JP3071623B2 - 洗濯機の脱水運転制御装置 - Google Patents

洗濯機の脱水運転制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱水機能を備えた洗濯
機における脱水運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来洗濯機の脱水運転制御装置は、脱水
槽を回転させるモ−タやプ−リに、磁石と検知コイル等
を組み合わせた脱水槽の回転検知装置を設け、この回転
検知装置の検知結果により脱水槽の回転数を制御するも
のがあった。しかしながら、このようなものであれば回
転検知装置を別途設ける必要があり、部品点数を増加す
るばかりでなく、取付の手間がかかるという不都合を生
じていた。そして、このような不都合をなくすために、
特開平1−236092号公報に示されたものや、さら
に正確な脱水槽の回転制御を行う特願平5−14415
5号、特願平5−144753号がある。
【0003】特願平5−144155号では、脱水槽を
回転駆動するコンデンサモータと、このコンデンサモー
タのコンデンサに発生するコンデンサ電圧を検知するコ
ンデンサ電圧検知手段と、電源電圧を検知する電源電圧
検知手段と、運転制御手段とを具備しており、前記運転
制御手段の指令に基づき、電源電圧検知手段により検知
された脱水運転直前の電源電圧値に基づき所定の演算式
を用いて間引き運転開始設定値を算出するとともに、前
記コンデンサ電圧検知手段により検知された脱水運転起
動後のコンデンサ電圧が該間引き運転開始設定値になっ
た時点で、前記コンデンサモータの入力電源交流波形を
間引きするようにしている。
【0004】即ち、コンデンサ電圧検知手段に検知され
たコンデンサモータのコンデンサに発生するコンデンサ
電圧が間引き運転開始設定値になれば、モータへの入力
電源の交流波形を間引きする。このように電源の波形成
分を一部間引いて運転することにより、モータのトルク
が小さくなるため、モータを停止させることなく、脱水
槽回転数の上昇を効果的に抑制することが可能になる。
【0005】また、間引き運転開始時点では、コンデン
サ電圧が間引き運転開始設定値を超過しており、その
後、間引き運転中に脱水槽回転数が降下した場合は、間
引き運転終了設定値になった時点で間引き運転が自動的
に中止され、通常運転に復帰するようにし、逆に間引き
運転中にも拘らず、なおも脱水槽回転数が上昇する場合
は、上限設定値までコンデンサ電圧が上昇した時点で、
モータへの通電が一定時間停止されるようにしている。
このようにして脱水槽の回転数を設定回転数に保持する
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
例では、脱水運転中に電源電圧が変動した場合、電圧設
定値も変化し、従ってそれに対するコンデンサモ−タの
回転数も変化してしまうという問題があった。また、洗
濯物がアンバランスになり、脱水時の振動が大きくなっ
た時には、コンデンサ電圧の波形が乱れるため制御が不
安定になる問題があった。
【0007】また、コンデンサモ−タへの通電を制御す
るトライアックが故障短絡した場合は、コンデンサモ−
タへ連続通電となり脱水槽の回転が上昇しすぎたり、電
源電圧及びコンデンサ電圧検知回路が故障した場合は、
正しい制御ができない等の問題があった。
【0008】本発明は、かかる点に鑑み、脱水運転中に
電源電圧が変動したり、コンデンサ電圧の波形が乱れて
も安定した脱水槽の回転制御ができ、さらにコンデンサ
モ−タへの通電を制御するトライアックが故障短絡して
も連続通電とならず、電源電圧及びコンデンサ電圧検知
回路が故障しても、正しい制御ができる洗濯機の脱水運
転制御装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、コンデンサモータの入力電源交流波形を
間引きして、脱水槽の回転を制御する洗濯機の脱水運転
制御装置において、電源電圧の検知は脱水運転中も常に
行い、最新の電源電圧に基づいて設定値VA、VB、VC
を更新して間引き運転制御を行うようにしている。
【0010】
【作用】上記構成によると、コンデンサモータの入力電
源交流波形を間引きして、脱水槽の回転を制御する洗濯
機の脱水運転制御において、電源電圧の検知は脱水運転
中も常に行い、最新の電源電圧に基づいて設定値VA
B、VC を更新して間引き運転制御を行うので、電源
電圧が変化しても精度良く制御を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を一槽式全自動洗濯機の脱水運
転制御装置に適用した実施例について、図面に基づいて
説明する。図1は本実施例に係る全自動洗濯機の機械的
構成の概略を示している。この図に示された洗濯機で
は、洗濯機本体の外殻を構成する外槽1内に水槽2を配
設し、さらに該水槽2内に洗濯兼脱水槽3を配設してい
る。水槽2は外槽1の上方四隅部から垂設された防振機
構4を介して外槽1に支持されており、その上端開口部
には給水弁5を備えた給水管6の出口が臨み、また、底
部から排水弁7を備えた排水管8が引き出されている。
【0012】また、洗濯兼脱水槽3は水槽2より更に下
方に設けられた駆動力伝達機構9の動力伝達端に底部を
支持されており、その内底部には洗濯物を撹拌するため
のパルセータ10が臨んでいる。駆動力伝達機構9は洗
濯時にはコンデンサモータ11の回転駆動力をパルセー
タ10に伝達し、脱水時には該モータ11の駆動力を洗
濯兼脱水槽3に切換えて伝達するもので、ベルト−プー
リ動力伝達機構、クラッチ機構等を適宜に組み合わせて
構成されている。
【0013】また、外槽1の上端開口部近傍には上面板
12が設けられており、該上面板12に、制御回路13
や、前記モータ11の起動トルクを生成するコンデンサ
14等が内装されている。
【0014】図2は制御系の構成を示している。図2に
示すように、前記制御回路13は、外槽開口部を開閉す
る図外の蓋体を閉鎖することによりONする蓋体開閉検
出スイッチ15、洗濯物が洗濯兼脱水槽3内で重量偏位
した状態で投入されていることを検出するアンバランス
検出スイッチ16、水槽2内の水位を検出する水位セン
サ17からの情報に基づいて、前記給水弁5、排水モー
タ18、コンデンサ14、コンデンサモータ11等の動
作を制御するものである。19は電源を取るための差込
プラグである。
【0015】図3は前記制御回路13を中心とする電気
的構成を概略的に示している。この図に示すように、制
御回路13はマイクロコンピュータ20を中心として、
商用交流電源21の電源電圧を検出する電源電圧検知回
路22、コンデンサ電圧検知回路23、モータ11への
入力電源の交流波形の部分的な間引きを行う波形間引き
回路24、洗濯兼脱水槽3内の洗濯物の量を検出する洗
濯物量検知回路25等を備えている。
【0016】また、波形間引き回路24は商用電源21
の交流波形のゼロクロスを検知するゼロクロス検知回路
26、コンデンサモータ11への通電を制御するトライ
アック27、及びマイクロコンピュータ20の指令に基
づいてトライアック27をON、OFFするゲート駆動
回路28を具備している。
【0017】次に、上記構成の洗濯機における脱水運転
時における動作制御について説明する。脱水運転が行わ
れるときは、駆動力伝達機構9の出力端が洗濯兼脱水槽
3に切換えられ、これによってモータ11の回転駆動力
が洗濯兼脱水槽3に伝達される状態となる。この状態か
ら、モータ11が通電されることにより、洗濯兼脱水槽
3が回転駆動されて、脱水運転が行われる。
【0018】但し、脱水運転初期においては、洗濯物が
水を多量に含んでいるため、即座にモータ11へ連続通
電して行う通常の高速脱水を行うと、水切り音や振動が
大きくなるという不都合が生じる。このため、運転初期
には所定時間、モータ11へ断続的に通電することによ
り低速脱水運転を行う。この低速脱水運転制御は制御回
路13の指令に従って行われる。
【0019】本実施例では、制御回路13のマイクロコ
ンピュータ20において、電源電圧検知回路22により
検知された脱水運転直前の電源電圧値に基づき、コンデ
ンサ電圧と脱水槽の回転数の相関関係から間引き運転開
始設定値VAを算出するとともに、コンデンサ電圧検知
回路23により検知された脱水運転起動後のコンデンサ
電圧Cが間引き運転開始設定値VAになった時点で、モ
ータ11の入力電源交流波形を間引きするようにしてい
る。
【0020】図4は電源電圧の交流波形を示し、図5は
その交流波形を1/2 間引きした波形を示している。ここ
で、モ−タ11への入力電源の交流波形の間引き運転に
ついて説明すると、コンデンサ電圧検知回路23により
コンデンサ電圧が脱水運転直前の電源電圧から演算式に
より算出される間引き運転開始設定値VA になったこと
を検出した時点で、モータ11への入力電源の交流波形
の間引きを行う。
【0021】例えばモ−タ11への入力電源の交流波形
を1/2 間引きする場合、ゼロクロス検知回路26により
交流波形のゼロクロスを検知したとき、ゲート駆動回路
28によりトライアック27をONして、モータ11へ
の通電を行う。次に、再びゼロクロス検知回路26によ
り交流波形のゼロクロスを検知すると、トライアック2
7をOFFし、モータ11への通電を止める。このよう
にして、ゼロクロス検知の2回に1回の割合でトライア
ック27をOFFすることにより、交流波形を1/2 間引
きすることができる。
【0022】図6は通常運転と間引き運転におけるコン
デンサ電圧と洗濯兼脱水槽3の回転数との関係を示して
いる。なお、上記と同様に1/3間引きや、1/4間引きを行
う場合にも、それぞれゼロクロス検知の3回に1回、あ
るいは4回に1回の割合でトライアック27をOFFす
ることによりモ−タ11への入力電源の交流波形を所望
分だけ、間引きすることができる。
【0023】図7は間引き運転時における制御回路13
の制御シーケンスを示している。ステップ#10で、モ
ータ11の通電を連続してONにすることにより、通常
の高速脱水運転に移行した後、ステップ#20でコンデ
ンサ電圧検知回路23によって常時コンデンサ電圧Cを
検出し、ステップ#30でコンデンサ電圧検知回路23
により検出されたコンデンサ電圧Cが間引き運転開始設
定値VA を越えたと判断されると、ステップ#40で波
形間引き回路24により、モータ11への入力電源の交
流波形の部分的な間引きが開始される。
【0024】なお、前述の低速脱水運転中に、コンデン
サ電圧検知回路23が間引き運転開始設定値VA を検出
したときは、所定時間を経過していなくても、モータ1
1への断続通電を停止し、交流波形の間引き運転を行
う。このような間引き運転を行うと、モータ11のトル
クが低下し、これに連れて洗濯兼脱水槽3の回転数も低
下していく。但し、この回転数の低下はモータ通電OF
Fしたときのような急激な低下でなく、緩やかな下がり
方となる。
【0025】間引き運転中のコンデンサ電圧Cとモータ
11の回転数、洗濯兼脱水槽3の回転数も相関関係が存
在している。この相関関係を用いて直前の電源電圧から
間引き運転終了設定値VBが算出される。そこで、ステ
ップ#50で間引き運転中にコンデンサ電圧Cを読み込
んだ上で、ステップ#60でコンデンサ電圧Cが前記間
引き運転終了設定値VBよりも低くなったときは、ステ
ップ#70で間引き運転を終了し、通常運転に戻る。
【0026】また、ステップ#60でコンデンサ電圧C
が商用電源21の変動等によって、洗濯兼脱水槽3の回
転数が間引き運転中にもかかわらず上昇し続ける場合が
ある。このような場合に対応するために、本実施例で
は、間引き運転時におけるコンデンサ電圧Cがその直前
の電源電圧から上記相関関係を用いて算出された上限設
定値VCを設定している。
【0027】従って、ステップ#80で、回転数が上昇
してコンデンサ電圧Cが上限設定値VC を越えると、ス
テップ#90において、モータ11への通電を一定時間
だけOFFすることにより、洗濯兼脱水槽3の回転数を
下げる。そして、ステップ#100で一定時間その状態
で待機した後、再びモータ11への通電をONして回転
数を上げ、設定値VA を検知するようになる。このよう
なプロセスを繰り返し実行することにより、洗濯兼脱水
槽3の回転数をほぼ一定に保つことができる。
【0028】本実施例は、上記の制御手段で脱水槽の回
転を制御するのであるが、さらに、電源電圧が変動した
場合やコンデンサ電圧に乱れが生じた場合、また、トラ
イアックや電源電圧検知回路、コンデンサ電圧検知回路
が故障した場合の動作を以下に説明する。
【0029】図8に90V、100V、110Vの回転
数とコンデンサ電圧の関係を示す。電源電圧が100V
で間引き運転開始設定値VA を800rpmの時の値と
する。ここで電源電圧が100Vから90Vに降下する
と、90VでのこのVA の回転数は、約840rpmと
上昇し、100Vから110Vに上昇すると、110V
でのこのVA の値は、約750rpmと降下する。
【0030】このように脱水運転中に電源電圧が変化す
ると、設定値VA、VB、VC がそのままだと回転数が変
化し、所望の脱水回転が得られない。一般家庭では、エ
アコンや衣類乾燥機など大電力の機器が動作や停止する
と、電源電圧が変化する。従って本実施例では、電源電
圧の検知を脱水運転直前だけでなく、常に検知を行い、
電源電圧が変化すれば、設定値VA、VB、VC をその値
に基づいて更新するようにしている。図3のマイクロコ
ンピュ−タ20は、電源電圧検知回路22の出力を常に
監視し、変化があれば、その変化に応じてVA、VB、V
C を演算し設定し直す。このようにして、本実施例では
一定の回転数が得られる。即ち、電源電圧が100Vか
ら110Vに上昇すると、設定値VA 、VB、VCも上昇
し、逆に電源電圧が100Vから90Vに降下すると、
設定値VA、VB、VC も降下するので、モ−タの回転数
を一定に保つことができるのである。
【0031】また、洗濯物が少し片寄りややアンバラン
スな状態で脱水を行うと、間引き運転開始設定値VA
間引き運転を開始した直後のコンデンサ電圧の波形は通
常より乱れる。図9に示すように間引き運転開始直後の
第1波イのコンデンサ電圧の波形は、それ以後のもの
ロ、ハ、ニよりwだけ高く、このコンデンサ電圧を検知
すると、間引き開始後すぐに上限設定値VC を検知し
て、モ−タが一定時間停止してしまう。
【0032】そこで電源電圧及びコンデンサ電圧は複数
の波形の検知した値の平均値とすると、このような波形
の乱れたものでも平均化されるため間引き開始後すぐに
モ−タが一定時間停止することもなく安定した制御が得
られる。
【0033】また、回路内のトライアック27が故障短
絡した場合は、脱水中モ−タが連続運転されるため、回
転数が上昇し過ぎて危険になる。この場合、脱水を開始
しコンデンサ電圧が上昇し、間引き運転開始設定値VA
になってもモ−タへは、トライアックが短絡しているた
め、連続運転されているので上限設定値VC を検知しモ
−タは一定時間停止するはずである。
【0034】モ−タが停止していると、コンデンサ電圧
は電源電圧とほぼ等しい値になるが、連続通電されてい
るため、電源電圧より大きな値となる。従って、モ−タ
が停止している間もコンデンサ電圧を検知していればト
ライアックが故障短絡していることは検知できる。よっ
て、すぐに運転を停止し使用者に異常を知らせることが
できる。
【0035】また、回路内の電源電圧検知回路22及び
コンデンサ電圧検知回路23が故障すると、検知された
電圧が正しい値でないため適正な制御ができない。これ
には、電源電圧及びコンデンサ電圧の値を商用電源の変
動範囲内で設定しておき、それを外れれば検知回路の故
障と判断できる。故障と判断した場合には、運転を停止
するか、脱水以外の洗濯などの制御は通常にできるた
め、断続運転を行い、使用者に異常を知らせる。
【0036】以上のように電源電圧及びコンデンサ電圧
を常に検知し、間引き運転することにより、電源電圧の
変動やコンデンサ電圧の乱れ等が生じても、精度良く脱
水槽の一定回転数を保持できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンデンサモータの入力電源交流波形を間引きして、脱水
槽の回転を制御する洗濯機の脱水運転制御装置におい
て、電源電圧の検知は脱水運転中も常に行い、最新の電
源電圧に基づいて設定値VA、VB、VC を更新して間引
き運転制御を行うので、脱水運転中に電源電圧が変動し
ても、精度良く脱水槽の回転制御が行える。
【0038】また、請求項2では、電源電圧及びコンデ
ンサ電圧は、複数回の検知の平均値とするので、コンデ
ンサ電圧の波形が乱れても安定した脱水槽の回転制御が
できる。
【0039】また、請求項3では、間引き運転中にコン
デンサ電圧が上限設定値VCになり、コンデンサモ−タ
への通電を一定時間停止させている間にコンデンサ電圧
電源電圧より大きな値となった場合は、運転を停止す
るので、コンデンサモ−タへの通電を制御するトライア
ックが故障短絡しても連続通電とならない。
【0040】また、請求項4では、電源電圧及びコンデ
ンサ電圧の検知された値が、あらかじめ設定された範囲
外の時は、運転を停止するか又はコンデンサモ−タを断
続運転するので、電源電圧及びコンデンサ電圧検知回路
が故障しても、正しい制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における機械的構成を示す概
略縦断正面図。
【図2】 その制御系の構成を示すブロック図。
【図3】 その電気的構成を概略的に示す回路図。
【図4】 電源電圧を示す波形図。
【図5】 1/2 間引き時におけるコンデンサモータへの
入力電源電圧を示す波形図。
【図6】 コンデンサ電圧と脱水槽回転数との関係を示
す特性線図。
【図7】 間引き運転時における制御回路の制御シーケ
ンスを示すフローチャート。
【図8】 電源電圧が変化した場合のコンデンサ電圧と
脱水槽回転数との関係を示す特性線図。
【図9】 間引き運転時直後のコンデンサ電圧の波形を
示す図。
【符号の説明】
1 外槽 2 水槽 3 洗濯兼脱水槽 4 防振機構 5 給水弁 6 給水管 7 排水弁 8 排水管 9 駆動力伝達機構 10 パルセータ 11 コンデンサモータ 12 上面板 13 制御回路 14 コンデンサ 15 蓋体開閉検出スイッチ 16 アンバランス検出スイッチ 17 水位センサ 18 排水モ−タ 19 差込みプラグ 20 マイクロコンピュ−タ 21 商用交流電源 22 電源電圧検知回路 23 コンデンサ電圧検知回路 24 波形間引き回路 25 洗濯物量検知回路 26 ゼロクロス検知回路 27 トライアック 28 ゲ−ト駆動回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水槽を回転駆動するコンデンサモータ
    と、 前記コンデンサモータのコンデンサに発生するコンデン
    サ電圧を検知するコンデンサ電圧検知手段と、 電源電圧を検知する電源電圧検知手段と、 前記電源電圧検知手段により検知された脱水運転直前の
    電源電圧値に基づき、コンデンサ電圧と脱水槽の回転数
    の相関関係から間引き運転開始設定値VAを算出すると
    ともに、前記コンデンサ電圧検知手段により検知された
    脱水運転起動後のコンデンサ電圧が、該間引き運転開始
    設定値VAになった時点で、前記コンデンサモータの入
    力電源交流波形を間引き運転する制御手段と、 間引き運転時においてコンデンサ電圧が、その直前の電
    源電圧から上記相関関係を用いて導き出される間引き運
    転終了設定値VBになった時点で、間引き運転を中止し
    連続運転を行う制御手段と、 コンデンサ電圧が、その直前の電源電圧から上記相関関
    係を用いて導き出される上限設定値VCになった時点
    で、コンデンサモータへの通電を一定時間だけ停止させ
    る制御手段とを有する洗濯機の脱水運転制御装置におい
    て、 電源電圧の検知は脱水運転中も常に行い、最新の電源電
    圧に基づいて設定値VA、VB、VCを更新して間引き運
    転制御を行うことを特徴とする洗濯機の脱水運転制御装
    置。
  2. 【請求項2】 電源電圧及びコンデンサ電圧は、複数回
    の検知の平均値とする請求項1に記載の洗濯機の脱水運
    転制御装置。
  3. 【請求項3】 間引き運転中にコンデンサ電圧が上限設
    定値VCになり、コンデンサモータへの通電を一定時間
    停止させている間にコンデンサ電圧が電源電圧より大き
    な値となった場合は、運転を停止する請求項1に記載の
    洗濯機の脱水運転制御装置。
  4. 【請求項4】 電源電圧及びコンデンサ電圧の検知され
    た値が、あらかじめ設定された範囲外のときは、運転を
    停止するか又はコンデンサモータを断続運転する請求項
    1記載の洗濯機の脱水運転制御装置。
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