JP3068564U - 三つ折傘の傘骨構造 - Google Patents

三つ折傘の傘骨構造

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JP3068564U JP1999008214U JP821499U JP3068564U JP 3068564 U JP3068564 U JP 3068564U JP 1999008214 U JP1999008214 U JP 1999008214U JP 821499 U JP821499 U JP 821499U JP 3068564 U JP3068564 U JP 3068564U
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勝 和 王
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王 勝和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性の下連動骨材を上向きに湾曲させて、
その湾曲部が第2の節骨を補助作動させる弾力を具え、
該傘骨が反返る際に弾性変形して、変形の許容範囲を拡
大させる三つ折傘の傘骨構造を提供する。 【解決手段】 ジョイント221,231を介して第1の節骨2
1、第2の節骨22及び第3の節骨23を順に枢接して形成さ
れ、該第1の節骨21が中点部位に受骨24を枢接されて、
該受骨24が下連動骨材26により第2の節骨22と連動可能
に軸接し、該第1の節骨21が上連動骨材27により第3の節
骨23と連動可能に軸接して、該受骨24が中棒28沿いに滑
り移動するランナー25の上向き連動により順に第1、第2
及び第3の節骨21,22,23を展開させ、該下連動骨材26が
所定長さの弾性骨部材であって、その桿体が上向きに湾
曲する湾曲部261を具えて該第1の節骨21下縁に当接し、
該下連動骨材26は第2の節骨22を補助して作動させる弾
力を具えて、該第2及び第3の節骨22,23が外力を受けて
上向きに反返った際に、該湾曲部261が真っ直ぐになっ
て変形力を緩衝するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は傘に関し、特に変形を有効に低減できる三つ折傘の傘骨構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
一般に傘は中棒、傘骨及び生布によって構成され、該傘骨は上部に生布を被覆 されて、該傘骨を展開すれば大面積の傘面、即ちカバーを形成する。したがって 、傘骨構造は傘面の構成に対して極めて重要な役割を具えており、該傘骨を折畳 めば、該生布が小さく収束して、傘骨の折数が多ければ多いほど体積が縮小する ので、近年携帯の便を図って三つ折形態を採用する傾向が強まっている。
【0003】 図4を参照すれば分かるように、従来例の三つ折傘の傘骨10の構造は、主とし て第1の節骨11、第2の節骨12及び第3の節骨13をそれぞれジョイント17,18により 順に枢接して組立てられ、該第1の節骨11の中点部位に受骨14を枢接して、該受 骨14の該第1の節骨11と枢接した部位近くに下連動骨材15一端を軸接し、該下連 動骨材15他端を第2の節骨12末端に延設されたジョイント17先端に枢接して、該 第2の節骨12が下連動骨材15と第1の節骨11及び受骨14とで平行四辺形リンク機構 をなして連動できるようにする。そして、該第1の節骨11は、第2の節骨12との枢 接部位近くに弾性ばねである上連動骨材16一端を連接して、該上連動骨材16の他 端が第3の節骨13末端に延設されたジョイント18先端と軸接し、該第3の節骨13を 上連動骨材16と第2の節骨12及び第1の節骨11とで四辺形リンク機構を形成して連 動できるようにする。該受骨14の末端はランナー(図示せず)と連結して、該ラン ナーを中棒沿いに上向き滑動させることにより、該中棒回りに設けられた複数の 該受骨14が順に第1、第2及び第3の節骨11,12,13を連動伸展させて、生布を所定大 きさの傘面に展開させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来の傘骨10構造は、確かに三つ折の展開、折畳み機能を具えているが、 実用上なおも改善すべき欠点がある。即ち、傘は通常雨天に使用される場合が多 く、天候次第では強風が吹くこともあって、傘骨10がもしも傘面に吹付ける強風 に耐えられなくなると、第1の節骨11と第2の節骨12の枢接部位より傘面が最も反 返り易く、その傘面が反返ると傘骨10の連桿構造が破壊される。因みに、各骨部 材の連動行程は一定であって、傘面が反返ると骨部材が過度に変位して必然的に 何れかが捻れて変形する。該従来の傘骨10構造が無理な力を受けると、一般に第 1の節骨11、受骨14及び下連動骨材15は太めな骨部材で作られているので強大な変 形力に耐え得る。しかし、細長い第2の節骨12は容易に湾曲変形して、該傘骨10 が折畳まれても、該第2の節骨12が真っ直ぐな状態に戻らない場合があり、次回 の展開時に傘骨10構造が醜いいびつな形になって、甚だしくなると完全に回復で きなくなる。
【0005】 上記三つ折傘の傘骨構造における問題点に鑑み、本考案は、可撓性の下連動骨 材を上向きに湾曲させて、その湾曲部が第2の節骨を補助作動させる弾力を具え 、該傘骨が反返る際に弾性変形して、変形の許容範囲を拡大させる三つ折傘の傘 骨構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、ジョイントを介して第1の節骨、第2の節 骨及び第3の節骨を順に枢接して形成され、該第1の節骨が中点部位に受骨を枢接 して、該受骨が下連動骨材により第2の節骨と軸接して平行四辺形リンク機構を なすと共に、該第1の節骨が上連動骨材により第2の節骨と第3の節骨とで平行四 辺形リンク機構を形成して、該受骨が中棒沿いに滑り移動するランナーの上向き 運動により順に第1、第2及び第3の節骨を展開させ、該下連動骨材が所定長さの弾 性骨部材であって、常時第1の節骨寄りに湾曲する形状を呈して湾曲部が該第1の 節骨下縁に当接し、且つ該下連動骨材が第2の節骨を押したり或いは引張ること ができて、該第2及び第3の節骨が外力を受けて上向きに反返った際に、該湾曲部 が弾性変形して真っ直ぐになるように構成される。
【0007】 上記のように構成された本考案は、ランナーが中棒沿いに上向き滑動すると、 該ランナーが回りの受骨をすべて押上げて第1の節骨を作動させ、且つ下連動骨 材が第2の節骨を作動して、上連動骨材が第3の節骨を作動し、これにより第1、第 2及び第3の節骨を順に作動伸長させることができる。そして、該下連動骨材の湾 曲部は第2の節骨が異常な外力によって反返った際に引張られて真っ直ぐになる ので、傘骨全体の回動許容範囲を弾性変形により拡大させることができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されない。 図1及び図2に示す如く、本考案の三つ折傘の傘骨20構造は、主として第1の 節骨21、第2の節骨22及び第3の節骨23が順に枢接されて形成されたものである。 該第1の節骨21の中点部位下縁には、受骨24の一端が枢接して設けられ、この受 骨24の他端はランナー25に連結されている。該受骨24一端の該第1の節骨21との 枢接個所に近い部位には、下連動骨材26が軸接して設けられ、この下連動骨材26 の他端は、第2の節骨22末端のジョイント221に連動可能に軸接されている。そし て、第1の節骨21と受骨24と下連動骨材26と第2の節骨22とが略平行四辺形のリ ンク機構を構成する。
【0009】 該第1の節骨21の該第2の節骨22との枢接個所に近い部位には、上連動骨材27の 一端が鈎止めされて設けられている。この上連動骨材27は、その中段部を該第2 の節骨22上縁の凹溝222内に位置付けされるとともに、規制片223により凹溝222 から離脱できないようになされている。また、該上連動骨材27の他端は、第3の 節骨23末端のジョイント231に連動可能に軸接されている。そして、第2の節骨2 2と第1の節骨21と上連動骨材27と第3の節骨23とが略平行四辺形のリンク機構 を構成する。
【0010】 このような構成において、該ランナー25が中棒28沿いに上向きに滑動すると、 該ランナー25が受骨24を押上げ、第1の節骨21を上方に回動させる。また、下連 動骨材26が第2の節骨22に作動して、この第2の節骨を開く方向に回動させると 、上連動骨材27が第3の節骨23に作動して、第3の節骨23を開く方向に回動さ せる。このようにして、順に第1、第2及び第3の節骨21,22,23を作動展開させる。
【0011】 本考案の改良重点は下連動骨材26にあって、該下連動骨材26は所定長さの弾性 骨部材で形成され、本実施例では、細長状の鉄線或いは鋼線により形成されてい る。この下連動骨材26は、その桿体の中央部が上向きに湾曲する湾曲部261を具 えており、この湾曲部261を該第1の節骨21下縁の凹溝211内に位置付けして配設 されている。そして、該下連動骨材26に、第2の節骨22を内向きに補助作動する 折畳み弾力を具えさせる。また、該湾曲部261は第2の節骨22が反返った際に引張 られて真っ直ぐな状態を呈し、これにより傘骨20全体に弾性変形の緩衝機能を具 えさせるようになっている。
【0012】 以上、本考案の三つ折傘の傘骨構造における各部材の構造及びそれぞれの関連 装設位置について述べたが、次にその変形動作及び達成できる所期の効果につい て述べるとする。
【0013】 図3に示す如く、本考案が使用状態の下で傘骨20を展開させている場合、第2 の節骨22と第1の節骨21は下向きに折凹む関節構造であるため、不当な外力を受 けるとこの部分が反返って変形し、この際、第2の節骨22末端のジョイント221が 上記反返りから外向きに移動して、該下連動骨材26が連動されて外向きに引張ら れる。ここで、この下連動骨材26は湾曲部261を有し弾性を有しているから、こ の湾曲部261が湾曲状態から徐々に真っ直ぐに引っ張らる。このため、該下連動 骨材26が湾曲から真っ直ぐの状態になる弾性変形の余裕が与えられ、従って傘骨 20はこの余裕を緩衝に利用できる。このため、第2の節骨22が力を受けて捩じれ 湾曲変形することなく、該下連動骨材26の変形は外力が解除すれば元来の湾曲形 態に回復できて、本考案の傘骨20は外力を受けても、永久変形が生ずるのを有効 に軽減することができる。
【0014】
【考案の効果】
上記のように本考案は、第2の節骨を連動する下連動骨材を改良して、該下連 動骨材に所定の長さ及び可撓性を具えさせ、傘骨が反返った際に、下連動骨材が 自身の湾曲した変形可能な機能により、反返った力に緩衝及び変位余裕を提供し て、第2の節骨の捩れ湾曲変形を大幅に低め、従来の傘骨が反返った際の第2の節 骨が永久変形する問題を解決できて、使用寿命を長引かせることができる。また 、下連動骨材が上向き湾曲の湾曲部を具えて、該第2の節骨末端のジョイントに 対して弾性助力があるので、該傘骨が折畳み収縮した状態の下で、比較的優れた 収束力を具えさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における三つ折傘の傘骨構造の比較的好
ましい実施の形態を示す組立側面図。
【図2】図1に示す三つ折傘の傘骨構造の展開状態を示
す側面図。
【図3】図2に示す三つ折傘の展開時に不当外力を受け
た際の作動状態を示す側面図。
【図4】従来の三つ折傘の傘骨構造を示す側面図。
【符号の説明】
20 傘骨 21 第1の節骨 22 第2の節骨 23 第3の節骨 24 受骨 25 ランナー 26 下連動骨材 27 上連動骨材 28 中棒 221 ジョイント 231 ジョイント 261 湾曲部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジョイントを介して第1の節骨、第2の節骨
    及び第3の節骨を順に枢接して形成され、該第1の節骨が
    中点部位に受骨を枢接して、該受骨が下連動骨材により
    第2の節骨と軸接して平行四辺形リンク機構をなすと共
    に、該第1の節骨が上連動骨材により第2の節骨と第3の
    節骨とで平行四辺形リンク機構を形成して、該受骨が中
    棒沿いに滑り移動するランナーの上向き運動により順に
    第1、第2及び第3の節骨を展開させ、該下連動骨材が所定
    長さの弾性骨部材であって、常時第1の節骨寄りに湾曲
    する形状を呈して湾曲部が該第1の節骨下縁に当接し、
    且つ該下連動骨材が第2の節骨を押したり或いは引張る
    ことができて、該第2及び第3の節骨が外力を受けて上向
    きに反返った際に、該湾曲部が弾性変形して真っ直ぐに
    なる三つ折傘の傘骨構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139309A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kobold (Xiamen) Internatl Co Ltd 傘骨

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JP2012139309A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kobold (Xiamen) Internatl Co Ltd 傘骨

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