JP3068617U - フラワ―スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】通気性や排水性を高めることができると共に、
害虫の侵入を防止することができ、また、花卉園芸用品
として装飾性に富んだフラワースタンドを提供する。 【解決手段】フラワースタンド１を、プランター５の長
側面全面が被覆可能な面積を有する一対のプランター囲
い部２と、これらプランター囲い部２を短尺方向に連結
する４枚の側板３とから構成し、ビス４を用いて組立て
及び分解可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、花卉栽培用のプランターを載置して使用するためのフラワースタン ドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、庭園などにおける鑑賞用の花卉の栽培には、素焼きやプラスチック製の プランターが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のプランターを地面の上に直接置くと、通気性や排水性に 劣り、用土の過湿状態を招き易く、根腐れの原因や、花卉にナメクジやカタツム リ等の害虫が付き易いという問題があった。また、水掃けが悪くなることにより 、プランターに苔などが付いて汚れ易いという問題や、例えば、単にプラスチッ ク製のプランターなどに花卉を植栽したものは見映えが悪く、鑑賞用の花卉園芸 用品として装飾性に乏しいものであった。 本考案は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的 は、通気性や排水性を高めることができ、また、害虫の侵入を防止すると共に、 花卉園芸用品として装飾性に富んだフラワースタンドを提供することを目的とす るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため本考案のフラワースタンドは、花卉を植栽したプランターを係止する と共に、プランターを囲繞するプランター囲い部と、前記プランターを空中に保 持する保持手段と、プランター囲い部に設けた装飾板とからなることを特徴とす る。この場合、前記装飾板を、例えば、格子状に形成して装飾性を高める。

【０００５】 本考案に係るフラワースタンドは、基本的には木製の方形箱状とされるが、好 みに応じて赤、緑、青、黄、褐色などに彩色するものでも良い。すなわち、フラ ワースタンドの形状と表面色は、四季折々に咲く花卉との組み合わせにより、豊 富なデザインが可能となる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

【０００７】 以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。 図１は本考案に係るフラワースタンドの一実施例を示す分解斜視図、図２は図 １のフラワースタンドを組立てた状態を示す斜視図、図３及び図４は本考案に係 るフラワースタンドの他の実施例を示す斜視図である。

【０００８】

【実施例】

図１乃至図２において、１は長函状のプラスチック製プランター５を収容する 木製のフラワースタンドを示す、このフラワースタンド１は、プランター５の長 側面全面が被覆可能な面積を有する一対のプランター囲い部２と、これらプラン ター囲い部２を短尺方向で連結する４枚の側板３とから成り、ビス４を用いて容 易に組立て及び分解ができるようにされている。

【０００９】 プランター囲い部２の左右それぞれ一対の支持脚２ａは、上下二本の連結梁２ ｂに釘止めあるいは接着して固定されている。そして、これら支持脚２ａの間に は細木を格子状に組み合わせて形成された装飾板２ｃが接着して取付けられる。

【００１０】 フラワースタンド１の組立ては、上記一対のプランター囲い部２に、４枚の側 板３をビス４でもって固定して連結し、方形函状に成すことにより行なう。組立 てられた後の一対の連結梁２ｂは、このフラワースタンドに収容されるプランタ ー５を中空に保持する保持部として機能し、図２に示すように、プランター５の 上縁全周にわたって形成された鍔部５ａがこの連結梁２上に係止される構成とさ れている。

【００１１】 図３は、本考案に係るフラワースタンドの他の実施例を示すもので、側板３を 下方一枚のみ取付け、この側板３上にスノコ板６を載置する構成としたものであ る。このフラワースタンドには円筒状のプランター（いわゆる素焼きの植木鉢） ７を数個置くことができる。 また、図４に示すフラワースタンドは、階段状の二段式とし、花卉を立体的に 配置して装飾性を高めるようにされている。すなわち、脚部の高さを変えた高低 ２種類のプランター囲い部２及び８の下部を、長尺の側板９で連結すると共に、 上部を短尺の側板１０で固定連結して組立てられる。そして、上記各実施例と同 様にプランター７を直接係止させても良いし、スノコ板６を載置する構成として も良い。

【００１２】 本考案は、上記実施例に限定されない。例えば上記実施例では、フラワースタ ンドの各部材を全て木製としたが、素材をプラスチック製にしたり、好みに応じ て着色しても良い。また、装飾板のデザインが格子状に限定されるものでないこ とは言うまでもない。

【００１３】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、プランターを直接地面に置くことなく、空中に 保持できるようにしたので、通気性や排水性を高めることができ、また、害虫の 侵入を防止することができる。また、花卉園芸用品として装飾性に富んだフラワ ースタンドを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るフラワースタンドの一実施例を示
す分解斜視図である。

【図２】図１のフラワースタンドを組立てた状態を示す
斜視図である。

【図３】本考案に係るフラワースタンドの他の実施例を
示す斜視図である。

【図４】本考案に係るフラワースタンドの他の実施例を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１ フラワースタンド ２ プランター囲い部 ２ａ 支持脚 ２ｂ 連結梁 ２ｃ 装飾板 ３ 側板 ４ ビス ５ プランター（長函状のプラスチック製） ５ａ 鍔部 ６ スノコ板 ７ プランター（円筒状の素焼き） ８ プランター囲い部 ９ 長尺の側板 １０ 短尺の側板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】花卉を植栽したプランターを係止すると共
   に、プランターを囲繞するプランター囲い部と、前記プ
   ランターを空中に保持する保持手段と、プランター囲い
   部に設けた装飾板とからなることを特徴とするフラワー
   スタンド。
2. 【請求項２】装飾板を格子状に形成したことを特徴とす
   る請求項１記載のフラワースタンド。