JP3072393U - 産業車両用キャビンパネル - Google Patents

産業車両用キャビンパネル

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JP3072393U
JP3072393U JP2000002279U JP2000002279U JP3072393U JP 3072393 U JP3072393 U JP 3072393U JP 2000002279 U JP2000002279 U JP 2000002279U JP 2000002279 U JP2000002279 U JP 2000002279U JP 3072393 U JP3072393 U JP 3072393U
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panel
cabin
industrial vehicle
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transparent resin
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久彦 森
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久彦 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強度、視認性、取扱性に優れ、産業車両に容易
に後付け装着できる。 【解決手段】産業車両12の運転席に運転者保護のため
に装着されたヘッドガード14により形成されたキャビ
ン16において、キャビン16の前部および上部に、透
明樹脂素材により全体を窓部18として成形してなるフ
ロントパネル22およびルーフパネル24を、それぞれ
装着させ、キャビン16の後部および両側部に、透明樹
脂素材により全体を窓部18として成形してなるリヤパ
ネル32および窓部18と枠部20とを一体成形してな
るドアパネル34を、それぞれ開閉自在に装着させたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、強度、視認性、取扱性に優れ、産業車両に容易に後付けできる産業車 両用キャビンパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
元来、フォークリフト、パーワーシャベル、ブルドーザ等の産業車両等の運転席 には作業中の運転者保護のため、労働安全法で定められたヘッドガードが装着さ れており、このヘッドガードにより運転席のキャビンが形成されている。
【0003】 このヘッドガードにより形成されたキャビンを風雨および降雪等から保護するた めのキャビンパネルとしては、スチール製枠体にガラス製窓またはプラスチック 製窓を嵌め込んだ、フロント、リヤ、ドア、ルーフの各パネルが別体のスチール パネル、またはビニールキャンバス製枠体にプラスチック製窓を嵌め込んだ、フ ロント、リヤ、ドア、ルーフの各パネルが一体型のビニールパネルが主流であっ た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来は前記の通り、スチールパネルにおいては、スチール製枠体にガラス製窓を 嵌め込んで成形していたため、製作に時間および費用がかかるばかりか、産業車 両の製造工場でのみ装着可能であり、既使用の産業車両に後付け装着することが できないことが問題となっていた。
【0005】 また、スチールパネルは、雨、雪等により錆びて劣化し易く、強度低下すること が問題となっていた。
【0006】 また、夏季の直射日光により加熱されすぎ、運転席の環境が悪化し、作業効率が 著しく低下することが問題となっていた。
【0007】 これに対して、ビニールパネルは、既使用の産業車両に後付け装着することは可 能であるが、強度が著しく低く、また数年使用でビニールキャンバスが硬化し、 使用不能となることが問題となっていた。
【0008】 また、ビニールパネルは、ビニールキャンバス製枠体にプラスチック製窓を嵌め 込んで成形していたため、コスト高となるばかりか、フロント、リヤ、ドア、ル ーフの各パネルが一体型であるため、産業用車両のキャビンから取外した際、持 運び難いことが問題となっていた。
【0009】 また、スチールパネルと同様、夏季の直射日光により加熱され、運転席の環境が 悪化し、作業効率が著しく低下することが問題となっていた。
【0010】 また、スチールパネルは不透明なスチールにより成形されるため、視認性が良く なく、またビニールパネルは、透明なビニールにより成形されていても、ビニー ルの性質上、垂れ、緩み等により変形し、視認性が良くないことが問題となって いた。
【0011】 本考案は、このような欠点に鑑み、強度、視認性、取扱性に優れ、産業車両に容 易に後付け装着できる産業車両用キャビンパネルを提供することを目的とするも のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フォークリフト等の産業車両の運転席に運転者保護のために装着され たヘッドガードにより形成されたキャビンにおいて、キャビンの前部および上部 に、透明樹脂素材により全体を窓部として成形してなるフロントパネルおよびル ーフパネルを、それぞれ装着させ、キャビンの後部および両側部に透明樹脂素材 により全体を窓部として成形してなるリヤパネルおよび窓部と枠部とを一体に成 形してなるドアパネルを、それぞれ開閉自在に装着させてなるものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案に係る産業車両用キャビンパネルは、図1〜図8に示すように、以下の構 成からなるものである。
【0014】 本例において、産業車両12はフォークリフトであり、このフォークリフトの運 転席には、作業中の運転者保護のためのヘッドガード14が装着されており、こ のヘッドガード14によりキャビン16が形成されいる。
【0015】 図1〜図5に示すように、キャビン16の前部および上部に、透明樹脂素材によ り全体を窓部18として成形してなるフロントパネル22およびルーフパネル2 4を、それぞれヘッドガード14に止着具26を介して止着させることにより、 装着させてある。
【0016】 本例において、両パネル22,24を成形する透明樹脂素材は、ポリカーボネー トである。
【0017】 また、両パネル22,24のヘッドガード14への止着は、図3および図5に示 すように、ヘッドガード14に断面コ字型の金具28を装着させ、この金具28 を介してヘッドガード14に両パネル22,24を止着具26である取付ボルト により止着させてある。
【0018】 また、止着具26による両パネル22,24表面への損傷を防止し、保護すると 共に、止着力を増強させるため、止着具26と各パネル22,24との間にゴム 、スポンジ等の弾性素材からなる緩衝材30を挿着させてある。
【0019】 ルーフパネル24は、ルーフ上に降り付ける雨、雪を下方へ案内するため、前後 左右の少なくとも一方に傾斜させることが望ましく、またキャビン16へ止着す る際、ヘッドガード14または金具28とルーフパネル24との間に、日除け、 雨音緩衝用の断熱材(図示略)を介在させることが望ましい。
【0020】 図1および図6〜図8に示すように、キャビン16の後部および両側部に、透明 樹脂素材により全体を窓部18として成形してなるリヤパネル32および窓部1 8と枠部20とを一体成形してなるドアパネル34を、それぞれヘッドガード1 4にヒンジ36を介して開閉自在に止着させることにより、装着させてある。
【0021】 本例において、リヤパネル32およびドアパネル34を成形する透明樹脂素材は 、前記フロントパネル22,ルーフパネル24と同様、ポリカーボネートである 。
【0022】 また、右側ドアパネル34はヒンジ36により幅方向の中央からも開閉自在とし てある。
【0023】 また、リヤパネル32を開閉自在とするのは、開放して換気性、車両整備性を向 上させるためである。
【0024】 このように、本考案に係る産業車両用キャビンパネルは、フロント、リヤ、ルー フおよび両側ドアに分割され、それぞれ透明樹脂素材により全体を窓部18とし て、または窓部18と枠部20とを一体に成形してあるため、軽量取扱い易く、 既使用の産業車両へ容易に後付け装着をすることができ、また止着具26または ヒンジ36を取外すことにより産業車両から容易に取外し、持運ぶことができる と共に、強度、視認性、耐久性においても非常に優れた効果を奏する。
【0025】 なお、図中38は止着孔、40はキャッチ(当接部)、42は補強材、44はド アハンドルを示す。
【0026】 また、各パネル22,24,32,34の形状、成形素材は本例に限定されるも のではなく、形状においては種々採用可能であり、またその成形素材としては透 明な樹脂素材であれば足りる。
【0027】 また、必要に応じてフロントパネル22およびリヤパネル32に、ワイパーを取 付けることは自明である。
【0028】 また、フロントパネル22およびルーフパネル24のヘッドガード14への止着 は、取付ボルト等の止着具26によるものであるが、ワイヤー、バンド等の締着 手段によるものでもよく、両パネル22,24をヘッドガード14に止着できる 構造のものとすることは自由である。
【0029】 また、リヤパネル32およびドアパネル34のヘッドガード14に対する開閉は ヒンジ36によるものであるが、蝶番等の他の開閉手段とすることは自明である 。
【0030】 また、リヤパネル32はヘッドガード14に対して開閉自在に装着させてあるが 、開放して換気性、車両整備性を向上させることを考慮しなければ、単に止着具 26により止着させることは自明である。
【0031】 また、ドアパネル334は透明樹脂素材により窓部18と枠部20とを一体成形 したものであるが、強度的に問題がある場合には、スチール素材により枠部20 を成形し、この枠部20内に透明樹脂素材により成形した窓部18を嵌め込んだ 構造とすることも可能である。
【0032】 また、本考案に産業車両はフォークリフトに限定されることはなく、パワーショ ベル、ブルドーザ等の他の産業車両のキャビンに転用できることは自明である。
【0033】
【考案の効果】
本考案に係る産業車両用キャビンパネルによれば、キャビンの前部および上部に 、透明樹脂素材により成形してなるフロントパネルおよびルーフパネルを、装着 させ、キャビンの後部および両側部に、透明樹脂素材により成形してなるリヤパ ネルおよびドアパネルを、開閉自在に装着させてあるため、フロント、リヤ、ル ーフおよび両側ドアに分割され、それぞれ透明樹脂素材により全体を窓部として 、または窓部と枠部とを一体に成形され、軽量で取扱い易く、既使用の産業車両 へ容易に後付け装着することができ、また産業車両から容易に取外し、持運ぶこ とができると共に、強度、視認性、耐久性においても非常に優れた効果を奏する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る産業車両用キャビンパネルの分解
斜視図。
【図2】フロントパネルの斜視図。
【図3】同、止着状態を示す要部拡大断面図。
【図4】ルーフパネルを示す斜視図。
【図5】同、止着状態を示す要部拡大断面図。
【図6】リヤパネルの斜視図。
【図7】右側ドアパネルの斜視図。
【図8】左側ドアパネルの斜視図。
【符号の説明】
12 産業車両 14 ヘッドガード 16 キャビン 18 枠部 20 窓部 22 フロントパネル 24 ルーフパネル 32 リヤパネル 34 ドアパネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフト等の産業車両(12)の運転
    席に運転者保護のために装着されたヘッドガード(14)に
    より形成されたキャビン(16)において、キャビン(16)の
    前部および上部に、透明樹脂素材により全体を窓部(18)
    として成形してなるフロントパネル(22)およびルーフパ
    ネル(24)を、それぞれ装着させ、キャビン(16)の後部お
    よび両側部に透明樹脂素材により全体を窓部(18)として
    成形してなるリヤパネル(32)および窓部(18)と枠部(20)
    とを一体成形してなるドアパネル(34)を、それぞれ開閉
    自在に装着させてなる産業車両用キャビンパネル。
JP2000002279U 2000-04-10 2000-04-10 産業車両用キャビンパネル Expired - Lifetime JP3072393U (ja)

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