JP4450999B2 - 温度分布を制御するための誘導加熱装置及び方法 - Google Patents
温度分布を制御するための誘導加熱装置及び方法 Download PDFInfo
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Description
(発明の分野)
本発明は誘導加熱、詳細に述べると加熱中の電気伝導体の温度分布を制御するための誘導加熱及びその処理方法に関する。非電気伝導体は、それを電気伝導体に隣接して置くことにより、制御された温度分布を保ちながら加熱することができる。
【0002】
(発明の背景)
誘導加熱は、誘導加熱コイルに流れる交番する電流(すなわち、AC電流)によって発生する時間と共に変化する磁場に電気伝導体を置くことにより行われる。導体に誘導される渦電流は導体自体の中に熱源を作り出す。
【0003】
誘導加熱はさらに、シリコンを基にした非伝導体ファイバー等の、非電気伝導体を加熱や溶解するためにも使用することができる。非電気伝導体には実質的に渦電流が誘導されないので、それを直接に誘導によって加熱または溶解することはできない。しかしながら、非電気伝導体を、サセプター(susceptor)、すなわち、非電気伝導体の代わりに電流を誘導するものとして画定される電気伝導体の囲い(以下、サセプターと呼ぶ)の中に置くことは可能である。サセプターの1つのタイプは、その中に非電気伝導体を通すことができる管状のものである。誘導電気炉の耐熱性の坩堝の周囲に配置される誘導コイルと同様な方法で、サセプター周りに誘導コイルが配置され、それにより、そのコイルにより発生する電磁場がサセプターを通過する。耐熱性の坩堝とは異なり、サセプターは電気伝導性を有する。サセプターの典型的な材料は、電気伝導性を有し、かつ、非常に高い温度に対し耐性のあるグラファイトである。サセプターは電気伝導性であるので、誘導コイルはサセプター内に大きな渦電流を誘導することができる。渦電流はサセプターを加熱し、さらに、サセプターは熱伝導または熱放射により、その中に(または、その付近に)置かれた非電気伝導性の加工物(すなわち、加熱の対象となる素材)を加熱するために使用することが可能である。
【0004】
人工材料やシリコン等の非電気伝導体の誘導加熱の多くの応用例において、サセプターの内部に置かれた非電気伝導性の加工物に伝導する熱量を制御するために、サセプターの全長に沿って(すなわち、縦軸に沿って)、予め決められ、制御された温度分布を与えることがたびたび望まれる。これは、サセプターの全長に沿ったサセプターの複数の区間へ、異なった強度の(または、密度の)誘導力を伝達することによって達成することができる。
【0005】
このサセプターはその全長に沿って、複数の誘導コイルにより囲まれてもよい。サセプターの軸方向の区分(すなわち、軸方向の切片)を囲んでいる各コイルは、予め決められた出力レベルに設定された、個々の高周波AC電源に接続される。サセプターは誘導によって、各電源による各コイルへの電流の量によって決められる軸方向の温度分布に加熱される。この手法の欠点は、隣接したコイルの間に位置するサセプターの区分が、2つの隣接したコイルの付加的な加熱効果により、必要以上に加熱される可能性があるということである。結果として、サセプターのこれらの区分を通しての温度分布の制御は(正確さに対して)限界を持つ。
【0006】
もう1つの選択肢として、制御可能なスイッチングシステムを介して、複数のコイルを異なった期間に単体の高周波数AC電源に接続することもできる。単体の電源を使用した場合、高い電気的ポテンシャル(すなわち、電位差)が2つの隣接したコイルの端の間に存在する可能性があるので、隣接したコイルの端の間の電気アークの危険性を伴わずに、コイルの端の間のサセプターの区分の不十分な加熱を防ぐためにコイルの端と端を十分に近づけることは不可能に近い。結果として、この手法もやはり、サセプターのこれらの区分を通しての温度分布を制御する能力に限度がある。
【0007】
よって、隣接したコイル区間の巻きが、コイル区間の間の部分を含むサセプターの軸方向に沿った予め選択された区間に(したがって、サセプター内または付近に置かれた加工物に)、制御可能な方法で誘導力を伝達することを可能にし、それにより、(周囲より)冷たい部分や熱い部分を排除し、サセプターの軸方向の全体にわたって、予め選択された所望の温度分布を可能にする誘導コイルを持った加熱装置に対する要求が存在する。これは、サセプター内に置かれた非電気伝導性の加工物が、熱伝導及び熱放射によって、予め選択された温度分布に加熱されることを可能にする。本発明はこの要求を満たす。
【0008】
(発明の要約)
本発明のその広い側面において、本発明は電気伝導体またはサセプターに制御可能な温度分布を作り出すための誘導加熱装置である。装置は、(通常整流器及びインバーターから構成される)電源;サセプターの長さ全体にわたって配置される複数のコイル区間を持ったコイル;電源からの電力を複数のコイル間で切り替えるための切り替え回路;及び電源からそれぞれのコイル区間への電力の期間(または、間隔)を制御するための制御回路を含む。コイル区間の長さは(互いに)異なってもよいし、単位長当りの巻数も可変であってよい。切り替え回路は電源と各コイル区間の端子との間に接続されるシリコン制御整流器(SCR)を含んでもよい。各コイル区間への変動する電力の適用はサセプター内の渦電流の変動するレベルを誘導し、それは異なったコイル区間で囲まれたサセプターの区間が、制御回路で決められる異なった温度に加熱されることを引き起こす。結果として、サセプターの全長に沿って、制御された温度分布が達成される。この制御回路はさらに、切り替え回路がコイル区間の間で切り替えられるとき、一定の出力を維持するために電源の出力を調整することができる。制御回路は、各コイル区間に供給される平均の電力を予め設定するために、各コイル区間に対する予め決められた電力の設定点の検出(装置)を含んでもよい。制御回路はまた、全てのコイル区間への電力を調整してサセプターの所望の温度分布を達成するために、サセプターの軸方向の点に沿ってそれの温度の検出(装置)を含んでもよい。非電気伝導体は、それをサセプターに近づけて配置することにより熱伝導及び熱放射によって制御された方法で加熱することができる。
【0009】
本発明のもう1つの側面において、誘導過熱装置は、電源;サセプターの長さ全体にわたって配置された、1箇所または複数の個所で重ねられた複数のコイル区間を持った誘導コイル;電源からの電力を重ねられた複数のコイル区間の間で切り替えるための切り替え回路;及び電源からそれぞれのコイル区間への電力の期間(または、間隔)を制御するための制御回路を含む。コイル区間の長さは(互いに)異なってもよいし、単位長当りの巻数は可変であってもよい。切り替え回路は電源と各コイル区間の端子との間に接続される逆平行のシリコン制御整流器(SCR)の組を含んでもよい。各コイル区間への変動する電力の適用はサセプター内の渦電流の変動するレベルを誘導し、それは異なったコイル区間で囲まれたサセプターの区間が、制御回路で決められる異なった温度に加熱されることを引き起こす。結果として、サセプターの全長に沿って、制御された温度分布が達成される。非電気伝導体は、それをサセプターに近づけて配置することにより熱伝導及び熱放射によって制御された方法で加熱することができる。この制御回路はさらに、切り替え回路がコイル区間の間で切り替えられるとき、一定の出力を維持するために電源の出力を調整することができる。制御回路は、各コイル区間に供給される平均の電力を予め設定するために、各コイル区間に対する予め決められた電力の設定点の検出(装置)を含んでもよい。制御回路はまた、全てのコイル区間への電力を調整してサセプターの所望の温度分布を達成するために、サセプターの軸方向の点に沿ったそれの温度の検出(装置)を含んでもよい。
【0010】
本発明のもう1つの側面において、誘導過熱装置は、電源;サセプターの長さ全体にわたって配置された複数のコイル区間を持った誘導コイル;複数のコイル区間を電源に接続し、カスケード接続法によって、選択された複数のコイル区間に変動する電力を同時に印加することが可能な切り替え回路;及び電源から複数のコイル区間の各々への電力の期間(または、間隔)を制御するための制御回路を含む。コイル区間の長さは(互いに)異なってもよいし、単位長当りの巻数は可変であってもよい。切り替え回路は電源と、(電源に接続されるコイルの端子を除いた)各コイル区間の端子との間に接続される逆平行のシリコン制御整流器(SCR)の組を含んでもよい。選択された複数のコイル区間への変動する電力の適用はサセプター内の渦電流の変動するレベルを誘導し、それは選択された複数のコイル区間で囲まれたサセプターの区間が、制御回路で決められる異なった温度に加熱されることを引き起こす。結果として、サセプターの全長に沿って、制御された温度分布が達成される。非電気伝導体は、それをサセプターに近づけて配置することにより熱伝導及び熱放射によって制御された方法で加熱することができる。この制御回路はさらに、切り替え回路がコイル区間の間で切り替えられるとき、一定の出力を維持するために電源の出力を調整することができる。制御回路は、各コイル区間に供給される平均の電力を予め設定するために、各コイル区間に対する予め決められた電力の設定点の検出(装置)を含んでもよい。制御回路はまた、全てのコイル区間への電力を調整してサセプターの所望の温度分布を達成するために、サセプターの軸方向の点に沿ってそれの温度の検出(装置)を含んでもよい。
【0011】
本発明のもう1つの側面において、誘導加熱装置は電源及び、複数のコイル区間と共にサセプターの長さ全体にわたって配置された誘導コイルを含む。隣接したコイル区間は互いに反対の向きに巻かれ、コイルの組(以下、コイルペアと呼ぶ)を形成するように接続される。
【0012】
装置はさらに、電源からの電力をコイルペアの間で(すなわち、コイルペアと他のコイルペアとの間で)切り替えるための切り替え回路を含む。制御回路は電源からそれぞれのコイルペアへの電力の期間(または、間隔)を制御する。コイル区間の長さは(互いに)異なってもよいし、単位長当りの巻数は可変であってもよい。切り替え回路は電源と各コイルペアの端子との間に接続される逆平行のシリコン制御整流器(SCR)の組を含んでもよい。各コイルペアへの変動する電力の適用はサセプター内の渦電流の変動するレベルを誘導し、それは異なったコイルペアで囲まれたサセプターの区間が、制御回路で決められる異なった温度に加熱されることを引き起こす。結果として、サセプターの全長に沿って、制御された温度分布が達成される。非電気伝導体は、それをサセプターに近づけて配置することにより熱伝導及び熱放射によって制御された方法で加熱することができる。この制御回路はさらに、切り替え回路がコイル区間の間で切り替えられるとき、一定の出力を維持するために電源の出力を調整することができる。制御回路は、各コイル区間に供給される平均の電力を予め設定するために、各コイル区間に対する予め決められた電力の設定点の検出(装置)を含んでもよい。制御回路はまた、全てのコイル区間への電力を調整してサセプターの所望の温度分布を達成するために、サセプターの軸方向の点に沿ってそれの温度の検出(装置)を含んでもよい。本発明の前述及びその他の側面は以下の説明及び付随する請求項から明らかになるだろう。
【0013】
本発明の説明のために、目下のところ好まれる実施例の図が示される。しかしながら、本発明が示された配置や手段に限定されないことは理解されなければならない。
【0014】
(本発明の詳細な説明)
本発明はここで好まれる実施例との関連で説明されるが、それは本発明をその実施例に限定するためのものではないことは理解されなければならない。逆に、本発明は、付随する請求の範囲によって定義される本発明の意図及び範囲に含まれる全ての代替案、変更、等化物を含むと意図される。
【0015】
ここで図面(そこにおいて、同じ数字は同じまたは同様な構成要素を示している)を参照すると、電気伝導体またはサセプター60に制御された温度分布を作り出すための誘導加熱装置10の略図が図1に示されている。誘導加熱装置10は、切り替え回路30を経由して複数の区間に別れた誘導コイル40に接続された電源20を含む。複数の誘導コイルの区間40は、サセプター60の縦方向に沿って拡張するコイル区間41、42、及び43に分けられている。各コイル区間は2つの端子の間に拡張する(すなわち、2つの端子の間でつながっている)。コイル区間の端子は:コイル区間41に対する44及び45;コイル区間42に対する46及び47;コイル区間43に対する48及び49である。本発明の開示された実施例では3つ、または6つのコイル区間が示されているが、本発明の範囲から外れることなく、いかなる数のコイル区間が使用されてもよい。本発明の全ての実施例において、サセプター60の特定な温度分布を達成するために、コイル区間の長さは(互いに)異なった長さでもよいし、各コイル区間は単位長当りに可変な(すなわち、互いに異なった)数の巻数を持ってもよい。コイルの長さ、単位長当りの巻数、コイル区間の他の特徴の選択は、加熱されるサセプターの大きさ及び形状、サセプターの所望される温度分布のタイプ、及び切り替え回路のタイプを含む要因(もちろん、これらだけには限定されないが)に基づく。電源20によって、切り替え回路30を通して3つのコイル区間の各々に供給される電力の期間(すなわち、継続時間または間隔)は制御回路50によって制御される。予め決められた方法で、3つのコイル区間の各々への継続時間(デューティーサイクル)を変えることによって、図5に示されているような、軸方向全体で均一な加熱の温度分布70、一方の端で増大する加熱の温度分布71、真中が増大した加熱の分布72を持った(サセプターの渦電流の誘導による)温度分布をサセプター60に達成することができる。温度分布70、71、及び72は、本発明の適用により達成される本発明の全ての実施例の典型的な分布のグラフである。コイル区間の各々への電力の継続時間を適当に変えることにより、本発明の範囲から外れることなく多様な温度分布を達成することが可能である。
【0016】
本発明の全ての実施例において、高周波のACを供給するための電源の1つのタイプは、シリコン制御整流器(SCR)等の、固体(または、半導体)の高出力サイリスタ素子を利用した固体電源(または、半導体電源)である。誘導加熱装置と共に使用される典型的な電源及び、その電源で使用されるインバーター回路のブロック図は米国特許No.5,165,049の図1及び図2で図示され説明されている。その特許はここで、その全体が参照によって組み込まれている。参照している特許の電源は誘導炉と共に使用されているが、当業者は、誘導炉の代わりにサセプターと共に使用することができることを認識するだろう。参照している特許の図1に示されているRLC回路は、本発明のコイル区間、または負荷に相当する。
【0017】
図1で、3つのコイル区間41、42、及び43の各々への電力の切り替えのための適当な切り替え回路30は、電源20からの電力をコイル区間の間で電子的に切り替えるためのシリコン制御整流器(SCR)を含む回路である。
【0018】
制御回路50は、切り替え回路30によるコイル区間の間の切り替えにより負荷インピーダンス(すなわち、コイル区間41、42、及び43)が変化したときに、安定したインバーターの電力出力を保持するために、電源20のインバーターで使用されるシリコン制御整流器の整流作用を調節するために本発明の全ての実施例で使用することができる。使用可能な制御回路の1つのタイプは、米国特許No.5,523,631で説明されており、ここでも、その全体が参照によって取り込まれている。参照している特許において、(インバーターの電力出力が)いくつかの誘導負荷の間で切り替えられるとき、インバーターの出力電力レベルが制御される。本発明の実施例において、コイル区間41、42、及び43は切り替えられる誘導負荷に相当する。参照している特許で誘導負荷に接続された電力設定用の電位差計(potentiometer)は、コイル区間41、42、及び43の各々への電力供給の継続時間によって規定される所望の平均電圧レベルを設定するために使用することができる。さらに、先行する(すなわち、1つ前の)切り替えサイクル中にコイル区間へ供給された電力値のオーバーシュートやアンダーシュートに基づいた各コイル区間への電源(インバーター)出力を調節するための手段を含む、参照している特許で開示されている制御の付加的な特徴も本発明の制御回路50及び電源20に応用可能である。
【0019】
本発明の全ての実施例において、1つまたは複数の熱電対等の温度センサーがサセプター60の中に(または、付近に)備えられてもよい。センサーは、電源20の出力及び、電源から各コイル区間への接続の切り替え回路による継続時間を調節し、サセプターの全長に沿った温度分布を綿密に調節できるように、制御回路50に対しフィードバック信号を供給するために使用されてもよい。
【0020】
図2は本発明のもう1つの実施例を示している。図2では、複数の誘導コイルの区間80のコイル区間81、82、及び83はサセプターの軸方向の区分61に沿って、部分的に重なり合っている。重なり合っている軸方向の区分61の数は使用されているコイル区間の数に依存する。しかし、所望される温度分布によっては、全ての区分が重なり合う必要はない。特定の温度分布を達成するために、区分61は(互いに)異なった長さであってもよい。各コイル区間は端子の組:区間81に対する84及び85;区間82に対する86及び87;区間83に対する88及び89を持つ。図2に示されているように、各コイル区間の一方の端子は切り替え回路31に接続されている。各コイルのもう一方の端子は第2の切り替え回路32に接続されている。切り替え回路31及び32はシリコン制御整流器(SCR)の逆平行の組31a、31b、31c、32a、32b、及び32cを含む。各コイルは、切り替え回路31の逆平行のSCRの一組に接続された一方の端子と、切り替え回路32の逆平行のSCRの組に接続されたもう一方の端子を持つ。例えば、コイル区間81に対しては、端子84が逆平行のSCRの組31aに接続され、端子85は逆平行のSCRの組32aに接続されている。電源20は、図2に示されているように、全ての逆平行のSCRの組に接続されている。制御回路50は、切り替え回路31及び32を切り替えることにより、電源20から3つのコイル区間81、82、及び83へ供給される電力の継続時間を制御する。上述されたように、制御回路は、切り替え回路31及び32によるコイル区間の間の切り替えにより負荷インピーダンスが変化したときに、安定したインバーターの電力出力を維持するために、電源20のインバーターで使用されているSCRの整流作用を調節するために使用されてもよい。本発明のこの実施例において、3つのコイル区間の各々は、切り替え回路31及び32の対応する逆平行のSCRの組を介して、予め選択された時間(または、デューティーサイクル)だけ電源20に接続される。したがって、対応するSCRはコイル区間の全電流を伝導させ、それが開いた状態にあるときは、コイルの全電圧に対し耐性がなければならない。予め決められた方法で、3つの重なったコイル区間の各々への電力のデューティーサイクルを変化させることにより、サセプター60の渦電流の誘導により、サセプター60に図5に示されている典型的な均一な温度分布71を達成することができる。
【0021】
本発明のもう1つの実施例が図3に示されている。図3では、複数の誘導コイルの区間90の3つのコイル区間91、92、及び93の各々に対し、別々の切り替え回路33、34、及び35が備えられている。コイル区間の端子は、サセプター60の長さ全体に巻かれた一続きのコイルのタップ(すなわち、中間の接続点)である。図3に示されているように、コイルタップ94は切り替え回路33に接続され;コイルタップ95は切り替え回路34に接続され;コイルタップ96は切り替え回路35に接続されている。各切り替え回路は逆平行のSCRの組を含む。電源20は、切り替え回路33から35と、電源用コイルタップ97に接続している。制御回路50は、切り替え回路33、34、及び35により、電源20から3つのコイルの各々に供給される電力のデューティーサイクルを制御する。本発明の実施例において、切り替え回路33はコイル区間91、92、及び93に制御された電力を供給し;切り替え回路34はコイル区間92及び93に制御された電力を供給し;切り替え回路35はコイル区間93に制御された電力を供給する。同時に電源に接続される複数のコイル区間を持った、このカスケード接続配置のコイル区間の切り替えに対して、予め決められた方法で電力の継続時間を変えることにより、サセプター60の渦電流の誘導により、コイル区間91側の端からコイル区間93側の端に連続的に(または、段階的に)増大する、図5に示されているサセプター60の加熱の典型的な温度分布71を達成することができる。
【0022】
図4は、コイル区間121から126を持った複数の区間を持った誘導コイル120を備えた本発明の代替的な実施例である。コイル区間121、123、及び125は、コイル区間122、124、及び126に対して反対の向きに巻かれている。図4に示されている配置において、コイル区間121、123、及び125は上方向に巻かれているように示され、コイル区間122、124、及び126は下方向に巻かれているように示されている。コイル区間の端子は図4に示されている通りである。逆向きに巻かれている隣接したコイル区間の組、すなわち、121と122、123と124、125と126はコイルペアを形成する。各コイルペアは、3つの切り替え回路のうちの1つに接続された2つの内側の端子と、電源20に接続された2つの外側の端子を持つ。例えば、コイルペア121と122に対しては、端子111及び114が電源に接続され、端子112及び113が切り替え回路36に接続される。電源20もまた、3つの切り替え回路36、37、及び38に接続される。各切り替え回路は、各コイルペアの2つの内側の端子に接続された2組の逆平行のSCRを含む。例えば、コイルペア121と122に対しては、端子112が逆平行のSCRの組36aに接続され、端子113が逆平行のSCRの組36bに接続される。この配置は、隣接したコイルペアの間の等しいポテンシャル(すなわち、電位)を保障するので、巻線間にアーク放電を起こす危険性を伴わずに、各コイルペアのコイルの端を隣接したコイルペアのコイルの端に近づけることを可能にする。制御回路50は、電源から各コイル区間へ供給される電力のデューティーサイクルを制御する。本発明のこの実施例において、各コイルペアは、電源20から切り替え回路36、37、または38を経由して、制御された電力を供給される。コイルペアを逆方向に巻くことは、コイルペアが巻かれているサセプターの区分に放物線状の温度分布を与えることができる。したがって、1つまたは複数のコイル区間の組に対し長めの継続時間(または、長めのデューティーサイクル)の電力を適用することにより、サセプターの区分に増大した加熱を達成することができる。例えば、図4のコイル区間123及び124によって規定されるコイルペアに長めのデューティーサイクルの電力を与えることにより、サセプターの中間で増大した加熱を持った図5に示されている温度分布72を達成することができる。または、3つのコイル区間の組に対して、同じデューティーサイクルの電力を同じ期間だけ与えることにより、均一な温度分布70を達成することができる。ここで説明されたように、コイル区間の組に電力を与えるための(多様な)電力サイクル及びシーケンスを選択することにより、多数の種類の温度分布を作成することができる。
【0023】
本発明の各実施例において、非電気伝導体を、制御された温度分布を持ったサセプター60の近くに配置することで、その非電気伝導体も制御された方法で加熱することができる。
【0024】
本発明は、制御可能な温度分布のための、フレキシブルで順応性のある誘導加熱装置を提供する。さらに、本発明の制御回路及び複数の区間の誘導コイルの構成は高い効率かつ生産性を与えると共に、電源の複雑性やコスト大幅に下げる。当業者にとって、本発明のこれら及びその他の長所は、前述の詳細な説明から明白であるだろう。本発明は、それの意図や本質的な特徴から外れることなく、他の特定の形式で実施することもできるだろう。したがって、本発明の範囲を示すためには、前述の詳細な説明ではなく、付随する請求の範囲を参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電源、切り替え回路、及び電気伝導体の温度分布を制御するための誘導加熱装置の複数の区間の誘導コイルを示している略図である。
【図2】 重なったコイル区間のある複数の誘導コイルの区間、及び各コイル区間に対する切り替え回路を持った本発明の代替案の略図である。
【図3】 複数の誘導コイルの区間、及び各コイル区間に対する切り替え回路を持った本発明の代替案の略図である。
【図4】 (互いに)反対方向に巻かれた複数の誘導コイルの区間、及び各コイル区間に対する切り替え回路を持った本発明の代替案の略図である。
【図5】 本発明を使用した電気伝導体で達成される、典型的な温度分布を図示している。
【符号の説明】
10 誘導加熱装置
20 電源
30−38 切り替え回路
31a−38b 逆平行のシリコン制御整流器の組
40 誘導コイル
41−43 コイル区間
50 制御回路
60 サセプター
61 コイルの重なり合ったサセプターの軸方向の区分
70 均一な温度分布
71 一方の端で増大した加熱の温度分布
72 中間で増大した加熱の加熱の分布
80 誘導コイルの複数の区間
81−83 コイル区間
84−89 端子
90 誘導コイルの複数の区間
91−93 コイル区間
94−96 コイルタップ
97 電源用コイルタップ
111−122 端子
121−126 コイル区間
Claims (9)
- 非電気伝導材料に制御された温度分布を生成するための誘導加熱装置であって:
電源(20);
電気伝導材料(60)の全長の周りに配置された複数のコイル区間(81,82,83)であって、各々が第1端子(84,86,88)及び第2端子(85,87,89)を有する複数のコイル区間、及び制御回路(50)を備える誘導コイルであって、誘導的に加熱された前記電気伝導材料からの熱伝導及び熱放射によって前記非電気伝導材料を加熱するために前記非電気伝導材料が前記電気伝導材料内に配置されており、
隣接した前記コイル区間の組のうち少なくとも1組が前記電気伝導材料の軸方向の区分に沿って互いに重なり合っている複数のコイル区間;及び、
前記電源(20)から前記コイル区間の間の電力を切り替えるための、少なくとも第1及び第2のスイッチ回路(31,32)を備え、
前記非電気伝導材料の全長に沿って制御された温度分布を得るために、予め決められた様式で、前記スイッチ回路を制御して前記電源から前記コイル区間の各々へ供給される電力のデューティーサイクルを変動させるために前記各コイル区間が前記電源から個々に電力供給される誘導加熱装置。 - 前記スイッチ回路が前記コイルの区間の間で切り替えられたとき、前記制御回路(50)が一定の出力を維持するために前記電源の出力を調節する、請求項1に記載の誘導加熱装置。
- 前記少なくとも第1及び第2のスイッチ回路(31,32)が前記電源(20)と前記各コイル区間の各端子との間に接続された逆平行のシリコン制御整流器(31A,31B,31C,32A,32B,32C)の組を含む、請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
- 前記制御回路(50)が前記各コイル区間に供給される電力を決定するために前記少なくとも1つの重なり合った隣接するコイルの組のための電力の設定点を感知する、請求項1〜3のいずれかに記載の誘導加熱装置。
- 前記制御回路(50)が前記少なくとも第1及び第2のスイッチ回路の出力を調節するために前記電気伝導材料(60)上の選択された点の温度を感知するセンサーを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の誘導加熱装置。
- 非電気伝導材料を加熱するための方法であって:
電気伝導材料(60)内に非電気伝導材料を配置すること;
複数のコイル区間(81,82,83)であって、その各々が第1端子(84,86,88)及び第2端子(85,87,89)を備えるものを有する誘導コイルを形成すること;
前記電気伝導材料の全長の周りに前記誘導コイルを巻くこと;
前記電気伝導材料を誘導的に加熱し、前記電気伝導材料からの熱を前記非電気伝導材料に伝導及び放射させて前記非電気伝導材料を加熱するために、前記複数のコイル区間の各々への電力を制御すること;
隣接する前記コイル区間の少なくとも1組を重なり合わせること;
少なくとも第1及び第2のスイッチ回路(31,32)を前記誘導コイルの各区間の端側端子及び電源(20)に接続すること;及び、
前記非電気伝導材料の全長に沿って制御された温度分布を得るために前記コイル区間の各々への電力のデューティーサイクルを制御することのステップを含む方法。 - 前記電源(20)から前記各コイル区間への電力を調節するために前記複数のスイッチ回路を整流するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
- 前記各コイル区間に供給される電力を決定するために各コイル区間のための電力の設定点を感知するステップをさらに含む、請求項6または7に記載の方法。
- 前記複数のスイッチ回路の出力を調節するために前記電気伝導材料(60)上の選択された点の温度を感知する、ステップをさらに含む、請求項6、7または8のいずれか1つに記載の方法。
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