ELSE NPxi=INT(Mxi*N)−INT{(M
xi−Pxi+1)*N}+1
【0022】 変倍後のy座標値(NPyi)の算出式 IF Myi=0 THEN NPyi=INT(Pyi*N) ELSE NPyi=INT(Myi*N)−INT{(M
yi−Pyi+1)*N}+1
【0023】上記の算出式は、それぞれMxi=0ま
たはMyi=0のときに当該点は基準線上の点と判断し、
xi≠0またはMyi≠0のときに当該点は補正線上の点
と判断し、補正線上の点については基準線からの距離が
一定となるように、すなわちストローク幅が一定となる
ようにその座標位置を補正するものである。
【0024】さらに、前記補正に対応して曲線の制御点
の位置座標も同時に補正しなければ、変倍後の曲線部と
直線部が滑らかに接続されなくなる。そこで、本発明で
は前記直線部分の補正に引き続いて、位置補正された補
正線上の接続点P3 ,P4 に対応する曲線の制御点
2 ,P5 についても、該制御点が変倍後の横線YL1
の延長線上にそれぞれ乗るように、下記の算出式を
用いて位置補正する。
【0025】 補正後の制御点のx座標値(NP
x Nxi )の算出式 IF(該点がNxi≠スペース(データなし)で、かつNxi
の座標インデクスを持つ点、すなわち縦黒線対の補正線
側に対応する制御点である) THEN IF (NPxi>NPx Nxi ) THEN NPx Nxi =NPxi
【0026】 補正後の制御点のy座標値(NP
y Nyi )の算出式 IF(該点がNyi≠スペース(データなし)で、かつN
yiの座標インデクスを持つ点、すなわち横黒線対の補正
線側に対応する制御点である) THEN IF (NPyi>NPy Nyi ) THEN NPy Nyi =NPyi
【0027】前記〜の補正処理で得られた変倍後の
ベクトルフォントは、直線部のストローク幅が文字全体
で均一であり、しかも直線部に連結する曲線は同一のス
トローク幅で滑らかに接続するフォントとなる。したが
って、このようにして得られたベクトルフォントの各点
列を連ねてポリゴン(文字の輪郭線)を作成し、その内
部をペイントすれば、曲線部と直線部が同一ストローク
幅で展開された所定の変倍率Nからなるビットマップフ
ォントを生成することができる。
【0028】なお、前記実施例は、説明を簡単とするた
め、横線のみからなるフォントを例を採ったが、フォン
ト中に縦線がある場合には、縦線とそれにつながる曲線
についても前記した横線と同様の処理を行えばよい。
【0029】また、前記実施例は、文字フォント中の黒
幅部分に注目した場合の処理について述べたが、文字フ
ォント中の白幅部分に注目しても同様の処理を行うこと
ができる。文字線を極太の黒線で形成したいわゆる極太
明朝体や極太ゴシック体などの場合、人間の視覚は面積
の大きい黒幅部分よりも面積の小さい白幅部分の方によ
り強く引きつけられる傾向にある。したがって、このよ
うな場合には、フォント中の白幅部分に注目して前記し
た本発明のビットマップ展開処理を行えばよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
ベクトルフォントの節点データに、該節点がベジェ曲線
と直線との接続点であるか否かを示す接続情報も付加し
て記録するようにしたので、曲線部を近似する制御点を
容易に見出すことができ、節点に接続する直線部の延長
線上に位置補正することができ、ベクトルフォントを任
意の変倍率でビットマップに展開した場合でも、容易に
直線部と曲線部のストローク幅を同一にして滑らかにつ
なぐことができ、変倍時の文字品質の低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベクトルフォント辞書を使用しベクト
ルフォントの展開方式を説明するための図である。
【図2】本発明に係るベクトルフォント辞書中に格納さ
れたベクトルフォントの例を示す図である。
【図3】本発明のベクトルフォント辞書データより書き
換えられたベクトルフォントデータの例を示す図であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトルフォントデータを記録したベク
    トルフォント辞書において、ベクトルフォントを構成す
    節点座標に加えて、該節点がベジェ曲線と直線との接
    続点であるか否かを示す接続情報とベジェ曲線の制御点
    座標と制御点を示す情報も付加して記録されていること
    を特徴とするベクトルフォント辞書。
JP2000002324A 2000-01-01 2000-01-11 ベクトルフォント辞書 Expired - Lifetime JP3260733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002324A JP3260733B2 (ja) 2000-01-01 2000-01-11 ベクトルフォント辞書

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002324A JP3260733B2 (ja) 2000-01-01 2000-01-11 ベクトルフォント辞書

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02269444A Division JP3085396B2 (ja) 1990-10-09 1990-10-09 ベクトルフォントの展開方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000163038A JP2000163038A (ja) 2000-06-16
JP3260733B2 true JP3260733B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=18531445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000002324A Expired - Lifetime JP3260733B2 (ja) 2000-01-01 2000-01-11 ベクトルフォント辞書

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3260733B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102329116B1 (ko) * 2019-12-09 2021-11-19 숭실대학교 산학협력단 부분 글자 스타일 변경이 가능한 폰트 생성 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000163038A (ja) 2000-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6324419A (ja) 複合文書処理装置
JP3260733B2 (ja) ベクトルフォント辞書
JP2634851B2 (ja) 画像処理装置
JP3085396B2 (ja) ベクトルフォントの展開方法および装置
JP3146771B2 (ja) フォントラスタライズ装置およびその方法
JP3243293B2 (ja) 輪郭線補正方法
JP3057959B2 (ja) データ変換装置
JPH04280296A (ja) 輪郭線データ処理装置
KR100254659B1 (ko) 문자 생성 장치
JP3215179B2 (ja) アウトラインフォントのヒンティング方法
JP2956705B2 (ja) データ変換装置
JP2897721B2 (ja) 多角形二重化装置
JP3072702B2 (ja) アウトラインフォントデータのデータ構造及びアウトラインフォントデータのデータ記憶方法
JPH0493992A (ja) 文字・図形描画装置
JPH04116594A (ja) ベクトルフォントの展開方式
JP2782752B2 (ja) 文字パターン出力装置
JPH04162092A (ja) アウトラインフォントの文字発生方式
JP2861201B2 (ja) データ変換装置
JP3055306B2 (ja) データ出力装置
JPH04111055A (ja) 文字処理装置
JPH0997045A (ja) 文字処理装置及び方法
JPS6117189A (ja) 図形処理装置
JPH03103896A (ja) 漢字フォントの階層的ベクトル化方式
JPH05250469A (ja) イメージデータの折線化方式
JPH1020846A (ja) 文字処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term