JP3070377B2 - 冷媒配管振動防止装置 - Google Patents
冷媒配管振動防止装置Info
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- JP3070377B2 JP3070377B2 JP6014235A JP1423594A JP3070377B2 JP 3070377 B2 JP3070377 B2 JP 3070377B2 JP 6014235 A JP6014235 A JP 6014235A JP 1423594 A JP1423594 A JP 1423594A JP 3070377 B2 JP3070377 B2 JP 3070377B2
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- Japan
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- pipe
- solenoid valve
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は暖冷房機器等の冷凍装置
に用いる冷媒配管振動防止装置に関するものである。
に用いる冷媒配管振動防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の冷凍装置の冷媒配管は、
圧縮機、凝縮器、膨脹弁、蒸発器などを連結して冷凍サ
イクルを構成しており、冷媒が循環しながら運転を繰り
返す状態に耐えうる設計がなされていることが重要であ
る。
圧縮機、凝縮器、膨脹弁、蒸発器などを連結して冷凍サ
イクルを構成しており、冷媒が循環しながら運転を繰り
返す状態に耐えうる設計がなされていることが重要であ
る。
【0003】この種の配管振動防止装置は一般に図2に
示すような構成になっている。すなわち、冷媒が循環す
る配管21と、上記配管21に接続された電磁弁22
と、上記電磁弁22への通電用の電磁弁コイル23から
なる冷媒回路に、上記配管21の振動を低減すべく振動
防止材24を上記配管21に取り付けた構成となってい
る。この振動防止材24はゴム板材を配管21の外周に
巻き付けるようなかたちで折り曲げ、その両端部を接着
剤で接着して配管21に取り付けてあった。
示すような構成になっている。すなわち、冷媒が循環す
る配管21と、上記配管21に接続された電磁弁22
と、上記電磁弁22への通電用の電磁弁コイル23から
なる冷媒回路に、上記配管21の振動を低減すべく振動
防止材24を上記配管21に取り付けた構成となってい
る。この振動防止材24はゴム板材を配管21の外周に
巻き付けるようなかたちで折り曲げ、その両端部を接着
剤で接着して配管21に取り付けてあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、振動を低減すべく配管外周に巻き付けた振
動防止材24が長期間使用しているうちに脱落してしま
うという課題があった。すなわち、運転、停止を繰り返
していると、配管21に結露水が生じ、この結露水が流
下して振動防止材24の両端接着部に達し、この結露水
により接着剤の接着が弱くなってこれに配管振動が加わ
ってついには脱落してしまうのである。
の構成では、振動を低減すべく配管外周に巻き付けた振
動防止材24が長期間使用しているうちに脱落してしま
うという課題があった。すなわち、運転、停止を繰り返
していると、配管21に結露水が生じ、この結露水が流
下して振動防止材24の両端接着部に達し、この結露水
により接着剤の接着が弱くなってこれに配管振動が加わ
ってついには脱落してしまうのである。
【0005】また、電磁弁22の電磁弁コイル23への
通電により電磁弁コイル部分から不快な電磁音が生じる
という問題もあった。
通電により電磁弁コイル部分から不快な電磁音が生じる
という問題もあった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、振動
防止材の脱落を防止するとともに電磁弁からの不快音の
発生をも防止することを目的としたものである。
防止材の脱落を防止するとともに電磁弁からの不快音の
発生をも防止することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の冷媒配管振動防止装置は、冷媒が循環する
配管の適所に電磁弁を設け、この電磁弁の電磁弁コイル
部分に振動防止材取付金具を取り付け、この振動防止材
取付金具に振動防止材を巻き付けた構成としてある。
め、本発明の冷媒配管振動防止装置は、冷媒が循環する
配管の適所に電磁弁を設け、この電磁弁の電磁弁コイル
部分に振動防止材取付金具を取り付け、この振動防止材
取付金具に振動防止材を巻き付けた構成としてある。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、電磁弁を介して配
管の振動が抑制できるとともに電磁弁コイル部分は常温
となっていて冷媒が流れる配管のように高(低)温度に
ならないので結露水が生じるようなことがなく、結露水
による振動防止材の脱落を防止することができる。しか
も振動防止材は電磁弁コイル部分に取り付けてあるから
これの振動をも抑制することができ、電磁弁に生じる不
快音を低減することもできる。
管の振動が抑制できるとともに電磁弁コイル部分は常温
となっていて冷媒が流れる配管のように高(低)温度に
ならないので結露水が生じるようなことがなく、結露水
による振動防止材の脱落を防止することができる。しか
も振動防止材は電磁弁コイル部分に取り付けてあるから
これの振動をも抑制することができ、電磁弁に生じる不
快音を低減することもできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を用いて説明す
る。
る。
【0010】図1において、11は冷媒が循環する配
管、12はこの配管11の適所に接続された電磁弁で、
13はその電磁弁コイルである。14は上記電磁弁コイ
ル13に取り付けたL字金属製の振動防止材取付金具
で、その上端付近を電磁弁コイル13部分にビス15に
て取り付けてある。16はゴム板材からなる振動防止材
で、上記振動防止材取付金具15の外周に巻き付けてそ
の両端部分を従来と同様接着剤で接着した構成となって
おり、振動防止材取付金具14下端のL字部分14Aで
抜け止めしてある。
管、12はこの配管11の適所に接続された電磁弁で、
13はその電磁弁コイルである。14は上記電磁弁コイ
ル13に取り付けたL字金属製の振動防止材取付金具
で、その上端付近を電磁弁コイル13部分にビス15に
て取り付けてある。16はゴム板材からなる振動防止材
で、上記振動防止材取付金具15の外周に巻き付けてそ
の両端部分を従来と同様接着剤で接着した構成となって
おり、振動防止材取付金具14下端のL字部分14Aで
抜け止めしてある。
【0011】上記構成において、次にその作用効を説明
する。まず、配管11の固有振動数と圧縮機(図示せ
ず)の振動数が一致した場合、配管11は共振しょうと
する。しかしながら、上記構成では電磁弁コイル13に
設けた振動防止材取付用金具14の外周に巻き付けた振
動防止材16により、配管11の固有振動数がずれ、こ
れにより配管11の振動が抑制される。
する。まず、配管11の固有振動数と圧縮機(図示せ
ず)の振動数が一致した場合、配管11は共振しょうと
する。しかしながら、上記構成では電磁弁コイル13に
設けた振動防止材取付用金具14の外周に巻き付けた振
動防止材16により、配管11の固有振動数がずれ、こ
れにより配管11の振動が抑制される。
【0012】また、上記振動防止材16は、前記の通り
振動防止材取付金具14の外周に巻き付けられていて、
さらに上記振動防止材取付金具14が常温に近い電磁弁
コイル13に取り付けられているため、配管に取り付け
た場合のような結露水が振動防止材取付金具14に生じ
てこれが振動防止材16の接着部分に達するというよう
なことがなく、長期間使用していても結露水による振動
防止材16の脱落は防止できる。
振動防止材取付金具14の外周に巻き付けられていて、
さらに上記振動防止材取付金具14が常温に近い電磁弁
コイル13に取り付けられているため、配管に取り付け
た場合のような結露水が振動防止材取付金具14に生じ
てこれが振動防止材16の接着部分に達するというよう
なことがなく、長期間使用していても結露水による振動
防止材16の脱落は防止できる。
【0013】また、上記振動防止材16は電磁弁12の
電磁弁コイル13部分に直接取り付けてあるので、電磁
弁コイル13単体の振動抑制にもつながり、通電によっ
て生じる電磁音の低減にも効果を発揮する。
電磁弁コイル13部分に直接取り付けてあるので、電磁
弁コイル13単体の振動抑制にもつながり、通電によっ
て生じる電磁音の低減にも効果を発揮する。
【0014】
【発明の効果】以上、実施例で説明したように本発明の
冷媒配管振動防止装置は、振動防止材の脱落を防止して
配管の振動を長期間にわたって確実に抑制することがで
きるとともに、電磁弁の通電によって生じる電磁音の低
減をも図ることができる。
冷媒配管振動防止装置は、振動防止材の脱落を防止して
配管の振動を長期間にわたって確実に抑制することがで
きるとともに、電磁弁の通電によって生じる電磁音の低
減をも図ることができる。
【図1】本発明の一実施例における冷媒配管振動防止装
置の側面図
置の側面図
【図2】従来の冷媒配管振動防止装置の側面図
11 冷媒配管 12 電磁弁 13 電磁弁コイル 14 振動防止材取付金具 16 振動防止材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−91778(JP,A) 特開 平5−141813(JP,A) 実開 昭53−17860(JP,U) 実開 昭64−45257(JP,U) 実開 昭59−182057(JP,U) 実開 昭60−113477(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00
Claims (1)
- 【請求項1】 冷媒が循環する配管の適所に電磁弁を設
け、この電磁弁の電磁弁コイル部分に振動防止材取付金
具を取り付け、この振動防止材取付金具に振動防止材を
巻き付けてなる冷媒配管振動防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6014235A JP3070377B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 冷媒配管振動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6014235A JP3070377B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 冷媒配管振動防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07218042A JPH07218042A (ja) | 1995-08-18 |
JP3070377B2 true JP3070377B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=11855422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6014235A Expired - Fee Related JP3070377B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 冷媒配管振動防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070377B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP6014235A patent/JP3070377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07218042A (ja) | 1995-08-18 |
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Legal Events
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