JP3069178B2 - 5‐メチレンノルボルナン‐2,3‐ジカルボン酸無水物及びその製造法 - Google Patents

5‐メチレンノルボルナン‐2,3‐ジカルボン酸無水物及びその製造法

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JP3069178B2 JP03317308A JP31730891A JP3069178B2 JP 3069178 B2 JP3069178 B2 JP 3069178B2 JP 03317308 A JP03317308 A JP 03317308A JP 31730891 A JP31730891 A JP 31730891A JP 3069178 B2 JP3069178 B2 JP 3069178B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂硬化剤、
シリル化モノマ−、ポリオレフィンの変性剤等として、
並びにテトラカルボン酸無水物、ポリアミドもしくはポ
リイミド等の化合物を合成する際の中間体として有用
な、新規な5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸
無水物及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂硬化剤として酸無水物を使
用すると、アミン系の硬化剤によって硬化されたエポキ
シ樹脂に比べ、ポットライフが長く、電気的特性及び耐
熱性に優れた硬化物が得られると言うことが知られてい
る。また、酸無水物としてメチルノルボルネンジカルボ
ン酸無水物を使用することも知られており、特公昭57-2
8504号公報等にその製造法が記載されている。
【0003】メチルノルボルネンジカルボン酸無水物
は、炭素‐炭素二重結合を有するものの、内部オレフィ
ンであるのでその反応性は低く、それ故、従来は専らエ
ポキシ樹脂硬化剤として使用されて来たのみで、オレフ
ィンとしての反応性を利用する用途は殆どなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、エポキシ樹脂硬化剤等として
の他、種々の合成反応に利用し得る新規化合物並びにそ
の製造法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は第一に、以下の
化学式
【0006】
【化2】 で示される酸無水物、すなわち5-メチレンノルボルナン
-2,3- ジカルボン酸無水物を提供する。
【0007】本発明において、5-メチレンノルボルナン
-2,3- ジカルボン酸無水物とは、エンド(endo)体及びエ
キソ(exo) 体の二つの立体異性体並びに両者の混合物を
包含する。
【0008】本発明の化合物は、エポキシ樹脂硬化剤と
して、メチルノルボルネンジカルボン酸無水物等の従来
の硬化剤と同等の効果を有する。本発明の化合物はま
た、末端に二重結合を有するため、テトラカルボン酸無
水物、ポリアミド、ポリイミド等の合成反応の中間体と
して使用することもできる。
【0009】本発明は第二に、上記の化合物の製造法を
提供する。
【0010】本発明の化合物は、5-メチルノルボルネン
-2,3- ジカルボン酸無水物及び/または1-メチルノルボ
ルネン-2,3- ジカルボン酸無水物を酸の存在下で異性化
することによって容易に作ることができる。
【0011】5-メチルノルボルネン-2,3- ジカルボン酸
無水物及び1-メチルノルボルネン -2,3-ジカルボン酸無
水物(以下、夫々5-MeNA、1-MeNAと略すことが
ある。)自体は公知である。これら二つの酸無水物には
いずれもエンド(endo)体及びエキソ(exo) 体の二つの立
体異性体が存在するが、本発明においてはそのいずれを
も使用することができる。両者の混合物を用いても良
い。
【0012】原料となる5-MeNA及び1-MeNAは、
例えば次にようにして製造することができる。すなわ
ち、1-メチルシクロペンタジエン(1-MeCPDと略
す。)及び2-メチルシクロペンタジエン(2-MeCPD
と略す。)を、無水マレイン酸と反応させる(ディール
ズ‐アルダー反応)と、1-MeCPDからは1-MeNA
のendo体が、2-MeCPDからは5-MeNAのendo体が
生成する。1-MeCPDと2-MeCPDは、通常両者の
混合物として入手され、本発明の目的のためには両者を
分離する必要はない。
【0013】かくして得られた1-MeNA及び5-MeN
Aの混合物について後述する異性化を行うと、1-MeN
Aのendo体は、5-MeNAのexo 体を経由して、本発明
の化合物である5-メチレンノルボルナン‐2,3-ジカルボ
ン酸無水物のexo 体を生成し、一方、5-MeNAのendo
体は、直接、本発明の化合物である5-メチレンノルボル
ナン-2,3- ジカルボン酸無水物のendo体を生成する。ま
た、一部の5-MeNAのendo体は、5-MeNA exo体を
経由して5-メチレンノルボルナン-2,3-ジカルボン酸無
水物の exo体を生成する。尚、1-MeNAのendo体に酸
の非存在下で後述の加熱を行うと、5-MeNAの exo体
には異性化するが、さらに5-メチレンノルボルナン-2,3
-ジカルボン酸無水物の exo体に異性化することはな
い。
【0014】メチルノルボルネン-2,3- ジカルボン酸無
水物は一般に市販されており、このものを使用すること
も可能である。
【0015】異性化反応は、5-メチルノルボルネン-2,3
- ジカルボン酸無水物及び/または1-メチルノルボルネ
ン-2,3- ジカルボン酸無水物を、酸の存在下で加熱する
ことによって行う。
【0016】異性化反応のために使用する酸に特に制限
はなく、種々の公知の酸を使用することができる。例え
ばベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、パラ
キシレン-2- スルホン酸等の芳香族スルホン酸、硫酸、
塩酸等の鉱酸、モリブデン酸等のヘテロポリ酸、マレイ
ン酸等のカルボン酸、及び塩化アルミニウム、フッ化ホ
ウ素等、並びに、シリカ・アルミナ、活性白土、シリカ
・マグネシア、アルミナ・ボリア、X型ゼオライト、Y
型ゼオライト、L型ゼオライト、モルデナイト、ZSM
-5等のH+ 型ゼオライト、及び固体リン酸、陽イオン交
換樹脂等の固体酸触媒が挙げられる。また、無水マレイ
ン酸等の酸無水物は、水分と反応して酸を生じ得るの
で、酸の代わりに酸無水物を使用しても異性化反応が進
行することがある。本発明においては、芳香族スルホン
酸または固体酸触媒を使用するのが好ましい。酸の使用
量は、メチルノルボルネン-2,3- ジカルボン酸無水物に
対して約0.01〜5重量%、特に約0.02〜3重量%とする
のが好ましい。
【0017】加熱の際の温度は、好ましくは約 120〜25
0 ℃、特に約 150〜230 ℃である。加熱による異性化反
応は、回分式及び連続式のいずれで行うこともできる。
反応時間は、回分式の場合で好ましくは約30分間〜10時
間、特に約1〜5時間である。本発明の反応は溶媒の使
用を必要としないが、任意の溶媒中で行うこともでき
る。好ましい溶媒としてはクロルベンゼン、キシレン、
メシチレン、トリエチルベンゼン等が挙げられるが、こ
れらに限定されない。
【0018】この化合物の構造は、赤外線吸収スペクト
ル(IR)、 1H‐NMR等によって同定することがで
きる。例えば当該化合物のIRにおいては、1770〜1780
cm-1及び1850cm-1に無水カルボン酸のC=O伸縮に起因
するピ−クが観察される。また、 1H‐NMRにおい
て、δ 4.8〜5.2 にH2 C=C<に起因するピ−ク(こ
のピ−クは、出発物質のメチルノルボルネン-2,3- ジカ
ルボン酸無水物では観察されない)が、δ 1.8に−CH
2 −に起因するピ−ク4H分(出発物質では2H分)
が、δ 2.8〜3.6 にノルボルナン環の三級炭素原子に結
合したプロトンに起因するピ−クが観察される。ノルボ
ルネン環の=CH−に起因するピ−クは観察されない。
【0019】以下、実施例により本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0020】
【実施例】以下の実施例において、%及び部は、夫々重
量%及び重量部を意味する。
【0021】
【実施例1】還流冷却器、温度計、攪拌機を備えた 500
mlの四ッ口フラスコに、endo‐メチルノルボルネン-2,3
- ジカルボン酸無水物(58.5%の1-メチル体及び41.5%
の5-メチル体から成る。) 300g と 0.15gのパラトルエ
ンスルホン酸を導入し、 210℃で2時間攪拌して反応さ
せた。単蒸留によって、触媒及び重質物である副生成物
から分離された淡黄色の透明液体 244g を得た。この液
体をガスクロマトグラフにより分析したところ、11.2%
の endo-5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無
水物、76.6%のexo-5-メチレンノルボルナン-2,3‐ジカ
ルボン酸無水物、及び未反応のメチルノルボルネン-2,3
- ジカルボン酸無水物12.2%から成ることが判明した。
この液体についてさらに精密な蒸留を行うと、5-メチレ
ンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物のendo体を4
7.5%、 exo体を44.8%含有する留分16.3g が得られ
た。該留分について、赤外(IR)吸収スペクトル、 1
H‐NMRスペクトル、分子量〔FD‐MS(フィ−ル
ドディソ−プション質量分析)による。〕、中和価及び
ヨウ素価を測定した。その結果を第1表に示す。
【0022】
【表1】 以上より、この留分は、5-メチレンノルボルナン-2,3-
ジカルボン酸無水物であると同定された。
【0023】
【実施例2】反応温度を 180℃とし、反応時間を3時間
とした以外は、実施例1と同じ操作を行い、淡黄色の透
明液体 287g を得た。この液体の組成をガスクロマトグ
ラフにより分析したところ、 8.8%の endo-5-メチレン
ノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物、63.5%のexo-
5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物、及
び未反応のメチルノルボルネン-2,3- ジカルボン酸無水
物27.7%から成ることが判明した。
【0024】
【参考例】実施例2の生成物 200g を5%パラジウム/
アルミナ触媒(川研ファイン製)4.0gと共に 500mlのオ
−トクレ−ブに入れ、130 ℃、水素圧90kg/cm2 Gの条
件下で6時間攪拌して水素添加反応を行った。次に反応
物を濾過して触媒を除去すると、無色透明の液体182gが
得られた。この液体をガスクロマトグラフにより分析し
たところ、7.5 %の1-メチルノルボルナン-2,3- ジカル
ボン酸無水物、29.0%の endo-5-メチルノルボルナン-
2,3- ジカルボン酸無水物、及び63.5%のexo-5-メチル
ノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物から成ることが
判明した。
【0025】実施例2で得られた物質に水素添加を行う
と5-メチルノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物が得
られると言う事実は、この物質が5-メチレンノルボルナ
ン -2,3-ジカルボン酸無水物であることを支持するもの
である。
【0026】
【比較例1】パラトルエンスルホン酸を使用しなかった
以外は、実施例2と同じ操作を行い、淡黄色の透明液体
290g を得た。この液体の組成をガスクロマトグラフに
より分析したところ、17.1%の1-メチルノルボルネン-
2,3- ジカルボン酸無水物、54.5%の endo-5-メチルノ
ルボルネン-2,3- ジカルボン酸無水物、28.4%のexo-5-
メチルノルボルネン-2,3- ジカルボン酸無水物から成る
混合物であり、5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボ
ン酸無水物の存在は認められなかった。すなわち、酸触
媒非存在下で加熱すると、原料中の1-メチルノルボルネ
ン-2,3- ジカルボン酸無水物の大部分が、exo-5-メチル
ノルボルネン-2,3- ジカルボン酸無水物へ異性化するこ
と、しかし、5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン
酸無水物は生成しないことが明らかとなった。
【0027】尚、この物質に参考例と同じ操作により水
素添加を行ったところ、得られた物質は常温で白色の固
体(181g)であり、参考例で得られた物質とは異なって
いた。
【0028】
【実施例3】パラトルエンスルホン酸の代わりに、タン
グストケイ酸 0.15gを使用した以外は、実施例2と同じ
操作を行い、淡黄色の透明液体264gを得た。この液体を
ガスクロマトグラフにより分析したところ、30.4%の e
ndo-5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水
物、41.2%のexo-5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカル
ボン酸無水物、及び未反応のメチルノルボルネン-2,3-
ジカルボン酸無水物28.4%から成ることが判明した。
【0029】
【実施例4】パラトルエンスルホン酸の代わりに95%硫
酸 0.03gを使用した以外は、実施例2と同じ操作を行
い、淡黄色の透明液体 279g を得た。この液体をガスク
ロマトグラフにより分析したところ、9.6%の endo-5-
メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物、20.5
%のexo-5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無
水物、及び未反応のメチルノルボルネン-2,3- ジカルボ
ン酸無水物69.9%から成ることが判明した。
【0030】
【実施例5】パラトルエンスルホン酸の代わりに、乾燥
した3g の粉末状シリカ・アルミナCS-200M(東洋C
CI株式会社製)を使用した以外は、実施例2と同じ操
作を行い、淡黄色の透明液体 284.1g を得た。この液体
の組成をガスクロマトグラフにより分析したところ、1
0.2%の endo-5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボ
ン酸無水物、55.7%のexo-5-メチレンノルボルナン-2,3
- ジカルボン酸無水物、及び未反応のメチルノルボルネ
ン-2,3- ジカルボン酸無水物34.1%から成ることが判明
した。
【0031】
【実施例6】パラトルエンスルホン酸の代わりに、乾燥
した3g の活性白土(日本活性白土株式会社製)を使用
した以外は、実施例2と同じ操作を行い、淡黄色の透明
液体286.5g を得た。この液体の組成をガスクロマトグ
ラフにより分析したところ、8.1 %の endo-5-メチレン
ノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物、49.8%のexo-
5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物、及
び未反応のメチルノルボルネン-2,3- ジカルボン酸無水
物42.1%から成ることが判明した。
【0032】
【実施例7】パラトルエンスルホン酸の代わりに、6g
のモルデナイトHSZ-690(東ソー株式会社製)を使用し
た以外は、実施例2と同じ操作を行い、淡黄色の透明液
体282.3gを得た。この液体の組成をガスクロマトグラフ
により分析したところ、14.1%の endo-5-メチレンノル
ボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物、54.1%のexo-5-メ
チレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸無水物、及び未
反応のメチルノルボルネン-2,3- ジカルボン酸無水物3
1.8%から成ることが判明した。
【0033】
【応用例1】実施例2において単蒸留後に得られた淡黄
色透明液体(以下、実施例2で得られた物質と略す。)
90部、エポキシ樹脂(油化シェル製、商品名エピコ−ト
828)100 部、及び2-エチル-4- メチルイミダゾ−ル
(四国化成製、硬化促進剤) 0.5部を、室温にて配合し
た。この配合物を 100℃にて2時間、引き続いて 150℃
にて15時間硬化させて淡黄色の硬化物を得た。この硬化
物の熱変形温度をJISK6911に準拠して測定したとこ
ろ、 161℃であった。
【0034】
【比較応用例1】実施例2で得られた物質の代わりに実
施例2で原料として用いたメチルノルボルネンジカルボ
ン酸無水物を使用した以外は、応用例1と同じ操作を行
った。得られた硬化物の熱変形温度は、 162℃であっ
た。
【0035】
【比較応用例2】実施例2で得られた物質の代わりにメ
チルテトラヒドロ無水フタル酸(東燃化学製、商品名ペ
ンタハ−ド5000)を使用した以外は、応用例1と同じ操
作を行った。得られた硬化物の熱変形温度は 132℃であ
った。
【0036】
【比較応用例3】実施例2で得られた物質の代わりに参
考例で得られた物質を用い、応用例1と同じ操作を行っ
たところ、得られた硬化物の熱変形温度は 163℃であっ
た。
【0037】応用例1を比較応用例1〜3と対比するこ
とによって、本発明の化合物は、エポキシ樹脂硬化剤と
して、従来の硬化剤と同等の効果を有することが理解さ
れる。
【0038】
【応用例2】ポリプロピレンパウダ−(平均分子量 20
0,000)100 部に、実施例2で得られた物質3部、及び
2,5-ジメチル-2,5- ジ(t-ブチルペルオキシ)-3-ヘキシ
ン(日本油脂製の過酸化物、商品名パ−ヘキシン25B)
0.1部を加え、ブラベンダ−(バッチ混練機)中、温度
200℃で5分間混練して、変性ポリプロピレンを調製し
た。IRによって酸無水物の付加率を測定したところ、
0.2%であった。こうして得られた変性ポリプロピレン
は、タイレジン等に用いることができる。本実施例よ
り、発明の化合物はポリプロピレンの変性に使用し得る
ことが判明した。
【0039】
【発明の効果】本発明により、新規な5-メチレンノルボ
ルナン-2,3- ジカルボン酸無水物及びその製造法が提供
される。該化合物は、エポキシ樹脂硬化剤、シリル化モ
ノマ−、ポリオレフィンの変性剤等として、並びにテト
ラカルボン酸無水物、ポリアミドもしくはポリイミド等
の化合物を合成する際の中間体として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 廣 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡一丁目3番 1号 東燃株式会社 総合研究所内 (72)発明者 稲垣 裕之 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡一丁目3番 1号 東燃株式会社 総合研究所内 (72)発明者 石井 正治 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡一丁目3番 1号 東燃株式会社 総合研究所内 (56)参考文献 特開 平4−352780(JP,A) 特開 平5−202019(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 307/93 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の化学式: 【化1】 で示される5-メチレンノルボルナン-2,3- ジカルボン酸
    無水物。
  2. 【請求項2】 5-メチルノルボルネン-2,3- ジカルボン
    酸無水物及び/または1-メチルノルボルネン-2,3- ジカ
    ルボン酸無水物を酸の存在下で異性化することを特徴と
    する、請求項第1項記載の化合物の製造法。
JP03317308A 1990-11-30 1991-11-06 5‐メチレンノルボルナン‐2,3‐ジカルボン酸無水物及びその製造法 Expired - Lifetime JP3069178B2 (ja)

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