JP3068947U - 傘 - Google Patents

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JP3068947U
JP3068947U JP1999008674U JP867499U JP3068947U JP 3068947 U JP3068947 U JP 3068947U JP 1999008674 U JP1999008674 U JP 1999008674U JP 867499 U JP867499 U JP 867499U JP 3068947 U JP3068947 U JP 3068947U
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umbrella
rod
receiving bone
wheel
handle
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JP1999008674U
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English (en)
Inventor
敬護 佐藤
鐘 鳴神
豊次 星野
重郎 宮次
Original Assignee
敬護 佐藤
鐘 鳴神
豊次 星野
重郎 宮次
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解及び分別が容易で低公害の傘を提供する
ことである。 【解決手段】 この考案の傘は、中空中棒1と、合成樹
脂製ろくろアセンブリAと、金属親骨6と、直鎖状低密
度ポリエチレンから形成されたカバーシート7と、合成
樹脂製把手8及びキャップ9より成る。前記ろくろアセ
ンブリAは、上下のろくろ2と3を接近又は離反可能に
連結する受骨4及び受親骨5より成り、これらの受骨4
及び受親骨5の内端はそれぞれろくろ2と3に回動自在
に結合され、外端はヒンジ部4aで屈曲自在に連結され
ている。そして中棒1を上下ろくろ2と3に挿入して、
中棒1を回動することによりらせん突条1aによって上
ろくろ3とねじ結合できるようになっている。また、親
骨6は受親骨5の受孔5aに挿入して結合できるように
なっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
この考案は、傘、特に分解容易な傘に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常こうもり傘の上ろくろは、ピンなどによって中棒に固定され、取り外しが 容易に出来ないようになっている。
【0003】
【考案の課題】
ところが、最近省資源及び公害防止の観点から廃棄物を回収して再生する要請 が高まっている。傘の場合は、ろくろや骨の一部が合成樹脂で中棒や親骨を金属 で作製したものが多く、リサイクルのためには分別する必要がある。しかし上述 のように上ろくろが中棒に固着されているため分解が容易でなく、従って分別も できないことになる。
【0004】 そこで、この考案の課題は、分解及び分別が容易で廃棄物公害の少ない傘を提 供することである。
【0005】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するためにこの考案は、中空中棒と、上下のろくろと、受骨 及び受親骨と、親骨と、カバーシートと、把手より成る傘において、前記カバー シートを直鎖状低密度ポリエチレンで形成したことを特徴とする。
【0006】 前記中棒の上端部と上ろくろを、らせん突条と溝によって着脱可能に結合する のが好ましい。また、前記中棒の上端に合成樹脂製キャップを着脱自在に被せて おくことができる。このキャップは、内部中心に下向きの突起と、内周面に半径 方向の複数の突条を有し、開口部周辺にフランジ部とこのフランジ部周縁にリム が設けられ、前記突起を中空中棒内に挿入し、前記突条を中棒外周に圧接し、前 記フランジ部周辺とリムによって、前記上ろくろとそのスリーブとの間で前記カ バーシートの中心孔周辺を圧着挾持するようになっている。
【0007】 前記受親骨の外端に突片を設け、この突片と受骨の外端をピンで結合して屈曲 自在に連結することができる。また、把手と中棒を強固に結合するため、把手に 割り溝を設け、把手の外周にねじ係合できるスリーブで把手を圧縮できるように しておくのが好ましい。
【0008】
【実施の形態】
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2に示 すように、この考案の傘は、金属製中空中棒1と、合成樹脂製下ろくろ2及び上 ろくろ3と、これらの上下ろくろ2と3を連結する合成樹脂製受骨4及び受親骨 5と、金属親骨6と、直鎖状低密度ポリエチレンから形成されたカバーシート7 と、合成樹脂又は木製把手8及びキャップ9より成る。
【0009】 前記下ろくろ2と受骨4の内端、上ろくろ3と受親骨5の内端は、それぞれ上 下のろくろ2、3と回動自在に嵌合しており、受骨4と受親骨5の結合部は薄肉 ヒンジ部4aによって屈曲自在になっている。そして前記受親骨5には、図2に 示すように、その外端から長さ方向に中途部分まで延びる受孔5aが設けられて おり、この受孔5aに金属親骨6を挿入すると、受親骨5と親骨6が結合して、 中棒1に対して一体的に開閉できるようになっている。
【0010】 前記上ろくろ3は、図3に示すように、受親骨5の内端を挿入する多数の溝3 aを有し、この溝3a内に受親骨5の内端を回動自在に係止する孔3bが設けら れている。また、後述するらせん溝3d(図10)を有するスリーブ3cが設け られている。下ろくろ2は、図4に示すように、受骨4の内端を挿入する多数の 溝2aを有し、この溝2a内に受骨4の内端を回動自在に係止する孔2bが設け られている。
【0011】 前記カバーシート7は、図1及び図5に示すように、平面が8角形又は6角形 (図示せず)のフレキシブルな直鎖状低密度ポリエチレンシートより成り、各隅 角部には露先片7aが固着されている。この露先片7aには、図6に示すように 、親骨6の先端を挿入する盲孔7bが設けられ、露先片7aと一体の舌片7cに よってカバーシート7に融着又は接着されている。また、シート7の中心には、 中棒1(又は上ろくろのスリーブ3c)を挿入する孔7dが設けられ、孔7dの 周囲には、補強シート7eが裏打ちされている。なお、必要に応じてリング又は スリーブ7fを固着しておくことができる。
【0012】 図7〜9に示すように、前記受骨4と受親骨5の結合部を屈曲自在にするため 、受親骨5の外端部に突片5bを設け、受骨4の外端部に設けたピン4bを突片 5bの孔に挿入して回動自在に連結してもよい。
【0013】 図10に示すように、前記上ろくろ3は、金属中棒1の上端部に設けられたら せん突条1aに係合可能ならせん溝3dを有し、中棒1を数回回転させるだけで 係合可能になっている。また、図11に示すように、上ろくろ3の内面に突起3 eを設け、中棒1の凹部1cに係止可能にしてもよい。さらに図12に示すよう に、上ろくろ3のスリーブ3cと、中棒1の上端部にそれぞれ対応する横孔3f と1bを設け、つまみ10aを有するピン10を横孔3fと1bに貫通させて結 合する方法もある。この場合、ピン10が抜けないように後述するキャップ9で 保持するのがよい。結合を解くには、キャップ9を取り外しピン10のつまみ1 0aを持って引き抜けばよい。このピン10は合成樹脂、金属のいずれでもよい 。さらに、図13に示すように、ピン10を片方の横孔3fと1bだけに挿入し 、スリーブ7fでこのピン10を被って保護するようにしてもよい。
【0014】 図14に示すように、把手8も上ろくろ3と同様に、中棒1の下端に設けたら せん突条1dと数回程度の回動で係脱可能にしておく。図15に示すように、把 手8の穴内に突起8aを設け、中棒1の下端部に設けた凹部1eと係合できるよ うにしておいてもよい。また、図16に示すように、把手8の一端に小径部8b を形成し、この小径部8bに割り溝8cを設け、小径部8bの下端部に雄ネジ8 eを形成し、スリーブ8fを係合して割り溝8cを圧縮し、把手8と中棒1を強 固に結合できるようにしておいてもよい。そのほか、中棒1を把手8の穴に単に 圧入するだけでもよい。
【0015】 図10及び図12に示すように、前記キャップ9は、中空中棒1の上端部に挿 入される突起9aが内端から下向きに設けられ、キャップ9内面には複数の突条 9bが半径方向に突出し、中棒1の外周に圧接するようになっている。そして、 キャップ9の開口部近辺とフランジ部9cに設けられたリム9dが、上ろくろ3 とそのスリーブ3cとの間で、カバーシート7の中心孔7d(図4)周辺を補強 シート7eと共に圧接挾持するようになっている。上記から判るように、キャッ プ9は一挙動で取り付け可能である。なお、このキャップ9は場合によって省略 することができる。
【0016】 上記傘を組立てるには、まず、上下ろくろ2、3を受骨4と受親骨5の先端に 嵌合して図1のようなろくろアセンブリAを形成する。このアセンブリAは全て 合成樹脂から成る。従ってろくろ2、3と受骨4及び受親骨5を同質の合成樹脂 、例えばポリエステルで形成しておくのが好ましい(把手8、キャップ9も同様 である)。次に、金属中棒1を下ろくろ2の中心孔にスライド可能に通し、中棒 1の上端部を上ろくろ3に係合する。係合方法は図10、図11、図12につい て説明したようにほぼ一挙動で簡単にできる。このとき、把手8を先に取り付け ておいてもよい。この取り付け方法も図13、図14について説明した通り、ご く簡単にできる。
【0017】 そして、各受親骨5に金属親骨6を挿入し、カバーシート7の中心孔7dを上 ろくろ3から突出したスリーブ3cに通し、前記各親骨6の先端を各露先片7a の盲孔7bに挿し込む。このとき、金属親骨6をその弾性によって撓めながら挿 入する。そして、下ろくろ2を図2のようにストッパ1fに係止させた状態まで 上昇させると、カバーシート7は親骨6の弾性により緊張した状態に拡げられ、 所謂傘が開いた状態となる。なお、キャップ9は必要に応じて取り付ければよい 。これも前述の通り、一挙動で取り付け可能である。
【0018】 この傘を分解し、分別するときは、上述の手順を逆に行なえばよい。まず、キ ャップ9を外し、カバーシート7の露先片7aを各親骨6の先端から抜き取ると 、カバーシート7全体が親骨6から外れる。そこで各親骨6を受親骨5から抜き 取る。そして中棒1の上端部と上ろくろ3との係合を解く。これは中棒1を回動 するか(図10)、中棒1から上ろくろ3を強く引き抜くか(図11)、ピン1 0を抜き取り中棒1を上ろくろ3から引き抜く(図12)ことによって簡単にで きる。そして把手8を取り外す。これによって金属は中棒1と親骨6、合成樹脂 はろくろアセンブリA、カバーシート7、把手8、キャップ9に分別される。ま た布や木製のものを一部用いても、焼却等が可能で公害問題は生じない。
【0019】 上述のような組立、分解の手順は、これに限定されない。他の手順で組立、分 解を行なうことも可能である。
【0020】
【考案の効果】
この考案によれば、以上のように、傘の要部のみを金属で形成し、他の部材を ほとんど合成樹脂で形成して、金属部材と合成樹脂部材を傘の分解によって容易 に分別できるようにしたので、リサイクル可能となり、省資源ばかりでなく公害 防止にも役立てることができる。また、カバーシートを直鎖状低密度ポリエチレ ンで形成したので、焼却してもダイオキシンが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の傘の一例を示す分解正面図
【図2】同上の傘を組立てた状態を示す一部縦断正面図
【図3】上ろくろを示す拡大斜視図
【図4】下ろくろを示す拡大斜視図
【図5】カバーシートの一例を示す平面図
【図6】カバーシートと受骨及び親骨の関係を示す一部
縦断側面図
【図7】ろくろアセンブリの他の例を示す側面図
【図8】受親骨の他の例を示す斜視図
【図9】受骨の他の例を示す斜視図
【図10】中棒と上ろくろの結合状態を示す縦断面図
【図11】同上の他の例を示す縦断面図
【図12】同上のさらに他の例を示す縦断面図
【図13】同上のまたさらに他の例を示す縦断面図
【図14】中棒と把手の取り付け状態を示す縦断面図
【図15】同上の他の例を示す縦断面図
【図16】同上のさらに他の例を示す縦断面図
【符号の説明】 A ろくろアセンブリ 1 中棒 1a らせん突条 1b 横孔 1c 凹部 1d らせん突条 1e 凹部 1f ストッパ 2 下ろくろ 2a 溝 3 上ろくろ 3a 溝 3b 孔 3c スリーブ 3d らせん溝 3e 突起 3f 横孔 4 受骨 4a ヒンジ部 4b ピン 5 受親骨 5a 受孔 5b 突片 6 親骨 7 カバーシート 7a 露先片 7b 盲孔 7c 舌片 7d 中心孔 7e 補強シート 7f リング又はスリーブ 8 把手 8a 突起 8b 小径部 8c 割り溝 8e 雄ネジ 8f スリーブ 9 キャップ 9a 突起 9b 突条 9c フランジ部 9d リム 10 ピン 10a つまみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 599117554 宮次 重郎 大阪府大阪市中央区南船場2丁目7番14号 (72)考案者 佐藤 敬護 奈良県奈良市帝塚山3丁目10番27号 (72)考案者 鳴神 鐘 大阪府豊中市東泉丘1丁目9番43号 (72)考案者 星野 豊次 東京都台東区東上野5丁目20番2号 株式 会社星野商店内 (72)考案者 宮次 重郎 大阪府大阪市中央区南船場2丁目7番14号

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空中棒と、上下のろくろと、受骨及び
    受親骨と、親骨と、カバーシートと、把手より成る傘に
    おいて、前記カバーシートが直鎖状低密度ポリエチレン
    より成ることを特徴とする傘。
  2. 【請求項2】 前記中棒の上端部と上ろくろがらせん突
    条と溝によって着脱自在に係合していることを特徴とす
    る請求項1に記載の傘。
  3. 【請求項3】 前記中空中棒の上端に合成樹脂製キャッ
    プが着脱自在に被せられた傘において、前記キャップは
    その内部中心に下向きの突起と、その内周面に半径方向
    の複数の突条を有し、開口部周辺にフランジ部とこのフ
    ランジ部周縁にリムが設けられ、前記突起を中空中棒内
    に挿入し、前記突条を中棒外周に圧接し、前記フランジ
    部周辺とリムによって、前記上ろくろとそのスリーブと
    の間で前記カバーシートの中心孔周辺を圧着挾持したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の傘。
  4. 【請求項4】 前記受親骨の外端に設けた突片と受骨の
    外端をピン結合して屈曲自在に連結したことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の傘。
  5. 【請求項5】 前記把手を合成樹脂製とし、前記中棒と
    の結合端を小径部として縦方向の割り溝を形成し、前記
    小径部にスリーブをねじ係合して小径部を圧縮し、把手
    と中棒を結合を強固にした請求項1〜4のいずれかに記
    載の傘。
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