JP3069411U - コ―ドストッパ― - Google Patents

コ―ドストッパ―

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JP3069411U JP1999009208U JP920899U JP3069411U JP 3069411 U JP3069411 U JP 3069411U JP 1999009208 U JP1999009208 U JP 1999009208U JP 920899 U JP920899 U JP 920899U JP 3069411 U JP3069411 U JP 3069411U
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堯行 島田
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島田商事株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定作業が簡単に行えてファッション性も向
上させる。 【解決手段】 ストッパーケース2に一体形成したベー
スプレート4を裏生地9側に糸11で直接縫い付けて固
定すると共に、コードストッパー1のボタン3側を表生
地10で隠している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ウェア(衣服)やバッグ等に用いられるコードストッパーの改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなコードストッパーは、ウェア、例えばスキーウェアにおいては、 ジャンパー側の胴回り部分やズボン側の腰回り部分に設けられたコードを引き出 しながら胴回り部分や腰回り部分を絞り込むと共に、胴回り部分や腰回り部分を 押し広げながらコードを引き込んで、このコードを引き出し位置又は引き込み位 置でロックするために用いられている。
【0003】 また、バッグ、例えば巾着状の袋の口回り部分に設けられたコードを引き出し ながら口回り部分を絞り込むと共に、口回り部分を押し広げながらコードを引き 込んで、このコードを引き出し位置又は引き込み位置でロックするために用いら れている。その他、シューズの紐(コード)等をロックするために用いられてい る。
【0004】 上記コードストッパーとしては、コード貫通穴を側面に有するストッパーケー スの上部にボタンが出没動自在に嵌合され、このボタンは、スプリングの付勢力 で突出方向に付勢された状態でコード押さえ部によりコードを圧迫して移動でき ないようにロックすると共に、ボタンのプッシュ操作でスプリングの付勢力に抗 して没入方向に移動された状態でコード押さえ部によるコードの圧迫を解除して 移動できるようにアンロックするように構成されているものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコードストッパーは、コード自体に取付けられているも のであるために、歩行中に飛び跳ねてブラブラしやすいという問題があった。
【0006】 そこで、上記のようなスキーウェアでは、コードストッパーを表生地に裏側か らハトメで固定していたが、別部品としてのハトメが必要になると共に、ハトメ による固定作業が煩わしいという問題がある。
【0007】 また、表生地にコードストッパー(例えば黒色等)を固定していたから、コー ドストッパー自体が目立ちやすくてスキーウェアではファッション性を阻害する おそれがあった。
【0008】 本考案は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、固定作業が簡単 に行えてファッション性も向上するように工夫したコードストッパーを提供する ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、コードを引き出し位置又は引き込み位 置でロックするためのものであり、コード貫通穴を側面に有するストッパーケー スの上部にボタンが出没動自在に嵌合され、このボタンは、スプリングの付勢力 で突出方向に付勢された状態でコード押さえ部によりコードを圧迫して移動でき ないようにロックすると共に、ボタンのプッシュ操作でスプリングの付勢力に抗 して没入方向に移動された状態でコード押さえ部によるコードの圧迫を解除して 移動できるようにアンロックするようになったコードストッパーにおいて、 上記ストッパーケースの下部にフランジ状のベースプレートが一体的に設けら れ、このベースプレートが裏生地側に糸で縫い付けて固定されると共に、ボタン 側が表生地で隠されて、表生地側からボタンをプッシュ操作可能であることを特 徴とするコードストッパーを提供するものである。
【0010】 本考案によれば、コードストッパーは、ストッパーケースに一体形成したベー スプレートを裏生地側に糸で縫い付けて固定でき、しかもミシン等によって直線 状に縫い付けることができる。また、コードストッパーのボタン側が表生地で隠 されて、表生地側からボタンをプッシュ操作可能である。
【0011】 請求項2のように、上記表生地がボタンにより膨らまされ、この表生地の膨ら みの上からボタンをプッシュ操作可能である構成とすることができる。
【0012】 請求項3のように、上記表生地にボタンを露出させるハトメ穴が形成され、こ のハトメ穴から突出するボタンをプッシュ操作可能である構成とすることができ る。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】 図1〜図3に示すように、コードストッパー1は、合成樹脂製の円筒状ストッ パーケース2を備え、このストッパーケース2の上部開口には合成樹脂製の円板 状ボタン3が出没動自在に嵌合されている。
【0015】 上記ストッパーケース2の下部には合成樹脂製の長方形フランジ状ベースプレ ート4が設けられて、このベースプレート4は、ストッパーケース2の下部開口 からストッパーケース2内にボタン3や後述のコイルスプリング5を組み込んだ 後に、ストッパーケース2の下部に接着や溶着によって一体的に固定される。
【0016】 このベースプレート4はミシン等の針が突き通るような軟質の材質、例えばナ イロン製が好ましく、上記ストッパーケース2やボタン3もベースプレート4と 同じナイロン製でも良いが、他の材質、例えばABS製であっても良い。
【0017】 上記コードストッパー2は、図6(a)(b)に示すようなスキーウェアにお いては、ジャンパー7側の胴回り部分7aやズボン8側の腰回り部分8aにそれ ぞれ設けられた丸紐状コード6(A,B)を引き出し位置又は引き込み位置でロ ックするために用いるものであれば、大きさとしては、例えば、ベースプレート 4の縦横が22mm×38mm程度、厚みが1mm程度、ストッパーケース2の 外径が16mm程度、高さが8mm程度、ボタン3の外径が12mm程度、スト ッパーケース2からの突出高さが4mm程度のものである。なお、上記各コード 6(A,B)は、1本物ではなく、ループ状のものを相互に重ね合わせた2本物 となっているが、1本物であっても差し支えはない。
【0018】 図1〜図3に戻って、上記ボタン3の下面には細軸部3aが形成され、この細 軸部3aの下端にはボタン3とほぼ同径の円板状コード押さえ部3bが形成され ている。このコード押さえ部3bの上面とボタン3の下面との間の間隔Hは、細 軸部3aを間にして両側に2本物のコード6a,6bがそれぞれ移動可能に挿通 できるように設定されている。
【0019】 上記ボタン3の細軸部3aの下部にはコイルスプリング5の上部を挿入保持す る穴部3cが形成され、この穴部3cで保持されたコイルスプリング5の下端を 上記ベースプレート4の上面に当接させて、コイルスプリング5を縮装すること により、ボタン3がコイルスプリング5の付勢力で突出方向に付勢された状態と なる(図3(b)(c)参照)。なお、具体的に図示しないが、ボタン3は、所 定の突出量以上に突出してストッパーケース2の上部開口から脱落しないように 突出量が規制されている。
【0020】 上記ストッパーケース2の両側面の対称位置には、円周方向に長穴状のコード 貫通穴2aがそれぞれ形成されると共に、この各貫通穴2aを円周方向に2等分 する隔壁2bがそれぞれ設けられて、この各コード貫通穴2aに、隔壁2bを隔 てて上記2本物のコード6a,6bを貫通させると共に、この2本物のコード6 a,6bは、上述したように、コード押さえ部3bの上面とボタン3の下面との 間の間隔Hに挿通されるようになる。
【0021】 そして、ボタン3のプッシュ操作でコイルスプリング5の付勢力に抗して没入 方向に移動させると、コード押さえ部3bとコード貫通穴2aの内周縁とによる コード6a,6bの圧迫が解除(アンロック)されて、コード6a,6bが移動 できるようになる一方、ボタン3のプッシュ操作をやめることにより、ボタン3 がコイルスプリング5の付勢力で突出方向に移動されると、コード押さえ部3b とコード貫通穴2aの内周縁とによりコード6a,6bが圧迫(ロック)されて 、コード6a,6bが移動できなくなる(図2参照)。
【0022】 上記ストッパーケース2の下部のベースプレート5は、その両側部を裏生地9 にミシン等の糸11によって直線状に直接縫い付けて固定すると共に、ボタン3 側が表生地10で隠されるようにして、表生地9側からボタン3をプッシュ操作 できるようにする。
【0023】 上記ボタン3側を表生地10で隠すときに、図4に示すように、表生地10が ボタン3により膨らまされるようにして、この表生地10の膨らみの上からボタ ン3をプッシュ操作P(矢印参照)する構成とすることができる。
【0024】 または、図5に示すように、表生地10にボタン3を露出させる穴をあけ、こ の穴にリング状ハトメ12をかしめ付けて、このハトメ穴12aから突出するボ タン3をプッシュ操作P(矢印参照)する構成とすることもできる。
【0025】 上記表生地10には、2本物のコード6a,6bのUターン部6cを外部に引 き出して、引き出し操作を可能にするためのコード引き出し口10aが形成され ている。
【0026】 上記構成において、コードストッパー1は、ストッパーケース2に一体形成し たベースプレート4を裏生地9側に糸11で縫い付けて固定でき、しかもミシン 等によって直線状に直接縫い付けることができるから、固定作業が簡単に行える ようになる。また、コードストッパー1のボタン3側が表生地10で隠されて、 表生地10側からボタン3をプッシュ操作可能であるから、コードストッパー1 が全く目立たなくなってスキーウェア7,8ではファッション性が向上するよう になる。
【0027】 また、図4のように、表生地10をボタン3により膨らませて、この表生地1 0の膨らみの上からボタン3をプッシュ操作するようにすれば、隠されたボタン 3によるプッシュ操作の意外性を楽しむことができる。
【0028】 さらに、図5のように、表生地10にボタン3を露出させるハトメ12のハト メ穴12aを形成して、このハトメ穴12aから突出するボタン3をプッシュ操 作するようにすれば、ボタン3とその回りのハトメ12との同心状のデザイン性 を楽しむことができる。
【0029】 図6(a)に示したスキーウェアのジャンパー7では、胴回り部分7aに設け られたコード6(A)をロックするためにコードストッパー1を設けたが、ジャ ンパー7のフード回り部分7b、袖回り部分7c、裾回り部分7dにもコード6 (C,D,E)をロックするためにコードストッパー13を設けるようにしても 良い。
【0030】 また、図6(b)に示したズボン8では、腰回り部分8aに設けられたコード 6(B)をロックするためにコードストッパー1を設けたが、ズボン8の膝回り 部分8b、裾回り部分8cにもコード6(F,G)をロックするためにコードス トッパー13を設けるようにしても良い。
【0031】 この場合、コード6(C〜G)の各コードストッパー13は、本実施形態のよ うな隠れるコードストッパー1である必要はなく、従来のような隠れないコード ストッパーであっても良い。
【0032】 上記実施形態は、スキーウェアを例にとったが、他のウェアにも採用できるこ とは言うまでもなく、また、バッグの口回り部分のコードのロックやシューズの 紐(コード)のロック等にも採用することができる。
【0033】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案のコードストッパーは、ストッパー ケースに一体形成したベースプレートを裏生地側に糸で縫い付けて固定でき、し かもミシン等によって直線状に直接縫い付けることができるから、固定作業が簡 単に行えるようになると共に、コードストッパーのボタン側が表生地で隠されて 、表生地側からボタンをプッシュ操作可能であるから、コードストッパーが全く 目立たなくなってウェア(衣服)ではファッション性が向上するようになる。
【0034】 また、表生地をボタンにより膨らせて、この表生地の膨らみの上からボタンを プッシュ操作可能である構成とすれば(請求項2)、隠されたボタンによるプッ シュ操作の意外性を楽しむことができる。
【0035】 さらに、表生地のハトメ穴から突出するボタンをプッシュ操作可能である構成 とすれば(請求項3)、ボタンとその回りのハトメとの同心状のデザイン性を楽 しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コードストッパーの斜視図である。
【図2】 コードを通したコードストッパーであり、
(a)は斜視図、(b)は側面断面図である。
【図3】 コードストッパーであり、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は側面断面図である。
【図4】 第1例の隠れるコードストッパーであり、
(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
【図5】 第2例の隠れるコードストッパーであり、
(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
【図6】 スキーウェアであり、(a)はジャンパーの
正面図、(b)はズボンの正面図である。
【符号の説明】
1 コードストッパー 2 ストッパーケース 2a コード貫通穴 3 ボタン 3b コード押さえ部 4 ベースプレート 5 コイルスプリング 6(a,b) 2本物のコード 7 ジャンパー 8 ズボン 9 裏生地 10 表生地 11 糸 12 ハトメ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードを引き出し位置又は引き込み位置
    でロックするためのものであり、コード貫通穴を側面に
    有するストッパーケースの上部にボタンが出没動自在に
    嵌合され、このボタンは、スプリングの付勢力で突出方
    向に付勢された状態でコード押さえ部によりコードを圧
    迫して移動できないようにロックすると共に、ボタンの
    プッシュ操作でスプリングの付勢力に抗して没入方向に
    移動された状態でコード押さえ部によるコードの圧迫を
    解除して移動できるようにアンロックするようになった
    コードストッパーにおいて、 上記ストッパーケースの下部にフランジ状のベースプレ
    ートが一体的に設けられ、このベースプレートが裏生地
    側に糸で縫い付けて固定されると共に、ボタン側が表生
    地で隠されて、表生地側からボタンをプッシュ操作可能
    であることを特徴とするコードストッパー。
  2. 【請求項2】 上記表生地がボタンにより膨らまされ、
    この表生地の膨らみの上からボタンをプッシュ操作可能
    である請求項1に記載のコードストッパー。
  3. 【請求項3】 上記表生地にボタンを露出させるハトメ
    穴が形成され、このハトメ穴から突出するボタンをプッ
    シュ操作可能である請求項1に記載のコードストッパ
    ー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016013476A1 (ja) * 2014-07-24 2016-01-28 株式会社ニフコ コードロック

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JP2016022336A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社ニフコ コードロック
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