JP2531376Y2 - シートペーパー自動供給装置 - Google Patents

シートペーパー自動供給装置

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JP2531376Y2
JP2531376Y2 JP2279191U JP2279191U JP2531376Y2 JP 2531376 Y2 JP2531376 Y2 JP 2531376Y2 JP 2279191 U JP2279191 U JP 2279191U JP 2279191 U JP2279191 U JP 2279191U JP 2531376 Y2 JP2531376 Y2 JP 2531376Y2
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feeding
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満博 樋口
茂 溝口
直治 山下
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Aichi Electric Co Ltd
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Aichi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乾電池駆動のシートペ
ーパー自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートペーパー自動供給装置は、
特願昭63−332274号公報に見られるように、機
能部ケーシング内に、ロール収納部中に収納したシート
ペーパーロールからシートペーパーを送出路を通して便
座本体上に繰り出す繰出機構部と、便座本体上に繰り出
されたシートペーパーの後端を切断して同後端をクラン
プする切断機構部と、上記繰出機構部及び切断機構部の
動作を制御する制御部とを備えており、これらの機構部
及び制御部を商用電源のAC100 で駆動するようにして
いる。
【0003】ところが、シートペーパー自動供給装置は
商用電源で駆動される設計となっているため、例えば、
公共機関に設置されたパブリックトイレや、一般家庭の
トイレのように照明用の電源はあるが、各便器に電力を
供給する電源設備が備わっていないトイレに、この自動
供給装置を設置するには、便器用の電源設備を新設する
必要があり、この自動供給装置を導入しにくい状況にあ
り、また、商業施設であるレストラン、デパート等にお
いては、電源コードが垂れ下がるなど見苦しく始末に困
っていた。
【0004】そこで、繰出機構、切断機構等の各機構を
乾電池で駆動するようにして、既設のビル等で商用電源
の配線が困難な場所等でも使用できるようにし、また電
源コードの垂れ下がりによる見苦しさを解消した乾電池
駆動のシートペーパー自動供給便座が開発されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、乾電池駆動
のシートペーパー自動供給装置では、設置場所の湿気が
多いため、乾電池側とケース側の接点が腐触して接続不
良になる。本考案は、上記した課題を解決することがで
きるシートペーパー自動供給装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、数本の乾電池
と一体となって電源となる電源装置と、同電源装置を駆
動源として、便器の上に配設された便座の上にシートペ
ーパーを繰り出すシートペーパー機構部と、同電源装置
を前記シートペーパー繰出機構部の駆動源として所定の
挿入軌跡に沿って挿入する電源装置挿入部とを備えたシ
ートペーパー自動供給装置において、前記挿入軌跡上の
所定位置に、電源装置を挿入する際、電源装置側接点と
摺動接触可能な電源装置挿入部側接点を配置したことを
特徴とするシートペーパー自動供給装置に係るものであ
る。
【0007】
【実施例】まず、本考案に係るシートペーパー自動供給
装置Aの全体的構成について説明する。
【0008】図1〜図3に示すように、水洗便器10上に
は、開閉自在に載置された便座本体11が備わり、シート
ペーパー自動供給装置Aは、水洗便器10の後部上に固定
状態に載置され、便座本体11の後部を機能枢軸13と単純
枢軸13a によって、上下方向に回動起立自在に枢支する
機能部14を具備する。
【0009】便座本体11は、中央部に開口11e を有する
長円形環状に形成されており、機能枢軸13には後述する
着座検出手段72が連動連結されている。
【0010】また、図3〜図8に示すように、機能部14
は、水洗便器10の後部に取付けた機能部ケーシング15
と、同ケーシング15内に配設した繰出機構部C、切断機
構部D、ロール収納部E、制御部F、操作部G及び乾電
池ケース15a とで構成されている。 次に、機能部ケー
シング15の構成について説明すると、同ケーシング15
は、図3〜図8に示すように、その内部に繰出機構部C
や切断機構部D等を内蔵する下部ケーシング16と、同下
部ケーシング16の上縁に嵌合連結され、内部にロール収
納部Eを形成する上部ケーシング17とで形成されてい
る。
【0011】図中、18、19、20、21、22、23はそれぞれ
下部ケーシング16の矩形取付板、左右側壁、前後壁、傾
斜天井壁、8はシートペーパーの送出路、50は可動プレ
ート、23a は可動プレート挿入空間、23b は繰出ローラ
配設空間、33は繰出ローラである。
【0012】上部ケーシング17は、図7及び図8に示す
ように、半円形状の天井板24と、その周縁に垂設した左
右側壁25、26及び前後壁27、28とで形成されている。
【0013】下部ケーシング16の内部構造には、図3に
示すように、下部ケーシング16の左右両側に、それぞれ
軸受ボックス30、31を立設し、右側軸受ボックス31内に
は、繰出機構部Cと切断機構部Dの駆動源である繰出用
モータ40とカム駆動用モータ41が配設されている。
【0014】繰出機構部Cは、図3〜図9で示すよう
に、下部ケーシング16の左右側軸受ボックス30、31の後
方上部間に、繰出用モータ40に連結した繰出軸32を横架
し、同繰出軸32に繰出ローラー33を固着しており、その
上方に配設した押さえローラー34と協働して、シートペ
ーパーPを押圧・挾持して、ロール収納部Eからシート
ペーパーPを便座本体11上に繰出すようにしている。
【0015】図中、35は吊支機枠であり、左右揺動アー
ム36、37と両アーム36、37の下端同士を連結する連結板
38a とで略U字形状に形成されている。38、39は吊支機
枠35を枢支するための筒状ボス部である。
【0016】切断機構部Dは、図8及び図10に示すよ
うに、右側軸受ボックス31内に配設したカム駆動用駆動
モータ41と連結した動力伝達軸43に固着した円板カム44
と、下部ケーシング16の傾斜天井壁23の前部に設けた可
動プレート挿入空間23a 内に枢軸49周りに揺動自在に配
設され、かつその外周面を円板カム44の外周面と係合し
た可動プレート50と、同可動プレート50の上方に配設さ
れ、かつ吊支機枠35の左右揺動アーム36、37の下端前部
間に架設した枢軸52に揺動自在に枢支した揺動プレート
51とで構成されている。56は可動プレート50の上面の後
部に設けられた押圧片56であり、揺動プレート51の前部
を形成する押圧片57と協働して、シートペーパーPをク
ランプすることができる。また、揺動プレート51の後部
には上記押圧片57と一体の切断部58を形成している。
【0017】かかる構成によって、カム駆動用モータ41
で動力伝達軸43を回転させると、円板カム44が回転し、
可動プレート50が枢軸49を中心として揺動して、これと
連動して揺動プレート51が揺動し、切断部58によってシ
ートペーパーPを押圧・切断することができる。なお、
BPは可動プレート50の上端前部に取付けた汚水侵入防止
バリアである。
【0018】ロール収納部Eは、図7〜図10で示すよ
うに、左右側軸受ボックス30、31にそれぞれロールホル
ダー60、61を配設して、紙管R1にシートペーパーPを多
重に巻回して形成したシートペーパーロールRを交換自
在に支持させるようにしている。62はホルダー取付筒、
63はスプリング、65は抜け止めプラグ、60a は紙管R1の
空回り止め用の突起である。
【0019】制御部Fは、図3に示すように、下部ケー
シング16の右側前部に配設されており、図12に示すよ
うに、マイクロプロセッサmと、シートペーパーPに設
けた位置検出用透孔bを検出して出力を生じる位置検出
センサ70や、後述する操作部Gに設けた繰出スイッチ71
や着座検出手段72等の制御出力発生手段と接続した入力
インターフェースnと、繰出機構部Cや切断機構部D等
と接続する出力インターフェースoと、シートペーパー
Pの繰出・クランプ・切断プログラムを記憶するメモリ
pとタイマーqとで構成されている。
【0020】また、図12〜図14において、Sは駆動
回路rに接続した電源回路、Oは出力ポート、Iは入力
ポートである。S3は電池表示手段、S4、S5はそれぞれ電
池S1の発生電圧を検出して、同電圧が予め設定したスレ
ショルド電圧よりも低い場合は、マイクロプロセッサm
に出力する電圧検出手段であり、一方の電圧検出手段S4
のスレショルド電圧を4.5V、他方の電圧検出手段S5のス
レショルド電圧を4.0Vに設定している。hは繰出機構部
CのモータM1の出力軸に固着した永久磁石に対向して設
けたホールICであり、回転による磁場の変化を検出し
てマイクロプロセッサmに出力するものである。S2は電
源電圧Vddを安定させるための定電圧回路である。
【0021】そして、メモリpには、マイクロプロセッ
サmを次のように機能させるためのプログラムを設定し
ている。
【0022】〔1〕 着座または便座の起立の検出入力
により、紙送りモードからメンテナンスモードに切換え
るプログラム。
【0023】〔2〕 シートペーパーPの繰出しを行わ
ないときは、制御部Fを待機状態にして、電池の浪費を
防止するプログラム。
【0024】すなわち、出力ポートOからは、繰出スイ
ッチ71が操作されてから一定時間だけ(例えば8秒間)
電圧を出力するようにして、動作及び制御の必要が無い
ときには、電圧を出力しないようにしている。このよう
にしたことによって、電池S1の無駄な消耗を防止するこ
とができる。
【0025】〔3〕 紙詰まり又は紙切れ等の紙トラブ
ルが生じたとき、表示部gの紙トラブルランプ(LED2)を
短時間(例えば5秒間)点灯し、かつ各機構部C、Dの
モータM1、M2を作動させないプログラム(メンテナンス
によってトラブルが排除されたときにはリセットされ
る)。
【0026】〔4〕 紙送り開始時にタイマを上記一定
時間(例えば8秒間)にセットするプログラム。
【0027】〔5〕 繰出スイッチ71が操作されたと
き、制御部Fを待機状態から紙送りモード(便座が正常
位置にある場合)、又はメンテナンスモード(便座を起
立させている場合)に切換えるプログラム。
【0028】〔6〕 電池S1の出力電圧が4.5Vまで低下
したとき表示部gに出力して短時間(例えば5秒間)電
池切れランプLED1を点灯させ、電池S1が切れかかった旨
を使用者に報知し、電池S1の交換を促すプログラム。
【0029】〔7〕 電池S1の出力電圧が4.0Vまで低下
したとき表示部gに出力して電池切れランプLED1を連続
点灯させ、電池S1が切れた旨の報知を行うと共に、各機
構部C、Dを動作原点に復帰させてから作動を停止させ
るプログラム。
【0030】〔8〕 電池S1の出力電圧が3.5Vまで低下
するまで表示部gに出力して電池切れランプLED1を連続
点灯させて、電池S1が切れた旨を使用者に報知し、電池
S1の交換を促し続け、3.5Vになると電池切れランプLED1
を消灯させるプログラム。
【0031】
〔9〕 電池S1を電池ケース(15a) に収納
したとき、電池S1の出力電圧が4.5V以上であるときに
は、表示部gの電池切れランプLED1を短時間(例えば0.
5 秒間)点灯させるプログラム。
【0032】〔10〕 ホールICの出力をカウントし
て、繰出モータM1の回転数を検出し、シートペーパーP
の繰出し長さを計測するプログラム。
【0033】なお、メモリpには、シートペーパーPを
0→X、X→Y,Y→b、b→Z(図22参照)に移動
させるのに要するモータM1の回転数をそれぞれ記憶させ
ている。
【0034】〔11〕 シートペーパーPを0→X、Y→
b間で移動させる間、位置検出用センサ70を作動させ、
それ以外は作動させないプログラム(電池の浪費防
止)。
【0035】〔12〕 シートペーパーPの除去後、次の
シートペーパーPを所要長さ(例えば20mm)繰出すため
にモータM1を作動させるプログラム。
【0036】〔13〕 位置検出用センサ70が最終のシー
トペーパーP1を検出したときは、各機構部C、Dのモー
タM1、M2を作動させないプログラム。
【0037】操作部Gは、図3〜図6に示すように、下
部ケーシング16の右側前部上方に設けられており、繰出
スイッチ71や、発光ダイオード等からなる電源ランプ
や、紙詰まり、紙補充等の異常が発生した場合の警報機
能を有する紙トラブルランプ等の表示部g1によって構成
されている。
【0038】操作部Gの下方には、図2及び図4で示す
ように、乾電池ケース15a を操作部Gと一体的に形成し
ており、同ケース15a 中の数本の乾電池15c から前記各
機構部C、D及び制御部Fを駆動する電力を供給するよ
うにしている。15b は開閉自在のカバーである。
【0039】乾電池ケース15a は電源装置挿入部を構成
するものであり、前面に略矩形状のカートリッジ挿入孔
15e を形成して、カートリッジ15d を収納可能としてい
る。ここで、カートリッジ15d は乾電池15c を内部に装
着した状態でシートペーパー繰出機構部C等への電源装
置を形成することになる。
【0040】カートリッジ15d は、図4及び図6で示す
ように、上面開口の略箱状に形成されており、内部に略
田字形状の仕切壁を形成して、各仕切り内にそれぞれ単
1乾電池15c 1個、計4個の乾電池を直列に接続した状
態で収納することができるようにしており、図27で示
すように、各乾電池15c のプラス極側の仕切壁15n に所
定間隔を設けて突設した2条の段差15k を上下方向に形
成し、各段差15k 間に接点15m を設けて、乾電池15c が
仕切り内に正しく挿入されたときには、プラス極15j が
接点15m に接触するが、誤った方向に挿入されたときに
はマイナス極15p が上記接点15m に接触しないようにし
て、乾電池15c の挿入方向の間違いによる誤接続を防止
している。
【0041】また、図4,図5,図6で示すように、カ
ートリッジ15d の外底面後半部には案内溝15g を凹設す
ると共に、前記カートリッジ挿入孔15e の内底面後半部
中央に案内突条15f を前後方向に突設して、カートリッ
ジ15d を逆向きに挿入しようとした際には、案内突条15
f がカートリッジ15d の前壁に当接するため、同カート
リッジ15d が正しい方向でしかカートリッジ挿入孔15e
に挿入できないようにして、カートリッジ15d の挿入間
違いを防止している。
【0042】上記のように、乾電池15c のカートリッジ
15d への挿入間違いによる誤接続と、カートリッジ15d
のカートリッジ挿入孔15e への挿入間違いを防止するこ
とによって、乾電池交換時の誤接続を防止することがで
きる。
【0043】また、カートリッジ挿入孔15e と後壁15r
とカートリッジ15d の後壁15s には、それぞれ、電源装
置側接点を形成するカートリッジ側接点15t と電源装置
挿入部側接点を形成するケース側接点15u とを設けてお
り、図4で示すように、ケース側接点15u を、弾力を有
する金属板材に耐蝕メッキを施した素材を、鎖線で示す
ように自由状態で約30°の開き角θ1 を有する略U字形
状に折曲形成しており、カートリッジ15d の挿入動作に
よって、ケース側接点15u がカートリッジ側接点15t に
押されて、実線で示すように弾性変形する際、角接点15
t,15u が相対的に摺動して、各接点15t,15u の表面に発
生した酸化被膜や腐蝕被膜をクリーニングして導通を確
実にするようにしている。
【0044】図28は、上記接点の他実施例を示してお
り、カートリッジ15d の挿入動作によって、カートリッ
ジ側接点15v がケース側接点15w の表面を摺動し、各接
点15v,15w の表面をクリーニングするようしたものであ
る。
【0045】機能部ケーシング15の前部右側位置には、
図15で示すように、位置検出用センサ70が配設されて
おり、同位置検出用センサ70は、ホトトランジスタとホ
トダイオードとで構成され、シートペーパーロールRか
らシートペーパーPが所定長さだけ便座本体11上に繰り
出されてきた時、位置検出センサ70によって位置検出用
透孔bを検出し、繰出機構部Cの作動を停止させること
により、正確にシートペーパーPを便座本体11上に供給
することができる。L1 、L2 はリード線である。
【0046】着座検出手段72は、図16〜図19で示す
ように、便座本体11の後部の両端を、機能枢軸13と単純
枢軸13a とを介し、機能部ケーシング15の前部両側に設
けた枢支部74に着脱自在かつ回動起立自在に取付けて、
便座本体11にかかる荷重によって着座の有無を検知する
ものであり、枢支部74内に配設され上記機能枢軸13に連
動連結されている。
【0047】機能枢軸13は、図16〜図18に示すよう
に、枢支部74に上下方向に長く設けた長孔75を貫通して
枢支部74内に挿入されており、昇降案内ケーシング76内
に昇降自在に配設されている可動軸受77に回動自在に枢
支されいてる。可動軸受77は常時コイルスプリング78に
よって上方向に付勢されているが、その上限位置は規制
プレート79によって規制されているので、通常時は、図
18に示す上方位置(未着座)をとり、機能枢軸13及び
便座本体11も、同図に示す上方位置をとる。また、機能
枢軸13には、その挿入先端に略4分の1円弧形状のレバ
ー押圧片80を突設しており、その下方にはセンサ起動レ
バー81が配設されており、同センサ起動レバー81は、基
端部81a を内部に昇降自在に支持されており、コイルス
プリング82によって上方に付勢されてセンサ起動レバー
81の上面を常時レバー押圧片80に当接させている。83は
レバー昇降案内ケーシング、84はセンサ起動レバー81の
先端部81b に突設した遮蔽板であり、機能部ケーシング
15の枢支部74内に配設した赤外線センサ85の投光素子85
a と受光素子85b との間に介設されている。
【0048】また、機能枢軸13の便座本体11の反対側に
扁平断面形状の便座本体係合部86を形成し、これを枢軸
係合孔87内に回動不可に嵌入しており、便座本体11の起
立(倒伏)によって、機能枢軸13とレバー押圧片80が回
転し、コイルスプリング78の付勢力に抗して(によっ
て)機能枢軸13、可動軸受77、レバー押圧片80及びセン
サ起動レバー81が下降(上昇)し、遮蔽板84が投光素子
85a と受光素子85b 間を導通させるので赤外線センサ85
がオン(オフ)するので、便座本体11の姿勢を検知する
ことができ、この出力によって、制御部Fは、便座本体
11が起立状態にあるときは、繰出スイッチ71が押されて
も、繰出機構部Cの作動を抑止して、機能部ケーシング
15内でのシートペーパーPの絡みつきや詰まりを防止す
ることができる。
【0049】可動プレート位置検出センサ93、93a は、
図19及び図20に示すように、発光素子、受光素子及
び一対の検出板96、96a よりなるホトインタセプタ型
で、図19〜図21で示すように、動力伝達軸43の中央
部付近に設けたセンサ取付ボックス95内に収容されてい
る。
【0050】検出板96、96a は、図20及び図21に示
すように、約1/3 の切欠部g,hを備えた状態で弧状に
形成されており、図21に示すように重合状態におい
て、切欠部g,hが、約50度の切欠角θになるように、
その動力伝達軸43への取付位置を円周方向にずらしてお
り、受光素子の出力により可動プレート50の回動位置を
検出することによって、後述するシートペーパー自動供
給便座Aの動作順序を示す説明図(図23)に示す各動
作位置(a〜h)に可動プレート50がきたことを検出
し、繰出機構部C等に所望の動作を行わせることができ
る。
【0051】シートペーパーPは、図22で示すよう
に、繰出方向に一定間隔を開けて幅方向に直線状の切断
用ミシン目cを設け、各ミシン目c間に便座本体11の内
側形状に適合した形状の切り抜きミシン目aを設けてい
る。但し、切り抜き用ミシン目aの後部両端間に無ミシ
ン目部dを形成して、切り抜き用ミシン目aを切ると、
中央部分は水洗便器10内に垂れるようにしている。ま
た、シートペーパーPの一側縁部に、長手方向一定間隔
毎に位置検出用透孔bを設け、更に、シートペーパーロ
ールRに巻回した最後の一枚のシートペーパーP1には、
同ペーパー切れ検出用透孔b1を穿設しており、これを位
置検出センサ70が検出すると、紙トラブルランプLED2を
点灯させるようにしている。
【0052】次に、上記構成を有するシートペーパー自
動供給便座の使用動作について、図23に示す動作順序
説明図及び図24〜図26に示すフローチャートを参照
して、詳細に説明する。
【0053】図24は初期動作、すなわち、電池S1を電
池ケース15a を収容した場合を示し、電池をケース15a
に収容すると、ステップ401 にて電池が正常に働くか否
かを判定し、正常な場合は電池切れLED1が約0.5 秒間点
灯させステップ402 →403 に移行する。不正常な場合は
LED1が点灯せず、ステップ404 に移行し、電池の交換を
促す。ステップ403 にて可動プレート50が正常な位置に
あればステップ405 の待機状態に入り、正常な位置にな
い場合はステップ406 に至り可動プレート50を原点位置
に戻し、ステップ407 で紙の有無を判定し、「有」の場
合はステップ405 に、「無」の場合は通常動作のAにそ
れぞれ移行する。ステップ405 の状態で、ステップ408
にて繰出スイッチ71を押すと、ステップ409 →410 に移
行する。ステップ410 の段階で便座11が起立していた場
合、制御部Fのマイコンは便座11を起立することにより
着座センサ72が働き、紙送りモードからメンテナンスモ
ードに切替えられ、ステップ411 に移行し、紙詰り等が
生じておればLED2等が点灯する。ステップ410 にて便座
11が便器10上に降りている場合は、ステップ412 に移
り、電池切れの場合はステップ413 に移りLED1を5秒間
点灯して電池切れを予告する。
【0054】電池切れでない場合はステップ414 に移行
し、Yの場合は通常動作のD地点へ、Nの場合はB地点
へそれぞれ移行する。
【0055】なお、ステップ414 の紙送地点とは、可動
プレート50がシートペーパーPを送り出す為に水平状
態、即ち、ペーパー送出口8aを開いた状態をいう。
【0056】図25〜図26は通常動作を示しており、
ステップ415 にて繰出スイッチ71を押すと、ステップ41
6 ,417 に移行し、ステップ417 にて便座11が起立して
いると、制御部Fはメンテナンスモードに切替えられ、
起立していないと判定した場合は、ステップ418 の紙補
充の判定を行う。
【0057】位置検出センサが図26で示すように、シ
ートペーパーPの紙おわり位置検出孔Xを検出している
ときは紙補充が必要との判定を行い、ステップ420 に移
行しLED2を5秒間点灯させ、紙トラブル(紙補充)が生
じたことを表示する。
【0058】一方、紙補充の必要なしと判定すれば紙の
有無のステップ421 に移行し、紙有りと判定(この場合
は位置検出センサ上に紙が残っている場合を指す)した
場合は、紙送りを行わず、待機状態に移行し、ステップ
421 にて紙無しと判定したときは、ステップ423 →424
→428 に移行する。
【0059】又、ステップ423 で電池切れと判定した場
合はステップ426 に移行し、LED1を5秒間点灯して電池
切れを予告し、電池がまだ寿命に達せず、使用状態可能
とステップ427 にて判定されたときは、ステップ424 →
428 に移行し、電池が寿命に達しているときはステップ
427 に移行し、ステップ427-1 にてLED1を点灯しつづ
け、このLED1が点灯しつづけているときは、電池が寿命
に達している場合であり、待機状態に移行し、シートペ
ーパー自動供給便座は駆動せず、シートペーパーPの繰
出しは行わない(なお、前記電池切れ予告は電圧が制御
部F(マイコン)にて4.5Vが検出された場合を示し、
又、電池の寿命切れの場合は4Vが検出されたことを示
すもので、これらはすべてマイコンにプログラム設定さ
れている)。
【0060】又、前記ステップ424 の「可動プレート5
0」トラブルは、モータM2及び可動プレート位置検出セ
ンサのトラブルを示し、「Y」の場合は可動プレート50
が動作しないためのシートペーパーPの繰出しは行われ
ず、待機状態に移行する。
【0061】ステップ424 にて「N」の場合はステップ
428 に移行し、モータM2にて可動プレート50をペーパー
繰出地点(水平状態にしてペーパー送出口8aを開く)に
移動させる。
【0062】ステップ429 では再度電池切れを確認し、
電池が寿命に達していると判定した場合は待機状態に移
行し、そうでないときはステップ430 →431 に移行し、
モータM1が起動してシートペーパーPの送り出しを行
う。
【0063】ステップ430 では、モータM1の起動開始時
点から8秒間を制御部Fのタイマqに時限設定を行い、
この8秒の間にシートペーパーPが送出口8aから送出さ
れないときは、ステップ432 にて紙詰まりと判定し、ス
テップ433 →435 に移行し、シートペーパーPの送り出
しを停止し、かつ、紙トラブルLED2を5秒間点灯し、更
に、同紙詰り状態が連続した起った場合は可動プレート
50を原点(ペーパー送出口(8a)を閉鎖)に戻し待機状態
に移行する。
【0064】一方、ステップ432 にて「N」と判定した
場合は、ステップ436 に移行し、シートペーパーPの先
端がシートペーパー検出センサにて検出(このセンサは
ステップ431 の紙送り出し時点で作動(点灯)してい
る)し、この時点から図22にXで示す距離だけシート
ペーパーPが移動間、前記位置検出センサは作動(点
灯)し、ステップ437 でシートペーパーPがXの分移動
したことが確認されると、即ち、Yの場合はステップ43
8 に移行し、図26にYで示す距離だけ位置検出センサ
は作動していない(消灯)。
【0065】前記ステップ438 にてY区間の距離だけシ
ートペーパーPを移動させると、位置検出センサが再始
動(点灯)し、位置検出孔bをステップ439 にて検出す
る。位置検出孔bの検出が終了すると、ステップ440 に
て前記センサは作動を中止(消灯)し、かつ、ペーパー
は更に、図26に示すZ区間の距離だけ移動して送り出
しを終了する(ステップ441 ,442 参照)。
【0066】ペーパーがZ区間に移動すると、ペーパー
に設けたミシン目c,は切断位置に保持される。
【0067】なお、ステップ436 ,438 〜441 の間にお
いて所要のステップのどれかで「N」と判定されたとき
は、すべてステップ431 に戻り同じ動作を繰返す。
【0068】しかし、この間でペーパーの繰出しが円滑
に行われず、位置検出センサにて、例えば位置検出孔b
が検出できなかったり、シートペーパーPがYZ間の距
離送られなかったりしたときに、紙送り出し時間が8秒
を経過すると、ステップ432に移行し、ステップ434 に
てLED2を点灯して紙トラブル(紙詰まり)を表示する。
ステップ442 にてシートペーパーPが所定の長さ正常
に繰出されると、シートペーパーPはステップ443 にて
可動プレート50が紙保持位置に移動し、従前通りシート
ペーパーPの切断、保持を行う。
【0069】なお、前記シートペーパーPの繰出し中
に、位置検出センサが紙おわり位置検出孔b1を検出した
ときは、ステップ444 にてYと判定され、ステップ445
,446に移行し、可動プレート50を原点に戻し、かつ、
紙トラブルLED2を点灯して紙トラブル(紙補充)の表示
を行う。
【0070】ステップ444 にて「N」と判定されたとき
は、ステップ447 にて着座のチェックを行い、離座した
ときはステップ448 、449 に移行し、シートペーパーP
の保持を解除してこれを除去したことを検知したあと、
可動プレート50を原点に戻す。このあと、ステップ450
にて位置検出センサがシートペーパーP有無の判定を行
い「N」の場合はステップ451 に移行し、モータM1を少
し動かしてシートペーパーPの先端を可動プレート50上
に移動させ、Yの場合はそのまま直接待機状態に移行す
る。
【0071】なお、実施例の冒頭で記載したように、シ
ートペーパーPの繰出しが終了した以降のシートペーパ
ー自動供給便座の動作は従前と同様であるから説明を省
略した。
【0072】又、シートペーパーPの交換等メンテナン
スに際しては、ステップ417 にて便座11を起立させて制
御部Fのマイコンのモードを、紙送りモードからメンテ
ナンスモードに切替え、操作スイッチを押すと、紙トラ
ブルとか、電池切れが生じておれば LED1,LED2が点灯
し、トラブル内容を表示する。
【0073】この場合、モータM1,M2は起動しないよう
にプログラム設定されているので、シートペーパーPの
繰出しが行われることはない。
【0074】本考案の実施例は上記のように構成されて
おり、シートペーパー自動供給便座の各機構及び制御部
を電池で駆動するようにしているので、便器用の電源設
備を要せず、かつ電源設備のないトイレにも容易にシー
トペーパー自動供給便座を設置することができ、トイレ
の衛生状態を向上させることができる。
【0075】更には、電源コードが不要になり、壁にコ
ンセントを設ける必要がなく、デザイン的にトイレをき
れいにコーディネートすることができる。
【0076】
【考案の効果】本考案によれば、数本の乾電池と共に一
体となって電源となる電源装置の電源装置側接点と電源
装置挿入部側接点とは、電源装置をシートペーパー繰出
機構部の駆動源として電源装置挿入部に挿入するたびに
相対的に摺動し摩擦を生じることになる。従って、数本
の乾電池を一度に挿入できるばかりでなく、電源装置挿
入のたびに電源装置側接点及び電源装置挿入部側接点を
清浄にすることができ、電源と各駆動機構部との電気的
接続を確実なものとすることができる。しかも、かかる
清浄動作を、電源装置の挿入動作時に行うことができる
ので、別途、接点の清浄動作は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るシートペーパー自動供給便座を
具備するトイレ装置の全体斜視図。
【図2】 同トイレ装置の部分側面図。
【図3】 同トイレ装置の一部切欠平面図。
【図4】 乾電池ケースの断面側面図。
【図5】 カートリッジの底部構造説明図。
【図6】 カートリッジの平面図。
【図7】 同便座の一部切欠正面図。
【図8】 一部切欠右側面図。
【図9】 図8のI−I線による矢視図。
【図10】 図8のII−II線による矢視図。
【図11】 シートペーパーロールの取付状態説明図。
【図12】 制御部のブロック図。
【図13】 マイクロプロセッサの接続状態を示す説明
図。
【図14】 電源回路の説明図。
【図15】 シートペーパー位置検出用センサの取付状
態説明図。
【図16】 着座検出手段の要部拡大平面図。
【図17】 同要部拡大断面正面図。
【図18】 図17のIII −III 線による断面図。
【図19】 可動プレート位置検出用センサの平面図。
【図20】 同斜視図。
【図21】 動作説明図。
【図22】 シートペーパーの平面図。
【図23】 動作位置説明図。
【図24】 制御動作シーケンスを示すフローチャー
ト。
【図25】 制御動作シーケンスを示すフローチャー
ト。
【図26】 制御動作シーケンスを示すフローチャー
ト。
【図27】 乾電池ケースの一部平面図。
【図28】 接点の他実施例の側面断面説明図。
【符号の説明】
A 乾電池駆動のシートペーパー自動供給便座 15a 乾電池ケース 15d カートリッジ 15c 乾電池 15m,15t,15u 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 溝口 茂 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1 番1号 東陶機器株式会社 小倉第二工 場内 (72)考案者 山下 直治 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】数本の乾電池と一体となって電源となる電
    源装置と、同電源装置を駆動源として、便器の上に配設
    された便座の上にシートペーパーを繰り出すシートペー
    パー機構部と、同電源装置を前記シートペーパー繰出機
    構部の駆動源として所定の挿入軌跡に沿って挿入する電
    源装置挿入部とを備えたシートペーパー自動供給装置に
    おいて、 前記挿入軌跡上の所定位置に、電源装置を挿入する際、
    電源装置側接点と摺動接触可能な電源装置挿入部側接点
    を配置したことを特徴とするシートペーパー自動供給装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021256744A1 (ko) * 2020-06-15 2021-12-23 코웨이 주식회사 비데

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WO2021256744A1 (ko) * 2020-06-15 2021-12-23 코웨이 주식회사 비데

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