JP3067202U - はりがねハンガ―収納具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング店から返却される洗濯物につい
てくるはりがねハンガーは、各家庭において、洗濯物を
干したり、衣服を吊るしたりするのに便利で、一般的に
よく使われているが、それらは乱雑且つ非効率的にしま
われているのが現状である。それに対して、適切な収納
道具を提供し、効率的に収納することを目指す。 【解決手段】 はしご形をした本体の１段１段に、ハン
ガーが吊り下げられるよう、リングを１つ１つ装着し、
さらに、本体の端に付けたフックにより、本体を、平ら
に同方向に倒したハンガーごと、吊り下げて収納する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、はりがねハンガーを収納するための道具で、ハンガーに関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、はりがねハンガーは、使用されていない時は、押し入れやクローゼット 内に適当にまとめられて置かれたり、効率悪くポールに掛けられ、あるいは部屋 の隅などに放置されている場合が多い。現在、はりがねハンガーを収納する道具 は、特に存在しない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

現在、クリーニング店から返却される洗濯物に無料で付いてくるはりがねハン ガーは、各家庭にかなりの数が溜まっていて、洗濯物を干したり、洋服を吊るし たりするのに、ごく一般的に使われている。だが、不使用時のはりがねハンガー については、特定の収納道具がないため、雑然と見苦しく放置されているのが現 状である。こうして、効率的かつ整然と収納されていないはりがねハンガーは、 歪んで互いに絡まり合い、いざ使おうとしても、即時に１本１本取れず、我々を 苛立たせると共に、時間の浪費でもある。本はりがねハンガー収納具は、そうし た毎日のストレスから我々を解放しようとするものであり、同時に、限られた収 納スペースを効果的に活用することを、目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、本体をはしご形とし、その１段１段にリング状の部品を１個１個装 着させて、そのリング１個１個に、はりがねハンガーを１本１本掛けていくもの である。はしご本体を垂直に下げて持つと、掛けたハンガーも皆同方向に下げら れて平らになるので、本体端に装着したフックで、本体をハンガーごと壁等に掛 けて収納する。この収納法により、ハンガーの出し入れが効率的に行われ、問題 点を解決できる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

はしご形をしたプラスチックや金属等の材質の本体の１段１段に、四角や楕円 等の形をした、やはりプラスチックや金属等の材質のリングを１個１個装着する 。そのリングは、他の結合部品を伴わずに、直接本体のはしごの各段に垂直に装 着し、リングの内寸は、リングを取り付けるはしごの幅よりわずかに太くするこ とにより、リングが垂直にスライドできるようにする。これは、収納時に多少歪 んだハンガーが重なることを想定した場合、リングのスライドで、なるべく凹凸 を調整するためであり、収納されたハンガー前部の面はなだらかになって、見た 目もスマートになる。但しそのためには、リングははしごの段に対して垂直方向 にスライドするが、なるべく平行方向にはスライドしないように寸法をとる。本 体の両端には、それぞれフックを付けるが、そのフックは根元から９０度折り曲 げ可能、且つ根元を中心にクルクルと回転できるようにする。そのことにより、 ハンガーを収納するという目的に止まらず、ハンガーに洗濯物を吊るした収納具 ごと、物干し竿に掛けることができ、さらには収納具自体の向きを変えて、収納 具を掛ける場所の多様性に対応できる様にする。

【０００６】

【実施例】

まず最初に、本考案のはりがねハンガー収納具のはしご本体を水平に持ち、ぶ ら下がったリング１つ１つに、はりがねハンガーを掛けていく。全部掛け終わっ たら、本体の両端についている２つのフックのどちらか１つを持って、垂直に下 げると、掛けられたハンガーは、皆はしごに沿って、ほぼ平らになる。この時、 リングは多少動かせるので、もしハンガーのいくつかが出っ張っていれば、トン トンと出っ張っているハンガーを押して、収納されたハンガー前部の面をなだら かにする。このまま壁のフックに掛けるなり、クローゼット内のポールに掛ける なりして収納する。

【０００７】 ハンガーを取り出す時は、再びはしご本体を水平にして、ぶら下がったハンガ ーを１本１本取り出す。その時はしご本体は、手に持ったままでもよいし、フッ クを９０度折り曲げて物干し竿に掛けてもよい。そのまま洗濯物を干す作業に入 れる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、各家庭に沢山ありながら、その適当な収納道具が現在までなかった がために、雑然と放置されていたままになっているはりがねハンガーを、効率よ く見た目もきれいに収納することにより、我々が今まで被っていた精神的苦痛や 、時間のロスを無くし、より洗濯や、衣服の整理といった洗濯に伴う家事労働を 軽減し、少しでも楽しくするものである。また、本考案は、絡まり易いはりがね ハンガーのみにとどまらず、ハンガー全般に利用できるものなので、各家庭にあ るハンガーを、皆きれいに効果的に収納できる。さらに、両端のフック２本を使 えば、洗濯物をこの収納具に掛けたまま、干すことができる。急に雨が降った時 など、収納具に掛けたままの洗濯物を、まとめて部屋の中に移動できるので、便 利である。洗濯物の多い家庭では、本収納具を１つだけではなく、２つでも３つ でも用意するとよい。歪みがちだったはりがねハンガーも、いつも収納具にセッ トしておくため、きれいな形で保て、洗濯物もきれいに干せる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のはりがねハンガー収納具を示す立体図
である。

【図２】本収納具に、はりがねハンガーを吊り下げた時
の平面図である。

【図３】本収納具に、はりがねハンガーを吊り下げて収
納する時の正面図である。

【符号の説明】

１ はしご形をした、はりがねハンガー収納具本体 ２ リング ３ フック

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 はりがねハンガー１５〜２０本程度を、
   四角や楕円等の形をした、プラスチックまたは金属等で
   できたリングに、１個１個個別に吊り下げ、さらにその
   リングを、はしご形をしたプラスチックまたは金属等で
   できた本体の１段１段に、多少のスライドが可能な程度
   の余裕を持たせて垂直に装着させた、はりがねハンガー
   を収納する道具。
2. 【請求項２】 （請求項１）の、はしご形をしたプラス
   チックまたは金属等でできた本体の両端に、根元から９
   ０度折り曲げ可能で、且つ回転可能なフックをそれぞれ
   付けた、はりがねハンガーを収納する道具。