JP3070595B1 - Atmセル組立分解装置 - Google Patents

Atmセル組立分解装置

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JP3070595B1 JP3257399A JP3257399A JP3070595B1 JP 3070595 B1 JP3070595 B1 JP 3070595B1 JP 3257399 A JP3257399 A JP 3257399A JP 3257399 A JP3257399 A JP 3257399A JP 3070595 B1 JP3070595 B1 JP 3070595B1
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Abstract

【要約】 【課題】 消費電力を低減する。 【解決手段】 受信VC検出部16は受信セルが有効で
あるか否かを判断する。受信制御部17は、受信VC検
出部16が有効と判断したセルの分解とエラー確認を行
った後にDMA転送要求を行う。DMA出力部12は受
信データバッファ18から受信ペイロードデータを読み
出してホストメモリ3にDMA転送する。受信部クロッ
ク制御部20は、受信VC検出部16が受信セルを有効
と判断したとき受信制御部17に対するクロック供給を
開始し、受信制御部17の1セル分の処理が終了したと
き受信制御部17に対するクロック供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATMネットワー
ク上のATM端末に配設されたATMセル組立分解装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ATMセル組立分解装置は、一般にAT
Mネットワークに接続されたATM端末上に配置されて
いる。このATMセル組立分解装置は、受信機能を実現
する構成として、物理層デバイスから送り込まれる53
バイトの受信ATMセルを5バイトのヘッダと48バイ
トのペイロードとに分解し、さらに、複数のペイロード
から仮想チャンネル(Virtual Channel 、以下、VCと
略称する)毎に受信パケットを構成して、上位アプリケ
ーションに受け渡すために用いられている。また、送信
機能を実現する構成として、上位アプリケーションの作
成した送信パケットを、48バイトのペイロード単位に
分割し、個々のペイロードに5バイトのヘッダを付加し
て、物理層デバイスへと送出するために用いられてい
る。
【0003】図9は、従来のATMセル組立分解装置の
構成を示すブロック図である。図9に示すように、AT
Mセル組立分解装置101は、ATMネットワークに対
してフレームデータの送受信を行う物理層デバイス5と
接続されている。また、一方では、ホストバス4を介し
て、上位アプリケーションを動作させるホストCPU
2、及び送受信パケット等を格納しておくホストメモリ
3と接続されている。ホストCPU2は、ホストメモリ
3の管理や、ATMセル組立分解装置101に対する命
令発行等も行う。
【0004】ATMセル組立分解装置101は、その内
部構成として、セルの受信と分解を行うセル受信・分解
部106と、送信セルのセル組立と送信を行うセル組立
・送信部107と、送受信の際に必要となる情報を格納
するための受信VCアドレス・送受信パラメータ格納部
109とを備えている。受信VCアドレス・送受信パラ
メータ格納部109には、半導体メモリを使用すること
が一般的である。また、メモリアクセス制御を行うメモ
リインターフェイス部108(以下、インターフェイス
部をI/Fと略称する)が受信VCアドレス・送受信パ
ラメータ格納部109と共に設けられている。
【0005】セル受信・分解部106は、主としてセル
受信とセル分解を行う受信制御部120と、受信制御部
120によってセルから分離された48バイトのペイロ
ードを一時的に格納する受信データバッファ121とか
ら構成される。セル組立と送信を行うセル組立・送信部
107は、主としてセル組立と送信を行う送信制御部1
25と、送信制御部125がセルを組み立てる際に使用
する48バイトのペイロードデータを一時的に格納して
いる送信データバッファ126とから構成される。
【0006】さらに、ATMセル組立分解装置101
は、対物理層デバイスインターフェイス機能を実現する
構成として、物理層デバイス5からATMセルの受信を
行うセル受信I/F110と、物理層デバイス5へAT
Mセルの送出を行うセル送信I/F111とを備えてい
る。また、ATMセル組立分解装置101は、対ホスト
システムインターフェイス機能を実現する構成として、
ホストCPU2からのレジスタアクセスやATMセル組
立分解装置101への命令処理を行うホストアクセス部
114と、ホストメモリ3に対してDMA(ダイレクト
メモリアクセス)データ転送を行うDMA出力部112
及びDMA入力部113を備えている。
【0007】図10は、図9のATMセル組立分解装置
の受信動作を示すフローチャート図である。以下、図1
0を用いて、図9のATMセル組立分解装置の受信動作
を説明する。セル受信I/F110が物理層デバイス5
からATMセルを1セル受信すると、受信制御部120
は、5バイトのセルヘッダ中のVC識別符号VPI/V
CI(以下、単にVPI/VCIと記す)を参照する。
このVPI/VCIに基づいて、受信制御部120は、
受信セルが、ホストCPU2上で動作する上位アプリケ
ーションが受信を希望するVCのセル(以下、該VCを
有効受信VC、該セルを有効受信セルと呼称する)であ
るか否かを確認する。
【0008】有効受信VCは、受信VCアドレス・送受
信パラメータ格納部109内に登録されている。受信制
御部120は、セル受信I/F110から渡されたセル
が受信VCアドレス・送受信パラメータ格納部109に
登録されているVCのセル、すなわち有効受信セルであ
れば、受信を行うと判断する。また、受信制御部120
は、セル受信I/F110から渡されたセルが受信VC
アドレス・送受信パラメータ格納部109に登録されて
いないVCのセルあるいはVPI/VCIが全て0で埋
められているセル(以下、無効受信セルと呼称する)で
あれば、受信を行わないと判断する(ステップS5
1)。
【0009】ステップS51で受信を行うと判断した場
合、受信制御部120は、受信VCアドレス・送受信パ
ラメータ格納部109内に格納された当該VCに関する
受信パラメータを読み出し(ステップS52)、このパ
ラメータを基にセルの分解、エラー検出を行う(ステッ
プS53)。続いて、受信制御部120は、セルから分
離した48バイトの受信ペイロードデータを受信データ
バッファ121に格納し、DMA出力部112に該受信
ペイロードデータのDMA転送を要求する(ステップS
54)。
【0010】受信データバッファ121に格納された受
信ペイロードデータは、DMA出力部112によってホ
ストメモリ3にDMA転送される(ステップS55)。
これで、1セル分の受信処理が終了する。なお、受信制
御部120は、ステップS51において受信セルが無効
受信セルで、受信を行わないと判断した場合、ステップ
S52からステップS55までの処理を実行せずに当該
セルを廃棄し、1セル分の受信処理を終了する(ステッ
プS56)。以上の処理は、セル受信I/F110が物
理層デバイス5からATMセルを1セル受信する度に行
われ、ホストメモリ3上に転送された受信ペイロードは
パケットとして組み立てられてゆく。
【0011】図11は、図9のATMセル組立分解装置
の送信動作を示すフローチャート図である。以下、図1
1を用いて、図9のATMセル組立分解装置の送信動作
を説明する。まず、送信制御部125は、ホストCPU
2上で動作するアプリケーションが送信を希望するVC
(以下、当該VCを有効送信VC、当該VCから送信さ
れるセルを有効送信セルと呼称する)それぞれのVCの
送信レート情報に基づき、次に送信すべきセルのVCを
決定する。この決定は1セルごとに行われ、送信レート
調整のためにセルヘッダ中のVPI/VCIが全て0で
あるような疑似セルの送信を決定することもある(ステ
ップS61)。
【0012】次に、送信制御部125は、ステップS6
1で決定したVCが有効送信VCであるか疑似セル送信
であるかにより、処理を分岐する(ステップS62)。
ステップS61で決定したVCが有効送信VCであった
場合、送信制御部125は、送信すべきVCの送信パラ
メータを読み出し、送信パラメータよりホストメモリ3
上の送信ペイロードデータの格納アドレスを求め、この
アドレスに基づき、ホストメモリ3上から1セル分のペ
イロードデータをDMA転送するようDMA入力部11
3に要求する(ステップS63)。DMA入力部113
は、ホストメモリ3から1セル分の送信ペイロードデー
タをDMA転送によって読み出し、読み出した送信ペイ
ロードデータを送信データバッファ126に格納する
(ステップS64)。
【0013】続いて、送信制御部125は48バイトの
送信ペイロードデータを生成する。この送信ペイロード
データの生成のために、送信制御部125は、まず送信
データバッファ126から1セル分のペイロードデータ
を読み出す。セル組立に使用するペイロードデータは、
送信すべきセルが当該VCで送信されるパケットの最終
セルとなる場合、DMA入力部113より入力されたペ
イロードデータにトレイラを付加する等の加工が行われ
て生成される。最終セルでない場合は、DMA入力部1
13より入力されたペイロードデータがそのまま使用さ
れる。さらに、送信制御部125は、5バイトのセルヘ
ッダも生成する。送信制御部125は、ヘッダ、ペイロ
ードを生成しつつ、トレイラ生成に必要な、CRC演算
や、パケット長計算も行う(ステップS65)。
【0014】そして、送信制御部125は、これら送信
ペイロードデータ、セルヘッダからセルを組み立てる
(ステップS66)。セル送信I/F111は、送信制
御部125で組み立てられたATMセルを物理層デバイ
ス5へ送出する。これで、1セル分の送信処理が終了す
る(ステップS67)。ステップS62において疑似セ
ルの送信と判断した場合、送信制御部125は、疑似セ
ルを生成するためにセルヘッダ中のVPI/VCI符号
が全て0であるセルデータを生成し(ステップS6
8)、このデータをステップS66でセル化する。セル
送信I/F111は、組み立てられたATMセルを物理
層デバイス5へ送出する。これで、1セル分の送信処理
が終了する(ステップS67)。
【0015】以上のようなATMセル組立分解装置で
は、一般に、装置内の全ての回路に対して常にクロック
が供給されている。また、このようなATMセル組立分
解装置は、クロック同期型CMOS半導体技術を用いて
構成されるのが一般的である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示し
た従来のATMセル組立分解装置では、無駄に電力を消
費するという問題点を有している。その理由は、処理を
行う必要のない回路に対しても、常にクロックが供給さ
れているためである。具体的には、図10に示した受信
動作において、ステップS51で当該セルの受信を行わ
ないと判断された場合、ステップS52からステップS
55までの処理は実行されず、このとき、受信制御部1
20においてステップS52、ステップS53、ステッ
プS54に関わる回路は動作する必要がない。しかしな
がら、この間、上記回路部分にもクロックが供給されて
いる。
【0017】また、図11に示した送信動作において
も、ステップS62で疑似セルの送信と判断された場
合、ステップS63、ステップS65の処理は実行され
ないが、この間、送信制御部125において、当該処理
に関わる回路にもクロックが供給されている。一般に、
クロック同期型CMOS半導体回路においては、クロッ
クが供給されているとき、消費電力はクロック周波数に
比例して増大し、また、クロックが供給されていないと
き、消費電力は0であると考えてよい。このため、動作
する必要のない回路にクロックを供給することで、無駄
に電力を消費してしまう。
【0018】上記の事情をさらに詳細に説明する。図9
のATMセル組立分解装置における受信帯域を156M
bpsとする。このATMセル組立分解装置に対して、
物理層デバイス5から、ホストCPU2上で動作する上
位アプリケーションが受信を希望するVC(これをVC
1と呼称する)のセルが26Mbps、上位アプリケー
ションが受信を希望しないVCのセルが52Mbpsの
受信レートで連続的に受信入力されるものとし、残りの
受信帯域78Mbps分は何も入力されないか、レート
調整のために疑似セルが入力されるものとする。このと
き、図10のステップS52、ステップS53、ステッ
プS54の処理は、最大でも、VC1のセルを受信する
際の、26÷156×100=17%の期間のみ動作す
ればよく、残りの83%の期間はクロック供給を必要と
しない。しかしながら、従来のATMセル組立分解装置
では、VC1のセルを受信しない83%の期間において
もクロックが供給されており、ステップS52、ステッ
プ53、ステップS54の処理を行う回路において83
%の電力を無駄に消費している。
【0019】また、図9のATMセル組立分解装置にお
ける送信帯域を156Mbpsとする。上位アプリケー
ションによって供給された送信データを、VC2により
26Mbpsの送信レートで送信している場合、ステッ
プS63、ステップS65の処理は、最大でも26÷1
56×100=17%の期間のみ動作すればよく、残り
の83%の期間はクロック供給を必要としない。しかし
ながら、従来のATMセル組立分解装置では、VC2の
セルを送信しない83%の期間においてもクロックが供
給されており、ステップS63、ステップS65の処理
を行う回路において83%の電力を無駄に消費してい
る。以上の説明により、従来のATMセル組立分解装置
では、処理を行う必要のない回路に対しても、常にクロ
ックが供給されているため、無駄に電力を消費するとい
う問題点を有していることが理解される。
【0020】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、有効セルを受信あるいは送信しないとき、
処理が不要となる回路に対してクロックの供給を停止す
ることにより、消費電力を低減することができるATM
セル組立分解装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のATMセル組立
分解装置は、ATMネットワーク上のATM端末に配設
され、物理層デバイス(5)、ホストCPU(2)およ
びホストメモリ(3)と接続され、その内部構成とし
て、物理層デバイスよりセルを受信するセル受信手段
(10,15)と、受信セルのセルヘッダ中のVPI/
VCI情報に基づいて受信セルが有効であるか否かを判
断する受信VC検出手段(16)と、受信VC検出手段
が有効と判断したセルの分解とエラー確認を行った後に
DMA転送要求を行う受信制御手段(17)と、受信制
御手段によって受信セルより分離された受信ペイロード
データを一時格納するための受信データ格納手段(1
8)と、受信制御手段からのDMA転送要求に従い、受
信データ格納手段から受信ペイロードデータを読み出し
てホストメモリにDMA転送するDMA出力手段(1
2)とを備えている。そして、受信VC検出手段が受信
セルを有効と判断したとき受信制御手段に対するクロッ
ク供給を開始し、受信制御手段がセルの分解とエラー確
認を行い、受信ペイロードを受信データ格納手段に格納
し、DMA出力手段にDMA転送を要求して、受信制御
手段の1セル分の処理が終了したとき、受信制御手段に
対するクロック供給を停止する受信部クロック制御手段
(20)を有している。
【0022】また、ATMセル組立分解装置の1構成例
は、その内部構成として、次回送信すべきセルのVCを
決定する送信スケジュール手段(21)と、送信スケジ
ュール手段によって決定されたVCが有効送信VCであ
るとき、当該VCの送信ペイロードを要求するDMA転
送要求を行い、DMA転送により取得したデータを基に
送信ペイロードデータを生成すると共に、セルヘッダを
生成する送信制御手段(22)と、送信制御手段によっ
て生成された送信ペイロードデータを一時格納するため
の送信ペイロード格納手段(24)と、送信制御手段に
よって生成されたセルヘッダを一時格納するための送信
ヘッダ格納手段(25)と、送信ヘッダ格納手段に格納
されたセルヘッダと送信ペイロード格納手段に格納され
た送信ペイロードデータとを組み合わせてセル化するセ
ル組立手段(26)と、セル組立手段によって準備され
た送信セルを物理層デバイスに送出するセル送出手段
(11)と、送信制御手段からのDMA転送要求に従
い、ホストメモリから送信ペイロードを読み出して送信
制御手段にDMA転送するDMA入力手段(13)とを
備えている。そして、送信スケジュール手段が有効送信
VCのセルを送信することを決定したとき、送信制御手
段に対してクロック供給を開始し、送信制御手段がセル
ヘッダ、送信ペイロードデータを送信ヘッダ格納手段、
送信ペイロード格納手段に格納して、送信制御手段の1
セル分の処理が終了したとき、送信制御手段に対するク
ロック供給を停止する送信部クロック制御手段(27)
を有している。
【0023】また、ATMセル組立分解装置の1構成例
は、上記受信制御手段からコマンドとして発行されたD
MA転送要求を格納するDMA出力コマンド格納手段
(19a)と、DMA出力コマンド格納手段に格納され
たコマンド数が1以上になったとき、上記DMA出力手
段に対してクロック供給を開始し、DMA出力手段がコ
マンド1つ分のDMA転送を終了したときDMA出力コ
マンド格納手段に格納されたコマンド数が0であれば、
DMA出力手段に対するクロック供給を停止するDMA
出力部クロック制御手段(60)とを有している。そし
て、DMA出力手段(12a)は、上記クロックに応じ
て動作し、DMA出力コマンド格納手段からコマンドを
読み出して、読み出したコマンドに基づいてDMA転送
を実行するものである。また、ATMセル組立分解装置
の1構成例は、上記送信制御手段からコマンドとして発
行されたDMA転送要求を格納するDMA入力コマンド
格納手段(23a)と、DMA入力コマンド格納手段に
格納されたコマンド数が1以上になったとき、上記DM
A入力手段に対してクロック供給を開始し、DMA入力
手段がコマンド1つ分のDMA転送を終了したときDM
A入力コマンド格納手段に格納されたコマンド数が0で
あれば、DMA入力手段に対するクロック供給を停止す
るDMA入力部クロック制御手段(61)とを有してい
る。そして、DMA入力手段(13a)は、上記クロッ
クに応じて動作し、DMA入力コマンド格納手段からコ
マンドを読み出して、読み出したコマンドに基づいてD
MA転送を実行するものである。
【0024】また、受信制御手段(17b)は、上記受
信データ格納手段(18)に受信ペイロードデータを書
き込み中であることを示す書き込み信号(81)を出力
するものであり、DMA出力手段(12b)は、上記受
信データ格納手段から受信ペイロードデータを読み出し
中であることを示す読み出し信号(82)を出力するも
のである。そして、ATMセル組立分解装置は、上記書
き込み信号、読み出し信号を参照して、書き込み信号が
データ書き込み中であることを示しているときのみ受信
データ格納手段に書き込みクロックを供給し、読み出し
信号がデータ読み出し中であることを示しているときの
み受信データ格納手段に読み出しクロックを供給する受
信データ格納部クロック制御手段(80)を有してい
る。また、送信制御手段(22b)は、上記送信ペイロ
ード格納手段(24)に送信ペイロードデータを書き込
み中であることを示す書き込み信号(91)を出力する
ものであり、セル組立手段(26b)は、上記送信ペイ
ロード格納手段から送信ペイロードデータを読み出し中
であることを示す読み出し信号(92)を出力するもの
である。そして、ATMセル組立分解装置は、上記書き
込み信号、読み出し信号を参照して、書き込み信号がデ
ータ書き込み中であることを示しているときのみ送信ペ
イロード格納手段に書き込みクロックを供給し、読み出
し信号がデータ読み出し中であることを示しているとき
のみ送信ペイロード格納手段に読み出しクロックを供給
する送信ペイロード格納部クロック制御手段(90)を
有している。
【0025】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態となるATMセル組
立分解装置の構成を示すブロック図である。従来の装置
では、有効なセルが受信されていないときであっても、
受信セルの分解、エラー確認を行っていた回路に常にク
ロックを供給していたのに対し、本発明は、有効なセル
を受信したときのみ上記回路にクロックを供給する受信
部クロック制御手段を設けたことを特徴としている。
【0026】また、従来の装置では、有効セルを送信し
ないときであっても、有効な送信セルのデータを生成す
る回路に常にクロックを供給していたのに対し、本発明
は、有効なセルを送信するときのみ上記回路にクロック
を供給する送信部クロック制御手段を設けたことを特徴
としている。
【0027】図1に示すように、本実施の形態のATM
セル組立分解装置1は、図9のATMセル組立分解装置
101と同様に、ATMネットワークに対してフレーム
データの送受信を行う物理層デバイス5と接続されてい
る。また、ATMセル組立分解装置1は、上位アプリケ
ーションを動作させるホストCPU2及び送受信パケッ
ト等を格納するホストメモリ3とホストバス4を介して
接続されている。ホストCPU2は、ホストメモリ3の
管理やATMセル組立分解装置1に対する命令の発行等
も行う。
【0028】ATMセル組立分解装置1は、その内部構
成として、セルの受信とセルの分解を行うセル受信・分
解部6と、送信セルのセル組立と送信を行うセル組立・
送信部7と、送受信の際に必要となる情報を格納するた
めの受信VCアドレス・送受信パラメータ格納部9とを
備えている。受信VCアドレス・送受信パラメータ格納
部9には、半導体メモリを使用することが一般的であ
る。また、受信VCアドレス・送受信パラメータ格納部
9に対するメモリアクセス制御を行うメモリインターフ
ェイス部8(以下、インターフェイス部をI/Fと略称
する)が格納部9と共に設けられている。
【0029】さらに、ATMセル組立分解装置1は、対
物理層デバイスインターフェイス機能を実現する構成と
して、物理層デバイス5からATMセルの受信を行うセ
ル受信I/F10と、物理層デバイス5へATMセルの
送出を行うセル送信I/F11とを備えている。また、
ATMセル組立分解装置1は、対ホストシステムインタ
ーフェイス機能を実現する構成として、ホストCPU2
からのレジスタアクセスやホストCPU2からATMセ
ル組立分解装置1への命令を処理するホストアクセス部
14と、ホストメモリ3に対してDMA(ダイレクトメ
モリアクセス)データ転送を行うDMA出力部12及び
DMA入力部13を備えている。
【0030】DMA出力部12とセル受信・分解部6の
間には、セル受信・分解部6からのDMA転送要求を一
時的に格納しておくDMA出力コマンド格納部19が配
置されている。また、DMA入力部13とセル組立・送
信部7の間には、セル組立・送信部7からのDMA転送
要求を一時的に格納しておくDMA入力コマンド格納部
23が配置されている。
【0031】DMA出力部12とDMA出力コマンド格
納部19は、図9のDMA出力部112と同様の機能を
実現する。DMA入力部13とDMA入力コマンド格納
部23は、図9のDMA入力部113と同様の機能を実
現する。
【0032】セル受信・分解部6は、セル受信I/F1
0から入力されたセルを一次的に格納する受信セルバッ
ファ15と、受信セルバッファ15に一時的に格納され
たセルのヘッダを読み出し、受信セルが有効受信セルで
あるか否かを判断する受信VC検出部16と、セルの分
解とエラー確認を行う受信制御部17と、受信制御部1
7によってセルから分離された48バイトのペイロード
データを格納する受信データバッファ18とを備えてい
る。
【0033】受信セルバッファ15、受信VC検出部1
6、受信制御部17及び受信データバッファ18は、図
9のセル受信・分解部106と同様の機能を実現する。
特に、受信制御部17は、図9の受信制御部120のス
テップS52、ステップS53、ステップS54の処理
に関わる回路と同様の機能を実現する。
【0034】セル組立・送信部7は、次回送信すべきV
Cを決定する送信スケジュール部21と、送信スケジュ
ール部21によって決定されたVCのセルを送信するた
め、セルヘッダ、セルペイロードデータを生成する送信
制御部22と、送信制御部22によって生成されたヘッ
ダを一時的に格納する送信ヘッダバッファ25と、送信
制御部22によって生成されたペイロードデータを一時
的に格納する送信ペイロードバッファ24と、送信ヘッ
ダバッファ25に格納されているヘッダと送信ペイロー
ドバッファ24に格納されているペイロードとからセル
を組み立て、セル送信I/F11に送出するセル組立部
26とを備えている。
【0035】送信スケジュール部21、送信制御部2
2、送信ペイロードバッファ24、送信ヘッダバッファ
25及びセル組立部26は、図9のセル組立・送信部1
07と同様の機能を実現する。特に、送信制御部22
は、図9の送信制御部125のステップS63、ステッ
プS65の処理に関わる回路と同様の機能を実現する。
【0036】以上の構成は、従来のATMセル組立分解
装置101の構成を更に細分化したものである。これに
加え、本実施の形態のATMセル組立分解装置1では、
さらにセル受信・分解部6内に、受信制御部17に対す
るクロック供給制御手段として、受信部クロック制御部
20を備えている。また、セル組立・送信部7内に、送
信制御部22に対するクロック供給制御手段として、送
信部クロック制御部27を備えている。
【0037】受信部クロック制御部20は、ホストCP
U2上で動作する上位アプリケーションが受信を希望す
るVCのセルを受信したとき、受信制御部17に対する
クロック供給を開始し、受信制御部17における1セル
分の処理が終了したとき、受信制御部17に対するクロ
ック供給を停止する。これにより、ATMセル組立分解
装置1に有効なセルが受信入力されないとき、あるいは
無効なVCのセルが入力されたときには、受信制御部1
7にはクロックが供給されず、この間の受信制御部17
における電力消費が低減される。
【0038】送信部クロック制御部27は、送信スケジ
ュール部21において、ホストCPU2上で動作する上
位アプリケーションが送信を希望するVCにより1セル
送信すると決定されたとき、送信制御部22に対するク
ロック供給を開始し、送信制御部22における1セル分
の処理が終了したとき、送信制御部22に対するクロッ
ク供給を停止する。これにより、ATMセル組立分解装
置1が、ホストCPU2上で動作する上位アプリケーシ
ョンが送信を希望するVCのセルを送信しないとき、送
信制御部22にはクロックが供給されず、この間の送信
制御部22における電力消費が低減される。したがっ
て、ATMセル組立分解装置1の消費電力が低減される
という効果が得られる。
【0039】図2は、図1のATMセル組立分解装置1
の受信動作を示すフローチャート図である。以下、図2
を用いて、図1のATMセル組立分解装置1の受信動作
を説明する。物理層デバイス5より受信入力された受信
セルは、セル受信I/F10を介して受信セルバッファ
15に一時的に格納される。
【0040】受信VC検出部16は、受信セルバッファ
15に格納された受信セルのヘッダを読み込み、ヘッダ
中のVPI/VCIを確認して、受信セルが有効受信セ
ル(上位アプリケーションが受信を希望するVCのセ
ル)であるか否かを判断する(ステップS51a)。有
効受信VCは、受信VCアドレス・送受信パラメータ格
納部9内に登録されている。よって、受信VC検出部1
6は、受信セルが受信VCアドレス・送受信パラメータ
格納部9に登録されているVCのセルであれば、有効受
信セルであると判断する。
【0041】ステップS51aにおいて有効受信セルで
あると判断した場合、受信VC検出部16は、受信部ク
ロック制御部20に対し、有効受信セルを受信したこと
を示す受信VC検出信号40を出力する。受信VC検出
信号40を受け取った受信部クロック制御部20は、受
信制御部17に対するクロック供給を開始する(ステッ
プS1)。
【0042】受信制御部17は、クロックが供給される
と、受信VCアドレス・送受信パラメータ格納部9内に
格納された当該VCに関する受信パラメータをメモリI
/F8を介して読み出し(ステップS52a)、このパ
ラメータを基に、受信セルバッファ15内に格納されて
いる受信セルの分解とエラー検出を行う(ステップS5
3a)。
【0043】続いて、受信制御部17は、セルから分離
した48バイトの受信ペイロードデータを受信データバ
ッファ18に格納した後、この受信ペイロードデータを
DMA転送するため、DMA出力コマンド格納部19に
DMA出力コマンドを格納する。この時点で、受信制御
部17においては1セル分の処理が終了するので、受信
制御部17は、受信部クロック制御部20に対し、受信
制御部17における1セル分の受信処理が終了したこと
を示す受信処理終了信号41を出力する。(ステップS
54a)。
【0044】受信処理終了信号41を受け取った受信部
クロック制御部20は、受信制御部17に対するクロッ
ク供給を停止する(ステップS2)。DMA出力部12
は、DMA出力コマンド格納部19に格納されたDMA
出力コマンドを読み出し、読み出したコマンドに従っ
て、受信データバッファ18に格納された受信ペイロー
ドデータをホストメモリ3にDMA転送する。この時点
で、1セル分の受信処理が終了する(ステップS55
a)。
【0045】なお、ステップS51aで当該セルが無効
受信セルであると判断された場合、ステップS52aか
らステップS55aまでの処理は実行されず、当該セル
は廃棄され、1セル分の受信処理が終了する(ステップ
S56a)。以上の処理は、セル受信I/F10が物理
層デバイス5からATMセルを1セル受信する度に行わ
れ、ホストメモリ3上に転送された受信ペイロードはパ
ケットとして組み立てられてゆく。
【0046】図3は、図1のATMセル組立分解装置1
の送信動作を示すフローチャート図である。以下、図3
を用いて、図1のATMセル組立分解装置1の送信動作
を説明する。まず、送信スケジュール部21は、ホスト
CPU2上の上位アプリケーションが送信を希望する個
々のVCの送信レート情報に基づき、次に送信すべきセ
ルのVCを決定する(ステップS61a)。
【0047】この決定は1セルごとに行われ、送信レー
ト調整のためにセルヘッダ中のVPI/VCIが全て0
であるような疑似セルの送信を決定することもある。次
に、送信スケジュール部21は、ステップS61aで決
定したVCが有効送信VC(上位アプリケーションが送
信を希望するVC)であるか疑似セル送信であるかによ
り、処理を分岐する(ステップS62a)。
【0048】ステップS61aで決定したVCが有効送
信VCであった場合、送信スケジュール部21は、送信
クロック制御部27に対し、送信すべきセルのVCとし
て有効送信VCが決定されたことを示す有効VC送信決
定信号42を出力する。有効VC送信決定信号42を受
け取った送信クロック制御部27は、送信制御部22に
対し、クロックの供給を開始する(ステップS5)。
【0049】送信制御部22は、クロックが供給される
と、送信スケジュール部21から送信すべきVC番号を
取得して、このVCの送信パラメータを受信VCアドレ
ス・送受信パラメータ格納部9から読み出し、読み出し
た送信パラメータよりホストメモリ3上の送信ペイロー
ドデータの格納アドレスを求める。そして、送信制御部
22は、この格納アドレスに基づき、ホストメモリ3上
からATMセル組立分解装置1内に1セル分の送信ペイ
ロードデータをDMA転送するようDMA入力部13に
要求するため、DMA入力コマンドをDMA入力コマン
ド格納部23に格納する(ステップS63a)。
【0050】DMA入力部13は、DMA入力コマンド
格納部23に格納されたDMA入力コマンドを読み出
し、読み出したコマンドに従って、1セル分の送信ペイ
ロードデータをホストメモリ3から送信制御部22へD
MA転送する(ステップS64a)。送信制御部22
は、送信セルを生成する元データとして、5バイトのセ
ルヘッダと48バイトのペイロードデータを生成する。
【0051】セル組立に使用するペイロードデータは、
送信すべきセルが当該VCで送信されるパケットの最終
セルとなる場合、DMA入力部13より入力されたペイ
ロードデータにトレイラを付加する等の加工が行われて
生成される。最終セルでない場合は、DMA入力部13
より入力されたペイロードデータがそのまま使用され
る。
【0052】送信制御部22は、ヘッダ、ペイロードを
生成しつつ、トレイラ生成に必要なCRC演算やパケッ
ト長計算も行う。送信制御部22は、こうして生成した
ペイロードデータを送信ペイロードバッファ24に格納
した後、生成したセルヘッダを送信ヘッダバッファ25
に格納する。この時点で、送信制御部22においては1
セル分の処理が終了するので、送信制御部22は、送信
部クロック制御部27に対し、送信制御部22における
1セル分の送信処理が終了したことを示す送信処理終了
信号43を出力する(ステップS65a)。
【0053】送信処理終了信号43を受け取った送信部
クロック制御部27は、送信制御部22に対するクロッ
ク供給を停止する(ステップS6)。セル組立部26
は、送信ヘッダバッファ25から送信セルのセルヘッダ
を読み出し、このヘッダ中のVPI/VCIが全て0で
ないとき、送信ペイロードバッファ24から1セル分の
ペイロードを読み出し、このペイロードに送信ヘッダバ
ッファ25から読み出したセルヘッダを付加して、セル
を組み立てる(ステップS66a)。
【0054】セル送信I/F11は、セル組立部26で
組み立てられたATMセルを物理層デバイス5へ送出す
る。これで、1セル分の送信処理が終了する(ステップ
S67a)。ステップS62aにおいて疑似セルの送信
と判断した場合、送信スケジュール部21は、疑似セル
を送信するためにVPI/VCIが全て0であるセルヘ
ッダを生成し、このセルヘッダを送信ヘッダバッファ2
5へ格納する。(ステップS68a)。
【0055】セル組立部26は、送信ヘッダバッファ2
5から送信セルのセルヘッダを読み出し、このヘッダ中
のVPI/VCIが全て0であるとき、このセルヘッダ
に48バイトのデータが全て0であるペイロードを生成
・付加して、送信レート調整用の疑似セルを組み立てる
(ステップS66a)。セル送信I/F11は、セル組
立部26で組み立てられたATMセルを物理層デバイス
5へ送出する。これで、1セル分の送信処理が終了する
(ステップS67a)。
【0056】以上のように、本実施の形態では、受信制
御部17へのクロック供給に注目してその動作をまとめ
ると、以下のようになる。 (イ)受信VC検出部16が有効受信セルを検出したと
き、本発明によって配置された受信部クロック制御部2
0により受信制御部17に対するクロック供給を開始
し、受信制御部17は処理を開始する。 (ロ)受信制御部17における1セル分の処理が終了し
たとき、本発明によって配置された受信部クロック制御
部20により受信制御部17に対するクロック供給を停
止する。 これにより、ATMセル組立分解装置1に有効受信セル
が受信入力されないとき、あるいは無効なVCのセルが
入力されたときには、受信制御部17にはクロックが供
給されず、この間の受信制御部17における電力消費が
低減される。
【0057】本実施の形態の動作をより具体的に説明す
るために、図1のATMセル組立分解装置1における受
信帯域を156Mbpsとする。このATMセル組立分
解装置1に対して、物理層デバイス5から、ホストCP
U2上で動作する上位アプリケーションが受信を希望す
るVC(これをVC1aとする)のセルが26Mbp
s、上位アプリケーションが受信を希望しないVCのセ
ルが52Mbpsの受信レートで連続的に受信入力され
るものとし、残りの受信帯域78Mbps分は何も入力
されないか、レート調整のために疑似セルが入力される
ものとする。
【0058】このとき、受信制御部17には、VC1a
のセルを受信する際の、26÷156×100=17%
の期間のみクロックが供給され、従来の装置ではクロッ
クが供給されていた残りの83%の期間はクロックが供
給されない。したがって、本発明により、受信制御部1
7において83%の無駄な電力消費が低減されているこ
とが理解できる。
【0059】また、本実施の形態では、送信制御部22
へのクロック供給に注目してその動作をまとめると、以
下のようになる。 (イ)送信スケジュール部21が有効送信VCにより1
セル送信すると決定したとき、本発明によって配置され
た送信部クロック制御部27により送信制御部22に対
するクロック供給を開始し、送信制御部22は処理を開
始する。 (ロ)送信制御部22における1セル分の処理が終了し
たとき、本発明によって配置された送信部クロック制御
部27により送信制御部22に対するクロック供給を停
止する。
【0060】これにより、ATMセル組立分解装置1
が、ホストCPU2上で動作する上位アプリケーション
が送信を希望するVCのセルを送信しないとき、送信制
御部22にはクロックが供給されず、この間の送信制御
部22における電力消費が低減される。
【0061】図1のATMセル組立分解装置1における
送信帯域を156Mbpsとすると、上位アプリケーシ
ョンによって供給された送信データをVC2により26
Mbpsの送信レートで送信している場合、送信制御部
22には、26÷156×100=17%の期間のみク
ロックが供給され、従来の装置ではクロックが供給され
ていた残りの83%の期間はクロックが供給されない。
したがって、本発明により、送信制御部22において8
3%の無駄な電力消費が低減されていることが理解でき
る。
【0062】[実施の形態の2]図4は、本発明の第2
の実施の形態となるATMセル組立分解装置の構成を示
すブロック図である。なお、図4では、図1と異なる構
成についてのみ記載している。本実施の形態のATMセ
ル組立分解装置は、実施の形態の1のATMセル組立分
解装置1において、DMA転送に関わる回路の消費電力
を低減するよう工夫したものである。
【0063】つまり、図1のATMセル組立分解装置1
では、受信データのDMA出力転送を行っていないとき
であっても、受信データのDMA出力転送を行う回路
に、常にクロックが供給されていたのに対し、本実施の
形態のATMセル組立分解装置は、受信データのDMA
出力転送を行うときのみ上記回路にクロックを供給する
DMA出力部クロック制御手段を設けたことを特徴とし
ている。
【0064】また、図1のATMセル組立分解装置1で
は、送信データのDMA入力転送を行っていないときで
あっても、送信データのDMA入力転送を行う回路に、
常にクロックが供給されていたのに対し、本実施の形態
のATMセル組立分解装置は、送信データのDMA入力
転送を行うときのみ上記回路にクロックを供給するDM
A入力部クロック制御手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0065】本実施の形態のATMセル組立分解装置の
基本構成は、実施の形態の1と同様であるが、新たにD
MA出力部クロック制御部60とDMA入力部クロック
制御部61とを設けている。以下、本実施の形態のAT
Mセル組立分解装置と実施の形態の1のATMセル組立
分解装置1の構成上の相違点について説明する。
【0066】DMA出力コマンド格納部19aは、内部
に格納しているDMA出力コマンドが無いとき「0」、
DMA出力コマンドが有るとき「1」となる出力要求有
無信号70を、DMA出力部クロック制御部60に対し
て出力する。それ以外の動作は実施の形態の1のDMA
出力コマンド格納部19と同じである。DMA出力コマ
ンド格納部19aが内部に格納されたDMA出力コマン
ド数を知るには、コマンドが格納されたとき1加算、コ
マンドが読み出されたとき1減算されるようなカウンタ
をDMA出力コマンド格納部19a内に持てばよい。
【0067】DMA出力部12aは、DMA出力コマン
ド格納部19a内に格納されている1つのDMA出力コ
マンドに応じた処理を終了すると、DMA出力部クロッ
ク制御部60に対してDMA出力終了信号71を出力す
る。それ以外の動作は実施の形態の1のDMA出力部1
2と同じである。
【0068】DMA出力部クロック制御部60は、DM
A出力コマンド格納部19a内に1つ以上のDMA出力
コマンドが格納されているとき、すなわち出力要求有無
信号70が「1」のとき、DMA出力部12aに対しク
ロック供給を開始する。そして、DMA出力部クロック
制御部60は、DMA出力部12aがDMA転送処理を
終了し、かつDMA出力コマンド格納部19a内にDM
A出力コマンドが格納されていないとき、すなわち出力
要求有無信号70が「0」のとき、DMA出力部12a
に対するクロック供給を停止する。
【0069】一方、DMA入力コマンド格納部23a
は、内部に格納しているDMA入力コマンドが無いとき
「0」、DMA入力コマンドが有るとき「1」となる入
力要求有無信号72をDMA入力部クロック制御部61
に対して出力する。それ以外の動作は実施の形態の1の
DMA入力コマンド格納部23と同じである。DMA入
力コマンド格納部23aが内部に格納されたDMA入力
コマンド数を知るには、コマンドが格納されたとき1加
算、コマンドが読み出されたとき1減算されるようなカ
ウンタをDMA入力コマンド格納部23a内に持てばよ
い。
【0070】DMA入力部13aは、DMA入力コマン
ド格納部23a内に格納されている1つのDMA入力コ
マンドに応じた処理を終了すると、DMA入力部クロッ
ク制御部61に対してDMA入力終了信号73を出力す
る。それ以外の動作は実施の形態の1のDMA入力部1
3と同じである。
【0071】DMA入力部クロック制御部61は、DM
A入力コマンド格納部23a内に1つ以上のDMA入力
コマンドが格納されているとき、すなわち入力要求有無
信号72が「1」のとき、DMA入力部13aに対しク
ロック供給を開始する。そして、DMA入力部クロック
制御部61は、DMA入力部13aがDMA転送処理を
終了し、かつDMA入力コマンド格納部23a内にDM
A入力コマンドが格納されていないとき、すなわち入力
要求有無信号72が「0」のとき、DMA入力部13a
に対するクロック供給を停止する。
【0072】本実施の形態のATMセル組立分解装置の
基本動作は実施の形態の1と同じであるが、図2に示し
た受信動作のステップS55aと、図3に示した送信動
作のステップS64aにおいて、DMA出力部12a、
DMA入力部13aに対するクロック供給制御動作が追
加される。以下、本実施の形態のATMセル組立分解装
置の受信動作におけるDMA転送動作について説明す
る。
【0073】受信制御部17は、図2のステップS54
aの処理において、DMA出力コマンド格納部19aに
DMA出力コマンドを格納する。DMA出力コマンド格
納部19aは、内部に格納しているDMA出力コマンド
が1つ以上になると、その値が「1」となる出力要求有
無信号70をDMA出力部クロック制御部60に出力す
る。なお、DMA出力コマンドは、48バイトの受信デ
ータを2回以上に分けて別のアドレスにDMA転送する
ような場合、複数個発行されることもある。
【0074】出力要求有無信号70が「1」になると、
DMA出力部クロック制御部60は、DMA出力部12
aに対するクロック供給を開始する。DMA出力部12
aは、クロックが供給されると、DMA出力コマンド格
納部19aよりDMA出力コマンドを1つ読み出し、読
み出したコマンドに従ってDMA転送を実行する。
【0075】DMA出力コマンド格納部19aは、DM
A出力コマンドが読み出されたとき、内部に格納してい
るDMA出力コマンドの数が0になると、その値が
「0」となる出力要求有無信号70をDMA出力部クロ
ック制御部60に出力する。DMA転送が終了すると、
DMA出力部12aは、DMA出力部クロック制御部6
0に対してDMA出力終了信号71を出力する。
【0076】DMA出力部クロック制御部60は、DM
A出力終了信号71が出力されたとき、出力要求有無信
号70が「0」であった場合、DMA出力部12aに対
するクロック供給を停止する。DMA出力終了信号71
が出力されたとき、DMA出力コマンド格納部19a内
にまだDMA出力コマンドが残っているか新たに追加さ
れていて、出力要求有無信号70が「0」でない場合、
DMA出力部クロック制御部60は、DMA出力部12
aに対するクロック供給を継続する。この場合、DMA
出力部12aは、DMA出力コマンドの読み出しとDM
A転送の実行を出力要求有無信号70が「0」になるま
で繰り返す。
【0077】以上のような構成をとることにより、DM
A出力部12aには、DMA出力コマンド格納部19a
内に格納されたDMA出力コマンドを処理している期間
のみクロックが供給され、それ以外の期間はクロックが
供給されない。このため、DMA出力部12aにおいて
は、ATMセル組立分解装置が有効受信セルを受信し、
受信データのDMA転送処理を行う期間のみクロックが
供給されることとなる。
【0078】本実施の形態の動作をより具体的に説明す
るために、ATMセル組立分解装置における受信帯域を
156Mbpsとする。このATMセル組立分解装置に
対して、物理層デバイス5から有効受信VCのセルが2
6Mbpsの受信レートで連続的に受信入力されると
き、DMA出力部12aにおいては、最大でも26÷1
56×100=17%の期間のみクロックが供給され、
残りの83%の期間はクロックが供給されない。
【0079】実施の形態の1のDMA出力部12にはD
MA出力コマンドの有無に応じてクロックの供給制御を
行う手段は設けられておらず、常にクロックが供給され
ていた。したがって、本実施の形態では、DMA出力部
12aにおいて83%の無駄な電力消費が低減されるこ
とが理解できる。
【0080】続いて、本実施の形態のATMセル組立分
解装置の送信動作におけるDMA転送動作について説明
する。送信制御部22は、図3のステップS63aの処
理において、DMA入力コマンド格納部23aにDMA
入力コマンドを格納する。
【0081】DMA入力コマンド格納部23aは、内部
に格納しているDMA入力コマンドが1つ以上になる
と、その値が「1」となる入力要求有無信号72をDM
A入力部クロック制御部61に出力する。なお、DMA
入力コマンドは、1セル分の送信データを2回以上に分
けて別のアドレスからDMA転送するような場合、複数
個発行されることもある。
【0082】入力要求有無信号72が「1」になると、
DMA入力部クロック制御部61は、DMA入力部13
aに対するクロック供給を開始する。DMA入力部13
aは、クロックが供給されると、DMA入力コマンド格
納部23aよりDMA入力コマンドを1つ読み出し、読
み出したコマンドに従ってDMA転送を実行する。
【0083】DMA入力コマンド格納部23aは、DM
A入力コマンドが読み出されたとき、内部に格納してい
るDMA入力コマンドの数が0になると、その値が
「0」となる入力要求有無信号72をDMA入力部クロ
ック制御部61に出力する。DMA転送が終了すると、
DMA入力部13aは、DMA入力部クロック制御部6
1に対してDMA入力終了信号73を出力する。
【0084】DMA入力部クロック制御部61は、DM
A入力終了信号73が出力されたとき、入力要求有無信
号72が「0」であった場合、DMA入力部13aに対
するクロック供給を停止する。DMA入力終了信号73
が出力されたとき、DMA入力コマンド格納部23a内
にまだDMA入力コマンドが残っているか新たに追加さ
れていて、入力要求有無信号72が「0」でない場合、
DMA入力部クロック制御部61は、DMA入力部13
aに対するクロック供給を継続する。この場合、DMA
入力部13aは、DMA入力コマンドの読み出しとDM
A転送の実行を入力要求有無信号72が「0」になるま
で繰り返す。
【0085】以上のような構成をとることにより、DM
A入力部13aには、DMA入力コマンド格納部23a
内に格納されたDMA入力コマンドを処理している期間
のみクロックが供給され、それ以外の期間はクロックが
供給されない。このため、DMA入力部13aにおいて
は、ATMセル組立分解装置が有効送信セルを送信する
ため、送信データをDMA転送している期間のみクロッ
クが供給されることとなる。
【0086】本実施の形態のATMセル組立分解装置に
おける送信帯域を156Mbpsとすると、有効送信V
Cのセルが全部で26Mbpsの送信レートで送信され
ているとき、DMA入力部13aにおいては、最大でも
26÷156×100=17%の期間のみクロックが供
給され、残りの83%の期間はクロックが供給されな
い。
【0087】実施の形態の1のDMA入力部13にはD
MA入力コマンドの有無に応じてクロックの供給制御を
行う手段は設けられておらず、常にクロックが供給され
ていた。したがって、本実施の形態では、DMA入力部
13aにおいて83%の無駄な電力消費が低減されるこ
とが理解できる。
【0088】以上のように、本実施の形態では、実施の
形態の1のATMセル組立分解装置に対して、DMA出
力コマンド格納部19a内に1つ以上のDMA出力コマ
ンドが格納されているとき、DMA出力部12aに対し
クロック供給を開始し、DMA出力部12aがDMA転
送処理を終了し、かつDMA出力コマンド格納部19a
内にDMA出力コマンドが格納されていないとき、DM
A出力部12aに対するクロック供給を停止するDMA
出力部クロック制御部60を追加している。
【0089】さらに、本実施の形態では、DMA入力コ
マンド格納部23a内に1つ以上のDMA入力コマンド
が格納されているとき、DMA入力部13aに対しクロ
ック供給を開始し、DMA入力部13aがDMA転送処
理を終了し、かつDMA入力コマンド格納部23a内に
DMA入力コマンドが格納されていないとき、DMA入
力部13aに対するクロック供給を停止するDMA入力
部クロック制御部61を追加している。これにより、D
MA転送を行わないときには、DMA出力部12a及び
DMA入力部13aの消費電力を低減でき、ATMセル
組立分解装置の消費電力を更に低減できるという効果が
得られる。
【0090】[実施の形態の3]図5は、本発明の第3
の実施の形態となるATMセル組立分解装置の構成を示
すブロック図である。なお、図5では、図1、図4と異
なる構成についてのみ記載している。本実施の形態のA
TMセル組立分解装置は、実施の形態の2のATMセル
組立分解装置において、受信データバッファの消費電力
を低減するよう工夫したものである。
【0091】つまり、実施の形態の2のATMセル組立
分解装置では、受信データバッファ18に対してデータ
の書き込み・読み出しを行わないときにも、受信データ
バッファ18に対して常にクロックが供給されていたの
に対し、本実施の形態のATMセル組立分解装置では、
受信制御部17bが、受信データバッファ18にデータ
の書き込みを行っていることを示す書き込み信号を出力
し、DMA出力部12bが、受信データバッファ18か
ら読み出しを行っていることを示す読み出し信号を出力
する。そして、書き込み信号がデータ書き込み中である
ことを示しているときのみ、受信データバッファ18に
対して書き込みクロックを供給し、読み出し信号がデー
タ読み出し中であることを示しているときのみ、受信デ
ータバッファ18に対して読み出しクロックを供給する
受信データ格納部クロック制御手段を設けたことを特徴
としている。
【0092】本実施の形態のATMセル組立分解装置の
基本構成は、実施の形態の2と同様であるが、新たに受
信バッファクロック制御部80を設けている。以下、本
実施の形態のATMセル組立分解装置と実施の形態の2
のATMセル組立分解装置の構成上の相違点について説
明する。
【0093】本実施の形態では、受信データバッファ1
8に同期式デュアルポートスタティックRAM(以下、
同期式デュアルポートSRAMと称する)を使用する。
同期式デュアルポートSRAMは、一般に、書き込みポ
ートと読み出しポートを独立して備えており、書き込み
動作、読み出し動作をそれぞれ書き込みクロック、読み
出しクロックに同期して実行する。
【0094】一般に、同期式デュアルポートSRAM
は、入力された書き込みクロックの立上りタイミングに
おいて、書き込み信号が「0」であったとき、その時点
で入力されていた書き込みアドレスに書き込みデータを
格納する。また、同期式デュアルポートSRAMは、入
力された読み出しクロックの立上りタイミングにおい
て、読み出し信号が「1」であったとき、その時点で入
力されていた読み出しアドレスに格納されているデータ
を読み出しデータとして出力する。なお、読み出し信号
を必要としない場合もある。
【0095】受信制御部17bは、図2のステップS5
4aの処理において、受信データバッファ18に受信ペ
イロードデータを書き込む際、受信データバッファ18
の書き込みポートに対して、書き込みアドレス85及び
書き込みデータ86を出力すると共に、受信データバッ
ファ18の書き込みポート及び受信バッファクロック制
御部80に対して、その値が「0」となる書き込み信号
81を出力する。そして、受信制御部17bは、書き込
みアドレス85及び書き込みデータ86の出力を終了し
たとき、書き込み信号81を「1」にする。受信制御部
17bのそれ以外の機能は、実施の形態の1の受信制御
部17と同様である。
【0096】DMA出力部12bは、図2のステップS
55aの処理において、受信データバッファ18から受
信ペイロードデータを読み出す際、受信データバッファ
18の読み出しポートに対して読み出しアドレス87を
出力すると共に、受信データバッファ18の読み出しポ
ート及び受信バッファクロック制御部80に対して、そ
の値が「1」となる読み出し信号82を出力する。そし
て、DMA出力部12bは、読み出しアドレス87の出
力を終了したとき、読み出し信号82を「0」にする。
DMA出力部12bのそれ以外の機能は、実施の形態の
2のDMA出力部12aと同様である。
【0097】受信バッファクロック制御部80は、書き
込み信号81が「0」で受信制御部17bが受信データ
バッファ18に対して書き込みを行っている間、受信デ
ータバッファ18に書き込みクロック83を出力する。
このとき、受信バッファクロック制御部80は、書き込
み信号81が「0」となった後の最初のクロックの立上
りに同期して書き込みクロック83の出力を開始し、書
き込み信号81が「1」となった後の最初のクロックの
立上りに同期して書き込みクロック83の出力を停止す
る。
【0098】また、受信バッファクロック制御部80
は、読み出し信号82が「1」でDMA出力部12bが
受信データバッファ18から読み出しを行っている間、
受信データバッファ18に読み出しクロック84を出力
する。このとき、受信バッファクロック制御部80は、
読み出し信号82が「1」となった後の最初のクロック
の立上りに同期して読み出しクロック84の出力を開始
し、読み出し信号82が「0」となった後の最初のクロ
ックの立上りに同期して読み出しクロック84の出力を
停止する。
【0099】図6は、本実施の形態のATMセル組立分
解装置の受信ペイロードデータの書き込み動作を説明す
るためのタイミングチャート図である。図6は、受信制
御部17bが受信データバッファ18に受信ペイロード
データのうち4ワード分のデータを連続して書き込む様
子を示している。
【0100】説明の便宜上、ATMセル組立分解装置に
対して外部より供給され、装置内部で分配されて各ブロ
ックに供給されるクロックをシステムクロックと称する
こととする。受信制御部17bやDMA出力部12bに
供給されるクロックは、システムクロックをある時間の
み供給させるようにしたものであるが、受信制御部17
bやDMA出力部12bにクロックが供給されている間
は、システムクロックとタイミング上同じであるため、
便宜的にシステムクロックと称して説明する。
【0101】受信制御部17bは、図6の時刻T1にお
けるシステムクロックの立上りに同期して、1番目のワ
ードに対応した書き込みアドレス85(図6のA1)及
び書き込みデータ86(図6のD1)を出力すると共
に、書き込み信号81を「0」にする。受信バッファク
ロック制御部80は、書き込み信号81が「0」になる
と、次のシステムクロックの立上り、すなわち時刻T3
のクロック立上りに同期して、受信データバッファ18
に対して書き込みクロック83の供給を開始する。
【0102】このような機能を実現するには、受信バッ
ファクロック制御部80は、受信制御部17bの出力す
る書き込み信号81をシステムクロックの立ち下がりに
同期してラッチ、反転したクロックマスク信号を内部で
生成し、このクロックマスク信号とシステムクロックと
の論理積演算をした信号を書き込みクロック83とすれ
ばよい。
【0103】その後、受信制御部17bは、時刻T3か
ら1クロックごとに、2番目、3番目のワードに対応し
た書き込みアドレス85(図6のA2,A3)及び書き
込みデータ86(図6のD2,D3)を順次出力し、時
刻T4におけるクロックの立上りに同期して4番目のワ
ードに対応した書き込みアドレス85(図6のA4)及
び書き込みデータ86(図6のD4)を出力する。
【0104】4番目のワードに対応する書き込みデータ
86は、時刻T5において受信データバッファ18へ書
き込まれ、このとき4ワード分の書き込みが終了するの
で、受信制御部17bは、書き込み信号81を「1」に
戻す。受信バッファクロック制御部80は、書き込み信
号81が「1」になると、次のシステムクロックの立上
り、すなわち時刻T7のクロック立上りに同期して、受
信データバッファ18に対する書き込みクロック83の
供給を停止する。
【0105】なお、時刻T5以降の書き込みアドレス、
書き込みデータは任意の値でよいため、受信制御部17
bは、次回の書き込みを行うまで、4番目のワードの書
き込みアドレス85及び書き込みデータ86の出力を保
持する。
【0106】図7は、本実施の形態のATMセル組立分
解装置の受信ペイロードデータの読み出し動作を説明す
るためのタイミングチャート図である。図7は、DMA
出力部12bが受信データバッファ18から受信ペイロ
ードデータのうち4ワード分のデータを連続して読み出
す様子を示している。
【0107】DMA出力部12bは、図7の時刻T1に
おけるシステムクロックの立上りに同期して、1番目の
ワードに対応した読み出しアドレス87(図7のA1)
を出力すると共に、読み出し信号82を「1」にする。
受信バッファクロック制御部80は、読み出し信号82
が「1」になると、次のシステムクロックの立上り、す
なわち時刻T3のクロック立上りに同期して、受信デー
タバッファ18に対して読み出しクロック84の供給を
開始する。
【0108】このような機能を実現するには、受信バッ
ファクロック制御部80は、DMA出力部12bの出力
する読み出し信号82をシステムクロックの立ち下がり
に同期してラッチしたクロックマスク信号を内部で生成
し、このクロックマスク信号とシステムクロックとの論
理積演算をした信号を読み出しクロック84とすればよ
い。
【0109】その後、DMA出力部12bは、時刻T3
から1クロックごとに、2番目、3番目のワードに対応
した読み出しアドレス87(図7のA2,A3)を順次
出力し、時刻T4におけるクロックの立上りに同期して
4番目のワードに対応した読み出しアドレス87(図7
のA4)を出力する。
【0110】4番目のワードに対応する読み出しアドレ
ス87は、時刻T5において受信データバッファ18に
よって解釈され、4番目のワードとなる読み出しデータ
88(図7のD4)が時刻T5の読み出しクロックの立
上りに同期して受信データバッファ18から出力され
る。この時点で4ワード分のデータ読み出しが終了する
ので、DMA出力部12bは、読み出し信号82を
「0」に戻す。
【0111】受信バッファクロック制御部80は、読み
出し信号81が「0」になると、次のシステムクロック
の立上り、すなわち時刻T7のクロック立上りに同期し
て、受信データバッファ18に対する読み出しクロック
84の供給を停止する。なお、時刻T5以降の読み出し
アドレスは任意の値でよいため、DMA出力部12b
は、次回の読み出しを行うまで、4番目のワードの読み
出しアドレス87の出力を保持する。
【0112】以上のように、本実施の形態では、受信デ
ータバッファ18に対し、書き込みアドレス85及び書
き込みデータ86を出力し始めたとき「0」に変化し、
書き込みアドレス85及び書き込みデータ86の出力を
終了したとき「1」となる書き込み信号81を出力する
受信制御部17bと、受信データバッファ18に対し、
読み出しアドレス87を出力し始めたとき「1」に変化
し、読み出しアドレス87の出力を終了したとき「0」
となる読み出し信号82を出力するDMA出力部12b
と、書き込み信号81が「0」となった後の最初のクロ
ックの立上りから書き込みクロック83の出力を開始
し、書き込み信号81が「1」となった後の最初のクロ
ックの立上りから書き込みクロック83の出力を停止
し、読み出し信号82が「1」となった後の最初のクロ
ックの立上りから読み出しクロック84の出力を開始
し、読み出し信号82が「0」となった後の最初のクロ
ックの立上りから読み出しクロック84の出力を停止す
る受信バッファクロック制御部80とを備えることによ
り、受信データバッファ18に対し、書き込みを行うと
きのみ書き込みクロック83を供給し、読み出しを行う
ときのみ読み出しクロック84を供給する。
【0113】本実施の形態の動作をより具体的に説明す
るために、ATMセル組立分解装置における受信帯域を
156Mbpsとする。本実施の形態では、有効受信V
Cのセルを全部で26Mbpsの受信レートで受信して
いるとき、26÷156×100=17%の期間のみ受
信データバッファ18に対する受信ペイロードの書き込
み・読み出し動作が実行される。
【0114】また、システムクロックが19.5MHz
であったとき、1セル分の受信ペイロードの書き込みは
平均53クロック間隔で行われることになり、常にクロ
ックが供給されている場合、1セル分の受信ペイロード
の書き込みを行うために53クロックを要することにな
る。
【0115】これに対して、受信データバッファ18に
32ビット幅の同期式SRAMを使用すれば、48バイ
トのペイロードを受信データバッファ18に書き込むに
は12ワードのデータを書き込めばよい。この場合、本
実施の形態においては、12クロックのみ書き込みクロ
ック83が供給される。
【0116】したがって、常に受信データバッファ18
へのクロック供給がなされていた実施の形態の2に対
し、本実施の形態では、(26÷156)×(12÷5
3)×100=4%の期間のみ受信データバッファ18
へ書き込みクロック83を供給し、残りの96%の期間
は書き込みクロック83を供給しない。受信ペイロード
の読み出しに関しても同様であり、読み出しクロック8
4は4%の期間のみ供給され、96%の期間は読み出し
クロック84を供給しない。したがって、本実施の形態
では、実施の形態の2に対し、受信データバッファ18
において96%の消費電力を更に削減できるという効果
を有することが理解できる。
【0117】以上のように、本実施の形態では、受信デ
ータバッファ18に対してデータの書き込み・読み出し
が行われないときには、受信データバッファ18に対す
るクロック供給を停止することにより、受信データバッ
ファ18における電力消費を低減でき、ATMセル組立
分解装置の消費電力を更に低減できるという効果が得ら
れる。
【0118】[実施の形態の4]図8は、本発明の第4
の実施の形態となるATMセル組立分解装置の構成を示
すブロック図である。なお、図8では、図1、図4、図
5と異なる構成についてのみ記載している。本実施の形
態のATMセル組立分解装置は、実施の形態の3のAT
Mセル組立分解装置において、送信ペイロードバッファ
の消費電力を低減するよう工夫したものである。
【0119】つまり、実施の形態の3のATMセル組立
分解装置では、送信ペイロードバッファ24に対してデ
ータの書き込み・読み出しを行わないときにも、送信ペ
イロードバッファ24に常にクロックが供給されていた
のに対し、本実施の形態のATMセル組立分解装置で
は、送信制御部22bが、送信ペイロードバッファ24
にデータを書き込みを行っていることを示す書き込み信
号を出力し、セル組立部26bが、送信ペイロードバッ
ファ24から読み出しを行っていることを示す読み出し
信号を出力する。そして、書き込み信号がデータ書き込
み中であることを示しているときのみ、送信ペイロード
バッファ24に対して書き込みクロックを供給し、読み
出し信号がデータ読み出し中であることを示していると
きのみ、送信ペイロードバッファ24に対して読み出し
クロックを供給する送信ペイロード格納部クロック制御
手段を設けたことを特徴としている。
【0120】本実施の形態のATMセル組立分解装置の
基本構成は、実施の形態の3と同様であるが、新たに送
信バッファクロック制御部90を設けている。以下、本
実施の形態のATMセル組立分解装置と実施の形態の3
のATMセル組立分解装置の構成上の相違点について説
明する。
【0121】本実施の形態では、送信ペイロードバッフ
ァ24に同期式デュアルポートSRAMを使用する。送
信制御部22bは、図3のステップS65aの処理にお
いて、ペイロードデータを送信ペイロードバッファ24
に格納する際、送信ペイロードバッファ24の書き込み
ポートに対して、書き込みアドレス95及び書き込みデ
ータ96を出力すると共に、送信ペイロードバッファ2
4の書き込みポート及び送信バッファクロック制御部9
0に対して、その値が「0」となる書き込み信号91を
出力する。そして、送信制御部22bは、書き込みアド
レス95及び書き込みデータ96の出力を終了したと
き、書き込み信号91を「1」にする。送信制御部22
bのそれ以外の機能は、実施の形態の1の送信制御部2
2と同様である。
【0122】セル組立部26bは、図3のステップS6
6aの処理において、送信ペイロードバッファ24から
送信ペイロードデータを読み出す際、送信ペイロードバ
ッファ24の読み出しポートに対して、読み出しアドレ
ス97を出力すると共に、送信ペイロードバッファ24
の読み出しポート及び送信バッファクロック制御部90
に対して、その値が「1」となる読み出し信号92を出
力する。そして、セル組立部26bは、読み出しアドレ
ス97の出力を終了したとき、読み出し信号92を
「0」にする。セル組立部26bのそれ以外の機能は、
実施の形態の1のセル組立部26と同様である。
【0123】送信バッファクロック制御部90は、書き
込み信号91が「0」で送信制御部22bが送信ペイロ
ードバッファ24に対して書き込みを行っている間、送
信ペイロードバッファ24に書き込みクロック93を出
力する。このとき、送信バッファクロック制御部90
は、書き込み信号91が「0」となった後の最初のクロ
ックの立上りに同期して書き込みクロック93の出力を
開始し、書き込み信号91が「1」となった後の最初の
クロックの立上りに同期して書き込みクロック93の出
力を停止する。
【0124】また、送信バッファクロック制御部90
は、読み出し信号92が「1」でセル組立部26bが送
信ペイロードバッファ24から読み出しを行っている
間、送信ペイロードバッファ24に読み出しクロック9
4を出力する。このとき、送信バッファクロック制御部
90は、読み出し信号92が「1」となった後の最初の
クロックの立上りに同期して読み出しクロック94の出
力を開始し、読み出し信号92が「0」となった後の最
初のクロックの立上りに同期して読み出しクロック94
の出力を停止する。
【0125】送信制御部22bの送信ペイロードバッフ
ァ24に対するペイロード書き込み動作、セル組立部2
6bの送信ペイロードバッファ24からのペイロード読
み出し動作は、同期式SRAMへの書き込み・読み出し
動作という点で、実施の形態の3で説明した受信制御部
17bの受信データバッファ18に対する受信ペイロー
ド書き込み動作、DMA出力部12bの受信データバッ
ファ18からの受信ペイロード読み出し動作と同様であ
る。また、書き込み信号91及び読み出し信号92の出
力タイミングは、実施の形態の3で説明した書き込み信
号81及び読み出し信号82の出力タイミングと同様で
ある。
【0126】したがって、送信バッファクロック制御部
90の送信ペイロードバッファ24への書き込みクロッ
ク93及び読み出しクロック94の供給動作も、実施の
形態の3における受信データバッファ18への書き込み
クロック83及び読み出しクロック84の供給動作から
容易に類推できるため、本実施の形態では詳細な動作の
説明を省略する。
【0127】本実施の形態における構成上の特徴をより
厳密に説明すると、本実施の形態のATMセル組立分解
装置は、送信ペイロードバッファ24に対し、書き込み
アドレス95及び書き込みデータ96を出力し始めたと
き「0」に変化し、書き込みアドレス95及び書き込み
データ96の出力を終了したとき「1」となる書き込み
信号91を出力する送信制御部22bと、送信ペイロー
ドバッファ24に対し、読み出しアドレス97を出力し
始めたとき「1」に変化し、読み出しアドレス97の出
力を終了したとき「0」となる読み出し信号92を出力
するセル組立部26bと、書き込み信号91が「0」と
なった後の最初のクロックの立上りから書き込みクロッ
ク93の出力を開始し、書き込み信号91が「1」とな
った後の最初のクロックの立上りから書き込みクロック
93の出力を停止し、読み出し信号92が「1」となっ
た後の最初のクロックの立上りから読み出しクロック9
4の出力を開始し、読み出し信号92が「0」となった
後の最初のクロックの立上りから読み出しクロック94
の出力を停止する送信バッファクロック制御部90とを
備えている。
【0128】これにより、送信ペイロードバッファ24
に対し書き込みを行うときのみ書き込みクロック93を
供給し、読み出しを行うときのみ読み出しクロック94
を供給することができる。装置の動作をより具体的に説
明するために、本実施の形態のATMセル組立分解装置
における送信帯域を156Mbpsとする。有効送信V
Cのセルが全部で26Mbpsの送信レートで送信され
ているとき、26÷156×100=17%の期間のみ
送信ペイロードバッファ24に対するペイロードの書き
込み・読み出し動作が実行される。
【0129】その理由は、送信レート調整用に使用され
る疑似セルのペイロードデータはセル組立部26で生成
されるため、送信ペイロードバッファ24には書き込ま
れず、有効送信セルのセル組立に使用するペイロードの
みが送信ペイロードバッファ24に書き込まれるためで
ある。
【0130】また、システムクロックが19.5MHz
であったとき、1セル分の送信ペイロードの書き込みは
平均53クロック間隔で行われ、常にクロックが供給さ
れている場合、1セル分の送信ペイロードの書き込みを
行うために53クロックを要することになる。
【0131】これに対して、送信ペイロードバッファ2
4に32ビット幅の同期式SRAMを使用すれば、48
バイトのペイロードを送信ペイロードバッファ24に書
き込むには12ワードのデータを書き込めばよい。この
場合、本実施の形態においては、12クロックのみ書き
込みクロック93が供給される。
【0132】したがって、常に送信ペイロードバッファ
24へのクロック供給がなされていた実施の形態の3に
対し、本実施の形態では、(26÷156)×(12÷
53)×100=4%の期間のみ送信ペイロードバッフ
ァ24に対し書き込みクロック93を供給し、残りの9
6%の期間は書き込みクロック93を供給しない。送信
ペイロードの読み出しに関しても同様であり、読み出し
クロック94は4%の期間のみ供給され、96%の期間
は読み出しクロック94を供給しない。したがって、本
実施の形態では、実施の形態の3に対し、送信ペイロー
ドバッファ24において96%の消費電力を更に削減で
きるという効果を有することが理解できる。
【0133】以上のように、本実施の形態では、送信ペ
イロードバッファ24に対してデータの書き込み・読み
出しを行わないときには、送信ペイロードバッファ24
に対するクロック供給を停止することにより、送信ペイ
ロードバッファ24における電力消費を低減でき、AT
Mセル組立分解装置の消費電力を更に低減できるという
効果が得られる。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、受信VC検出手段が受
信セルを有効と判断したとき受信制御手段に対するクロ
ック供給を開始し、受信制御手段の1セル分の処理が終
了したとき、受信制御手段に対するクロック供給を停止
する受信部クロック制御手段を設けたことにより、受信
制御手段の消費電力を低減することができ、その結果、
ATMセル組立分解装置の消費電力を低減することがで
きる。
【0135】また、送信スケジュール手段が有効送信V
Cのセルを送信することを決定したとき、送信制御手段
に対してクロック供給を開始し、送信制御手段の1セル
分の処理が終了したとき、送信制御手段に対するクロッ
ク供給を停止する送信部クロック制御手段を設けたこと
により、送信制御手段の消費電力を低減することがで
き、その結果、ATMセル組立分解装置の消費電力を低
減することができる。
【0136】また、DMA出力部クロック制御手段を設
けたことにより、DMA出力手段の消費電力を低減する
ことができ、その結果、ATMセル組立分解装置の消費
電力を更に低減することができる。
【0137】また、DMA入力部クロック制御手段を設
けたことにより、DMA入力手段の消費電力を低減する
ことができ、その結果、ATMセル組立分解装置の消費
電力を更に低減することができる。
【0138】また、受信データ格納部クロック制御手段
を設けたことにより、受信データ格納手段の消費電力を
低減することができ、その結果、ATMセル組立分解装
置の消費電力を更に低減することができる。
【0139】また、送信ペイロード格納部クロック制御
手段を設けたことにより、送信ペイロード格納手段の消
費電力を低減することができ、その結果、ATMセル組
立分解装置の消費電力を更に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となるATMセル
組立分解装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のATMセル組立分解装置の受信動作を
示すフローチャート図である。
【図3】 図1のATMセル組立分解装置の送信動作を
示すフローチャート図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態となるATMセル
組立分解装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態となるATMセル
組立分解装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5のATMセル組立分解装置の受信ペイロ
ードデータの書き込み動作を説明するためのタイミング
チャート図である。
【図7】 図5のATMセル組立分解装置の受信ペイロ
ードデータの読み出し動作を説明するためのタイミング
チャート図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態となるATMセル
組立分解装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 従来のATMセル組立分解装置の構成を示す
ブロック図である。
【図10】 図9のATMセル組立分解装置の受信動作
を示すフローチャート図である。
【図11】 図9のATMセル組立分解装置の送信動作
を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…ATMセル組立分解装置、2…ホストCPU、3…
ホストメモリ、4…ホストバス、5…物理層デバイス、
6…セル受信・分解部、7…セル組立・送信部、8…メ
モリインターフェイス部、9…受信VCアドレス・送受
信パラメータ格納部、10…セル受信インターフェイス
部、11…セル送信インターフェイス部、12、12
a、12b…DMA出力部、13、13a…DMA入力
部、14…ホストアクセス部、15…受信セルバッフ
ァ、16…受信VC検出部、17、17b…受信制御
部、18…受信データバッファ、19、19a…DMA
出力コマンド格納部、20…受信部クロック制御部、2
1…送信スケジュール部、22、22b…送信制御部、
23、23a…DMA入力コマンド格納部、24…送信
ペイロードバッファ、25…送信ヘッダバッファ、2
6、26b…セル組立部、27…送信部クロック制御
部、60…DMA出力部クロック制御部、61…DMA
入力部クロック制御部、80…受信バッファクロック制
御部、90…送信バッファクロック制御部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMネットワーク上のATM端末に配
    設され、物理層デバイス、ホストCPUおよびホストメ
    モリと接続され、その内部構成として、物理層デバイス
    よりセルを受信するセル受信手段と、受信セルのセルヘ
    ッダ中のVPI/VCI情報に基づいて受信セルが有効
    であるか否かを判断する受信VC検出手段と、受信VC
    検出手段が有効と判断したセルの分解とエラー確認を行
    った後にDMA転送要求を行う受信制御手段と、受信制
    御手段によって受信セルより分離された受信ペイロード
    データを一時格納するための受信データ格納手段と、受
    信制御手段からのDMA転送要求に従い、受信データ格
    納手段から受信ペイロードデータを読み出してホストメ
    モリにDMA転送するDMA出力手段とを備えるATM
    セル組立分解装置において、 受信VC検出手段が受信セルを有効と判断したとき受信
    制御手段に対するクロック供給を開始し、受信制御手段
    がセルの分解とエラー確認を行い、受信ペイロードを受
    信データ格納手段に格納し、DMA出力手段にDMA転
    送を要求して、受信制御手段の1セル分の処理が終了し
    たとき、受信制御手段に対するクロック供給を停止する
    受信部クロック制御手段を有することを特徴とするAT
    Mセル組立分解装置。
  2. 【請求項2】 ATMネットワーク上のATM端末に配
    設され、物理層デバイス、ホストCPUおよびホストメ
    モリと接続され、その内部構成として、次回送信すべき
    セルのVCを決定する送信スケジュール手段と、送信ス
    ケジュール手段によって決定されたVCが有効送信VC
    であるとき、当該VCの送信ペイロードを要求するDM
    A転送要求を行い、DMA転送により取得したデータを
    基に送信ペイロードデータを生成すると共に、セルヘッ
    ダを生成する送信制御手段と、送信制御手段によって生
    成された送信ペイロードデータを一時格納するための送
    信ペイロード格納手段と、送信制御手段によって生成さ
    れたセルヘッダを一時格納するための送信ヘッダ格納手
    段と、送信ヘッダ格納手段に格納されたセルヘッダと送
    信ペイロード格納手段に格納された送信ペイロードデー
    タとを組み合わせてセル化するセル組立手段と、セル組
    立手段によって準備された送信セルを物理層デバイスに
    送出するセル送出手段と、送信制御手段からのDMA転
    送要求に従い、ホストメモリから送信ペイロードを読み
    出して送信制御手段にDMA転送するDMA入力手段と
    を備えるATMセル組立分解装置において、 送信スケジュール手段が有効送信VCのセルを送信する
    ことを決定したとき、送信制御手段に対してクロック供
    給を開始し、送信制御手段がセルヘッダ、送信ペイロー
    ドデータを送信ヘッダ格納手段、送信ペイロード格納手
    段に格納して、送信制御手段の1セル分の処理が終了し
    たとき、送信制御手段に対するクロック供給を停止する
    送信部クロック制御手段を有することを特徴とするAT
    Mセル組立分解装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のATMセル組立分解装
    置において、 前記受信制御手段からコマンドとして発行されたDMA
    転送要求を格納するDMA出力コマンド格納手段と、 DMA出力コマンド格納手段に格納されたコマンド数が
    1以上になったとき、前記DMA出力手段に対してクロ
    ック供給を開始し、DMA出力手段がコマンド1つ分の
    DMA転送を終了したときDMA出力コマンド格納手段
    に格納されたコマンド数が0であれば、DMA出力手段
    に対するクロック供給を停止するDMA出力部クロック
    制御手段とを有し、 前記DMA出力手段は、前記クロックに応じて動作し、
    DMA出力コマンド格納手段からコマンドを読み出し
    て、読み出したコマンドに基づいてDMA転送を実行す
    るものであることを特徴とするATMセル組立分解装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のATMセル組立分解装
    置において、 前記送信制御手段からコマンドとして発行されたDMA
    転送要求を格納するDMA入力コマンド格納手段と、 DMA入力コマンド格納手段に格納されたコマンド数が
    1以上になったとき、前記DMA入力手段に対してクロ
    ック供給を開始し、DMA入力手段がコマンド1つ分の
    DMA転送を終了したときDMA入力コマンド格納手段
    に格納されたコマンド数が0であれば、DMA入力手段
    に対するクロック供給を停止するDMA入力部クロック
    制御手段とを有し、 前記DMA入力手段は、前記クロックに応じて動作し、
    DMA入力コマンド格納手段からコマンドを読み出し
    て、読み出したコマンドに基づいてDMA転送を実行す
    るものであることを特徴とするATMセル組立分解装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のATMセル組立分解装
    置において、 前記受信制御手段は、前記受信データ格納手段に受信ペ
    イロードデータを書き込み中であることを示す書き込み
    信号を出力するものであり、 前記DMA出力手段は、前記受信データ格納手段から受
    信ペイロードデータを読み出し中であることを示す読み
    出し信号を出力するものであり、 前記書き込み信号、読み出し信号を参照して、書き込み
    信号がデータ書き込み中であることを示しているときの
    み受信データ格納手段に書き込みクロックを供給し、読
    み出し信号がデータ読み出し中であることを示している
    ときのみ受信データ格納手段に読み出しクロックを供給
    する受信データ格納部クロック制御手段を有することを
    特徴とするATMセル組立分解装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のATMセル組立分解装
    置において、 前記送信制御手段は、前記送信ペイロード格納手段に送
    信ペイロードデータを書き込み中であることを示す書き
    込み信号を出力するものであり、 前記セル組立手段は、前記送信ペイロード格納手段から
    送信ペイロードデータを読み出し中であることを示す読
    み出し信号を出力するものであり、 前記書き込み信号、読み出し信号を参照して、書き込み
    信号がデータ書き込み中であることを示しているときの
    み送信ペイロード格納手段に書き込みクロックを供給
    し、読み出し信号がデータ読み出し中であることを示し
    ているときのみ送信ペイロード格納手段に読み出しクロ
    ックを供給する送信ペイロード格納部クロック制御手段
    を有することを特徴とするATMセル組立分解装置。
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