JP3072682U - コンクリート製の排水溝ブロック - Google Patents

コンクリート製の排水溝ブロック

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JP3072682U JP2000002604U JP2000002604U JP3072682U JP 3072682 U JP3072682 U JP 3072682U JP 2000002604 U JP2000002604 U JP 2000002604U JP 2000002604 U JP2000002604 U JP 2000002604U JP 3072682 U JP3072682 U JP 3072682U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はコンクリート製の排水溝ブロックに
関し、排水溝ブロック本体自体の排水量の制御が容易
で、敷設個所が小断面であり、工程数を省略化して工事
の小規模化をはかり、簡単かつ確実に施工が行えて施工
能率が向上され、施工に必要な資材の部品点数が少なく
資材費および施工コストを安価になす。 【解決手段】 略対向する側壁部1c,1cと底部1d
とにより形成される排水溝ブロック本体1の底部に透水
孔8を所望個数設け、側壁部の天端部1c1 ,1c1
は固定手段11の取付部品12の下方部を挿入し、蓋構
成板3,3を側壁部に固定させる取付孔10を所望個数
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はコンクリート製の排水溝ブロックに関し、排水溝ブロック本体内に集 水する雨水を排水孔を通じて排水し、しかも雨水の一部を地下に浸透させ、また 所定量以上の雨が降った場合に排水溝ブロック本体内に一部を貯留しながら経時 に下流へと排水して排水量を制御させる自己貯留・浸透型の排水制御が行え、洪 水対策に適し、施工が簡単にして施工性を良くさせようとする。
【0002】
【従来の技術】
例えば一般道路、高速道路等の路肩に敷設されるコンクリート製の排水溝ブロ ックとして例えば図13に示すような側溝ブロックがある。 すなわち、左右に対向して設けられる側壁部b,bと該側壁部b,b間の下方 に配置される底部cとにより囲まれる内部に排水孔dを設けたコンクリート製の 側溝ブロック本体aの前記側壁部b,bの上方に設けた肩部b1 ,b1 に集水孔 e1 を設けた蓋eを掛けて被覆する。また側溝ブロック本体aへの集水効率を向 上させるために、ポーラスコンクリートにより形成され、内部に流水孔f1 ,f 2 を設けた集水管fを側溝ブロック本体aに略平行に敷設し、側溝ブロック本体 aと集水管fとを所望個数の連結管gにより連結する構造である。 また、側溝ブロック本体aを敷設するには、敷設個所としての例えば一般道路 、高速道路等の路肩に連続して大断面の穴hを掘削し、この穴hの内面を不透水 性のシートsにて覆う。それから、シートsの上に栗石、砕石等を敷設し、その 上に基礎コンクリート部iを打設し、この基礎コンクリート部iの上面に側溝ブ ロック本体aを連続して敷設する。しかも、側溝ブロック本体aに対してポーラ スコンクリートにより形成される集水管fを略平行に敷設し、側溝ブロック本体 aと集水管fとを複数本の連結管gにて連結する。その後、土jを穴h内に埋め 戻し、施工作業を終える。 そして降雨があると、蓋eに設けた集水孔e1 から側溝ブロック本体a内に雨 水は集水され、排水孔dを通じて排水される。また側溝ブロック本体aへの雨水 の集水効率を向上するために、地中に浸透する雨水をポーラスコンクリートによ り形成された集水管f内に浸透させて集水し、流水孔f1 ,f2 を通じて排水す る一方、流水孔f1 内に集水される雨水の一部は集水管fから連結管gを介して 側溝ブロック本体a内へ集水され、排水孔dを通じて排水される。 また排水溝ブロックの他の従来例として図14に示すような可変側溝ブロック がある。 すなわち、左右対向する側壁部l,lを設け、該側壁部l,l間の上方を天板 部mにて覆い、該天板部mには集水孔nを設け、該集水孔nにグレーチングoを 介装することにより底部開放型の側溝ブロック本体k′が形成される。pは現場 にて底部qを敷設勾配に合わせて形成するために側溝ブロック本体k′の側壁部 l,l間の下方に打設される巻き立コンクリート部である。またrは敷設個所に 掘削した穴h′の底h′1 に敷き詰められるとともに穴h内に敷設される側溝ブ ロック本体k′の周囲に埋め込まれる砕石である。uは穴h′内に側溝ブロック 本体k′を敷設するために穴h′の底h′1 に敷き詰めた砕石rの上に打設する 基礎コンクリート部である。 そして降雨があると、集水孔nから側溝ブロック本体k′内に雨水は集水され 、排水孔vを通じて排水される。 さらに、公共用地の地下に大規模な貯水槽を設けることにより雨水等を貯留し て非常時の飲料水や消火用水として役立てたり、洪水に対処するための設備があ った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示すような上記従来の側溝ブロックでは、側溝ブロッ ク本体aに雨水等の集水をして排水をするほか、側溝ブロック本体aに平行に敷 設する集水管fにより集水機能が拡大される利点があるが、降雨量が多くなった り、多量の降雨が局地的に集中する場合には、側溝ブロック本体a自体に貯留機 能が備えられて排水量を抑制しながら排水を行うように制御するものではない。 従って、側溝ブロック本体aの排水の許容量を越える場合には排水し切れずに周 囲に排水が溢れ出すという不都合を生ずる。しかも、降雨量に合わせて側溝ブロ ック本体aの排水量を制御するものではなかった。 また施工には側溝ブロック本体aと該側溝ブロック本体aに対して平行にポー ラスコンクリートよりなる集水管fを敷設しなければならないので、敷設個所に は大断面の深い穴hを敷設個所に大規模に掘削する必要がある。しかも、側溝ブ ロック本体aの敷設には掘削された大規模の穴hの内面に合成樹脂フィルムより なる不透水性のシートsを敷かなければならない。さらには側溝ブロック本体a を敷設するには穴hの底h1 に砕石等を敷き詰める。そして、このように敷き詰 めた砕石等の上に基礎コンクリート部iを打設することにより側溝ブロック本体 aや集水管fの荷重に加えて通行車両の荷重等に対して構造的な強度をはかった 上で側溝ブロック本体aと集水管fとを平行に敷設し、その後連結管gを用いて 側溝ブロック本体aと集水管fとを連結する。その後に、大規模に掘削した穴h 内に土jを埋め戻す等の施工には多くの工程を経るとともに施工工事が大規模化 するために時間と労力が多くかかり、施工能率が大変悪かった。しかも、施工に 必要な調達資材の部品点数が多くなり、資材費および施工コストは高価であった 。さらに排水溝ブロック本体aに対して平行に設けたポーラスコンクリートによ り形成される集水管fを通じて周囲に水が浸透するので、地盤が沈降し、路盤が 破壊されるという不都合を生じていた。
【0004】 また図14に示す上記従来の排水溝ブロックでは、敷設個所に掘削される穴h ′は図13に示す排水溝ブロックを敷設する場合に比して小断面で済む。しかも 、敷設には不透水性のシートsが不用になるほかシートsを敷き詰めるための手 間が省略化される利点がある反面、側溝ブロック本体k′を敷設するには穴h′ の底h′1 に敷き詰める砕石の上に基礎コンクリート部uを打設して構造的な補 強を施す必要がある。しかも側溝ブロック本体k′内には側壁部l,l間に現場 において巻き立てコンクリートpを打設して側溝ブロック本体k′に現場の敷設 勾配に合わせて底部qを形成しなければならないので、施工にはやはり多くの時 間と労力とが必要になり、作業能率が悪かった。しかも、降雨量が多くなったり 、一時に多量の雨が局地的に降ると、側溝ブロック本体k′内に集水し、排水さ せる排水の許容量を越えると、排水し切れずに側溝ブロック本体k′から周囲に 雨水が溢れ出す。さらには、側溝ブロック本体k′を通じて排水される雨水は地 中に浸透することがないので、土壌は枯渇されて土壌内に棲息する微生物や植物 等の生態系や周囲の環境に悪影響を及ぼす一因になっていた。
【0005】 さらに公共用地の地下に貯水槽を設ける設備は大規模化し、構築には大規模な 工事になるため、多くの工期と費用がかかり、多大な費用が必要になるほか、広 い用地が必要であった。
【0006】 本考案は上記従来の不都合を解決し、排水溝ブロック本体自体の排水量の制御 が容易であり、また敷設個所に敷設する穴は小断面で狭い用地で済み、工程数が 省略化されて工事の小規模化がはかれ、時間と労力が多くかからずに簡単かつ確 実に行えて施工能率が向上し、しかも止水性が良好で地盤の沈降がなく施工に必 要な資材の部品点数が少なく資材費および施工コストが安価なコンクリート製の 排水溝ブロックを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1は、長手方向に伸びるスリットを介して平行に配置される蓋 構成板と、長手方向に交又する方向には前記蓋構成板を支持可能に所望間隔に設 けた複数の支持杆とにより形成される蓋により排水孔を内部に設ける排水溝ブロ ック本体の上方の開口部を被閉した構造のコンクリート製の排水溝ブロックにお いて、前記排水溝ブロック本体は左右に略対向して設けられる側壁部と該側壁部 間の下方に配置される底部とにより形成され、該底部には透水孔を所望個数設け 、前記側壁部の天端部には固定手段の取付部品の下方部を挿入し、前記蓋構成板 を側壁部に固定させる取付孔を所望個数設けるという手段を採用した。
【0008】 また本考案の請求項2は、請求項1において排水溝ブロック本体は敷設個所に 掘削される穴の穴底に所望厚みに敷設した砕石を基礎部とし、該砕石の上面に連 続して載置し、敷設されることを特徴とするという手段を採用した。
【0009】 また本考案の請求項3は、請求項1または請求項2の何れかにおいて排水溝ブ ロック本体相互は連結部材を介して接続端相互が連結されることを特徴とすると いう手段を採用した。
【0010】 また本考案の請求項4は、請求項1、または請求項2、請求項3の何れかにお いて排水溝ブロック本体の底部に設けた透水孔を介して排水溝ブロック本体の下 面に敷設した基礎部としての砕石を排水溝ブロック本体内に敷詰めて所望厚みの 砕石層を形成し、該砕石層は排水溝ブロック本体内に集水される雨水を透水孔を 通じて透水可能に敷き詰めるか且つ排水溝ブロック本体内に雨水等を貯留可能に 敷き詰められることを特徴とするという手段を採用した。
【0011】 また本考案の請求項5は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4の 何れかにおいて排水溝ブロック本体相互を連結する連結部材は、排水溝ブロック 本体の対向する側壁部の外側の略全域にわたって添設されるとともに排水溝ブロ ック本体相互の接合端に袴設されて両端が固定される長尺の沈下防止板であるこ とを特徴とするという手段を採用した。
【0012】 また本考案の請求項6は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4の 何れかにおいて排水溝ブロック本体相互を連結する連結部材は、連結される排水 溝ブロック本体相互の外側部の接合端に敷設して両端が固定される結合プレート であることを特徴とするという手段を採用した。
【0013】 また本考案の請求項7は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6の何れかにおいてスリット内にグレーチング部材が嵌入され ることを特徴とするという手段を採用した。
【0014】 また本考案の請求項8は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7の何れかにおいて蓋構成板を支持する支持杆はグ レーチング部材と一体または別体に形成され、前記支持杆はグレーチング部材を 支持可能に設けられたことを特徴とするという手段を採用した。
【0015】 また本考案の請求項9は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7、請求項8の何れかにおいて固定手段は、排水溝 ブロック本体の対向する側壁部の天端部に設けた取付孔内に埋込まれる第1のイ ンサート部材並びに該第1のインサート部材に対して取付位置を芯合わせ可能に 蓋構成板に設けた取付孔内に軸方向に交又する方向に偏騎するように埋込まれる 第2のインサート部材と、第1のインサート部材並びに第2のインサート部材内 に先端側および基端側を拡大変形させて係止される係止筒体と、該係止筒体内に 挿入され、第1段階並びに第2段階の加圧力を加えて係止筒体の先端側並びに基 端側を拡大変形させる第1の加圧斜面部と第2の加圧斜面部とを設けた係止ピン 体とにより取付部品が形成されるか、または前記取付孔内に下方部が埋込まれる 埋込ボルトと該埋込ボルトに螺合されるナットとにより取付部品が形成されるか 、さらには側壁部の天端部に所望間隔毎に設けた取付孔内に下方部を埋込み、蓋 構成板に前記天端部に設けた取付孔と略対応して設けた係止孔内に係入可能に上 方部を突出させた鉄筋により取付部品が形成されることを特徴とするという手段 を採用した。
【0016】 また本考案の請求項10は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4 、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9の何れかにおいてグレー チング部材は、間隔をあけて排水溝ブロック本体の長手方向に平行に設けられた 鋼材よりなる複数枚の横板材と該横板材に対して長手方向に交又して所望間隔毎 に設けられた鋼材よりなる間隔保持用の複数枚の縦板材とにより平面格子状に形 成されるかまたは鋼板に多数の小孔を穿設したパンチメタルにより形成されるこ とを特徴とするという手段を採用した。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の具体例を図面を参照して説明する。 図1ないし図10は本考案の第1実施態様を示す。 1はコンクリート製の排水溝ブロック本体であり、この排水溝ブロック本体1 には長手方向Xに伸びるスリット2を介して平行に配置される蓋構成板3,3と 、長手方向Xに交又する方向Yには前記蓋構成板3,3を支持可能に所望間隔k に設けた複数の支持杆4とにより形成される蓋5により排水孔1aを内部に設け る排水溝ブロック本体1に上方の開口部1bを被閉する構造である。
【0018】 また前記排水溝ブロック本体1は左右の略対向して設けられる側壁部1c,1 cと該側壁部1c,1c間の下方に配置される底部1dとにより形成され、図示 する本実施態様では排水溝ブロック本体1は側溝ブロック本体である。 この排水溝ブロック本体1は、敷設個所に掘削される穴6の穴底6aに所望厚 みt1 に敷設した砕石を基礎部7とし、該砕石の上面に連続して載置し、敷設さ れる。またこの砕石は排水溝ブロック本体1の基礎部7として敷設される以外に 必要に応じて図示するように排水溝ブロック本体1の周囲に詰め込むこともでき る。
【0019】 また8は排水溝ブロック本体1の底部1dに所望個数が設けられた透水孔であ り、排水溝ブロック本体1の敷設時にはこの透水孔8を介して排水溝ブロック本 体1の下面に敷設した基礎部としての砕石が図4、図5に示すように排水溝ブロ ック本体1内に敷き詰められることにより所望厚みt2 の砕石層9が形成される 。また底部1dに設ける透水孔8の形状、設置個数の増減変更は自由に行える。 この砕石層9は排水溝ブロック本体1内に集水される雨水を透水孔8を通じて 地中に透水可能に敷き詰められるか且つ排水溝ブロック本体1内に雨水を貯留可 能に敷き詰められる。
【0020】 また10は側壁部1c,1cの天端部1c1 ,1c1 に所望個数設けられる取 付孔であり、この取付孔10は前記蓋構成板3,3を側壁部1c,1cに固定さ せるための固定手段11の取付部品12の下方部を挿入するためのものである。
【0021】 13は前記スリット2内に必要に応じて嵌入されるグレーチング部材であり、 該グレーチング部材13は蓋構成板3,3を支持する前記支持杆4と一体または 別体に形成されることによりグレーチング部材13は支持杆4に支持される。 またグレーチング部材13は、間隔kをあけて排水溝ブロック本体1の長手方 向Xに平行に設けられた鋼材よりなる複数枚の横板材13aと該横板材13aに 対して長手方向Xに交又する方向Yに所望間隔k毎に設けられた鋼材よりなる間 隔保持用の複数枚の縦板材13bとにより図示するように平面格子状に形成され るかまたは鋼板に多数の小孔を穿設したパンチメタルにより形成される。
【0022】 前記固定手段11は、本実施態様では図6および図7に示すように排水溝ブロ ック本体1の対向する側壁部1c,1cの天端部1c1 ,1c1 に長手方向Xに 適宜間隔毎に所望個数を設けた取付孔10内に埋込まれる第1のインサート部材 14並びに該第1のインサート部材14に対して取付位置を芯合わせ可能に蓋構 成板3,3に設けた取付孔15内に軸方向Iに交又する方向R,R′に偏騎する ように埋込まれる第2のインサート部材16と、第1のインサート部材14並び に第2のインサート部材16内に先端側および基端側を拡大変形させて係止され る係止筒体17と、該係止筒体17内に挿入され、第1段階並びに第2段階の加 圧力を加えて係止筒体17の先端側17a並びに基端側17bを拡大変形させる 第1の加圧斜面部18aと第2の加圧斜面部18bとを設けた係止ピン体18と により取付部品12が形成されるか、または固定手段11はこのほかにも図には 示さないが前記取付孔10内に下方部が埋込まれる埋込ボルトと該埋込ボルトに 螺合されるナットにより取付部品12が形成されるか、さらには側壁部1c,1 cの天端部1c1 ,1c1 に所望間隔毎に設けた取付孔10,10内に下方部を 埋込み、蓋構成板3,3に前記天端部1c1 ,1c1 に設けた取付孔10,10 と略対応して設けた係止孔15,15内に係入可能に上方部を突出させた鉄筋に より取付部品12が形成されてもよい。また第1のインサート部材14に対して 第2のインサート部材16を軸方向Iに交又する方向R,R′に偏騎可能にする ために第2のインサート部材16の上端に設けたボルト部16aを蓋構成板3, 3内に埋設され、上方に操作孔20bを有する略有底箱形の固定金具20の係止 孔20a内に遊挿し、ボルト部16aにナット21を螺合することにより第2の インサート部材16を固定金具20に対して軸方向Iに交又する方向R,R′へ 偏騎可能に取付けるようにしている。22は固定金具20の上方に設けた操作孔 20bを被閉するための蓋材、23は第2のインサート部材16を蓋構成板3, 3の係止孔15,15内にガタ付きなく支持するための合成樹脂発泡体、ゴム等 の弾性を発揮する支持部材である。
【0023】 図8、図9、図10において24は接続すべき排水溝ブロック本体1相互の止 水性をはかるために排水溝ブロック本体1の少なくとも側壁部1c,1cと必要 に応じて底部1dの接合端1e,1fとの対向する端面に設けられる止水手段で あり、この止水手段24は弾性材にて形成される接合部材本体25aの両側端に 設けた矢形の係止部25b,25bを接続すべき排水溝ブロック本体1,1…の 接合面に臨む開口部からその奥に設けた取付孔26,26内に係止させることに より排水溝ブロック本体1の接合端1e,1fの止水をはかる。また接合部材本 体25aの長手方向Xに略交又する厚み方向に向いた開裂用空間部25cが所望 個数設けられたことにより地震、振動等の外力が加わって排水溝ブロック本体1 の接合端1e,1fの間の間隙が伸縮するのに追従して開裂用空間部25cが開 裂して接合部材本体25aが伸縮し、排水溝ブロック本体1相互の止水性を確実 にはかるためのものである。 25dは接合部材本体25aの左右の上下面に矢形の係止部25b,25bと の間に形成された複数個の係止舌片であり、27は係止部25b,25bを取付 孔26,26内に液密に係止固定するために注入されるグラウト剤である。
【0024】 本考案の第1実施態様は以上の構成からなり、一般道路、高速道路等の路肩や これに限らず公園、グランド、造成地、学校、工場、商店街、建築物のアプロー チ、トンネル等の敷設個所に施工するには、先ず排水溝ブロック本体1を敷設す る程度の比較的小断面の穴6を掘削する。 次いで、穴6の穴底6aに砕石等を基礎として所望厚みt1 に敷く。それから 、この砕石の上に排水溝ブロック本体1を接続すべき接合端1e,1f相互に止 水手段24を介して連続して敷設する。その後、排水溝ブロック本体1の底部1 aに所望厚みt2 の砕石を敷いて砕石層9を形成するとともに底部1aに所望個 数を設けた透水孔8を通じて排水溝ブロック本体1の下面に設けた砕石層9と排 水溝ブロック本体1内に設けた基礎部7の砕石とを連絡させる。
【0025】 それから、排水溝ブロック本体1の上方の開口部1bに蓋5を被覆し、固定手 段11を用いて蓋5を排水溝ブロック本体1に固定する。 蓋5を排水溝ブロック本体1に固定するには、図示する本実施態様のように排 水溝ブロック本体1の対向する側壁部1c,1cの天端部1c1 ,1c1 に長手 方向Xに適宜間隔毎に設けた取けた取付孔10,10内に埋込まれた第1のイン サート部材14内に係止筒体17の基端側17bを挿入する。次いで、この係止 筒体17内に係止ピン体18を挿入して第1段階の加圧を加える等して第1の加 圧斜面部18aにて係止筒体17の基端側17bを外周側に拡大変形することに より第1の係止筒体17内に係止させる。この際、加圧にはハンマーを用いて打 撃することにより容易に行える。その後、排水溝ブロック本体1の対向する側壁 部1c,1cの天端部1c1 ,1c1 に設けた取付孔10,10内に前述のよう に下方の基端側17bを係止した係止筒体17の上方の先端側17aを蓋構成板 3,3の取付孔15,15内に取付けられる第2のインサート部材16の内壁に 当接することにより軸方向Iに交又する方向R,R′に第2のインサート部材1 6を偏騎させ、第1のインサート部材14に対して第2のインサート部材16の 取付位置を芯合わせして調整する。そして、排水溝ブロック本体1に設けた対向 する側壁部1c,1cの天端部1c1 ,1c1 間に形成された開口部1bに蓋5 を被覆してから、第2段階の打撃を係止ピン体18に加える等して第2の加圧斜 面部18bにより係止筒体17の先端側17aを拡大変形させて第2のインサー ト部材16内に係止する。こうして係止筒体17を介して排水溝ブロック本体1 に蓋5を固定する。係止ピン体18の第2段階の加圧は、固定金具20の上方に 設けた操作孔20bを通じてハンマー等の打撃により容易に行える。その後、操 作孔20bを蓋材22を用いて被閉する。
【0026】 また、蓋5を排水溝ブロック本体1に固定するには、図には示さないが例えば 排水溝ブロック本体1の対向する側壁部1c,1cの天端部1c1 ,1c1 に設 けた取付孔10,10内に下方部が埋込まれた埋込みボルトにナットを螺合する ことにより排水溝ブロック本体1に蓋構成板3,3を固定したり、排水溝ブロッ ク本体1の前記取付孔10,10に下方部を埋込み上方部を突出させた鉄筋を蓋 構成板3,3の対応位置に設けた係止孔15,15内に係入することにより蓋構 成板3,3を排水溝ブロック本体1に固定することもできる。 こうして土を連続して敷設した排水溝ブロック本体1の周囲に詰め込んで排水 溝ブロック本体1の敷設作業を終える。この際、敷設には土に限ることなく、必 要に応じて図示するように砕石を用いて埋め戻すこともある。
【0027】 そして雨が降ると、蓋構成板3,3間に長手方向Xに設けたスリット2を介し て排水溝ブロック本体1内に雨水が集水され、排水孔1aを通じて下流に排水さ れる。この際、雨水は蓋5を形成する蓋構成板1c,1c間の長手方向Xに略全 域にわたって形成したスリット2から効率的に集水が行われる。
【0028】 ところで、排水溝ブロック本体1の底部1dには所望厚みt2 の砕石が敷き詰 めた砕石層9が形成されているので、砕石層9の排水に供される雨水等は砕石層 9の砕石の間を通り抜ける間に濾過され、底部1dに所望個数が設けられた透水 孔8を介して排水溝ブロック本体1の真下の地中へと浸透する。このため、土壌 に水分を与えて潤うことにより地中に棲息する微生物や植物等の生態系に悪影響 を受けることなく、しかも地下水を枯渇することはない。 しかも、排水溝ブロック本体1の底部1dに設けた透水孔8を介して地下に浸 透される雨水等は、地中に対して基礎部7としての砕石上に敷設されている排水 溝ブロック本体1の真下に浸透するので、浸透水が周囲の地盤を緩めて沈降され ずに路盤を破壊することはない。
【0029】 また雨水を集水するのに排水溝ブロック本体1の側面に集水管を平行に設ける 必要はなく、排水溝ブロック本体1自体により集水し、排水が行えるのと、排水 溝ブロック本体1は複数の蓋構成板3,3よりなる蓋5を排水溝ブロック本体1 の対向する側壁部1c,1c間に形成される上面の開口部1bに被覆して固定手 段11を用いて固定されることにより通行車両等の荷重に対して構造堅牢に形成 されるのとから、排水溝ブロック本体1自体の対向する側壁部1c,1cと底部 1dとの肉厚を従来の排水溝ブロックに比較して薄肉に形成することにより軽量 化がはかれ、運搬および施工は容易に行える。しかも排水溝ブロック本体1は、 通行車両の荷重が加わる場合等において例えば活荷重がT−25(tf)である 場合にも耐え、構造堅牢になる。このため、従来の施工方法のように砕石よりな る基礎部としての上にさらに基礎コンクリート部を打設することにより構造堅牢 に基礎を構築するという工程および手間は省略され、施工現場において砕石を所 望厚さt1 敷き詰めるだけの簡単な施工で基礎部7を構築することができ、 この基礎部7により地盤が沈下することなく構造堅牢に排水溝ブロック本体1を 支持することができる。 さらに接続される排水溝ブロック本体1相互は、少なくとも側壁部1c,1c と、必要に応じて底部1dとの接合端1e,1fとの接合面に臨む開口からその 奥に設けた取付孔26,26内に接合部材本体25dの両側端に設けた矢形の係 止部25b,25bがグラウト剤27を介して係止固定されることにより排水溝 ブロック本体1の接合端1e,1f相互の止水性が良好に維持されるので、排水 溝ブロック本体1を敷設する周囲の地盤が沈降するのが防止される。
【0030】 また、雨水の降雨量が多くなったり、局地的に多量の雨が降る場合には、前述 のように、排水溝ブロック本体1内には所望厚みt2 の砕石が敷込まれた砕石層 9が形成されているので、この砕石層9の砕石により排水が急激な速度にて排水 するのが防止でき、排水溝ブロック本体1自体に排水の貯留機能を発揮せること ができる。こうして、網目のように上流側から下流側へと多数に分枝するように 敷設された排水溝ブロック本体1が集約される下流域での洪水を緩和することが できる。 この際、排水溝ブロック本体1内に砕石層9として敷込まれる砕石の厚みt2 は、降雨量、排水溝ブロック本体1…の敷設勾配、地盤の硬軟等の現場状況に応 じて加減することにより、排水孔1aを通じての排水量、貯留量、また透水孔8 からの透水量を所望のものに決定する。
【0031】 図11に示すものは本考案の第2の実施態様であり、この実施態様では敷設時 に排水溝ブロック本体1,1相互は連結部材30を介して接合端1e,1f相互 が連結される。そして、排水溝ブロック本体1,1相互を連結するための連結部 材30は、排水溝ブロック本体1の対向する側壁部1c,1cの略全域にわたっ て添設されるとともに排水溝ブロック本体1の衝合される接合端1e,1fに袴 設されて両端31a,31bが固定される長尺の沈下防止板31である構成であ る。なお、排水溝ブロック本体1に対する沈下防止板31の固定は、ねじ止め、 鋲着、接着剤を用いて接着する等により容易に行える。 そして、沈下防止板31により接合端1e,1f相互が袴設されて連結される 排水溝ブロック本体1,1…相互は、沈下防止板31により一体的な剛結性が発 揮されるため、前記実施態様に比して構造的に強固に敷設することができ、路盤 の局部的な沈降が一層確実に防止される。
【0032】 また図12に示すものは本考案の第3の実施態様であり、この実施態様では排 水溝ブロック本体1を連結するための連結部材30は、連結される排水溝ブロッ ク本体1相互の外側部の接合端1e,1fに袴設して両端が固定される結合プレ ート40である構成により連結される排水溝ブロック本体1,1…相互は、結合 プレート40により一体的な剛結性が発揮されて構造堅牢に連続して排水溝ブロ ック本体1…を連続して敷設でき、路盤の局部的な沈降を防止することができる 点は同様な構成であるほか、第2実施態様に比べて結合プレート40は小形に形 成され、取扱易く、安価に入手できる効果がある。
【0033】 上記各実施態様では、排水溝ブロック本体1は側溝ブロック本体につき代表的 に説明したけれども、排水溝ブロック本体1はこれに限ることなく暗渠ブロック 、雨水ブロック、水路ブロック等についても本考案は適用することができる。
【0034】
【考案の効果】 以上のように本考案の請求項1は、長手方向に伸びるスリットを介して平行に 配置される蓋構成板と、長手方向に交又する方向には前記蓋構成板を支持可能に 所望間隔に設けた複数の支持杆とにより形成される蓋により排水孔を内部に設け る排水溝ブロック本体の上方の開口部を被閉した構造のコンクリート製の排水溝 ブロックにおいて、前記排水溝ブロック本体は左右に略対向して設けられる側壁 部と該側壁部間の下方に配置される底部とにより形成され、該底部には透水孔を 所望個数設け、前記側壁部の天端部には固定手段の取付部品の下方部を挿入し、 前記蓋構成板を側壁部に固定させる取付孔を所望個数設けたので、排水溝ブロッ ク本体自体の排水量の制御が容易であり、また敷設個所に敷設する穴は小断面で 狭い用地で済み、工程数が省略化されて工事の小規模化がはかれ、時間と労力が 多くかからずに簡単かつ確実に行え、施工能率が向上され、しかも止水性が良好 であり、地盤に沈降がなく、さらには施工に必要な資材の部品点数が少なく資材 費および施工コストは安価になる。
【0035】 また本考案の請求項2は、排水溝ブロック本体は敷設個所に掘削される穴の穴 底に所望厚みに敷設した砕石を基礎部とし、該砕石の上面に連続して載置し、敷 設されるので、簡単かつ確実に排水溝ブロック本体を敷設することができ、工事 費は廉価になる。
【0036】 また本考案の請求項3は、排水溝ブロック本体相互は連結部材を介して接合端 相互が連結されるので、連結される排水溝ブロック本体相互は一体的な剛結性を 発揮し、構造的な強度を発揮し、地盤の沈降を防止することができる。
【0037】 また本考案の請求項4は、排水溝ブロック本体の底部に設けた透水孔を介して 排水溝ブロック本体の下面に敷設した基礎部としての砕石を排水溝ブロック本体 内に敷き詰めて所望厚みの砕石層を形成し、該砕石層は排水溝ブロック本体内に 集水される雨水を透水孔を通じて透水可能に敷き詰められるか且つ排水溝ブロッ ク本体内に雨水等を貯留可能に敷き詰めるので、排水溝ブロック本体内の急激な 排水を抑制することができるとともに降雨量が多くなったり、短時間に局地的に 多量の降雨がある場合に、排水溝ブロック本体自体に排水の貯留機能を発揮して 洪水を防止することができる。
【0038】 また本考案の請求項5は、排水溝ブロック本体相互を連結する連結部材は、配 水溝ブロック本体の対向する側壁部の外側の略全域にわたって添設されるととも に排水溝ブロック本体相互の接合端に袴設されて両端が固定される長尺の沈下防 止板であるので、連結される排水溝ブロック本体相互は一体的な剛結性が発揮さ れ、地盤の沈降を防止することができる。
【0039】 また本考案の請求項6は、排水溝ブロック本体相互を連結する連結部材は、連 結される排水溝ブロック本体相互の外側部の接合端に袴設して両端は固定される 結合プレートであるので、連結される排水溝ブロック本体相互は一体的な剛結性 が発揮され、地盤の沈降を防止でき、敷設工事が簡単に行え、資材の調達も廉価 に容易に行える。
【0040】 また本考案の請求項7はスリット内にグレーチング部材が嵌入されるので、ご みや土砂が排水溝ブロック本体内に進入するのを防止することができる。
【0041】 また本考案の請求項8は、蓋構成板を支持する支持板はグレーチング部材と一 体または別体に形成され、前記支持杆はグレーチング部材を支持可能に設けたの で、単一の支持杆を蓋構成板とグレーチング部材とを支持するのに共用化がはか れ、製作および組立が簡便に行える。
【0042】 また本考案の請求項9は、固定手段は、排水溝ブロック本体の対向する側壁部 の天端部に設けた取付孔内に埋込まれる第1のインサート部材並びに該第1のイ ンサート部材に対して取付位置を芯合わせ可能に蓋構成板に設けた取付孔内に軸 方向に交又する方向に偏騎するように埋込まれる第2のインサート部材と、第1 のインサート部材並びに第2のインサート部材内に先端側および基端側を拡大変 形させて係止される係止筒体と、該係止筒体内に挿入され、第1段階並びに第2 段階の加圧力を加えて係止筒体の先端側並びに基端側を拡大変形させる第1段階 の加圧斜面部と第2の加圧斜面部とを設けた係止ピン体とにより取付部品が形成 されるか、または前記取付孔内に下方部が埋込まれる埋込ボルトと該埋込ボルト に螺合されるナットとにより取付部品が形成されるか、さらには側壁部の天端部 に所望間隔毎に設けた取付孔内に下方部を埋込み、蓋構成板に前記天端部に設け た取付孔と略対応して設けた係止孔内に係入可能に上方部を突出させた鉄筋によ り取付部品が形成されるので、排水溝ブロック本体の上方の開口部に長手方向の 略全域にわたって形成されるスリットを介して平行に配置された蓋構成板よりな る蓋を固定手段を用いて固定することができ、構造的に堅牢にすることができる 。
【0043】 また本考案の請求項10は、グレーチング部材は、間隔をあけて排水溝ブロッ ク本体の長手方向に平行に設けられた鋼材よりなる複数枚の横板材と該横板材に 対して長手方向に平行に所望間隔毎に設けられた鋼材よりなる間隔保持用の複数 枚の縦板材とにより平面格子状に形成されるかまたは鋼板に多数の小孔を穿設し たパンチメタルにより形成されるので、容易に且つ構造堅牢に製作することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンクリート製の排水溝ブロックの第
1実施態様を示し、内部に砕石を未だ敷詰めない状態の
斜視図である。
【図2】同じく本実施態様の排水溝ブロックに被閉する
蓋を透視して内部の構造材を示した説明的な拡大斜視図
である。
【図3】同じく本実施態様の排水溝ブロックの一側の側
壁部を切除して排水溝ブロックの内部を示した説明的な
拡大斜視図である。
【図4】同じく本実施態様の排水溝ブロックの施工状態
を示す斜視図である。
【図5】同じく本実施態様の排水溝ブロックの施工状態
を示す断面図である。
【図6】同じく本実施態様の排水溝ブロックを構成する
固定手段を示し、蓋を排水溝ブロック本体に固定するた
めに被閉する状態を示す拡大断面図である。
【図7】同じく固定手段を用いて排水溝ブロック本体に
蓋を被閉し、固定した状態の拡大断面図である。
【図8】同じく本実施態様で使用する止水手段を示す拡
大斜視図である。
【図9】同じく止水手段の接合状態を示す拡大断面図で
ある。
【図10】同じく止水手段の開裂用空間部が開裂して伸
長した状態を示す拡大斜視図である。
【図11】本考案の第2実施態様を示す斜視図である。
【図12】同じく本考案の第3実施態様を示す斜視図で
ある。
【図13】同じく従来のこの種排水溝ブロックの施工状
態を示す斜視図である。
【図14】同じく従来の他の可変側溝ブロックの施工状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 排水溝ブロック本体 1a 排水孔 1c 側壁部 1c1 天端部 1d 底部 1e 接合端 1f 接合端 2 スリット 3 蓋構成板 4 支持杆 5 蓋 6 穴 6a 穴底 7 基礎部 8 透水孔 9 砕石層 10 取付孔 11 固定手段 12 取付部品 13 グレーチング部材 24 止水手段 30 連結部材 31 沈下防止板 40 結合プレート

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に伸びるスリットを介して平行
    に配置される蓋構成板と、長手方向に交又する方向には
    前記蓋構成板を支持可能に所望間隔に設けた複数の支持
    杆とより形成される蓋により排水孔を内部に設ける排水
    溝ブロック本体の上方の開口部を被閉した構造のコンク
    リート製の排水溝ブロックにおいて、前記排水溝ブロッ
    ク本体は左右に略対向して設けられる側壁部と該側壁部
    間の下方に配置される底部とにより形成され、該底部に
    は透水孔を所望個数設け、前記側壁部の天端部には固定
    手段の取付部品の下方部を挿入し、前記蓋構成板を側壁
    部に固定させる取付孔を所望個数設けることを特徴とす
    るコンクリート製の排水溝ブロック。
  2. 【請求項2】 排水溝ブロック本体は敷設個所に掘削さ
    れる穴の穴底に所望厚みに敷設した砕石を基礎部とし、
    該砕石の上面に連続して載置し、敷設されることを特徴
    とする請求項1に記載のコンクリート製の排水溝ブロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 排水溝ブロック本体相互は連結部材を介
    して接合端相互が連結されることを特徴とする請求項1
    または請求項2の何れかに記載のコンクリート製の排水
    溝ブロック。
  4. 【請求項4】 排水溝ブロック本体の底部に設けた透水
    孔を介して排水溝ブロック本体の下面に敷設した基礎部
    としての砕石を排水溝ブロック本体内に敷き詰めて所望
    厚みの砕石層を形成し、該砕石層は排水溝ブロック本体
    内に集水される雨水を透水孔を通じて透水可能に敷き詰
    められるか且つ排水溝ブロック本体内に雨水等を貯留可
    能に敷き詰められることを特徴とした請求項1、または
    請求項2、請求項3の何れかに記載のコンクリート製の
    排水溝ブロック。
  5. 【請求項5】 排水溝ブロック本体相互を連結する連結
    部材は、排水溝ブロック本体の対向する側壁部の外側の
    略全域にわたって添設されるとともに排水溝ブロック本
    体相互の接合端に跨設されて両端が固定される長尺の沈
    下防止板であることを特徴とする請求項1、または請求
    項2、請求項3、請求項4の何れかに記載のコンクリー
    ト製の排水溝ブロック。
  6. 【請求項6】 排水溝ブロック本体相互を連結する連結
    部材は、連結される排水溝ブロック本体相互の外側部の
    接合端に袴設して両端が固定される結合プレートである
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2、請求項
    3、請求項4の何れかに記載のコンクリート製の排水溝
    ブロック。
  7. 【請求項7】 スリット内にグレーチング部材が嵌入さ
    れることを特徴とする請求項1、または請求項2、請求
    項3、請求項4、請求項5、請求項6の何れかに記載の
    コンクリート製の排水溝ブロック。
  8. 【請求項8】 蓋構成板を支持する支持杆はグレーチン
    グ部材と一体または別体に形成され、前記支持杆はグレ
    ーチング部材を支持可能に設けられたことを特徴とする
    請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5、請求項6、請求項7の何れかに記載のコンクリー
    ト製の排水溝ブロック。
  9. 【請求項9】 固定手段は、排水溝ブロック本体の対向
    する側壁部の天端部に設けた取付孔内に埋込まれる第1
    のインサート部材並びに該第1のインサート部材に対し
    て取付位置を芯合わせ可能に蓋構成板に設けた取付孔内
    に軸方向に交又する方向に偏騎するように埋込まれる第
    2のインサート部材と、第1のインサート部材並びに第
    2のインサート部材内に先端側および基端側を拡大変形
    させる係止筒体と、該係止筒体内に挿入され、第1段階
    並びに第2段階の加圧力を加えて係止筒体の先端側並び
    に基端側を拡大変形させる第1の加圧斜面部と第2の加
    圧斜面部とを設けた係止ピン体とにより取付部品が形成
    されるか、または前記取付孔内に下方部が埋込まれる埋
    込ボルトと該埋込ボルトに螺合されるナットとにより取
    付部品が形成されるか、さらには側壁部の天端部に所望
    間隔毎に設けた取付孔内に下方部を埋込み、蓋構成板に
    前記天端部に設けた取付孔と略対応して設けた係止孔内
    に係入可能に上方部を突出させた鉄筋により取付部品が
    形成されることを特徴とする請求項1、または請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8の何れかに記載のコンクリート製の排水溝
    ブロック。
  10. 【請求項10】 グレーチング部材は、間隔をあけて排
    水溝ブロック本体の長手方向に平行に設けられた鋼材よ
    りなる複数枚の横板材と該横板材に対して長手方向に交
    又して所望間隔毎に設けられた鋼材よりなる間隔保持用
    の複数枚の縦板材とにより平面格子状に形成されるかま
    たは鋼板に多数の小孔を穿設したパンチメタルにより形
    成されることを特徴とする請求項1、または請求項2、
    請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、
    請求項8、請求項9の何れかに記載のコンクリート製の
    排水溝ブロック。
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