JP3071105U

JP3071105U - リクライニング家具

Info

Publication number: JP3071105U
Application number: JP2000002183U
Authority: JP
Inventors: 洋一鳴戸
Original assignee: 有限会社鳴戸木工
Priority date: 2000-02-17
Filing date: 2000-02-17
Publication date: 2000-08-29
Anticipated expiration: 2006-02-17

Abstract

(57)【要約】［課題］各種家具等の部材（木材）内に角度調節装置
を内設（収納）することにより、見栄えがよくなると共
に、物が挟まったりすることもなく安全に使用できるリ
クライニング家具を提供する。［解決手段］定められた複数の角度を保持できる角度
調節装置を、ソファや椅子等の家具の部材内に、外側か
ら見えないように内設してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、リクライニング機能を外から見えないようにしてなるリクライニング家具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術としては、座椅子やパイプベッド（通称サマーベッド）に角度調節装置（ラチェット金具）を設け、リクライニング機能を有するものがある。

【０００３】しかし、上記座椅子やパイプベッドにおいては、角度調節装置が外側より見えるため見栄えが悪く、角度調節装置（特にラチェット金具）に物が挟まって作動しなくなったり、あるいは子供が指を入れ怪我をする恐れがある。また、特に木製の従来の椅子（学習机等）では上記のような問題点があり角度調節装置（ラチェット金具等）が付けられなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、各種家具等の部材（木材）内に角度調節装置を内設（埋設）することにより、見栄えがよくなると共に、物が挟まったりすることもなく安全に使用できるリクライニング家具を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための手段として、定められた複数の角度を保持できる角度調節装置を、ソファや椅子等の家具の部材内に、外側から見えないように内設してなる。また、角度調節装置を内側からも見えないように内設してなる。さらに、部材が木材である。

【０００６】リクライニング家具１としてソファベッドの実施例を説明する。このソファベットは、木材を部材として使用しているもので、脚１ａ−−の上面に座枠１ｂ・１ｂを設け、その背面に背持垂れ１ｃを設けると共に、座枠１ｂ・１ｂの両側部と袖１ｄ・１ｄの袖枠１ｄ１−−の下部間に角度調節装置２を内設してなるものである。なお、内設方法は外側から見えないようにするため、座枠１ｂの両側部内側より加工した段差状の取付穴１ｂ１を形設し、そこへ角度調節装置２の固定板２ａをボルトＢにて固定する。つぎに、袖枠１ｄ１の下部内側より加工した段差状の取付穴１ｄ２を形設し、そこへ角度調節装置２の可動板２ｂをボルトＢ１にて固定すると共に、目隠板１ｄ３をボルトＢ２にて固定し、内側からの目隠として使用している。

【０００７】その他、リクライニング家具２１として椅子の実施例を説明する。この椅子は、上記実施例と同様に形成された角度調節装置２２を座枠２１ａ・２１ａの後部と背持垂れ枠２１ｂ・２１ｂの下部との間に内設（埋設）してなるもので、座枠２１ａ・２１ａに穿設した取付穴２１ａ１に角度調節装置２２の固定板２２ａを挿入し、ビスＢ３−−にて固定し、背持垂れ枠２１ｂ・２１ｂに穿設した取付穴２１ｂ１に角度調節装置２２の可動板２２ｂを挿入し、ビスＢ４− −にて固定してなるものであり、自分の好みの角度に調節できるものである。なお、本考案に使用する角度調節装置２は、本出願人が所有している特許第２７５３９６４号（椅子の角度調節装置）の技術を使用するものとするが、別の角度調節装置（通称ラチェット金具）を使用してもよい。

【０００８】リクライニング家具として上記実施例において、ソファベットと椅子を例に挙げたが、ベッドの背持垂れ等にも応用できるものである。また、内設する方法として、上記実施例に限定せず、外側（内側）から見えない形態であれば他の形態でもよい。

【０００９】

【考案の効果】１）、部材の内部に角度調節装置を内設し、外側（内側）から見えなくすることにより、見栄えがよくなる効果がある。２）、安全に使用できる。３）、ソファベットや椅子等、多種多様の家具に応用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示すリクライニング家具
の正面図。

【図２】本考案の第１実施例を示すリクライニング家具
の側面図。

【図３】本考案の第１実施例を示すリクライニング家具
の要部の一部縦断平面図。

【図４】本考案の第１実施例を示すリクライニング家具
の要部の一部縦断正面図。

【図５】本考案の第２実施例を示すリクライニング家具
の要部の一部縦断平面図。

【図６】本考案の第２実施例を示すリクライニング家具
の斜視図。

【符号の説明】

１−−−リクライニング家具１ａ−−脚１ｂ−−座枠１ｃ−−背持垂れ１ｄ−−袖２−−−角度調節装置２ａ−−固定板２ｂ−−可動板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】定められた複数の角度を保持できる角度
調節装置を、ソファや椅子等の家具の部材内に、外側か
ら見えないように内設してなることを特徴とするリクラ
イニング家具。
【請求項２】角度調節装置を内側からも見えないよう
に内設してなることを特徴とする請求項１記載のリクラ
イニング家具。
【請求項３】部材が木材であることを特徴とする請求
項１又は２記載のリクライニング家具。