JP3071864B2 - シートペーパー自動供給便座におけるペーパー繰出機構部の制御方法 - Google Patents

シートペーパー自動供給便座におけるペーパー繰出機構部の制御方法

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JP3071864B2 JP3120475A JP12047591A JP3071864B2 JP 3071864 B2 JP3071864 B2 JP 3071864B2 JP 3120475 A JP3120475 A JP 3120475A JP 12047591 A JP12047591 A JP 12047591A JP 3071864 B2 JP3071864 B2 JP 3071864B2
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直治 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートペーパー自動
供給便座におけるペーパー繰出機構部の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シートペーパー自動供給便座は、
特願昭63−332274号公報に見られるように、機
能部ケーシング内に、ロール収納部中に収納したシート
ペーパーロールからシートペーパーを送出路を通して便
座本体上に繰り出す繰出機構部と、便座本体上に繰り出
されたシートペーパーの後端を切断して同後端をクラン
プする切断機構部と、上記繰出機構部及び切断機構部の
動作を制御する制御部とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、紙詰まり、
電圧低下またはモータの故障等が原因で、シートペーパ
ーの繰出が一定時間内に正常に行われない場合、これを
検出して繰出用モータを停止させていた。そのため、僅
かなモータの過負荷や紙詰まりや故障のためにシートペ
ーパー自動供給便座が使用できないという問題があっ
た。
【0004】特に、繰出機後部を電池によって駆動させ
ようとすると、電池の電圧低下により、シートペーパー
繰出速度が遅くなる場合があるが、この際にも繰出を中
止してしまうため、僅かな電圧低下によっても通常のシ
ートペーパー自動供給便座の使用ができないことがあっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、繰出機構部
の駆動によってシートペーパーロールからシートペーパ
を便座本体上に繰り出すべく構成したシートペーパーの
繰出機構部と、上記繰出機構部を制御する制御部よりな
るシートペーパー自動供給便座において、繰出機構部の
作動量を検出する作動量検出手段と、繰出機構部の作動
時間を計測する計時手段とを具備し、繰出機構部が正常
に作動したときの繰出機構部の作動量よりも小さな値を
設定値として設定し、該計時手段が繰出機構部が起動し
てから所定時間を経過したときに、上記作動量検出手段
の検出値が設定値以下の場合には、繰出機構部の駆動を
停止させる一方、上記作動量検出手段の検出値が、繰出
機構部が正常に作動したときの繰出機構部の作動量以下
であって、かつ、設定値以上の場合には、繰出機構部の
駆動を所定時間だけ延長すべく制御することを特徴とす
るシートペーパー自動供給便座におけるシートペーパー
繰出機構部の制御方法を提供せんとするものである。ま
た、作動量検出手段がロータリエンコーダであることに
も特徴を有する。
【0006】
【実施例】まず、本発明に係るシートペーパー自動供給
便座Aの全体的構成について説明する。
【0007】図1〜図2に示すように、シートペーパー
自動供給便座Aは、水洗便器10上に開閉自在に載置され
た便座本体11と、水洗便器10の後部上に固定状態に載置
され、便座本体11の後部を機能枢軸13と単純枢軸13a に
よって、上下方向に回動起立自在に枢支する機能部14と
で形成されている。
【0008】また、図2〜図4に示すように、機能部14
は、水洗便器10の後部に取付けた機能部ケーシング15
と、同ケーシング15内に配設した繰出機構部C、切断機
構部D、ロール収納部E、制御部F、操作部G及び乾電
池ケース15a とで構成されている。
【0009】次に、機能部ケーシング15の構成について
説明すると、同ケーシング15は、図3〜図4に示すよう
に、その内部に繰出機構部Cや切断機構部D等を内蔵す
る下部ケーシング16と、同下部ケーシング16の上縁に嵌
合連結され、内部にロール収納部Eを形成する上部ケー
シング17とで形成されている。
【0010】また、図2に示すように、下部ケーシング
16の左右両側に、それぞれ軸受ボックス30、31を立し、
右側軸受ボックス31内には、繰出機構部Cの繰出ローラ
33と、切断機構部Dの可動プレート50の駆動源である繰
出用モータM1と切断等用モータM2が配設されている。
【0011】繰出機構部Cは、図3および図5で示すよ
うに、下部ケーシング16の左右側軸受ボックス30、31の
後方上部間に、繰出用モータM1に連結した繰出軸32を横
架し、同繰出軸32に繰出ローラー33を固着しており、そ
の上方に配設した押さえローラー34と協働して、シート
ペーパーPを押圧・挾持して、ロール収納部Eからシー
トペーパーPを便座本体11上に繰出すようにしている。
【0012】切断機構部Dは、図3及び図6に示すよう
に、右側軸受ボックス31内に配設した切断等用モータM2
と連結した動力伝達軸43に固着した円板カム44と、枢軸
49周りに揺動自在に配設され、かつその外周面を円板カ
ム44の外周面と係合した可動プレート50と、同可動プレ
ート50の上方に配設され、枢軸52に揺動自在に枢支した
揺動プレート51とで構成されている。56は可動プレート
50の上面の後部に設けられた押圧片であり、揺動プレー
ト51の前部を形成する押圧片57と協働して、シートペー
パーPをクランプすることができる。また、揺動プレー
ト51の後部には上記押圧片57と一体の切断部58を形成し
ている。なお、BPは可動プレート50の上端前部に取付
けた汚水侵入防止バリアである。
【0013】ロール収納部Eは、図3及び図5,6で示
すように、左右側軸受ボックス30、31にそれぞれロール
ホルダー60、61を配設して、紙管R1 にシートペーパー
Pを多重に巻回して形成したシートペーパーロールRを
交換自在に支持させるようにしている。
【0014】制御部Fは、図7,8,9に示すように、
電源回路102 と、マイクロコンピュータ104 の入,出力
端に接続した各種回路と、これら回路に設けたリレーの
各補助接点を有する第1,第2のモータ回路105,106 を
備えた電動機駆動回路107 とによって構成されていると
共に、シートペーパーPに設けた位置検出用透孔bを検
出して出力を生じるペーパー位置検出用センサ70や、後
述する操作部Gに設けた繰出スイッチ71や、着座検出セ
ンサ72等、の制御出力発生手段と接続した入力インター
フェースと、繰出機構部Cや切断機構部D等と接続する
出力インターフェースと、シートペーパーPの繰出・ク
ランプ・切断プログラムを記憶するメモリと、タイマー
とで構成されている。
【0015】操作部Gは、図2に示すように、下部ケー
シング16の右側前部上方に設けられており、繰出スイッ
チ71や、発光ダイオード等からなる電源ランプや、紙詰
まり、紙補充等の異常が発生した場合の警報機能を有す
る紙トラブルランプ等の表示部g1 によって構成されて
いる。
【0016】操作部Gの下方には、図4で示すように、
単1の乾電池101 4個を収納できる電池ケース15a を形
成しており、同ケース15a中の電池101 から前記各機構
部C、D及び制御部Fを駆動する電力を供給するように
している。15b は開閉自在のカバーである。
【0017】機能部ケーシング15の前部右側位置には、
図2で示すように、ペーパー位置検出用センサ70が配設
されており、同位置検出用センサ70は、ホトトランジス
タとホトダイオードとで構成され、シートペーパーロー
ルRからシートペーパーPが所定長さだけ便座本体11上
に繰り出されてきた時、ペーパー位置検出用センサ70に
よってシートペーパーPに穿設した位置検出用透孔bを
検出し、繰出機構部Cの作動を停止させることにより、
正確にシートペーパーPを便座本体11上に供給すること
ができる。
【0018】着座の検出を行う手段としての着座検出セ
ンサ72は、図2で示すように、便座本体11の後部の両端
を、機能枢軸13と単純枢軸13a とを介し、機能部ケーシ
ング15の前部両側に設けた枢支部14a に着脱自在かつ回
動起立自在に取付けて、便座本体11にかかる荷重によっ
て着座の有無を検知するものであり、枢支部14a 内に配
設され上記機能枢軸13に連動連結されている。
【0019】機能枢軸13は、図11〜図13に示すよう
に、枢支部14a の内側壁74に上下方向に長く設けた長孔
75を貫通して枢支部14a 内に挿入されており、昇降案内
ケーシング76内に昇降自在に配設されている可動軸受77
に回動自在に枢支されている。可動軸受77は常時コイル
スプリング78によって上方向に付勢されているが、その
上限位置は規制プレート79によって規制されているの
で、通常時は、図12に示す上方位置(便座本体11の未
着座状態)をとり、機能枢軸13及び便座本体11も、同図
に示す上方位置をとる。また、機能枢軸13には、その挿
入先端に略4分の1円弧形状のレバー押圧片80を突設し
ており、その下方にはセンサ起動レバー81が配設されて
おり、同センサ起動レバー81は、基端部81a を内部に昇
降自在に支持し、コイルスプリング82によって上方に付
勢してセンサ起動レバー81の上面を常時レバー押圧片80
に当接させている。83はレバー昇降案内ケーシング、84
はセンサ起動レバー81の先端部81b に突設した遮蔽板で
あり、機能部ケーシング15の枢支部14a 内に配設した赤
外線センサ85の投光素子85a と受光素子85b との間に介
設されている。
【0020】さらに、機能枢軸13の便座本体11の反対側
に扁平断面形状の便座本体係合部86を形成し、これを枢
軸係合孔87内に回動不可に嵌入しており、便座本体11へ
の着座(離座)によって、その円弧形状部がセンサ起動
レバー81に当接することによって、コイルスプリング82
の付勢力に抗して、機能枢軸13、可動軸受77、レバー押
圧片80及びセンサ起動レバー81が下降(上昇)し、遮蔽
板84が投光素子85a と受光85b 間を導通遮断して赤外線
センサ85をオン(オフ)させるので、便座本体11の姿勢
を検知することができる。これらの出力によって制御部
Fは、便座本体11が紙繰出不能状態にあるときは、繰出
スイッチ71が押されても、繰出機構部Cの作動を抑止し
て、機能部ケーシング15内でのシートペーパーPの絡み
つきや詰まりを防止することができる。
【0021】可動プレート位置検出センサ93、93a は、
図14,15,16に示すように、発光素子、受光素子
及び一対の検出板96、96a よりなるホトインタセプタ型
で、図5、図6及び図14,15,16で示すように、
動力伝達軸43の中央部付近のケーシングの底面に設けた
センサ取付ボックス95内に収容されている。
【0022】検出板96、96a は、図14,15,16に
示すように、約1/3 の切欠部g,hを備えた状態で弧状
に形成されており、図15に示すように重合状態におい
て、切欠部g,hが、約50度の切欠角θになるように、
その動力伝達軸43への取付位置を円周方向にずらしてお
り、受光素子の出力により可動プレート50の回動位置を
検出することによって、シートペーパー自動供給便座A
の動作順序を示す説明図(図19)に示す各動作位置
(図19の(a)〜(h))に可動プレート50がきたこ
とを検出し、繰出機構部C等に所望の動作を行わせるこ
とができる。
【0023】シートペーパーPは、図17で示すよう
に、繰出方向に一定間隔を開けて幅方向に直線状の切断
用ミシン目cを設け、各ミシン目c間に便座本体11の内
側形状に適合した形状の切り抜き用ミシン目aを設けて
いる。但し、切り抜き用ミシン目aの後部両端間に無ミ
シン目部dを形成して、切り抜き用ミシン目aを切る
と、中央部分は水洗便器10内に垂れるようにしている。
また、シートペーパーPの一側縁部に、長手方向一定間
隔毎に位置検出用透孔bを設け、更に、シートペーパー
ロールRに巻回した最後の一枚のシートペーパーP1 に
は、同ペーパー切れ検出用透孔b1 を穿設しており、こ
れをペーパー位置検出用センサ70が検出すると、紙切れ
ランプLED2 を点灯させるようにしている。
【0024】次に、制御部Fを構成する各種回路につい
て図7,8,9をもとに更に詳説する。
【0025】図7は乾電池101 を備えた電源回路102 を
示し、ペーパー繰出機構駆動用の電動機としての繰出用
モータM1と、ペーパー切断機構駆動用の電動機としての
切断等用モータM2とに供給される駆動電源Vcc と、定電
圧回路103 を介して制御部Fに供給される定電圧電源Vd
d を出力するように構成されている。
【0026】図9は、マイクロコンピュータ104 の入,
出力端に接続した各回路の説明図であり、次のように構
成されている。
【0027】110 はシートペーパーの位置検出回路で、
ホトダイオードとホトトランジスタとからなるペーパー
位置検出用センサ70と、エミッタ接地のホトダイオード
と定電圧電源Vdd との間で接続されてスイッチの役目を
果すホトトランジスタとによって構成されており、該ト
ランジスタのベースは抵抗を介してマイクロコンピュー
タ104 の出力端O1 に、又ホトダイオードのエミッタは
マイクロコンピュータ104 の入力端I1 にそれぞれ接続
し、マイクロコンピュータ104 の出力端O1 からの指令
でトランジスタがONすると、ホトダイオードが点灯し
てペーパー位置検出用センサ70に通電させ、ペーパーの
位置検出を行う。
【0028】以下、着座検出回路111 、可動プレート位
置検出回路112,112aの内容も同様の構成である。
【0029】113 は繰出用モータM1の回転数検出回路で
ある。
【0030】114 はスイッチ回路を示し、71は繰出スイ
ッチである。
【0031】115 はリレー駆動回路で、X1 〜X3 はリ
レー、X1a,X1b、X2a,X2bは補助接点を示す。
【0032】116 は紙詰まり及び電池切れを表示する表
示回路であり、LED1 は電池切表示ランプ、LED2
は紙トラブルランプを示す。
【0033】117 は電池電圧検出回路を示し、この回路
117 は、第1の電圧検出IC1 と、第2の電圧検出IC
2 と、第3の電圧検出IC3 とによって構成し、電池電
圧に相当する検出信号をマイクロコンピュータ104 の所
定の入力端I7 〜I9 に入力し、電池切表示ランプLE
D1 にて電池電圧を表示させる。RCはリセット回路を
示す。
【0034】図8に示す電動機駆動回路107 は、駆動電
源Vcc とグランド(接地)間との間に、それぞれ、リレ
ーX1 〜X3 の補助接点X1a,X1b〜X3a,X3bと紙送
りモータM1,M2を個別に直列接続して第1のモータ回路
(紙送り用)105 と、第2のモータ回路106 とを備えて
構成されている。
【0035】上記のように構成されたシートペーパー自
動供給便座Aにおいて、本発明の要旨となるのは、繰出
機構部Cの作動量検出手段として、特にインクリメンタ
ル形のロータリエンコーダ113aを使用して光学的に検出
することにある。
【0036】すなわち、繰出用モータM1の回転数を検出
するために、図9に示す回転数検出回路113がマイクロ
コンピュータ104の入力端に接続されており、該回転数
検出回路113には、市販のインクリメンタル形のロータ
リエンコーダ113aが使用され、該ロータリエンコーダ11
3aは、図5、図6で示すように、繰出用モータM1の後部
に同軸回転すべく取付けられている。
【0037】ここで、インクリメンタル形のロータリエ
ンコーダ113aについて説明すると、構造は図20に示す
ように、軸113a-1の回転とともに、黒・白のパターンが
書き込まれたディスク113a-2が回転し、それに応じてA
相とB相の2カ所のスリット113a-3,113a-4 を通る光が
透過、あるいは遮断され、この光は、それぞれのスリッ
トに対設したフォトトランジスタ113a-6で電流に変えら
れ波形整形によって2つの矩形波列として出力されるも
のであり、マイクロコンピュータ104 で出力パルス数を
カウントし、カウント数により回転量を検出することが
できるものである。
【0038】インクリメンタルのパルス信号は、個々に
識別できないので、ある入力軸の位置からの回転量を知
るには、その位置からのパルス数をカウンタで累積加算
することになり、従って、基準位置を任意に選ぶことが
でき、しかも回転量の計測が無限に行えるものである。
【0039】なお、2相信号スリット113a-5は、ディス
ク113a-2の1回転につき1回だけ信号発生させて座標原
点として使用される。
【0040】図中、113a-7は発光ダイオードを示す。
【0041】このように、ロータリエンコーダ113aを使
用することにより、従来のホール素子に比べて消費電力
が少なく、しかも電池駆動のシートペーパー自動供給便
座の場合には、電池電圧が低下しても正確な回転数が検
出できるものであり、従来のホール素子の欠点であった
電池電圧の使用限度近くに生じる動作の不正確性を解消
できるものである。
【0042】次に、かかるシートペーパー自動供給便座
の動作を、図18,図19を参照して説明する。
【0043】まず、繰出スイッチ71を投入すると(201)
、ロータリエンコーダ113aと可動プレート位置検出セ
ンサ93,93aに通電させる(202) 。このとき、便座本体が
起立していたり、着座していると(203Y)、マイクロコン
ピュータ104 はメンテナンスモードに切換えられる(20
4) 。
【0044】前記便座本体等が起立しておらず、かつ、
着座していないときは(203N)、可動プレート50を動作原
位置(図19(a))から、カム・紙送り位置(可動プレー
ト50を水平にしてペーパー送出口8aを開く)に移動させ
る(図19(b))(205) 。
【0045】可動プレート50の移動後、マイクロコンピ
ュータ104 内のタイマーがセット(8秒)されると(20
6) 、タイマーがスタートとし(207) 、繰出用モータM1
を起動してシートペーパーの送り出しを開始する(図1
9(c) 〜(d))(208) 。
【0046】そして、図18のステップ2080,2081 に移
行し、ステップ2081にてペーパーの先端がペーパー位置
検出用センサ70により検出(該センサ70は繰出用モータ
M1のスタート時点で点灯)され、かつ、ステップ2082で
ペーパーがXa (図17参照)の長さだけ移動したこと
を確認すると、ステップ2084に移行し、ステップ2084に
より、Y区間の距離だけペーパーの繰出を行う。なお、
Y区間における繰出中はペーパー位置検出用センサ70は
消灯している。そして、前記ステップ2084にてペーパー
をY区間だけ移動させるとセンサ70は再点灯し、ペーパ
ーの位置検出用孔bをステップ2086で検出し、検出後は
再び消灯する。なお、ペーパーはさらに、Z区間だけ移
動して繰出を終わる。すなわち、同検出用孔bの検出
後、ステップ2085でペーパーを僅かにZ区間だけ移動さ
せると繰出用モータM1は停止する。したがって、ペー
パーの設けたミシン目cを確実に切断位置に設定するこ
とができる。
【0047】なお、ステップ2081〜2085の間で「N」と
判断されたときは、すべて、ステップ2080に戻り同じ動
作を繰り返す、そして、シートペーパーPの繰出しを終
了すべく繰出用モータM1が停止すると(209) 、切断等用
モータM2は起動し可動プレート50を紙保持位置に移動し
(210)(図19(e) 〜(f))、同時にペーパーの切断・挾
持を行う。
【0048】一方、シートペーパーの挾持が行われてい
ると、着座検出センサ72に通電され(203,211等)、使用
者が便座から離れると(211) 、着座検出センサ72はOF
Fし、直ちに、可動プレート50は切断等用モータM2によ
って紙挾持から挾持解除位置に移動し(図18(g))(21
2) 、シートペーパーPを洗浄水と共に流したり、手で
便座上から除去できるようになる。
【0049】そして、ペーパー位置検出用センサ70が、
シートペーパーPの除去を検出した場合は、直ちに可動
プレート50が原位置に復帰して次のペーパーの繰出しを
引続いて行うことができる(213,214,215,218,219) 。ま
た、ペーパー位置検出用センサ70が、シートペーパーP
の除去を検出しない場合には、1分間経過後、可動プレ
ート50は原位置に復帰して次のペーパーの繰出しを引続
いて行うことができるようになる(213,214,215,216,21
7,218,219) (図19(h))(213〜217)。
【0050】なお、ペーパー位置検出用センサ70は、次
に繰出スイッチが操作されるまで消灯する。
【0051】しかし、ステップ206 でセットした8秒が
経過した時点で(2080Y) 、紙詰まり、電圧低下或いは繰
出用モータM1の故障等によりシートペーパーの正常な繰
出しが行われない場合には、シートペーパーの有無の判
定をペーパー位置検出用センサ70により行い(2086)、シ
ートペーパーが有の場合(2086Y) には、次のようなステ
ップに移行する。
【0052】すなわち、シートペーパー繰出長を示すY
区間における繰出用モータM1の回転数が実質的に70%
以上回転しているとき(2087Y) (これはロータリエンコ
ーダ113aにて検出される)は、繰出用モータM1の駆動時
間を「4秒」延長して(2088)シートペーパーPの再繰出
しを行い、シートペーパーPの残り分の繰出しを制御し
て正常なペーパーの繰出を行うことができ、繰出用モー
タM1の作動を停止させる回数の減少をはかっている。
【0053】また、ステップ2086で「N」、又はY区間
における繰出用モータM1の回転数が実質的に70%以下
(2087N) の場合は、紙詰まり、電圧低下、モーターの故
障等の重大な不具合が発生したものとして繰出用モータ
M1を停止させ(2089)、上記不具合が解消されてリセット
されるまでこの停止状態を保持させる。
【0054】以上がシートペーパーPの繰出し後、使用
者が着座及び離座し、同ペーパーPの除去がすんで、次
のシートペーパーの繰出しのための待機状態に入るまで
の動作を示すものであり、特に、かかる動作中におい
て、タイマ等の計時手段とロータリエンコーダ等の回転
数検出手段とで、所定時間内のペーパー繰出用モータの
回転数を検出し、検出回転数が所定回転数以下であると
きは、紙詰まり或いは繰出用モータの故障等が発生した
ものとして、繰出用モータを停止させるようにしたこと
によって、同モータに過負荷がかかったり、紙詰まり状
態が更に悪化するのを防止することができる。
【0055】更には、繰出用モータM1の回転数が所定回
転数に満たない場合はすべて同モータM1の作動を停止す
るのではなく、前記Y区間において繰出用モータM1が所
用回転数の70%以上回転しているときは、4秒間時間
を延長して繰出用モータM1を作動させることによって、
僅かな電圧低下や軽微な紙詰りによって同モータM1の回
転数が所定回転数に満たない場合にも正常にペーパーの
繰出しを行うことができるので、繰出用モータM1を作動
停止させる回数を減らすことができる。
【0056】また、繰出機構部の作動量検出手段にロー
タリエンコーダを用いることで、構造が簡単になり、か
つ、消費電力が少なくてすむことから、電池駆動のシー
ト自動供給便座に上記作動量検出手段を適用することが
できるようになり、この場合、ロータリエンコーダは駆
動電圧の許容範囲が広いので、電池電圧が低下しても正
確に回転数を検出でき、上記不具合を確実に検出するこ
とができる。
【0057】なお、繰出用モータM1を所定時間駆動した
後、繰出用モータM1の回転数検出手段113aの検出値によ
って、繰出用モータM1の制御を行うものとしては、前述
した停止か延長を行うものの他に、繰出用モータM1の駆
動の所定時間をペーパー繰出に要する時間と比べて短い
もの(例えば2秒程度)とし、その際、回転数検出手段
113aの検出値によって、その検出値が所定値以上ではそ
のままペーパーの繰出を継続するが、所定値以下の場合
は繰出用モータM1の駆動制御ををリセットし、再びペー
パーの繰出を開始させてやるようにすることもできる。
【0058】以上のように、作動量検出手段の検出値が
設定値(本実施例では、繰出用モータM1の所用回転数の
70%)以下の場合には、電力負荷が大きい繰出機構部
の駆動を停止させるため、繰出用モータM1に過負荷がか
かって故障したり、紙詰まりの状態が悪化するのを防止
することができる。特に、電源として電池を用いた場合
には、電池の消耗を可及的に小さくすることができ、長
寿命化を図ることができる。一方、作動量検出手段の検
出値が、繰出機構部が正常に作動したときの繰出機構部
の作動量(本実施例では、繰出用モータM1の所用回転
数)以下であって、かつ、設定値(本実施例では、繰出
用モータM1の所用回転数の70%)以上の場合には、所
定時間繰出機構部の駆動を延長しているため、電源電圧
の低下や軽微な紙詰まり等に起因して、繰出機構部の作
動量が正常時の作動量以下となった場合であっても、シ
ートペーパーを正常に繰り出すことができ、使い勝手を
向上させることができる。尚、繰出機構部の作動量検出
手段と計時手段の所定値および所定時間は種々の変更が
可能であり、さらに、それに対応した繰出用モータM1の
制御も種々の変更が可能である。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、紙詰まり、電圧低下
または繰出用モータの故障などが原因で、シートペーパ
ーの繰出しが正常に行われない場合は、繰出用モータが
起動してから所定時間(正常な繰出しに要する時間)を
経過しても、モータの回転数が所定の値(正常な繰出し
に要する回転数)に達しないことになる。
【0060】したがって、繰出用モータの起動と同時に
計時手段をスタートさせ、計時手段が上記の所定時間経
過したことを検出したときに、回転数検出手段が検出し
た繰出用モータの回転数が上記の所定値以下である場合
は、シートペーパーの繰出しが正常に行わていないもの
と判定することができる。
【0061】そして、作動量検出手段の検出値が設定値
以下の場合には、電力負荷が大きい繰出機構部の駆動を
停止させるため、繰出用モータに過負荷がかかって故障
したり、紙詰まりの状態が悪化するのを防止することが
できる。特に、電源として電池を用いた場合には、電池
の消耗を可及的に小さくすることができ、長寿命化を図
ることができる。一方、作動量検出手段の検出値が、繰
出機構部が正常に作動したときの繰出機構部の作動量以
下であって、かつ、設定値以上の場合には、所定時間繰
出機構部の駆動を延長しているため、電源電圧の低下や
軽微な紙詰まり等に起因して、繰出機構部の作動量が正
常時の作動量以下となった場合であっても、シートペー
パーを正常に繰り出すことができ、使い勝手を向上させ
ることができる。
【0062】また、上記ペーパー繰出用モータ回転数検
出手段をロータリエンコーダとしたことで、正確な回転
数が検出できることからシートペーパー繰出し時の紙詰
まり検出も正確に行え構造も簡便となる効果を有する。
【0063】また、ロータリエンコーダは消費電力が少
ないので、特に電池駆動のシートペーパー自動供給便座
に用いた場合、電池の寿命をのばすことができ、また電
池電圧が低下しても正確な回転数が検出できることか
ら、電池電圧低下時にもシートペーパー繰出し時の紙詰
まり検出も正確に行うことができる。
【0064】なお、かかる繰出用モータの回転数検出手
段として、モータ回転による磁場の変化をホール素子を
用いて検出し、これをカウントして回転数を検出するこ
とも考えられる。しかし、ホール素子は消費電力が大き
く、そのため、特に電池駆動のシートペーパー自動供給
便座に用いる場合には、電池電圧の低下が大きく正確な
回転数を検出することが不可能になるため、繰出用機構
部の作動量検出手段としてはロータリーエンコーダを用
いた方が正確なシートペーパーの繰出が行えるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシートペーパー自動供給便座を
具備するトイレ装置の全体斜視図。
【図2】 同トイレ装置の一部切欠平面図。
【図3】 一部切欠右側面図。
【図4】 乾電池ケースの断面側面図。
【図5】 図3のI−I線による矢視図。
【図6】 図3のII−II線による矢視図。
【図7】 電源回路の説明図。
【図8】 電動機駆動回路の説明図。
【図9】 マイクロプロセッサの接続状態を示す説明
図。
【図10】 着座検出手段としての着座検出センサの取
付状態説明図。
【図11】 同要部拡大平面図。
【図12】 同要部拡大断面正面図。
【図13】 図11のIII −III 線による断面図。
【図14】 可動プレート位置検出用センサの平面図。
【図15】 同斜視図。
【図16】 動作説明図。
【図17】 シートペーパーの平面図。
【図18】 制御動作シーケンスを示すフローチャー
ト。
【図19】 動作位置説明図。
【図20】 ロータリエンコーダの説明図。
【符号の説明】
11 便座本体 70 シートペーパー位置検出用センサ 101 乾電池 102 電源回路 M1 繰出用モータ 113a ロータリエンコーダ C 繰出機構部 D 切断機構部 F 制御部 P シートペーパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 直治 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (72)発明者 安達 隆義 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−177916(JP,A) 特開 昭62−191353(JP,A) 特開 昭62−211247(JP,A) 特開 平1−218420(JP,A) 特開 平2−177919(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 13/20 - 13/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰出機構部の駆動によってシートペーパ
    ーロールからシートペーパを便座本体上に繰り出すべく
    構成したシートペーパーの繰出機構部と、上記繰出機構
    部を制御する制御部よりなるシートペーパー自動供給便
    座において、 繰出機構部の作動量を検出する作動量検出手段と、繰出
    機構部の作動時間を計測する計時手段とを具備し 繰出機構部が正常に作動したときの繰出機構部の作動量
    よりも小さな値を設定値として設定し 、 該計時手段が繰出機構部が起動してから所定時間を経過
    したときに、上記作動量検出手段の検出値が設定値以下
    の場合には、繰出機構部の駆動を停止させる一方、上記
    作動量検出手段の検出値が、繰出機構部が正常に作動し
    たときの繰出機構部の作動量以下であって、かつ、設定
    値以上の場合には、繰出機構部の駆動を所定時間だけ延
    長すべく制御することを特徴とするシートペーパー自動
    供給便座におけるシートペーパー繰出機構部の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 作動量検出手段がロータリエンコーダで
    あることを特徴とする請求項1記載のシートペーパー自
    動供給便座におけるシートペーパー繰出機構部の制御方
    法。
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