JP3070486U - ビニ―ルハウスのシ―ト巻付き防止具 - Google Patents

ビニ―ルハウスのシ―ト巻付き防止具

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JP3070486U JP2000000242U JP2000000242U JP3070486U JP 3070486 U JP3070486 U JP 3070486U JP 2000000242 U JP2000000242 U JP 2000000242U JP 2000000242 U JP2000000242 U JP 2000000242U JP 3070486 U JP3070486 U JP 3070486U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取ロッドの撓みを防止し、巻き取りの際、
下側シートが巻き込まれたり、シートが損傷したりする
ことを防止する。 【解決手段】 防止具21は、梁用フレーム3に固定する
固定部22と、下側シート5と巻取シート6との重合位置
において両シート5,6間に隙間を形成する隙間形成部
23と、この隙間形成部23の外側に設けられ巻取ロッド7
を載置して支持する支持部24とを備える。支持部24によ
り支持されて長い巻取ロッド7の撓みを防止できる。ま
た、下側シート5と巻取シート6との間の隙間形成部23
により、両シート5,6間に隙間が形成されて密着する
ことがなく、長期間シートを閉成していても、その後の
巻取り作業を容易に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビニールハウスにおいて、固定されたシートが巻取シートに巻付く ことを防止する巻付き防止具に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
この種のビニールハウスは、実開昭55−121643号公報にあるように、 適宜間隔で平行に植設固定された複数の支柱フレームと、これらと直交するよう に温室奥行方向に固定された梁用フレームとにより骨組し、その外側より大小の 保温用シートを被覆し、該2枚のシートの重合閉成端縁のうち大シートの端縁に 巻取ロッドを固定してこれを正逆回転せしめることによりシートを開閉すると共 に、この巻取操作によってシート全体が引張られて被覆位置がズレないようにシ ートの外方から固定具を梁用フレームに嵌め付けてシートを圧接挟持せしめ、更 に強風等により被覆シートが煽られて破損しないようにビニール製等の強靭なバ ンドを適宜間隔でシートの外方からしっかり掛け渡している(マイクロフィルム 第3頁第3行から第4頁第4行)。ところで、このようなビニールハウスでは、 換気などを行う場合を除いてシートを閉成しているため、閉成状態が長くなり、 このシートの閉成状態において、2枚のシートの重合閉成端縁が密着して付着し てしまうため、大シート側の巻取ロッドを巻き取る際に、付着部分が離れず、巻 取ロッド側に小シートが巻付いたり、引張られて一方のシートが損傷したりする 問題がある。また、巻取ロッドは温室奥行方向に長く両側だけが巻取装置により 支持されているから、撓み易く、撓むと巻取動作がスムーズに行かなくなる。こ のため、前記ビニールハウスでは、強靭なバンドにより巻取ロッドを押えるよう にしており、このためバンドを装着する手間がかかると共に、バンドにより巻取 ロッドが押え付けられるから、一層両シートが密着して付着し易くなる。
【0003】 また、シートの端部の定着部材として、実用新案登録第3015118号公報 には、地上に多数のアーチパイプを起立し、このアーチパイプに蟻溝を備えた支 持フレームを直交して多数結合させ、この支持フレームに弾性な係止線条を介し て透明又は半透明な合成樹脂シートを結合して展張(第0004段)することが 記載されている。しかし、このものでも、重合部分でシートが密着して付着が発 生し、また、アーチパイプが撓む問題が予想される。
【0004】 これに対して、特開平9―9796号公報の直管支持装置には、クロスバンド の端に楕円鋼管をつけハウスパイプにとりつけ、鋼線の端を楕円にして楕円鋼管 にさしこんで巻き上げ直管を支持する手段を講じたものがある。巻き上げ直管を おろしたとき動かず、また2枚のビニールが密着するのですきま風が入らない( 第0004〜0005段)と記載されている。
【0005】 そして、この直管支持装置では、鋼線により巻き上げ直管を支持することはで きるが、重合位置で2枚のビニールが重なって密着する(第0005段及び図3 )ため、付着により、巻き上げ直管側に腰シートが巻き込まれたり、引張られて 一方のシートが損傷したりする虞がある。
【0006】 そこで、本考案は、巻取ロッドの撓みを防止し、巻き取りの際、下側シートが 巻き込まれたり、シートが損傷したりすることを防止できるビニールハウスのシ ート巻付き防止具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、複数の支柱フレームと、この支柱フレームに交差方向に設 けた梁用フレームと、この梁用フレームに上部を定着した下側シートと、巻取ロ ッドに巻装され前記下側シートとの重合位置から上方に巻き取られる巻取シート とを備えたビニールハウスのシート巻付き防止具において、前記梁用フレームに 固定する固定部と、前記重合位置において両シート間に位置しこれら両シート間 に隙間を形成する隙間形成部と、この隙間形成部の外側に設けられ前記巻取ロッ ドを載置して支持する支持部とを備えるものである。
【0008】 この請求項1の構成によれば、防止具を梁用フレームに取付け、巻取ロッドを 繰り出し方向に回して下げ、支持部上に載置し、支持部により支持されて長い巻 取ロッドの撓みを防止できる。この支持部により支持した状態で、下側シートと 巻取シートとの間の隙間形成部により、両シート間に隙間が形成されて密着する ことがない。
【0009】 また、請求項2の考案は、前記支持部の断面が略半円弧状をなし、この略半円 弧状の外端に立ち上り部を設けたものである。
【0010】 この請求項2の構成によれば、巻取ロッドが半円弧状の支持部に載置されるた め、巻取ロッドが安定し、また、立ち上り部により外側に外れることがない。
【0011】 また、請求項3の考案は、前記梁用フレームは断面略コ字型で外側が開口した 蟻溝を有し、この蟻溝内に前記下側シートの上部を配置すると共に弾性を有する 係止線条を前記蟻溝内に嵌め入れて該下側シートの上部を定着し、前記固定部は 前記梁用フレームの内側と上側に被せる内側部と上側部を有し、この上側部の外 側に前記梁用フレームの外側を覆うようにして前記隙間形成部を設け、この隙間 形成部の下部に前記支持部を設けたものである。
【0012】 この請求項3の構成によれば、蟻溝内に下側シートの上部を配置した後、係止 線条を嵌め入ることにより、下側シートを簡便に定着することができ、この状態 で、下側シートの上縁が梁用フレームの外側に位置すると共に、梁用フレームの 外側の下に下側シートが位置する。ここで、防止具は、梁用フレームの上から被 せるようにして簡便に取付けることができ、かつ梁用フレームの内側,上側及び 外側に被さるから、防止具の外側に下側シールの上縁等がはみ出すことがなく、 隙間形成部により両シート間に隙間を形成することができる。また、支持部に載 置して巻取ロッドの撓みを防止できる。
【0013】 請求項4の考案は、前記梁用フレームの下側に係止する係止部を備えるもので ある。
【0014】 この請求項4の構成によれば、防止具は梁用フレームの内外上に被せる構造で あって、さらに、その梁用フレームの下部に係止部が係止するから、安定した固 定状態が得られる。
【0015】 請求項5の考案は、前記内側部の下端に内側向きの横片部を形成し、この横片 部に雌螺子部を形成し、前記梁用フレームの下側に係止する係止部材を形成し、 この係止部材にねじを挿通する透孔を穿設し、この透孔に挿通した前記ねじを前 記雌螺子部に螺合して前記係止部材を前記梁用フレームの下側に係止可能に構成 したものである。
【0016】 この請求項5の構成によれば、防止具を梁用フレームの上から被せ、梁用フレ ームの下部に係止部材が係止する位置でねじを締めることにより、防止具を固定 することができる。
【0017】 また、請求項6の考案は、前記透孔が前記梁用フレームの内外方向に長い長孔 であり、この長孔の外端に前記ねじが位置したとき、前記係止部材は前記梁用フ レームとの非係止位置にあるものである。
【0018】 この請求項6の構成によれば、予め係止部材が長孔に沿って移動可能な程度に ねじを仮締めして組み立てておき、長孔の外端に前記ねじを位置させておけば、 防止具を梁用フレームの上から被せることができ、被せた後、係止部材を外側に 移動して梁用フレームの下側に係止し、ねじを締めることにより固定することが できる。特に、予め防止具に係止部材を組み立てておいてから、梁用フレームに 固定できるから、細かい部品などが紛失することなく、固定作業を極めて簡便に 行うことができる。
【0019】
【考案の実施形態】 以下、本考案の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1ないし図5は、 本考案の第1実施例を示し、同図に示すように、ビニールハウス1は略アーチ状 をなす支柱フレーム2をほぼ等間隔に配置し、この支柱フレーム2と交差方向に 梁用フレーム3,3…を複数段に設けており、この梁用フレーム3は引掛具4に より支柱フレーム2に固定されている。そして、下段の梁用フレーム3に下側シ ート5の上部を定着して下方に展張し、その梁用フレーム3の上方には巻取シー ト6を展張し、この巻取シート6の下部は巻取ロッド7に巻装され、前記下段の 梁用フレーム3の外側において、両シート5,6が重合することにより閉成し、 図示しない巻取装置の操作によって巻取シート6を巻取方向に回転して巻き上げ ることにより、開成するようになっている。
【0020】 図1及び図4に示すように、前記引掛具4は平面略コ字型をなし、そのハウス 外側に前記梁用フレーム3に引っ掛かる引掛部8を有し、該引掛具4により前記 支柱フレーム2を挟み、内側の孔9,9に楔部材10を挿入して支柱フレーム2に 圧着することにより梁用フレーム3を支柱フレーム2の外側に固定している。
【0021】 前記梁用フレーム3は断面略コ字型をなし、ビニールハウス1の外側に開口し た蟻溝11を有し、この蟻溝11内に前記下側シート5の上部を沿わせるように配置 して、該蟻溝11に略波型で弾性復元力を有する係止線条12を嵌め入れることによ り、梁用フレーム3に下側シート5の上部が定着される。
【0022】 巻付き防止具21は、前記梁用フレーム3に掛装する固定部22と、梁用フレーム 3のハウス外側に垂設された隙間形成部23と、この隙間形成部23の外側下部に設 けられた断面略半円状の支持部24とを一体に有する。この場合、巻付き防止具21 は、厚さ2〜3ミリ程度の鋼鈑を曲げ加工などして形成される。前記固定部22は 梁用フレーム3のハウス内側と上側に被せる内側部22Aと上側部22Bとを有し、 この上側部22Bの外側に前記梁用フレーム3の蟻溝11を塞ぐようにして前記隙間 形成部23が設けられ、この隙間形成部23の下部に前記支持部24が設けられ、この 支持部24の外端には前記隙間形成部23とほぼ平行な立ち上り部25が形成されてい る。また、前記支持部24の中央には水抜き孔26が穿設されている。
【0023】 前記内側部22Aの下端には水平内側向きに横片部27を形成している。また、こ の例では、前記引掛具4に対応して、巻付き防止具21の中央内側に中央切欠き部 28が形成されている。この中央切欠き部28の両側の前記横片部27,27には雌螺子 孔29を形成し、この雌螺子孔29にねじ30が螺合する。前記横片部27の下面には、 外側が前記梁用フレーム3の下部に係止する板状の係止部材31が配置され、この 係止部材31には前記ねじ30を遊挿する透孔たる長孔32が穿設され、この長孔32は 内外方向に長く形成されている。尚、この例では、前記係止部材31が係止部であ る。その係止部材31の下面側から前記長孔32に挿通した前記ねじ30を、前記雌螺 子孔29に螺合し、さらに、先端にナット33を螺合している。そして、図3の二点 鎖線の係止部材31及び図4中上側の係止部材31で示すように、係止部材31を内側 に引き、長孔32の外端32Sにねじ30が位置したとき、前記係止部材31の外端はほ ぼ前記内側部22Aの内面対応位置となり、梁用フレーム3と非係止位置にあり、 梁用フレーム3の上方から防止具21が掛装可能となる。
【0024】 次に、前記巻付き防止具21の使用方法につき説明すると、上述したように梁用 フレーム3の蟻溝11に係止線材12を嵌め入れて下側シート5の上部を固定した後 、巻付き防止具21のセットを行う。この場合、長孔32の外端32Sにねじ30が位置 するようにして、係止部材31が移動可能な程度にねじ30を仮止めし、巻付き防止 具21に係止部材31を組み付けておく。こうしておくと、係止部材31を取り付けた 状態で、防止具21を梁用フレーム3にその上から被せることができ、この後、係 止部材31を押してその外端を梁用フレーム3の下面に係止し、ねじ30を本締めし て固定でき、ねじ30やナット33などの小部品の扱いが容易となる。尚、各支柱フ レーム2位置に防止具21をセットすることが好ましい。
【0025】 このようにして巻付け防止具21をセットしたら、巻取ロッド7を下ろして、支 持部24上に載置する。このようにすることにより、巻取ロッド7がその長さ方向 途中で支持され、撓むことがなくなる。また、支持部24及び立ち上り部25により 、巻取ロッド7ががたついたり前側に移動したりすることがなく、従来のような バンドを少なくできる。そして、巻取ロッド7を支持部24により支持した状態で 、両シート5,6間には隙間形成部23があり、これにより両シート5,6の密着 を防止できる。
【0026】 このように本実施例では、請求項1に対応して、複数の支柱フレーム2,2… と、この支柱フレーム2に交差方向に設けた梁用フレーム3と、この梁用フレー ム3に上部を定着した下側シート5と、巻取ロッド7に巻装され下側シート5と の重合位置から上方に巻き取られる巻取シート6とを備えたビニールハウスの巻 付き防止具において、梁用フレーム3に固定する固定部22と、前記重合位置にお いて両シート5,6間に位置しこれら両シート5,6間に隙間を形成する隙間形 成部23と、この隙間形成部23の外側に設けられ巻取ロッド7を載置して支持する 支持部24とを備えるから、防止具21を梁用フレーム3に取付け、巻取ロッド7を 繰り出し方向に回して下げ、シート5,6間を閉め、支持部24上に載置し、支持 部24により支持されて長い巻取ロッド7の撓みを防止でき、また、支持部24によ り支持した状態で、下側シート5と巻取シート6との間の隙間形成部23により、 両シート5,6間に隙間が形成されて密着することがなく、長期間シートを閉成 していても、その後の巻取り作業を容易に行うことができる。
【0027】 また、このように本実施例では、請求項2に対応して、支持部24の断面が略半 円弧状をなし、この略半円弧状の外端に立ち上り部25を設けたから、巻取ロッド 7が半円弧状の支持部24に載置されるため、巻取ロッド7が安定し、また、立ち 上り部25により外側に外れることがない。したがって、従来のバンドが少なく済 む。
【0028】 また、このように本実施例では、請求項3に対応して、梁用フレーム3は断面 略コ字型で外側が開口した蟻溝11を有し、この蟻溝11内に下側シート5の上部を 配置すると共に弾性を有する係止線条12を蟻溝11内に嵌め入れて該下側シート5 の上部を定着し、固定部22は梁用フレーム3の内側と上側に被せる内側部22Aと 上側部22Bを有し、この上側部22Bの外側に梁用フレーム3の外側を覆うように して隙間形成部23を設け、この隙間形成部23の下部に支持部24を設けたから、蟻 溝11内に下側シート5の上部を配置した後、係止線条12を嵌め入ることにより、 下側シート5を簡便に定着することができ、この状態で、下側シート5の上縁5 Uが梁用フレーム3の外側に位置すると共に、梁用フレーム3の外側の下に下側 シート5が位置する。そして、防止具21を梁用フレーム3の上から被せるように して簡便に取付けることができ、かつその防止具21は梁用フレーム3の内側,上 側及び外側に被さるから、防止具21の外側に下側シール5の上縁5U等がはみ出 すことがなく、隙間形成部23により両シート5,6間に隙間を形成することがで き、巻取りの際の巻き込み及び損傷を防止できる。また、支持部24に載置するこ とにより巻取ロッド7の撓みが防止される。
【0029】 さらに、このように本実施例では、請求項4に対応して、梁用フレーム3の下 部に係止する係止部たる係止部材31を備えるから、防止具21は梁用フレーム4の 内外上に被せる構造であって、さらに、その梁用フレーム3の下部に係止部たる 係止部材31が係止するから、安定した固定状態が得られる。
【0030】 さらに、このように本実施例では、請求項5に対応して、内側部22Aの下端に 内側向きの横片部27を形成し、この横片部27に雌螺子部29を形成し、梁用フレー ム3の下側に係止する係止部材31を形成し、この係止部材31にねじ30を挿通する 透孔たる長孔32を穿設し、この長孔32に挿通したねじ30を雌螺子部29に螺合して 係止部材31を梁用フレーム3の下側に係止可能に構成したから、防止具21を梁用 フレーム3の上から被せ、梁用フレーム3の下部に係止部材21が係止する位置で でねじ30を締めることにより、防止具21を固定することができる。
【0031】 さらにまた、このように本実施例では、請求項6に対応して、透孔が梁用フレ ーム3の内外方向に長い長孔32であり、この長孔32の外端32Sにねじ30が位置し たとき、係止部材31は梁用フレーム3との非係止位置にあるから、予め係止部材 31が長孔32に沿って移動可能な程度にねじ30を仮締めして組み立てておき、長孔 32の外端32Sにねじ30を位置させておけば、防止具21を梁用フレーム3の上から 被せることができ、被せた後、係止部材31を外側に移動して梁用フレーム3の下 側に係止し、ねじ30を締めることにより固定することができる。特に、予め防止 具21に係止部材31を組み立てておいてから、梁用フレーム3に固定できるから、 固定作業を極めて簡便に行うことができる。
【0032】 図6及び図7は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、前記支柱フレ ーム2,2の間において、前記梁用フレーム3に固定する巻付き防止具21Aであ り、前記中央切欠き部28がなく、1つの係止部材31を用いる以外は、第1実施例 の巻付き防止具21と同一構成である。そして、前記巻取ロッド7は、複数のロッ ド7,7を接合部7Aにて接合して使用されるから、この接合部7A位置に対応 して、前記梁用フレーム3を支持することにより、巻取ロッド7を安定して支持 することができ、請求項1〜6に対応して、上記第1実施例と同様な作用・効果 を奏する。
【0033】 図8は本考案の第3実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の巻付き防止具21Bでは、係 止部材31を用いておらず、内側部22Aの下端に横片部27を設けない代わりに、外 向きで前記梁用フレーム3の下部に係止する係止部34を前記内側部22Aの下端に 一体に設けている。
【0034】 そして、内側部22Aと隙間形成部23との下部の間隔を広げるようにして上方か ら梁用フレーム3に被せると、上側部22Bが当接した位置で、係止部34が梁用フ レーム3の下部に係止し、巻付き防止具21Bが固定される。この例では、内側部 22Aと隙間形成部23との下部の間隔が広がり易いように、防止具21Bの材質など を考慮することが好ましく、合成樹脂などから形成することができる。
【0035】 このように本実施例では、請求項1〜3に対応して、上記実施例と同様な作用 ・効果を奏し、また、この例では、請求項4に対応して、梁用フレーム3の下部 に係止する係止部34を備えるから、防止具21は梁用フレーム3の内外上に被せる 構造であって、さらに、その梁用フレーム3の下部に係止部たる係止部材31が係 止するから、安定した固定状態が得られる。
【0036】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて、種々の変形実施が可能である。例えば、防止具の形状材質などは適宜選 定可能である。
【0037】
【考案の効果】
請求項1の考案は、複数の支柱フレームと、この支柱フレームに交差方向に設 けた梁用フレームと、この梁用フレームに上部を定着した下側シートと、巻取ロ ッドに巻装され前記下側シートとの重合位置から上方に巻き取られる巻取シート とを備えたビニールハウスのシート巻付き防止具において、前記梁用フレームに 固定する固定部と、前記重合位置において両シート間に位置しこれら両シート間 に隙間を形成する隙間形成部と、この隙間形成部の外側に設けられ前記巻取ロッ ドを載置して支持する支持部とを備えるものであり、巻取ロッドの撓みを防止し 、巻き取りの際、下側シートが巻き込まれたり、シートが損傷したりすることを 防止できるビニールハウスのシート巻付き防止具を提供することができる。
【0038】 また、請求項2の考案は、前記支持部の断面が略半円弧状をなし、この略半円 弧状の外端に立ち上り部を設けたものであり、巻取ロッドの撓みを防止し、巻き 取りの際、下側シートが巻き込まれたり、シートが損傷したりすることを防止で きるビニールハウスのシート巻付き防止具を提供することができる。
【0039】 また、請求項3の考案は、前記梁用フレームは断面略コ字型で外側が開口した 蟻溝を有し、この蟻溝内に前記下側シートの上部を配置すると共に弾性を有する 係止線条を前記蟻溝内に嵌め入れて該下側シートの上部を定着し、前記固定部は 前記梁用フレームの内側と上側に被せる内側部と上側部を有し、この上側部の外 側に前記梁用フレームの外側を覆うようにして前記隙間形成部を設け、この隙間 形成部の下部に前記支持部を設けたものであり、巻取ロッドの撓みを防止し、巻 き取りの際、下側シートが巻き込まれたり、シートが損傷したりすることを防止 できるビニールハウスのシート巻付き防止具を提供することができる。
【0040】 さらに、請求項4の考案は、前記梁用フレームの下側に係止する係止部を備え るものであり、巻取ロッドの撓みを防止し、巻き取りの際、下側シートが巻き込 まれたり、シートが損傷したりすることを防止できるビニールハウスのシート巻 付き防止具を提供することができる。
【0041】 さらに、請求項5の考案は、前記内側部の下端に内側向きの横片部を形成し、 この横片部に雌螺子部を形成し、前記梁用フレームの下側に係止する係止部材を 形成し、この係止部材にねじを挿通する透孔を穿設し、この透孔に挿通した前記 ねじを前記雌螺子部に螺合して前記係止部材を前記梁用フレームの下側に係止可 能に構成したものであり、巻取ロッドの撓みを防止し、巻き取りの際、下側シー トが巻き込まれたり、シートが損傷したりすることを防止できるビニールハウス のシート巻付き防止具を提供することができる。
【0042】 さらにまた、請求項6の考案は、前記透孔が前記梁用フレームの内外方向に長 い長孔であり、この長孔の外端に前記ねじが位置したとき、前記係止部材は前記 梁用フレームとの非係止位置にあるものであり、巻取ロッドの撓みを防止し、巻 き取りの際、下側シートが巻き込まれたり、シートが損傷したりすることを防止 できるビニールハウスのシート巻付き防止具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す巻付き防止具の使用
状態の斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すビニールハウスの斜
視図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す巻付き防止具の使用
状態の断面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す巻付き防止具の平面
図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す巻付き防止具をビニ
ールハウスの外側から見た正面図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す巻付き防止具の使用
状態の断面図である。
【図7】本考案の第2実施例を示す巻付き防止具の平面
図である。
【図8】本考案の第3実施例を示す巻付き防止具の使用
状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ビニールハウス 2 支柱フレーム 3 梁用フレーム 5 下側シート 6 巻取ロッド 7 巻取シート 11 蟻溝 21,21A,21B 巻付き防止具 22 固定部 22A 内側部 22B 上側部 23 隙間形成部 24 支持部 25 立ち上り部 29 雌螺子部 30 ねじ 31 係止部材(係止部) 32 長孔(透孔) 32S 長孔の外端

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支柱フレームと、この支柱フレー
    ムに交差方向に設けた梁用フレームと、この梁用フレー
    ムに上部を定着した下側シートと、巻取ロッドに巻装さ
    れ前記下側シートとの重合位置から上方に巻き取られる
    巻取シートとを備えたビニールハウスのシート巻付き防
    止具において、前記梁用フレームに固定する固定部と、
    前記重合位置において両シート間に位置しこれら両シー
    ト間に隙間を形成する隙間形成部と、この隙間形成部の
    外側に設けられ前記巻取ロッドを載置して支持する支持
    部とを備えることを特徴とするビニールハウスのシート
    巻付き防止具。
  2. 【請求項2】 前記支持部の断面が略半円弧状をなし、
    この略半円弧状の外端に立ち上り部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のビニールハウスのシート巻付き防
    止具。
  3. 【請求項3】 前記梁用フレームは断面略コ字型で外側
    が開口した蟻溝を有し、この蟻溝内に前記下側シートの
    上部を配置すると共に弾性を有する係止線条を前記蟻溝
    内に嵌め入れて該下側シートの上部を定着し、前記固定
    部は前記梁用フレームの内側と上側に被せる内側部と上
    側部を有し、この上側部の外側に前記梁用フレームの外
    側を覆うようにして前記隙間形成部を設け、この隙間形
    成部の下部に前記支持部を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のビニールハウスのシート巻付き防止
    具。
  4. 【請求項4】 前記梁用フレームの下側に係止する係止
    部を備えることを特徴とする請求項3記載のビニールハ
    ウスのシート巻付き防止具。
  5. 【請求項5】 前記内側部の下端に内側向きの横片部を
    形成し、この横片部に雌螺子部を形成し、前記梁用フレ
    ームの下側に係止する係止部材を形成し、この係止部材
    にねじを挿通する透孔を穿設し、この透孔に挿通した前
    記ねじを前記雌螺子部に螺合して前記係止部材を前記梁
    用フレームの下側に係止可能に構成したことを特徴とす
    る請求項3記載のビニールハウスのシート巻付き防止
    具。
  6. 【請求項6】 前記透孔が前記梁用フレームの内外方向
    に長い長孔であり、この長孔の外端に前記ねじが位置し
    たとき、前記係止部材は前記梁用フレームとの非係止位
    置にあることを特徴とする請求項5記載のビニールハウ
    スのシート巻付き防止具。
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