JP3068505B2 - 段ボール - Google Patents

段ボール

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JP3068505B2
JP3068505B2 JP9146983A JP14698397A JP3068505B2 JP 3068505 B2 JP3068505 B2 JP 3068505B2 JP 9146983 A JP9146983 A JP 9146983A JP 14698397 A JP14698397 A JP 14698397A JP 3068505 B2 JP3068505 B2 JP 3068505B2
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茂 石塚
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群馬日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装および梱包用
の段ボールに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、包装または梱包用の資材として
周知の段ボールの従来例を示す斜視図である。波形に成
形した中芯材1の両面にライナシート2,3を接着剤4
で接着してなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この図6に示すよう
に、従来からの一般的な段ボールの場合、外側両面のラ
イナシート2,3を通して加わる外力Wに対して剛性が
弱く、緩衝作用に乏しいという問題点がある。
【0004】その理由として、衝撃外力が作用した際、
中芯材1の波形の山部と谷部との中間斜面部5には曲げ
応力が発生しづらく、両面のライナシート2,3の主面
に沿った方向へ圧縮応力が働き、緩衝機能を半減させて
いることによる。
【0005】したがって、本発明の目的は、衝撃外力に
対して所要の剛性と緩衝に有効であり、コスト的にも有
利で包装や梱包用の資材として最適な段ボールを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の段ボールは、平
行一対のライナシート間に、所要の間隔を設けて横並一
列とした複数よりなる棒状の中芯材を両面から挟んで接
着して一体接合してなっているものである。
【0007】また、本発明としては、横並一列の中芯材
の複数列を前後に配列し、各列を構成する中心材の間隔
を互い違いにずらして各列を配置して、両面から挟んで
接着して一体接合することもできる。
【0008】上記両発明において、中芯材としては、中
空円柱形、中実円柱形、三角柱形または四角柱形とする
ことができ、材質には軟質プラスチックスまたは発泡プ
ラスチックスを用いることができる。
【0009】この場合、中芯材に三角柱形のものを用い
ると、隣り合う中芯材の頂角部と底辺部とを互い違いに
逆姿勢にして配列することが好ましい。
【0010】すなわち、本発明の段ボールでは、平行一
対の2枚のライナシート間に、予め各種断面形状の棒状
に加工された中芯材を、互いに間隔をあけて配列する。
中芯材をこのようにすることで、ライナシート両外面に
働く押圧外力や衝撃外力に対し、中芯材が係る外力の応
力の度合により変形してそれを効果的に吸収する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による段ボールの実
施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、最良の形態として、第1の実施の
形態による段ボール10を示す斜視図である。中芯材1
1には、予め中空円柱形つまり円筒形に加工されたもの
が準備される。この円筒形の中心材11を等間隔をあけ
て横並一列に配置し、それらの上側と下側の両面からラ
イナシート12,13で挟んで接着剤(図示せず)によ
り一体接合して構成される。中芯材11、上下のライナ
シート12,13のいずれの材質にも、厚手のボール紙
のような資材を用いることができる。
【0013】円筒形の中芯材11は、所要の剛性や緩衝
機能をもたせるために、一定厚さの平坦なシート素材を
円筒形に加工したものであり、ライナシート12,13
間に並行に並べ、互いの間に所要の間隔をもたせて接着
している。
【0014】なお、この第1の実施の形態にあっては、
中芯材11の材質として、厚手のボール紙に代えて、加
工性を考慮して軟質のプラスチックス、もしくは発泡プ
ラスチックスを利用することも可能である。
【0015】次に、図2は、第2の実施の形態による段
ボール20を示す斜視図である。図1で示された部材と
対応するものには同一符号を付して説明する。この場
合、上下面のライナシート12,13間に、第1実施の
形態の円筒形中芯材11よりも筒長さを短く加工したや
はり円筒形の中芯材21が準備される。この短円筒形の
中芯材20を横方向へ適当な間隔おいて並行に配置し、
第1列Aを形成する。さらに、この第1列Aの後方にお
いて、次の第2列Bを第1列Aの中芯材21の間隔Pの
ピッチをずらして互い違いに配置する。その次の第3列
Cでは、再び最前列第1列Aの中芯材21の間隔Pのピ
ッチに合わせて配列し、以下それを交互に繰り返して複
数列の中芯材20を上下方向からライナシート12,1
3を接着して接合した構造である。
【0016】このように、中芯材20による第1列A,
第2列B,第3列C・・・を、間隔ピッチを互い違いに
配置することにより、成形後の段ボール20は、所要の
曲げ強度を有し、捻れに対しても所要の面強度を確保で
きるものが得られる。
【0017】次に、図3は、第3の実施の形態による段
ボール30を示す斜視図である。この場合の中芯材31
としては、軟質プラスチックスまたは発泡プラスチック
スのような弾性材料が用いられ、これを中実の円柱形に
成形したものであり、中芯材31にそうした弾性材円柱
形を用いたことで、段ボール30として成形後は、特に
衝撃外力が繰り返し作用するような場合に、弾性による
吸収機能を発揮して緩衝をさらに有効とする。
【0018】また、図4は、第4の実施の形態による段
ボール40を示す斜視図である。この場合の中芯材41
には、好適材料を選定して三角柱に成形したものが用い
られている。ライナシート12,13間に接着される三
角柱中芯材41としては、三角柱の頂角部42と底辺部
43が隣り合うもので互い違いに、つまり逆姿勢にして
配置されている。頂角部42は先端鋭角ということで変
形がし易いが、逆にこの変形のし易さを利用して、比較
的に弱い衝撃外力が作用した場合でも、それを有効に吸
収するの適している。
【0019】さらに、図5は、第5の実施の形態による
段ボールを示す斜視図であり、この場合は中芯材51
に、軟質プラスチックスまたは発泡プラスチックスの素
材を四角柱形に成形したものが用いられている。中芯材
51をそのような形状に成形したものを用いることによ
り、図4で示された第4の実施の形態による三角柱の中
芯材41の場合よりも、大きな面荷重や衝撃に対応でき
る段ボール50を得ることができる。
【0020】以上の各実施の形態から明らかなように、
中芯材の断面形状が如何ようであれ、棒状に成形したも
のを間隔を置いて配置しているので、それだけ従来例の
図6で示された中芯材が波形のものに比べて、衝撃外力
に対して剛性が高く、しかも有効な緩衝機能が得られる
他、間隔を置いた分だけ緩衝資材量を節減することがで
きるといった大きな利点がある。
【0021】また、図2の第2実施の形態で示されたよ
うに、中芯材の横並一列のものを前後複数列に配列する
構造は、その他の第1、第3、第4および第5の各実施
の形態においても採用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による段ボ
ールは、従前からの構造のものと比較して格段に衝撃吸
収能力を向上させることができ、製品包装や梱包時にお
ける使用量も緩衝材である中芯材を好適間隔をあけて設
けたことから相対的に資材量を低減させることができ
る。また、中芯材に軟質プラスチックスまたは発泡プラ
スチックス等の材質を用いることで、衝撃吸収能力が倍
加する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による段ボールの第1実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】本発明による段ボールの第2実施の形態を示す
斜視図である。
【図3】本発明による段ボールの第3実施の形態を示す
斜視図である。
【図4】本発明による段ボールの第4実施の形態を示す
斜視図である。
【図5】本発明による段ボールの第5実施の形態を示す
斜視図である。
【図6】従来例のダンボールを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 段ボール 12,13 ライナシート 11,21,31,41,51 中芯材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行一対のライナシート間に、所要の間隔
    を設けて横並一列とした複数よりなる棒状の中芯材の複
    数列を前後に配列し、各列を構成する中心材の間隔を互
    い違いにずらして各列を配置して、両面から挟んで接着
    し、一体接合してなっていることを特徴とする段ボー
    ル。
  2. 【請求項2】前記中芯材が、三角柱形であって、隣り合
    う中芯材の頂角部と底辺部とを互い違いに逆姿勢にして
    配列したことを特徴とする請求項1に記載の段ボール。
  3. 【請求項3】前記中芯材の材質に、軟質プラスチックス
    または発泡プラスチックスを用いたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の段ボール。
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