JP3071831U - 食品保存用袋体 - Google Patents
食品保存用袋体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、袋体内の内容物の含有水分を一定
に保つための袋の提供を目的とし、例えばフランスパン
等のように通常の袋体ではパンの表面を湿らして、製造
時の状態から比べ変質させてしまうという欠点の解消を
目的とする。 【解決手段】 合成樹脂製の袋体の全面に孔を多数設
け、袋体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残
留しつつ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした食
品保存用袋体によって達成できる。
に保つための袋の提供を目的とし、例えばフランスパン
等のように通常の袋体ではパンの表面を湿らして、製造
時の状態から比べ変質させてしまうという欠点の解消を
目的とする。 【解決手段】 合成樹脂製の袋体の全面に孔を多数設
け、袋体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残
留しつつ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした食
品保存用袋体によって達成できる。
Description
【0001】
本考案は、食材例えばパン等を包装するための袋体に関し、特に内容物例えば パン等の水分を適宜外部に放出できる孔を有し、食材の変質を防止して保存を可 能とする袋体に関する。
【0002】
従来、例えば食材等の販売に際し、衛生面からの保護を主目的として合成樹脂 製の袋体内に入れて販売しているものである。 また、特にパン等にあっては、そのままの状態ではパンが堅くなってしまい、 パン内に有している水分が外部に排出されることに伴う水分の蒸発を防ぐために 合成樹脂製の袋体内に入れて販売しているものである。 或いは、焼きたての状態のパン等の販売に際しては、焼きたてのパンの有する 熱によってパンから生じる蒸気により、変質してしまうことを防ぐために通気性 を有する紙製の袋に入れて販売されるものである。
【0003】
この場合、合成樹脂製の袋体内のパンに関しては、逆に通気性をほとんど有し ておらず、パンの水分が前記袋体により外部に漏れないため、パン自体から外部 に排出した水分が袋体内に溜まる結果となり、パンの表面を柔らかくしてしまう ものであった。 従って、製造時においては極めて状態の良いパンであったにも関わらず、販売 までの間の時間の経過により、パンから徐々に外部に出る水分が、そのまま袋体 内に残り、パンの表面を湿らして、製造時の状態から比べ変質させてしまうとい う欠点があった。 例えばフランスパンやクロワッサンやバターロール等のパンにおいては、外表 面がこんがりと焼けた状態であったにもかかわらず、時間の経過と共に外表面が パン自体から排出される水分により湿ってしまい、軟らかくなってしまうもので ある。
【0004】 また、焼きたてのパンを提供する際にも、販売時点では店頭でこんがりと外部 が焼き上がっているパンをビニール袋などに入れてしまうと、パンから排出され る水分が多く、短時間であってもパンの外表面を湿らせてしまい、折角のこんが り焼き上げた状態で食することができない場合があった。 このような焼きたてのパンを販売する場合にかかる欠点に鑑みて通気性を有す る紙袋により包装して提供することが多用されるが、これは紙袋に入っている時 間が短ければ問題はないが、例えば一晩程度経ってしまうと、逆に水分が外部に 排出され過ぎて、パン自体が固くなってしまい、パン内部の軟らかさが失われて しまうものであった。
【0005】 又、この期間がより長い場合や外気中に湿気が高い場合には、外気中の水分を 紙袋が吸収し、逆に湿気を含んだ紙袋に包装されることとなりパンを柔らかくし 過ぎてしまうという欠点を有していた。 また合成樹脂製の袋体に大きな径例えば直径2cm程度の孔を4乃至6か所程度 設けて通気性を保つ袋体もあるが、袋体同志を重ねて陳列した場合にはその孔の 部分が塞がってしまい所望の通気性を発揮できないものとなっていた。 またこの孔の大きさが一定程度大きいことから、この孔の部分より異物が袋体 内に混入する恐れも高かった。 これはパンに限定されるものではなく、他の食材においても一定の品質を維持 する上では同様の問題が生じているものである。
【0006】
本考案は係る欠点を解消し、パン等の食材の水分を適宜外部に排出が可能な程 度通気性を有し、反面袋体内に一定程度の水分を残留させて新鮮さを保つと共に 異物混入を防止できる孔を設けた袋体を提供するものである。 又、袋体の孔の位置を数箇所に限らず広い範囲に配置し、陳列時等の積み重ね た状態でもその効果を維持できる袋体を提供するものである。 かかるため請求項1にかかる考案は、合成樹脂製の袋体の全面に孔を多数設け 、袋体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつつ、必要量以上の水 分を外部に排出可能とした食品保存用袋体によって解決できる。 或いは請求項2にかかる考案に示すように合成樹脂製の袋体の一部に孔を多数 設け、袋体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつつ、必要量以上 の水分を外部に排出可能とした食品保存用袋体によっても解決できる。
【0007】 特に請求項3にかかる考案のように、この孔の袋体自体に対する割合として孔 の部分の総面積が袋体全体総面積の約3%乃至約45%の範囲内である食品保存 用袋体によっても、パンの湿度を一定に保て、良い状態での保存を可能とする。 或いは請求項4にかかる考案のように、この孔の大きさとして孔の部分の総面 積が袋体全体総面積の約3%乃至約45%の範囲内である共に前記孔の径が約0 .6mm乃至約2.5mmの範囲内の孔からなる食品保存用袋体によって、袋体内の 水分の排出を良い状態で維持できるものである。 又、請求項5にかかる考案の如く孔の径が約0.6mm乃至約2.5mmの範囲内 の孔からなると共に、その孔の配設箇所における部分の孔の占める割合が約3% 乃至約45%の範囲内である部分を袋体の一部に用いた食品保存用袋体によって も可能である。
【0008】 或いは請求項6にかかる考案のように孔の径が約0.8mm乃至約1.5mmの範 囲内であり1cm2 当たり8個乃至24個設けた食品保存用袋体により例えばフ ランスパン等の表皮が堅く内部の柔らかなパンの保存の可能な袋体の提供ができ る。 この場合に特に請求項7にかかる考案の様に径が約0.8mm乃至約1.5 mmの範囲内であり1cm2 当たり8個乃至24個の孔を有する部分を袋体の一部 に用いた食品保存用袋体によっても同様にパンの保存の可能な袋体の提供ができ る。 又、請求項8にかかる考案のように孔の部分の総面積が袋体全体総面積の約4 %乃至約42.5%の範囲内である食品保存用袋体によっても、適量の水分の排 出が可能であり、パンの保存の可能な袋体の提供ができる。
【0009】 特に、請求項9にかかる考案のように径が約0.8mm乃至約1.5mmの範囲内 であり、1cm2 当たり8個乃至24個の孔を配設し、該孔が1cm2 当たり約 4%乃至約42.5%の範囲内の面積割合を有するものである食品保存用袋体に よって例えばフランスパン等の表皮が堅く内部の柔らかなパンの保存の可能な袋 体の提供ができる。 この場合に限らず請求項10にかかる考案のように孔の径が約0.8mm乃至約 1.5mmの範囲内であり、1cm2 当たり8個乃至24個の孔を配設し、該孔が 1cm2 当たり約4%乃至約42.5%の範囲内の面積割合を有する部分を袋体 の一部に用いた食品保存用袋体であってもよい。 或いは、より具体的である請求項11にかかる考案のように孔は約1mm前後の 径を有し、1cm2 当たり8個乃至24個の孔を配設し、該孔が1cm2 当たり 約6.28%乃至約18.84%の範囲内の面積割合を有する食品保存用袋体に よってもフランスパンを極めてよい状態で保存できるものである。
【0010】 又、請求項12にかかる考案のように、この様な約1mm前後の径を有し、1cm 2 当たり8個乃至24個の孔を配設し、該孔が1cm2 当たり約6.28%乃 至約18.84%の範囲内の範囲内の面積割合を有する部分を袋体の一部に用い た食品保存用袋体によってもかかる部分にて十分に水分調整ができることからフ ランスパンを極めてよい状態で保存できるものである。 この孔に関しては請求項13に示す考案のように熱針により穿孔した食品保存 用袋体であってもよい。 或いは請求項14に示す考案のように合成樹脂製の袋体がパンの包装用の袋体 である食品保存用袋体であってもよい。
【0011】
図1は、本考案にかかる食品保存用袋体を示す図である。 本図においては、袋体全面に亘って孔を有しており、この孔によって内容物の 湿気等の水分を袋体外に排出できるものである。 特に、加熱等により製造された食品を袋体内に入れた場合に、その加熱によっ て生じる蒸気が袋体内に溜まってしまい、食品自体に水分が付着し柔らかくなっ てしまうものとなる。 これではせっかく調理した食品の調理状態を著しく変化させてしまうものであ る。従ってこの調理時の段階を維持するために孔を有した袋体により、その水分 を外部に排出することが可能である。 又、食材によっては、袋体内の水分量を一定に保つことが必要なものも存在す る。
【0012】 この様に袋体自体に孔、特に一定の範囲内の大きさであって、かつ一定の範囲 内の配設面積を有する孔を有することによって、内部の食材の蒸気や食材から生 じる水分を、その食材に応じて適宜外部に排出できるものとなる。 反面孔自体は小さいものであり、その水分の排出も一定程度に押えることがで きる。 食材の種類に応じてこの排出する水分の量を調整するためには、この孔の大き さや数を適宜調整することによって所望の水分のみを外部に排出できるものであ る。
【0013】 図2は、図1の食品保存用袋体の一部拡大図である。 本図において、孔の数は1cm2 当たり約16個の孔を有している。 又、孔の径は約1mmである。 実験の結果、外部が固く内部の軟らかいフランスパンにおいては、この1cm2 当たり16個の孔を有し、かつ孔の径が約1mmである有孔フィルムからなる袋 体においては、極めて状態よくパンの保存ができた。 即ち、3日程度放置しておいても外部が固く、内部の軟らかい状態でフランス パンの保存が可能であった。 尚、このほか、約1mm前後の径をフィルム面に1cm2 当たり8個乃至24個 の間の孔をそれぞれ設けた袋体を実験したところ、十分に焼きたてのフランスパ ンの状態よい保存ができた。 すなわち前後50%程度の増減によっても十分に焼きたてのフランスパンの変 質を防ぎつつ保存が可能である。
【0014】 また、ここで約1mmの径の孔というが、穿孔に際して多少の誤差は生ずるもの であり、少なくとも平均的な径が約1mmであり、かつこの約1mmには当然若干の 径の相違はあるものである。 又、約1mm前後と考えた場合には少なくともその平均的な孔の径が1mmの少な くとも±約20%程度の範囲の誤差を前提として示すものである。 尚、実験の結果から類推すると、この孔の個数は8個乃至24個に限定される ものではなく、パンの種類や焼きたてか否かの状態等によりそれぞれ任意に選択 し得るものである。 例えば、パンの状態が焼きたてであり、蒸気の排出が極めて大きいものに関し ては1cm2 当たり24個以上の数を有することによって、パンの外表面のこん がり感を維持できるものである。 又、径としては約1mmを明示したが、これ以外例えば約0.8mm乃至約1.5 mmまでの範囲においては、十分に焼きたてのフランスパンの変質を防ぎつつ保存 が可能である。
【0015】 尚、本来的にはこの径は水分が外部に排出できる程度の孔である事が必要であ り、例えば0.3mm乃至0.5mm程度の微細な孔の場合には、水分の排出が旨く できない場合がある。 特に0.3mm以下の場合には非常に微細な孔自体の穿孔自体が難しくなる。 また径の大きい方の範囲としては2mm程度までの径を有する孔を用いたもので あってもよい。 反面例えば3mmを越えるような孔の場合に、袋体内に異物等の混入等が考えら れパン自体の清潔性を保つことが難しくなり、少なくともこの大きさよりは径の 小さいものであることが必要である。 以上より約0.6mm乃至約2mm程度の範囲の孔が望ましいものである。
【0016】 尚、説明の都合上円の形態を特定するために径と言う表現を用いて孔の大きさ を特定しているが、孔自体に関しては円形の孔に限らず楕円形や多角形の孔であ ってもよい。 少なくとも袋体内と袋体外とを連通し、通気状態を保つ形態であればよい。 なお、前述のように1cm2 当たり16個の約1mm孔を用いた場合極めて良い 状態であったと共に、孔の個数は8個乃至24個の場合も同様に変質を招くこと がなく極めて良い状態でパンの保存が可能であったことから、その微細な孔の部 分は1cm2 当たりにおいて全体の約6.28%乃至約18.84%の範囲を占 めるものであり、この範囲内においては十分に一定の湿気を保った状態で保存が 可能である。
【0017】 又、実験の結果は出ていないが、この割合の範囲に限定されず、例えば全体の 約3%乃至約45%であればそれぞれ水分の排出ができ、反面適宜袋体内に水分 を残存させる事ができ、パンの変質を防止できる。 例えば前述のようにフランスパンにあっては約6.28%乃至約18.84% の範囲においては最適な状態の維持が確認されているが、これに限らず約4%乃 至約42.5%程度であれば十分にパンの保存が可能である。 即ち、1mmの孔以外、例えば約0.8mm孔や約1.5mmの孔を用いた場合であ ってもパンの維持が可能であり、またその表面積当たりの孔の占める割合が一定 範囲内であれば約2mmの孔や約2.5mmの孔を用いたものでもよい。
【0018】 即ち、前述のように1cm2 当たり8個の約0.8mmの孔を用いた場合にはそ の割合は約4.02%程度を占めることとなり、例えば1cm2 当たり24個の 約1.5mmの孔を用いた場合にはその割合は約42.41%程度を占めることと なり、一定の湿気を保った状態で保存が可能である。 具体的には、パンの種類によっては、このフランスパンほど外表面の堅さの維 持が必要でないようなパンも多数あり、少なくとも約4%乃至約42.5%程度 の割合の広さを少なくとも孔の部分として設けたものであればよい。 従って、孔の部分の面積の割合が約4%乃至約42.5%程度になる範囲内に おいて、孔の径が約0.6mm程度から約2mm程度の範囲内の孔を多数穿設したも のであればよい。 また最低限度の約4%の割合は、パンの種類によっては約3%の割合であって もよいものである。
【0019】 なお、本考案にかかる袋体にあっては、パンの包装のみならず、一定の水分を 残留維持することにより変質が防止でき、かつ長期間保存を必要とするパン以外 の食品の包装にも十分に用いる事ができる。 例えばクッキーや煎餅等の焼き菓子や、揚げ菓子などにも使用可能である。 次にこの合成樹脂製袋体に関し袋体自体は熱可塑性フィルムシート例えば二軸 延伸ポリプロピレン(OPP)や未延伸ポリプロピレン(CPP)、ポリエステ ル、ポリエチレン等により構成されるものであればよい。 また、単層のものに限らず多層のものでもよく、またコーティングしたもの等 であってもよい。 又、特にフィルムシート自体は、食材の袋体に用いられる合成樹脂製のフィル ムシートであればよい。 併せて、一般的には薄手シートであるが、これに限らず膜状のものであっても 良く、袋体として用いられる程度の薄いものから一定程度厚みのあるものであれ ば該当する。
【0020】 この様な熱可塑性フィルムシートにあって、穿孔を行うに際しては熱針により 孔を開けたものやレーザー等により孔を開けたもの、或いはポンチにより穿孔し たもの、ローラにより孔を設けたもの等であればよい。 少なくとも一定の任意の孔を開けることができる手段により孔を設けたもので あれば良い。 図3は、袋体の一部に孔を穿孔した本考案にかかる食品保存用袋体を示す図で ある。 袋体の一部に孔を穿孔した場合にあっても、その部分から袋体内の水分を外部 に排出でき、内容物がその水分により変質することを防止できるものである。 この場合、少なくとも、袋体全体の表面積の約3%乃至約45%程度の割合の 広さの複数の孔があることが必要である。 この孔は、径が約0.6mm程度乃至約2.5mm程度の範囲内の孔であり、かつ 孔の形状は任意なものであればよい。
【0021】
1.袋体の包装に際して、内容物の水分を一定程度外部に排出し、かつ一定程度 の残留水分を袋体内に残す事の可能な食品保存用袋体であり、特にパン等の水分 の影響による保存時の変質を生ずる様な食品に関しては、一定程度の水分の維持 が可能となる。 2.袋体に任意な一定の大きさかつ一定の量の孔を設けるだけで本考案にかかる 袋体の提供ができ、極めて低廉でかつ大量生産に資する袋体である。 3.一定範囲の大きさ孔を有するものであり、孔自体は非常に小さいものである ことから、この孔により袋体への異物の混入を防止できる。 4.単に一定程度大きな孔を少数開けたものと異なり、陳列や保存時に他の袋体 に積み重ねても、その孔が多数全面又は一部に設けられており、他の袋体などと 密着しない部分にも他の孔が位置する可能性は極めて高いものであり、内部の水 分の排出を可能とする。
【図1】本考案にかかる食品保存用袋体を示す図
【図2】図1の食品保存用袋体の一部拡大図
【図3】袋体の一部に孔を穿孔した本考案にかかる食品
保存用袋体の一実施の形態を示す図
保存用袋体の一実施の形態を示す図
1 袋体 2 孔
Claims (14)
- 【請求項1】 合成樹脂製の袋体の全面に孔を多数設
け、袋体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残
留しつつ、必要量以上の水分を外部に排出可能としたこ
とを特徴とする食品保存用袋体。 - 【請求項2】 合成樹脂製の袋体の一部に孔を多数設
け、袋体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残
留しつつ、必要量以上の水分を外部に排出可能としたこ
とを特徴とする食品保存用袋体。 - 【請求項3】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋体
内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の部分の総面積が袋体全体総面積の約3%
乃至約45%の範囲内であることを特徴とする食品保存
用袋体。 - 【請求項4】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋体
内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の部分の総面積が袋体全体総面積の約3%
乃至約45%の範囲内である共に前記孔の径が約0.6
mm乃至約2.5mmの範囲内の孔からなることを特徴とす
る食品保存用袋体。 - 【請求項5】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋体
内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の径が約0.6mm乃至約2.5mmの範囲内
の孔からなると共に、その孔の配設箇所における部分の
孔の占める割合が約3%乃至約45%の範囲内である部
分を袋体の一部に用いたことを特徴とする食品保存用袋
体。 - 【請求項6】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋体
内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の径が約0.8mm乃至約1.5mmの範囲内
であり1cm2当たり8個乃至24個設けたことを特徴と
する食品保存用袋体。 - 【請求項7】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋体
内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の径が約0.8mm乃至約1.5mmの範囲内
であり1cm2当たり8個乃至24個の孔を有する部分を
袋体の一部に用いたことを特徴とする食品保存用袋体。 - 【請求項8】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋体
内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の部分の総面積が袋体全体総面積の約4%
乃至約42.5%の範囲内であることを特徴とする食品
保存用袋体。 - 【請求項9】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋体
内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の径が約0.8mm乃至約1.5mmの範囲内
であり、1cm2 当たり8個乃至24個の孔を配設し、該
孔が1cm2 当たり約4%乃至約42.5%の範囲内の
面積割合を有するものであることを特徴とする食品保存
用袋体。 - 【請求項10】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋
体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔の径が約0.8mm乃至約1.5mmの範囲内
であり、1cm 2 当たり8個乃至24個の孔を配設し、
該孔が1cm2 当たり約4%乃至約42.5%の範囲内
の面積割合を有する部分を袋体の一部に用いたことを特
徴とする食品保存用袋体。 - 【請求項11】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋
体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔は約1mm前後の径を有し、1cm2 当たり
8個乃至24個の孔を配設し、該孔が1cm2 当たり約
6.28%乃至約18.84%の範囲内の面積割合を有
するものであることを特徴とする食品保存用袋体。 - 【請求項12】 合成樹脂製の袋体に孔を多数設け、袋
体内に入れる内容物の水分を一定程度袋体内に残留しつ
つ、必要量以上の水分を外部に排出可能とした袋体であ
って、前記孔は約1mm前後の径を有し、1cm2 当たり
8個乃至24個の孔を配設し、該孔が1cm2 当たり約
6.28%乃至約18.84%の範囲内の範囲内の面積
割合を有する部分を袋体の一部に用いたことを特徴とす
る食品保存用袋体。 - 【請求項13】 合成樹脂製の袋体の孔を熱針により穿
孔したことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一
の記載の食品保存用袋体。 - 【請求項14】 合成樹脂製の袋体がパンの包装用の袋
体であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか
一の記載の食品保存用袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001589U JP3071831U (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 食品保存用袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001589U JP3071831U (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 食品保存用袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3071831U true JP3071831U (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=43205161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001589U Expired - Lifetime JP3071831U (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 食品保存用袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071831U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011167609A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Japan Science & Technology Agency | 平面脂質二重膜の形成方法 |
JP6168228B1 (ja) * | 2016-11-09 | 2017-07-26 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物鮮度保持包装袋、青果物入り包装体および青果物の鮮度保持方法 |
JP2018076121A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-05-17 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物鮮度保持包装袋、青果物入り包装体および青果物の鮮度保持方法 |
-
2000
- 2000-03-16 JP JP2000001589U patent/JP3071831U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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JP2018076094A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物鮮度保持包装袋、青果物入り包装体および青果物の鮮度保持方法 |
JP2018076121A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-05-17 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物鮮度保持包装袋、青果物入り包装体および青果物の鮮度保持方法 |
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