JP3070779B2 - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光記録媒体に関し、
特に、結晶質−非晶質間の相転移を利用する光記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームにより記録を行う光記録材
料として、結晶質−非晶質間の相転移を利用する光相変
化材料がある。その代表的な例は、テルル(Te)をベ
ースとしたカルコゲナイド系の多元合金(Te−As−
Ge、TeOx −Sn−Ge、Te−Se−Sbなど)
である。
【0003】なお、特開平1−258242号公報に
は、結晶質・非晶質間の相転移により記録・消去を行う
記録層を有する光記録媒体において、記録層に隣接して
この記録層より熱伝導率の大きい材料から成る冷却層を
全面に設け、この冷却層によって記録層全体を急冷する
ことにより、安定な高速記録・消去の達成を図った光記
録媒体が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光記録材料として従来
より用いられている上述のカルコゲナイド系の多元合金
は、一般に結晶質−非晶質間の相転移の転移温度が低
い。例えば、Te−As−Geでは120℃、TeOx
−Sn−Geでは130℃である。このように転移温度
が低いことは、書き込みや消去を容易に行うことができ
る点では有利であるが、記録の安定性の点では好ましく
ない。
【0005】従って、この発明の目的は、記録の安定性
が高い相転移型の光記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特開平3−
208333号公報において、非晶質(アモルファス)
または多結晶のシリコン(Si)薄膜またはゲルマニウ
ム(Ge)薄膜にレーザビームを照射して溶融し、その
後固化して非晶質化することにより緻密で均質な非晶質
Si薄膜または非晶質Ge薄膜を形成する方法を提案し
た。本発明者は、その後にこの非晶質化法についてより
詳細に検討を行い、その研究結果に基づいて鋭意検討を
行った結果、この発明を案出するに至ったものである。
【0007】すなわち、上記目的を達成するために、第
1の発明による光記録媒体は、基板(1)と、基板
(1)上に形成されたIV族元素を主成分とする結晶質の
半導体薄膜から成る記録層(2)とを有し、記録層
(2)に第1の厚さを有する部分(2a)及び第1の厚
さよりも小さい第2の厚さを有する部分(2b)が設け
られ、記録層(2)のうちの第2の厚さを有する部分
(2b)にレーザビーム(L)を照射してこの部分(2
b)を溶融し、その後固化してこの部分(2b)を非晶
質化することにより記録を行い、第2の厚さは第2の厚
さを有する部分(2b)がレーザビーム(L)の照射に
より溶融し、その後固化した時に非晶質化するように設
定されているとともに、第1の厚さは第1の厚さを有す
る部分(2a)がレーザビーム(L)の照射により溶融
し、その後固化しても非晶質化しないように設定されて
いることを特徴とするものである。ここで、記録層
(2)を構成する結晶質の半導体薄膜としては、多結晶
または単結晶のSi薄膜や多結晶または単結晶のGe薄
膜のほか、SiとGeとの化合物から成る多結晶または
単結晶の半導体薄膜などを用いることができる。基板
(1)としては、ガラス基板や石英基板のほか、樹脂基
板などを用いることができる。
【0008】第2の発明による光記録媒体は、第1の発
明による光記録媒体において、結晶質の半導体薄膜が多
結晶または単結晶のシリコン薄膜であり、第1の厚さが
18nm以上であり、第2の厚さが0nmよりも大き
く、かつ50nm以下であるものである。
【0009】第3の発明による光記録媒体は、基板
(1)と、基板(1)上に形成されたIV族元素を主成分
とする結晶質の半導体薄膜から成る記録層(2)とを有
し、記録層(2)上に冷却層(3)が選択的に設けら
れ、記録層(3)のうちの冷却層(3)に覆われている
部分(2c)にレーザビーム(L)を照射してこの部分
(2c)を溶融し、その後固化してこの部分(2c)を
非晶質化することにより記録を行い、レーザビーム
(L)の照射により記録層(2)のうちの冷却層(3)
に覆われている部分(2c)が溶融し、その後固化した
時に非晶質化するとともに、レーザビーム(L)の照射
により記録層(2)のうちの冷却層(3)に覆われてい
ない部分(2d)が溶融し、その後固化しても非晶質化
しないように冷却層(3)の材料及び厚さが設定されて
いるものである。
【0010】記録層(2)を構成する結晶質の半導体薄
膜及び基板(1)としては、第1の発明と同様なものを
用いることができる。冷却層(3)としては、二酸化シ
リコン(SiO2 )膜、窒化シリコン(SiN)膜、酸
化アルミニウム(Al2 3 )膜、窒化アルミニウム
(AlN)膜、モリブデン(Mo)膜、クロム(Cr)
膜、アルミニウム(Al)膜などを用いることができ
る。
【0011】
【作用】上述のように構成された第1の発明による光記
録媒体によれば、第2の厚さを有する部分(2b)がレ
ーザビーム(L)の照射により溶融し、その後固化した
時に非晶質化するように第2の厚さが設定されている
ともに、第1の厚さを有する部分(2a)がレーザビー
ム(L)の照射により溶融し、その後固化しても非晶質
化しないように第1の厚さが設定されているため、レー
ザビーム(L)の照射により第2の厚さを有する部分
(2b)だけを非晶質化することができ、これによって
記録を行うことができる。
【0012】この場合、記録層(2)の材料は、IV族元
素を主成分とする半導体薄膜であるので、融点が高く、
結晶質−非晶質間の相転移の転移温度もカルコゲナイド
系の多元合金に比べて本質的に高い。このため、記録の
安定性が高い。
【0013】第2の発明による光記録媒体によれば、シ
リコンは融点が極めて高く、結晶質−非晶質間の相転移
の転移温度も極めて高いので、記録の安定性が極めて高
くなる。
【0014】第3の発明による光記録媒体によれば、レ
ーザビーム(L)の照射により記録層(2)のうちの冷
却層(3)に覆われている部分(2c)が溶融し、その
後固化した時に非晶質化するとともに、レーザビーム
(L)の照射により記録層(2)のうちの冷却層(3)
に覆われていない部分(2d)が溶融し、その後固化し
ても非晶質化しないように冷却層(3)の材料及び厚さ
が設定されているため、記録層(2)のうちの冷却層
(3)に覆われている部分(2c)だけを非晶質化する
ことができ、これによって記録を行うことができる。そ
して、この場合も、第1の発明と同様に、記録の安定性
が高い。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。図3は、Si薄膜に例えばXeCl
エキシマレーザによるレーザビーム(波長308nm)
を照射して溶融し、その後固化することにより形成され
たSi薄膜のTOフォノン(横光学フォノン)によるラ
マンスペクトルの膜厚依存性の測定結果を示す。なお、
Si薄膜の基板としては石英基板を用いた。
【0016】図3に示すように、レーザビームによる溶
融及び固化により形成されたSi薄膜の膜質はその膜厚
によって大きく変化する。そして、膜厚が18nm以下
ではラマンスペクトルはブロードなピークのみが現れ、
従って完全に非晶質化していることがわかる。しかし、
膜厚がより大きくなると、ラマンスペクトルに結晶Si
によるピークが波数513cm-1に現れる。従って、膜
厚が大きくなるとSi薄膜は結晶化しやすくなることが
わかる。この原因としては、次の二つのことが考えられ
る。
【0017】第1に、溶融→固化の過程での結晶成長は
等方向に起こるので、結晶粒の成長はSi薄膜の膜厚が
小さくなるとこの膜厚によって抑制される。従って、膜
厚が小さいほど、結晶成長は起こりにくい。第2に、溶
融Siの固化時には潜熱が放出されるので、固化したS
iはこの潜熱によって再加熱されて固相成長で結晶化す
る。この場合、膜厚が大きいほどこの潜熱は大きいか
ら、膜厚が大きいほど結晶化しやすくなる。
【0018】以上より、レーザビームによる溶融及び固
化によりSi薄膜を非晶質化するためには、Si薄膜の
膜厚を18nm以下とすればよいことがわかる。また、
膜厚が18nm以上のSi薄膜に対しては、Si薄膜上
に冷却層を形成し、この冷却層をヒートシンクとして用
いることにより、上述の潜熱による再加熱を軽減して結
晶化を抑制すればよい。
【0019】図4は、Si薄膜上に冷却層としてSiO
2 膜を形成し、このSi薄膜にレーザビームを照射して
溶融し、その後固化することにより形成されたSi薄膜
のラマンスペクトルをSi薄膜上に冷却層を形成しない
で同様な処理を行うことにより形成されたSi薄膜のラ
マンスペクトルと比較して示すものである。ただし、S
i薄膜の膜厚は30nm、冷却層としてのSiO2膜の
膜厚は800nmとした。また、基板としては石英基板
を用いた。
【0020】図4に示すように、冷却層としてのSiO
2 膜が形成されていないSi薄膜ではラマンスペクトル
のピークはシャープであり、従って結晶相が支配的であ
ることがわかるが、冷却層として膜厚が800nmのS
iO2 膜が形成されたSi薄膜のラマンスペクトルのピ
ークはブロードであり、従って非晶質相が支配的である
ことがわかる。この結果から、Si薄膜上に冷却層を形
成してレーザビームによる溶融及び固化を行うことによ
り、膜厚が18nm以上のSi薄膜でも非晶質化するこ
とができることが明らかである。
【0021】なお、石英基板と冷却層としてのSiO2
膜とが膜厚が30nmのSi薄膜に対して同一性能のヒ
ートシンクとして働くとすると、この場合に溶融Siの
固化時に放出される潜熱は、冷却層が形成されていない
膜厚が15nmのSi薄膜の場合の溶融Siの固化時に
放出される潜熱と同程度であると考えられる。以上のこ
とを前提として、この発明の実施例による光記録媒体に
ついて説明する。
【0022】図1はこの発明の第1実施例による光記録
媒体を示す。図1に示すように、この第1実施例による
光記録媒体においては、例えばガラス基板のような基板
1上に多結晶Si薄膜から成る記録層2が形成されてい
る。この記録層2には、厚さt1 を有する厚い部分2a
と、厚さt2 (<t1 )を有する薄い部分2bとが交互
に形成されている。ここで、t1 は18nm以上、好適
には30nm以上に選ばれ、t2 は0nmより大きく、
かつ50nm以下、好適には18nm以下に選ばれる。
この場合、厚さt2 の薄い部分2bが記録領域を構成す
る。この記録領域の平面形状は、長円その他の各種形状
とすることができる。
【0023】この第1実施例による光記録媒体は、基板
1上に多結晶Si薄膜を形成し、この多結晶Si薄膜の
うちの記録領域となる部分を所定深さまで選択的にエッ
チング除去して記録層2を形成することにより製造する
ことができる。この多結晶Si薄膜の形成方法として
は、プラズマCVD法や光CVD法などにより基板1上
にSi薄膜を形成した後、このSi薄膜にレーザビーム
を照射して溶融し、その後固化して結晶化することによ
り形成する方法や、CVD法により基板1上に直接形成
する方法などを用いることができる。
【0024】次に、この第1実施例による光記録媒体の
記録方法について説明する。この第1実施例による光記
録媒体に記録を行うためには、例えば、基板1に関して
記録層2と反対側から記録用のレーザビームLを基板1
を通して記録層2のうちの記録領域を構成する薄い部分
2bに照射する。
【0025】レーザビームLとしては、上述のXeCl
エキシマレーザによるレーザビームのほかに、KrFエ
キシマレーザによるレーザビーム(波長249nm)、
ArFエキシマレーザによるレーザビーム(波長193
nm)などを用いることができ、そのパルス幅は例えば
10〜100nsとすることができる。また、このレー
ザビームLの照射エネルギー密度は、好適には240〜
350mJ/cm2 に選ばれる。
【0026】このようにしてレーザビームLが照射され
た記録領域、すなわち薄い部分2bは溶融し、その後固
化して非晶質化する(非結晶化した部分に点描を付
す)。この場合、記録層2の裏面でのレーザビームLの
スポット径がこの薄い部分2bの大きさよりも大きく、
このためこの薄い部分2bばかりでなく、これに隣接す
る厚い部分2aにもレーザビームLが照射されても、こ
の厚い部分2aの膜厚は18nm以上であることから、
溶融及び固化後には非晶質化せず、多結晶のままである
ので、薄い部分2bだけが選択的に非晶質化する。この
ため、書き込みエラーが少ない。
【0027】以上のように、この第1実施例によれば、
記録層2が多結晶Si薄膜により構成されていることか
ら、光記録材料としてカルコゲナイド系の多元合金を用
いた従来の光記録媒体に比べて記録の安定性が極めて高
い。また、この記録層2の材料であるSiは、カルコゲ
ナイド系の多元合金のように組成制御を行う必要がない
ので製造が容易であるばかりでなく、低コストである。
さらにまた、この第1実施例による光記録媒体は、記録
層の材料としてカルコゲナイド系の多元合金を用いた光
記録媒体に比べて信号対雑音比(S/N比)も高い。
【0028】図2はこの発明の第2実施例による光記録
媒体を示す。図2に示すように、この第2実施例による
光記録媒体においては、例えばガラス基板のような基板
1上に多結晶Si薄膜から成る記録層2が形成されてい
る。さらに、この記録層2のうちの記録領域の上には、
冷却層としてSiO2 膜3が形成されている。記録層2
のうちのこのSiO2 膜3に覆われている部分2c、す
なわち記録領域の平面形状は、第1実施例と同様に、長
円その他の各種形状とすることができる。
【0029】このSiO2 膜3の膜厚は、好適には0.
5μm以上に選ばれる。それは次のような理由による。
すなわち、SiO2 の熱拡散係数は0.006cm2
sであるので、記録時のレーザビームLの照射時間、す
なわち書き込み時間を例えば約100nsとすると、こ
の書き込み時間の間の熱拡散距離は0.5μm程度であ
る。従って、SiO2 膜3の膜厚を0.5μm以上に設
定することにより、このSiO2 膜3により十分な冷却
効果を得ることができ、これによって潜熱による再加熱
を抑制し結晶化を抑制することができる。
【0030】この第2実施例による光記録媒体は、第1
実施例で述べたと同様な方法により基板1上に多結晶S
i薄膜から成る記録層2を形成し、さらにこの記録層2
上にCVD法によりSiO2 膜3を形成した後、このS
iO2 膜3のうちの記録領域上にある部分以外の部分を
選択的にエッチング除去することにより製造することが
できる。
【0031】この第2実施例による光記録媒体に記録を
行うためには、例えば、基板1に関して記録層2と反対
側から第1実施例と同様な記録用のレーザビームLを基
板1を通して記録層2のうちのSiO2 膜3に覆われて
いる部分2cに照射する。
【0032】このようにしてレーザビームLが照射され
た記録領域、すなわちSiO2 膜3に覆われた部分2c
は溶融し、その後固化するが、この固化時に放出される
潜熱は、基板1側ばかりでなく、SiO2 膜3側にも拡
散する。このため、再加熱による結晶化を効果的に抑制
することができ、これによって記録領域となる部分2c
は固化後には非晶質化する(非結晶化した部分に点描を
付す)。この場合、記録層2の裏面でのレーザビームL
のスポット径が記録領域、すなわちSiO2 膜3に覆わ
れている部分2cの大きさよりも大きく、このためこの
部分2cばかりでなく、これに隣接するSiO2 膜3が
形成されていない部分2dにもレーザビームLが照射さ
れても、この部分2dは溶融及び固化後には非晶質とな
らず、多結晶のままであるので、SiO2 膜3に覆われ
た部分2cだけが非晶質化されることになる。このた
め、第1実施例と同様に書き込みエラーが少ない。この
第2実施例によっても、第1実施例と同様な利点を得る
ことができる。
【0033】以上、この発明の実施例につき具体的に説
明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が
可能である。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
記録の安定性が高い相転移型の光記録媒体を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による光記録媒体を示す
断面図である。
【図2】この発明の第2実施例による光記録媒体を示す
断面図である。
【図3】基板上に形成されたSi薄膜にレーザビームを
照射して溶融し、その後固化することにより形成された
Si薄膜のラマンスペクトルの膜厚依存性の測定結果を
示すグラフである。
【図4】冷却層としてのSiO2 膜を形成したSi薄膜
にレーザビームを照射して溶融し、その後固化すること
により形成されたSi薄膜のラマンスペクトルを冷却層
を形成しないSi薄膜に同様な処理を行うことにより形
成されたSi薄膜のラマンスペクトルと比較して示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 基板 2 記録層 2a 厚い部分 2b 薄い部分 3 冷却層 L レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストフ・シラ 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 ダラム・パル・ゴサイン 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 碓井 節夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−17545(JP,A) 特開 平1−258242(JP,A) 特開 平1−101190(JP,A) 特開 平3−208333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/24 511 G11B 7/24 522 G11B 7/24 538

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、上記基板上に形成されたIV族元
    素を主成分とする結晶質の半導体薄膜から成る記録層と
    を有し、 上記記録層には第1の厚さを有する部分及び上記第1の
    厚さよりも小さい第2の厚さを有する部分が設けられ、 上記記録層のうちの上記第2の厚さを有する部分にレー
    ザビームを照射してこの部分を溶融し、その後固化して
    この部分を非晶質化することにより記録を行い、 上記第2の厚さは上記第2の厚さを有する部分が上記レ
    ーザビームの照射により溶融し、その後固化した時に非
    晶質化するように設定されているとともに、上記第1の
    厚さは上記第1の厚さを有する部分が上記レーザビーム
    の照射により溶融し、その後固化しても非晶質化しない
    ように設定されていることを特徴とする 光記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記半導体薄膜は多結晶または単結晶の
    シリコン薄膜であり、上記第1の厚さは30nm以上で
    あり、上記第2の厚さは0nmよりも大きく、かつ18
    nm以下であることを特徴とする請求項1記載の光記録
    媒体。
  3. 【請求項3】 基板と、上記基板上に形成されたIV族元
    素を主成分とする結晶質の半導体薄膜から成る記録層と
    を有し、 上記記録層上には冷却層が選択的に設けられ、 上記記録層のうちの上記冷却層に覆われている部分にレ
    ーザビームを照射してこの部分を溶融し、その後固化し
    てこの部分を非晶質化することにより記録を行い、 上記レーザビームの照射により上記記録層のうちの上記
    冷却層に覆われている部分が溶融し、その後固化した時
    に非晶質化するとともに、上記レーザビームの照射によ
    り上記記録層のうちの上記冷却層に覆われていない部分
    が溶融し、その後固化しても非晶質化しないように上記
    冷却層の材料及び厚さが設定されていることを特徴とす
    光記録媒体。
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