JP3068467B2 - 移動体通信試験装置 - Google Patents

移動体通信試験装置

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JP3068467B2
JP3068467B2 JP8212725A JP21272596A JP3068467B2 JP 3068467 B2 JP3068467 B2 JP 3068467B2 JP 8212725 A JP8212725 A JP 8212725A JP 21272596 A JP21272596 A JP 21272596A JP 3068467 B2 JP3068467 B2 JP 3068467B2
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輝彦 荒木
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日本電気移動通信株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行する測定車に
搭載され、各所の電波の状態を走行しつつ測定する移動
体通信試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体通信試験を、図4を用いて
説明する。図4は、移動体通信試験装置の第一の従来例
である。1は、電界強度測定器であり、固定局の発信し
た電波を受信し測定値を出力する。2は無線機であり、
音声によって固定局との通信を行う。3は記録計であ
り、電界強度測定器1の測定値または無線機2の無線機
受信リミッタ電流値を記録紙4に記録する。
【0003】上述した従来例の動作を説明する。電界強
度測定器1は、固定局から発信された電波を受信し、電
波の電界強度を測定する。そして測定された電界強度値
は、記録計3により記録紙4に記録される。また、測定
者5は、無線機2によって固定局と通話を行い、通話の
聞き取り易さの評価であるメリット評価を行う。測定者
5は、通話地点を地図7上に記入し、評価用紙6にメリ
ット評価の結果を記入する。所定の地域での電界強度測
定が終了した後、測定者5は、記録紙4に記録されてい
る電界強度測定値を所定の測定区間毎にまとめ、この区
間の電界強度測定値の最大値、最小値および平均値を求
める。
【0004】そして、最終的な固定局が持つ通信ゾーン
の評価は、測定者5が電界強度測定値の最大値、最小値
および平均値とメリット評価結果との総合評価結果をラ
ンク分けすることで行う。同様に評価結果の記入は、測
定者5が測定地域内の地図7上にランク毎に色分けして
記入することで行っている。このように、上述した従来
の測定方法は、測定者5が全て手作業で評価を行うた
め、膨大な人的労力と時間がかかることが問題となって
いた。
【0005】そこで、電界強度測定の自動化を行う第二
の従来例である測定装置を図5に示す。図5において、
8はGPS(Global Positioning
System)であり、人工衛星を利用して測定装置を
搭載している車の位置を検出する。9は自動電界処理装
置であり、受信した電波の電界強度を周期的にサンプリ
ング測定し、測定値の平均値、中央値および分散を求め
(実開昭63−175871号参照)、この測定値およ
び算出データとGPS8の位置データとを信号として出
力する(実開平5−34586号参照)。
【0006】10はパーソナルコンピュータ(以下パソ
コンと略す)であり、地図情報を搭載しており、自動電
界処理装置9の出力した電界強度測定値と位置データと
を表示し、同時に記憶する。11はX・Yプロッタであ
り、パソコン10からのデータを図面出力する。12
は、地図であり、X・Yプロッタ11により作成され
る。13はプリンタであり、プリンタ用紙13にパソコ
ン10からのデータを印字する。
【0007】次に上述した従来例の動作を説明する。自
動電界処理装置9は、固定局から発信された電波の受信
電界強度を測定し、この測定値とGPS8で測定された
電界強度測定地点を示すデータとをパソコン10へ出力
する。パソコン10は、自動電界処理装置9から入力し
た電界強度値および位置データを表示し、同時に記憶す
る。また、測定者は無線機2により通話試験を行い、メ
リット評価を評価用紙45に記入する。
【0008】測定終了後、測定者はパソコン10を操作
し、X・Yプロッタ11により地図12上に電界強度分
布図を作成し、プリンタ14により測定データと測定デ
ータを基にパソコン10で算出した平均値、中央値およ
び分散とをプリンタ用紙13へ印字する。また、総合的
な評価は、測定者が地図12に示された電界強度分布図
と評価用紙15のメリット評価との重み付け処理を行
い、固定局を中心とした通信ゾーンを評価する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例において、固定局と通話試験を行う場合、測定装
置内の無線機の出力する電波が、固定局から発信される
電波の電界強度測定器における受信電界を抑圧するた
め、受信電界強度測定値に影響を与えるので、GPSと
電界強度測定装置を組み合わせた受信電界強度のサンプ
リング測定は、固定局との通話試験と同時に行えない問
題がある。また、固定局が発信する電波の受信電界強度
測定に対する通話試験の影響を避ける測定方法として、
2台の測定車を用い、一方の測定車が固定局の発信する
電波の受信電界強度測定を行い、他方の測定車が固定局
との通話試験を行う方法が考えられる。しかし、この方
法は、2台の測定車の全走行ルートを一致させることが
できないので、固定局からの受信電界強度測定測定と固
定局との通話試験との同一地点での測定結果が得られな
い欠点がある。
【0010】さらに、固定局からの受信電界強度測定値
のデータ処理に対して、このデータ処理を簡略化するた
めのパソコンを利用した評価は、電界強度測定値の自動
処理が行われるが、全ての測定地点における電界強度値
と算出された電界強度値の平均値とを同時に確認するこ
とができず、数値データのみでは自動処理の結果が正し
いかどうかの信頼性が十分ではないと言う問題がある。
【0011】加えて、同一測定地点の受信電界強度測定
値と通話試験とのデータ解析の方法において、受信電界
強度測定値の分布図、通話試験によるメリット評価値の
データおよび両方の測定結果の重み付けを行った総合的
評価値の自動解析が行えないため、通信ゾーンの評価地
図の作成は、第一の従来例と同様に膨大な人的労力が必
要になる。
【0012】また、固定局から発信された電波の電界強
度測定を一定時間内におけるサンプリング測定で行い、
平均値、中央値および分散を算出するため、実際の固定
局から発信された電波の電界強度値を記録したものと比
較して電界強度データに抜けが生じるので、実際の電界
強度測定値の平均値ではないと言う問題がある。
【0013】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、固定局から発信された電波の受信電界強度測定
と、固定局との通話試験とが同時に行え、測定電界強度
値とメリット試験結果との総合判定を自動的に解析で
き、簡単な操作で信頼性の高いデータが取得できる移動
体通信試験装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は
所定の測定経路に沿って移動しつつ、固定局からの電波
を受信し、通信状態を評価するための移動体通信試験装
置において、前記測定経路において測定区間を入力する
第一の入力手段と、電界強度の測定を行う測定手段と、
前記第一の入力手段により入力された前記測定区間毎に
前記測定手段の測定結果の数値演算処理を行う演算手段
と、この演算手段により算出された演算結果、前記測定
値および画像データとしての地図を表示するための表示
手段と、前記測定手段による測定値および前記演算結果
を記憶する記憶手段とを具備し、前記移動体が停止して
いることを検出し、第一の検出信号を出力する第一の検
出手段を設け、前記第一の検出信号が出力されたとき、
前記測定手段による前記測定値が前記記憶手段および前
記演算手段に供給されず、また、前記通信手段が通信状
態であることを検出し、第二の検出信号を出力する第二
の検出手段を設け、前記第二の検出信号が出力されたと
き、前記測定手段による前記測定値が前記記憶手段およ
び前記演算手段に供給されないことを特徴とする。
【0015】請求項記載の発明は、請求項1記載の移
動体通信試験装置において、前記演算手段が出力する前
記演算結果は、前記測定区間における前記測定値の平均
値、最大値および最小値であることを特徴とする。靖求
記載の発明は、請求項1記載の移動体通信試験装置
において、前記固定局と通信するための通信手段と、前
記通信手段による通信結果を入力する第二の入力手段を
具備し、前記第二の入力手段により入力された通信結果
と前記演算結果とを前記表示手段に表示することを特徴
とする。請求項記載の発明は、請求項1記載の移動体
通信試験装置において、前記表示手段が、前記第一の入
力手段により入力された前記測定区間を前記表示手段の
前記地図上に表示することを特徴とする。請求項記載
の発明は、請求項記載の移動体通信試験装置におい
て、前記第一の入力手段が、前記表示手段の表示面に当
接することでデータ入力を行うタッチペンであることを
特徴とする。請求項記載の発明は、請求項または請
求項記載の移動体通信試験装置において、前記表示装
置に当接された前記タッチペンにより入力された通話試
験の評価値と、前記演算手段で算出された前記測定区間
内における前記演算結果とから求められる結果を予め決
められた判断基準により段階評価することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる移動体通信試験装置の構成を示すブロック図であ
り、この図に示される構成要素は、移動する測定車に搭
載されている。この図において、20は電界強度測定器
であり、電界強度を測定し、この測定した電界強度値を
電圧値として出力する。21は変換部であり、電界強度
測定器20から出力された電圧値をデジタルデータに変
換する。
【0017】22は無線機であり、固定局との通話試験
のための通信を行う。23はマイクロフォンであり、音
声信号出力すると同時に通話中のとき”1”となり、通
話中でないとき”0”となる信号A1を出力する。24
は車速センサであり、測定車の移動速度を示すデータを
出力すると同時に測定車が停車中のとき”1”となり、
停車中でないとき”0”となる信号A2を出力する。2
5はオア回路であり、信号A1と信号A2との論理和を
とり出力する。
【0018】26は制御部であり、各部を制御するもの
であって、その詳細は後に説明する。27は記憶部であ
る。28はプリンターである。29は演算部であり、電
界強度測定値の最大、最小および平均値を求める。30
は変換部であり、デジタルデータをアナログデータへ変
換し、制御部26へ出力する。なお、上述した構成要素
21、25、26、27、29および30によって自動
解析制御装置32が構成されている。
【0019】31は記録計であり、変換部30から出力
される電圧値を記録する。33はナビゲーション装置で
あり、測定車の位置を測定する。34はキーボードであ
る。35は地図表示部であり、道路地図を表示する。ま
た、36はテキスト表示部であり、測定データおよび測
定場所のシリアルナンバーを表示する。また、37は、
ナビゲーション装置33の表示部であり、地図表示部3
5およびテキスト表示部36で構成されている。
【0020】次に図2は、図1における表示部37の詳
細図である。50は測定経路であり、電界強度測定を行
う経路を示している。51は、ポイントであり、電界強
度測定の開始点を示す。52は、ポイント番号であり、
測定経路50のシリアルナンバーをしめす。53は、ポ
イントであり、電界強度測定の終点を示す。54はタッ
チペンであり、表示部35の道路地図上に接触させ、ポ
イント51、53の位置情報を出力する。
【0021】55は、ポイントNO表示部であり、測定
地点のシリアルナンバーを表示する。56は、受信入力
電圧表示部であり、受信入力電圧の最大値、最小値およ
び平均値を表示する。57は、メリット評価表示部であ
り、メリット評価の評価点を表示する。58は、5段階
評価表示で、タッチペン54によりメリット評価値を入
力する。59は、マウスであり、ポイントNO表示部5
5より確認したい測定経路50のポイント番号52を選
択する。60、61は、ペンであり、記録紙62へデー
タを記入する。
【0022】次に図1および図2を参照し、図3のタイ
ミングチャートに従って、上記一実施形態の動作の説明
を行う。電界強度測定器20は、固定局の送信した信号
を受信し、この信号の電界強度を測定する。測定された
電界強度値は、電圧値として出力される。この電圧値
は、自動解析制御装置32内部の変換部21においてデ
ジタルデータに変換され、制御部26に送られる。制御
部26は、表示部37の画面内の地図表示部35におい
てタッチペン54による測定区間指示がなければ、送ら
れてきたデジタルデータを入力しない。
【0023】たとえば、時刻t1において測定者がタッ
チペン54を、ナビゲーション装置33により、リアル
タイムに道路情報が表示される地図表示部35上のポイ
ント51に接触させ、移動体通信試験の測定区間の開始
点を入力する。この地図表示部35上に開始点を入力し
た時、同時に制御部26に対して起動信号が出力され
る。電界強度測定計20は、固定局から送信された信号
の電界強度値を測定し、その測定値を出力する。
【0024】変換部21は、電界強度測定器20の出力
をデジタルデータに変換し、制御部26に出力する。そ
して、制御部26は、入力してくるデジタルデータを演
算部29に送る。演算部29は、入力してくるデジタル
データの最大値および最小値を判別し、入力してくるデ
ジタルデータの平均値を求める演算を行う。
【0025】時刻t2において、測定者がタッチペン5
1を、地図表示部35上のポイント53に接触させ、移
動体通信試験の測定区間の終了点を入力する。この入力
信号により、演算部29は、所定のデジタルデータの演
算処理が終了したことを検出し、デジタルデータの演算
処理結果として測定区間内の最大値、最小値および平均
値を時刻t3において制御部26へ出力する。制御部2
6は、演算部29から送られてきた演算処理結果である
測定値の最大値、最小値および平均値を記憶部27に転
送する。記憶部27は、送られてきた測定値の最大値、
最小値および平均値を記憶する。
【0026】同時に表示部37にも演算処理結果のデー
タは送られる。指定区間の番号は、ポイントNO表示部
55に表示され、最大値、最小値および平均値は、受信
入力電圧表示部56に表示される。演算処理結果のデー
タは、制御部26により変換部30に送られ、アナログ
データに変換される。このアナログデータは、記録計3
1に送られ、ペン60および61により記録紙62に電
界強度計測定20の電圧値と指定区間内の測定データの
平均値として記録される。以上の測定操作が繰り返さ
れ、試験がおこなわれる。
【0027】時刻t3で指定区間の終了地点の位置デー
タが入力されると、時刻t4から新しい指定区間の測定
が開始される。たとえば、時刻t5からt7の範囲おい
て、測定者が無線機22により通話試験を行うと、無線
機22の送信波が電界強度測定器20の測定値に影響を
与え、正確な電界強度の測定値の取得が期待できない。
無線機22で通信を行っている場合、マイクロフォン2
3から出力される信号A1は、”1”として出力され
る。そして、オア回路25は、信号A1とA2との論理
和をとり、出力信号として”1”を制御部26へ出力す
る。
【0028】制御部26は、オア回路25が出力信号と
して”1”を出力する限り、変換部21からのデジタル
データを入力しない。すなわち、時刻t5、t6および
t7にサンプリングした測定値が入力されないことにな
る。この時刻t5からt7までの間で、測定者は通信機
22による固定局との通話試験によりメリット評価を行
う。
【0029】評価データの入力は、タッチペン51で表
示部37のメリット評価表示部57に示される5段階評
価58のうち測定者の評価値に対応する5段階評価58
の表示マークに接触させることで行われる。時刻t8に
おいて、測定者がタッチペン51を地図画面35上の測
定経路の終結ポイントに接触させることで測定が終了
し、時刻t9において演算部29は、測定経路における
電界強度測定値の演算結果を制御部26へ出力する。
【0030】たとえば、通話試験によるメリット評価が
「5」であれば、5段階評価値表示部58に表示されて
いる「メリット5」の領域をタッチペン51で選択する
ことにより、メリット評価値「5」の入力が行われる。
また、メリット評価が「4」〜「5」であれば5段階評
価表示部58に表示されている「メリット4」と「メリ
ット5」の領域をタッチペン51で順に選択すること
で、メリット評価値の入力が行われる。このメリット評
価後、測定区間のポイント番号がキーボード34により
入力されると、地図表示部35上の測定区間50の領域
にキーボード34により入力したポイント番号52が表
示される。
【0031】制御部26は、このタッチペン51で入力
されたメリット評価のデータと、電界強度測定器20で
測定して変換部21で変換されたデジタルデータとを所
定の重み付けにより評価し、移動体通信試験の結果とし
ての総合評価値とする。制御部26は、決定された総合
評価値をデジタルデータ、メリット評価値と地図情報デ
ータと共に記憶部27に記憶させる。
【0032】記憶された各測定区間における測定データ
および総合評価値の検索は、地図表示部35の地図上の
測定区間の所定のポイント番号、またはポイントNO表
示部55の所定のポイント番号をマウス59で選択する
ことで行える。すなわち、測定者がマウス59により、
所定のポイント番号を選択することで、受信入力電圧表
示部56とメリット評価表示部57とに所定のデータお
よび評価値が表示される。
【0033】また、車速センサ24は、常時、車両が走
行中か停止中かを検出している。たとえば、時刻t10
で開始される測定区間内の試験において、時刻t11か
らt13までの期間、測定車が停止した。測定車が停止
している場合、車速センサ24から出力される信号A2
は、”1”として出力される。そして、オア回路25
は、信号A1とA2との論理和をとり、出力信号とし
て”1”を制御部26へ出力する。
【0034】制御部26は、オア回路25の出力信号と
して”1”が出力される限り、変換部21からのデジタ
ルデータは入力しない。ここで制御部26は、時刻t1
1、t12およびt13にサンプリング測定された測定
値が入力されないことになる。すなわち、制御部26
は、測定車が停止中であることが、車速センサ24で検
出される限り、電界強度測定器20の測定値を評価デー
タとして使用しない。
【0035】地図表示部35の地図上に表示できる評価
結果の分布図としては、上述したように電界強度測定値
の平均値、測定者がタッチペン51で入力したメリット
評価値または電界強度測定値の平均値とメリット評価値
との所定の重み付けによる総合評価値がある。測定者が
確認したい評価項目を表示設定することで、所定の評価
値を地図表示部35の地図上に表示することができる。
【0036】総合評価値を地図表示部35上に表示する
色は、総合評価値のランク別に対応する配色をあらかじ
め選択して、設定することで決定される。総合評価値
は、ランク別に決定された色で地図表示部35上の地図
の所定測定区間の道路領域に表示される。
【0037】移動体通信試験の終了後、記憶部27に記
憶されている移動体通信試験の総合評価値、測定値、測
定値の演算結果、メリット評価値と地図情報データとを
択一的または、組み合わせて、プリンタ28に出力する
ことができる。また、プリンタ28をカラープリンタに
することで、地図表示部上の総合評価値に対応した配色
で表示されている評価結果をカラーで出力することがで
きる。さらに、地図表示部35に表示された道路地図を
縮小して表示することが可能である。テキスト表示部3
6の各評価値の表示も、縮小された地図と同様に縮小さ
れる。
【0038】請求項の記載に関連して本発明は、さらに
つぎの様な請求項が考えられる。 (請求項10) 前記表示手段が、表示された前記地図
上に示されている前記移動体の移動経路である前記測定
区間上に、前記段階評価値を評価段階に対応する色で段
階表示することを特徴とする請求項1または請求項7記
載の移動体通信試験装置。 (請求項11) マウスを具備し、前記マウスが前記表
示手段に表示されている地図上に示されている前記測定
区間の任意の地点を選択することで、前記任意の地点の
前記測定値および前記演算結果が前記表示手段に表示さ
れることを特徴とする請求項10記載の移動体通信試験
装置。 (請求項12) 前記表示手段である表示装置に表示さ
れている前記地図の縮小操作において、前記表示手段が
前記地図の縮小と同時に縮小された前記地図に対応する
前記測定地点の番号となるように前記表示手段に表示さ
れている前記測定地点の示されている一覧表を更新する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信試験装置。 (請求項13) 前記色の段階によって表示された評価
値を印刷するカラープリンタを具備することを特徴とす
る請求項10記載の移動体通信試験装置。 (請求項14) 前記カラープリンタが、前記一覧表を
前記表示手段に表示されている前記地図および前記段階
評価値と同時に印刷することを特徴とする請求項12ま
たは請求項13記載の移動体通信試験装置。 (請求項15) 前記測定値および前記平均値を記録す
る記録計を具備することを特徴とする請求項1記載の移
動体通信試験装置。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば所定の測定経
路に沿って移動しつつ、固定局からの電波を受信し、通
信状態を評価するための移動体通信試験装置において、
前記測定経路において測定区間を入力する第一の入力手
段と、電界強度の測定を行う測定手段と、前記第一の入
力手段により入力された前記測定区間毎に前記測定手段
の測定結果の数値演算処理を行う演算手段と、この演算
手段により算出された演算結果、前記測定値および画像
データとしての地図を表示するための表示手段と、前記
測定手段による測定値および前記演算結果を記憶する記
憶手段とを具備し、前記移動体が停止していることを検
出し、第一の検出信号を出力する第一の検出手段を設
け、前記第一の検出信号が出力されたとき、前記測定手
段による前記測定値が前記記憶手段および前記演算手段
に供給されず、また、前記通信手段が通信状態であるこ
とを検出し、第二の検出信号を出力する第二の検出手段
を設け、前記第二の検出信号が出力されたとき、前記測
定手段による前記測定値が前記記憶手段および前記演算
手段に供給されないため、前記測定値の自動解析、前記
測定値の結果表示、測定区間の入力および測定値の数値
演算結果による通信ゾーン評価のデータ作成が、同時に
連続してでき、また、常に測定地点の測定値および前記
測定区間の測定値の前記演算手段による演算結果との比
較が行え、測定終了後の計算を行わずに評価が可能とな
り、さらに、測定経路内の移動時の正確な前記測定値が
得られ、加えて、前記測定区間内で通話試験を行いなが
ら前記測定手段により測定を続けることが可能となる
果がある。
【0040】請求項記載の発明によれば、請求項1記
載の移動体通信試験装置において、前記演算手段が出力
する前記演算結果は、前記測定区間における前記測定値
の平均値、最大値および最小値であるため、異常データ
が測定結果として出力された場合、通信ゾーン試験中に
異常を確認することができる。靖求項記載の発明によ
れば、請求項1記載の移動体通信試験装置において、前
記固定局と通信するための通信手段と、前記通信手段に
よる通信結果を入力する第二の入力手段を具備し、前記
第二の入力手段により入力された通信結果と前記演算結
果とを前記表示手段に表示するため、リアルタイムに評
価結果を確認できるので、誤データを入力した場合に対
処が可能となる効果がある。請求項記載の発明によれ
、請求項1記載の移動体通信試験装置において、前記
表示手段が、前記第一の入力手段により入力された前記
測定区間を前記表示手段の前記地図上に表示するため、
現在の測定区間確認が容易となり、測定区間の設定が
容易となる。請求項記載の発明によれば、請求項
載の移動体通信試験装置において、前記第一の入力手段
が、前記表示手段の表示面に当接することでデータ入力
を行うタッチペンであるため、前記地図上における測定
区間を前記地図上で直接入力できるので正確に設定する
ことができる効果がある。請求項記載の発明によれ
、請求項または請求項記載の移動体通信試験装置
において、前記表示装置に当接された前記タッチペンに
より入力された通話試験の評価値と、前記演算手段で算
出された前記測定区間内における前記演算結果とから求
められる結果を予め決められた判断基準により段階評価
するため、実際の移動体通信の使用に即した通信ゾーン
判定の試験が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による移動体通信試験装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による移動体通信試験装
置の動作におけるタイミングチャートである。
【図3】 本発明の一実施形態による移動体通信試験装
置の表示部の詳細図である。
【図4】 従来の移動体通信試験装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 他の従来の移動体通信試験装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1、20 電界強度測定器 2、22 無線機 3、31 記録計 4、62 記録紙 5 測定者 6、15 評価用紙 7、12 地図 8 GPS 9 自動電界処理装置 10 パソコン 11 X・Yプロッタ 13 プリンタ用紙 14、28 プリンタ 21、30 変換部 23 マイクロフォン 24 車速センサ 25 オア回路 26 制御部 27 記録部 29 演算部 32 自動解析制御装置 33 ナビゲーション装置 34 キーボード 35 地図表示部 36 テキスト表示部 37 表示部 50 測定経路 51、53 ポイント 52 ポイント番号 54 タッチペン 55 ポイントNO表示部 56 受信入力電圧表示部 57 メリット評価表示部 58 5段階評価表示部 59 マウス 60、61 ペン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 17/00 G01R 29/08 H04B 7/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の測定経路に沿って移動しつつ、固
    定局からの電波を受信し、通信状態を評価するための移
    動体通信試験装置において、 前記測定経路において測定区間を入力する第一の入力手
    段と、 電界強度の測定を行う測定手段と、 前記第一の入力手段により入力された前記測定区間毎に
    前記測定手段の測定結果の数値演算処理を行う演算手段
    と、 この演算手段により算出された演算結果、前記測定値お
    よび画像データとしての地図を表示するための表示手段
    と、前記測定手段による測定値および前記演算結果を記憶す
    る記憶手段と を具備し、 前記移動体が停止していることを検出し、第一の検出信
    号を出力する第一の検出手段を設け、前記第一の検出信
    号が出力されたとき、前記測定手段による前記測定値が
    前記記憶手段および前記演算手段に供給されず、また、
    前記通信手段が通信状態であることを検出し、第二の検
    出信号を出力する第二の検出手段を設け、前記第二の検
    出信号が出力されたとき、前記測定手段による前記測定
    値が前記記憶手段および前記演算手段に供給されない
    とを特徴とする移動体通信試験装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段が出力する前記演算結果
    は、前記測定区間における前記測定値の平均値、最大値
    および最小値であることを特徴とする請求項1記載の移
    動体通信試験装置。
  3. 【請求項3】 前記固定局と通信するための通信手段
    と、前記通信手段による通信結果を入力する第二の入力
    手段を具備し、前記第二の入力手段により入力された通
    信結果と前記演算結果とを前記表示手段に表示すること
    を特徴とする請求項1記載の移動体通信試験装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段が、前記第一の入力手段に
    より入力された前記測定区間を前記表示手段の前記地図
    上に表示することを特徴とする請求項1記載の移動体通
    信試験装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の入力手段が、前記表示手段の
    表示面に当接することでデータ入力を行うタッチペンで
    あることを特徴とする請求項記載の移動体通信試験装
    置。
  6. 【請求項6】 前記表示装置に当接された前記タッチペ
    ンにより入力された通話試験の評価値と、前記演算手段
    で算出された前記測定区間内における前記演算結果とか
    ら求められる結果を予め決められた判断基準により段階
    評価することを特徴とする請求項または請求項記載
    の移動体通信試験装置。
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