JP2576220Y2 - 装身具の係止装置 - Google Patents

装身具の係止装置

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JP2576220Y2
JP2576220Y2 JP1992051247U JP5124792U JP2576220Y2 JP 2576220 Y2 JP2576220 Y2 JP 2576220Y2 JP 1992051247 U JP1992051247 U JP 1992051247U JP 5124792 U JP5124792 U JP 5124792U JP 2576220 Y2 JP2576220 Y2 JP 2576220Y2
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JP
Japan
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pin
hollow body
catch
stator
hole
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正紀 青柳
隆司 醍醐
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Tokuriki Honten Co Ltd
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Tokuriki Honten Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブローチやタイピン等
の装身具を止める係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図面を用いてピンキャッチの説明をす
る。図5はピンを外した状態の断面図、図6はピンを嵌
めた状態の断面図であり、図において、1はピンキャッ
チであり、中空体2とこの中空体2内に嵌合される固定
子3とから成り立っている。中空体2は内面に一端に向
けて径が細くなるようにテーパー面2aが形成されてお
り、その端部の中心に通孔2bがあけてある。
【0003】上記固定子3は、中心に通孔3aを有し、
後端には撮み部3bが一体成形や固着等によって一体に
形成されており、先部には外周から通孔3a内に向けて
三方向(必ずしも三方向でなくてもよい。)からローラ
4が嵌めてあり、その端部外周はテーパー部3cとなっ
ている。このようにした固定子3を中空体2内にスプリ
ング5を介して嵌め、そのスプリング5により固定子3
が中空体2内に引かれるようになり、これによって固定
子3のローラ4は通常、中空体2内のテーパー面2aに
当接して通孔3a内に向けて押圧されて通孔3a内に突
出した状態となる。なお、上記スプリング5の一端は、
固定子3の周囲に形成した係止突縁3dに係止し、他端
は中空体2の開口端側に移動可能に嵌めた係止リング6
によって止まっている。以上によってピンキャッチ1は
構成されている。
【0004】7はブローチ等の宝飾部8に取り付けたピ
ンであり、このピン7を被服に刺して被服に取り付け、
上記ピンキャッチ1でその端部を止めて被服から抜けな
いようにするものである。そこで、ピンキャッチ1に宝
飾部8を係止する作用を説明する。まず、ピン7を被服
に通して被服に取り付け、その先部を中空体2の通孔2
bに通すと固定子3の通孔3a内に入り、それによって
ローラ4はそのピン7によって押されて中空体2内のテ
ーパー面2aに沿って逃げ、それによってスプリング5
の発力に対抗して固定子3は移動し、ピン7が通孔3a
を通った個所のテーパー面2aで止まり、その状態でロ
ーラ4がピン7を挟んでピン7とピンキャッチ1との係
止状態となる(なお、この作用は本考案でも同様であ
り、図面を用いて実施例の説明の個所で詳細に説明して
ある。)。
【0005】つぎに、ピンキャッチからピン7を抜くに
は、ピンキャッチの固定子3の撮み部3bをスプリング
5の発力に対抗して引くとローラ4が中空体2内のテー
パー面2aから外れてローラ4は押圧されなくなり、こ
れによってピン7は係止状態が解除されて自由に引き抜
くことができる。ピン7が引き抜けたら撮み部3bを放
すことにより、再びスプリング5により固定子3が中空
体2内に引かれて上記の通常状態に戻る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来技術による
と、ピンキャッチからピンを抜くには、ピンキャッチの
固定子の撮み部をスプリングの発力に対抗して引かなけ
ればならないために、ピンキャッチの撮み部は露出させ
ておかなければならず、そのために、ブローチ等の装身
具は宝飾部がピン側にしか付けることができず、ピンキ
ャッチを含めた全一体のデザインができない問題があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ケース内にピ
ンキャッチが長手方向に移動可能に嵌まる程度の収納部
を設け、この収納部の内側にピンキャッチの中空体の径
より小径となるように係止縁を設け、上記収納部内にピ
ンキャッチの中空体を移動可能に収納し、中空体の端部
と撮み部との間に係止縁が位置するように組み付けて一
体としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成によると、ピンキャッチを取り付け
たケースに対して宝飾部に取り付けたピンを挿入したり
抜いたりする際に、撮み部を押さえることなく宝飾部と
ピンキャッチを取り付けたケースとの連結と分離を行う
ことができることになり、着脱操作が容易となる。しか
もケースの外面にデザインを施すかデザインされた宝飾
品に取り付けることもでき、従来不可能であったピンキ
ャッチ側もデザインされたものとなる。
【0009】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明
する。なお、以下の説明において上記従来技術と同様の
部位については同一符号を用いて説明する。特に、ピン
キャッチ自体の構造は同様であるために説明も省略す
る。
【0010】図1はピンキャッチとピンが分離状態の断
面図、図2はピン挿入時の断面図、図3はピン係止時の
断面図、図4はピンを引き抜くときの断面図であり、図
において、9はブローチであり、ケース10と宝飾部8
とから成り立っている。ケース10内にはピンキャッチ
1が長手方向に移動可能に嵌まる程度の収納部10aが
ある。この収納部10aにはピンキャッチ1の中空体2
の径より小径となるように係止縁10bが設けてあり、
上記収納部10a内にピンキャッチ1の中空体2が移動
可能に収納され、撮み部3bと中空体2とが係止縁10
bによって分割された状態になっている。
【0011】宝飾部8にはピン7が取り付けてある。こ
のようにした上記ケース10の外面にデザインを施して
宝飾部8と両者で一体のデザインを形成したり、ケース
10と宝飾部8とをデザインされた二つに分割したりす
ることができるものである。なお、上記ケース10の形
状はどのような形状でもよく、目的に応じたデザインの
ものであればよい。
【0012】以上の構成によると、宝飾部8に取り付け
たピン7を被服に刺して被服に取り付け、その端部をケ
ース10に止めて被服から抜けないようにするものであ
り、ピン7を衣服に通し、図2に示す如く、その先部を
中空体2の通孔2bに通すと先部は固定子3の通孔3a
内に入り、それによって固定子3のローラ4はそのピン
7によって押されて中空体2内のテーパー面2aに沿っ
て逃げ、それによってスプリング5の発力に対抗して固
定子3は移動し、ピン7が通孔3aを通った個所のテー
パー面2aで止まり、図3に示す如く、その状態でロー
ラ4がピン7を挟んでピン7とピンキャッチ1との係止
状態となり、宝飾部8はケース10と一体となって被服
に固定する。
【0013】つぎに、ピンキャッチ1からピン7を抜く
には、ケース10を摘んで宝飾部8を引くと、中空体2
はケース10の係止縁10bによって止まって移動でき
ない状態になっており、図4に示す如く、ピン7を固定
しているローラ4は矢印方向に回転して中空体2をスプ
リング5の発力に対抗してテーパー面2aの径の大きい
方向に僅かずつ移動させ、これによってローラ4による
ピン7の押圧状態は緩み、ピン7は自由に引き抜くこと
ができることになる。
【0014】このようにして使用者は、ピンキャッチ1
を取り付けたケース10に対して宝飾部8のピン7を挿
入したり抜いたりするだけで撮み部を押さえることなく
宝飾部8とケース10の連結と分離を行うことができる
ことになる。
【0015】
【考案の効果】以上詳細に説明した本考案によると、ケ
ース内にピンキャッチが長手方向に移動可能に嵌まる程
度の収納部を設け、この収納部の上端にピンキャッチの
中空体の径より小径となるように係止縁を設け、上記収
納部内にピンキャッチの中空体が移動可能に収納され、
撮み部が係止縁によって分離された状態にして一体とし
たことにより、ケース内のピンキャッチに対して宝飾部
に取り付けたピンを挿入したり抜いたりするだけで撮み
部を押さえることなく宝飾部とケースの連結と分離を行
うことができることになり、着脱操作が容易となる効果
を有することができる。
【0016】また、ピンキャッチをケース内に納めたた
めに、このケースにもデザインを施すことができること
になり、従来不可能であったピンキャッチ側にもデザイ
ンを施したり宝飾品を取り付けたりすることができる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示すピンとピンキャッチの分離状態の
断面図である。
【図2】同ピンのピンキャッチへの挿入時の断面図であ
る。
【図3】同ピンがピンキャッチに係止している時の断面
図である。
【図4】同ピンをピンキャッチから引き抜くときの断面
図である。
【図5】従来例を示すピンとピンキャッチの分離状態の
断面図である。
【図6】同ピンがピンキャッチに係止している時の断面
図である。
【符号の説明】
1 ピンキャッチ 2 中空体 2a テーパー面 2b 通孔 3 固定子 3a 通孔 3b 撮み部 3c テーパー部 4 ローラ 5 スプリング 6 ピン 8 ブローチ 10 ケース 10a 収納部 10b 係止縁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空体内に固定子を嵌合し、この中空体
    は内面に一端に向けて径が細くなるようにテーパー面を
    有し、その一端に通孔があけてあり、この通孔に合うよ
    うに上記固定子の中心にも通孔を設け、上記テーパー面
    に沿うように端部は少し先き細りのテーパー部とし、そ
    のテーパー部の外周から上記通孔内に向けて三方からロ
    ーラが嵌めてあり、他端を撮み部とし、このような固定
    子を上記中空体内にスプリングを介して嵌め、そのスプ
    リングにより固定子が中空体内に引かれるようにし、こ
    れによって固定子のローラが常に中空体内のテーパー面
    に当接して通孔内に向けて押圧されて通孔内に突出した
    状態としたピンキャッチと、上記両通孔に挿入すること
    ができるピンを取り付けた宝飾部とより成る装身具の係
    止装置において、 ケース内にピンキャッチが長手方向に移動可能に嵌まる
    程度の収納部を設け、この収納部の上端にピンキャッチ
    の中空体の径より小径となるように係止縁を設け、上記
    収納部内にピンキャッチの中空体が移動可能に収納し、
    中空体の端部と撮み部がとの間に係止縁を位置させた状
    態にして一体としたことを特徴とする装身具の係止装
    置。
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