JP2010221953A - 電波状況計測装置および電波状況計測方法 - Google Patents

電波状況計測装置および電波状況計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体上で計測を行う場合でも、正確に計測位置を特定することが可能な電波状況計測装置および電波状況計測方法を提供する。
【解決手段】電波記録処理手段205bは、受信部100の測定サンプルを、時計手段205aの測定時刻に対応付けて測定データ204bとして記憶部204に記録する。また、経路設定処理手段205cは、操作部203を通じてオペレータが地図上で指定した位置とこれに対応する存在時刻とを対応付けて経路データ204cとして記憶部204に記録する。そして、計測位置推定処理手段205dは、経路データ204cから移動速度を推定して、測定データ204bの測定サンプルの測定位置を推定して、この推定結果を表示処理手段205eが地図上に表示するようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば電車などの移動体で電波状況を測定するのに用いられる電波状況計測装置に関する。
周知のように、携帯端末向けに、映像や音声の放送が行われているが、特に市街地などにおいては場所により電波環境が異なり、受信状況の悪いところではなんらかの対策が必要である。また対策を講じるためには、受信環境の悪い場所を正確に特定することが肝要である。
ところで、上記の放送は、電車などの移動体でも受信可能であるが、市街地で運行される電車の場合、移動に伴って刻々と受信状況が変動する。このため、走行する移動体上で受信状況の計測を行えば効率的であるが、計測した位置を走行する車内で正確に特定することは難しい。これに対して従来は、GPS(Global Positioning System)を用いた位置計測(例えば、特許文献1)が考えられるが、大がかりな準備が必要とされるという問題がある。
なお、この問題は、携帯端末や移動体に向けた放送の受信状況の測定に限らず、携帯電話システムなどの通信システムでも同様に存在する。
特開2007−284013公報
従来の電波状況計測装置では、移動体上で計測を行う場合、正確に計測位置を特定することが困難であるという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、移動体上で計測を行う場合でも、正確に計測位置を特定することが可能な電波状況計測装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、電波を測定した測定サンプルと、測定時刻を対応付けて記憶するサンプル記憶手段と、測定を開始した開始位置の座標と、測定を終了した終了位置の座標とに基づいて、移動経路の座標を検出する経路検出手段と、開始位置の座標と終了位置の座標とから移動距離を求め、この移動距離と、測定を開始した開始時刻と、測定を終了した終了時刻とに基づいて、移動速度を検出する速度検出手段と、開始時刻または終了時刻と、測定時刻と、移動経路の座標と、移動速度とに基づいて、測定サンプルを得た測定位置を特定する位置検出手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、測定を開始した開始位置の座標と、測定を終了した終了位置の座標と、測定の開始時刻と、終了時刻とに基づいて、移動経路の座標と移動速度を求め、測定の開始時刻または終了時刻と、測定時刻と、移動経路の座標と、移動速度とに基づいて、測定サンプルを得た測定位置を特定するようにしている。
したがって、この発明によれば、移動体上で計測を行う場合でも、正確に計測位置を特定することが可能な電波状況計測装置および電波状況計測方法を提供できる。
この発明に係わる電波状況計測装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。 図1に示した電波状況計測装置の測定処理を説明するためのフローチャート。 図1に示した電波状況計測装置の経路入力処理を説明するためのフローチャート。 図3に示した経路入力処理の入力例を示す図。 図1に示した電波状況計測装置の計測位置推定処理を説明するためのフローチャート。 図5に示した計測位置推定処理で求められる運行距離を説明するための図。 図1に示した電波状況計測装置の表示処理を説明するためのフローチャート。 図7に示した表示処理で表示される画像の一例を示す図。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる電波状況計測装置の構成を示すものである。この図に示すように、電波状況計測装置は、受信部100と計測装置200とを備え、オペレータが測定対象となる移動体内に持ち込み、移動体内における電波状況を測定することができる。
受信部100は、地上の送信所BSや人工衛星STから送信される放送信号を受信し、所定の周期で、受信電力レベルおよび受信信号品質を測定する。以下では、受信部100によって得られる測定結果を測定サンプルと称する。受信信号品質の一例としては、PER(Packet Error Rate)やBER(Bit Error Ratio)がある。すなわち、受信部100は、受信した信号を復号し、正常にデータが復元できた度合いを検出する機能を備える。その他、マルチパスの状況を計測するようにしてもよい。
計測装置200は、受信部100で得た測定サンプルを記憶するとともに、この測定サンプルに基づく情報を地図上に表示する機能を備えるものであって、例えばパーソナルコンピュータなどを用いて実現することが可能である。計測装置200は、インタフェース201と、表示部202と、操作部203と、記憶部204と、制御部205とを備えている。
インタフェース201は、受信部100を接続するためのインタフェースであって、受信部100から測定結果を取得し、制御部205に出力する。
表示部202は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを用いた表示手段であって、制御部205の制御に基づいて動作し、文字や画像など種々の情報を表示する。
操作部203は、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスなど、オペレータからの要求を受け付ける入力デバイスであって、オペレータから要求を受け付けて、この要求を制御部205に伝達する。
記憶部204は、半導体メモリやハードディスクドライブを用いた記憶装置であって、制御部205の制御プログラムや制御データを記憶するとともに、地図データ204aと、測定データ204bと、経路データ204cと、位置対応測定データ204dとを記憶する。
地図データ204aは、緯度・経度情報などの位置情報と、地図の描画データを対応付けた地図データである。
測定データ204bは、受信部100が得た測定サンプルと測定時刻を対応付けたデータである。
経路データ204cは、後述する経路入力処理によって、オペレータによって設定された移動経路(出発駅の位置情報、出発時刻、経由地点の位置情報、到着駅の位置情報、到着時刻)のデータである。
位置対応測定データ204dは、後述する計測位置推定処理によって推定された測定サンプルの計測位置と、測定サンプルを対応付けたデータである。
制御部205は、マイクロプロセッサを備え、当該電波状況計測装置の各部を統括して制御するものであって、時計手段205aと、電波記録処理手段205bと、経路設定処理手段205cと、計測位置推定処理手段205dと、表示処理手段205eとを備える。これらの手段は、上記マイクロプロセッサが記憶部204に記憶された制御プログラムや制御データにしたがって動作することにより実現する。
時計手段205aは、現在時刻を計時するものである。
電波記録処理手段205bは、後述する測定処理を実行して、受信部100が得た計測サンプルを、測定時刻に対応付けて、測定データ204bとして、記憶部204に記録するものである。詳細については、後述する。
経路設定処理手段205cは、後述する経路入力処理を実行して、オペレータが操作部203を通じて入力した移動経路の情報を受け付け、経路データ204cとして、記憶部204に記録するものである。詳細については、後述する。
計測位置推定処理手段205dは、後述する計測位置推定処理を実行して、経路データ204cと測定データ204bに基づいて、計測サンプルを得た位置を推定し、この推定した位置の情報と、計測サンプルとを対応付けて位置対応測定データ204dとして、記憶部204に記録するものである。詳細については、後述する。
表示処理手段205eは、後述する表示処理を実行して、位置対応測定データ204dに基づいて、測定サンプルに基づく情報を地図に重ねて表示部202に表示するものである。詳細については、後述する。
次に、上記構成の電波状況計測装置の動作について説明する。
まず、受信部100が得た計測サンプルを記録する処理、すなわち電波状況の計測結果を収集する測定処理について説明する。この測定処理は、電波記録処理手段205bが、図2に示すような処理を実施することにより実現するものであって、操作部203を通じてオペレータから所定の要求が為されると開始される。
ステップ2aにおいて電波記録処理手段205bは、インタフェース201を通じて、受信部100に電力を供給して起動し、ステップ2bに移行する。受信部100が、電力が供給されると、受信電力レベルおよび受信信号品質の測定を周期的に実施し、これらの測定結果を出力する。
ステップ2bにおいて電波記録処理手段205bは、インタフェース201を通じて、受信部100の測定結果を取得し、ステップ2cに移行する。
ステップ2cにおいて電波記録処理手段205bは、ステップ2bで取得した測定結果と、時計手段205aが計時する現在時刻とを対応付けて、測定データ204bとして記憶部204に記録し、ステップ2dに移行する。
ステップ2dにおいて電波記録処理手段205bは、操作部203を通じてオペレータから測定を終了する操作が為されたか否かを判定する。ここで、測定終了の操作が為された場合には、ステップ2eに移行し、一方、上記操作が為されない場合には、ステップ2bに移行して、測定と記録を継続する。
ステップ2eにおいて電波記録処理手段205bは、受信部100への電力供給を停止し、当該処理を終了する。
このような測定処理により、受信部100の測定結果は、計測時刻に対応付けられて、測定データ204bとして記憶部204に記録され、電波状況の計測結果が収集される。
次に、オペレータから移動経路の入力を受け付ける経路入力処理について説明する。この経路入力処理は、経路設定処理手段205cが、図3に示すような処理を実施することにより実現するものであって、操作部203を通じてオペレータから所定の要求が為されると開始される。説明を簡明にするために、図4に例を挙げて説明する。なお、この処理は、図2に示した処理と並行して行うようにしてもよい。
ステップ3aにおいて経路設定処理手段205cは、記憶部204から、操作部203を通じて指示される地域の地図データ204aを読み出し、この読み出した地図データ204aに基づいて、表示部202に地図を表示し、ステップ3bに移行する。これにより、表示部202には、図4に示すような駅と線路を含む地図が表示される。
ステップ3bにおいて経路設定処理手段205cは、記録モード1を実行する。すなわち、オペレータから操作部203を通じて、出発駅(図4のA駅)の位置(緯度と経度)と出発時刻の入力を受け付け、これらの情報を対応付けて、経路データ204cとして記憶部204に記録し、ステップ3cに移行する。
なお、出発駅(A駅)の位置は、オペレータが操作部203のマウスを操作して、表示している地図上のA駅にマウスカーソルを移動させて、クリック操作するなどして位置を指定(ポイント設定操作)し、これを経路設定処理手段205cが検出して、クリック操作された際のマウスカーソルの位置に対応する緯度および経度を、地図データ204aを参照して検出する。出発時刻は、操作部203を通じて、数字入力により受け付けてもよいし、リアルタイムに処理を実行する行う場合には、クリックした時の時刻を時計手段205aから取得して、記録するようにしてもよい。
ステップ3cにおいて経路設定処理手段205cは、記録モード2を実行する。すなわち、オペレータから操作部203を通じて、経由地点(進行方向が変化する位置)の入力を受け付け、ステップ3dに移行する。この入力操作は、必要に応じて、複数回実行される。
なお、経由地点の位置は、オペレータが操作部203のマウスを操作して、表示している地図上の線路上にマウスカーソルを移動させて、クリック操作するなどして位置を指定(ポイント設定操作)し、これを経路設定処理手段205cが検出して、クリック操作された際のマウスカーソルの位置に対応する緯度および経度を、地図データ204aを参照して検出する。経由時刻は、操作部203を通じて、数字入力により受け付けてもよいし、リアルタイムに処理を実行する行う場合には、クリックした時の時刻を時計手段205aから取得して、記録するようにしてもよい。
ステップ3dにおいて経路設定処理手段205cは、記録モード3を実行する。すなわち、オペレータから操作部203を通じて、到着駅(B駅)の位置(緯度と経度)と到着時刻の入力を受け付け、これらの情報を対応付けて、経路データ204cとして記憶部204に記録し、ステップ3eに移行する。
なお、到着駅(B駅)の位置は、オペレータが操作部203のマウスを操作して、表示している地図上の駅にマウスカーソルを移動させて、クリック操作するなどして位置を指定(ポイント設定操作)し、これを経路設定処理手段205cが検出して、クリック操作された際のマウスカーソルの位置に対応する緯度および経度を、地図データ204aを参照して検出する。到着時刻は、操作部203を通じて、数字入力により受け付けてもよいし、リアルタイムに処理を実行する行う場合には、クリックした時の時刻を時計手段205aから取得して、記録するようにしてもよい。
ステップ3eにおいて経路設定処理手段205cは、操作部203を通じてオペレータから経路入力を終了する操作が為されたか否かを判定する。ここで、経路入力を終了する操作が為された場合には、当該処理を終了し、一方、上記操作が為されない場合には、ステップ3fに移行する。
ステップ3fにおいて経路設定処理手段205cは、操作部203を通じてオペレータから出発駅(B駅)を設定する操作が為されたか否かを判定する。ここで、例えばB駅を出発駅に設定する操作が為された場合には、ステップ3bに移行して、上述した経路の入力を継続し、一方、上記操作が為されない場合には、ステップ3eに移行する。
以上のような処理が必要に応じて繰り返されることで、出発駅、経由地点、到着駅の入力が行われる。
次に、受信部100が得た計測サンプルの計測位置を推定する計測位置推定処理について説明する。この計測位置推定処理は、計測位置推定処理手段205dが、図5に示すような処理を実施することにより実現するものであって、図3に示した処理が終了すると開始される。
ステップ5aにおいて計測位置推定処理手段205dは、経路データ204cから、出発駅の位置情報と到着駅の位置情報をそれぞれ読み出し、ステップ5bに移行する。
ステップ5bにおいて計測位置推定処理手段205dは、経路データ204cを参照し、ステップ5aで読み出した出発駅と到着駅の間に、経由地点が設定されているか否かを判定する。ここで経由地点が設定されている場合には、ステップ5dに移行し、一方、経由地点が設定されていない場合には、ステップ5cに移行する。
ステップ5cにおいて計測位置推定処理手段205dは、図6(a)に示すように、ステップ5aで読み出した出発駅の位置情報と到着駅の位置情報から、これらを結ぶ線分を運行経路としてその位置情報を検出するとともに、出発駅から到着駅までの直線距離を運行距離として求め、ステップ5eに移行する。
ステップ5dにおいて計測位置推定処理手段205dは、経路データ204cから、出発駅と到着駅との間の経由地点の位置情報を読み出し、この経由地点を介した出発駅から到着駅までを結ぶ複数の線分を運行経路として検出するとともに、これらの線分の合計を運行距離として求め、ステップ5eに移行する。複数の経由地点が存在する場合には、経由地点間についても、同様の処理を実施する。
ステップ5eにおいて計測位置推定処理手段205dは、ステップ5cあるいはステップ5dで求めた運行距離を一定速度で移動したものと見なして、所要時間からこの区間の移動平均速度を検出し、ステップ5fに移行する。より具体的には、計測位置推定処理手段205dは、以下のような演算を行う。すなわち、経路データ204cに基づいて、出発駅に対応付けた時刻と到着駅に対応付けた時刻との時差から上記所要時間を求めるとともに、この所要時間と上記運行距離とから移動平均速度を求める。
ステップ5fにおいて計測位置推定処理手段205dは、記憶部204の測定データ204bから、測定サンプルと測定時刻を1つ読み読み出し、ステップ5gに移行する。
ステップ5gにおいて計測位置推定処理手段205dは、ステップ5eで求めた移動平均速度と、出発駅の出発時刻(あるいは到着駅の到着時刻)と、測定データ204bとに基づいて、ステップ5cまたはステップ5dで検出した運行経路上に、上記測定サンプルを得た位置(計測位置)の位置情報を求め、ステップ5hに移行する。
ステップ5hにおいて計測位置推定処理手段205dは、ステップ5gで求めた位置情報と、上記測定サンプルを対応付けて、位置対応測定データ204dとして記憶部204に記録し、ステップ5iに移行する。
ステップ5iにおいて計測位置推定処理手段205dは、出発時刻から到着時刻までの間に測定された測定サンプルのうち、ステップ5f〜5iまでの処理が行われていない測定サンプルがあるか否か、すなわち、計測位置が推定されていない測定サンプルがあるか否かを判定する。ここで、計測位置が推定されていない測定サンプルがある場合には、ステップ5fに移行して、残るサンプルについて測定位置を推定し、すべての測定サンプルについて測定位置を推定した場合には、ステップ5jに移行する。
ステップ5jにおいて計測位置推定処理手段205dは、経路データ204cを参照し、次の区間のデータが存在するか否かを判定する。すなわち、この時点までの処理で到着駅としていた駅を出発駅とするデータが存在するか否かを判定する。ここで、次の区間のデータが存在する場合には、ステップ5aに移行して、次の区間について上述した処理を実行し、一方、次の区間のデータが存在しない場合には、当該処理を終了する。
次に、測定サンプルに基づく情報を地図に重ねて表示部202に表示する表示処理について説明する。この表示処理は、表示処理手段205eが、図7に示すような処理を実施することにより実現するものであって、操作部203を通じてオペレータから所定の要求が為されると開始される。説明を簡明にするために、図8に表示例を挙げて説明する。
ステップ7aにおいて表示処理手段205eは、記憶部204から地図データ204aを読み出し、ステップ7bに移行する。
ステップ7bにおいて表示処理手段205eは、ステップ7aで読み出した地図データ204aに含まれる描画データに基づいて、表示部202に地図を表示し、ステップ7cに移行する。
ステップ7cにおいて表示処理手段205eは、位置対応測定データ204dを参照し、特異な特性を示す測定サンプルを検出し、ステップ7dに移行する。ここで、特異な特性を示す測定サンプルとは、例えば受信電力レベルが予め設定した閾値よりも低い測定サンプルや、受信信号品質が予め設定した閾値よりも低い測定サンプル、あるいは受信電力レベルが予め設定した閾値より高いにも関わらず、受信信号品質が予め設定した閾値よりも低い測定サンプルなどが考えられる。なお、これらの特性条件は、オペレータが操作部203を通じて入力し、これを受け付けた表示処理手段205eが、上記特性条件を満たす測定サンプルを検出するようにしてもよい。
ステップ7dにおいて表示処理手段205eは、ステップ7cで検出した測定サンプルに対応付けられた位置情報を、位置対応測定データ204dから検出し、ステップ7eに移行する。
ステップ7eにおいて表示処理手段205eは、例えば図8に示すように、経路データ204cに基づいて、出発駅や到着駅に対応付けて、出発時刻や到着時刻の情報を地図上に表示するとともに、ステップ7dで検出した位置に、ステップ7cの検出条件に関連する情報を表示し、当該処理を終了する。
以上のように、上記構成の電波状況計測装置では、測定サンプルを測定時刻に対応付けて記憶しておくとともに、オペレータが地図上で指定した位置とこれに対応する存在時刻とを対応付けて記憶し、移動速度を推定して、上記測定サンプルの測定位置を推定して、地図上に表示するようにしている。
したがって、上記構成の電波状況計測装置によれば、GPS測位を行わなくても、移動体上で測定した測定サンプルの測定位置を正確にオペレータに示すことができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
その一例として例えば、上記実施の形態では、予め設定した条件を満たす特異な測定結果だけを検出して、地図上で可視化するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、オペレータが操作部203のマウスを操作して、マウスポインタを移動させると、このマウスポインタが指し示す位置を制御部205が検出して、この位置に対応する座標に対応付けられた測定サンプルを位置対応測定データ204dから検出し、このサンプルの情報を地図上に表示するようにしてもよい。
また加速度センサをさらに備え、受信部100の測定に並行して、この加速度センサが加速度をリアルタイムに検出して、加速度サンプルとして検出した時刻情報と対応付けて、記憶部204に保存する。そして、この加速度サンプルに基づいて、ステップ5eで求めた移動平均速度を補正し、この補正した移動速度に基づいて、測定サンプルの測定位置をステップ5gで特定するようにしてもよい。このように加速度センサを併用することで、より高精度に測定位置を特定することができる。
また上記実施の形態では、移動体の一例として、比較的安定した走行が行われる電車を例に挙げて説明したが、道路(例えば、高速道路)上を走る自動車に適用することも可能である。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
100…受信部、200…計測装置、201…インタフェース、202…表示部、203…操作部、204d…位置対応測定データ、204a…地図データ、204b…測定データ、204c…経路データ、204…記憶部、205…制御部、205a…時計手段、205b…電波記録処理手段、205c…経路設定処理手段、205d…計測位置推定処理手段、205e…表示処理手段、BS…送信所、ST…人工衛星。

Claims (10)

  1. 電波を測定した測定サンプルと、測定時刻を対応付けて記憶するサンプル記憶手段と、
    測定を開始した開始位置の座標と、測定を終了した終了位置の座標とに基づいて、移動経路の座標を検出する経路検出手段と、
    前記開始位置の座標と前記終了位置の座標とから移動距離を求め、この移動距離と、測定を開始した開始時刻と、測定を終了した終了時刻とに基づいて、移動速度を検出する速度検出手段と、
    前記開始時刻または前記終了時刻と、前記測定時刻と、前記移動経路の座標と、前記移動速度とに基づいて、前記測定サンプルを得た測定位置を特定する位置検出手段とを具備することを特徴とする電波状況計測装置。
  2. さらに、座標情報を備えた地図データを記憶する地図記憶手段と、
    前記地図データに基づいて地図を表示するとともに、この表示した地図上に、前記座標情報に基づいて前記測定位置を示す表示を行う表示手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  3. さらに、座標情報を備えた地図データを記憶する地図記憶手段と、
    前記地図データに基づいて地図を表示する表示手段と、
    前記開始位置の座標と前記終了位置の座標を、前記表示手段が表示した地図上で指定された位置で受け付ける座標入力手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  4. さらに、座標情報を備えた地図データを記憶する地図記憶手段と、
    前記地図データに基づいて地図を表示する表示手段と、
    前記開始位置と前記終了位置の間の経由地の座標を、前記表示手段が表示した地図上で指定された位置で受け付ける座標入力手段とを備え、
    前記経路検出手段は、前記開始位置の座標と、前記経由地の座標と、前記終了位置の座標とに基づいて、移動経路の座標を検出し、
    前記経路検出手段は、前記開始位置の座標と、前記経由地の座標と、前記終了位置の座標とから移動距離を求め、この移動距離と、前記開始時刻と、前記終了時刻とに基づいて、移動速度を検出することを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  5. さらに、前記サンプル記憶手段が記憶する測定サンプルのうち、特異な特性を示す測定サンプルを検出する特異サンプル検出手段を備え、
    前記位置検出手段は、前記開始時刻または前記終了時刻と、前記測定時刻と、前記移動経路の座標と、前記移動速度とに基づいて、前記特異サンプル検出手段が検出した測定サンプルの測定位置を特定することを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  6. さらに、加速度を測定した加速度サンプルと、測定時刻を対応付けて記憶する加速度サンプル記憶手段を備え、
    前記速度検出手段は、前記開始位置の座標と前記終了位置の座標とから移動距離を求め、この移動距離と、測定を開始した開始時刻と、測定を終了した終了時刻と、前記加速度サンプル記憶手段が記憶する情報とに基づいて、移動速度を検出することを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  7. さらに、電波を受信して、その受信電力レベルを検出する受信電力レベル検出手段を備え、
    前記サンプル記憶手段は、前記受信電力レベルを前記測定サンプルとして、測定時刻と対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  8. さらに、電波を受信して、受信データを復号し、その誤り率を検出する受信品質検出手段を備え、
    前記サンプル記憶手段は、前記誤り率を前記測定サンプルとして、測定時刻と対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  9. さらに、電波を受信して、送信源までのマルチパスの状況を計測するマルチパス計測手段を備え、
    前記サンプル記憶手段は、前記マルチパス計測手段の計測結果を前記測定サンプルとして、測定時刻と対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の電波状況計測装置。
  10. 電波を測定した測定サンプルと、測定時刻を対応付けて記憶するサンプル記憶工程と、
    測定を開始した開始位置の座標と、測定を終了した終了位置の座標とに基づいて、移動経路の座標を検出する経路検出工程と、
    前記開始位置の座標と前記終了位置の座標とから移動距離を求め、この移動距離と、測定を開始した開始時刻と、測定を終了した終了時刻とに基づいて、移動速度を検出する速度検出工程と、
    前記開始時刻または前記終了時刻と、前記測定時刻と、前記移動経路の座標と、前記移動速度とに基づいて、前記測定サンプルを得た測定位置を特定する位置検出工程とを具備することを特徴とする電波状況計測方法。
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