JP3068854U - ル―タの回線自動切替器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】稼働中システムの複数のルータの一つに故障が
生じても、これに代わる予備のルータを作動してシステ
ムダウンを防止する切替器を提供する。 【解決手段】複数のルータ２とルータの一台に故障が生
じた場合にこれに代わって作動させるようにする予備ル
ータ３とに接続したＩＳＤＮ回線切替スイッチ部５と、
前記ルータと予備ルータの電源に接続したルータ電源制
御スイッチ部４と、回線切替スイッチとルータ電源切替
スイッチの各々スイッチ切替操作部７を備え、公衆回線
９を介して一端を監視マシン１に接続される切替器制御
回線を介して、ターミナルの監視マシン１より信号を受
信する外部通信部８から構成され、故障が生じたルータ
に代わって予備ルータを作動させる事が出来るパワース
イッチを駆動してルータの電源を切断し、予備ルータの
電源を入力し予備ルータ３に回線を切り替えるようにリ
レーを構成したルータの回線自動切替装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案に係るルータの回線自動切替器は、複数のルー タの内任意のルータの故障が、システム全体に影響するシステムダウンを生じる 恐れがある場合に、あらかじめ予備ルータの電源を入れると共に故障したルータ の電源を切断し，自動的にＩＳＤＮ回線を予備ルータに切り替える切替器を提供 するものである。

【０００２】

【従来の技術】複数のルータの動作状態を公衆回線を介して、警護部の監視マシ ンで常時監視することは行われている。一つのルータが故障している場合に、こ れを常時監視マシンで認識し、日夜を問わず交換要員を現地に派遣して、新しい ルータに交換する作業は行われている。このようにする作業の終了までは故障し ているルータの交換中業務が停止せざるを得ない。

【０００３】特許番号第２８０９５３９号は、発明の名称「電話回線切替装置」 である。この発明は、複数の電話回線の内の任意の回線を遠隔操作により予備回 線に切り替える電話回線切替装置に関する。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】稼働中のシステムが複数ルータの一つに何らか の不具合（故障又はダウンという場合もある。）が生じると、システム全体に影 響して業務の継続が出来なくなるシステムダウンを生じる恐れがある。

【０００５】本考案は、稼働中の複数のルータの一つに故障が生じた場合に、シ ステムの複数のルータの一つに故障が生じても、公衆回線を介して遠隔地の監視 マシンでシステムを構成したルータの異常を認識し、故障したルータに代わる予 備のルータに電源を入れＩＳＤＮ回線を切替えてシステムダウンを防止し、業務 の継続には支障が生じないようにする事が出来るルータの回線自動切替器を提供 しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本考案に係るルータの回線自動切替器は、回線切 替器の電源部を備え、稼働中の不具合により複数のルータの一台に故障が生じた 場合にこれに代わって予備ルータを作動させるようにするものである。この考案 は、複数のルータと予備ルータとに接続したＩＳＤＮ回線切替スイッチ部と、前 記ルータと予備ルータの電源に接続したルータ電源制御スイッチ部と、回線切替 スイッチとルータ電源切替スイッチの各々のスイッチ切替操作部を備え、公衆回 線を介してターミナル監視マシンより送信される前記の切替スイッチ部を駆動す る信号を受信するようにした外部通信部から構成されるルータの回線自動切替器 である。

【０００７】請求項１に記載の考案は、複数のルータとルータの一台に故障が生 じた場合にこれに代わって作動させるようにする予備ルータに接続したＩＳＤＮ 回線切替スイッチ部と、前記ルータと予備ルータの電源に接続したルータ電源制 御スイッチ部と、回線切替スイッチとルータ電源切替スイッチの各々のスイッチ 切替操作部とを備え、公衆回線を介して一端を監視マシンに接続される切替器制 御回線を介して、ターミナル監視マシンより発信され複数の稼働ルータの一台に 故障が生じた場合にこれに代わって予備ルータを作動させる事が出来る信号を送 信してルータの電源とＩＳＤＮ回線のスイッチを切り替えるスイッチ切替操作部 を駆動するようにした外部通信部から構成されるルータの回線自動切替器である 。

【０００８】請求項２に記載の考案は、複数のルータとルータの一台に故障が生 じた場合にこれに代わって自動的に作動させるようにする予備ルータとをＩＳＤ Ｎ回線切替スイッチ部に接続し、前記ルータと予備ルータの電源に接続したルー タ電源制御スイッチ部と、回線切替スイッチとルータ電源切替スイッチの各々の スイッチ切替操作部とを備え、公衆回線を介して一端を監視マシンに接続される 切替器制御回線を介して、ターミナル監視マシンより信号を送信して予備ルータ の電源を入れ故障したルータの電源を切断して、これに代わって自動的にＩＳＤ Ｎ回線を予備ルータに切り替えて作動させる前記のスイッチ切替操作部を遠隔操 作により駆動するようにした外部通信部を備える事を特徴とする請求項１に記載 のルータの回線自動切替器である。

【０００９】

【考案の実施の形態】本考案は、実施例において次のように実現され故障したル ータに代わる予備ルータをターミナルの監視マシンから遠隔操作により作動して 、ルータの交換中も業務が中断することをなくするように予備ルータを利用する 考案の技術思想が活かされている。

【００１０】図示した実施例の複数ルータの回線自動切替器には電源部を備え、 複数のルータはそれぞれＤＳＵを備えている。予備ルータは、このＤＳＵを予備 ルータに切り替えて使用出来るようにする。

【００１１】スイッチ部は、複数のルータと予備ルータに接続したＩＳＤＮ回線 切替スイッチ部と、前記ルータと予備ルータの電源に接続したルータ電源制御ス イッチ部とを設けている。

【００１２】回線切替スイッチとルータ電源切替スイッチの各々をパワースイッ チによって駆動させるようにし、予備ルータに電源を入れ、監視マシンの信号を 外部通信部で受けて故障したルータ電源を切断し、同時にＩＳＤＮ回線に接続し てあるＤＳＵも故障したルータから予備ルータに切り替わるようにリレーでパワ ースイッチを駆動するよう構成しているスイッチ切替操作部を備えている。

【００１３】監視マシンから送信されて来るスイッチの切り替え操作を行う信号 を受信する外部通信部を切替器に設け、これにはモデムを接続し、公衆回線を介 してターミナルのモデムに接続して監視マシンに接続される切替器制御回線を設 ける。ターミナルの警護部の監視マシンより複数のルータの一台に故障が生じた 事が認識された場合に、これに代わって予備ルータを作動する信号を送信して前 記のスイッチ切替操作部を駆動するようにする。

【００１４】稼働中のルータに故障が生じた場合に、切替器と公衆回線で接続し ている警護部の監視マシンで、複数のルータのどの部分でルータが故障してシス テムダウンを生じる恐れがあるか認識する。システムの複数のルータのいづれか 一つに故障が生じていると監視マシンのデスプレイ上で認識される。この場合に は、予備ルータの電源を入れ、故障したルータの電源を切断してＩＳＤＮ回線に 接続しているＤＳＵの接続を予備のルータに切替えて業務を継続し、システムダ ウンを防止する。

【００１５】監視マシンにはモデムが接続されており、モデムのポートにＤＳＵ を接続して、ＩＳＤＮ公衆回線に接続される。この公衆回線には切替器側のＤＳ Ｕを接続しモデムのポートに接続して切替器の外部通信部に接続している。前記 の監視マシンから送信する信号を公衆回線により前記外部通信部で受けてパワー スイッチを駆動させて予備ルータの電源を入れ、故障したルータの電源を切断し 、自動的に予備ルータに回線を接続するようにしたリレーを構成する。

【００１６】

【実施例】添付図面は、本考案に係るルータの回線自動切替器の実施例について 図示している。図１は、ルータと予備ルータの電源と接続する回線を切り替える 切替器の構成図、図２は、回線切替器と公衆回線で接続されている警護部監視マ シンとの通信系統図、図３は、ＩＳＤＮ回線切替スイッチ部の回路図をそれぞれ 示すものである。

【００１７】実施例 実施例のルータの回線自動切替器１１は、電源部６を備えてこれに複数のルータ ２と故障したルータに代わる予備ルータ３を接続している。通常のシステムダウ ンが生じていない状態では、ルータ２が複数台作動しているので業務は中断され ない。稼働中の複数のルータ２の内の任意の一台に故障が生じた場合に、これに 代わって作動させるようにする予備ルータ３がないとシステムダウンが生じて業 務が中断する事になるので、複数のルータ２と予備ルータ３にルータの回線自動 切替器１１を接続している。

【００１８】前記ルータ２と予備ルータ３の回線の端子にはＩＳＤＮ回線切替ス イッチ部５を接続し、前記ルータ２と予備ルータ３の電源にはルータ電源制御ス イッチ部４を接続している。

【００１９】回線切替スイッチ部５とルータ電源制御スイッチ部４の各々のスイ ッチを自動的に切り替えるパワースイッチを構成しているスイッチ切替操作部７ を備えている。

【００２０】スイッチ切替操作部７に接続される外部通信部８を設けて、切替器 制御回線９の一端を前記の外部通信部に接続し、公衆回線を介してもう一端を監 視部１に接続される。複数のルータ２の一台に故障が生じた場合に、前記の切替 器制御回線９を介して、ターミナル監視マシン１より故障したルータの電源を切 断し、これにに代わって予備ルータ３を作動させる事が出来る信号を送信して前 記のスイッチ切替操作部７を操作し予備ルータ３の電源を入れ、故障したルータ ２の電源を切断し、自動的に故障したルータのＩＳＤＮ回線を予備ルータ３に切 り替えるようにした。

【００２１】ルータＮＯ．１、ＮＯ．２、ＮＯ．３．．．ＮＯ．ｎは、複数のル ータ２である。稼働中のルータ２及び予備ルータ３の電源制御線は、ルータ電源 制御スイッチ部４にそれぞれ接続されている。又、複数のルータのいずれかのル ータ２が故障した場合に専用監視回線１０により監視マシン１で故障したルータ を認識する。監視マシン１で切替器制御回線９を介して信号を送信し、切替器の スイッチ切替操作部７を作動してルータ電源制御スイッチ部４のスイッチを切り 替える。このようにして予備ルータに電源を入れ、故障したルータ２の電源を切 断し、複数のルータのいずれのルータ２が故障してもこのルータに代わって予備 ルータ３が作動出来るようにした。

【００２２】複数のルータ２及び予備ルータ３はいづれもＩＳＤＮ回線切替スイ ッチ部５に接続されており、故障したいづれかのルータを監視マシンで選択する ことにより予備ルータ３に回線が切り替わるようにした。

【００２３】図３において回線切替スイッチ部の動作状態について、Ｎｏ．１ル ータ２に故障があってこれに代わる予備ルータ３の関係を例として説明する。Ｎ ｏ．１ルータが作動している場合には、Ｎｏ．１ＤＳＵの回線をＮｏ．１ルータ に接続した状態になっている。この場合に回線切替スイッチ１４’はＮｏ．１ル ータに接続されているから、予備ルータ３の回線切替スイッチ１４が開いている ので予備ルータは作動しない。そこでＮｏ．１ルータ２に故障が生じてダウンし た場合には業務は停止されるので、監視マシンで故障したＮｏ．１ルータを認識 して、監視マシン１から切替器制御回線９を介して送信される信号を外部通信部 ８で受けて、予備ルータ３の電源を入れ、Ｎｏ．１ルータの電源制御スイッチ部 ４のパワースイッチを駆動して、Ｎｏ．１ルータ２の電源を切断する。Ｎｏ．１ ルータに接続したＤＳＵの回線切替スイッチ１４’は切り、これに連動して回線 切替スイッチ１４を予備ルータに接続する。このようにして故障しているＮｏ． １ルータ２は切り離し、これに代わって、ターミナルの監視マシンからの遠隔操 作により予備ルータ３が自動的に作動を始めるようにスイッチ部の切り替えを行 うリレーを構成してあるので、業務は中断することなく継続されることになる。

【００２４】Ｎｏ．１ルータ、Ｎｏ．２ルータ、．．．Ｎｏ．ｎルータのいずれ かのルータに故障が生じている場合にも、これに代わって自動的に予備ルータ３ は作動を始める事が出来る。常に複数のルータのいづれかに故障が生じている場 合にも、これに代わって予備ルータ３に自動的にＩＳＤＮ回線が接続されるよう になっている。このため予備ルータ３は、故障したルータの交換が終了するまで 作動するので、システムダウンしたルータを交換するに要する時間業務が大幅に 中断される事なく継続させることが出来る。

【００２５】

【考案の効果】本考案の効果は、請求項１乃至請求項２に記載の各考案の構成に より、次に記載する効果を奏するものである。

【００２６】本考案は、複数のルータの内いづれかのルータが故障した場合に、 故障したルータを遮断して予備ルータに切り替えて業務を継続することが出来る 。

【００２７】回線切替器と公衆回線で警護部の監視マシンを接続して、遠隔操作 で自動的に任意の故障したルータを予備ルータに切り替える事が出来る。

【００２８】どのルータが故障しシステムダウンしたかどうかは、ルータと公衆 回線で警護部の監視マシンを接続して監視し応答がない場合には故障したルータ と認識して電源を切って、瞬時に任意のルータをこれに代わる予備ルータに切り 替える事が出来る。この場合に、回線切替器を自動的に遠隔操作して予備ルータ に切り替わり、配線を代える必要がない。

【００２９】故障したルータを予備ルータに切り替えた後で、新しいルータに交 換する事が出来るまで予備ルータを代用として使う事が出来る。

【００３０】新しいルータを交換して予備ルータを使用しなくなると電源を切断 しておき、いつでも故障したルータに代わって電源を入れることが出来る。

【００３１】予備ルータを使用すれば、複数の全てのルータを切れ目なく使用す る事が出来る。

【００３２】保守上のメリットとして、システムダウンが生じた場合には夜間で もルータを交換に行く必要があったが回線切替器を用いることによりその必要が なくなる。遠隔操作で予備ルータを使用出来るようにするため、夜間の作業に余 分な費用をかける事なく余分の交換要員を必要としなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ルータと予備ルータを接続する回線を切り替え
るルータの回線自動切替器の構成図

【図２】回線切替器と公衆回線で接続されている警護部
監視マシンとの通信系統図

【図３】ＩＳＤＮ回線切替スイッチ部の回路図

【符号の説明】

１．．．監視マシン、警護部、ターミナル ２．．．ルータ ３．．．予備ルータ ４．．．ルータ電源制御スイッチ部 ５．．．ＩＳＤＮ回線切替スイッチ部 ６．．．電源部 ７．．．スイッチ切替操作部 ８．．．外部通信部 ９．．．切替器制御回線 １０．．．ルータ動作専用監視回線 １１．．．ＩＳＤＮ回線切替器 １２．．．ルータ電源制御線 １３．．．回線 １４，１４’，１５，１５’．．．切替スイッチ

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｍ 3/00 Ｈ０４Ｍ 11/00 ３０３ 3/22 Ｈ０４Ｌ 11/20 Ｃ 11/00 ３０３ 13/00 ３１１

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のルータとルータの一台に故障が生じ
   た場合にこれに代わって作動させるようにする予備ルー
   タに接続したＩＳＤＮ回線切替スイッチ部と、前記複数
   のルータと予備ルータの電源に接続したルータ電源制御
   スイッチ部と、ＩＳＤＮ回線切替スイッチとルータ電源
   切替スイッチの各々のスイッチ切替操作部とを備え、公
   衆回線を介して一端を監視マシンに接続される切替器制
   御回線を介して、ターミナル監視マシンより複数のルー
   タの一台に故障が生じた場合にこれに代わって予備ルー
   タを作動させる事が出来る信号を送信してルータの電源
   とＩＳＤＮ回線のスイッチを切り替えるスイッチ切替操
   作部を駆動するようにした外部通信部から構成される事
   を特徴とするルータの回線自動切替器。
2. 【請求項２】複数のルータとルータの一台に故障が生じ
   た場合にこれに代わって自動的に作動させるようにする
   予備ルータとをＩＳＤＮ回線切替スイッチ部に接続し、
   前記ルータと予備ルータの電源に接続したルータ電源制
   御スイッチ部と、ＩＳＤＮ回線切替スイッチとルータ電
   源切替スイッチの各々のスイッチ切替操作部とを備え、
   公衆回線を介して一端を監視マシンに接続される切替器
   制御回線を介して、ターミナル監視マシンより信号を送
   信して予備ルータの電源を入れ、故障したルータの電源
   を切断してこれに代わって前記の予備ルータにＩＳＤＮ
   回線を切り替えて予備ルータを作動させる前記のスイッ
   チ切替操作部を遠隔操作により駆動するようにした外部
   通信部を備える事を特徴とする請求項１に記載のルータ
   の回線自動切替器。