JP3071199B1 - 複層ガラス用ビ―ド及びその取付け方法 - Google Patents

複層ガラス用ビ―ド及びその取付け方法

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Abstract

【要約】 【目的】 コーキング材の固化、削り取りが不要であ
り、かつ、ビードの取付け時間と手間を大幅に削減し
得、かつ複層ガラス端部における排水性を著しく良好に
する複層ガラス用ビード及びその取付け方法を提供す
る。 【構成】 複層ガラスにビードを取付ける方法におい
て、一方のガラスの端面及びそれに接する外表面を受け
る第一のビード部品、及び他方のガラスの端面及びそれ
に接する外表面を受ける第二のビード部品の対からな
り、第一のビード部品と第二のビード部品とは互いに連
結されておらず、分離しているビードを、複層ガラスを
構成する2枚の板ガラスの周縁近傍において2枚の板ガ
ラス間にコーキング材を充填し、コーキング材が固化し
て粘着性を失う前に複層ガラスに取付けることを特徴と
する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複層ガラス用ビー
ド及びその取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複層ガラスを住宅用サッシ枠に取
付けるために、断面がU字型のプラスチック製ビードが
知られていた。該ビードは、そのU字型の凹部を複層ガ
ラス端部に嵌め込み、次に現場でビードの外側とサッシ
枠とを互いに係合させることによりサッシ枠と複層ガラ
スとを一体化するためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の断面
がU字型のプラスチック製ビードとは異なる新規な構成
を有する複層ガラス用ビード及びその取付け方法を提供
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】断面がU字型のプラスチ
ック製ビードとは異なる構成を有するビードとしては、
特開平9−112142号公報及び特開平9−1121
43号公報に、ガラス板の側縁部の長さ方向に沿って接
合される接合用基台部と、該基台部上にその長さ方向に
沿わせ、該基台部に対して傾斜するように立設する基端
部と該基端部に続く側辺部からなり、突出して形成され
た膨出部と、該膨出部における側辺部の端部側に対し前
方突出側をガラス板への当接部とし、後方突出側をサッ
シ枠との係止部として端部の長さ方向に沿わせて形成さ
れたリップとで構成したビード材が開示されている。該
ビード材は、複層ガラスの両面に夫々取付けられて一対
としてビードの機能を達成するものである。該ビード材
は、その接合用基台部を接着剤によりガラス表面に接着
して固定することにより、複層ガラスに取付けるもので
ある。取付作業においては、従来の断面U字型のビード
と同様に複層ガラスのシール部分が乾燥してコーキング
材が固化した後、接着剤により接合用基台部をガラス表
面に接着して固定する。従って、作業が煩雑であり、か
つ長時間を要するという欠点があった。該公報は、接合
用基台部がガラス表面のみならずガラス端面まで覆うと
ころの、接合用基台部断面がL字状のビード材を開示す
る。しかし、該L字状の接合用基台部はガラス端面の一
部乃至全部を覆うものであり、複層ガラスのシール部分
にまで達するものではなく、水分による該シールの劣化
を防止するため該シール部分まで覆うことを排除するも
のである。従って、ガラス板のエッジの破損を防止する
ことはできても、ガラスを受けるためには未だ不十分で
あった。該L字状の接合用基台部はガラス表面において
接着して固定されるものであり、ガラス端面側では接着
されない。
【0005】本発明者らは、上記公報記載のビード材の
有する欠点を排除すべく、種々の検討を行った。その結
果、本発明のビードの取付け方法を使用すれば、固化し
ていないコーキング材の持つ粘着性によりビードを複層
ガラスに取付けることができて、従って、接着剤を使用
する必要がなく、取付作業を著しく簡便かつ短時間に実
施し得ること、また、好ましくは、各ビード部品のガラ
ス端面側の部分の長さが、夫々の受けるガラス端面の幅
より長いビードを使用することにより、ビード部品を複
層ガラスに取付ける際に、固化していないコーキング材
が、ビードにより押し付けられてガラス端面及びビード
とガラス面との間に更に移動して来て、より良好な接着
力を確保することができることを見出した。その一方、
ビードが、ビードのガラス端面側において、ビードの長
手方向に沿って全体的に間隔を隔てて二つに分断されて
いれば、複層ガラス端部における排水性を十分に確保し
得て、シール部の劣化を効果的に防止し得ることをも見
出した。
【0006】即ち、本発明は、(1)複層ガラスにビー
ドを取付ける方法において、複層ガラスを構成している
一方のガラスの端面及びそれに接する外表面を受ける第
一のビード部品(a)、及び他方のガラスの端面及び
それに接する外表面を受ける第二のビード部品(a
の対からなり、該第一のビード部品(a)と該第二の
ビード部品(a)とは互いに連結されておらず、分離
している複層ガラス用ビードを、複層ガラスを構成する
2枚の板ガラスの周縁近傍において該2枚の板ガラス間
にコーキング材を充填し、該コーキング材が固化して粘
着性を失う前に複層ガラスに取付けることを特徴とする
方法である。
【0007】好ましい態様として、(2)上記の各ビー
ド部品のガラス端面側の部分の長さが、受けるガラス端
面の幅より長いところの上記(1)記載の方法、(3)
上記の各ビード部品のガラス外表面を受ける部分が、凹
凸状又はひだ状である上記(1)又は(2)記載の方
法、(4)コーキング材が、シリコーンゴム及び/又は
多硫化系合成ゴムである上記(1)〜(3)のいずれか
一つに記載の方法を挙げることができる。
【0008】本発明はまた、(5)複層ガラスを構成し
ている一方のガラスの端面及びそれに接する外表面を受
ける第一のビード部品(a)、及び他方のガラスの端
面及びそれに接する外表面を受ける第二のビード部品
(a)の対からなり、該第一のビード部品(a)と該
第二のビード部品(a)とは互いに連結されておら
ず、分離しており、かつ、各ビード部品のガラス端面側
の部分の長さが、受けるガラスの端面の幅より長いこと
を特徴とする複層ガラス用ビードである。
【0009】好ましい態様として、(6)各ビード部品
のガラス端面側の部分が、複層ガラス端部と接着される
ところの上記(5)記載の複層ガラス用ビード、(7)
上記の各ビード部品のガラス外表面を受ける部分が、凹
凸状又はひだ状である上記(5)又は(6)記載の複層
ガラス用ビードを挙げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の複層ガラス用ビードを、
図1に示した本発明の好ましい一実施態様に従って説明
する。ここで、図1は、本発明の複層ガラス用ビードを
複層ガラスに取付けた組立品の一例のビード長手方向に
垂直な方向の断面図である。
【0011】本発明において、複層ガラス用ビードは、
二つのビード部品(a)及び(a)の対から成り、第
一のビード部品(a)は、複層ガラスの一方のガラス
の端面(b)及びそれに接する外表面(b)を受け、
第二のビード部品(a)は、複層ガラスの他方のガラ
スの端面(b)及びそれに接する外表面(b)を受け
る。これら第一のビード部品(a)と第二のビード部
品(a)とは互いに連結されておらず、分離してい
る。
【0012】本発明において、上記の複層ガラス用ビー
ドが複層ガラスに取付けられる。複層ガラス自体は公知
であり、例えば、2枚の等しい厚さの若しくは異なる厚
さの板ガラスが組合されたものが挙げられる[例えば、
図1(B)]。複層ガラスは2枚の板ガラス(1、2)
から成り、該2枚の板ガラスは、その周縁部に沿って、
板ガラスの間隔を確保するのに必要な幅を有するスペー
サー(3)によって隔てられている。該スペーサーは、
板ガラスを一定間隔に設置することができるものであれ
ばいずれのものでもよい。好ましくはアルミニウム、軟
鋼、ステンレス等の金属あるいはプラスチック等で作ら
れた例えば、図1の(3)に示されているような中空の
四角柱状のもの等が挙げられる。2枚の板ガラスの間に
は、断面図に示すように上記スペーサーを介してブチル
ゴム等のシーリング材(4)及びシリコーンゴム、多硫
化系合成ゴム等のコーキング材(5)が充填されてい
る。また、スペーサー(3)の内部には、その全部又は
一部に乾燥材(6)が充填されていることが好ましい。
該乾燥剤としては、例えばシリカゲル又はモレキュラー
シーブ等が使用される。シーリング材(4)は2枚の板
ガラス間に水分が侵入するのを防止して、2枚の板ガラ
ス間での水分によるガラスのくもりを防止するものであ
る。コーキング材(5)は、2枚の板ガラスを接着する
と共に、2枚の板ガラス間に水分が侵入することも防止
している。また、乾燥材(6)はシールした2枚の板ガ
ラス間に組み立て時に侵入した極僅かな水分によるガラ
スのくもりを防止するものである。該複層ガラスは公知
の方法に従って組み立てられ得る。
【0013】本発明において、ビードの複層ガラスへの
取付けは、コーキング材が固化して粘着性を失う前に、
二つのビード部品(a、a)夫々を、複層ガラスの
夫々のガラス端面(b、b)及びそれに接するガラ
ス外表面(b、b)を受けるように設置すればよ
い。ビードを取付ける際に複層ガラス端部のコーキング
材は固化前の粘着性を有する状態でなければならず、該
コーキング材が接着剤となって二つのビード部品
(a、a)を複層ガラスのガラス外表面及び複層ガ
ラス端部に良好に接着する。コーキング材が固化する前
の状態において、通常、コーキング材の一部が流れて既
にガラス端面及びその近傍のガラス外表面上に移動して
来ており、該コーキング材によりビード部品が複層ガラ
スに接着される。図1のビード部品(a、a)のよ
うにガラス端面側の部分(イ)が複層ガラス端部のコー
キング材部分に達しているものにあっては、ビード部品
を複層ガラスに取付ける際に、固化していないコーキン
グ材が、ビードにより押し付けられてガラス端面及びビ
ードとガラス面との間に更に移動して来て、更に良好な
接着力を確保することができる。しかし、本発明のビー
ドは、ビードのガラス端面側において、ビードの長手方
向に沿って全体的に間隔を隔てて二つに分断されている
ため、ビードを取付けた際、固化していないコーキング
材は、ビードにより押し付けられて、二つのビード部品
のこの分断された間隔から図1に示すように外側に膨ら
むようにして存在するようになり、ビードの先端とガラ
ス外表面との隙間から押出されてガラス外表面を汚すこ
とはない。複層ガラスの各辺にビードを取付けた後、複
層ガラスの角において突き合わされたビード部品相互間
を粘着テープにより貼り合わせることが好ましい[図2
(D)]。これにより、複層ガラスからのビード部品の
脱落を更に効果的に防止することができる。図2には、
本発明の複層ガラス用ビードを複層ガラスの四辺に取付
けた際の組立品の一例を示している。
【0014】上記のように取付けられた第一のビード部
品(a)と第二のビード部品(a)とは互いに連結さ
れておらず、分離している。従って、複層ガラスに取付
けた際、ビードのガラス端面側において、ビードの長手
方向に沿って全体的に間隔を隔てて二つに分断された状
態となる。該間隔は、上記のように、複層ガラスにビー
ドを取付けたに際に、未固化のコーキング材が二つのビ
ード部品のこの間隔から外側に押出されて膨らみ、ビー
ドの先端とガラス外表面との隙間から押出されて、ガラ
ス外表面を汚すことがない程度の間隔を有していれば特
に制限はない。該間隔の下限は、好ましくは1.0mm
である。上記下限未満では、上記コーキング材のガラス
外表面に沿う押出しを有効に防止できない。
【0015】かつ、各ビード部品のガラス端面側の部分
(イ)の長さが、好ましくは、ビードを複層ガラスに取
付けた際にガラス端面(b、b)の幅より長い。こ
のことは上記のようにビードを複層ガラスに取付ける際
に効果的であり、かつこれによりガラスをより良好に保
持することができる。ここで、ビード部品のガラス端面
側の部分(イ)の長さとは、ビード部品の側壁の内側面
からガラス端面側の部分(イ)の先端までの長さを言
う。例えば、現在、主に市販されている幅12mm〜2
5mmの複層ガラスの全てに用いるために、ガラス端面
側の部分(イ)が、約5.5mm長であれば十分であ
る。すると、幅25mmの複層ガラスに使用した場合、
ビード部品(a)と(a)の間の間隔は14mmに
なり、幅12mmの複層ガラスに使用した場合には、該
間隔は1.0mmとなり、いずれも本発明の効果を十分
に発揮し得る。換言すれば、上記各幅の複層ガラス用ビ
ードとして、1種類のビードを用意しておけば、上記全
ての幅の複層ガラスに対応可能ということになる。
【0016】また、本発明の複層ガラス用ビードを構成
する二つのビード部品(a)及び(a)は、ビードの
長手方向に垂直な方向の断面が、図1に示したように鏡
像関係になることが好ましい。すると、一つのビード部
品がビード部(a)及び(a )として使用できるため
製造コストを大幅に削減し得る。
【0017】本発明の複層ガラス用ビードは、二つのビ
ード部品(a、a)の側壁の夫々の内側面乃至上縁
に突出部(ハ、ハ')を有することが好ましい。該突出
部を有することにより、ビードを複層ガラスに取付ける
に際して、固化前のコーキング材が、ビード先端とガラ
ス外表面との隙間から押出されてくるのをより効果的に
防止することができる。該突出部(ハ、ハ')は、好ま
しくは比較的軟らかいプラスチック又はゴムからなり、
JIS K7215に基き測定した硬度で、好ましくは
50〜70度、特に好ましくは60〜70度のプラスチ
ック又はゴムが使用される。例えば、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ネオプレンゴム等が挙
げられる。これにより、固化前のコーキング材のガラス
外表面への押出しを更に効果的に防止し得ると共に、ビ
ードの複層ガラスへの密着をより一層強化し得る。
【0018】本発明の複層ガラス用ビードは好ましく
は、二つのビード部品(a、a)の側壁の夫々の上
縁において側壁の外側に出張り(ニ、ニ')を有し、か
つ該出張り(ニ、ニ')の下縁に隣接する側壁の外側部
分が切欠かれていて出張り(ホ、ホ')を形成し、出張
り(ニ、ニ')と出張り(ホ、ホ')とにより凹部を形成
する。該凹部が、サッシ枠の凸部(ヘ、へ')と係合す
ることにより、複層ガラスとサッシ枠が一体化される。
ここで、出張り(ホ、ホ')は、好ましくは比較的硬い
プラスチック又はゴムからなり、JIS K7215に
基き測定した硬度で、好ましくは85〜95度、特に好
ましくは87〜93度のプラスチック又はゴムが使用さ
れる。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ネオプレンゴム等が挙げられる。比較的硬い
プラスチック又はゴムを使用することにより、サッシ枠
がビードからはずれ難くなる。
【0019】
【発明の効果】本発明の複層ガラス用ビード及びその取
付け方法を使用すれば、第一に、従来行われていたビー
ドの取付けに先立つコーキング材の固化、削り取りが不
要となる。従来の断面U字型のビードでは、コーキング
材が固化していない状態でビードを取付けてしまうと、
コーキング材がビード先端とガラス外表面との隙間から
押出されてガラス外表面を汚すことから、ビードの取付
けに先立ってコーキング材の固化が必要であった。本発
明の複層ガラス用ビードは二つのビード部品に分れてい
るため、コーキング材はガラス端面側における二つのビ
ード部品の分断された隙間から外側に膨らむようにして
存在するようになり、コーキング材がビード先端とガラ
ス外表面との隙間を通ってガラス外表面に押出されて来
ることがない。加えて、固化していないコーキング材の
有する粘着性により、二つのビード部品(a、a
が複層ガラスのガラス端面及びガラス外表面に良好に接
着される。従って、特開平9−112142号公報及び
特開平9−112143号公報記載のビードのように接
着剤を使用する必要がなく、かつコーキング材の固化を
待つ必要もないため、取付作業を著しく簡便かつ短時間
に実施し得る。第二に、従来のU字型のビードでは、複
層ガラスの寸法、とりわけその幅が変れば、その幅に合
せて異なる幅のビードを使用する必要があったことか
ら、複層ガラスの種々の幅に合せて、数多くの幅のビー
ドを揃えておく必要があったが、本発明の二つの部品か
らなるビードでは、1種類のビードで非常に多くの幅の
複層ガラスに対応することができる。従って、現在、主
に市販されている幅12mm〜25mmの複層ガラスの
全てに1種類のビードで対応できるという利点をも備え
ている。第三に、複層ガラス端部に水が溜まると、複層
ガラスのシール部封着材であるポリサルファイド、シリ
コーン等が水により劣化して、通常10年以上もの寿命
を持つべき複層ガラスの気密性がきわめて短期間で失わ
れてしまうという問題をきわめて効果的に解決し得る。
従来のU字型のビードでは、複層ガラス端部における排
水性を高めるために、ビードに間隔をおいて水抜き穴を
設けていた。しかし、水抜き効果は十分とは言えず、複
層ガラスの気密性は僅か2〜3年で失われることも少な
くなかった。本発明の複層ガラス用ビードは二つのビー
ド部品に分れているため、複層ガラス端部における排水
性が著しく良好となり、かつ、ビードに間隔をおいて穴
を穿つという工程が不要となる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラス用ビードを複層ガラスに取
付けた組立品の一例のビード長手方向に垂直な方向の断
面図である。
【図2】本発明の複層ガラス用ビードを複層ガラスの四
辺に取付けた組立品の一例の見取図である。
【符号の説明】 A:本発明の複層ガラス用ビード B:複層ガラス C:サッシ枠 D:粘着テープ a:第一のビード部品 a:第二のビード部品 b:複層ガラスの一の外表面 b:複層ガラスの他の外表面 b:複層ガラスの一のガラス端面 b:複層ガラスの他のガラス端面 イ:複層ガラス用ビードのガラス端面側の部分 ハ、ハ’:突出部 ニ、ニ':出張り ホ、ホ':出張り ヘ、へ':サッシ枠の凸部 1、2:板ガラス 3:複層ガラス用スペーサー 4:シーリング材 5:コーキング材 6:乾燥剤 7:複層ガラス端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/54 - 3/66

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複層ガラスにビードを取付ける方法にお
    いて、複層ガラスを構成している一方のガラスの端面及
    びそれに接する外表面を受ける第一のビード部品
    (a)、及び他方のガラスの端面及びそれに接する外
    表面を受ける第二のビード部品(a)の対からなり、
    該第一のビード部品(a)と該第二のビード部品
    (a)とは互いに連結されておらず、分離している複
    層ガラス用ビードを、複層ガラスを構成する2枚の板ガ
    ラスの周縁近傍において該2枚の板ガラス間にコーキン
    グ材を充填し、該コーキング材が固化して粘着性を失う
    前に複層ガラスに取付けることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記の各ビード部品のガラス端面側の部
    分の長さが、受けるガラス端面の幅より長いところの請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 コーキング材が、シリコーンゴム及び/
    又は多硫化系合成ゴムである請求項1又は2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 複層ガラスを構成している一方のガラス
    の端面及びそれに接する外表面を受ける第一のビード部
    品(a)、及び他方のガラスの端面及びそれに接する
    外表面を受ける第二のビード部品(a)の対からな
    り、該第一のビード部品(a)と該第二のビード部品
    (a)とは互いに連結されておらず、分離しており、
    かつ、各ビード部品のガラス端面側の部分の長さが、受
    けるガラス端面の幅より長いことを特徴とする複層ガラ
    ス用ビード。
  5. 【請求項5】 各ビード部品のガラス端面側の部分が、
    複層ガラス端部と接着されるところの請求項4記載の複
    層ガラス用ビード。
  6. 【請求項6】 上記の各ビード部品のガラス外表面を受
    ける部分が、凹凸状又はひだ状である請求項4又は5記
    載の複層ガラス用ビード。
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