JP3068225U - オルゴ―ル箱 - Google Patents
オルゴ―ル箱Info
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- JP3068225U JP3068225U JP1999007817U JP781799U JP3068225U JP 3068225 U JP3068225 U JP 3068225U JP 1999007817 U JP1999007817 U JP 1999007817U JP 781799 U JP781799 U JP 781799U JP 3068225 U JP3068225 U JP 3068225U
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- music box
- sound
- music
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のオルゴール箱は、オルゴールの発生す
る音響が大きくなく、かつ、オルゴールの発生する音響
の拡大装置もなかったために、オルゴール箱の蓋を開い
てオルゴールの演奏を開始させても、その音響はオルゴ
ール箱の近傍に居る人に聞こえるだけで大勢の人に聞か
せることは困難であり、また、残響効果が小さいために
音質も悪いといった問題があった。 【解決手段】 箱体1と、該箱体に取付けられ後述する
オルゴール5の音響に共振する共振板6と、該共振板に
取付けられたオルゴールとより構成し、前記共振板と前
記箱体とによって共鳴空間7を形成し、かつ、該共鳴空
間を構成する壁面の一部にオルゴールからの音響を外部
に放射する開口9を設けたオルゴール箱である。
る音響が大きくなく、かつ、オルゴールの発生する音響
の拡大装置もなかったために、オルゴール箱の蓋を開い
てオルゴールの演奏を開始させても、その音響はオルゴ
ール箱の近傍に居る人に聞こえるだけで大勢の人に聞か
せることは困難であり、また、残響効果が小さいために
音質も悪いといった問題があった。 【解決手段】 箱体1と、該箱体に取付けられ後述する
オルゴール5の音響に共振する共振板6と、該共振板に
取付けられたオルゴールとより構成し、前記共振板と前
記箱体とによって共鳴空間7を形成し、かつ、該共鳴空
間を構成する壁面の一部にオルゴールからの音響を外部
に放射する開口9を設けたオルゴール箱である。
Description
【0001】
本考案は共鳴空間を構成することにより音響効果および音量を従来のオルゴー ル箱と比較して格段に向上させたオルゴール箱に関する。
【0002】
従来における一般的なオルゴール箱は、宝石等の貴金属類を収容することを目 的としており、貴金属類を出し入れするために蓋を開放するとオルゴールが鳴り 出す構造のものであった。
【0003】
このような用途のオルゴール箱においては、オルゴールの発生する音響が大き くなく、かつ、オルゴールの発生する音響の拡大装置もなかったために、オルゴ ール箱の蓋を開いてオルゴールの演奏を開始させても、その音響はオルゴール箱 の近傍に居る人に聞こえるだけで大勢の人に聞かせることは困難であり、また、 残響効果が小さいために音質も悪いといった問題があった。
【0004】 本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、 小型のオルゴールを用いたオルゴール箱であっても、発生した音響を拡大して音 量を大きくできると共に、残響効果が得られることにより音質の向上も図ること ができるオルゴール箱を提供せんとするにある。
【0005】
本考案のオルゴール箱は前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、 箱体と、該箱体に取付けられ後述するオルゴールの音響に共振する共振板と、該 共振板に取付けられたオルゴールとより構成し、前記共振板と前記箱体とによっ て共鳴空間を形成し、かつ、該共鳴空間を構成する壁面の一部にオルゴールから の音響を外部に放射する開口を設けたものである。
【0006】 また、前記共振板によって区画された箱体の上方を宝石等の貴金属を収容する 収容室とすることが望ましい。
【0007】 また、前記共鳴空間を箱体の最下面に設け、かつ、底側に開口を設けると共に 載置面との間に隙間を形成すべく足部を設けたものであってもよい。
【0008】
次に、本考案に係るオルゴール箱の一実施の形態を図面と共に説明する。 この実施の形態のオルゴール箱においては、箱体1の上面に蓋2が上方に開閉 自在に蝶着されていて、この蓋2の下側のオルゴール箱1内には中底3が設けら れる。
【0009】 この中底3の上側には宝石等の貴金属類を載置して収容すべく、ビロード等を 貼った宝石容器4が載置され、蓋2と中底3との間が宝石等の貴金属の収容室と なっているものである。
【0010】 箱体1には、中底3の下側には適宜の空間を介在させてオルゴール5が上面に 取付けられた共振板6が固定され、前記の蓋2を開けば従来のオルゴール箱で用 いられたのと同様な方法でオルゴール5の停止機構が解除され、オルゴール5が 演奏を開始するようになっている。
【0011】 なお、前記した実施の形態にあっては、貴金属を収容するオルゴール箱1の場 合について説明したが、オルゴール5の音楽のみを聞くように構成したものにあ っては、スイッチ等のボタンをオン・オフによって制御することも可能である。
【0012】 また、前記共振板6としては金属板や硬質のプラスチック板等のオルゴール5 の発生する振動に共振する板が主として用いられるものであるが、その外に従来 から多く用いられた木板でも、オルゴールの振動に共振しやすい硬質のものであ れば差し支えない。
【0013】 そして、箱体1には共振板6の下側に、オルゴール5の振動板の発音の中心振 動数に共振し易い共鳴空間7が形成されるが、図面に示す実施の形態においては 底板8によりこの共鳴空間7が形成されている。
【0014】 この底板8には、スピーカボックス等に使用されるバッフルボードと同じよう に共鳴空間7による振動を強調して外部に伝える開口9が設けられ、かつ、オル ゴール箱1には4周の隅に突出部10が形成され、これによりオルゴール箱1の 底部とオルゴール箱1を載置した面との間に隙間を形成するものである。
【0015】 そして、この実施の形態においてはオルゴール5の発音による振動は共振板6 、共鳴空間7、開口9で前述のようにして拡大されると共に残響効果が得られ、 開口9と載置面との隙間を通って外部に放出されるもので、このオルゴール音が 拡大されると共に残響音となって放音されるので、大音量で、かつ、良質な音質 のオルゴール音を周囲の人に聞かせることができる。
【0016】 なお、前記した実施の形態は開口9を底板8に形成したものを示したが、開口 9のない底板8で共鳴空間7を形成し、開口9をオルゴール箱1の4周の何れか 1つに前記共鳴空間7と連通して形成してもよい。
【0017】 さらに、オルゴール5を取付けた共振板6と中底3との間に形成されているオ ルゴール5を含む空間を共鳴空間7とすることもできるが、この場合には開口9 はオルゴール箱1の前面側に形成するのが望ましい。
【0018】
本考案は前記したように、オルゴール箱のオルゴールを取付ける共振板、共鳴 空間、開口によりオルゴールの発生する振動を拡大して外部に伝えることができ ると共に、残響効果を得ることができる。
【0019】 従って、オルゴール箱の周囲に雑音が満ちていても、あるいは、オルゴール箱 からある程度離れていても、明瞭にオルゴールの演奏を聞くことができると共に 残響効果によって音質の良好な演奏を聞くことができ、しかも、オルゴールの音 を拡大するために特殊な装置等を必要としないので、オルゴール箱の価格を抑え ることができる等の効果を有するものである。
【図1】本考案の実施の形態の正面側からの斜視図であ
る。
る。
【図2】同上の背面下側からの斜視図である。
1 オルゴール箱 3 中底 5 オルゴール 6 共振板 7 共鳴空間 8 共鳴空間 9 開口 10 突出部
Claims (3)
- 【請求項1】 箱体と、該箱体に取付けられ後述するオ
ルゴールの音響に共振する共振板と、該共振板に取付け
られたオルゴールとより構成し、前記共振板と前記箱体
とによって共鳴空間を形成し、かつ、該共鳴空間を構成
する壁面の一部にオルゴールからの音響を外部に放射す
る開口を設けたことを特徴とするオルゴール箱。 - 【請求項2】 前記共振板によって区画された箱体の上
方を宝石等の貴金属を収容する収容室としたことを特徴
とする請求項1記載のオルゴール箱。 - 【請求項3】 前記共鳴空間を箱体の最下面に設け、か
つ、底側に開口を設けると共に載置面との間に隙間を形
成すべく足部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
オルゴール箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007817U JP3068225U (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | オルゴ―ル箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007817U JP3068225U (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | オルゴ―ル箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3068225U true JP3068225U (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=43201725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999007817U Expired - Fee Related JP3068225U (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | オルゴ―ル箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068225U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002073591A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Boite a musique |
WO2003063131A1 (fr) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Dispositif de resonance et systeme enveloppant |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP1999007817U patent/JP3068225U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002073591A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Boite a musique |
WO2003063131A1 (fr) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Dispositif de resonance et systeme enveloppant |
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