JP3071226B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3071226B2
JP3071226B2 JP3019083A JP1908391A JP3071226B2 JP 3071226 B2 JP3071226 B2 JP 3071226B2 JP 3019083 A JP3019083 A JP 3019083A JP 1908391 A JP1908391 A JP 1908391A JP 3071226 B2 JP3071226 B2 JP 3071226B2
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heat
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として住居内の空気
調和を目的とする空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機は、図3に示
すように、住居内の床面を有効に活用するため、部屋の
高位置に取り付けられることが多い。ところで、冷暖房
兼用型の空気調和機31では、このような設置状態におい
て、吹出し口32からの吹き出し風は、冷房時は矢印33の
ようにほぼ水平に、また暖房時は矢印34のように下方向
へ吹き出すようにされていた。このような吹き出しを行
うことで、居住空間での温度分布を均一にするよう設計
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、暖房時に矢
印34のように下方へ吹き出された温風は、空気の密度が
小さく浮力が働くため、また実際の居住空間ではテーブ
ル35などの障害物があり、それによって妨害を受けるた
め、矢印36および37のように足元までは到達しないこと
が多かった。その結果暖かい空気38は部屋の上部に滞留
し、足元には冷たい空気39が停滞するようになって、快
適性が損なわれるという問題点があった。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、暖房時に足元を確実に暖めることができるようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としての本発明の空気調和機の構造は、以下の通りであ
る。
【0006】本発明の空気調和機は、室内の上部に設置
される上部ユニットと、この上部ユニットよりも下部に
設置される下部ユニットと、これら上部ユニットと下部
ユニットとの間で伝熱を行う伝熱ユニットとを有し、前
記上部ユニットは、吸込んだ後に吹き出すべき室内の空
気と冷媒とを熱交換させる主熱交換器と、前記伝熱ユニ
ットとの間で熱交換を行う副熱交換器とを備え、前記伝
熱ユニットは、前記副熱交換器に対し分離脱着できる被
熱交換部を備え、かつ前記下部ユニットは、伝熱ユニッ
トにより伝熱された熱を空気と熱交換させる下部熱交換
器を備えるとともに、設置場所以外の別の場所に収納可
能であるようにしたものである。
【0007】また、伝熱ユニットはヒートパイプにより
構成されたものでもよい。また、伝熱ユニットは往復路
の配管で構成され、この往復路の配管は閉じられた循環
回路を構成してその内部に冷媒が封入され、かつ、この
冷媒を下部熱交換器に循環させるポンプを設けたもので
もよい。
【0008】また、下部ユニット内において下部熱交換
器に強制通風する送風機を具備したものでもよい。さら
に、下部ユニットに、伝熱ユニットと脱着できる下部副
熱交換器が設けられた構成でもよい。
【0009】
【作用】本発明の空気調和機は、副熱交換器に対し脱着
可能な伝熱ユニットを有することにより、暖房時はこの
伝熱ユニットを装着することで足元まで熱が伝送される
ため、足元の空気温度が十分上昇して快適性が向上す
る。冷房運転の場合は、下部ユニットを切り離して別の
場所に収納することで、床面の有効利用が可能となる。
【0010】また、伝熱ユニットをヒートパイプとする
ことによって、より多い伝熱量が得られる。また、伝熱
ユニットを閉回路配管としてその内部に冷媒を封入し、
冷媒ポンプで循環することで、ヒートパイプよりさらに
高い伝熱性能が発揮される。
【0011】また、下部ユニット内に送風機を設け、強
制送風することにより、足元に高温の空気を十分に供給
することができ、室温分布性能が向上する。さらに、伝
熱ユニットと下部ユニットもが分離脱着できるようにす
れば、下部ユニットの分離時に伝熱ユニツトとも分離で
き、不要時の収納性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
考に説明する。まず、図1により、本発明の第1の実施
例について説明する。
【0013】同図において、1は主熱交換器、2は副熱
交換器、3は被熱交換部、4は上下方向の伝熱部、5は
下部熱交換器である。主熱交換器1は上部ユニットAの
内部に配置される。送風機6により誘引された空気は、
矢印Xのごとく上部ユニットAの空気吸込口7より吸込
まれ、主熱交換器1を通過して熱交換された後、送風機
6を通過し、吹出口8より吹出される。また室外ユニッ
トの圧縮機(図示せず)により送り出される高温高圧冷
媒は、入口管9より上部ユニットAに入り、副熱交換器
2を通過した後に主熱交換器1を経由して、出口管10よ
り室外ユニットに戻る。
【0014】副熱交換器2は筒形状となっており、被熱
交換部3が挿入されることにより相互に密着して、熱交
換するようになっている。この被熱交換部3はネジ11な
どにより上部ユニットAに固定されており、ネジ11をゆ
るめることにより脱着が可能である。さらに被熱交換部
3は管形状となっており、その内部に作動流体12が封入
されたヒートパイプとなっている。被熱交換部3は、伝
熱部4を経て下部ユニットCの内部の下部熱交換器5に
連通している。この被熱交換部3と伝熱部4とで構成さ
れている部分を伝熱ユニットBと呼ぶ。下部ユニットC
の内部の送風機13により、吸入口14より空気が吸込ま
れ、下部熱交換器5を通過する。これにより暖められた
空気は、矢印Yのごとく吹出口15より吹出される。
【0015】このように副熱交換器2に被熱交換部3を
装着した場合は、下部ユニットCに熱が供給され、下部
ユニットCより温風が足元へ送られ、暖房時の快適性を
向上できる。また、副熱交換器2から被熱交換部3を離
脱させれば、上部ユニットAのみで空気調和ができる。
このため、冷房運転をすれば、良い温度分布が得られ、
快適性が向上する。また下部ユニットCが不要となり
の場所に収納することで少ない住居面積の中の貴重な床
面を有効利用することができる。
【0016】次に図2により、本発明の第2の実施例に
ついて説明する。ここで、第1の実施例と同一のものに
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0017】同図において、23は被熱交換部であり二重
管となっている。伝熱部24も二重管となっている。この
ような構成において、下部熱交換器5で凝縮された作動
流体としての液冷媒12aは、ポンプ27により上部へ押し
上げられ、二重管の内側管24aを通って被熱交換部23の
上端まで達し、そこで噴出する。そして二重管の外側管
24bと内側管24aとの間を通り伝熱部24を経て下部熱交
換器5へ戻り、循環する。被熱交換部23では液冷媒12a
は加熱されて蒸発し、ガス化するため、蒸発潜熱の移動
が起こって大きな熱の伝導が可能となる。
【0018】なお、図示は省略するが、伝導ユニットB
と上部ユニットAとの場合と同様に、伝導ユニットBと
下部ユニットCとをも、互いに分離できるように構成す
ることができる。こうすると、下部ユニットCを使用し
ない不要時において、この下部ユニットCと伝導ユニッ
トBとを別々に収納できるので、収納性が向上する。こ
の場合は、下部ユニットCに、上部ユニットAのものと
同様の構成の下部副熱交換器を設けて、この下部副熱交
換器と伝熱ユニットBとを互いに分離脱着できる構成と
すればよい。
【0019】
【発明の効果】上記説明から明らかなように本発明によ
れば、内部に主熱交換器と副熱交換器とを有した空気調
和機の上部ユニットを設け、副熱交換器と着脱可能な被
熱交換部と伝熱部とを有した伝熱ユニットを設け、さら
に前記伝熱部と連通した下部熱交換器を内蔵した下部ユ
ニットを設けたことにより、暖房時は下部ユニットを装
着してこの下部ユニットから温風を送り出すことによ
り、足元が暖まって快適な空調が可能となるのみなら
ず、冷房運転の場合は、下部ユニットを切り離して別の
場所に収納することで床面の有効利用ができる。
【0020】また、伝熱ユニットをヒートパイプにより
構成すれば、より高い熱伝導が発揮でき、より快適性が
向上する。また、伝熱ユニットが往復路の閉回路の配管
で構成されてその内部に冷媒を封入し、その冷媒をポン
プにて循環するようにすれば、ヒートパイプよりさらに
高い熱伝導が発揮され、快適性がさらに向上する。
【0021】また、下部ユニット内に強制通風を行う送
風機を具備すれば、下部熱交換器と室内下部の空気とは
十分熱交換し、さらに十分な風量により送り出されるの
で、居住者の足元まで十分に温風が行き渡り、室内の温
度分布が大幅に向上し、快適性が向上する。
【0022】さらに、伝熱ユニットと下部ユニットも分
離できるようにすれば、下部ユニットの不要時にこの下
部ユニットと伝熱ユニットとを別々に収納きるので、収
納性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す空気調和機の断面
図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す空気調和機の断面
図である。
【図3】従来例の空気調和機の設置状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
A 上部ユニット B 伝熱ユニット C 下部ユニット 1 主熱交換器 2 副熱交換器 3 被熱交換部 5 下部熱交換器 23 被熱交換部 27 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 301 F24F 1/00 321 F28D 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の上部に設置される上部ユニット
    と、この上部ユニットよりも下部に設置される下部ユニ
    ットと、これら上部ユニットと下部ユニットとの間で伝
    熱を行う伝熱ユニットとを有し、前記上部ユニットは、
    吸込んだ後に吹き出すべき室内の空気と冷媒とを熱交換
    させる主熱交換器と、前記伝熱ユニットとの間で熱交換
    を行う副熱交換器とを備え、前記伝熱ユニットは、前記
    副熱交換器に対し分離脱着できる被熱交換部を備え、か
    つ前記下部ユニットは、伝熱ユニットにより伝熱された
    熱を空気と熱交換させる下部熱交換器を備えるととも
    に、設置場所以外の別の場所に収納可能である空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 伝熱ユニットがヒートパイプにより構成
    された請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 伝熱ユニットは往復路の配管で構成さ
    れ、この往復路の配管は閉じた回路を構成してその内部
    に冷媒が封入され、かつ、この冷媒を下部熱交換器に循
    環させるポンプが設けられている請求項1記載の空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 下部ユニット内において下部熱交換器に
    強制通風を行う送風機を具備した請求項1から3までの
    いずれか1項記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 下部ユニット内に下部副熱交換器を設
    け、この下部副熱交換器は、伝熱ユニットと脱着できる
    構造とされて、装着時にはこの伝熱ユニットと熱的に結
    合できる構造とされている請求項1から4までのいずれ
    か1項記載の空気調和機。
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