JP3068073U - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3068073U
JP3068073U JP1999007674U JP767499U JP3068073U JP 3068073 U JP3068073 U JP 3068073U JP 1999007674 U JP1999007674 U JP 1999007674U JP 767499 U JP767499 U JP 767499U JP 3068073 U JP3068073 U JP 3068073U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1クラスタより短い録音時間の曲も1曲とし
て記録可能とする。 【解決手段】 記録モード時、MPU20によって制御
されるデジタル信号処理手段(ATRACエンコーダ/
デコーダ13、メモリコントローラ12、EFM・AC
IRCエンコーダ/デコーダ6、RECヘッドドライバ
8、記録用磁気ヘッド9等)により、入力端子16aか
ら入力されたデジタル信号をディスク1上に記録すると
ともに、その記録したデジタル信号に対するトラック番
号等の索引情報をディスク1上に記録するMDプレーヤ
であって、MPU20は、入力端子16aから入力され
るユーザデータの中のトラック番号が変化したとき、記
録用磁気ヘッド9のジャンプ収束時間に相当する一定時
間の計測を開始し、この一定時間の間にそのトラック番
号が変化しなかった場合には、入力されたトラック情報
が変化したと判定して索引情報であるトラック番号を更
新する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、円盤状記録媒体(光磁気ディスク)にオーディオ信号等のアナログ 信号をデジタル信号に変換して光磁気記録及び再生を行う記録再生装置(いわゆ るミニディスク(MD)プレーヤ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、アナログのカセットレコーダに代わるオーディオ信号の記録再生装置と して、オーディオのアナログ信号をデジタル信号に変換して光磁気ディスクに記 録するMDプレーヤが急速に普及している。
【0003】 図1は、このようなMDプレーヤの基本的な回路構成を示すブロック図である 。 スピンドルモータ2によって回転駆動される光磁気ディスク(以下、ミニディ スクという)1から情報を検出する光ピックアップ3の出力は、RFアンプ4を 介して、アドレスデコーダ5とEFM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6とデ ジタルサーボプロセッサ7とに導かれており、アドレスデコーダ5の出力は、E FM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6に導かれている。また、EFM・AC IRCエンコーダ/デコーダ6の出力は、RECヘッドドライバ8を介して記録 用磁気ヘッド9に導かれている。EFM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6は 、EFM変調やACIRCによる誤り訂正方式に従って、16ビットの信号を8 ビットずつに区切り、その8ビットを14ビットに変換するといった処理等を行 う。
【0004】 また、EFM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6の出力は、デジタルサーボ プロセッサ7に導かれており、デジタルサーボプロセッサ7の出力は、ドライバ 10を介してスピンドルモータ2とスレッドモータ11とに導かれている。スレ ッドモータ11は、光ピックアップ3や記録用磁気ヘッド9の全体をミニディス ク1の半径方向に移動させるためのモータである。
【0005】 また、EFM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6は、メモリコントローラ1 2と双方向に接続されており、メモリコントローラ12は、ATRACエンコー ダ/デコーダ13と双方向に接続されており、ATRACエンコーダ/デコーダ 13は、アナログオーディオの入力端子15a及び出力端子15bを有するAD /DAコンバータ14と双方向に接続されている。また、ATRACエンコーダ /デコーダ13は、デジタル入力端子16aを有するサンプリングレートコンバ ータ16と双方向に接続されている。
【0006】 メモリコントローラ12には、振動等による音飛びを防止するためのデータバ ッファとしてのメモリ(D−RAM)17が接続されている。メモリコントロー ラ12は、ミニディスク1から再生したデジタル信号をD−RAM17に一旦蓄 積し、その後順次取り出してATRACエンコーダ/デコーダ13に出力する等 の処理を行う。また、ATRACエンコーダ/デコーダ13は、ATRACとい われる高能率符号化処理によるデータ圧縮や、圧縮したデータの伸長を行う。
【0007】 これらEFM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6、デジタルサーボプロセッ サ7、メモリコントローラ12及びATRACエンコーダ/デコーダ13のそれ ぞれは、装置全体の動作制御を行うMPU20と双方向に接続されており、MP U20はキーコントローラであるホストCPU30と双方向に接続された構成と なっている。MPU20は、ホストCPU30から送信されてくる各種のコマン ドを受信し、この受信したコマンドに従って各処理を実行する。
【0008】 図2は、ミニディスク1のデータ記録レイアウトを示している。 レコーダブルMDでは、ディスクの内周側から外周側に向かって、TOCを含 むリードインエリア、UTOCエリア、プログラムエリア(デジタル信号記録領 域)、リードアウトエリアとなっており、UTOCエリアとプログラムエリアと リードアウトエリアとがレコーダブルエリアとなっている。TOCエリアには、 記録時に必要なレーザパワー、記録可能エリア、UTOCのアドレスなどが記録 されている。また、UTOCエリアには、トラック(曲)のパート情報が記録さ れており、各パート情報は、そのパートの開始アドレスと終了アドレス、トラッ クモード及びリンクポインタによって構成されている。リンクポインタは、続き のパートの開始アドレスを指している。例えば、1つのトラック(曲)がパート 1、パート3、パート5と分かれてこの順番で記録されている場合、パート1の パート情報に含まれるリンクポインタはパート3の開始アドレスを指しており、 パート3のパート情報に含まれるリンクポインタはパート5の開始アドレスを指 している。
【0009】 次に、上記構成のMDプレーヤにおける記録モード時の動作について説明する 。 記録開始時、MPU20はデジタルサーボプロセッサ7を制御して、ミニディ スク1の回転と光ピックアップ3の移動とを制御し、ミニディスク1からTOC 情報及びUTOC情報(索引情報)を読み取り、この読み取ったUTOC情報を 、RFアンプ4、EFM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6、メモリコントロ ーラ12を経由してD−RAM17に保存する。
【0010】 この後、デジタル入力端子16aから入力されるデジタルオーディオ信号は、 サンプリングレートコンバータ16においてMDで扱える44.1kHzのサンプ リング周波数に変換され、次のATRACエンコーダ/デコーダ13において高 能率符号化処理によるデータ圧縮を行った後、メモリコントローラ12を経由し て一旦D−RAM17に格納される。D−RAM17に格納されたデジタル信号 は適宜のタイミングで再度読み出され、EFM・ACIRCエンコーダ/デコー ダ6でEFM変調や誤り訂正処理が施された後、RECヘッドドライバ8により 駆動される記録用磁気ヘッド9によってミニディスク1に順次記録される。
【0011】 このような記録動作を順次行っていく過程において、記録されるトラック(曲 )の情報(トラック番号、開始アドレス、終了アドレス、トラックモード、リン クポインタ等の情報)は、D−RAM17に保存されているUTOC情報の該当 部分に順次書き込まれていく。つまり、記録動作時にミニディスク1上に実際に 記録されていくトラック(曲)の情報は、その時点ではD−RAM17に保存さ れているUTOC情報領域に書き込まれており、ミニディスク1上のUTOCエ リアに実際に書き込まれるわけではない。
【0012】 そして、記録動作を終了して例えばミニディスク1のイジェクトボタンを押す 等すると、この時点までにD−RAM17のUTOC情報領域に書き込まれたさ まざまな情報(記録情報、編集情報、文字情報等)が、ミニディスク1上のUT OCエリアに書き込まれることになる。
【0013】 このようなMDプレーヤの記録動作時、MPU20は、図示しない相手側再生 デッキ(CDプレーヤ等)から送られてくるユーザデータの中のトラック番号が 変化したとき、ソーストラック情報が変化したと判定して、索引情報であるトラ ック番号を自動更新するようになっている。また、この自動更新は、相手側再生 デッキから送られてくるU−bit情報を読み取り、このU−bit情報がイン デックスプレイのときのみ実行するようになっている。
【0014】 ところで、相手側再生デッキによっては、再生中に例えばトラック番号1から トラック番号10へジャンプさせたような場合、トラック番号2、トラック番号 3、・・・、トラック番号9、トラック番号10というように、本来不要なトラ ック番号2〜9も連続して送ってくるものがある。また、このとき、ジャンプし ているのにU−bit情報としてはインデックスプレイをそのまま送り続けてく るものがある。
【0015】 このような機能を有する相手側再生デッキを上記のMDプレーヤに接続して記 録を行っている場合、相手側再生デッキで再生中に例えばトラック番号1からト ラック番号10へのジャンプが発生しても、MPU20では、U−bit情報が インデックスプレイであるため、連続して送られてくるトラック番号2〜9も正 規のトラック番号であると認識して、トラック番号を順次更新してしまうことに なる。
【0016】 そこで、このような不具合を防止すべく、従来のMDプレーヤでは、U−bi t情報がインデックスプレイであるときに、相手側再生デッキからトラック番号 が送られてきたとき、すぐにはトラック番号が変更されたとはみなさず、その送 られてきた時点から1クラスタ分の時間(2.03秒)だけ待って、その時間内 に新たなトラック番号が送られてこなければ、正規のトラック番号であると認識 してトラック番号の更新を行うようになっている。待ち時間を1クラスタ(2. 03秒)としたのは、録音単位が1クラスタと決められているからである。
【0017】 これにより、相手側再生デッキから送られてくるU−bit情報がインデック スプレイでありながら、相手側再生デッキではトラックをジャンプしているよう な場合でも、ジャンプ中に送られてくるトラック番号を無視することができる( すなわち、トラックとしては採用しない)ようになっている。
【0018】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように待ち時間を1クラスタ(2.03秒)に設定すると 、例えば、再生された曲の中に2.03秒以下の曲があった場合、この曲までも 無視されてしまうことになるといった不具合が発生する。例えば、トラック番号 1からトラック番号10にジャンプして、トラック番号11の曲を1秒再生し、 次にそのトラック番号11からトラック番号15にジャンプして、トラック番号 15を再生したとき、その再生時間が2.03秒経過したときに初めて、トラッ ク番号が変わったと判定されることになる。つまり、トラック番号11について は完全に飛んでしまい、後ろのトラック番号15に含まれる形で1トラックと認 識されてしまうといった不具合があった。つまり、2.03秒以下のトラックを 記録することができないといった問題があった。
【0019】 特に、最近では1つのトラックをインデックスによってさらに細分化し、その 細分化したインデックスに基づいて再生等を行うMDプレーヤ(例えば、特開平 6−267249号公報参照)なども提案されており、このようなMDプレーヤ では、インデックスによって管理される曲の長さも短いものが増えるため、上記 のような問題が特に発生しやすい状況となっている。
【0020】 本考案はこのような問題点を解決すべく創案されたものであって、その目的は 、相手側再生デッキから送られてくるU−bit情報がインデックスプレイであ りながら、相手側再生デッキではトラックをジャンプしているような場合でも、 ジャンプ中に送られてくるトラック番号を無視することができるとともに、1ク ラスタより短い録音時間の曲も1曲として記録することができる記録再生装置を 提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の記録再生装置は、記録モード時、制御手段 によって制御されるデジタル信号処理手段により、入力端子から入力されたデジ タル信号を記録媒体上のデジタル信号記録領域に記録するとともに、その記録し たデジタル信号に対するトラック番号等の索引情報を前記記録媒体上の特定領域 に記録するように構成された記録再生装置において、記録モード時、前記制御手 段は、前記入力端子から入力されるユーザデータの中のトラック番号が変化した とき、記録用ヘッドのジャンプ収束時間に相当する一定時間の計測を開始し、こ の一定時間の間にそのトラック番号が変化しなかった場合には、入力されたトラ ック情報が変化したと判定して索引情報であるトラック番号を更新するトラック 番号更新処理を実行することを特徴とする。
【0022】 また、本考案の記録再生装置は、記録モード時、制御手段によって制御される デジタル信号処理手段により、入力端子から入力されたデジタル信号を記録媒体 上のデジタル信号記録領域に記録するとともに、その記録したデジタル信号に対 するトラック番号等の索引情報を前記記録媒体上の特定領域に記録するように構 成された記録再生装置において、記録モード時、前記制御手段は、前記入力端子 から入力されるユーザデータの中のトラック番号が変化したとき、記録用ヘッド のジャンプ収束時間に相当する一定時間の計測を開始するとともに、トラック判 定用変数を更新し、この一定時間の間にそのトラック番号が変化しなかった場合 には、ソーストラック情報が変化したと判定して、索引情報であるトラック番号 を前記トラック判定用変数のトラック番号に更新するトラック番号更新処理を実 行することを特徴とする。
【0023】 また、本考案の記録再生装置は、上記各構成において、前記制御手段は、前記 入力端子から入力されるユーザデータの中のU−bit情報を読み取り、そのU −bit情報がインデックスプレイであるときのみ前記トラック番号更新処理を 実行することを特徴とする。 また、本考案の記録再生装置は、上記各構成において、前記一定時間が500 ms〜700msであることを特徴とする。
【0024】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。 本考案の記録再生装置であるMDプレーヤのシステム構成は、すでに説明した 図1に示す通りであるが、本考案では、記録モード時にMPU20において実行 されるトラック番号更新処理が上記した従来のMDプレーヤと異なっている。
【0025】 すなわち、記録モード時、MPU20は、デジタル入力端子16aから入力さ れるユーザデータの中のトラック番号が変化したとき、記録用磁気ヘッド9のジ ャンプ収束時間(シーク時間)に相当する一定時間の計測を開始するとともに、 トラック判定用変数を更新し、この一定時間の間にそのトラック番号が変化しな かった場合には、デジタル入力端子16aから入力されるソーストラック情報が 変化したと判定して、索引情報であるトラック番号を、トラック判定用変数のト ラック番号に更新するトラック番号更新処理を実行する。このとき、MPU20 は、デジタル入力端子16aから入力されるユーザデータの中のU−bit情報 を読み取り、そのU−bit情報がインデックスプレイであるときのみ、上記の トラック番号更新処理を実行するようになっている。
【0026】 ここで、上記の一定時間は、記録用磁気ヘッド9のジャンプ収束時間(シーク 時間)に相当する時間であり、MDプレーヤの機種や仕様によっても異なるが、 一般的には500ms〜700ms程度である。なお、一定時間の計測はタイマ ー回路によって行うが、このタイマー回路は、本実施の形態ではMPU20の内 部に含まれているものとして説明している。ただし、外部に外付けする形でタイ マー回路を設けてもよい。
【0027】 次に、上記構成のMDプレーヤにおける記録モード時の動作について、図3に 示すフローチャートを参照して説明する。ただし、図3は本考案の要部であるト ラック番号更新処理(デジタル入力判定処理)の手順を示すフローチャートであ る。 デジタル入力端子16aに、図示しない相手側再生デッキのデジタル出力端子 をケーブル等を用いて接続し、相手側再生デッキを再生モードに、本MDプレー ヤを記録モードに設定する。記録モードの設定は、本MDプレーヤの図示しない 記録操作ボタン(または、リモコンの記録操作ボタン等)を操作することにより 行う。
【0028】 これにより、MPU20はデジタルサーボプロセッサ7を制御して、ミニディ スク1の回転と光ピックアップ3の移動とを制御し、ミニディスク1からTOC 情報及びUTOC情報(索引情報)を読み取り、この読み取ったUTOC情報を 、RFアンプ4、EFM・ACIRCエンコーダ/デコーダ6、メモリコントロ ーラ12を経由してD−RAM17に保存する。
【0029】 この後、デジタル入力端子16aから入力されるデジタルオーディオ信号は、 サンプリングレートコンバータ16においてMDで扱える44.1kHzのサンプ リング周波数に変換され、次のATRACエンコーダ/デコーダ13において高 能率符号化処理によるデータ圧縮を行った後、メモリコントローラ12を経由し て一旦D−RAM17に格納される。D−RAM17に格納されたデジタル信号 は適宜のタイミングで再度読み出され、EFM・ACIRCエンコーダ/デコー ダ6でEFM変調や誤り訂正処理が施された後、RECヘッドドライバ8により 駆動される記録用磁気ヘッド9によってミニディスク1に順次記録される。
【0030】 このような記録動作を順次行っていく過程において、記録されるトラック(曲 )の情報(トラック番号、開始アドレス、終了アドレス、トラックモード、リン クポインタ等の情報)は、D−RAM17に保存されているUTOC情報の該当 部分に順次書き込まれていく。
【0031】 この場合、トラック番号の更新処理については、次のような処理となる。 すなわち、MPU20は、デジタル入力端子16aから入力されるユーザデー タの中のU−bit情報を読み取り(ステップS1)、そのU−bit情報がイ ンデックスプレイであるかどうかを判断する(ステップS2)。そして、U−b it情報がインデックスプレイであるときには(ステップS2でYesと判断さ れたとき)、次のステップS3において、デジタル入力端子16aから入力され たトラック番号が変わっているかどうか(すなわち、後述するステップS8で更 新処理済となっているか否か)を判断する。そして、トラック番号が変わってい ない場合(すなわち、未更新である場合)には、ステップS2に戻って、以後ス テップS2、ステップS3のループを繰り返す。
【0032】 一方、ステップS3において、トラック番号が変わっている場合(ステップS 3でYesと判断された場合)には、その時点でトラック番号の更新を行うので はなく、ステップS4へと動作を進めて、トラック判定用変数を更新する。 そして後、MPU20は、内部タイマー回路を用いて、記録用磁気ヘッド9の ジャンプ収束時間に相当する一定時間(例えば、500ms)の計測を開始する とともに(ステップS5)、この一定時間の計測中に、そのトラック番号が変化 したかどうかを判定する(ステップS6、S7)。そして、一定時間が経過する 前にトラック番号が変わった場合には、トラック番号の更新処理を行うことなく ステップS4に戻って、トラック判定用変数を更新し、ステップS5以下の処理 を繰り返す。
【0033】 一方、トラック番号が変わることなく一定時間が経過したとき(すなわち、ス テップS6でNo、かつステップS7でYesと判断されたとき)には、更新さ れたトラック判定用変数が今回の更新対象であると判定し、この時点で初めてト ラック番号の更新処理を実行する(ステップS8)。
【0034】 つまり、本実施の形態のMDプレーヤは、U−bit情報がインデックスプレ イであるときに、相手側再生デッキからトラック番号が送られてきたとき、すぐ にはトラック番号が変更されたとはみなさず、その送られてきた時点から一定時 間(記録用磁気ヘッド9のジャンプ収束時間に相当する例えば500msの時間 )だけ待って、その時間内に新たなトラック番号が送られてこなければ、正規の トラック番号であると認識して、トラック番号の更新を行うようになっている。
【0035】 以下、上記のトラック番号更新処理を具体例に当てはめて説明する。 相手側再生デッキが、再生中に例えばトラック番号1からトラック番号10へ ジャンプさせる場合に、トラック番号2、トラック番号3、・・・、トラック番 号9、トラック番号10というように、本来不要なトラック番号2〜9も連続し て送るようになっており、かつこのときに、ジャンプしているにも係わらずU− bit情報としてはインデックスプレイをそのまま送り続けてくるタイプの再生 デッキであったとする。
【0036】 このような機能を有する相手側再生デッキを本実施の形態のMDプレーヤに接 続して記録を行っている場合、相手側再生デッキで再生中に例えばトラック番号 1からトラック番号10へのジャンプが発生した場合(すなわち、使用者がトラ ック番号1の曲の次にトラック番号10の曲を再生するように相手側再生デッキ を操作した場合)、MDプレーヤには、U−bit情報としてインデックスプレ イが送られてきており、かつこの状態で、トラック番号2〜10が連続して送ら れてくることになる。
【0037】 そのため、このときのMPU20での処理は、図3に示すステップS2での判 断がYes、ステップS3での判断がYesとなり、ステップS4で、トラック 判定用変数を更新することになる。つまり、トラック番号2が送られてきたとき には、トラック判定用変数をこのトラック番号2に更新して、次のステップS5 〜ステップS7の判断処理(つまり、ジャンプ収束時間である500ms以内に トラック番号が2から3に変わったかどうかの判断処理)を行うことになる。
【0038】 この場合、トラック番号2はジャンプの過程で送られてくトラック番号であり 、このトラック番号2に続くトラック番号3、トラック番号4、・・・、トラッ ク番号10も、ジャンプ収束時間内に連続して送られてくるので、トラック番号 2については、ステップS7での判断がNoとなり、ステップS6での判断がY esとなる。このことは、次に続くトラック番号3、トラック番号4、・・・、 トラック番号9についても同様である。つまり、トラック番号2〜9については 、そのトラック番号が送られてくるたびに、ステップS4でトラック判定用変数 が更新されることになるが、これらのトラック番号はジャンプ収束時間に次々と 変化するので、ステップS7での判断も常にNoとなり、ステップS8のトラッ ク番号更新処理に移行することはない。つまり、トラック番号2〜9については 、トラック番号の更新処理を行うことなく、これを無視する(トラックとしては 採用しない)ことができる。
【0039】 一方、相手側再生デッキがトラック番号10までジャンプして、そのトラック 番号10の再生を開始したとき、そのトラック番号10の曲が1秒の長さであっ たとすると、このときの処理は次のようになる。
【0040】 すなわち、ステップS4でトラック判定用変数がトラック番号10に更新され た後、ステップS6での判断がNoとなり、ステップS7での判断がYesとな る。つまり、次のトラック番号が送られてくることなく、ジャンプ収束時間を経 過するので、このときには更新されたトラック判定用変数(トラック番号10) が今回の更新対象であると判定し、この時点で初めてトラック番号の更新処理( 例えば、このトラック番号10の曲が、本MDプレーヤで記録する2曲目の曲で あるときには、トラック番号2として更新処理されることになる。 つまり、録音時間が500ms以上の曲であれば、これを1曲として記録する ことができるようになっている。
【0041】
【考案の効果】
本考案の記録再生装置によれば、記録モード時、制御手段は、入力端子から入 力されるユーザデータの中のトラック番号が変化したとき、記録用ヘッドのジャ ンプ収束時間に相当する一定時間(シーク時間)の計測を開始し、この一定時間 の間にそのトラック番号が変化しなかった場合には、入力されたトラック情報が 変化したと判定して索引情報であるトラック番号を更新するトラック番号更新処 理を実行するようになっている。つまり、入力端子から入力されるユーザデータ の中のトラック番号が変化したとき、記録用ヘッドのジャンプ収束時間に相当す る一定時間の計測を開始するとともに、トラック判定用変数を更新し、この一定 時間の間にそのトラック番号が変化しなかった場合には、ソーストラック情報が 変化したと判定して、索引情報であるトラック番号をトラック判定用変数のトラ ック番号に更新するトラック番号更新処理を実行するようになっている。これに より、従来のように1クラスタの録音時間を待つことなく、トラック番号の更新 が行えるので、1クラスタより短いトラックでも、1曲として登録することがで きる。
【0042】 また、本考案の記録再生装置によれば、制御手段は、入力端子から入力される ユーザデータの中のU−bit情報を読み取り、そのU−bit情報がインデッ クスプレイであるときのみトラック番号更新処理を実行するようになっている。 これにより、相手側再生デッキから送られてくるU−bit情報がインデックス プレイでありながら、相手側再生デッキではトラックをジャンプしているような 場合でも、ジャンプ中に送られてくるトラック番号を無視することができる。つ まり、トラックとしては採用しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の記録再生装置であるMDプレーヤのシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図2】レコーダブルミニディスクのデータ記録レイア
ウトを示す説明図である。
【図3】本考案の記録再生装置におけるトラック番号更
新処理(デジタル入力判定処理)動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ミニディスク(記録媒体) 12 メモリコントローラ 16 サンプリングレートコンバータ 16a デジタル入力端子 17 D−RAM(記憶手段) 20 MPU(制御手段) 30 ホストCPU

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録モード時、制御手段によって制御さ
    れるデジタル信号処理手段により、入力端子から入力さ
    れたデジタル信号を記録媒体上のデジタル信号記録領域
    に記録するとともに、その記録したデジタル信号に対す
    るトラック番号等の索引情報を前記記録媒体上の特定領
    域に記録するように構成された記録再生装置において、 記録モード時、前記制御手段は、前記入力端子から入力
    されるユーザデータの中のトラック番号が変化したと
    き、記録用ヘッドのジャンプ収束時間に相当する一定時
    間の計測を開始し、この一定時間の間にそのトラック番
    号が変化しなかった場合には、入力されたトラック情報
    が変化したと判定して索引情報であるトラック番号を更
    新するトラック番号更新処理を実行することを特徴とす
    る記録再生装置。
  2. 【請求項2】 記録モード時、制御手段によって制御さ
    れるデジタル信号処理手段により、入力端子から入力さ
    れたデジタル信号を記録媒体上のデジタル信号記録領域
    に記録するとともに、その記録したデジタル信号に対す
    るトラック番号等の索引情報を前記記録媒体上の特定領
    域に記録するように構成された記録再生装置において、 記録モード時、前記制御手段は、前記入力端子から入力
    されるユーザデータの中のトラック番号が変化したと
    き、記録用ヘッドのジャンプ収束時間に相当する一定時
    間の計測を開始するとともに、トラック判定用変数を更
    新し、この一定時間の間にそのトラック番号が変化しな
    かった場合には、ソーストラック情報が変化したと判定
    して、索引情報であるトラック番号を前記トラック判定
    用変数のトラック番号に更新するトラック番号更新処理
    を実行することを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記入力端子から入力
    されるユーザデータの中のU−bit情報を読み取り、
    そのU−bit情報がインデックスプレイであるときの
    み前記トラック番号更新処理を実行することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記一定時間が500ms〜700ms
    であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の
    記録再生装置。
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