JP3079462U - ネクタイ掛け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ネクタイ、ネクタイピン挟み及びカフス等の小
物類の収納を一体とし、選びやすく掛けはずしをしやす
くする。 【構成】引掛け金具１の延長である芯棒に、下部より順
番に１６本腕木のあるネクタイ掛け４、小物入れ３及び
ネクタイピン挟み２をそれぞれ回転する様に取りつけ
る。ネクタイ掛け４はＪ型に曲げる事により上下２段に
掛けられる。また端部にはストッパーを取り付けてずり
落ちないようにしている。次に小物入れは、円形の皿状
となっておりカフス等小物を入れる。次にネクタイピン
挟みは、水平断面が４枚羽根状で回転式となっていてど
こからでもネクタイピンを挟むことが出来る。またネク
タイ掛け４は折りたたみ式となっていて、小物入れ３及
びネクタイピン挟み２をスライドさせる事により、使用
しないとき、また携帯時にはコンパクトに収納できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ネクタイとその付属品であるネクタイピン、小物等を同時に収納 し保管性と利便性の向上をはかるネクタイ掛けに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、既製品の洋服タンス等に、ネクタイ掛け装置はほぼ付属して設置されて いるものがあるが、特にマンション等のクロゼットには当初よりネクタイ掛けは 設置されている事がなく、これらを解決するために考案された装置では扉の裏に 設置するものやクロゼットの側壁に設置するものがあるが、扉の形状が折戸や引 き戸の場合や、クロゼットの形状上またその装置を取付ける為の下地が入ってい ない等の原因で設置が不可能であった。また取付が可能であっても使用者がネジ で固定する等厄介な作業であった。 またネクタイの付属品であるネクタイピン等の小物を収納するスペースが確保 されておらず紛失等、管理が不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記の様に、ネクタイを簡単に多数収納するという目的が、洋服を収納するた めの洋服タンスやクロゼット等の設備の形状によって、従来の装置では有効に利 用できなかった。またネクタイを収納するが為の別の家具を設置するにもスペー スや費用の面で不経済であった。そこで考案された装置として洋服ハンガー形状 のネクタイ掛けがあるが多数のネクタイを掛けるには重ねる事となり、所望のネ クタイを選ぶ事と掛け外しをする事が不便であった。 また、使用者がネクタイの締め外しの際に必ず使用するネクタイピン等の小物 類の保管場所を上記同様いかなる洋服タンスやクロゼットでも可能にすることで ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 この考案は、上記記述の通り洋服を収納するスペースにはいかなる場所でもネ クタイ、ネクタイピン及びカフス等小物類も同時に収納できるようにということ であり、また同時に選びやすく多数収納できる様考案された物である。 洋服を収納するスペースには、必ず洋服ハンガーを掛けるようにハンガーパイ プが設置されていて、このハンガーパイプに本装置を吊り下げて上記課題を解決 する物である。この装置はネクタイピン挟み、小物入れ及びネクタイ掛けを上下 一体に配置しそれぞれの機能を達成するものである。

【０００５】 前記ネクタイ掛けは、ハンガーパイプに掛けた引掛け金具の延長である芯棒を 中心に１６本の腕木を配し、最下段に位置しこの腕木をＪ型に曲げて上下２段掛 けとしこれを回転折りたたみ式としてネクタイ掛けとした物である。

【０００６】 更に、前記ネクタイ掛けの上下端部にストッパーを設けている。

【０００７】 前記ネクタイピン挟み及び小物入れは芯棒方向に上下スライドする構造となっ ておりネクタイ掛けを折りたたむ事によりコンパクトになる。

【０００８】

【作用】

この考案によると、洋服を掛けるためのハンガーパイプのある収納スペースで あれば如何なる場所でもこのネクタイ掛けを吊り下げる方法により手軽に、手を 煩わす事なく設置可能である。ネクタイ掛けの１６本の腕木が放射線に延びネク タイの柄を選ぶのに一目瞭然となる間隔で等間隔に配置されている。この腕木を Ｊ型に曲げ上下２段に掛けることにより内側のネクタイを外す際に外側のネクタ イを落とさない様にしたものである。また上下それぞれ端部にストッパーを設け て回転時等にずり落ちない様にしたものである。 またネクタイピン及びカフス等小物入れを上下一体収納にすることでネクタイ の締め外し時に同時に手軽に使用する事ができる。

【０００９】

【実施例】 以下に示す実施例はネクタイ、ネクタイピン及びカフス等の小物類を一体収納 するものである。 洋服掛けのハンガーパイプに掛けられるようにした引掛け金物１の延長である 芯棒にネクタイ掛け４、小物入れ３及びネクタイピン挟み２をそれぞれ回転する 様に取り付けネクタイ、ネクタイピン及び小物が簡単に選べる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、ハンガーパイプ等の引掛けられる設備があればどこにでも簡単に吊 り下げられ、また不要になれば簡単に取り付け部分に傷をつける事なく取り外せ 移設も可能である。また最下段のネクタイ掛けは１６本の放射線状の腕木にネク タイを多数掛ける事ができ適度の間隔を保つ事により所望のネクタイを選ぶ事が できる。また容量のみを優先し重ねて吊下げる方法に比べ、適度の間隔を保ち回 転させる事により適度に換気効果があり、特に夏場の汗をかき湿気を含んだネク タイの乾燥を早めカビ等の発生を防ぐ効果がある。 次にネクタイピンやカフス等の小物入れも装備しているので、保管が容易であ る。このネクタイピン挟みは４枚の羽根状で回転式となっておりネクタイピンを 端部に挟み整然と保持する事ができる。ネクタイピン挟み及び小物入れの仕上げ 材を柔らかい材質のものを使用し、それぞれ傷をつけないように保管することが できる。 またネクタイピン挟み、小物入れをスライドさせネクタイ掛けの腕木を、折り たたむ事によりコンパクトになり携帯に便利で旅行や長期出張等に有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】ネクタイ掛けのＡ−Ｂ断面図である。

【図２】ネクタイピン挟みのＣ−Ｄ断面図である。

【図３】小物入れのＥ−Ｆ断面図である。

【図４】ネクタイ掛けのＧ−Ｈ断面図である。

【図５】ネクタイピン挟み、小物入れ及びネクタイ掛け
を使用した場合の状況図である。

【図６】使用しない時にネクタイピン挟み、小物入れを
スライドさせネクタイ掛けを折りたたんでコンパクトに
した状況図である。

【符号の説明】

１引掛け金物 ６未使用時のフッ
ク ２ネクタイピン挟み ７ネクタイピン ３小物入れ ８小物 ４ネクタイ掛け ９ネクタイ ５ネクタイストッパー

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部引掛け金具により引掛け式とし、回
   転式のネクタイピン挟みとカフス等の小物入れ、及び回
   転折りたたみ式のハンガーを上下一体としたネクタイ掛
   け
2. 【請求項２】 前記ハンガーをＪ型に曲げて２段式とし
   ている請求項１のネクタイ掛け
3. 【請求項３】 前記のＪ型ハンガーの端部２箇所にスト
   ッパーを設けた請求項２のネクタイ掛け