JP2010201299A - 集水装置用有孔ブロックおよび接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続が容易であり、確実に接続部における止水を行うことができる集水装置用有孔ブロックの接続技術を提供する。
【解決手段】有孔ブロック20は、挿入部80と被挿入部90とを備え、挿入部80を被挿入部90に挿入することにより有孔ブロック20同士を接続する。挿入部80及び被挿入部90の何れか一方の挿入方向端部には押圧部81が備えられ、挿入部80及び被挿入部90の何れか他方には止水体100を支持する止水体支持部91が備えられている。有孔ブロック20の接続時には、止水体100が押圧部81と止水体支持部91との間で、押圧部81からの押圧力により支持される。
【選択図】図5

Description

本発明は、生活廃水・工業廃水等などの被処理水に含まれる懸濁物(被処理物)を除去し、懸濁物が除去された処理水を集水する処理を行う集水装置、集水装置で使用される有孔ブロックおよび接続方法に関する。
上述のような集水装置用の有孔ブロックとして、例えば特許文献1のものが知られている。特許文献1の暗渠ブロック(本発明の有孔ブロック)は、差込み端部(本発明の挿入部)とベルエンド(本発明の被挿入部)とを有している。ベルエンドは窓(本発明の孔部)を備えており、差し込み端部には複数のタブ(本発明の凸部)が備えられている。差込み端部がベルエンドに受け入れられた際には、複数のタブはスナップ嵌めでベルエンドの窓に受け入れられ、ベルエンドと差し込み端部とが係止される。また、Oリング(本発明の止水体)がタブに隣接する差込み端部を取り巻いており、連結点での暗渠に漏れが生じることを防いでいる。
特許第3053870号(11欄35行〜12欄4行、図4〜5)
通常、上述のような有孔ブロックでは、接続部分は樹脂成形されている。そのため、樹脂の収縮などにより、寸法精度の高い接続部分を得ることが困難となっている。特許文献1では、その接続部分での止水体としてOリングを使用しているが、低い寸法精度のために、Oリングが十分に潰されず、止水性能を低下させる場合がある。そのために、Oリングを2条設けたり、Oリングの他にコーキング材等を塗布する必要が生じ、施工工数を増加させる。
また、特許文献1では、挿入方向と直交する方向の面により支持されている。そのため、差し込み端部をベルエンドに挿入する際に、Oリングに対してせん断力が作用し、低い寸法精度にもよって、Oリングの位置が正規位置から外れるおそれがある。この場合には、差し込み端部とベルエンドとの接続を解除し、再度Oリングの設置を行わなければならず、また、差し込み端部をベルエンドに挿入する際に挿入を容易にするために石鹸等の潤滑材を塗布する場合もあり、施工工数の増加を招く。
また、通常、Oリングはガイド溝により支持されているが、Oリングはガイド溝から脱落し易いため、製造工程で取り付けて出荷することは困難である。そのため、施工現場でOリングを取り付ける必要があり、施工工数を増加させる。
本願発明の目的は、止水体のみで、確実に接続部における止水を行うことができ、且つ、止水体の位置ずれや脱落を防止することができる集水装置用有孔ブロック及び接続方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の集水装置用有孔ブロックは、集水装置用有孔ブロックであって、前記有孔ブロックはその一端側に挿入部を備え、他端側に他の有孔ブロックの挿入部を挿入する被挿入部を備え、前記挿入部と前記被挿入部との間に止水体を備え、前記挿入部及び前記被挿入部の何れか一方の挿入方向側端部に前記止水体を挿入方向に押圧する押圧部を備え、前記挿入部及び前記被挿入部の何れか他方に前記被挿入部は接続時における前記挿入部側壁面に前記止水体を支持する止水体支持部を備えている。
上記構成では、集水装置用有孔ブロック同士を接続するに際して挿入部を被挿入部に挿入する際には、押圧部は止水体に対して挿入方向の押圧力を作用させている。これにより、接続時に止水体にはせん断力が作用せず、止水体の位置ずれが生じにくくなっている。そのため、止水体の位置ずれに起因する施工工数の発生を回避することができる。
また、本発明の集水装置用有孔ブロックの好適な実施形態の一つでは、前記止水体は、発泡体であり、前記集水装置用有孔ブロック同士を接続した際に、前記押圧部が前記止水体を変形させるように構成されている。
この構成では、止水体は発泡体からなり、接続時には押圧部が止水体を変形する程度に押圧している。この止水体の変形により、挿入部および被挿入部の形成の誤差に起因する隙間を埋め、確実に止水することができる。
また、本発明の集水装置用有孔ブロックの好適な実施形態の一つでは、前記止水体支持部は、接続時における前記挿入部側に開口し、前記止水体を3方向から支持する凹部である。
この構成では、止水体は凹部により3方向から支持されているため、脱落や位置ずれが生じにくくなっている。そのため、集水装置用有孔ブロックの製造工程において、凹部に止水体を装着しておくことができる。これにより、施工現場で止水体を装着する施工工数を削減することができる。
また、本発明の集水装置用有孔ブロックの好適な実施形態の一つでは、前記挿入部は挿入方向と直交する方向に突設された凸部を備え、前記被挿入部は、接続時において前記凸部と係合する孔部を備えている。
この構成では、接続時に凸部と孔部とが係合するため、不測の事態等により、集水装置用有孔ブロックの接続が解除されるおそれがなく、止水体に対して挿入方向の押圧力を一定以上に保つことができる。
また、本発明は、集水装置用有孔ブロックの接続方法にも利用可能である。例えば、挿入部を備えた集水装置用有孔ブロックと、前記挿入部を挿入する被挿入部を備えた集水装置用有孔ブロックとの接続方法であって、前記挿入部を前記被挿入部に挿入することにより前記集水装置用有孔ブロック同士の接続を行う接続方法において、前記挿入部及び前記被挿入部の何れか一方の挿入側端部に備えられた押圧部と、前記挿入部及び前記被挿入部の何れか他方に形成された止水体支持部との間に支持し、前記押圧部が前記止水体に対して挿入方向の押圧力を作用させ、当該止水体を変形させる。当然ながら、このような接続方法も上述した集水装置用有孔ブロックの接続構造で述べた作用効果を得ることができ、さらに上述した付加的技術を組み込むことも可能である。
本発明に係る有孔ブロックを用いる集水装置の概略を一部切欠で示す斜視図である。 本発明に係る有孔ブロックの斜視図である。 本発明の集水装置用有孔ブロックの接続構造を示す斜視図である。 本発明の集水装置用有孔ブロックの接続構造の要部を示す斜視図である。 有孔ブロックを接続する際の接続構造の側方断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明の集水装置Xは、生活廃水・工業廃水等などの被処理水に含まれる懸濁物(被処理物)を除去する水処理設備Yにおいて、懸濁物が除去された処理水を集水するために用いられる。
図1又は2に示すように、当該集水装置Xは、粒状媒体12を充填した処理層11の上方より下向流で被処理水を通水して被処理水中に含まれる被処理物を処理層11によって除去する除去手段10を支持し、処理層11を通過して被処理物が除去された処理水を中空の内部空間に集水する有孔ブロック20と、複数の有孔ブロック20を並置する際に、各有孔ブロック20の間に充填する充填材30と、を備える。充填材30の中には、補強部材(図示せず)を配設している。
〔除去手段〕
本実施形態における除去手段10は、濾過処理によって被処理水中に含まれる被処理物を除去するものとして説明する。したがって、処理層11は濾過層となる。しかし、このような態様に限られるものではなく、生物処理によって被処理水中に含まれる被処理物を除去することも可能である。この場合、処理層11は生物処理層となり、例えば粒状媒体12の表面に被処理物を生物的に分解する微生物を担持させておく。
処理層11には、珪砂・アンスラサイトなどの粒状媒体12を充填している。本実施形態では、二層の処理層11を設けており、最下層から順に珪砂層11a・アンスラサイト層11bを配設している。当然ながら、処理層11の構成はこれに限定されるものではなく、他の構成としても構わない。
このように構成した処理層11に対して、除去手段10の上方に設けた排水トラフ50より被処理水を給水して処理層11を通過させることにより、被処理水中に含まれる被処理物が処理層11によって除去される。なお、排水トラフ50経由ではなく直接被処理水が供給される場合も有る。
〔有孔ブロック〕
有孔ブロック20は除去手段10の下方に配置して除去手段10を支持している。本実施形態では、除去手段10と有孔ブロック20との間には、多孔プレート60を配設している。
有孔ブロック20は、中空で断面が略矩形となる外壁21(上壁21a,側壁21b,底壁21c)および、外壁21の内側に接続して有孔ブロック20の内部空間を複数の空間に分割する傾斜内壁22を設けている。
有孔ブロック20は、耐食性・耐圧性に優れた材質であれば、何れの材料で形成しても構わない。例えば、高密度ポリエチレンの発砲成形で形成すれば軽量化することができるため、運搬や施工面で作業性がよく、好適である。
上壁21aは、除去手段10の下面に直接接触して、或いは、多孔プレート60を介して間接的に除去手段10を支持している。側壁21bは上壁21aに接続する一対の対向する壁であり、底壁21cは一対の側壁21bに接続する。また、傾斜内壁22は、その断面が略逆V字形となるように形成している。これにより、有孔ブロック20の内部空間を、中央流通部Aと当該中央流通部Aの両側に位置する側方流通部Bとに仕切っている。このように、有孔ブロック20の内部空間は、傾斜内壁22によって三つの空間に分割されるが、この態様に限られるものではない。
上壁21aの上方部および側方流通部Bは、上壁21aに形成した複数の上壁孔部a1を介して連通している。また、側方流通部Bおよび中央流通部Aは、傾斜内壁22に形成した第一内壁孔部b1、第二内壁孔部b2および第三内壁孔部b3を介して連通している。処理層11を通過して被処理物が除去された被処理水は、重力の作用により、多孔プレート60を通過した後に上壁孔部a1を介して側方流通部Bに流下し、さらに第一内壁孔部b1、第二内壁孔部b2および第三内壁孔部b3を介して中央流通部Aに流下して集水される。処理水は、有孔ブロック20の底壁21cに形成した底壁開口部(図示せず)を経て有孔ブロック20の下方に設けたフリューム70を流下して、或いは、中央流通部Aに接続する配管(図示せず)を流下して、所定の貯水槽に搬送される。
上壁21aの上面には、側壁21bから延設する上壁第一リブ部23a、上壁第一リブ部23aに平行な上壁第二リブ部23b、および、上壁第一リブ部23aと垂直に交差する上壁第三リブ部23cを設けている。本実施形態では、二本の上壁第一リブ部23a、一本の上壁第二リブ部23b、上壁第三リブ部23cをそれぞれ形成した場合を示すが、これに限られるものではない。
これらリブ部23a〜23cによって上壁21aの上面を複数の区画に分割している。これらリブ部23a〜23cを設けることで上壁21aの耐圧性を強化することができ、除去手段10の荷重による上壁21aの撓みを防止できる。
多孔プレート60は、リブ部23a〜23cの上面に載置するか、或いは、各区画に配設するとよい。多孔プレート20は、ボルトによって前記リブ部23a〜23c或いは上壁21aに固定する。多孔プレート20は、例えば、直径数mmのペレットを多数接合して構成するとよい。当該ペレットとしては、ポリオレフィン等のプラスチックの他、セラミック、焼結金属等が使用可能である。
側壁21bには、複数の有孔ブロック20を並置する際に、各有孔ブロック20の間に充填した充填材30に、有孔ブロック20が受けた上方及び下方からの荷重を伝達する側方リブ24を形成してある。側方リブ24は、水平方向に伸延する水平側方リブ24A、および、垂直方向に伸延する垂直側方リブ24Bとすることができる。何れのリブ形状であっても、その上端面24aによって有孔ブロック20が受けた上向荷重を充填材30に伝達し、その下端面24bによって有孔ブロック20が受けた下向荷重を充填材30に伝達する。上端面24aおよび下端面24bは、略水平な面となるように構成すれば、有孔ブロック20が受けた上向荷重および下向荷重を充填材30に確実に伝達することができる。さらに、上端面24a或いは下端面24bが、側壁21bに対して鋭角的に交わるように構成すれば、有孔ブロック20が受けた下向荷重によって側壁21bが充填材30から離脱し座屈することを抑制できる。
有孔ブロック20は、逆洗用媒体によって上向荷重を受け、濾過手段の重量による下向荷重を常に受ける。上向荷重を受けると、有孔ブロック20が上方向に相対移動しようとする応力が作用する。一方、下向荷重を受けると、有孔ブロック20が下方向に相対移動しようとする応力が作用する。本構成では、有孔ブロック20が受けた上方及び下方からの荷重を充填材30に伝達する側方リブ24を形成することから、有孔ブロック20に上向荷重あるいは下向荷重が作用した場合であっても、側方リブ24によってこれら荷重を固化した充填材30に伝達するため、充填材30に対する有孔ブロック20の相対位置を固定することができる。そのため、有孔ブロック20及び充填材30が垂直方向に互いに位置ズレするのを防止できる。
側方リブ24は、水平側方リブ24Aおよび垂直側方リブ24Bの少なくとも何れか一方を形成するとよい。水平側方リブ24Aは、上端面24aおよび下端面24bの面積を大きく設定することができるため、有孔ブロック20及び充填材30が垂直方向に互いに位置ズレするのを防止するのに有効である。一方、垂直側方リブ24Bは、リブの垂直方向の側面の面積を大きく設定することができるため、有孔ブロック20及び充填材30が水平方向に互いに位置ズレするのを防止するのに有効である。垂直側方リブ24Bは、その垂直方向の長さを変更してもよい。本実施形態では、二種類の長さ(垂直側方リブ24B1,垂直側方リブ24B2)の垂直側方リブ24Bを備える。
一方、複数の有孔ブロック20を格子状に並置する際に、側方流通部Bおよび中央流通部Aの軸芯方向に隣接する有孔ブロック20同士は隙間なく配置する必要がある。そのため、本発明の接続構造を用いて有孔ブロック同士を接続する。
図2および3に示すように、本実施形態における有孔ブロック20は、一方の端部に挿入部80、他方の端部に被挿入部90を備えている。図3、4は、一の有孔ブロック20の挿入部80および、その有孔ブロック20に接続される他の有孔ブロック20の被挿入部90の斜視図である。図に示すように、挿入部80の挿入方向端部には押圧部81が突設されている。また、挿入部80の上面には、側方断面形状が挿入方向に斜辺を有する略直角三角形となる突部82を備えている。一方、挿入部80の下面には、挿入方向に先細りとなるテーパ面83が設けられている。
被挿入部90は、接続時における挿入部側壁面に止水体(後述)を支持する止水体支持部91としての凹部91a、挿入部80の突部82と係合して有孔ブロック20同士を接続する孔部92を備えている。本実施形態では、孔部92は上面に開口しているが、突部82と係合すれば上面に開口しない構成とすることもできる。
図5(a)は、有孔ブロック20同士を接続するために、挿入部80を被挿入部90に挿入開始前の側方断面図である。有孔ブロック20同士を接続した際には、この接続部位から逆洗媒体が漏れることは好ましくない。そのため、被挿入部90の凹部91aには弾性発泡体からなる止水体100が支持されている。なお、止水体100は、必ずしも弾性発泡体からなるものでなくてもよく、発泡体など変形可能なものであればよい。
挿入部80の被挿入部90に挿入する際には、挿入部80の上面および突部82の傾斜面82aが被挿入部90の下面に摺動しつつ挿入動作が行われる(図5(b)参照)。このとき、挿入部80の下面に形成されたテーパ面83により挿入部80と被挿入部90との摩擦力が低下するため、挿入動作を滑らかにしている。
その後、孔部92の挿入部側端部が突部82の垂直面82bに達すると、突部82と孔部92とが係合する(図5(c)参照)。これにより、有孔ブロック同士20が接続される。このとき、図5(b)に示すように、挿入部80の押圧部81が止水体100を挿入方向に押圧している。止水体100は、このように押圧部81の押圧力による弾性変形により、挿入部80と被挿入部90との間の形成誤差による隙間を埋め、止水を実現している。そのため、止水体100は、柔軟性、弾力性が高い発泡体が望ましい。例えば、シリコンスポンジ、ウレタンスポンジ、ポリエチレンスポンジ、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、EVA(エチレン酢酸ビニール共重合樹脂)等を用いることができる。ただし、通常では集水装置用有孔ブロックはメンテナンスが行われないため、耐久性が高いシリコンスポンジ等を用いることが望ましい。また、止水体100は弾性変形により隙間を埋めることにより止水を行うため、止水体100の硬度(ASKER C)は、50未満が望ましい。
本実施形態では、上述のように凹部91aにより止水体100が3方向から支持されているため、止水体100が脱落し難い構成となっている。そのため、有孔ブロック20の製造工程で止水体100を取り付けることができ、施行現場での不要な施工工数の発生を回避することができる。
〔充填材〕
充填材30は、複数の有孔ブロック20を格子状に並置する際に、側方流通部Bおよび中央流通部Aの軸芯方向と直交する方向に隣接する有孔ブロック20の間に充填するものである。充填材30は、モルタル・コンクリート等、間隙等に流動状態で投入した後、経時的に固化する態様のものであれば、公知の充填材を使用することができる。固化した充填材30は、並置した有孔ブロック20の間隙を埋めると共に、各有孔ブロック20どうしを強固に接着して固定することで、有孔ブロック20の上方に載置した除去手段10を安定して支持することができる。
有孔ブロック20および充填材30の下方にフリューム70が形成してある場合、充填材30がフリューム70に落下するのを防止するため、有孔ブロック20どうしの間には、それぞれの側壁21bの下方にフリューム70を受けるブリッジング(図示せず)を配設する。
〔別実施形態〕
(1)止水体の断面形状は特に限定されるものではなく、断面四角形状、断面円形状、断面四角形状の角部を曲線にした形状など、種々の形状を採用することができる。凹部についても、例えば曲面形状など、上述以外の形状を可能である。
さらに、上述の実施形態では、挿入部90の凹部91aにより止水体100を支持していたが、止水体支持部91の構成はこれに限定されるものではない。例えば、多孔ブロック20の接続時において挿入部80の押圧部91と対向する被挿入部の壁面を止水体支持部91とすることもできる。この場合には、止水体100が脱落または位置ずれしないように、接着剤等により壁面に固定することが望ましい。当然ながら、本発明の目的を達成する限りにおいて、止水体支持部91は種々の構成が可能である。
(2)上述の実施形態では、挿入部80に押圧部81を、被挿入部90に止水体支持部被91を形成する例を示したが、被挿入部90に押圧部81を、挿入部80に止水体支持部被91を形成してもよい。
(3)上述の実施形態では、止水体100は被挿入部90に支持された状態で多孔ブロック20の接続が行われたが、挿入部80により止水体100を支持した状態で接続を行っても構わない。この場合には、挿入部80の押圧部81の先端に止水体100を接着等の方法により支持させる。この状態で、上述の実施形態と同様に挿入部80を被挿入部90に挿入すれば、止水体100は押圧部81により止水体支持部91に押圧される。これにより、止水体100は、弾性変形することで隙間を埋め、止水を実現する。
(4)上述の実施形態では、有孔ブロック20は、一端に挿入部80を備え、他端に被挿入部90を備えていたが、他の構成とすることもできる。例えば、両端に挿入部80を備えた有孔ブロック20と、両端に被挿入部90を備えた有孔ブロックを用いることも可能である。この場合には、前者の有孔ブロック20と後者の有孔ブロック20とを交互に配置することとなる。また、有孔ブロック20は略四角形の断面形状を有しているため、対向する2辺に挿入部80および被挿入部90を備えた構成とすることもできる。
(5)また、上述の実施形態において、除去手段10と有孔ブロック20との間に多孔プレート60を設ける例を示したが、多孔プレート60に替えて、支持砂利層11aを設けてもよい。
本発明は、上水・用水・工業用水・生活廃水・工業廃水等などの被処理水に含まれる懸濁物(被処理物)を除去し、懸濁物が除去された処理水を集水する処理を行う集水装置、集水装置で使用される有孔ブロックの接続に利用することができる。
80:挿入部
81:押圧部
82:凸部
90:被挿入部
91:止水体支持部
91a:凹部
92:孔部
100:止水体

Claims (5)

  1. 集水装置用有孔ブロックであって、前記有孔ブロックはその一端側に挿入部を備え、他端側に他の有孔ブロックの挿入部を挿入する被挿入部を備え、
    前記挿入部と前記被挿入部との間に止水体を備え、
    前記挿入部及び前記被挿入部の何れか一方の挿入方向側端部に前記止水体を挿入方向に押圧する押圧部を備え、
    前記挿入部及び前記被挿入部の何れか他方に前記被挿入部は接続時における前記挿入部側壁面に前記止水体を支持する止水体支持部を備えていることを特徴とする集水装置用有孔ブロック。
  2. 前記止水体は、発泡体であり、
    前記集水装置用有孔ブロック同士を接続した際に、前記押圧部が前記止水体を変形させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の集水装置用有孔ブロック。
  3. 前記止水体支持部は、接続時における前記挿入部側に開口し、前記止水体を3方向から支持する凹部であることを特徴とする請求項1または2記載の集水装置用有孔ブロック。
  4. 前記挿入部は挿入方向と直交する方向に突設された凸部を備え、
    前記被挿入部は、接続時において前記凸部と係合する孔部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の集水装置用有孔ブロック。
  5. 挿入部を備えた集水装置用有孔ブロックと、前記挿入部を挿入する被挿入部を備えた集水装置用有孔ブロックとの接続方法であって、
    前記挿入部を前記被挿入部に挿入することにより前記集水装置用有孔ブロック同士の接続を行う接続方法において、
    前記挿入部及び前記被挿入部の何れか一方の挿入側端部に備えられた押圧部と、前記挿入部及び前記被挿入部の何れか他方に形成された止水体支持部との間に支持し、
    前記押圧部が前記止水体に対して挿入方向の押圧力を作用させ、当該止水体を変形させることを特徴とする集水装置用有孔ブロックの接続方法。
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