JPS6021912Y2 - 誘導加熱装置 - Google Patents
誘導加熱装置Info
- Publication number
- JPS6021912Y2 JPS6021912Y2 JP1980056776U JP5677680U JPS6021912Y2 JP S6021912 Y2 JPS6021912 Y2 JP S6021912Y2 JP 1980056776 U JP1980056776 U JP 1980056776U JP 5677680 U JP5677680 U JP 5677680U JP S6021912 Y2 JPS6021912 Y2 JP S6021912Y2
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- JP
- Japan
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- current
- coil
- heated
- induction coil
- induction
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- General Induction Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は誘導加熱装置の改良に関し、特に比較的長い
金属棒材あるいは管材などの長尺の被加熱部材を両端部
と中央部との均熱を得る誘導加熱装置を提供するもので
ある。
金属棒材あるいは管材などの長尺の被加熱部材を両端部
と中央部との均熱を得る誘導加熱装置を提供するもので
ある。
長尺の被加熱部材を１個づつ定速で送りながら加熱して
取出すことを連続的に繰返えす必要がある場合には、従
来一般に使用されている定電圧加電力式では被加熱部材
の先端および後端は中央部とは異った温度に加熱され、
熱処理工程に使用される場合極めて不工合である。
取出すことを連続的に繰返えす必要がある場合には、従
来一般に使用されている定電圧加電力式では被加熱部材
の先端および後端は中央部とは異った温度に加熱され、
熱処理工程に使用される場合極めて不工合である。
第１図は長尺の被加熱部材を連続的に送出しながら加熱
する誘導加熱装置の簡略説明図で、第２図は従来の定電
圧制御装置を用いた誘導加熱装置の単線結線図である。
する誘導加熱装置の簡略説明図で、第２図は従来の定電
圧制御装置を用いた誘導加熱装置の単線結線図である。
第１図、第２図において、長尺の被加熱部材１は送出ロ
ーラ２によって誘導コイル３の内部を連続的に通過しな
がら加熱されて取出される。
ーラ２によって誘導コイル３の内部を連続的に通過しな
がら加熱されて取出される。
加熱コイル３には高周波電源（図示の場合は高周波発電
機）４が接続されて高周波電力が供与される。
機）４が接続されて高周波電力が供与される。
この高周波電力の制御は、高周波計器用変圧器５により
加熱コイル３の供与電圧の検出値と、基準設定用の電圧
調整器（図示の場合は抵抗器）６により基準電圧とを比
較増巾器７により比較されて界磁コイル８８に流れる電
流をサイリスクスイッチ９のゲート制御により一定の電
圧を誘導コイルに供与するようになっている。
加熱コイル３の供与電圧の検出値と、基準設定用の電圧
調整器（図示の場合は抵抗器）６により基準電圧とを比
較増巾器７により比較されて界磁コイル８８に流れる電
流をサイリスクスイッチ９のゲート制御により一定の電
圧を誘導コイルに供与するようになっている。
いま、誘導コイル３内に被加熱部材が全く挿入されてい
ないＡの状態と、被加熱部材の一部分が挿入されている
Ｂの状態と、さらに被加熱部材が全部挿入されたＣの状
態とについて考えると、各々の状態では誘導コイル側の
負荷インピーダンスはそれぞれ異った値となり、従って
誘導コイル電圧Ｖｃを一定とした場合には誘導コイルに
流れる加熱電流Ｉｃは前述のＡ、 ＢおよびＣの各状態
では第４図ａに示すように順次曲線的に減少し、インピ
ーダンスは逆に曲線的に順次増大する。
ないＡの状態と、被加熱部材の一部分が挿入されている
Ｂの状態と、さらに被加熱部材が全部挿入されたＣの状
態とについて考えると、各々の状態では誘導コイル側の
負荷インピーダンスはそれぞれ異った値となり、従って
誘導コイル電圧Ｖｃを一定とした場合には誘導コイルに
流れる加熱電流Ｉｃは前述のＡ、 ＢおよびＣの各状態
では第４図ａに示すように順次曲線的に減少し、インピ
ーダンスは逆に曲線的に順次増大する。
また後端部については第４図ａとは丁度逆の現象となり
電流は逆増大し、インピーダンスは減少する。
電流は逆増大し、インピーダンスは減少する。
そして被加熱部材の加熱温度は第４図すに示すように両
端部は高く中央部は低く加熱される。
端部は高く中央部は低く加熱される。
以上の如〈従来の装置では他の何らかの均熱装置を付加
しなければ熱処理用に適する均熱を得られない欠点を有
していた。
しなければ熱処理用に適する均熱を得られない欠点を有
していた。
この考案は以上の点に鑑みなされたものであって、長尺
の被加熱部材に対して均熱化を図った誘導加熱装置を得
ることを目的とするものである。
の被加熱部材に対して均熱化を図った誘導加熱装置を得
ることを目的とするものである。
以下第３図および第５図に示すこの考案の一実施例に基
づいて詳述する。
づいて詳述する。
図中、１〜９は上述のものと同一につぎ省略する。
１０は誘導コイル３に流入する加熱電流即ち、コイル電
流そのものを検出する変流器などの検出装置、１１は溶
接電流値の基準電流を設定する基準電流設定装置（図は
抵抗器の場合を示す）、１２は検出装置１０の検出電流
と基準電流設定装置１１の基準電流とを比較してその差
電流を導出する電流比較装置である。
流そのものを検出する変流器などの検出装置、１１は溶
接電流値の基準電流を設定する基準電流設定装置（図は
抵抗器の場合を示す）、１２は検出装置１０の検出電流
と基準電流設定装置１１の基準電流とを比較してその差
電流を導出する電流比較装置である。
この考案は長尺の被加熱部材１の先後端の両端部の不均
一温度分布を均熱化を図るために、誘導コイル３に流入
するコイル電流を一定に保持するようにしたもので、第
５図ａに示す誘導コイル３のインピーダンス乙の被加熱
部材との相対関係位置に対する変化に対して、コイル電
流Ｉｃを一定に保持するには誘導コイル３への供与電圧
Ｖｃを前記インピーダンス変化に対応させて変える必要
がある。
一温度分布を均熱化を図るために、誘導コイル３に流入
するコイル電流を一定に保持するようにしたもので、第
５図ａに示す誘導コイル３のインピーダンス乙の被加熱
部材との相対関係位置に対する変化に対して、コイル電
流Ｉｃを一定に保持するには誘導コイル３への供与電圧
Ｖｃを前記インピーダンス変化に対応させて変える必要
がある。
このため第８図に示すように、電流検出装置１０の検出
電流と基準電流設定装置の基準電流とを電流比較装置１
２て比較して、その差電流をサイリスクスイッチのゲー
トに与えて、高周波発電機４の界磁コイルの励磁を制御
して高周波発電機の高周波電圧を変化させるものである
。
電流と基準電流設定装置の基準電流とを電流比較装置１
２て比較して、その差電流をサイリスクスイッチのゲー
トに与えて、高周波発電機４の界磁コイルの励磁を制御
して高周波発電機の高周波電圧を変化させるものである
。
以上のようにコイル電流Ｉｃを一定に保持することによ
り第５図すに示すように従来のものに比べて被加熱部材
１は均一に加熱される。
り第５図すに示すように従来のものに比べて被加熱部材
１は均一に加熱される。
なお、第４図ｂ、第５図すにおける温度は長尺材がコイ
ルを通過し終った後の最高温度を示している。
ルを通過し終った後の最高温度を示している。
以上のように被加熱部材の連続的移動にしたがって、コ
イル電流を一定にすることにより磁界強度の一定化を図
りインピーダンスの相異にかかわらず均熱化を図ったも
のであるが、実際には被加熱部材の端末効果による端部
の過熱、熱放散などの端末効果を加味した理想的な設定
電流を実験的ニ測定またはコンピュータによって計算し
て求めて置いてこれを加熱設定電流として使用すれば更
に均一な温度分布が得られる。
イル電流を一定にすることにより磁界強度の一定化を図
りインピーダンスの相異にかかわらず均熱化を図ったも
のであるが、実際には被加熱部材の端末効果による端部
の過熱、熱放散などの端末効果を加味した理想的な設定
電流を実験的ニ測定またはコンピュータによって計算し
て求めて置いてこれを加熱設定電流として使用すれば更
に均一な温度分布が得られる。
以上の実施例では、高周波発電機の場合について説明し
たがインバータ装置を電源として使用しても全く同等の
作用とすることは論をまたない。
たがインバータ装置を電源として使用しても全く同等の
作用とすることは論をまたない。
この考案によればコイル電流と一定に保持することによ
り被加熱部材の両端部と中央部との温度分布の均熱化が
極めて容易に図り得るとともに、加熱効率も向上し熱処
理の敏速化を図れる利点を有するものである。
り被加熱部材の両端部と中央部との温度分布の均熱化が
極めて容易に図り得るとともに、加熱効率も向上し熱処
理の敏速化を図れる利点を有するものである。
第１図この考案に関する誘導加熱装置の簡略説明図、第
２図は従来の定電圧制御装置を用いた誘導加熱装置の単
線結線図、第３図はこの考案の一実施例による誘導加熱
装置の単線結線図、第４図は従来装置における誘導コイ
ルの電圧、電流、回路インピーダンスと誘導コイル各部
の特性曲線図、および被加熱部材温度と被加熱部材の温
度分布図、第５図はこの考案のものの第４図と同じ特性
曲線図および温度分布図である。 なお図中、１は被加熱部材、３は誘導コイル、４は高周
波発電機、８は高周波発電機の界磁コイル、９は界磁制
御装置、１０は電流検出装置、１１は加熱基準設定電流
装置、１２は電流比較装置である。 図中同一符号は同一もしくは相当部分を示す。
２図は従来の定電圧制御装置を用いた誘導加熱装置の単
線結線図、第３図はこの考案の一実施例による誘導加熱
装置の単線結線図、第４図は従来装置における誘導コイ
ルの電圧、電流、回路インピーダンスと誘導コイル各部
の特性曲線図、および被加熱部材温度と被加熱部材の温
度分布図、第５図はこの考案のものの第４図と同じ特性
曲線図および温度分布図である。 なお図中、１は被加熱部材、３は誘導コイル、４は高周
波発電機、８は高周波発電機の界磁コイル、９は界磁制
御装置、１０は電流検出装置、１１は加熱基準設定電流
装置、１２は電流比較装置である。 図中同一符号は同一もしくは相当部分を示す。
Claims (1)
- 移動方向に直角方向の断面形状が、各部においてほぼ同
一の被加熱部材を加熱する誘導コイル、この誘導コイル
を流れるコイル電流を検出する検出装置、前記被加熱部
材を所望温度に加熱するのに応じた上記コイル電流を設
定する基準電流設定装置前記検出装置の検出電流と前記
基準電流設定装置の設定値とを比較しその偏差を零にす
るように前記誘導コイルを電流を供与する電源を制御す
る制御装置を備えた誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980056776U JPS6021912Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980056776U JPS6021912Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 誘導加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5611495U JPS5611495U (ja) | 1981-01-31 |
| JPS6021912Y2 true JPS6021912Y2 (ja) | 1985-06-29 |
Family
ID=29290881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980056776U Expired JPS6021912Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 誘導加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021912Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4941583U (ja) * | 1972-07-13 | 1974-04-12 | ||
| JPS5097942A (ja) * | 1973-12-28 | 1975-08-04 |
-
1980
- 1980-04-24 JP JP1980056776U patent/JPS6021912Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4941583U (ja) * | 1972-07-13 | 1974-04-12 | ||
| JPS5097942A (ja) * | 1973-12-28 | 1975-08-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5611495U (ja) | 1981-01-31 |
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