JP3068487U - 紐付袋 - Google Patents

紐付袋

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JP3068487U
JP3068487U JP1999008129U JP812999U JP3068487U JP 3068487 U JP3068487 U JP 3068487U JP 1999008129 U JP1999008129 U JP 1999008129U JP 812999 U JP812999 U JP 812999U JP 3068487 U JP3068487 U JP 3068487U
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bag
cord
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JP1999008129U
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文男 福田
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文男 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紐体の引き出し長さを最小限にとどめること
ができる紐付袋を得ることを目的とする。 【解決手段】 筒状部材25の底部が底部密着部14で
閉じられ、上部に開口15を有する袋体13と、袋体1
3の開口周縁に沿って形成され、袋体13の左右両端に
袋体13の前面側と後面側とに2分する切り欠き部1
8、19を備えた筒状部16、17と、筒状部16、1
7に挿入され切り欠き部18、19から引き出し可能な
環状の紐体22と、筒状部16、17の前面側または後
面側の両方の左右ほぼ中央部近傍に筒状部16、17と
紐体22とが密着して成る中央密着部23、24とを備
えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、開口近傍に紐体を備えた紐付袋に係り、特に紐体を安全にかつ取 り扱いやすくするものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は例えば特開昭60−193845号公報に示された従来の紐付袋の構成 を示す図である。図において、1は袋体、2および3は袋体1の左右両側縁に形 成された溶着部、4および5は紐体、6および7はこれら紐体4、5の引出し口 となる切欠部、8および9は袋体1上部の表裏をそれぞれ袋内方へ折り返し、一 定幅を残存させ溶着部10および11により溶着されて形成された重合部、12 は袋体1の底部である。
【0003】 図6および図7は図5にて示した紐付袋の製造工程を説明するための図である 。図6および図7に基づいて紐付袋の製造方法について説明する。まず、底部1 2で折り畳まれ重ね合わせた熱可塑性合成樹脂フィルムは、表裏がそれぞれ開口 端で内方へ折り返されて重合部8および9を形成している。この重合部8および 9にそれぞれ2本の紐体4aおよび5aを挿通し、重合部8および9の下端にお いて表裏フィルムとそれぞれの折り返し片とが紐の挿通方向に溶着され溶着部1 0および11が形成される。
【0004】 したがって、筒状の重合部8および9内に紐体4aおよび5aが挿通されてい ることになる。重合部8および9には、紐体4aおよび5aの挿通方向に一定の 間隔で切欠部6および7が形成され、その切欠部6および7から紐体4a、5a がのぞいている。切欠部6、7はほぼ円弧にて形成される。
【0005】 そして図7の一点鎖線にて示した箇所を溶着して溶着部2および3を形成し、 図6に示すように矢印の方向に溶着部を左右に引っ張り、各袋体1ごとに分離す る。そして紐体4aおよび5aは溶着することにより一周の紐体4および5とし て形成する。紐体4及び5をそれぞれ左右に引っ張れば、巾着袋の要領で、重合 部のフィルムが手繰り込まれ図8に示すように袋体1が閉じられることになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の紐付袋は上記のように構成され、一般的に紐体4および5は帯状部材か ら成り、例えば袋体1と同質の物にて形成されているため、図8に示すように紐 体4および5を左右にそれぞれ引っ張り袋を閉じようとすると、紐体4および5 が2重になって重合部8および9に挿入されているため、紐体4および5同士が 静電気などによりくっつき、紐体4および5を分離して引き出しにくいという問 題点があった。
【0007】 また、左右に2重に挿入されている紐体4および5を引っ張ると、その引っ張 り出された左右それぞれの長さは袋体1の幅方向の長さとほぼ同一になり、長く なる。よって、その引っ張り出された紐体4および5が、周辺の物体に引っかか ったりする可能性が大きく、例えば、各家庭から出された生ゴミ等が入った紐付 袋を収集する場合、ゴミ収集の作業員の手が紐体4または5に引っかかりゴミ収 集車の機械部分に引っ張り込まれるなどの危険性が生じるという問題点があった 。
【0008】 この考案は上記のような問題点を解消するためなされたもので、紐体が引き出 しやすく、かつ、引っ張り出された後の紐体の長さを最小限にとどめることがで きる紐付袋を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る請求項1の紐付袋は、筒状部材の底部が底部密着部で閉じられ 、上部に開口を有する袋体と、袋体の開口周縁に沿って形成され、袋体の左右両 端に袋体の前面側と後面側とに2分する切り欠き部を備えた筒状部と、筒状部に 挿入され切り欠き部から引き出し可能な環状の紐体と、筒状部の前面側または後 面側のいずれか一方または両方の左右ほぼ中央部近傍に筒状部と紐体とが密着し て成る中央密着部を備えたものである。
【0010】 また、この考案に係る請求項2の紐付袋は、請求項1において、環状の紐体は 、一本の紐状部材の両端部を中央密着部にて筒状部に密着されることにより形成 するものである。
【0011】 また、この考案に係る請求項3の紐付袋は、請求項1または請求項2において 、紐体が帯状部材にて成るものである。
【0012】 また、この考案に係る請求項4の紐付袋は、請求項1ないし請求項4のいずれ かにおいて、袋体を、炭酸カルシウムを含有したポリエチレンシート材から形成 し、焼却用ゴミ収集袋として利用するものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
実施の形態1. 以下、この考案の実施の形態について説明する。図1はこの考案の実施の形態 1の紐付袋の構成を示す図、図2は図1に示した紐付袋の紙面上右側面から見た 上部拡大図である。図において、13は筒状部材の底部が底部密着部14で閉じ られ、上部に開口15を有する袋体で、例えば炭酸カルシウムが含有されたポリ エチレンシート材から成り、厚みとしては例えば0.03mmないし0.045 mm程度を有する連続的な筒状部材にて形成されるものが考えられる。
【0014】 16および17は袋体13の開口15周縁に沿って形成され、袋体13の左右 両端に袋体13の前面側と後面側とに2分する切り欠き部18および19を備え た筒状部で、袋体13の前面側および後面側にそれぞれ形成された上部密着部2 0、21にて密着されて、袋体13の前面側および後面側にそれぞれ形成されて いる。
【0015】 22は筒状部16、17に挿入され切り欠き部18、19から引き出し可能な 環状の1本の紐体で、例えばポリエチレン材から成る帯状部材にて形成されてい る。23、24は筒状部16、17の前面側および後面側の両方の左右ほぼ中央 部近傍に筒状部16、17と紐体21とがそれぞれ密着して成り、袋体13の前 面側および後面側にそれぞれ形成された中央密着部である。
【0016】 次に上記のように構成された実施の形態1の紐付袋の製造方法について図3に 基づいて説明する。まず、所望の原料を溶解させて押し出し機よりブローさせ筒 状部材25を連続的に作成し、この筒状部材25を所望の長さに切断する(図3 (a))。次に、筒状部材25の底部を熱密着し、底部密着部14を形成し開口 15を有する袋体13を形成する(図3(b))。次に、袋体13の上部左右両 端を金型にて所定の面積の部分を切断し切断部26を形成する(図3(c))。 次に、袋体13の上部を、上端から所定距離下方の位置を折り目にして折り返し 、折り返し部27を作成する(図3(d))。
【0017】 次に、その折り返し部27に環状の紐体22を挿入させる(図3(e))。こ こで用いられた環状の紐体22は例えば筒状部材を所定の幅にて切断することに より容易に得ることができる。次に、折り返し部27を上部から所定の距離を隔 てて袋体13の前面側および後面側にてそれぞれ熱密着させ、上部熱密着部20 、21を形成する。
【0018】 そして、この折り返し部27にて袋体13の開口15周縁に沿って筒状部16 、17が形成され、切断部26にて袋体13の左右両端に袋体13の前面側と後 面側とに2分する切り欠き部18、19が形成されることとなる(図3(f)) 。次に、筒状部16、17の前面側または後面側の両方の左右ほぼ中央部近傍に 筒状部16、17と紐体22とを、袋体13のそれぞれ前面側および後面側にお いて熱密着させ、中央密着部23、24を形成する(図1)。この際、紐体22 が帯状部材にて形成されているため、中央密着部23、24における筒状部16 、17と紐体22との密着面積が大きくなるため、両者を一体に固着する強度を 高く保つことができる。
【0019】 次に上記のように構成された実施の形態1の紐付袋の使用方法、特に、内容物 を収容した後、袋の開口部分を閉じる方法ついて、図4に基づいて説明する。ま ず、紐付袋内に例えば生ゴミなどを収集し、一方の手で紐体22の一方の端をも ち、もう一方の手で紐体22の一方の端側の紐付袋の筒状部16、17を中央密 着部23、24まで絞り込む(図4(a))。次に、もう一方側の紐体22をも ち上記場合と同様に行い図4(b)に示すように袋体13の開口15を閉じる。
【0020】 上記のように構成された実施の形態1の紐付袋は、袋体13の開口15を閉じ る場合、引き出される紐体22の長さの全長が袋体13の幅方向の長さとほぼ同 一の長さにてとどまり、さらに、中央密着部23、24にて紐体22および筒状 部16、17が固着されているため、引き出される紐体22の左右の長さはほぼ その袋体13の幅方向の長さの半分になり、一方向のみが長く引き出されたりす ることがない。よって、ゴミが入った紐付袋を収集する場合、ゴミ収集の作業員 が紐体22に引っかかりゴミ収集車に引っ張り込まれるなどの危険性を最小限に とどめることができる。
【0021】 また、紐体22は単体であるため、切り欠き部18、19から引き出す場合容 易に引き出すことができる。また、袋体13は炭酸カルシウムを含有したポリエ チレンシート材にて形成しているため、燃焼した場合、ダイオキシンなどの有害 物質の発生を低減することができるため、環境を配慮した紐付袋を得ることがで きる。
【0022】 上記実施の形態1においては、始めから環状の紐体を用いる例を示したがこれ に限られることはなく、例えば一本の紐状部材を筒状部に挿入させ、その後にそ の紐状部材の両端部を筒状部の前面側または後面側のいずれか一方の左右ほぼ中 央部近傍に位置させ、筒状部と紐状部材の両端部とを密着させ中央密着部を形成 するようにし、紐体を環状にすれば良い。このようにすれば、中央密着部を形成 する際に同時に環状の紐体が形成することができる。
【0023】 尚、上記実施の形態1においては、中央密着部23、24を筒状部16および 17の両方に形成する例を示したがこれに限られることはなく、いずれか一方の みに形成するようにしてもよく、その場合上記実施の形態1の場合より強度的に は劣るものの、中央密着部を形成する作業工程を減少することができる。また、 切り欠き部などの構成は図1などに示した以外にも様々な構成が考えられること はいうまでもなく、紐体が引き出し可能であればよい。ただし、余り大きく切り 欠き袋体の開口が小さくなると、紐付袋に内容物を収納しにくくなるため、その ことを考慮して適宜設定すれば良い。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、この考案の請求項1によれば、筒状部材の底部が底部密着部で 閉じられ、上部に開口を有する袋体と、袋体の開口周縁に沿って形成され、袋体 の左右両端に袋体の前面側と後面側とに2分する切り欠き部を備えた筒状部と、 筒状部に挿入され切り欠き部から引き出し可能な環状の紐体と、筒状部の前面側 または後面側のいずれか一方または両方の左右ほぼ中央部近傍に筒状部と紐体と が密着して成る中央密着部を備えたので、袋を閉じた際の紐体の引き出し長さを 最小限にとどめることができる紐付袋を提供することが可能となる。
【0025】 また、この考案の請求項2によれば、請求項1において、環状の紐体は、一本 の紐状部材の両端部を中央密着部にて筒状部に密着されることにより形成するの で、環状の紐体を中央密着部の密着により形成することができる紐付袋を提供す ることが可能となる。
【0026】 また、この考案の請求項3によれば、請求項1または請求項2において、紐体 が帯状部材にて成るので、中央密着部での強度を高く保つことができる紐付袋を 提供することが可能となる。
【0027】 また、この考案の請求項4によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかにお いて、袋体を、炭酸カルシウムを含有したポリエチレンシート材から形成し、焼 却用ゴミ収集袋として利用するので、環境を配慮した紐付袋を提供することが可 能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の実施の形態1による紐付袋の構成
を示す図である。
【図2】 図1に示した紐付袋の右側面上部の拡大図で
ある。
【図3】 図1に示した紐付袋の製造工程を示す図であ
る。
【図4】 図1に示した紐付袋の閉じる方法を示す図で
ある。
【図5】 従来の紐付袋の構成を示す図である。
【図6】 図5に示した紐付袋の製造工程を示す図であ
る。
【図7】 図5に示した紐付袋の製造工程を示す図であ
る。
【図8】 図5に示した紐付袋の閉じた状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
13 袋体、14 底部密着部、15 開口、16,1
7 筒状部、18,19 切り欠き部、20,21 上
部密着部、22 紐体、23,24 中央密着部、25
筒状部材。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部材の底部が底部密着部で閉じら
    れ、上部に開口を有する袋体と、上記袋体の上記開口周
    縁に沿って形成され、上記袋体の左右両端に上記袋体の
    前面側と後面側とに2分する切り欠き部を備えた筒状部
    と、上記筒状部に挿入され上記切り欠き部から引き出し
    可能な環状の紐体と、上記筒状部の前面側または後面側
    のいずれか一方または両方の左右ほぼ中央部近傍に上記
    筒状部と上記紐体とが密着して成る中央密着部を備えた
    ことを特徴とする紐付袋。
  2. 【請求項2】 環状の紐体は、一本の紐状部材の両端部
    を中央密着部にて筒状部に密着されることにより形成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の紐付袋。
  3. 【請求項3】 紐体が帯状部材にて成ることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の紐付袋。
  4. 【請求項4】 袋体を、炭酸カルシウムを含有したポリ
    エチレンシート材から形成し、焼却用ゴミ収集袋として
    利用することを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の紐付袋。
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