JP3068266U - ショックアブソ―バ - Google Patents

ショックアブソ―バ

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JP3068266U
JP3068266U JP1999007865U JP786599U JP3068266U JP 3068266 U JP3068266 U JP 3068266U JP 1999007865 U JP1999007865 U JP 1999007865U JP 786599 U JP786599 U JP 786599U JP 3068266 U JP3068266 U JP 3068266U
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JP
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piston
compression chamber
shock absorber
pressure
tube
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ヨラム・ガイ
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Tenneco Automotive Inc
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Tenneco Automotive Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量の軽減並びに熱放散の改良を行うことが
できるショックアブソーバの提供。 【解決手段】 ショックアブソーバ100は、一体の圧
力管106とロッドガイド106とを有する。アルミニ
ウムから製造されたこれら2つの部品の一体化によって
圧力管104とアルミニウム貯蔵管との間の軸線方向の
熱膨張差を無くすためにアルミニウムの圧力管を使用す
ることができる。これら2つの部品にアルミニウムを使
用することによって、重量を低減し、ショックアブソー
バ100の熱放散を改良することができる。さらに、ア
ルミニウムの圧力管と一体的なロッドガイドを製造する
ことによって、さらに重量の低減が実現される。これら
の部品の他の利点は、漏れ通路を無くし、一体の圧力管
及びロッドガイドの製造のための衝撃押出しまたは半固
体形成のような“ニアネット形状”製造方法を使用する
機会及び組立動作の制限を含む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車の懸架装置または機械的衝撃を受ける機械に関する。さらに 詳細には、本考案の圧力管とアルミニウム本体との間の軸線方向の熱膨張差を無 くす入れ子式ダンパ(ショックアブソーバ)の一体のアルミニウム圧力管及びロ ッドガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
ショックアブソーバのような液圧ダンパは、自動車の作動中に生じる望ましく ない振動を吸収するために自動車の懸架装置と関連して使用される。望ましくな い振動は、自動車のスプラング部分(すなわち、車体)とアンスプラング部分( すなわち、サスペンション)との間に接続されているショックアブソーバによっ て緩衝される。ピストン組立体は、ショックアブソーバの圧縮室内に配置され、 ピストンロッドを通して車の本体に接続されている。ピストン組立体は、ショッ クアブソーバが圧縮され伸びるとき、圧縮室内で緩衝流体の流れを制限すること ができる弁構造を有する。このように、ショックアブソーバは、サスペンション と車体との間に伝達される振動を円滑にするか、または緩衝する力を発生するこ とができる。
【0003】 ピストンロッド組立体12と、圧力管組立体14と、リザーブ管16を有する 従来技術の二重管ショックアブソーバ10が図1に示されている。ピストンロッ ド組立体12は、一端に圧力管組立体14内に配置され、車に接続される圧力管 組立体14から外側に出るアダプタ20を有するピストンロッド18を有する。 ピストンロッド18の反対側は、圧力管組立体14内に摺動可能に受けられたピ ストン弁22に取り付けられている。圧力管組立体14は一端に配置されたロッ ドガイド26と、他端に配置されたベース弁28とを有する。ロッドガイド26 は、ピストンロッド18を摺動可能に受け、ピストンロッド18を密封するよう にロッドガイド26とピストンロッド18との間に配置されたピストンロッド軸 受30を有する。ベース弁28は、圧力管24によって定義された圧縮室31と 貯蔵管16によって画定された貯蔵室32との間の液体の流れを制御する。貯蔵 管16は、管16を車に接続することを容易にする管継手34を有する。
【0004】 ショックアブソーバ10の緩衝特性は、ピストン弁22とベース弁28のオリ フィスによって制御され、これらの弁は、ピストン弁22の一方の側から他方に 、圧縮室31から貯蔵室32への流体の通過を調整する。ピストン弁22の一方 の側にのみピストンロッド18が存在することによって、圧縮行程で移動する液 圧流体の量は、リバウンド行程で移動する液圧流体の量と異なる。容量のこの差 は、ロッド容量と称され、ベース弁28及び貯蔵室32によって補償される。液 圧流体のロッド容量は、圧縮行程の間、ベース弁28を通って貯蔵室32に圧縮 室からでるように圧縮される。リバウンド行程の間、液圧流体のロッド容量は、 ベース弁28を通って圧縮室31に入る。
【0005】 圧力管24内のピストンロッド18及びピストン弁22の前後への移動によっ て、それに対応してオイルのロッド容量をベース弁28を通って貯蔵室32にお いて調整することができる。よって貯蔵室32の液圧流体の一部のみしか有効に 活用されない。貯蔵室32内の液圧流体の残りの部分は比較的に静止している。 ベース弁28とピストン弁22を通る液圧流体の迅速な交換並びにピストン弁2 2と圧力管24との間の摩擦及びピストンロッド18とロッドガイド26との間 の摩擦は、長い作動条件の間に望ましくない熱を発生する。
【0006】 車の緩衝摩擦を提供しながら、発生した熱を吸収することに加えて、ショック アブソーバ10は、冬季の厳しい低温から夏季の極端な高温までの広い温度範囲 にわたって作動されることが要求される。従来技術のショックアブソーバは、圧 力管24と貯蔵管16について鋼を使用して製造される。鋼はこれらの部品につ いて許容できる材料であることが証明されているが、アルミニウムから製造され た管も重量の軽減並びに熱放散の改良を行う。もし通常圧力管24が鋼から製造 され、貯蔵管16がアルミニウムから製造される場合には、必要な極端な温度で 作動するとき、相対的な熱膨張差は、ショックアブソーバに問題を呈する。特に 、予め負荷された圧力管の極端な低温または圧力の損失によって生じる構造的な 損失が生じ、極端な高温で密封が生じる。同様な問題は、もし圧力管24がアル ミニウムから製造され、ロッドガイド26が鋼から製造された場合に生じる。
【0007】 従って、アルミニウム管を有するショックアブソーバの連続的な開発は、2つ の異なる材料の間の熱膨張差に関する問題を無くすことができる方法及び部品の 開発を含む。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一体または1つの部品の圧力管及びロッドガイドを組み込んだショ ックアブソーバを備えた従来技術を提供する。これらの2つの部品を1つの部品 に一体化することによって、2つの異なる部品の間の熱膨張差に関する問題は無 くされる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。 数枚の図面を通して、参照符号が同様のまたは対応する部品を指定する図面を 参照すると、参照符号100を指定して本発明による独特の柔軟なシリンダ端部 組立体を組み込んだショックアブソーバが図2に示されている。ショックアブソ ーバ100は、圧力管104及びロッドガイド106を画定するアルミニウム製 の細長い1つの部品または一体の環状圧力本体102を有する。圧縮室108を 収容する液圧流体を画定する圧力管104が設けられる。ショックアブソーバ1 00は、さらに貯蔵室112を含む液圧流体を画定する細長い管状本体または貯 蔵管110を有する。ショックアブソーバ100の構造は、単なる例示であり、 本考案の柔軟なシリンダ端部組立体を活用することができる1つのタイプの液体 緩衝装置を示す。
【0010】 圧縮室108内には軸線方向に伸びるピストンロッド116の一端に固定され た往復動ピストン組立体114がある。ピストンロッド116は、ピストンロッ ド112が往復動に可動する中央方向に伸びる穴118を画定するガイド106 によって圧力管104内で移動するように支持案内される。ロッドガイド組立体 114とピストンロッド112との間の穴116には軸受120が配置されてお り、軸受120は、ロッドガイド組立体106に関してピストンロッド116の 移動を容易にするために使用される。軸受120は、一体的管状圧力本体102 の軸受120及びロッドガイド106の組み立てを簡単にするために圧力管10 4の外側からロッドガイド106に挿入可能に溶接される。
【0011】 ベース弁組立体124が圧力管104の下端に配置され、圧縮室108と流体 貯蔵室112との間の液圧流体の流れを制御するように作用する。流体貯蔵室1 12は、圧力管の外周面と貯蔵管110の内周面との間に空隙として画定される 。
【0012】 ショックアブソーバ100の上端及び下端は、車に組み立てられるようになっ ている。ピストンロッド116は、自動車にショックアブソーバ100の上端を 車に固定するねじつき部分126を有し、貯蔵管110は、ショックアブソーバ 100の下端を自動車に固定する一対の取付穴130を有するフランジ128を 組み込んでいる(マックファーソン支柱構造)。ショックアブソーバを車体と懸 架装置との間に固定するねじつき部分122とフランジ124とを有するマック ファーソン構成におけるショックアブソーバ100を示すが、これは構成上の単 なる例示であり、ショックアブソーバ100を自動車に固定する1つのタイプの 装置を示すにすぎないことを理解しなければならない。この技術分野によって明 らかになるように、ピストンロッド112及びピストン組立体110の往復動時 において、圧縮室104内の液圧流体は、自動車の車体と懸架装置との間で相対 的な動きを緩衝するために、ベース弁124を通って圧縮室108の上方部分1 32と下方部分134との間、並びに圧縮室108と流体貯蔵室112との間で 移送される。
【0013】 本考案は、別の圧力管組立体14と従来技術のロッドガイド26を1つの部品 に組み合わせた独特の1つの部品または一体的管状圧力本体102に関する。管 状圧力本体102は圧力管104とロッドガイド106とを画定するために好ま しくはアルミニウムから製造される。従来のこれらの2つの部品をアルミニウム から製造される一体の部品に組み合わせることは、アルミニウムの圧力管の使用 による圧力管104とアルミニウム貯蔵管110との間の軸線方向の熱膨張差を 無くす。これらの2つの部品においてアルミニウムの使用は、ショックアブソー バ100の重量を低減し、熱放散を改良する。さらに圧力管104と一体的なア ルミニウムロッドガイド106を製造することによって、さらに重量の削減が実 現する。これらの部品の一体化に関する他の利点は、漏れ通路を無くすこと、ま た一体的な管状圧力本体102の製造を形成する衝撃延伸または半固体のような “ニアネット形状”を実現する機会と組み立て動作の制限を含む。
【0014】 上述した説明は、圧力管及び貯蔵管を有するショックアブソーバに組み込む好 ましい実施例を説明したが、上述した一体の管状圧力本体は、所望ならば1つの ショックアブソーバに組み込むことができることを理解すべきである。
【0015】 本考案の好ましい実施例を説明したが、本考案の範囲及び製品から逸脱するこ となく変更、変形、改造が行われることは理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のショックアブソーバを通る長手方向
の断面図である。
【図2】本考案による独特の1つの部品の圧力管及びロ
ッドガイドを組み込んだアルミウム本体のショックアブ
ソーバを通る長手方向の断面図である。
【図3】図2に示す一体の圧力管とロッドガイドを通る
長手方向の断面図である。
【符号の説明】
100 ショックアブソーバ 102 圧力本体 104 圧力管 106 ロッドガイド 108 圧縮室 116 ピストンロッド 118 穴 120 軸受 122 ねじ部分 124 ベース弁組立体 130 取付穴 132 上方部分 134 下方部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 591004504 500 North Field Driv e,Lake Forest,Illin ois 60045,United Stat es of America

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮室を画成する圧力管およびロッドガ
    イドから成るアルミニウム合金製単一部品の圧力本体
    と、 前記圧縮室内に摺動可能に配置されたピストンと、 前記ピストンに接続されると共に前記ロッドガイドによ
    って摺動可能に受けられるピストンロッドと、 前記圧力管の周りに配置され、前記圧力管と共に流体貯
    蔵室を画成する貯蔵管と、 前記圧縮室内の流体流を制御するために前記ピストンと
    協働する第1の弁部材と、 前記流体貯蔵室と前記圧縮室との間の流体流を制御する
    ために前記流体貯蔵室と前記圧縮室との間に配置された
    第2の弁部材とを有するショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】 前記ロッドガイドと前記ピストンロッド
    との間に配置された軸受を有する請求項1に記載のショ
    ックアブソーバ。
  3. 【請求項3】 圧縮室を形成するアルミニウム合金製圧
    力管と、 前記圧力管と一体的なアルミニウム合金製ロッドガイド
    と、 前記圧縮室内に摺動可能に配置されたピストンと、 前記ピストンに接続されると共に前記ロッドガイドによ
    って摺動可能に受けられるピストンロッドと、 前記圧力管の周りに配置され、前記圧力管と共に流体貯
    蔵室を画成する貯蔵管と、 前記圧縮室内の流体流を制御するために前記ピストンと
    協働する第1の弁部材と、 前記流体貯蔵室と前記圧縮室との間の流体流を制御する
    ために前記流体貯蔵室と前記圧縮室との間に配置された
    第2の弁部材とを有するショックアブソーバ。
  4. 【請求項4】 前記ロッドガイドと前記ピストンロッド
    との間に配置された軸受を有する請求項3に記載のショ
    ックアブソーバ。
  5. 【請求項5】 開放端及び閉鎖端を有するカップ状の均
    質なアルミニウム合金製圧力管であって、前記圧力管の
    閉鎖端はピストンロッドボアを画成し、該圧力管が圧縮
    室を形成する圧力管と、 前記圧縮室内に摺動可能に配置されたピストンと、 前記ピストンに接続されると共に前記圧力管の前記ピス
    トンロッドボア内に摺動可能に受けられるピストンロッ
    ドと、 前記圧力管の周りに配置され、前記圧力管と共に流体貯
    蔵室を画成する貯蔵管と、 前記圧縮室内の流体流を制御するために前記ピストンと
    協働する第1の弁部材と、 前記流体貯蔵室と前記圧縮室との間の流体流を制御する
    ために前記流体貯蔵室と前記圧縮室との間に配置された
    第2の弁部材とを有するショックアブソーバ。
  6. 【請求項6】 前記圧力管と前記ピストンロッドとの間
    に配置された軸受を有する請求項5に記載のショックア
    ブソーバ。
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