JP3070251U - プリペイドカ―ド付きシ―ト - Google Patents

プリペイドカ―ド付きシ―ト

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JP3070251U
JP3070251U JP2000000078U JP2000000078U JP3070251U JP 3070251 U JP3070251 U JP 3070251U JP 2000000078 U JP2000000078 U JP 2000000078U JP 2000000078 U JP2000000078 U JP 2000000078U JP 3070251 U JP3070251 U JP 3070251U
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folded
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貴浩 齊木
大次郎 石川
俊幸 松岡
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小林記録紙株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造過程での不良品の発生が少なく、高速・
大量生産に好適で、かつカード購入者にキーワード等の
有価証券情報を正確に伝えることができ、また当該有価
証券情報を確実に隠蔽できるプリペイドカード付きシー
トを提供する。 【解決手段】 用紙1をN型に3つに折畳み、その用紙
1の折畳み対向紙片2、3、4のうち、中紙3と一の外
紙2とは擬似接着し、中紙3と他の外紙4とは一体に永
久接着する。折畳み対向紙片2、3、4の内側面のう
ち、中紙3の擬似接着面3a側には有価証券情報7を印
字し、この有価証券情報7の印字部を含む中紙3の一部
とこれに一体に接着されている他の外紙4の一部とに、
これらが1枚のプリペイドカード8として抜き取り可能
とする加工を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プリペイドカードを添付してなるプリペイドカード付きシートに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリペイドカードには磁気読取り方式や情報表示方式等があり、磁気読 取り方式は、カード購入時に先払いした金額がカードの磁気記録層に読取り可能 に記録される方式であるが、情報表示方式の場合は、磁気記録層をもたず、ただ キーワード等の情報を掲載表示するだけの方式であって、たとえば情報としてキ ーワードを表示した場合、そのキーワードをカード提携会社に連絡すると、カー ド購入時に購入者が先払いした金額相当のサービスを当該カード提携会社から受 けることができるというものである。
【0003】 図8は情報掲載方式のプリペイドカード8を示したものであり、この方式のプ リペイドカード8においては、カード基材12の表面に表示された情報に財産的 価値があり、該情報(以下「有価証券情報」という。)の盗用を防止するために 、有価証券情報7上にスクラッチ13を塗布して該有価証券情報7を隠蔽し、カ ード購入者のみがスクラッチ13をコイン等で擦って有価証券情報7の取得がで きるようにしている。
【0004】 図9は上記のような情報表示方式のプリペイドカード8の製造工程を示したも のであり、このカード製造工程においては、(a)に示したように先ず絵柄等の 印刷済みのカード基材12を用意し、該カード基材12の表面にキーワード等の 有価証券情報7を印字する((b)の工程)。そして、印字した有価証券情報7 の上にスクラッチ13を塗布し((c)の工程)、さらに、そのスクラッチ塗布 部上に別途印刷14を施すものとしている((d)の工程)。なお、この(d) の印刷工程は省略される場合もある。
【0005】 しかしながら、図8に示した従来のプリペイドカード8にあっては、次のよう な問題点を有している。
【0006】 (1)カード製造工程が有価証券情報7の印刷工程やその有価証券情報7を隠蔽 するためのスクラッチ13の塗布工程等、複数に亘ることから、カード製造過程 においてカードの汚れ、擦れによるスクラッチ13の剥れや有価証券情報7の欠 損等のカード不良が発生しやすい。
【0007】 (2)有価証券情報7の隠蔽構造がスクラッチ13によるものであるため、その 有価証券情報7を取得するにはコイン等でスクラッチ13を擦り落すが、この際 、スクラッチ13を強く擦りすぎると、有価証券情報7までもが擦り取られてし まい、有価証券情報7の一部が欠損する等、当該有価証券情報7を正しく読み取 ることが困難となる場合もあり、カード購入者に正確に有価証券情報7を伝える ことができない。
【0008】 (3)スクラッチ13は構造上コイン等で容易に擦り落せるものであるため、製 品として完成したプリペイドカード8の搬送形態によっては、利用者がプリペイ ドカード8を購入する前に、事前にスクラッチ13が剥れ落ちてしまう可能性も あり、スクラッチ13で隠蔽されていた有価証券情報7が表出し第三者に漏れる という不具合が生じ得る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とする ところは、製造過程での不良品の発生が少なく、高速・大量生産に好適で、かつ カード購入者にキーワード等の有価証券情報を正確に伝えることができ、また当 該有価証券情報を確実に隠蔽できるプリペイドカード付きシートを提供すること にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、用紙を折畳み、その用紙の折畳み対向 紙片どうしを擬似接着してなるとともに、上記折畳み対向紙片の内側面に有価証 券情報を印字し、その有価証券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の一部に 、これをプリペイドカードとして抜き取り可能とする加工を施してなることを特 徴とするものである。
【0011】 本考案は、用紙を折畳み、その用紙の折畳み対向紙片どうしを擬似接着してな るとともに、上記折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、その有価証 券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の一部に、これをプリペイドカードと して抜き取り可能とする加工を施してなり、上記有価証券情報が、その有価証券 価値分の携帯電話の通話を可能とする情報からなることを特徴とするものである 。
【0012】 本考案は、用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み対向紙片のうち、中紙と一 の外紙とを擬似接着し、該中紙と他の外紙とを一体に永久接着してなるとともに 、上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記中紙の擬似接着面側に有価証券情報 を印字し、この有価証券情報の印字部を含む上記中紙の一部とこれに一体に接着 されている上記他の外紙の一部とに、これらを1枚のプリペイドカードとして抜 き取り可能とする加工を施してなることを特徴とするものである。
【0013】 本考案は、用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み対向紙片のうち、中紙と一 の外紙または他の外紙の少なくともいずれか一つとを擬似接着してなるとともに 、上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記一または他の外紙の擬似接着面側に 有価証券情報を印字し、この有価証券情報の印字部を含む外紙の一部に、これを プリペイドカードとして抜き取り可能とする加工を施してなることを特徴とする ものである。
【0014】 本考案は、用紙を2つに折畳み、その用紙の折畳み対向紙片どうしを擬似接着 してなるとともに、上記折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、その 有価証券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の一部に、これをプリペイドカ ードとして抜き取り可能とする加工を施してなることを特徴とするものである。
【0015】 本考案は、用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み対向紙片のうち、中紙と一 の外紙とを擬似接着し、該中紙と他の外紙とを一体に永久接着してなるとともに 、上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記中紙の擬似接着面側に有価証券情報 を印字し、この有価証券情報の印字部を含む上記中紙の一部とこれに一体に接着 されている上記他の外紙の一部とに、これらを1枚のプリペイドカードとして抜 き取り可能とする加工を施してなり、上記有価証券情報が、その有価証券価値分 の携帯電話の通話を可能とする情報からなることを特徴とするものである。
【0016】 本考案は、用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み対向紙片のうち、中紙と一 の外紙または他の外紙の少なくともいずれか一つとを擬似接着してなるとともに 、上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記一または他の外紙の擬似接着面側に 有価証券情報を印字し、この有価証券情報の印字部を含む外紙の一部に、これを プリペイドカードとして抜き取り可能とする加工を施してなり、上記有価証券情 報が、その有価証券価値分の携帯電話の通話を可能とする情報からなることを特 徴とするものである。
【0017】 本考案は、用紙を2つに折畳み、その用紙の折畳み対向紙片どうしを擬似接着 してなるとともに、上記折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、その 有価証券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の一部に、これをプリペイドカ ードとして抜き取り可能とする加工を施してなり、上記有価証券情報が、その有 価証券価値分の携帯電話の通話を可能とする情報からなることを特徴とするもの である。
【0018】 本考案では、折畳み対向紙片どうしの擬似接着により有価証券情報が隠蔽され る。また、この有価証券情報の印字部を含む折畳み対向紙片の一部がプリペイド カードとして抜き取られる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係るプリペイドカード付きシートの実施形態について図1乃至 図7を基に詳細に説明する。
【0020】 図1は本考案の一実施形態を示したものであり、同図のプリペイドカード付き シートS1は、1枚の用紙1をN型に3つに折畳んでなる、いわゆるN型3つ折 りタイプであり、その用紙1の折畳みにより互いに対向し合う紙片2、3、4( 以下「折畳み対向紙片」という。)のうち、中紙3と一の外紙2とは剥離可能に 擬似的に接着(以下「擬似接着」という。)され、中紙3と他の外紙4とは剥離 不能に永久的に接着(以下「永久接着」という。)されている。
【0021】 なお、上記のような中紙3と一の外紙2との擬似接着にはオープンタイプフィ ルム5を用いている。オープンタイプフィルム5は2枚のフィルム5a、5bか らなり、これらを重ねて中紙3と一の外紙2との間に介挿し熱圧着させると、一 方のフィルム5aと中紙3、および他方のフィルム5bと一の外紙2は永久接着 状態となるが、その両フィルム5a、5bどうしは擬似接着状態となる。したが って、中紙3と一の外紙2とはオープンタイプフィルム5のフィルム5a、5b 間から剥離し得る。
【0022】 また、上記のような中紙3と他の外紙4との永久接着にはクローズタイプフィ ルム6を用いている。クローズタイプフィルム6もまた2枚のフィルム6a、6 bからなるが、これらを重ねて中紙3と他の外紙4との間に介挿し熱圧着させる と、一方のフィルム6aと中紙3および他方のフィルム6bと他の外紙4だけで なく、両フィルム6a、6bどうしも永久接着状態となる。したがって、中紙3 と他の外紙4とは剥離せず一体となっている。
【0023】 図1のプリペイドカード付きシートS1においては、中紙3の擬似接着面3a とその裏面3bならびに両外紙2、4の内側面2a、4aが折畳み対向紙片の内 側面となるが、このうち、中紙3の擬似接着面3a側には有価証券情報7が印字 されている。
【0024】 中紙3と他の外紙4とは上記の如く剥離せず一体紙となっているが、この一体 紙の部分には、その一部を1枚のプリペイドカード8として抜き取り可能とする ための抜き型での加工が施されている。この抜き型による加工は有価証券情報7 の印字部が極細のスリット9により囲まれるものとする加工であり、該スリット 9は少なくとも中紙3と他の外紙4とをその厚み方向に貫通する深さを有してい る。したがって、本実施形態の場合は、スリット9の内側部分全体が、中紙3と 他の外紙4との一体紙のまま、プリペイドカード8として抜き取り可能となって いる。つまり、本実施形態のプリペイドカード付きシートS1は、有価証券情報 7の印字部を含む中紙3の一部とこれに一体に接着されている他の外紙4の一部 とに、これらを1枚のプリペイドカード8として抜き取り可能とする加工を施し たものである。
【0025】 次に、上記の如く構成されたプリペイドカード付きシートS1の製造方法と使 用例について図1および図2を用いて説明する。
【0026】 図2は図1に示したプリペイドカード付きシートS1の製造工程を示したもの であり、この製造工程では先ず(a)に示すように絵柄等の印刷(図示省略)を 施した3つ折り用紙1を用意し、この用紙1の一面または両面に印字を行う。こ の際、印字の内容は少なくとも有価証券情報7を含み、また該有価証券情報7は 用紙1を3つに折畳んだときに中紙3となる部分に印字される((b)の工程) 。その後、(c)に示すように、上記用紙1をN型に3つに折畳むとともに、そ の折畳み対向紙片2、3、4のうち、中紙3において有価証券情報7を印字した 面と一の外紙2との間にはオープンタイプフィルム5を、また、中紙3と他の外 紙4との間にはクローズタイプフィルム6をそれぞれ介挿した後、(d)に示す ように抜き型による加工を施す。この加工は他の外紙2から中紙3に達する深さ のスリット9(図1参照)により有価証券情報7の印字部が囲まれるものとする 。そして、この抜き型による加工後のものを熱圧着すると、図1に示すような本 プリペイドカード付きシートS1の製品として完成する。
【0027】 本プリペイドカード付きシートS1の完成品は、オープンタイプフィルム5に より中紙3と一の外紙2が擬似接着されており、その両紙2、3はオープンタイ プフィルム5のフィルム5a、5b間から剥して開くことができる。この際、一 方のフィルム5aは見開き面の片側一面を構成する中紙3に密着し、また、他方 のフィルム5bは見開き面の片側他面を構成する一の外紙2に密着して剥離しな い。
【0028】 ところで、本プリペイドカード付きシートS1の完成品は、有価証券情報7の 具体的内容により各種分野に利用できるが、たとえば、携帯電話サービスのプリ ペイドカード提供手段として利用する場合には、有価証券情報7を文字や数字の 配列等からなるキーワードとして印字し、このキーワードがその有価証券価値分 の携帯電話の通話を可能とする情報であるものとすればよい。このような利用形 態の場合、本プリペイドカード付きシートS1の購入者は、擬似接着されている 中紙3と外紙2を剥すと、それまで隠蔽されていたキーワード(有価証券情報7 )を見ることが可能となり、かつ該キーワードの印字部分をそのままプリペイド カード8として抜き取り携帯することができる。そして、当該キーワードを携帯 電話サービス会社に連絡すると、カード購入時に購入者が先払いした金額相当の 通話サービスを当該携帯電話サービス会社から受けることができる。
【0029】 なお、図1の実施形態では、中紙3と一の外紙2のみを擬似接着し、中紙3と 他の外紙4とは永久接着としたが、これに代えて、図3に示したプリペイドカー ド付きシートS2のように、中紙3と他の外紙4をもオープンタイプフィルム5 により擬似接着することができる。この場合は、中紙3と一の外紙2、ならびに 中紙3と他の外紙4が剥離可能になるので、一または他の外紙2、4の擬似接着 面2a、4b側に有価証券情報7を印字することができる。たとえば、他の外紙 4の擬似接着面4b側に有価証券情報7を印字した場合には、その有価証券情報 7の印字部を含む他の外紙4の一部に、これをプリペイドカード8として抜き取 り可能とする抜き型での加工を施すものとする。なお、この場合の抜き型による 加工も上記実施形態と同じく、有価証券情報7の印字部外周に極細のスリット9 を切り込む加工であるが、そのスリット9の深さは他の外紙4をその厚み方向に 貫通する深さとする。したがって、このような構成からなる図3のプリペイドカ ード付きシートS2では、他の外紙4の一部だけがスリット9の内側部分から抜 き取られてプリペイドカード8となる。
【0030】 また、図1の実施形態においては、中紙3と一の外紙2とを擬似接着し、中紙 3と他の外紙4とを永久接着するものとしたが、これに代えて、図4に示したプ リペイドカード付きシートS3のように、その中紙3と他の外紙4を永久接着せ ず、常時開いた状態に設けることもできる。この場合は、一の外紙2の擬似接着 面2a側に有価証券情報7を印字するとともに、その有価証券情報7の印字部を 含む外紙2の一部に、これをプリペイドカード8として抜き取り可能とする抜き 型での加工を施すものとする。なお、この場合の抜き型による加工は、図3に示 したプリペイドカード付きシートS2の場合と同様の深さのスリット9を、有価 証券情報7の印字部外周に施すものとする。したがって、このような構成からな る図4のプリペイドカード付きシートS3では、外紙2の一部だけがスリット9 の内側部分から抜き取られてプリペイドカード8となる。なお、この図4のプリ ペイドカード付きシートS3は往復はがきとして利用することができる。
【0031】 さらに、上記実施形態のプリペイドカード付きシートS1、S2は、いずれも 3つ折りタイプの例であるが、本考案は、この3つ折りタイプに限定されず、た とえば、図5に示すような2つ折りタイプのプリペイドカード付きシートS4と して構成することもできる。同図のプリペイドカード付きシートS4は用紙1を V型に2つに折畳み、その用紙1の折畳み対向紙片2、4どうしをオープンタイ プフィルム5により擬似接着したものである。この場合、その折畳み対向紙片2 の内側面に有価証券情報7が印字され、その有価証券情報7の印字部を含む折畳 み対向紙片2の一部のみがプリペイドカード8として抜き取り可能に設けられる ものとする。
【0032】 以上のように、図1、図3乃至図5に示した各プリペイドカード付きシートに よると、いずれも、用紙の折畳み対向紙片どうしを擬似接着するとともに、その 折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、この有価証券情報の印字部を 含む折畳み対向紙片の一部をプリペイドカードとして抜き取り可能に設けたもの である。このため、従来のようにスクラッチによらず、折畳み対向紙片どうしの 擬似接着により有価証券情報が隠蔽されることから、カード購入者に有価証券情 報を正確に伝えることと、その有価証券情報を確実に隠蔽することができるとと もに、カード製造過程からスクラッチ塗布工程を省略することで、カード製造過 程におけるカードの汚れ、擦れによるスクラッチの剥れや有価証券情報7の欠損 等のカード不良を減少させることが可能となり、また高速NIP(ノンインパク トプリンタ)による印字方式を採用することができ、高速・大量生産にも好適で ある。
【0033】 なお、上記のような図1、図3乃至図5に示した各プリペイドカード付きシー トS1、S2、S3、S4においては、擬似接着により閉じられている折畳み対 向紙片が有価証券情報7を隠蔽しているが、この情報隠蔽部を開くために、図6 に示すようなコーナーカット部10、または図7に示すようなインナースリット 部11を設けることもできる。図6のコーナーカット部10は、他の外紙4表面 からオープンタイプフィルム5に達する深さのスリットを、当該他の外紙4の角 部に設けた構造であるが、このようなスリットからなるコーナーカット部10は 一の外紙2の角部に設けてもよい。また、図7のインナースリット部11は、他 の外紙4の縁部を一の外紙2より少し内側に短くカットしたものであるが、一の 外紙2の縁部を他の外紙4より少し内側に短くカットしてもよい。
【0034】 上記実施形態では擬似接着や永久接着の手段としてオープンタイプフィルム5 やクローズタイプフィルム6を用いたが、これらの接着手段については、そのよ うなフィルム形態のものに限定されることはなく、糊状のものを適用することが できる。
【0035】
【考案の効果】
本考案に係るプリペイドカード付きシートにあっては、上記の如く、用紙の折 畳み対向紙片どうしを擬似接着するとともに、その折畳み対向紙片の内側面に有 価証券情報を印字し、この有価証券情報の印字部を含む折畳み対向紙片の一部を プリペイドカードとして抜き取り可能に設けたものである。このため、スクラッ チによらず、折畳み対向紙片どうしの擬似接着により有価証券情報が隠蔽される ことから、カード購入者に有価証券情報を正確に伝えることと、その有価証券情 報を確実に隠蔽することができるとともに、カード製造過程からスクラッチ塗布 工程を省略することで、カードの汚れや欠け等のカード不良を減少させることが 可能となり、また高速NIP(ノンインパクトプリンタ)による印字方式を採用 することができ、高速・大量生産にも好適である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施形態を示したものであ
り、同図(a)はプリペイドカード付きシートの断面
図、同図(b)はその斜視説明図である。
【図2】図1に示したプリペイドカード付きシートの製
造工程の説明図。
【図3】図3は本考案の他の実施形態を示したものであ
り、同図(a)はプリペイドカード付きシートの断面
図、同図(b)はその斜視説明図である。
【図4】図4は本考案の他の実施形態を示したものであ
り、同図(a)はプリペイドカード付きシートの断面
図、同図(b)はその斜視説明図である。
【図5】図5は本考案の他の実施形態を示したものであ
り、同図(a)はプリペイドカード付きシートの断面
図、同図(b)はその斜視説明図である。
【図6】コーナーカット部の説明図。
【図7】インナースリット部の説明図。
【図8】従来採用されていた情報掲載方式のプリペイド
カードの断面図。
【図9】図8に示したプリペイドカードの製造工程の説
明図。
【符号の説明】
1 用紙 2 一の外紙(折畳み対向紙片) 2a 一の外紙の内側面 3 中紙(折畳み対向紙片) 3a 擬似接着面 4 他の外紙(折畳み対向紙片) 4a 他の外紙の内側面 4b 他の外紙の擬似接着面 5 オープンタイプフィルム 5a、5b フィルム 6 クローズタイプフィルム 6a、6b フィルム 7 有価証券情報 8 プリペイドカード 9 スリット 10 コーナーカット部 11 インナースリット部 12 カード基材 13 スクラッチ 14 印刷 S1、S2、S3、S4 プリペイドカード付きシート

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を折畳み、その用紙の折畳み対向紙
    片どうしを擬似接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、
    その有価証券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の
    一部に、これをプリペイドカードとして抜き取り可能と
    する加工を施してなることを特徴とするプリペイドカー
    ド付きシート。
  2. 【請求項2】 用紙を折畳み、その用紙の折畳み対向紙
    片どうしを擬似接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、
    その有価証券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の
    一部に、これをプリペイドカードとして抜き取り可能と
    する加工を施してなり、 上記有価証券情報が、その有価証券価値分の携帯電話の
    通話を可能とする情報からなることを特徴とするプリペ
    イドカード付きシート。
  3. 【請求項3】 用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み
    対向紙片のうち、中紙と一の外紙とを擬似接着し、該中
    紙と他の外紙とを一体に永久接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記中紙の擬似接
    着面側に有価証券情報を印字し、この有価証券情報の印
    字部を含む上記中紙の一部とこれに一体に接着されてい
    る上記他の外紙の一部とに、これらを1枚のプリペイド
    カードとして抜き取り可能とする加工を施してなること
    を特徴とするプリペイドカード付きシート。
  4. 【請求項4】 用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み
    対向紙片のうち、中紙と一の外紙または他の外紙の少な
    くともいずれか一つとを擬似接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記一または他の
    外紙の擬似接着面側に有価証券情報を印字し、この有価
    証券情報の印字部を含む外紙の一部に、これをプリペイ
    ドカードとして抜き取り可能とする加工を施してなるこ
    とを特徴とするプリペイドカード付きシート。
  5. 【請求項5】 用紙を2つに折畳み、その用紙の折畳み
    対向紙片どうしを擬似接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、
    その有価証券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の
    一部に、これをプリペイドカードとして抜き取り可能と
    する加工を施してなることを特徴とするプリペイドカー
    ド付きシート。
  6. 【請求項6】 用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み
    対向紙片のうち、中紙と一の外紙とを擬似接着し、該中
    紙と他の外紙とを一体に永久接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記中紙の擬似接
    着面側に有価証券情報を印字し、この有価証券情報の印
    字部を含む上記中紙の一部とこれに一体に接着されてい
    る上記他の外紙の一部とに、これらを1枚のプリペイド
    カードとして抜き取り可能とする加工を施してなり、 上記有価証券情報が、その有価証券価値分の携帯電話の
    通話を可能とする情報からなることを特徴とするプリペ
    イドカード付きシート。
  7. 【請求項7】 用紙を3つに折畳み、その用紙の折畳み
    対向紙片のうち、中紙と一の外紙または他の外紙の少な
    くともいずれか一つとを擬似接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面のうち、上記一または他の
    外紙の擬似接着面側に有価証券情報を印字し、この有価
    証券情報の印字部を含む外紙の一部に、これをプリペイ
    ドカードとして抜き取り可能とする加工を施してなり、 上記有価証券情報が、その有価証券価値分の携帯電話の
    通話を可能とする情報からなることを特徴とするプリペ
    イドカード付きシート。
  8. 【請求項8】 用紙を2つに折畳み、その用紙の折畳み
    対向紙片どうしを擬似接着してなるとともに、 上記折畳み対向紙片の内側面に有価証券情報を印字し、
    その有価証券情報の印字部を含む上記折畳み対向紙片の
    一部に、これをプリペイドカードとして抜き取り可能と
    する加工を施してなり、 上記有価証券情報が、その有価証券価値分の携帯電話の
    通話を可能とする情報からなることを特徴とするプリペ
    イドカード付きシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0448242U (ja) * 1990-08-27 1992-04-23
JP2005238503A (ja) 2004-02-24 2005-09-08 We'll Corporation:Kk 印刷物
JP2010023299A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Kobayashi Create Co Ltd カード付き帳票とその製造方法

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