JP3066751B1 - プレヒ―タにおける導体の温度制御装置および方法 - Google Patents

プレヒ―タにおける導体の温度制御装置および方法

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  • General Induction Heating (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 様々な種類の導体に対して正確、かつ安定し
た温度制御を実施する。 【解決手段】 導線1の走行速度を検出する速度検出手
段31と、予め与えられたデータに基づいて導線の抵抗
値Rを算出し、この算出した抵抗値R及び速度検出手段
の検出結果に基づいて導線が巻回している間に導線を所
定温度まで加熱する場合に必要な誘導電流の目標値I0
を設定する目標値設定手段と導線に実際に流れている誘
導電流の値Iを測定する電流測定手段32と、それによ
って測定された導線に流れる誘導電流Iの値と目標値I
0 との比較を行い、両者の偏差に対応した偏差信号を出
力する比較部21と、偏差信号に基づいて、誘導電流の
値Iと目標値I0 との偏差をゼロとするための通電角を
演算し、この演算結果を電圧制御素子5に与えて一次側
コイル4の両端部に印加する電圧を変化させる通電角制
御部22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導線等の導体を走
行させながら一次側コイルと相互誘導関係となる位置に
おいて一時的に巻回させ、この巻回した状態にある導体
に誘導電流を発生させることにより、当該導体を所定温
度まで発熱させるようにしたプレヒータにおける導体の
温度制御装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、導線の製造装置においては、被
覆工程の前工程において当該導線を加熱し、付着した水
分を除去するとともに、被覆との密着性を向上させるた
めにプレヒータを適用している。
【0003】図3は、この種のプレヒータの構成を概念
的に示したものである。このプレヒータは、前工程から
送出された導線1を巻回するための一対のプーリ2,3
を備えている。プーリ2,3は、一方が導体で構成さ
れ、他方が絶縁体で構成されており、走行する導線1を
これらの周囲に1回だけ巻回させるものである。
【0004】一方、このプレヒータには、巻回した導線
1に対して相互誘導の関係となる位置に一次側コイル4
が設けられている。この一次側コイル4には、その両端
部にシリコン制御整流器等の電圧制御素子5を介して交
流電源6が接続してある。
【0005】上記のように構成されたプレヒータでは、
一次側コイル4の両端部に所定の交流電圧を印加する
と、誘導作用により一対のプーリ2,3に巻回した導線
1に誘導電流が発生し、この誘導電流によるジュール熱
により当該巻回導線1が発熱するようになる。この結
果、付着していた水分を蒸発させてこれを除去すること
ができるとともに、その熱により次工程で施される被覆
との密着性を向上させることができるようになる。
【0006】この種のプレヒータにおいては、従来、以
下のようにして巻回導線1の発熱温度が一定となるよう
に制御を行っている。すなわち、まず、巻回導線1の発
熱量P〔cal/s〕は、当該巻回導線1の交流実抵抗
をR、巻回導線1に誘起される電圧をE2 とすると、 P=α×E2 2×1/R・・・(1) となる。ただし、αは仕事の熱当量。導線1が一対のプ
ーリ2,3を巻回して通過する時間tは、その経路長さ
をL、走行速度をvとすると、t=L/vで表される。
従って、導線1が一対のプーリ2,3を巻回して通過す
る間に発生する熱量Pt〔cal〕は、以下のようにな
る。 Pt=α×E2 2×t×1/R・・・(2)
【0007】ここで、一次側コイル4と巻回導線1との
巻き数比がN1 :N2 、一次側コイル4に印加する電圧
をE1 とすると、巻回導線1に誘起される電圧E2
(N2/N1 )×E1 であり、またN2 =1であるか
ら、結局、上式(2)は、 Pt=α×E1 2×t×1/(N1 ×R)・・・(3) となる。
【0008】従って、検出した導線1の走行速度に基づ
いて、常に(E1 2×t)の値が一定の値となるように一
次側コイル4に印加する電圧を制御する制御手段7を設
ければ、速度の変化に対して巻回導線1の発熱温度を一
定に保つことができるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
レヒータにおいては、巻回導線1の交流実抵抗Rが変化
しない場合、つまり導線1の種類や形状に大きな変化が
ない場合、上式(3)に従って、確かに巻回導線1の発
熱温度を一定に保つことが可能である。
【0010】しかしながら、上式(3)においては、一
次側コイル4に印加する電圧E1 が位相角に関与するパ
ラメータである。このため、導線1の種類や形状を変更
した場合には、たとえそれを実測したところで、当該巻
回導線1の交流実抵抗Rが不定となる。つまり、上記プ
レヒータにあっては、導線1の種類や形状を変更した場
合、当該導線1の発熱温度を正確に制御することが困難
になり、著しく汎用性に劣る。
【0011】しかも、上記プレヒータでは、一次側コイ
ル4に印加する電圧に変動が生じた場合に、これを補償
する手段を何等も具備していないため、巻回導線1に誘
起される電圧に直接影響が与えられることになり、安定
性の点でも不利である。
【0012】本発明は、上記実情に鑑みて、様々な種類
の導体に対して正確、かつ安定した温度制御を実施する
ことのできる装置および方法を提供することを解決課題
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、走行する導
体を一次側コイルと相互誘導関係となる位置において一
時的に巻回させ、この巻回した状態にある導体に誘導電
流を発生させることにより、当該導体を所定温度まで発
熱させるようにしたプレヒータにおける導体の温度制御
装置において、導体の走行速度を検出する速度検出手段
と、予め与えられたデータに基づいて前記導体の抵抗値
を算出し、この算出した抵抗値および前記速度検出手段
の検出結果に基づいて前記導体が巻回している間に当該
導体を前記所定温度まで加熱する場合に必要となる誘導
電流の目標値を設定する目標値設定手段と、前記導体に
実際に流れている誘導電流の値を測定する電流測定手段
と、前記測定した誘導電流の値と前記目標値との偏差が
ゼロとなるように前記一次側コイルの両端部間に印加す
る電圧を制御する一次側電圧制御手段と、を備えるよう
にしている。
【0014】また本発明では、走行する導体を一次側コ
イルと相互誘導関係となる位置において一時的に巻回さ
せ、この巻回した状態にある導体に誘導電流を発生させ
ることにより、当該導体を所定温度まで発熱させるよう
にしたプレヒータにおける導体の温度制御方法におい
て、予め与えられたデータに基づいて導体の抵抗値を算
出する工程と、前記導体の走行速度を検出する工程と、
前記算出した抵抗値および前記検出した走行速度に基づ
いて、前記導体が巻回している間に当該導体を前記所定
温度まで加熱するために必要となる誘導電流の目標値を
設定する工程と、前記導体に実際に流れている誘導電流
の値を測定する工程と、前記測定した誘導電流の値と前
記目標値との偏差がゼロとなるように前記一次側コイル
の両端部間に印加する電圧を制御する工程と、を含むよ
うにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係
るプレヒータにおける導体の温度制御装置を示したもの
で、図3に示したものと同様のプレヒータにおいて、導
線1を制御対象とする温度制御装置を例示している。す
なわち、プレヒータは、前工程から送出された導線1を
巻回するための導体プーリ2および絶縁体プーリ3を備
えており、これら一対のプーリ2,3の周囲に導線1が
走行しながら1回だけ巻回されるようになる。また、こ
のプレヒータには、巻回した導線1に対して相互誘導の
関係となる位置に一次側コイル4が設けられている。こ
の一次側コイル4には、その両端部にシリコン制御整流
器等の電圧制御素子5を介して交流電源6を接続してあ
る。
【0016】一方、このプレヒータの温度制御装置は、
目標値設定手段10と、一次側電圧制御手段20を構成
する比較部21および通電角制御部22とを有してい
る。
【0017】目標値設定手段10は、入力パネル等の適
宜な入力手段30から与えられた初期データと、ロータ
リエンコーダ等の適宜な速度検出手段31によって検出
された導線1の走行速度と、に基づいて、導線1に発生
させるべき誘導電流の目標値(以下、単に目標電流値I
0 と称する)を設定する部分である。入力手段30から
入力する初期データは、導線1の材質、導線1の半径、
導線1の発熱温度などである。
【0018】目標電流値I0 は、以下に示す演算式
(c)に基づいて設定される。まず、比熱q、重量wの
導線1を雰囲気温度Fから発熱温度Tまで加熱する際に
必要となる熱量K〔cal〕は、下式(a)から求める
ことができる。 K=q×w×(T−F)・・・(a) 一方、導線1が走行速度vで一対のプーリ2,3を通過
する間、この導線1に誘導電流I0 が流れた場合に得ら
れる熱量K〔cal〕は、先に示した式(2)から下式
(b)のようになる。 K=α×I0 2×R×(L/v)・・・(b) 従って、これらの式(a)および式(b)から、目標電
流値I0 を求めるための演算式(c)は以下のようにな
る。 I0 =√(q×w×(T−F)/(α×R×(L/v)))・・・(c)
【0019】比較部21は、電流測定手段32によって
測定された実際に導線1に流れる誘導電流の値(以下、
単に電流実測値Iと称する)と、目標値設定手段10で
設定された目標電流値I0 との比較を行い、その比較結
果を通電角制御部22に与える部分である。
【0020】通電角制御部22は、比較部21からの比
較結果に基づいて、電流実測値Iと上記目標電流値I0
との偏差をゼロとするための補正量を演算し、この演算
結果に基づく新たな制御電圧を電圧制御素子5に対して
与える部分である。
【0021】以下、上記温度制御手段の処理手順を示す
図2のフローチャートを参照しながら、導線1の温度制
御方法について説明する。なお、上記プレヒータにおい
ては、一対のプーリ2,3に既に導線1が走行しながら
巻回しているものとする。
【0022】まず、この温度制御装置では、入力手段3
0から導線1の材質、半径rおよび発熱温度Tなどの初
期データが入力される(ステップ101)。
【0023】入力手段30から初期データが入力される
と、目標値設定手段10において上述した演算式(c)
の各種パラメータを予め算出する処理が行われる(ステ
ップ102)。すなわち、目標値設定手段10は、ま
ず、導線1の材質データが入力されると、図示していな
いメモリからこの材質に対応した導線1の比熱qおよび
比重uを読み出す。次いで、入力手段30を通じて与え
られた半径rおよび既知であるその経路長Lから、一対
のプーリ2,3に巻回される導線1の体積V(=π×r
2 ×L)を算出し、さらにこの体積Vと先にメモリから
読み出した比重uとから一対のプーリ2,3に巻回され
る導線1の重量w(=u×V)を求める。単位重量当た
りの抵抗値は、それぞれの材質において既知である。従
って、材質データおよび算出した重量wから、導線1の
抵抗値Rを求めることができるようになる。以上の結
果、上記目標値設定手段10においては、演算式(c)
の比熱q、重量w、発熱温度T、抵抗値Rが既知とな
り、導線1の走行速度vが分かれば、直ちに目標電流値
0 を設定できる状態となる。なお、雰囲気温度Fに関
しては、図示していない温度検出手段によって目標値設
定手段10に常時入力するようにしている。
【0024】各種パラメータを設定した目標値設定手段
10は、次ぎに速度検出手段31を通じて導線1の走行
速度vの検出を行い(ステップ103)、その検出結果
を上記演算式(c)に代入することにより、導線1に誘
導すべき目標電流値I0 を算出し(ステップ104)、
さらにその算出結果を比較部21に与える。
【0025】目標電流値I0 が与えられた比較部21
は、電流測定手段32を通じて電流実測値Iを測定する
(ステップ105)。さらに比較部21は、この電流実
測値Iと目標電流値I0 との比較を行い(ステップ10
6)、その比較結果を偏差信号として通電角制御部22
に与える。
【0026】ここで、電流実測値Iと目標電流値I0
の間に偏差がない場合、上記通電角制御部22は、補正
量をゼロとする(ステップ107)。
【0027】一方、電流実測値Iと目標電流値I0 との
間に偏差がある場合、上記通電角制御部22は、この偏
差をゼロとするためのそれぞれの補正量を算出する。す
なわち、電流実測値Iが目標電流値I0 を上回っている
場合には、導線1に流れている電流を(I−I0 )だけ
減少させるための減少用補正量を算出し(ステップ10
8)、また電流実測値Iが目標電流値I0 を下回ってい
る場合には、導線に流れている電流を(I0 −I)だけ
増加させるための増加用補正量を算出する(ステップ1
09)。
【0028】これらの処理の後、さらに通電角制御部2
2は、現在電圧制御素子5に与えている制御電圧に上述
した各種補正量を加算し、これを新たな制御電圧として
電圧制御素子5に与える(ステップ110)。
【0029】この結果、電圧制御素子5が新たな制御電
圧に応じて駆動し、これにより一次側コイル4の両端に
印加される電圧が適宜増減するようになり、導線1に誘
導される誘導電流の値Iが目標電流値I0 と一致するこ
とになる。従って、一対のプーリ2,3を通過する間に
導線1から発生する熱量が上式(b)を満たす値Kとな
り、導線1の温度が発熱温度Tと一致するようになる。
【0030】以下、導線1の種類や形状に変更がない場
合、ステップ103からステップ110までの手順が繰
り返し行われることになり、一対のプーリ2,3を巻回
する導線1の発熱温度を、その走行速度の変化に対して
常に一定に保つことができるようになる。
【0031】一方、導線1の種類や形状に変更がある
と、再び、ステップ101およびステップ102が行わ
れ、導線1の抵抗値Rを含む各種パラメータを算出した
後、この算出した新たなパラメータに対応した内容でス
テップ103からステップ110までの手順が繰り返し
行われ、この変更後の導線1に対しても一対のプーリ
2,3を巻回する部分の発熱温度を、その走行速度の変
化に対して常に一定に保つことができるようになる。
【0032】この場合、上記温度制御装置によれば、従
前のように一次側コイル4の電圧、つまり位相角によっ
て変化するパラメータを制御するのではなく、実際に加
熱させる導線1に流れる有効電流、つまり位相角によっ
ては変化しないパラメータを制御するようにしている。
従って、一対のプーリ2,3を巻回する導線1の交流実
抵抗Rを実測することにより、導線1の種類や形状が大
きく変化した場合であっても、その発熱温度を正確に制
御することが可能であり、汎用性の点で極めて有利とな
る。
【0033】しかも、上記温度制御装置によれば、導線
1に実際に流れる誘導電流Iと目標電流値I0 との偏差
がゼロとなるように制御を行うものであるため、上述し
た動作の間に交流電源電圧に変動があった場合、この電
圧変動に伴う導線1の誘導電流の値の変化に基づいてこ
れを補償することが可能になる。従って、導線1の発熱
温度を一定に保持することができるようになり、安定性
の点にも優れたものとなる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め与えられたデータに基づいて算出した抵抗値と検出
した走行速度とに基づいて導体に必要となる誘導電流の
目標値を設定し、実際に導体に流れる誘導電流とこの目
標値との偏差がゼロとなるようにフィードバック制御す
ることによって導体の温度を制御するようにしているた
め、様々な種類の導体に対して正確、かつ安定した温度
制御を実施することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る温度制御装置の一実施形
態を示すブロック図、(b)は導体の走行状態を示す図
である。
【図2】図1に示した温度制御装置の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】(a)は従来の温度制御装置を示すブロック
図、(b)は導体の走行状態を示す図である。
【符号の説明】
1 導線 2 導体プーリ 3 絶縁体プーリ 4 一次側コイル 5 電圧制御素子 6 交流電源 10 目標値設定手段 20 一次側電圧制御手段 21 比較部 22 通電角制御部 30 入力手段 31 速度検出手段 32 電流測定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/06 C21D 9/60 H05B 6/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する導体を一次側コイルと相互誘導
    関係となる位置において一時的に巻回させ、この巻回し
    た状態にある導体に誘導電流を発生させることにより、
    当該導体を所定温度まで発熱させるようにしたプレヒー
    タにおける導体の温度制御装置において、 導体の走行速度を検出する速度検出手段と、 予め与えられたデータに基づいて前記導体の抵抗値を算
    出し、この算出した抵抗値および前記速度検出手段の検
    出結果に基づいて前記導体が巻回している間に当該導体
    を前記所定温度まで加熱する場合に必要となる誘導電流
    の目標値を設定する目標値設定手段と、 前記導体に実際に流れている誘導電流の値を測定する電
    流測定手段と、 前記測定した誘導電流の値と前記目標値との偏差がゼロ
    となるように前記一次側コイルの両端部間に印加する電
    圧を制御する一次側電圧制御手段と、 を備えたプレヒータにおける導体の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 走行する導体を一次側コイルと相互誘導
    関係となる位置において一時的に巻回させ、この巻回し
    た状態にある導体に誘導電流を発生させることにより、
    当該導体を所定温度まで発熱させるようにしたプレヒー
    タにおける導体の温度制御方法において、 予め与えられたデータに基づいて導体の抵抗値を算出す
    る工程と、 前記導体の走行速度を検出する工程と、 前記算出した抵抗値および前記検出した走行速度に基づ
    いて、前記導体が巻回している間に当該導体を前記所定
    温度まで加熱するために必要となる誘導電流の目標値を
    設定する工程と、 前記導体に実際に流れている誘導電流の値を測定する工
    程と、 前記測定した誘導電流の値と前記目標値との偏差がゼロ
    となるように前記一次側コイルの両端部間に印加する電
    圧を制御する工程と、 を含むプレヒータにおける導体の温度制御方法。
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