JP3070576U - 留め機能を有するボタン - Google Patents
留め機能を有するボタンInfo
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- JP3070576U JP3070576U JP2000000324U JP2000000324U JP3070576U JP 3070576 U JP3070576 U JP 3070576U JP 2000000324 U JP2000000324 U JP 2000000324U JP 2000000324 U JP2000000324 U JP 2000000324U JP 3070576 U JP3070576 U JP 3070576U
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- Japan
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- button
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- clothes
- fastener
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 針やボタン糸を用いずとも、ボタン自体が有
する留め機能で、ボタンを衣服に止着することのできる
ボタンの提供。 【解決手段】 その糸孔にビニール製のアーチ足2を設
けたボタン1であって、上記アーチ足2に遊動可能に支
持される取付ピン3と、該取付ピン3の先端部を係脱可
能に嵌合するピン留め具4とを備え、取付ピン3を衣服
に刺し込んで、当該取付ピン3の先端部をピン留め具4
に嵌合することにより、ボタン1が衣服に止着されるの
で、これを予備ボタンとして携帯していれば、例え、外
出先で、ボタンが欠落してそれに気がついた場合でも、
直ちに、ボタンを衣服に止着することができる。
する留め機能で、ボタンを衣服に止着することのできる
ボタンの提供。 【解決手段】 その糸孔にビニール製のアーチ足2を設
けたボタン1であって、上記アーチ足2に遊動可能に支
持される取付ピン3と、該取付ピン3の先端部を係脱可
能に嵌合するピン留め具4とを備え、取付ピン3を衣服
に刺し込んで、当該取付ピン3の先端部をピン留め具4
に嵌合することにより、ボタン1が衣服に止着されるの
で、これを予備ボタンとして携帯していれば、例え、外
出先で、ボタンが欠落してそれに気がついた場合でも、
直ちに、ボタンを衣服に止着することができる。
Description
【0001】
本考案は、衣服に使用されるボタンの内、特に、自身が留め機能を有するボタ ンに関するものである。
【0002】
通常一般のボタンは、学生服等に使用されるような裏足が設けられているもの と、ワイシャツ等に使用されるようなボタン糸を通す複数の糸孔が設けられてい るものとが存在するが、いずれにしても、その裏足又は糸孔を利用して、ボタン 糸によって衣服に縫い付けられている。
【0003】
従って、ボタンがボタン糸によって衣服に縫い付けられている状態では、何ら 問題は生じない。しかし、ボタンが衣服から欠落した時には、再度、ボタンを衣 服に縫い付けなければならない訳であるが、例えば、このボタンの欠落を外出先 で気づいたような場合には、裁縫道具を持ち合わせていないのが通常であるから 、欠落したボタンを縫い付けることができなかった。
【0004】
本考案は、斯かる従来の不利不便を有効に解決するために開発されたもので、 その糸孔にビニール製のアーチ足を設けたボタンであって、上記アーチ足に遊動 可能に支持される取付ピンと、該取付ピンの先端部を係脱可能に嵌合するピン留 め具とを備え、取付ピンを衣服に刺し込んで、当該取付ピンの先端部をピン留め 具に嵌合することにより、衣服に止着される構成を採用した。
【0005】 依って、本考案にあっては、今までのものと異なり、ボタン自身が留め機能を 有しているので、これを予備ボタンとして携帯していれば、例え、外出先で、ボ タンが欠落してそれに気がついた場合でも、ボタンのアーチ足に支持されている 取付ピンを衣服の所定個所に刺し込んで、当該取付ピンの先端部をピン留め具に 嵌合するだけで、針やボタン糸を使用せずとも、ボタンが衣服に止着されるので 、今までのような不利不便が一挙に解決できる。
【0006】 又、本考案にあっては、予備ボタンとしてではなく、本留めボタンとしても利 用することができるので、銀や銅などの腐食により変色し易い金属製のボタンを 対象としたような場合には、衣服を洗濯する際に、その都度、当該金属製のボタ ンを衣服から取り外しておけるので、金属製のボタンが洗剤や水に含まれる化学 物質等により腐食・変色してしまう恐れも解消できる。
【0007】
以下、本考案を図示する各好適な実施の形態に基づいて詳述すれば、第一実施 の形態に係るボタン1は、図1に示す如く、その糸孔1aにビニール製のアーチ 足2を設けたものであって、これに加えて、上記アーチ足2に遊動可能に支持さ れる取付ピン3と、該取付ピン3の先端部を係脱可能に嵌合するピン留め具4と を備え、取付ピン3をボタン1と一緒に衣服の所定個所に表側から刺し込んで、 当該取付ピン3の先端部を衣服の裏側でピン留め具4に嵌合することにより、針 やボタン糸を用いずに、衣服に止着されることを特徴とするものである。
【0008】 尚、ボタン1のアーチ足2に取付ピン3を支持する場合には、図2に示す如く 、ビニール糸2’の一端部をボタン1の糸孔1aに通して加熱して留め玉を作っ た状態を得て、ビニール糸2’の他端部を取付ピン3の環状頭部3a内に通して 、最後に、当該他端部をも糸孔1aに通して加熱して留め玉を作れば、これによ り、ボタン1のアーチ足2に取付ピン3が遊動可能に支持されることとなる。
【0009】 又、ピン留め具4は、特に、図3に示す如く、その本体5の内部に画成される 空間6の上部内周側に、開口5a方向に向かう程内径が漸次小さくなるテーパー 面7を形成して、該空間6内に移動筒8を移動可能に支承する構成となっている が、この移動筒8は、上部側にその板厚よりも大径な一対のロックボール9を有 し、下部側を末広がりの袴状となして、当該袴状下部内側にコイルスプリング1 0を装着して、常時、移動筒8を本体5の開口5a方向に弾発付勢すると共に、 本体5の両側に一対の解除レバー11を出没可能に設けて、該一対の解除レバー 11を空間6内に押圧することにより、移動筒8を上記コイルスプリング10の ばね圧に抗して降下させる構成となっている。
【0010】 従って、本体5の空間6内にその開口5aから取付ピン3の先端部を嵌合する と、移動筒8がコイルスプリング10のばね圧に抗して若干降下して、一対のロ ックボール9間に対する取付ピン3の先端部の嵌合を許容した後、再び、移動筒 8がコイルスプリング10のばね圧で上昇するので、これにより、小径な内周テ ーパー面7に当接する各ロックボール9が取付ピン3の先端部を両側から押圧し て、取付ピン3がピン留め具4にロックされ、逆に、一対の解除レバー11の先 端部を空間6内に押圧すると、移動筒8がコイルスプリング10のばね圧に抗し て降下して、ロックボール9が今度は本体5の大径な内周テーパー面7の案内で 外側に逃げるので、これにより、取付ピン3のロック状態が解除されて、取付ピ ン3をピン留め具4から引き抜くことが可能となる。
【0011】 依って、斯かるボタン1を使用する場合には、予め、ボタン1のアーチ足2に 支持されている取付ピン3を衣服Wの所定個所に表側から刺し込んで、後は、取 付ピン3の先端部を衣服Wの裏側で上記したピン留め具4の開口5a内に嵌合す れば、図4に示す如く、針やボタン糸を用いずとも、ボタン1を衣服Wに簡単に 止着することが可能となる。
【0012】 従って、本実施の形態にあっては、ボタン1自身が留め機能を有しているので 、これを予備ボタン1として携帯していれば、例え、外出先で、ボタン1を欠落 してその欠落に気がついた場合でも、ボタン1のアーチ足2に支持されている取 付ピン3を衣服Wの所定個所に表側から刺し込んで、当該取付ピン3の先端部を ピン留め具4に衣服Wの裏側で嵌合するだけで済むので、これにより、今までの ような不利不便が一挙に解決できることとなる。
【0013】 又、構造的には、予備ボタン1としてではなく、本留めボタン1としても使用 することができるので、銀や銅などの腐食により変色し易い金属製のボタン1を 対象とした場合には、衣服Wを洗濯する際に、その都度、取付ピン3のピン留め 具4に対するロック状態を解除すれば、当該金属製のボタン1を衣服Wから簡単 に取り外せるので、金属製のボタン1が洗剤や水に含まれる化学物質等により腐 食・変色してしまう恐れも解消できるこことなる。
【0014】 次に、第二実施の形態に係るボタン1を説明すると、該第二実施の形態のもの も、図5に示す如く、基本的には、上記した第一実施の形態を踏襲するものであ るが、異なるところは、ピン留め具4を下記の構成となした点にある。
【0015】 即ち、ピン留め具4は、図6に示す如く、やはり、その筒状本体5の内部に画 成される空間6の内周側に、開口5a方向に向かって内径が漸次小さくなるテー パー面7を形成して、該空間6内に外方に解除摘み12を連結した移動筒8を移 動可能に支承するものであるが、移動筒8は、上部側にその板厚よりも大きな一 対のロックボール9を有して、コイルスプリング10のばね圧で、本体5の開口 5a側に弾発付勢される構成となしたものである。
【0016】 依って、第二実施の形態の下では、本体5の空間6内にその開口5aから取付 ピン3の先端部を嵌合すると、移動筒8がコイルスプリング10のばね圧に抗し て若干移動して、一対のロックボール9間に対する取付ピン3の先端部の嵌合を 許容して、再び、移動筒8がコイルスプリング10のばね圧で付勢方向に移動す るので、これにより、小径な内周テーパー面7に当接するロックボール9が取付 ピン3の先端部を両側から押圧するので、取付ピン3がピン留め具4にロックさ れ、逆に、移動筒8に連結されている解除摘み12を引き上げると、移動筒8が コイルスプリング10のばね圧に抗して移動して、ロックボール9が今度は本体 5の大径な内周テーパー面7の案内で外側に逃げるので、これにより、そのロッ ク状態を解除して、取付ピン3をピン留め具4から引き抜くことが可能となる。
【0017】 この為、第二実施の形態にあっても、予め、ボタン1のアーチ足2に支持され ている取付ピン3を衣服Wの所定個所に表側から刺し込んで、後は、取付ピン3 の先端部を衣服Wの裏側でピン留め具4に嵌合すれば、図7に示す如く、針やボ タン糸を用いずとも、ボタン1を衣服Wに簡単に止着することが可能となる。
【0018】 尚、上記した第一・第二実施の形態にあっては、いずれも、アーチ足2に取付 ピン3を遊動可能に支持している関係で、ボタン1自体が取付ピン3に対して自 由に動けることとなるので、その自由な動きを得て、ボタン1をボタンホールに 簡単に通すことも可能となる。
【0019】
以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、今までのものと異なり、ボタ ン自身が留め機能を有しているので、これを予備ボタンとして携帯していれば、 例え、外出先で、ボタンの欠落に気がついた場合でも、ボタンのアーチ足に支持 されている取付ピンを衣服の所定個所に刺し込んで、当該取付ピンの先端部をピ ン留め具に嵌合するだけで、針やボタン糸を使用せずとも、ボタンが衣服に止着 されるので、今までのような不利不便が一挙に解決できる。
【0020】 又、本考案にあっては、予備ボタンとしてではなく、本留めボタンとしても利 用することができるので、銀や銅などの腐食により変色し易い金属製のボタンを 対象としたような場合には、衣服を洗濯する際に、その都度、当該金属製のボタ ンを衣服から取り外しておけるので、金属製のボタンが洗剤や水に含まれる化学 物質等により腐食・変色してしまう恐れも解消できる。
【図1】本発明の第一実施の形態に係るボタンを示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】(A)(B)(C)はボタンのアーチ足に取付
ピンを支持する過程を説明する説明図である。
ピンを支持する過程を説明する説明図である。
【図3】(A)は取付ピンの先端部をピン留め具にロッ
クした状態を示す要部断面図、(B)は同ロックを解除
した状態を示す要部断面図である。
クした状態を示す要部断面図、(B)は同ロックを解除
した状態を示す要部断面図である。
【図4】ボタンを衣服に止着した状態を示す説明図であ
る。
る。
【図5】第二実施の形態に係るボタンを示す分解斜視図
である。
である。
【図6】(A)は取付ピンの先端部をピン留め具にロッ
クした状態を示す要部断面図、(B)は同ロックを解除
した状態を示す要部断面図である。
クした状態を示す要部断面図、(B)は同ロックを解除
した状態を示す要部断面図である。
【図7】ボタンを衣服に止着した状態を示す説明図であ
る。
る。
1 ボタン 1a ボタンの糸孔 2 アーチ足 2’ ビニール糸 3 取付ピン 3a 取付ピンの環状頭部 4 ピン留め具 5 本体 6 空間 7 テーパー面 8 移動筒 9 ロックボール 10 コイルスプーリング 11 解除レバー 12 解除摘み W 衣服
Claims (1)
- 【請求項1】 その糸孔にビニール製のアーチ足を設け
たボタンであって、上記アーチ足に遊動可能に支持され
る取付ピンと、該取付ピンの先端部を係脱可能に嵌合す
るピン留め具とを備え、取付ピンを衣服に刺し込んで、
当該取付ピンの先端部をピン留め具に嵌合することによ
り、衣服に止着されることを特徴とする留め機能を有す
るボタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000324U JP3070576U (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 留め機能を有するボタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000324U JP3070576U (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 留め機能を有するボタン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3070576U true JP3070576U (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=43203959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000000324U Expired - Lifetime JP3070576U (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 留め機能を有するボタン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070576U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2010032707A1 (ja) * | 2008-09-17 | 2012-02-09 | 英里 菊永 | ピン付き装飾体のための止め具 |
EP2687117A2 (en) | 2012-07-20 | 2014-01-22 | Eri Kikunaga | Fastener for ornament with pin and manufacturing method thereof |
WO2015093492A1 (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 株式会社ウオーク社 | 留め具 |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000000324U patent/JP3070576U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2010032707A1 (ja) * | 2008-09-17 | 2012-02-09 | 英里 菊永 | ピン付き装飾体のための止め具 |
EP2687117A2 (en) | 2012-07-20 | 2014-01-22 | Eri Kikunaga | Fastener for ornament with pin and manufacturing method thereof |
EP2687117A3 (en) * | 2012-07-20 | 2016-04-27 | Eri Kikunaga | Fastener for ornament with pin and manufacturing method thereof |
WO2015093492A1 (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 株式会社ウオーク社 | 留め具 |
CN105358004A (zh) * | 2013-12-16 | 2016-02-24 | 奥刻株式会社 | 卡固件 |
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