JP3347941B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3347941B2 JP14899596A JP14899596A JP3347941B2 JP 3347941 B2 JP3347941 B2 JP 3347941B2 JP 14899596 A JP14899596 A JP 14899596A JP 14899596 A JP14899596 A JP 14899596A JP 3347941 B2 JP3347941 B2 JP 3347941B2
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洋二 岡崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサが室
内機に備えられた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、室内機や室外機等を組合
わせて成り立っているが、近年コンプレッサが室内機に
備えられたウインドファンやエアコンデショナーなどの
空気調和機が多用されている。このような空気調和機
は、とくに室内機より発生する騒音を低減することが望
まれている。
【0003】コンプレッサが室内機に備えられた空気調
和機の1例を図2により説明する。図2は、例えば、コ
ンデンシングユニットを室外機に有するリモートコンデ
ンサエアーコンデショナーの室内機の構成を示す図であ
る。コンプレッサ1は横置きに置かれる。コンプレサは
横置なのでコンプレッサ回転軸(図示しない)は水平と
なり冷媒圧縮に伴うトルク変動が回転軸回りに発生す
る。コンプレッサを支持する取り付け板2に取り付けら
れた防振装置3でコンプレッサ1の振動を遮断して騒音
を低減している。4は熱交換器、5は筐体、6はコンプ
レッサ機械室を示す。
【0004】従来、このような空気調和機のコンプレッ
サ支持部分は、取り付け板2と筐構造体との結合は室内
機後方側および前方側の 2か所の取り付け位置にて固定
されていた。従来のコンプレッサ支持部分の断面図を図
8に示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンプ
レッサを支持する取り付け板2は完全な剛体とみなせな
いので、防振装置3があったとしても取り付け板2の固
有振動数で取り付け板2の室内機前端側および後端側か
ら室内機構造物への振動伝達が大きくなってしまい、騒
音が低減されないという問題があった。すなわち、騒音
を低減する目的で防振ゴムなどが配置されているが、こ
の防振ゴムでとりきれない振動が防振ゴム下部構造(コ
ンプレッサベース)へ伝わり、さらに放射面積の広いコ
ンプレッサ室の底面パネルへ伝わり騒音となってしまう
という問題があった。たとえば、横軸に周波数、縦軸に
コンプレッサからコンプレッサ底面パネルへの振動伝達
レベルをプロットした図6および図7において、従来の
リモートコンデンサエアコンディショナーは破線で示さ
れるように 400Hz付近において大きな振動伝達レベル
を示していることがわかる。
【0006】本発明はこのような問題に対処するために
なされたもので、室内機構造物への振動伝達を小さくし
て騒音を低減することのできる空気調和機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の空気
調和機は、室内機にコンプレッサを備え、前記コンプレ
ッサを支持する取り付け板の筐構造体への結合が単純支
持構造である空気調和機であって、この単純支持構造
は、筐構造体への結合が室内機後方側および前方側の2
か所の取り付け位置にて行い、該取り付け位置の両側を
ピン継ぎ手としピン回りの回転以外を拘束するか、また
は、該取り付け位置の片側をピン継ぎ手としピン回りの
回転以外を拘束することを特徴とする。
【0008】本発明に係る第2の空気調和機は、室内機
にコンプレッサを備えた空気調和機であって、コンプレ
ッサを支持する取り付け板の筐構造体への結合は、室内
機後方側が剛結合、室内機前方側が自由端であることを
特徴とする。
【0009】本発明に係る第1の空気調和機において、
ピン継ぎ手のピン回りの回転以外を拘束する方法として
は、ピンのガタをバネ押さえするか、ピンの回りに防振
ゴムなどの弾性体を挿入する方法などがある。また、取
り付け位置の片側をピン継ぎ手とする場合にあっては、
他方側は防振ゴムなどの弾性体にて支持することができ
る。
【0010】本発明に係る第2の空気調和機において、
室内機後方側の剛結合は、コンプレッサを支持する取り
付け板に固定的に結合させる方法であれば、どのような
結合状態であってもよい。例えば、ネジ止め、ビス止
め、溶接、接着剤による接着等を挙げることができる。
さらに、室内機前方側が自由端であるとは空気調和機の
全面パネルとコンプレッサベースとが非接触状態である
ことを意味する。その結果、全面パネルへの振動伝達量
を減らすことができ、騒音を大幅に減らすことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施例1 コンプレッサを支持する防振ゴム取り付け板の筐構造体
への結合を単純支持構造としたリモートコンデンサエア
ーコンデショナーについて説明する。図1は実施例1に
係るコンプレッサ支持部分の断面図である。
【0012】2カ所の取り付け位置のうち両側をピン継
ぎ手としピン回りの回転以外を拘束する。ピン継ぎ手な
のでピン7、7と支持板2に開けられた穴との間にガタ
があると振動が発生するのでピンのガタを押さえバネ8
にてバネ押さえする。この押さえの代わりに、ピンの回
りにゴムなどの弾性体を挿入することもできる。
【0013】このような構造体とすることによって、ピ
ン回りのモーメントが伝達されないので、放射面積の広
いコンプレッサの底面パネルへの振動伝達率が著しく低
減される。さらにピン回りのガタ防止が施してあるので
その他の振動を抑制することができる。
【0014】得られたリモートコンデンサエアーコンデ
ショナーについて、横軸に周波数、縦軸に振動伝達レベ
ルをとり測定した。その結果を図6に実線で示す。な
お、破線は図1において、 2カ所のピン継ぎ手を固定し
た場合における振動伝達レベルの結果である。図6にお
いて、振動が問題となる 300Hz付近から 500Hz付近にお
いて振動伝達レベルが大幅に低減されていることがわか
る。
【0015】実施例2 実施例1に係るリモートコンデンサエアーコンデショナ
ーの変形例について図3により説明する。図3は、実施
例2に係るコンプレッサ支持部分の断面図である。図3
において、コンプレッサ1は、コンプレッサを支持する
取り付け板2に取り付けられた防振装置3により支持さ
れているが、防振装置3が取り付け板2の下方に配設さ
れている点が実施例1と異なる。
【0016】本実施例においても各周波数における振動
の測定結果は、 300Hz付近から 500Hz付近において実施
例1と同様の振動伝達レベルであった。
【0017】実施例3 実施例1と同様に、コンプレッサ支持する取り付け板の
筐構造体への結合を単純支持構造とした例について図4
により説明する。図4は、実施例3に係るコンプレッサ
支持部分の断面図である。図4において、 2カ所の取り
付け位置のうち片側をピン継ぎ手としピン回りの回転以
外を拘束する。他方の支持部は単純支持とする。また単
純支持面には弾性体9を入れる。またはピン7のガタを
バネ押さえする。本実施例においても、バネ押さえに代
えてピン回りに弾性体を挿入することができる。
【0018】このような構造体とすることによって、ピ
ン回りのモーメントが伝達されないので、放射面積の広
いコンプレッサの全面パネルへの振動伝達率が著しく低
減される。さらにガタ防止が施してあるのでその他の振
動を抑制することができる。各周波数における振動を測
定した結果、 300Hz付近から 500Hz付近において実施例
1と同様の振動伝達レベルが得られた。
【0019】実施例4 コンプレッサを支持する防振ゴム取り付け板の筐構造体
への結合を室内機後方側が剛結合、室内機前方側が自由
端であるリモートコンデンサエアーコンデショナーにつ
いて図5により説明する。図5は、実施例4に係るコン
プレッサ支持部分の断面図である。図5において、 2カ
所の取り付け位置のうち室内機後方側を取り付け板に固
定した構造とする。他方の支持部は自由端とする。
【0020】このような構造体とすることによって、騒
音の放射面積が大きいコンプレッサを囲う機械室底面へ
の支持板取り付けを無くすことができるので、機械室底
面へのモーメントが伝達されない。その結果、振動伝達
率が著しく低減される。
【0021】得られたリモートコンデンサエアーコンデ
ショナーについて、横軸に周波数、縦軸に振動伝達レベ
ルをとり各周波数における振動を測定した。その結果を
図7に破線で示す。なお、実線は図7において、室内機
前方側の自由端を固定した場合における振動測定結果で
ある。図7において、振動が問題となる 300Hz付近から
500Hz付近において振動伝達レベルが大きく低減されて
いることがわかる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る、室内機にコンプレッサを
備えた空気調和機は、このコンプレッサを支持する取り
付け板の筐構造体への結合が単純支持構造であり、且つ
この単純支持構造は、筐構造体への結合が室内機後方側
および前方側の2か所の取り付け位置にて行い、該取り
付け位置の両側をピン継ぎ手としピン回りの回転以外を
拘束する構造か、または、該取り付け位置の片側をピン
継ぎ手としピン回りの回転以外を拘束する構造である。
また、本発明に係る空気調和機では、上記コンプレッサ
を支持する取り付け板の筐構造体への結合は、室内機後
方側が剛結合、室内機前方側が自由端となる構造であ
る。 したがって、本発明によれば、コンプレッサの振動
が放射面積の広い底面パネルへ伝わることを抑えること
ができるので、空気調和機より発生する騒音を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るコンプレッサ支持部分の断面図
である。
【図2】リモートコンデンサエアーコンデショナーの室
内機の構成を示す図である。
【図3】実施例2に係るコンプレッサ支持部分の断面図
である。
【図4】実施例3に係るコンプレッサ支持部分の断面図
である。
【図5】実施例4に係るコンプレッサ支持部分の断面図
である。
【図6】実施例1に関し、各周波数における振動を測定
した結果を示す図である。
【図7】実施例4に関し、各周波数における振動を測定
した結果を示す図である。
【図8】従来のコンプレッサ支持部分の断面図である。
【符号の説明】
1……コンプレッサ、2……取り付け板、3……防振装
置、4……熱交換器、5……筐体、6……コンプレッサ
機械室、7……ピン、8……押さえバネ、9……弾性
体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−318096(JP,A) 実開 昭58−84383(JP,U) 実開 昭63−88528(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401 F04B 39/00 102 F25B 41/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機にコンプレッサを備え、前記コン
    プレッサを支持する取り付け板の筐構造体への結合が単
    純支持構造である空気調和機であって、 前記単純支持構造は、前記筐構造体への結合が前記室内
    機後方側および前方側の2か所の取り付け位置にて行
    い、該取り付け位置の両側をピン継ぎ手としピン回りの
    回転以外を拘束することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 室内機にコンプレッサを備え、前記コン
    プレッサを支持する取り付け板の筐構造体への結合が単
    純支持構造である空気調和機であって、 前記単純支持構造は、前記筐構造体への結合が前記室内
    機後方側および前方側の2か所の取り付け位置にて行
    い、該取り付け位置の片側をピン継ぎ手としピン回りの
    回転以外を拘束することを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 室内機にコンプレッサを備えた空気調和
    機であって、 前記コンプレッサを支持する取り付け板の筐構造体への
    結合は、前記室内機後方側が剛結合、前記室内機前方側
    が自由端であることを特徴とする空気調和機。
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