JP3071294B2 - 薄板連鋳装置 - Google Patents
薄板連鋳装置Info
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- JP3071294B2 JP3071294B2 JP4097091A JP9709192A JP3071294B2 JP 3071294 B2 JP3071294 B2 JP 3071294B2 JP 4097091 A JP4097091 A JP 4097091A JP 9709192 A JP9709192 A JP 9709192A JP 3071294 B2 JP3071294 B2 JP 3071294B2
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- dam
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,溶湯から直接的に薄板
を連続鋳造するための双ロール式連鋳機の改善,特に同
一出願人に係る特開昭63-252646号公報に提案した“研
削式ダム”による双ロール式連鋳機の一層の改善に関す
る。
を連続鋳造するための双ロール式連鋳機の改善,特に同
一出願人に係る特開昭63-252646号公報に提案した“研
削式ダム”による双ロール式連鋳機の一層の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】互いに反対方向に回転する一対の内部冷
却ロールを適当な間隙をあけて平行に対向配置し,該ロ
ール対の円周面上に湯溜りを形成させ,この湯溜り中の
湯を回転するロール円周面で冷却しながら,該間隙を経
て薄板に連続鋳造する双ロール式連鋳機が知られてい
る。このような双ロール式連鋳機を鋼の連鋳に適用し
て,溶鋼から薄鋼板を直接製造しようとする研究開発が
盛んに行われている。
却ロールを適当な間隙をあけて平行に対向配置し,該ロ
ール対の円周面上に湯溜りを形成させ,この湯溜り中の
湯を回転するロール円周面で冷却しながら,該間隙を経
て薄板に連続鋳造する双ロール式連鋳機が知られてい
る。このような双ロール式連鋳機を鋼の連鋳に適用し
て,溶鋼から薄鋼板を直接製造しようとする研究開発が
盛んに行われている。
【0003】双ロール式連鋳機において,ロール対の間
隙から薄板連鋳品を常時連続的に送り出すためにはロー
ル対の間隙上部に溶鋼の湯溜りを形成し,この湯溜りに
溶鋼を連続的に注入することが必要となるが,この湯溜
りをロール対の円周面上に形成するには,鋳造される薄
板の幅方向の流れを規制するダムが必要となる。このダ
ムは通常は鋳片の幅を規制する役割も果たす。すなわ
ち,両方の円周面上に形成された凝固シエルが,ロール
対の間隙で圧着され且つ最狭隙部で圧延されるさいにそ
の両縁部は幅方向に延び出そうとするが,これを抑制す
る。この薄板鋳片の両縁を規制すべく対をなした二つの
固定壁からなるダムをサイドダムと呼ぶ。
隙から薄板連鋳品を常時連続的に送り出すためにはロー
ル対の間隙上部に溶鋼の湯溜りを形成し,この湯溜りに
溶鋼を連続的に注入することが必要となるが,この湯溜
りをロール対の円周面上に形成するには,鋳造される薄
板の幅方向の流れを規制するダムが必要となる。このダ
ムは通常は鋳片の幅を規制する役割も果たす。すなわ
ち,両方の円周面上に形成された凝固シエルが,ロール
対の間隙で圧着され且つ最狭隙部で圧延されるさいにそ
の両縁部は幅方向に延び出そうとするが,これを抑制す
る。この薄板鋳片の両縁を規制すべく対をなした二つの
固定壁からなるダムをサイドダムと呼ぶ。
【0004】本発明者らは,特開昭63-252646号公報に
おいて“研削式ダム”(または移動式と固定式との中間
の半移動研削方式)とも言うべき薄板連鋳機の発明を提
案した。これはサイドダムを被削性の良好な耐火物で構
成し,このサイドダムを鋳造中に鋳造方向に積極的に送
り出すことによってサイドダムとロール表面および鋳造
される板端部との摩擦部においてサイドダムを研削消耗
させつつ鋳造運転を行うものである。
おいて“研削式ダム”(または移動式と固定式との中間
の半移動研削方式)とも言うべき薄板連鋳機の発明を提
案した。これはサイドダムを被削性の良好な耐火物で構
成し,このサイドダムを鋳造中に鋳造方向に積極的に送
り出すことによってサイドダムとロール表面および鋳造
される板端部との摩擦部においてサイドダムを研削消耗
させつつ鋳造運転を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは,この研
削ダム方式による鋳造実験をその後も繰り返してきた。
その結果,この方式において,液密性を維持しながらよ
り安定した鋳造を行なうには,サイドダム下端部での研
削消耗の形態を力学的な観点並びに形状的な観点からな
お改善することが必要であることが判明した。本発明は
この改善を課題とするものである。
削ダム方式による鋳造実験をその後も繰り返してきた。
その結果,この方式において,液密性を維持しながらよ
り安定した鋳造を行なうには,サイドダム下端部での研
削消耗の形態を力学的な観点並びに形状的な観点からな
お改善することが必要であることが判明した。本発明は
この改善を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,互いに反対方
向に回転する一対の内部冷却ロールを平行に対向配置
し,該ロール対の円周面上に湯溜りを形成させるための
一対のサイドダムを,その厚みの一部がロール円周面上
に位置するようにその底部の少なくとも一部をロールの
円周面に接触させて配設すると共にロールと接触するサ
イドダム部分を易削性耐火物材料で構成し,各サイドダ
ムを鋳造方向に向けて所定の速度で送り出す機構を設
け,この送り出し機構による押圧によってロールと接す
る各サイドダム部分をロール表面で研削消耗させつつ鋳
造する薄板連鋳装置において,各サイドダムと接触する
ロール円周面部分をロール端に向かうほどロールギャッ
プが広がるように縮径させ,ロール最狭隙部よりも高い
位置におけるロール軸と直交する方向に設けた支軸に対
して各サイドダムを該支軸廻りに回動可能に配置し,こ
の支軸よりも下方の位置においてサイドダムをその背面
からロール中央部位に向かう方向に押圧する押圧手段を
設けたことを特徴とする。
向に回転する一対の内部冷却ロールを平行に対向配置
し,該ロール対の円周面上に湯溜りを形成させるための
一対のサイドダムを,その厚みの一部がロール円周面上
に位置するようにその底部の少なくとも一部をロールの
円周面に接触させて配設すると共にロールと接触するサ
イドダム部分を易削性耐火物材料で構成し,各サイドダ
ムを鋳造方向に向けて所定の速度で送り出す機構を設
け,この送り出し機構による押圧によってロールと接す
る各サイドダム部分をロール表面で研削消耗させつつ鋳
造する薄板連鋳装置において,各サイドダムと接触する
ロール円周面部分をロール端に向かうほどロールギャッ
プが広がるように縮径させ,ロール最狭隙部よりも高い
位置におけるロール軸と直交する方向に設けた支軸に対
して各サイドダムを該支軸廻りに回動可能に配置し,こ
の支軸よりも下方の位置においてサイドダムをその背面
からロール中央部位に向かう方向に押圧する押圧手段を
設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】特開昭63-252646号公報に提案した“研削式ダ
ム”の鋳造運転実績によれば,ロール円周面で研削され
るサイドダムは,ロールの最狭隙部に対応する部分では
ロール軸方向にもロール軸と直交する方向にも厚みが薄
くなり,この部分のサイドダムの強度が構造的に低下す
ることが避けられず,液密性を確保し且つ薄板両端部の
形状を良好に維持する上では,なお改善が必要であるこ
とがわかった。
ム”の鋳造運転実績によれば,ロール円周面で研削され
るサイドダムは,ロールの最狭隙部に対応する部分では
ロール軸方向にもロール軸と直交する方向にも厚みが薄
くなり,この部分のサイドダムの強度が構造的に低下す
ることが避けられず,液密性を確保し且つ薄板両端部の
形状を良好に維持する上では,なお改善が必要であるこ
とがわかった。
【0008】特にロール円周面で研削されるサイドダム
の最下縁部は,鋳造される薄板の幅広がりによって内側
に削り取られるので,その下縁端はロール軸とほぼ平行
な面が現れることになり,鋳造条件が変動したような際
には液漏れの危険がある。
の最下縁部は,鋳造される薄板の幅広がりによって内側
に削り取られるので,その下縁端はロール軸とほぼ平行
な面が現れることになり,鋳造条件が変動したような際
には液漏れの危険がある。
【0009】本発明によれば,サイドダムと接触するロ
ール円周面の部分をロール端に向かうほどロールギャッ
プが広がるように縮径させたから,この縮径部分で挟ま
れるサイドダム部分の厚みがロール端に向かうほど厚く
なり,この厚みの増加によってサイドダムの強度が補償
される。
ール円周面の部分をロール端に向かうほどロールギャッ
プが広がるように縮径させたから,この縮径部分で挟ま
れるサイドダム部分の厚みがロール端に向かうほど厚く
なり,この厚みの増加によってサイドダムの強度が補償
される。
【0010】加えて,ロール最狭隙部よりも高い位置に
おけるロール軸と直交する方向に設けた支軸に対して各
サイドダムを該支軸廻りに回動可能に配置し,この支軸
よりも下方の位置においてサイドダムをその背面からロ
ール中央部位に向かう方向に押圧するようにしたから,
サイドダムの下方はロール中央部分に向かって張り出す
ようになり,鋳造される薄板の縁部で削り取られる部分
の形状が安定すると共に,サイドダムを送り出す応力が
ロール中央部分に向かう方向のベクトルを有するから薄
板側から加わる反対方向のベクトルと対向するようにな
り,応力的にも安定するし,サイドダムの損耗量が効果
的に補充できる。
おけるロール軸と直交する方向に設けた支軸に対して各
サイドダムを該支軸廻りに回動可能に配置し,この支軸
よりも下方の位置においてサイドダムをその背面からロ
ール中央部位に向かう方向に押圧するようにしたから,
サイドダムの下方はロール中央部分に向かって張り出す
ようになり,鋳造される薄板の縁部で削り取られる部分
の形状が安定すると共に,サイドダムを送り出す応力が
ロール中央部分に向かう方向のベクトルを有するから薄
板側から加わる反対方向のベクトルと対向するようにな
り,応力的にも安定するし,サイドダムの損耗量が効果
的に補充できる。
【0011】なお,ロールギヤップでの凝固シエルの幅
広がりによるサイドダムの損耗を補償するために,この
部分だけをサイドダム本体と分割したセグメントとし,
この分割したセグメント部分をロール軸方向に独立して
送り出すことも試みたが,サイドダム本体とこのセグメ
ントの摺接部分に溶湯が差し,鋳造トラブルを招くこと
を経験した。本発明ではサイドダムは一体品として構成
されるので,かようなトラブルは発生しない。
広がりによるサイドダムの損耗を補償するために,この
部分だけをサイドダム本体と分割したセグメントとし,
この分割したセグメント部分をロール軸方向に独立して
送り出すことも試みたが,サイドダム本体とこのセグメ
ントの摺接部分に溶湯が差し,鋳造トラブルを招くこと
を経験した。本発明ではサイドダムは一体品として構成
されるので,かようなトラブルは発生しない。
【0012】
【実施例】図1は,本発明装置の一実施例を示すもので
あり,定常的な稼動状態にある鋳造中の様子を図解的に
示したものである。図示のように,互いに反対方向に回
転する一対の内部冷却ロール1a,1b を平行に対向配置
し,このロール対1a,1b の円周面R上に湯溜り2を形成
させるための一対のサイドダム3a,3b が,その厚みの一
部がロール円周面R上に位置するようにその底部の少な
くとも一部をロールの円周面Rに接触させて配設されて
いる。
あり,定常的な稼動状態にある鋳造中の様子を図解的に
示したものである。図示のように,互いに反対方向に回
転する一対の内部冷却ロール1a,1b を平行に対向配置
し,このロール対1a,1b の円周面R上に湯溜り2を形成
させるための一対のサイドダム3a,3b が,その厚みの一
部がロール円周面R上に位置するようにその底部の少な
くとも一部をロールの円周面Rに接触させて配設されて
いる。
【0013】ロール1a,1b は, 図示の例では, ロール軸
を介して内部に通水路をもつ水冷ロールである。サイド
ダム3a,3b は,少なくともロールと接触することになる
部分は易削性耐火物材料で構成されている。かような耐
火物としては,セラッミクファイバーボードやボロンナ
イトライド(BN)がある。そして, このサイドダム3
a,3b を鋳造の方向に向けて所定の速度で送り出す機構
を設け,この送り出し機構による押し圧によってロール
円周面と接するサイドダム部分を回転するロール表面で
研削消耗させつつ鋳造運転を行う。4は鋳造される薄板
を示している。
を介して内部に通水路をもつ水冷ロールである。サイド
ダム3a,3b は,少なくともロールと接触することになる
部分は易削性耐火物材料で構成されている。かような耐
火物としては,セラッミクファイバーボードやボロンナ
イトライド(BN)がある。そして, このサイドダム3
a,3b を鋳造の方向に向けて所定の速度で送り出す機構
を設け,この送り出し機構による押し圧によってロール
円周面と接するサイドダム部分を回転するロール表面で
研削消耗させつつ鋳造運転を行う。4は鋳造される薄板
を示している。
【0014】本発明装置は,かような研削式サイドダム
による薄板連鋳機において,先ずサイドダムと接触する
ロール円周面の部分6a,6b, 7a,7bをロール端に向かうほ
どロールギャップ (ロール間隙) が広がるように縮径さ
せる。すなわち, 円周面が先細りとなるようにテーパを
付ける。図示の例では, サイドダム3a,3b はこのテーパ
部分6a,6b, 7a,7bにその厚みの一部が接触するように配
置されている。
による薄板連鋳機において,先ずサイドダムと接触する
ロール円周面の部分6a,6b, 7a,7bをロール端に向かうほ
どロールギャップ (ロール間隙) が広がるように縮径さ
せる。すなわち, 円周面が先細りとなるようにテーパを
付ける。図示の例では, サイドダム3a,3b はこのテーパ
部分6a,6b, 7a,7bにその厚みの一部が接触するように配
置されている。
【0015】サイドダム3a,3b はその背面に金属製の補
強板8a,8b が固設されている。この補強板8a,8b の側面
にはナット9(図例では一つのプレートに対して両側部
に2個ずづ,合計4個ある)が取付けられ,このナット
9に, ネジ付支柱10 (一つの補強板に対して二本ある)
が螺合挿入されている。各ネジ付支柱10を軸廻りに回転
させると,補強板8a,8b がネジ付支柱10に対して相対移
動し,これに伴ってサイドダム3a,3b が移動する。
強板8a,8b が固設されている。この補強板8a,8b の側面
にはナット9(図例では一つのプレートに対して両側部
に2個ずづ,合計4個ある)が取付けられ,このナット
9に, ネジ付支柱10 (一つの補強板に対して二本ある)
が螺合挿入されている。各ネジ付支柱10を軸廻りに回転
させると,補強板8a,8b がネジ付支柱10に対して相対移
動し,これに伴ってサイドダム3a,3b が移動する。
【0016】一方,ロールの両側方には,ロール間の最
狭隙部よりも高い位置において, ロール軸と直交する方
向の支軸11a,11b がその位置が固定するように設けられ
ている。そして, 各支軸11a,11b には軸受け12a,12b が
取付けられ,この軸受け12a,12b が, ガイドプレート13
a,13b の背面に固定されている。これにより,ガイドプ
レート13a,13b は,支軸11a,11b を支点としてその廻り
に回転可能に支持される。
狭隙部よりも高い位置において, ロール軸と直交する方
向の支軸11a,11b がその位置が固定するように設けられ
ている。そして, 各支軸11a,11b には軸受け12a,12b が
取付けられ,この軸受け12a,12b が, ガイドプレート13
a,13b の背面に固定されている。これにより,ガイドプ
レート13a,13b は,支軸11a,11b を支点としてその廻り
に回転可能に支持される。
【0017】このように配置されたガイドプレート13a,
13b の内面に前記の補強板8a,8b がスライド可能に装着
される。すなわち, ガイドプレート13a,13b の内面に上
下方向に設けられたキー溝14a,14b に対し, これに係合
するキー (図には見えない)が補強板8a,8b の背面に設
けられており,これに沿って補強板8a,8b が上下方向に
スライドする。この補強板8a,8b のスライドに伴い,こ
れに固設されたサイドダム3a,3b もスライドする。この
スライド移動は,前記のネジ付支柱10の軸廻りの回転に
よって行われる。
13b の内面に前記の補強板8a,8b がスライド可能に装着
される。すなわち, ガイドプレート13a,13b の内面に上
下方向に設けられたキー溝14a,14b に対し, これに係合
するキー (図には見えない)が補強板8a,8b の背面に設
けられており,これに沿って補強板8a,8b が上下方向に
スライドする。この補強板8a,8b のスライドに伴い,こ
れに固設されたサイドダム3a,3b もスライドする。この
スライド移動は,前記のネジ付支柱10の軸廻りの回転に
よって行われる。
【0018】自軸廻りに回転するネジ付支柱10は,軸方
向への移動は係止されているが,ガイドプレート13a,13
b の支軸廻りの回転と協同して回転できるように取付け
られており,自軸廻りの回転動力は,図示されてはいな
いが,ユニバーサルジョイント等を介して,動力部から
伝達される。
向への移動は係止されているが,ガイドプレート13a,13
b の支軸廻りの回転と協同して回転できるように取付け
られており,自軸廻りの回転動力は,図示されてはいな
いが,ユニバーサルジョイント等を介して,動力部から
伝達される。
【0019】他方, 各支軸11a,11b よりも下方の位置に
おいて,各ガイドプレート13a,13bに, その背面よりロ
ールの中央部に向かう方向の押圧を与えるロッド15 (各
ガイドプレートに二本ある) が配置されている。各ロッ
ド15は油圧シリンダー16によって押圧が付与される。各
ロッド15の先端にはローラ17が取付けられ,ガイドプレ
ート13a,13b が支軸11a,11b の廻りに回動して傾斜角度
が変化しても, このローラ17の回転によって押圧方向を
一定方向に維持する。
おいて,各ガイドプレート13a,13bに, その背面よりロ
ールの中央部に向かう方向の押圧を与えるロッド15 (各
ガイドプレートに二本ある) が配置されている。各ロッ
ド15は油圧シリンダー16によって押圧が付与される。各
ロッド15の先端にはローラ17が取付けられ,ガイドプレ
ート13a,13b が支軸11a,11b の廻りに回動して傾斜角度
が変化しても, このローラ17の回転によって押圧方向を
一定方向に維持する。
【0020】各支軸11a,11b の位置は,定常運転中にお
ける湯溜り2内の湯面高さ近傍(メニスカス近傍)と
し,ロッド15による押出位置はロール間の最狭隙部の位
置とするのがよい。これにより,ロッド15がサイドダム
3a,3b をロール最狭隙部に対して側方より押圧を付与す
ることになり,同時に,ネジ付支柱10の軸廻りの回転に
よってサイドダム3a,3b は鋳造方向にも押圧が付与され
る。
ける湯溜り2内の湯面高さ近傍(メニスカス近傍)と
し,ロッド15による押出位置はロール間の最狭隙部の位
置とするのがよい。これにより,ロッド15がサイドダム
3a,3b をロール最狭隙部に対して側方より押圧を付与す
ることになり,同時に,ネジ付支柱10の軸廻りの回転に
よってサイドダム3a,3b は鋳造方向にも押圧が付与され
る。
【0021】この両者の押圧が相互に作用してサイドダ
ム3a,3b をロール1a,1b に対して密着させることになる
が,このロール1a,1bと接触する部分のロール表面は,
サイドダム3a,3b が研削され易いように粗面に形成して
おく。具体的には,サイドダム3a,3b と摺接するロール
円周面 (特にテーパ付円周面6a,6b, 7a,7b) を粗面に形
成すると共に, ロール1a,1b の端面 (軸と直交する外側
面・・これをサイド面Sと呼ぶ) も粗面に形成してあ
る。
ム3a,3b をロール1a,1b に対して密着させることになる
が,このロール1a,1bと接触する部分のロール表面は,
サイドダム3a,3b が研削され易いように粗面に形成して
おく。具体的には,サイドダム3a,3b と摺接するロール
円周面 (特にテーパ付円周面6a,6b, 7a,7b) を粗面に形
成すると共に, ロール1a,1b の端面 (軸と直交する外側
面・・これをサイド面Sと呼ぶ) も粗面に形成してあ
る。
【0022】この回転する粗面によってサイドダム3a,3
b は研削消耗されることから,ネジ付支柱10の軸廻りの
回転によってサイドダム3a,3b は鋳造方向に, より具体
的にはロール軸と直交する面に対して下方がロール中央
部に向かう方向に傾斜しながら,送り出される。
b は研削消耗されることから,ネジ付支柱10の軸廻りの
回転によってサイドダム3a,3b は鋳造方向に, より具体
的にはロール軸と直交する面に対して下方がロール中央
部に向かう方向に傾斜しながら,送り出される。
【0023】図2は,ロール軸に平行な垂直面でロール
ギヤップの中央線部分を切断したとき(図3のX−X矢
視断面)のサイドダム3a部分の状態を示したものであ
る。また図3は,ロール軸に平行な水平面でロール最狭
隙部分を切断したとき(図2のY−Y矢視断面)のサイ
ドダム3a部分の状態を示したものである。
ギヤップの中央線部分を切断したとき(図3のX−X矢
視断面)のサイドダム3a部分の状態を示したものであ
る。また図3は,ロール軸に平行な水平面でロール最狭
隙部分を切断したとき(図2のY−Y矢視断面)のサイ
ドダム3a部分の状態を示したものである。
【0024】図2に見られるように,サイドダム3aは支
軸11a を支点としてロッド15によってロール中央部の方
向に振れるように横方向の押圧を受けつつ,鋳造方向に
送りだされるので,実際には, サイドダム3aの内面側は
ロール最狭隙部に近づくほど内方に張り出すようにテー
パ付円周面6a,7a の上に送り出される。
軸11a を支点としてロッド15によってロール中央部の方
向に振れるように横方向の押圧を受けつつ,鋳造方向に
送りだされるので,実際には, サイドダム3aの内面側は
ロール最狭隙部に近づくほど内方に張り出すようにテー
パ付円周面6a,7a の上に送り出される。
【0025】そのさい,サイドダム3aの底部および内面
のうち,回転する円周面6a,6b とサイド面Sと摺接する
部分はこれらの形状に転写する形のくぼみをもって研削
される。一方,湯溜り2内の溶湯から双方の円周面の表
面に形成された凝固シエルが双方のロールの回転によっ
て互いに合着する位置(ロールギヤップの最狭隙部より
若干上方の位置,図2の破線Zで示す)より下方では,
合体した凝固シエルがロールギヤップで圧延されるの
で,幅方向への張り出しが生ずる。この張り出し部分と
サイドダム3aの内面が摺接することになる。このため,
当初は厚みTを有していたサイドダム3aは,ロールギヤ
ップに対応する中央部分ではその厚みが徐々に減少す
る。
のうち,回転する円周面6a,6b とサイド面Sと摺接する
部分はこれらの形状に転写する形のくぼみをもって研削
される。一方,湯溜り2内の溶湯から双方の円周面の表
面に形成された凝固シエルが双方のロールの回転によっ
て互いに合着する位置(ロールギヤップの最狭隙部より
若干上方の位置,図2の破線Zで示す)より下方では,
合体した凝固シエルがロールギヤップで圧延されるの
で,幅方向への張り出しが生ずる。この張り出し部分と
サイドダム3aの内面が摺接することになる。このため,
当初は厚みTを有していたサイドダム3aは,ロールギヤ
ップに対応する中央部分ではその厚みが徐々に減少す
る。
【0026】しかし,ロッド15によって下方がロール中
央部分に向かうようにサイドダムが送り出されるので,
前記の凝固シエルによって研削される部分はロール中央
部分に向かって張り出すことになる。このため,研削さ
れる量と中央部分に張り出す部分とが相殺し,全体とし
ては,ロール最狭隙部における張り出し先端面21 (図3
参照)に見られるようにテーパ付円周面6a,7a よりも若
干内側に張り出すことができる。
央部分に向かうようにサイドダムが送り出されるので,
前記の凝固シエルによって研削される部分はロール中央
部分に向かって張り出すことになる。このため,研削さ
れる量と中央部分に張り出す部分とが相殺し,全体とし
ては,ロール最狭隙部における張り出し先端面21 (図3
参照)に見られるようにテーパ付円周面6a,7a よりも若
干内側に張り出すことができる。
【0027】しかも,この張り出し先端面12は, 図3に
見られるように,テーパ付円周面6aと7aとの間の外広が
りに厚みをもつ部分22によってバックアップされる。し
たがって,ロールギヤップに挟まれるサイドダム部分
は,鋳造される凝固シエルや薄板によって研削されるけ
れども,その厚みと強度の補償が確保される。
見られるように,テーパ付円周面6aと7aとの間の外広が
りに厚みをもつ部分22によってバックアップされる。し
たがって,ロールギヤップに挟まれるサイドダム部分
は,鋳造される凝固シエルや薄板によって研削されるけ
れども,その厚みと強度の補償が確保される。
【0028】なお,ロール最狭隙部より下方の位置で
は,薄板の圧延は起きないので薄板の幅広がりは生じな
い。このため,最狭隙部を通過するときの形状 (図3の
21や22の形状) に対応したサイドダム形状となるが,傾
斜して送り出されるので,薄板4の端面と接触し,その
形状(図2の斜線ハッチ部分23) は徐々に厚みを減少す
るか,或いは振動する薄板に触れて一部は自然にスポー
リングする。しかし,もはや溶湯をせき止める役割は果
たし終えているので,鋳造には何ら影響することはな
い。
は,薄板の圧延は起きないので薄板の幅広がりは生じな
い。このため,最狭隙部を通過するときの形状 (図3の
21や22の形状) に対応したサイドダム形状となるが,傾
斜して送り出されるので,薄板4の端面と接触し,その
形状(図2の斜線ハッチ部分23) は徐々に厚みを減少す
るか,或いは振動する薄板に触れて一部は自然にスポー
リングする。しかし,もはや溶湯をせき止める役割は果
たし終えているので,鋳造には何ら影響することはな
い。
【0029】シリンダ16によるロッド17の送り出し速度
並びに押圧力は,サイドダムの損耗度に一致するような
速度とする。すなわち,あらかじめサイドダムの損耗パ
ターンを把握しておき,鋳造中に損耗速度パターンに基
いて油圧シリンダー変位量を制御するのがよい。なお,
油圧シリンダーに代えてスクリュウ方式でロッド17を送
り出してもよい。
並びに押圧力は,サイドダムの損耗度に一致するような
速度とする。すなわち,あらかじめサイドダムの損耗パ
ターンを把握しておき,鋳造中に損耗速度パターンに基
いて油圧シリンダー変位量を制御するのがよい。なお,
油圧シリンダーに代えてスクリュウ方式でロッド17を送
り出してもよい。
【0030】テーパ付円周面6a,6a,7a,7b 並びにサイド
面Sを粗面に形成するには,サンドブラスト処理や硬質
粉の溶射による塗布処理を採用するのがよい。また,こ
れらの粗面を鋳造中に常に更新するために図1に示すよ
うにブラシ20を取付けておくのがよい。
面Sを粗面に形成するには,サンドブラスト処理や硬質
粉の溶射による塗布処理を採用するのがよい。また,こ
れらの粗面を鋳造中に常に更新するために図1に示すよ
うにブラシ20を取付けておくのがよい。
【0031】本発明者らは,1トンのSUS304の溶鋼を対
象として本発明装置による鋳造を試みた。すなわち,図
1に示した装置において,円周面の径が400mm, ロール
幅が300mmの内部冷却式ロールに対し, ロール両端部よ
り30mmの範囲で勾配4.5/30のテーパを付け,ロッド15に
よってサイドダム3a,3b をロール最狭隙部付近で背面か
ら押圧を与えた。テーパ付円周面6a,6b, 7a,7bとサイド
面Sには,サンドブラスト処理によって粗面を形成して
おいた。鋳造中のサイドダム下端部の過分の損耗を抑制
するために,あらかじめサイドダム損耗速度を把握して
おき,鋳造中にこの損耗速度に基いて油圧シリンダー16
の変位量を制御した。
象として本発明装置による鋳造を試みた。すなわち,図
1に示した装置において,円周面の径が400mm, ロール
幅が300mmの内部冷却式ロールに対し, ロール両端部よ
り30mmの範囲で勾配4.5/30のテーパを付け,ロッド15に
よってサイドダム3a,3b をロール最狭隙部付近で背面か
ら押圧を与えた。テーパ付円周面6a,6b, 7a,7bとサイド
面Sには,サンドブラスト処理によって粗面を形成して
おいた。鋳造中のサイドダム下端部の過分の損耗を抑制
するために,あらかじめサイドダム損耗速度を把握して
おき,鋳造中にこの損耗速度に基いて油圧シリンダー16
の変位量を制御した。
【0032】この条件で 溶湯温度1520℃で鋳造を開始
し, 連続的に板厚2mmの鋳造板を得た。1トン完鋳後も
サイドダム下端部の破損もなく,この鋳造で得られた鋳
造板のエッジ形状は両端とも全長にわたって良好であっ
た。
し, 連続的に板厚2mmの鋳造板を得た。1トン完鋳後も
サイドダム下端部の破損もなく,この鋳造で得られた鋳
造板のエッジ形状は両端とも全長にわたって良好であっ
た。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように,研削ダム方式に
よる双ロール式連鋳機において,本発明によれば,ロー
ル端のロールギヤップ部で挟まれるサイドダムの厚みが
確保され,この厚みの増加によってサイドダムの強度が
補償されると共に, サイドダム下端部がロール軸方向に
研削消耗する量はロール軸方向に送り出す量によって補
充ができるので溶湯に対するシール性が向上した。この
ため,より安定した鋳造が実現できるようになった。
よる双ロール式連鋳機において,本発明によれば,ロー
ル端のロールギヤップ部で挟まれるサイドダムの厚みが
確保され,この厚みの増加によってサイドダムの強度が
補償されると共に, サイドダム下端部がロール軸方向に
研削消耗する量はロール軸方向に送り出す量によって補
充ができるので溶湯に対するシール性が向上した。この
ため,より安定した鋳造が実現できるようになった。
【図1】本発明装置の一実施例を示す傾斜図である。
【図2】図1の装置におけるロール軸に平行な垂直面で
ロールギヤップの中央線部分を切断したとき(図3のX
−X断面)のサイドダム部分を示す略断面図である。
ロールギヤップの中央線部分を切断したとき(図3のX
−X断面)のサイドダム部分を示す略断面図である。
【図3】図2のY−Y矢視断面図である。
1a,1b 内部冷却ロール 2 湯溜り 3a,3b サイドダム 4 鋳造された薄板 6a,6b,7a,7b テーパ付円周面 8a,8b 補強板 10 ネジ付支柱 11a,11b 支軸 12a,12b 軸受け 13a,13b ガイドプレート 14a,14b キー溝 15 ロッド 16 シリンダー 17 ローラ 21 ロール最狭隙部に張り出すサイドダム端面 22 テーパ付円周面で挟まれるサイドダム部分
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 守弘 山口県新南陽市野村南町4976番地 日新 製鋼株式会社 鉄鋼研究所内 (56)参考文献 特開 平2−137648(JP,A) 特開 平2−70359(JP,A) 特開 平2−46954(JP,A) 特開 平2−46951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/06 330
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに反対方向に回転する一対の内部冷
却ロールを平行に対向配置し,該ロール対の円周面上に
湯溜りを形成させるための一対のサイドダムを,その厚
みの一部がロール円周面上に位置するようにその底部の
少なくとも一部をロールの円周面に接触させて配設する
と共にロールと接触するサイドダム部分を易削性耐火物
材料で構成し,各サイドダムを鋳造方向に向けて所定の
速度で送り出す機構を設け,この送り出し機構による押
圧によってロールと接する各サイドダム部分をロール表
面で研削消耗させつつ鋳造する薄板連鋳装置において,
各サイドダムと接触するロール円周面部分をロール端に
向かうほどロールギャップが広がるように縮径させ,ロ
ール最狭隙部よりも高い位置におけるロール軸と直交す
る方向に設けた支軸に対して各サイドダムを該支軸廻り
に回動可能に配置し,この支軸よりも下方の位置におい
てサイドダムをその背面からロール中央部位に向かう方
向に押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする薄板連
鋳装置。 - 【請求項2】 各サイドダムは,その背面に設けたガイ
ドプレートに対して鋳造方向にスライド可能に装着さ
れ,このガイドプレートの背面に該支軸が固定されてい
る請求項1に記載の薄板連鋳装置。 - 【請求項3】 サイドダムをその背面からロール中央部
位に向かう方向に押圧する押圧手段はシリンダーロッド
からなる請求項1または2に記載の薄板連鋳装置。 - 【請求項4】 サイドダムがロールと接触する部分は,
該縮径した円周面部分およびロールのサイド面からな
り,これらの部分の表面は,研削能を持つ粗面に形成さ
れている請求項1,2または3に記載の薄板連鋳装置。 - 【請求項5】 ロール軸と直交する方向に設ける支軸
は,湯溜り内の溶湯の湯面高さ近傍の位置に設定される
請求項1,2,3または4に記載の薄板連鋳装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4097091A JP3071294B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 薄板連鋳装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4097091A JP3071294B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 薄板連鋳装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269550A JPH05269550A (ja) | 1993-10-19 |
JP3071294B2 true JP3071294B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=14182974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4097091A Expired - Lifetime JP3071294B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 薄板連鋳装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071294B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT412195B (de) | 2002-06-25 | 2004-11-25 | Voest Alpine Ind Anlagen | Verfahren zur erzeugung eines metallbandes mit einer zweiwalzengiesseinrichtung |
CN100368120C (zh) * | 2005-12-02 | 2008-02-13 | 重庆大学 | 双辊连铸镁合金薄带浇铸装置 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4097091A patent/JP3071294B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05269550A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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